JP4533512B2 - パチンコ機の遊技球入賞装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の遊技盤面上にて入賞案内部材が開閉動することで遊技球を捕捉する遊技球入賞装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機の遊技球入賞装置には従来から種々の形態が知られているが、大入賞口はいわゆる大当たり時にソレノイドを作動させることによって横長板状の蓋(入賞案内部材)を開成させるように構成されたものである。
【0003】
ところで、従来の上記大入賞口の構造では、入賞案内部材は、例えば針金のようなものをガラス枠内に差し込んで入賞案内部材を無理にこじ開けようとすると開いてしまうので、遊技球を不正に入賞させ賞球を得ようとする不正行為が行われることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、上記のような不正行為が未然に防止されるように、制動片を所定の関係位置に相対させることで該入賞案内部材を起立状態にロックするロック機構を設けた遊技球入賞装置を先に発明し特許出願した。
【0005】
ところが、このようにロック機構を設けた場合、店員が本来の必要に応じて正当に前面ガラス板を開けて入賞案内部材を開けようとしてもソレノイドが作動しない限り開かないために、店員による正当な行為まで行いにくくするという問題がある。そこで、ピンを挿入し得る小孔を開設し、ガラス枠を開けて所定のピンを該小孔に挿入することで入賞案内部材が開くように構成することが考えられたが、そうすると不正な遊技者がこの小孔に針金を挿入することでも入賞案内部材が開いてしまうおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、ガラス枠を開けることなく不正な遊技者が針金等を使って入賞案内部材を開けるような不正行為を殆ど不可能にし、なおかつ、入賞案内部材の正当な開放行為までもが行いにくくなることのないようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、略水平に設けられた回転軸に入賞案内部材を起立傾倒自在に支持し、該入賞案内部材が傾倒したときに遊技球が該入賞案内部材上に捕捉され入賞するようにしたパチンコ機の遊技球入賞装置において、制動片を所定の関係位置に相対させることで該入賞案内部材を起立状態にロックするロック機構を設けるとともに、引張操作することにより該ロック機構のロック状態を解除し得る摘子を遊技盤上に突設し、かつ該摘子の引張操作は閉状態にある前面ガラス板の内面に該摘子が衝突することにより阻止されるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に図面に従い本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る遊技球入賞装置1が遊技盤2に設けられたパチンコ機の正面図、図2はこの遊技球入賞装置1の外観斜視図、図3はその縦断面図、図4は要部の斜視図である。図中、3は遊技盤2の前面に貼着される取付板、4は該取付板に開設された横長の大入賞口、5は該大入賞口の下縁部に回転軸6,6によって起立傾倒自在に支持された長方形蓋板状の入賞案内部材である。
【0009】
該入賞案内部材5の背面下縁部両端には鍔部7a,7bが一体に形成され、その一方の鍔部7aに横軸状の係合部8を一体的に形成している。
【0010】
9はスピンドル10が下側となるように鉛直に設けられたソレノイド、11は該スピンドル10の先端に固着され該ソレノイドの作動により上下に進退動するように設けられた制動片、12は該スピンドル10を下方に付勢する復帰用のコイルバネである。制動片11はその前縁に一対の突起部13,14が略コ字状に形成されている。15は下方の突起部14の一側に一体に突設されたピンである。なお上方の突起部13は下方の突起部14よりも少し短く形成されその先端面13aを制動片11の進退動方向と略平行面なるように形成している。16,16は取付板3の前面に形成された普通入賞口、17は遊技盤2の前面に遊技球流下空間18を形成するべく張設された前面ガラス板である。
【0011】
20は取付板3に開設した角形の透孔、21は該透孔に横断面角形の軸部22を進退動自在に貫挿することにより遊技盤上に突設した摘子、23は該軸部22の内端部に前縁が約45度の上向き傾斜面状なるように形成された傾斜片で、該傾斜片23上に前記ピン15が位置する。なお、25は軸部22の後退動距離を制限するために該軸部22のガイド24の後端に形成されたストッパ、26は軸部22の前進動距離を制限するために該軸部22に形成されたストッパである。また、27は遊技球が摘子に当たるのを防ぐための遊技盤上に突設した半円筒状の庇体である。
【0012】
この遊技球入賞装置では、図3に示したように、ソレノイド9が消磁していてコイルバネ12の弾性により制動片11が下方にあるとき、上方の突起部13の先端面13aが係合部8にその背後から相対することにより該係合部8の後方への旋回が阻止されることから、針金等を用いた不正手段により入賞案内部材5を開けようとしても該入賞案内部材は起立状態にてロックされ開けられない。そこで、ソレノイド9が励磁され制動片11が上動すると下方の突起部14にて係合部8が持ち上げられることから該入賞案内部材5が前傾し、遊技盤の遊技球流下空間に突出し遊技球を捕捉し得るようになる。また、ソレノイド9が消磁するとコイルバネ12の弾性により制動片11が下動することから上方の突起部13によって係合部8が押し下げられ起立状態に復帰する。
【0013】
そして、店員が「おまけ」等の正当な行為として入賞案内部材5を開けようとする場合には、所定の鍵を使ってガラス枠を開けて、摘子21を引張操作すると、傾斜片23の傾斜面に沿ってピン15が上動するので制動片11が持ち上げられてロック状態が解除され、図5に示したように入賞案内部材5を半開きにする。そこでこの半開き状態の入賞案内部材5に指(爪先)を掛けて前方に引くことにより、図6に示したように、該入賞案内部材5を開けることができる。
【0014】
このように、この実施形態に示した入賞装置では、摘子21を引張操作することでロック状態を解除する第1の動作と、入賞案内部材5に指を掛けて前方に引く第2の動作との2動作により入賞案内部材を傾倒せられるようにすることで、ガラス枠を開けないで行われる不正操作がより完全に防止されるようにしている。なお、図示しないが、摘子21を引張操作したときに傾斜片23が制動片11をさらに大きく持ち上げるように設定すれば、この摘子21を操作するだけで入賞案内部材5が開くようにすることもできる。
【0015】
またこの入賞装置では、前面ガラス板17が閉じられたままで、針金等を使って摘子21が引っ張られたとしても該摘子21が前面ガラス板17の内面に衝突するので、こうした不正行為をより完全に防止できる。即ち、ロック状態を解除するに必要な摘子21の引張操作が閉状態にある前面ガラス板17によって阻止されるので一層完全な不正防止が可能となる。
【0016】
なお、この実施形態では制動片をソレノイドによって作動させるものについて説明したが、ソレノイドを使用する代わりに、他の入賞口に入賞した遊技球の球重量によって動かされる連桿により制動片が動くように構成してもよい。またこの実施形態では制動片が垂直に進退動する形態のものを説明したが、制動片は水平動、あるいは回転動するものであってもよく、また、制動片が2つ以上の伝動部材から構成されたものであってもよく、かつまた、その伝動部材は進退動、あるいは回転動するものであってよい。また、ロック機構についても制動片によるもののほか、ロック用部材を付加した構造であってもよい。また、摘子の引張操作がこの実施形態ではカム体を介して制動片に作用するようにしたが、その伝達系統は上記複数の伝動部材のいずれであってもよい。
【0017】
またこの実施形態は、大入賞口について説明したが、遊技盤面上で一対の入賞案内部材を旋回させることにより遊技球を誘導する全ての可変入賞装置(飛行機,あるいはチューリップと称されるようなもの)に適用することも可能である。
また、摘子の形態についても図示したものに限らず異形の装飾体、或いは、球案内部材を兼ねるようにしたり、或いは、上記普通入賞口16を摘子に見立てて引張操作し得るようにし、その引張操作によりロック機構のロック状態が解除されるようにしてもよい。
【0018】
また、図7に示した実施形態は、軸部22の後端部に引張状のバネ30を設けて該軸部22が常態では後方に引っ張られるようにすることで、摘子21が外方に引っ張られたままで放置されることのないようにしたものであるが、このような弾性部材を必要に応じ付加することも可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、制動片を所定の関係位置に相対させることで該入賞案内部材を起立状態にロックするロック機構を設けるとともに、引張操作することにより該ロック機構のロック状態を解除し得る摘子を遊技盤上に突設してなるので、針金等を使用しての不正開放行為をより完全に防止し得るようにする有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の実施形態を示した正面図。
【図2】本発明に係る遊技球入賞装置の実施形態を示した外観斜視図。
【図3】図2の遊技球入賞装置の縦断面図。
【図4】図2の遊技球入賞装置の要部の斜視図。
【図5】図3の作動状態図。
【図6】図3の作動状態図。
【図7】本発明の他の実施形態を示した遊技球入賞装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 遊技球入賞装置
2 遊技盤
3 取付板
4 大入賞口
5 入賞案内部材
6 回転軸
8 係合部
9 ソレノイド
11 制動片
13,14 突起部
13a 先端面
15 ピン
16 普通入賞口
17 前面ガラス板
20 透孔
21 摘子
23 傾斜片
Claims (1)
- 略水平に設けられた回転軸に入賞案内部材を起立傾倒自在に支持し、該入賞案内部材が傾倒したときに遊技球が該入賞案内部材上に捕捉され入賞するようにしたパチンコ機の遊技球入賞装置において、制動片を所定の関係位置に相対させることで該入賞案内部材を起立状態にロックするロック機構を設けるとともに、引張操作することにより該ロック機構のロック状態を解除し得る摘子を遊技盤上に突設し、かつ該摘子の引張操作は閉状態にある前面ガラス板の内面に該摘子が衝突することにより阻止されるようにしたことを特徴としたパチンコ機の遊技球入賞装置。
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