JP3673191B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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JP3673191B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客に取引を実行させるための情報を入力させるタッチパネルを備えた自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等に設置される自動取引装置はCRTやLCD等の表示部上にタッチパネルを配置し、操作ガイダンスと共に表示部にキーを表示し、このキーをタッチパネル上から指で触れる(押下する)ことにより取引の実行に必要な情報を顧客が入力するものとなっている。
【0003】
また、その際、顧客がキーの押下を確認できるように、押下したキーの色を変化させたり、短い押下音(確認音)を発生することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の技術では、キーが見えない視覚障害者にはタッチパネルで入力操作を行うことが困難であり、視覚障害者の操作を可能にするには専用のキーボードやハンドセットを装備することが必要となって装置の高価格化を招くという問題があった。
【0005】
また、晴眼者であっても、キー以外の部分に指で触れた場合、色が変化しないにもかかわらずそれを見落としたり、あるいは騒音により確認音が発生したかどうか分からなくなって、その結果誤操作を生じてしまうという問題もある。
従って、本発明は、これらの問題を解決することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は、表示部上にタッチパネルを配した自動取引装置において、前記タッチパネルを振動させる振動発生手段を備え、前記タッチパネルに指を触れたとき、通知すべき金額を上位の桁から順に数字を示す振動を発生することを特徴とする。
更に、周辺部に金額単位を示す触覚記号を配置し、前記タッチパネルに前記触覚記号と対応するキーエリアを設定して、通知すべき金額に対し、前記キーエリアに指が触れたとき、対応する金額単位の数字を示す振動を発生することを特徴とする。
更に、選択された取引に対してキー入力が必要な画面数を調べ、その画面数に対応して異なる振動の強さを設定し、前記表示部に表示された画面の前記キーを前記タッチパネル上から指が触れたとき、当該画面に対応する強さの振動を発生することを特徴とする。
更に、前記表示部に表示されたキーを有効キーと無効キーに分け、無効キーに前記タッチパネル上から指が触れたとき、前記振動発生手段により前記タッチパネルを振動させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は本発明が適用される自動取引装置を示すブロック図、図3はこの自動取引装置における顧客操作表示部の構成を示す説明図である。
図2において1は顧客操作表示部で、この顧客操作表示部1については図3で説明する。
【0008】
2は紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機、3は硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金機である。
4は顧客により挿入されたカードに対する磁気ストライプデータの読み取り及び書き込みを行うと共に、レシート等に取引内容の印字処理を行うカードリーダライタ(以下、カードR/Wと略記する)、5は顧客により挿入された通帳の識別や取引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機である。
【0009】
6は制御部で、この制御部6に顧客操作表示部1、紙幣入出金機2、硬貨入出金機3、カードR/W4、及び通帳記帳機5が接続されており、制御部6は図示しない記憶部に格納されいるプログラムに基づいてこれらを制御し、以下に述べる各実施の形態の処理を実行する機能を備えている。
前記顧客操作表示部1は、図3に示したように取引の操作案内用のイラストや文字及び入力用の各種のキー等を表示するCRTやLCD等の表示部1aと、この表示部1aに表示されたキーに対応するスイッチ機能を有するタッチパネル1b、及びこのタッチパネル1b全体を振動させる振動アクチュエータ等の振動発生部(振動発生手段)1cによって構成されている。
【0010】
ここで、タッチパネル1bは、人の指が持続して触れた場合、数拾ms程度の時間間隔で検知信号を出力するものとなっている。
また、振動発生部1cは図では表示部1aとタッチパネル1bの間に設けているが、これに限定されるものではなく、タッチパネル1b全体を振動させることができれば、配置はどのようになっていてもよい。
【0011】
7は音声案内用のスピーカで、このスピーカ7の出力音声も制御部6で制御されるものとなっている。
図1は第1の実施の形態を示すフローチャート、図4は顧客操作表示部に表示される初期画面(取引選択画面)の例を示す図で、前記図2〜図4を用い図1にSで示すステップに従って取引を選択する場合を例にして説明する。
【0012】
まず、顧客操作表示部1の表示部1aに、図4に示した初期画面が表示されているものとする。
この初期画面には、取引に対応したキーが表示されており、キーの内側をキーエリア内A、キーの外側をキーエリア外Bとする。
そこで、この初期画面が表示された状態において、自動取引装置に顧客が近づいたことを図示しないセンサが検知すると、制御部6は音声案内用のスピーカ7により画面に指を触れるように案内する音声を出力させる。
【0013】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れると、指を触れたことが制御部6により検知される(S1)。
そして制御部6は、顧客の指が図4に示したキーエリア内Aに指が触れたか否か監視し(S2)、キーエリア内Aに指が触れた場合、制御部6は振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる(S3)。
【0014】
このとき、そのキーの内容を知らせる音声をスピーカ7から出力させる。
例えば、振込というキーエリア内Aに指が触れた場合であれば、「振込です」等の音声で顧客にキーの内容を知らせる。
また、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、一定の時間間隔でキーの内容を音声により繰り返して知らせる。例えば、「振込です」の音声を1sの時間間隔で繰り返して出力させる。
【0015】
尚、顧客がタッチパネル1bに触れている指の位置は、タッチパネル1bに設けられているセンサによりX,Yの座標値として検出することが可能である。
続いて、制御部6は、顧客の指がタッチパネル1bから離れたか否か判断して(S4)、離れていない場合はS2からの処理を繰り返し、離れた場合はそのキーを有効として、そのキーの内容を入力内容とする(S5)。
【0016】
例えば、前記のように図4の振込というキーエリア内Aに指をふれてから、その指をタッチパネル1bから離すことなく左に移動して出金のキーエリア内Aに指を触れると、制御部6は振動発生部1cによって再びタッチパネル1bを振動させ、そして、スピーカ7から「出金取引です」という音声を出力させる。
この場合も、「出金取引」のまた、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、一定の時間間隔(例えば1s)で「出金取引です」という音声を繰り返して出力させる。
【0017】
キー内容の音声が出力された後、顧客の指がタッチパネル1bから離れると、制御部6はそれを検知して、そのときの顧客の指が触れていたキーを入力キーとし、入力キーの取引を受け付けた旨の音声をスピーカ7から出力させる。
すなわち、顧客の指が出金のキーエリア内Aに触れていて、そこから顧客が指を離すと、制御部6は出金キーを入力キーとし、「出金取引を受け付けました」等の音声を出力させる。
【0018】
以上説明したように、第1の実施の形態では、タッチパネル1bに触れた指がキーエリア内に入ると、タッチパネル1bを振動させてキーが押下されたことを知らせるので、キーの位置を識別することができ、同時に押されたキーの内容を音声により知らせるようにしているため、顧客が視覚障害者であってもタッチパネルで容易にキー入力操作することが可能になり、視覚障害者専用のキーボードやハンドセットを装備する必要がなくなるので、装置の低価格化を図ることができるという効果が得られる。
【0019】
図5は第2の実施の形態を示すフローチャートである。
この第2の実施の形態は、キーの種類に応じて振動の周波数を変化させるもので、図6はこの第2の実施の形態で用いるテーブル内容を示す図である。
この図6に示したように本実施の形態では、出金キーは振動周波数を1、入金キーは振動周波数を2、残高照会キーは振動周波数を4・・・というように、取引選択キーの種類と振動周波数を対応づけ、これをテーブルとして図示しない記憶部に格納しておく。
【0020】
尚、第2の実施の形態のその他の構成は、図2〜4に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
以下、図2〜4及び図6を参照し、図5にSで示したステップに従って取引を選択する場合を例にして説明する。
まず、図4に示す初期画面が顧客操作表示部1の表示部1bに表示された状態で、自動取引装置に顧客が近づいたことを図示しないセンサが検知すると、制御部6は音声案内用のスピーカ7により画面に指を触れるように案内する音声を出力させる。
【0021】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れると、指を触れたことが制御部6により検知される(S21)。
そして制御部6は、顧客の指が図4に示したキーエリア内Aに指が触れたか否か監視し(S22)、キーエリア内Aに指が触れた場合、制御部6は図6に示したテーブルを参照し、指が触れたキーに対応する振動周波数で振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる(S23)。
【0022】
例えば、振込というキーエリア内Aに指が触れた場合であれば、16Hzの振動周波数で振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる。
そして、このとき、そのキーの内容を知らせる「振込です」等の音声をスピーカ7から出力させて、顧客にキーの内容を知らせる。
また、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、一定の時間間隔でキーの内容を音声により繰り返して知らせる。例えば、「振込です」の音声を1sの時間間隔で繰り返して出力させる。
【0023】
続いて、制御部6は、顧客の指がタッチパネル1bから離れたか否か判断して(S24)、離れていない場合はS22からの処理を繰り返し、離れた場合はそのキーを有効として、そのキーの内容を入力内容とする(S25)。
例えば、前記のように図4の振込というキーエリア内Aに指をふれてから、その指をタッチパネル1bから離すことなく左に移動して出金のキーエリア内Aに指を触れると、制御部6は前記のテーブルを参照し、出金のキーに対応する1Hzの振動周波数で振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させ、そしてスピーカ7から「出金取引です」という音声を出力させる。
【0024】
この場合も、「出金取引」のまた、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、一定の時間間隔(例えば1s)で「出金取引です」という音声を繰り返して出力させる。
キー内容の音声が出力された後、顧客の指がタッチパネル1bから離れると、制御部6はそれを検知して、そのときの顧客の指が触れていたキーを入力キーとし、入力キーの取引を受け付けた旨の音声をスピーカ7から出力させる。
【0025】
すなわち、顧客の指が出金のキーエリア内Aに触れていて、そこから顧客が指を離すと、制御部6は出金キーを入力キーとし、「出金取引を受け付けました」等の音声を出力させる。
尚、取引選択キーの種類と振動周波数の関係は図6に示したものに限定されるものではなく、他の振動周波数を用いても支障のないことは無論である。
【0026】
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる他、キーの種類に応じて振動周波数を異ならせているため、顧客は振動によりキーの種類を識別することが可能になり、操作性がより向上するという効果が得られる。
また、振動によりキーの種類を識別することが可能になることから、盲聾者にも操作が可能になるという効果も得られる。
【0027】
図7は第3の実施の形態を示すフローチャートである。
この第3の実施の形態は、押下されたキーに対してモールス信号を発生するもので、従ってこの実施の形態ではモールス信号の情報を図示しない記憶部に格納しておく。
尚、第3の実施の形態のその他の構成は、図2〜4に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0028】
以下、図2〜4を参照し、図7にSで示したステップに従って取引を選択する場合を例にして説明する。
まず、図4に示す初期画面が顧客操作表示部1の表示部1aに表示された状態で、自動取引装置に顧客が近づいたことを図示しないセンサが検知すると、制御部6は音声案内用のスピーカ7により画面に指を触れるように案内する音声を出力させる。
【0029】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れると、指を触れたことが制御部6により検知される(S31)。
そして制御部6は、顧客の指が図4に示したキーエリア内Aに指が触れたか否か監視し(S32)、キーエリア内Aに指が触れた場合、制御部6は振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させ、指が触れたキーの内容をモールス信号を発生させる(S33)。
【0030】
例えば、振込というキーエリア内Aに指が触れた場合であれば、フ、リ、コ、ミのモールス信号を発生するように振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる。
このとき、キーの内容を知らせる「振込です」等の音声をスピーカ7から出力させて、顧客にキーの内容を知らせるようにしてもよい。
【0031】
また、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、フ、リ、コ、ミのモールス信号を繰り返して発生する。
続いて、制御部6は、顧客の指がタッチパネル1bから離れたか否か判断して(S34)、離れていない場合はS32からの処理を繰り返し、離れた場合はそのキーを有効として、そのキーの内容を入力内容とする(S35)。
【0032】
例えば、前記のように図4の振込というキーエリア内Aに指をふれてから、その指をタッチパネル1bから離すことなく左に移動して出金のキーエリア内Aに指を触れると、制御部6はシ、ュ、ツ、キ、ンのモールス信号を発生するように振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる。
この場合も、スピーカ7から「出金取引です」という音声を出力させるようにしてもよい。
【0033】
また、キーエリア内Aの指を触れ続けた場合、シ、ュ、ツ、キ、ンのモールス信号を繰り返して発生する。
キー内容の音声が出力された後、顧客の指がタッチパネル1bから離れると、制御部6はそれを検知して、そのときの顧客の指が触れていたキーを入力キーとし、入力キーの取引を受け付けた旨の音声をスピーカ7から出力させる。
【0034】
すなわち、顧客の指が出金のキーエリア内Aに触れていて、そこから顧客が指を離すと、制御部6は出金キーを入力キーとし、「出金取引を受け付けました」等の音声を出力させる。
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる他、キーの内容をモールス信号で通知するため、顧客はキーの種類を識別することが可能となって、操作性がより向上するという効果が得られ、また音声ガイドなしでも操作の進行が可能になるという効果も得られる。
【0035】
また、キーの内容をモールス信号で通知することにより、顧客はキーの種類を識別することが可能になることから、盲聾者にも操作が可能になるという効果も得られる。
更に、モールス信号を利用するため、第2の実施の形態のようにキーの種類と振動周波数の関係を顧客が記憶しておく必要がなく、また、途中でキーの種類が増えた場合でも、その増えたキーの種類を識別することが可能となる。
【0036】
尚、上述した第1〜第3の実施の形態では、指をキーから離すことで、そのキーの内容を入力するものとしているが、つまり1度キーに指を触れ、そしてキーから指を離すという1クリックでキーの内容を入力するものとしているが、同一キーのクリックを2回行い(ダブルクリック)、2度目のクリックで指をはなしたときに、そのキーの内容の入力を有効にするものとすれば、確実に顧客の意思の確認をとることが可能となる。
【0037】
この場合、入力は2回のクリックで有効になることを知らせるガイダンスをスピーカ7で行うようにすれば、操作に戸惑うようなこともない。
図8は第4の実施の形態を示すフローチャートである。
この第4の実施の形態は、例えば出金取引が選択された後、暗証番号を入力させる場合の例で、図9は顧客操作表示部1の表示部1aに表示される暗証番号入力画面の例を示している。
【0038】
尚、第4の実施の形態の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
以下、図2及び図3を参照して図8にSで示したステップに従って説明する。 まず、第1または第2,第3の実施の形態で説明した操作により例えば出金取引が選択され、顧客がカードをカードR/W4に挿入して磁気データが読み取られると、制御部6は図9に示す暗証番号入力画面を顧客操作表示部1の表示部1aに表示させ、更に、制御部6は音声案内用のスピーカ7によりタッチパネル1bに指を触れて暗証番号入力するよう案内する音声を出力させる。
【0039】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れると、指を触れたことが制御部6により検知される(S41)。
そして制御部6は、顧客の指が図9に示したキーエリア内Aに触れたか否か監視し(S42)、キーエリア内Aに指が触れた場合、そのキーが基準位置のキーか否か、例えば「5」の数字キーか否かを判断する(S43)。
【0040】
そして、指が触れたキーが「5」の数字キーであれば、制御部6はタッチパネル1bを強く振動するよう振動発生部1cを駆動し(S44)、キーが「5」以外の数字キーであれば、タッチパネル1bを弱く振動するよう振動発生部1cを駆動する(S45)。
これにより顧客は基準位置の「5」の数字キーを探すことができる。
【0041】
続いて、制御部6は、顧客の指がタッチパネル1bから離れたか否か判断して(S46)、離れていない場合はS42からの処理を繰り返し、離れた場合はそのキーを有効として、そのキーの数字を入力数字とする(S47)。
例えば、前記基準位置の「5」のキーエリア内Aに指を触れてから、その指をタッチパネル1bから離すことなく目的のキーエリア内A内に移動し、その後このキーエリア内Aから指を離すことで、目的の数字を入力することができる。
【0042】
無論「5」の数字の入力を行うときは、「5」のキーエリア内Aに指を触れてからその指を離せばよい。
その後、制御部6は暗証番号の全桁(例えば4桁)が入力されたか否かを判断し(S48)、全桁入力されていなければS42からの処理を繰り返し、全桁入力されていれば次処理に移る。
【0043】
尚、前記の例では「5」の数字キーを基準位置のキーとしたが、例えば「*」キーや「#」キー基準位置のキーとして他のキーと振動の強さを異ならせてもよく、また振動の強さは強、弱の2段階でなく、複数段階としてもよい。
また、「*」は確認、「#」は取消の呼称キーであってもよい。
また、振動発生部1cは強弱可変のものを用いてもよく、それぞれ異なる強さのものを複数備えて制御するようにしてもよい。
【0044】
更に、テンキーの配列は電話型に限らず、電卓型や横1列等の任意の配列でよい。
以上説明したように、第4の実施の形態では、タッチパネル1bに触れた指がキーエリアA内に入ると、タッチパネル1bを振動させてキーが押下されたことを知らせるので、キーの位置を識別することができ、また基準位置の数字キーのキーエリアA内に指が触れると、他の数字キーと異なる強さで振動するため、基準位置の数字キーの位置も識別することができる。
【0045】
従って、基準位置の数字キーから目的の数字キーの位置を指を移動させることが可能となり、視覚障害者でも容易に暗証番号を入力することが可能になるという効果が得られる。
また、基準位置の数字キーから他のキーの位置を知ることができるので、盲聾者にも操作が可能になるという効果も得られる。
【0046】
図10は第5の実施の形態を示すフローチャートである。
この第5の実施の形態は、例えば出金取引が選択された後、暗証番号を入力させる場合、キーの種類に応じて振動パルス数を変化させるもので、図11はこの第5の実施の形態で用いるテーブル内容を示す図である。
この図11に示したように本実施の形態では、「1」の数字キーは振動パルス数を1、「2」の数字キーは振動パルス数を2、「3」の数字キーは振動パルス数を3・・・「0」の数字キーは振動パルス数を10、*のキーは振動パルス数を11、#のキーは振動パルス数を12のように、暗証番号入力用のキーと振動パルス数を対応づけ、これをテーブルとして図示しない記憶部に格納しておく。
【0047】
尚、第5の実施の形態のその他の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、暗証番号入力画面は図9と同様である。
以下、図2,図3及び図9、図11を参照し、図10にSで示したステップに従って説明する。
【0048】
まず、第1または第2,第3の実施の形態で説明した操作により例えば出金取引が選択され、顧客がカードをカードR/W4に挿入して磁気データが読み取られると、制御部6は図9に示す暗証番号入力画面を顧客操作表示部1の表示部1aに表示させ、更に、制御部6は音声案内用のスピーカ7によりタッチパネル1bに指を触れて暗証番号の入力するよう案内する音声を出力させる。
【0049】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れると、指を触れたことが制御部6により検知される(S51)。
そして制御部6は、顧客の指が図9に示したキーエリア内Aに指が触れたか否か監視し(S52)、キーエリア内Aに指が触れた場合、制御部6は図11に示したテーブルを参照し、指が触れたキーに対応する振動パルス数で振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させる(S53)。
【0050】
例えば、「2」のキーエリア内Aに指が触れた場合は、振動を2回発生させ、「0」のキーエリア内Aに指が触れた場合は、振動を10回発生させ、#のキーのキーエリア内Aに指が触れた場合は振動を12回発生させる。
これにより顧客は指が触れたキーの数字等を認識すことができる。
続いて、制御部6は、顧客の指がタッチパネル1bから離れたか否か判断して(S54)、離れていない場合はS52からの処理を繰り返し、離れた場合はそのキーを有効として、そのキーの数字を入力数字とする(S55)。
【0051】
その後、制御部6は暗証番号の全桁(例えば4桁)が入力されたか否かを判断し(S56)、全桁入力されていなければS52からの処理を繰り返し、全桁入力されていれば次処理に移る。
尚、前記の例では、各キーに対してパルス数を設定したが、例えば「0」の数字キーや*キー、#キーは振動パルス数を対応させず、例えば「1」〜「9」の数字キーを短いパルスでその数字対応のパルス数で振動させるものとし、これに対して「0」の数字キーは長い1パルス、*キーは長い2パルス、#キーは長い3パルスに設定する等、パルス幅を用いるようにしてもよい。
【0052】
以上説明したように、第5の実施の形態では、タッチパネル1bに触れた指がキーエリア内に入ると、タッチパネル1bを振動させてキーが押下されたことを知らせるので、キーの位置を識別することができ、また数字キーの数字だけ振動を発生するため各キーの数字を識別することができる。
また、各キー毎にパルス数が決まっているので、テンキーの配列がどのようなものであっても各キーの数字を識別することができ、視覚障害者でも容易に暗証番号を入力することが可能になるという効果が得られる。
【0053】
また、タッチパネル1bを振動パルス数から各数字キーを識別できるので盲聾者にも操作が可能になるという効果も得られる。
尚、前記した第4、第5の実施の形態では、暗証番号の入力について説明したが、同様の方法で入金取引時や出金取引の金額入力も可能であるので、第1〜第3の実施の形態と、第4、第5の実施の形態を組み合わせ、更に第4、第5の実施の形態と同様の方法で金額入力を行えば入金取引時や出金取引の一連の操作が可能となる。
【0054】
図12は第6の実施の形態を示すフローチャートである。
この第6の実施の形態は、残高照会取引において振動により顧客に残高情報を提供するものである。
尚、第6の実施の形態の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】
以下、図2及び図3を参照して、図12にSで示したステップに従って説明する。
まず、第1または第2,第3の実施の形態で説明した操作により残高照会取引が選択され、顧客によるカードの挿入、暗証番号入力が終了すると、制御部6は音声案内用のスピーカ7によりタッチパネル1bに指を触れるよう案内する音声を出力させる(S61)。
【0056】
そして制御部6は、顧客がタッチパネル1bに指を触れたか否かを監視し(S62)、触れない場合は、同様の案内音声の出力を繰り返す。
顧客がタッチパネル1bに指を触れたことを制御部6が検知すると、制御部6は振動発生部1cを駆動して、開始合図のためにタッチパネル1bを振動させた後、残高の数字を示す数字に対応して順次タッチパネル1bを振動させ、最後に終了合図の振動を行う(S63)。
【0057】
この場合の残高情報は、制御部6が予めホストコンピュータから受信するものとする。
図13はこのときのタッチパネル1bの振動例を示している。
まず。残高照会の開始合図は、同図(イ)に示したように例えば連続した5sの振動とする。
【0058】
次に、制御部6はタッチパネル1bが(ロ)に示したように100msの短い振動を2回生じるように振動発生部1cを駆動して、1桁目の数字が2であることを顧客に通知し、同様に(ハ)に示したように100msの短い振動を3回生じるように振動発生部1cを駆動して、2桁目の数字が3であることを顧客に通知する。
【0059】
その後、(ニ)に示したように1sの長め振動を1回生じるように振動発生部1cを駆動して、3桁目の数字が0であることを通知し、(ホ)も同様に1sの長め振動を1回生じるように振動発生部1cを駆動して、3桁目の数字が0であることを通知する。
そして、最後に(ニ)に示したように(イ)と同様に連続した5sの振動を発生させて終了合図とする。
【0060】
このようにすることにより、顧客に残高が2300円であることを認識させることができる。
尚、前記の例では、残高照会の開始合図と終了合図を行っているが、これは省略することも可能である。
以上説明した第6の実施の形態によれば、顧客の指がタッチパネル1bに触れた状態で、タッチパネル1bを振動させることにより顧客に残高を通知するようにしているので、視覚障害者でも容易に残高を認識することが可能になるという効果が得られる。
【0061】
図14は第7の実施の形態を示すフローチャートである。
この第7の実施の形態も、第6の実施の形態と同様に残高照会取引において振動により顧客に残高情報を提供するもので、図15に示した構成を有している。図15は第7の実施の形態におけるタッチパネル付近の平面図で、タッチパネル1bの周辺、例えば下辺に沿って金額触覚記号9aと、終了の触覚記号9bが設けられており、この金額触覚記号9a及び終了触覚記号9bに対応するようにタッチパネル1bにキーエリアa及びキーエリアbが設定されている。
【0062】
ここで、金額触覚記号9aと、終了の触覚記号9bは指でさわることによりその内容が認識できるものである。
図16は図15のL部の拡大図で、百万の単位を表す金額触覚記号9aに対応してキーエリアaが設けられている。
尚、図15では金額触覚記号9a最高金額の単位を百万としているが、それ以上の単位を設けることも可能である。
【0063】
また、第7の実施の形態のその他の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
以下、図2,図3及び図15,図16を参照し、図14にSで示したステップ従って説明する。
まず、第1または第2,第3の実施の形態で説明した操作により残高照会取引が選択され、顧客によるカードの挿入、暗証番号入力が終了すると、制御部6は音声案内用のスピーカ7によりタッチパネル1bに指を触れるよう案内する音声を出力させる(S71)。
【0064】
そして制御部6は、顧客がタッチパネル1bに指を触れたか否かを監視し(S72)、触れない場合は、同様の案内音声の出力を繰り返す。
顧客がタッチパネル1bに指を触れたことを制御部6が検知すると、指を触れた部分が終了触覚記号9bに対応するキーエリアbかどうかを判断し(S73)、キーエリアbでない場合は、金額触覚記号9aに対応するキーエリアaかどうかを判断して(S74)、キーエリアaでない場合はS71に戻って案内する音声を出力させる。
【0065】
キーエリアaの場合は、その触れた位置の金額に対応して制御部6は振動発生部1cを駆動し、タッチパネル1bを振動させる(S75)。
例えば、指を触れたキーエリアaが百万の単位を表すエリアであった場合、残高の百万の単位の数字をパルス数で顧客に通知するようにタッチパネル1bを振動させる。
【0066】
この場合の数字とパルス数の関係は、図11で説明したテーブルのようにすればよく、例えばパルス数が1回なら数字は「1」、5回なら「5」、10回なら「0」を示すものとする。
タッチパネル1bを振動させた後は、S71に戻って同様の処理を繰り返すことにより残高を顧客に認識させ、終了触覚記号9bに対応するキーエリアbに指を触れた場合、残高照会を終了する。
【0067】
尚、残高情報は、第6の実施例と同様に、制御部6が予めホストコンピュータから受信するものとする。
図17はこの場合のタッチパネル1bの振動例を示している。
例えば、残高が53000円の場合、まず、同図(イ)に示したように5パルスでタッチパネル1bを5回振動させて、万の単位が5であることを通知し、次に、(ロ)に示したように3パルスでタッチパネル1bを3回振動させて、 千の単位が3であることを通知する。
【0068】
その後、(ハ)、(ニ)、(ホ)に示したように、それぞれ10パルスで10回ずつ振動させて、百、十、一の単位がそれぞれ0であることを通知する。
このようにすることにより、顧客に残高が53000円であることを認識させることができる。
以上説明した第7の実施の形態によれば、第6の実施の形態と同様の効果が得られる他、顧客は金額単位別に数字を通知させることもできるので知りたい単位の金額のみを選んで残高を確認することができるという効果も得られる。
【0069】
尚、前記した第6、第7の実施の形態では、残高照会について説明したが、同様の方法で入金取引時や出金取引における入力金額の確認に利用することも可能である。
また、上述した第1〜第7の実施の形態は、主として視覚障害者を対象として取引の際の操作を可能にするものであるが、晴眼者であっても、キー押下時にタッチパネル1bを振動させることで、機械的なスイッチを押下したようなクリック感が得られるので、キーを押下したか否かを確実に認識することができ、誤操作をなくすことができるという効果も得られる。
【0070】
図18は第8の実施の形態を示すフローチャートで、この第8の実施の形態は取引の進行状態を振動により顧客に知らせるもので、晴眼者を対象とするものである。
尚、この第8の実施の形態の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0071】
以下、図2及び図3を参照して、図18にSで示したステップに従って説明する。
まず初期画面で取引が選択されると、制御部6は選択された取引について図示しない記憶部に記憶されている取引の開始から終了までの全体のフローに用いる画面のうちのキー入力を行う画面数Nを調べ、タッチパネル1bの振動の強さPを画面数Nの数だけ異ならせて設定する(S81)。
【0072】
例えば、N=10の場合、P=10、P=9、P=8・・・・P=1の10段階として、このP=10が一番強い振動で、P=1を一番弱い振動とするように設定を行う。
次に、制御部6は当該取引のキー入力画面が表示部1aに表示されると、音声案内用のスピーカ7によりキーの押下を促す旨の音声を出力させる。
【0073】
これにより顧客がタッチパネル1bに指を触れてキー押下すると、制御部6は振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを強さPで振動させる(S82)。続いて、制御部6は次の画面に進んだかどうかを判断して(S83)、進んでいない場合はS82に戻り、進んだ場合は「P=P−1」として振動の強さを1段階下げる設定を行う(S84)。
【0074】
次に、制御部6は現在表示されている画面の中の前画面に戻るキーが押下されたか否かを判断し(S85)、押下された場合は「P=P+1」として振動の強さを1段階上げる設定を行い(S86)、1つ前の画面を表示部1aに表示させる。 前画面に戻るキーが押下されない場合、制御部6は取消キーが押下されたか否かを判断し(S87)、押下された場合は、この取引を終了して取引の選択にからの処理に戻るが、取消キーが押下されない場合は、S82に戻って、このS82からの処理を繰り返す。
【0075】
尚、前記の例では画面が進む毎に振動が弱くなるように振動を変化させるものとしたが、画面が進む毎に振動が強くなるように振動を変化させるように制御するものとすることも可能である。
以上説明した第8の実施の形態によれば、取引の画面が変化する毎にキー押下時のタッチパネル1bの振動の強さが変化していくので、顧客はタッチパネル1bの振動の強さによって取引がどの辺まで進んだか認識することができ、安心して操作に専念できるという効果が得られる。
【0076】
つまり、従来においては、キー入力を必要とする画面数が多い取引、例えば、振込取引等において、取引中に顧客が取引がどの辺まで進んだか認識することが困難なため、不安感を持つことがあったが、この実施の形態によればタッチパネル1bの振動の強さによって取引がどの辺まで進んだか認識することができるので、このような不安を持つことがなくなり、安心して取引を実行できるという効果が得られる。
【0077】
また、顧客に取引きの進行状況を知らせる方法として、表示部1aに取引のフローを表示する方法もあるが、この場合、画面数が増える毎にフローの表示を変更した画面を用意する必要がある。
しかしながら、この第7の実施の形態によれば画面数が増えても、それに応じて振動の段階を増やすだけで対応できるので、柔軟性に富むという効果も得られる。
【0078】
更に、キー押下時にタッチパネル1bが振動するので、明快なクリック感が得られ、キーの押下を顧客が確実に認識できるという効果も得られる。
図19は第9の実施の形態を示すフローチャートで、この第9の実施の形態は文字入力時に表示部1aに表示されるキーを有効キーと無効キーに分け、無効キーが押下されたとき、タッチパネル1bを振動させて顧客の注意を喚起することにより、正確な操作を誘導するようにしたものである。
【0079】
すなわち、自動取引装置において、例えば振込取引を行う際、仮名による50音キーを配列した画面を表示部に表示して、銀行名や支店名の頭文字を入力させる場合、銀行名や支店名の頭文字の該当しない文字が50音キーに含まれる。 このような文字は押下されても無効にする必要があり、その際押下が無効であることを顧客に知らせることも必要となる。
【0080】
この実施の形態はこのような場合に対応するもので、晴眼者を対象とするものである。
尚、この第9の実施の形態の構成は、図2及び図3に示した第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
以下、図2及び図3を参照して、図19にSで示したステップに従って説明する。
【0081】
例えば、顧客により振込取引が選択され、顧客がカードR/W4へのカードの挿入、暗証番号の入力を行うと、制御部6は振込先銀行名の頭文字を入力させるため、仮名による50音キーを配列した画面を表示部1aに表示させ(S91)、銀行名の頭文字の該当する文字のキーを入力に必要な有効キーとし、該当しない文字のキーは入力に不要な無効キーとして設定する。
【0082】
図20はこのときの50音キーの画面表示例を示しており、図中キーの内側をキーエリア内A、キーの外側をキーエリア外Bとする。
続いて、制御部6は音声案内用のスピーカ7により振込先銀行名の頭文字を入力させるよう案内する音声を出力させ、タッチパネルのキーエリアAに指が触れたか(押下されたか)否かを監視する(S92)。
【0083】
これにより顧客がタッチパネル1b上からキーエリアAに指を触れると、指を触れたことを制御部6が検知して、押下されたキーが振込先銀行名の頭文字に該当する有効なキーか否かを判断する(S93)。
そして、有効なキーでない場合つまり無効キーの場合は、制御部6は振動発生部1cを駆動してタッチパネル1bを振動させ、この振動により無効であることを顧客に知らせて(S94)、S92に戻る。
【0084】
一方、押下されたキーが有効なキーと判断した場合は、押下されたキーの色を反転させ(S95)、図示しない押下音発生手段により押下音を発生させて、振込先銀行名の頭文字が入力されたことを顧客に知らせる。
そして、制御部6は入力された頭文字を持つ銀行名を並べた銀行名選択画面を表示部1aに表示させて銀行名を選択させ(S96)、その後、次の処理に移行して同様のステップで支店名を選択を行わせる。
【0085】
以上説明した第の実施の形態によれば、表示部1aに表示した画面上のキーを有効キーと無効キーに分け、有効キーを押下した場合、色の変化と押下音を発生し、無効キーを押下した場合は、タッチパネル1bを振動させるようにしているため、無効キーを押下した場合、何も反応がないことによって故障しているかのような印象を与えることがなくなり、正確な操作を誘導できるという効果が得られる。
【0086】
無効キーの押下時にタッチパネル1bを振動させることで、無効キーの色を変化させたり、消し込んだり、そのキーが無効である旨の音声を発生させる必要もなくなり、画面や音声による制御を簡素化できるという効果が得られる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、タッチパネルに触れた指が表示部の表示された画面のキーのエリアに入ると、タッチパネルを振動させ、必要に応じて操作案内を音声で知らせるため、視覚障害者であっても取引の操作を行うことができるという効果が得られる。
【0088】
また、操作内容に応じて振動のパルス数やパルス幅、あるいは振動の強さの等を変化させることにより、キーの種類等を認識できるようにしているため、視覚障害者にとって操作し易いものになるという効果が得られる。また、晴眼者であっても、キーの押下に対応してタッチパネルを振動させるため、明快なクリック感が得られ、操作を行ったことを確実に認識できるので、誤操作を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すフローチャート。
【図2】自動取引装置のブロック図。
【図3】顧客操作表示部の構成を示す図。
【図4】初期画面の例を示す図。
【図5】第2の実施の形態を示すフローチャート。
【図6】テーブル内容例を示す図。
【図7】第3の実施の形態を示すフローチャート。
【図8】第4の実施の形態を示すフローチャート。
【図9】暗証番号入力画面の例を示す図。
【図10】第5の実施の形態を示すフローチャート。
【図11】テーブル内容例を示す図。
【図12】第6の実施の形態を示すフローチャート。
【図13】残高照会時のタッチパネルの振動例を示す図。
【図14】第7の実施の形態を示すフローチャート。
【図15】タッチパネル付近の平面図。
【図16】図15のL部の拡大図。
【図17】タッチパネルの振動例を示す図。
【図18】第8の実施の形態を示すフローチャート。
【図19】第9の実施の形態を示すフローチャート。
【図20】50音キーの画面表示例を示す図。
【符号の説明】
1 顧客操作表示部
1a 表示部
1b タッチパネル
1c 振動発生部
6 制御部
7 スピーカ

Claims (6)

  1. 表示部上にタッチパネルを配した自動取引装置において、前記タッチパネルを振動させる振動発生手段を備え、前記タッチパネルに指を触れたとき、通知すべき金額を上位の桁から順に数字を示す振動を発生するように前記振動発生手段により前記タッチパネルを振動させることを特徴とする自動取引装置。
  2. 表示部上にタッチパネルを配した自動取引装置において、前記タッチパネルを振動させる振動発生手段を備え、周辺部に金額単位を示す触覚記号を配置し、前記タッチパネルに前記触覚記号と対応するキーエリアを設定して、通知すべき金額に対し、前記キーエリアに指が触れたとき、対応する金額単位の数字を示す振動を発生するように前記振動発生手段により前記タッチパネルを振動させることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項または請求項において、通知すべき金額は残高照会時の金額であることを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項または請求項において、通知すべき金額は入力金額を確認するための金額であることを特徴とする自動取引装置。
  5. 表示部上にタッチパネルを配した自動取引装置において、前記タッチパネルを振動させる振動発生手段を備え、選択された取引に対してキー入力が必要な画面数を調べ、その画面数に対応して異なる振動の強さを設定し、前記表示部に表示された画面の前記キーを前記タッチパネル上から指が触れたとき、当該画面に対応する強さの振動を発生するように前記振動発生手段により前記タッチパネルを振動させることを特徴とする自動取引装置。
  6. 表示部上にタッチパネルを配した自動取引装置において、前記タッチパネルを振動させる振動発生手段を備え、前記表示部に表示されたキーを有効キーと無効キーに分け、無効キーに前記タッチパネル上から指が触れたとき、前記振動発生手段により前記タッチパネルを振動させることを特徴とする自動取引装置。
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