JP2000259893A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

Info

Publication number
JP2000259893A
JP2000259893A JP11065346A JP6534699A JP2000259893A JP 2000259893 A JP2000259893 A JP 2000259893A JP 11065346 A JP11065346 A JP 11065346A JP 6534699 A JP6534699 A JP 6534699A JP 2000259893 A JP2000259893 A JP 2000259893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
payment
touch panel
transaction
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11065346A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Yamazaki
和木 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP11065346A priority Critical patent/JP2000259893A/ja
Publication of JP2000259893A publication Critical patent/JP2000259893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルの入力において、オペレータの
操作性の向上を図る自動取引装置を提供しようとする課
題があった。 【解決手段】 タッチパネルに触れた状態では、何らか
の入力項目に触れると、その都度、当該入力項目が指示
されたことを認識できるように操作者に報知し、タッチ
パネルから離れたときに、そのときに触れている入力項
目を有効な入力項目として取引処理を行う自動取引装置
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等の店舗
に設置される自動取引装置に関し、特に、タッチパネル
での入力に有用な技術である。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動取引装置では、取引の情報
の入力する手段としてタッチパネルを搭載しており、顧
客がタッチパネルを使って情報を入力する場合、タッチ
パネルを押下すると即座にキーの入力が有効となるよう
になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動取引装置では、以下のような問題があった。 表示部とタッチパネルは、ある距離をもって配置され
ており、操作する人の身長や立つ位置等により視差が発
生するため、顧客は、入力の際にタッチパネルの有効領
域を誤認して押下することにより誤入力が発生すること
があった。
【0004】また、タッチパネルと表示装置の組み合
わせによる入力手段は、表示内容を変えることにより、
キーの種類や位置を自由に変えられるというメリットの
反面、視覚障害者はこの種の自動取引装置を利用するこ
とができなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タッチパネル
に複数の入力項目が表示され、所望の入力項目に触れる
ことにより当該入力項目を指示し、これにより当該入力
項目に割り当てられた取引処理を行う自動取引装置にお
いて、タッチパネルに触れた状態では、何れかの入力項
目に触れると、その都度、当該入力項目が指示されたこ
とを認識できるように操作者に報知し、タッチパネルか
ら離れたときに、そのときに触れている入力項目を有効
な入力項目として取引処理を行うことを特徴とする自動
取引装置を提供する。
【0006】また、待機状態でのタッチキーの表示色を
統一しておき、押下中のタッチキーのみの表示形式を変
化させて押下状態を報知するのが好ましい。表示形式
は、表示色の変化としてもよい。また、顧客に音声でメ
ッセージを報知する音声発声器を備え、タッチパネル上
のいずれのタッチキーが押下中であるかを音声で報知す
るようにしてもよい。
【0007】さらに、マトリックス状に配置されたピン
の凸の組み合わせにより数字・カナ等を点字として表す
点字表示器を備え、タッチパネル上のいずれのタッチキ
ーが押下中であるかを点字表示器に表示して報知するの
が好ましい。なお、上記各手段は、CPU等の制御部が
プログラムを実行することにより各機能を実現すること
ができ、そのプログラムはCD−ROM等の記憶媒体に
よって提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。 第1の実施の形態 図1は、第1の実施の形態の自動取引装置の概略ブロッ
ク図である。図において、1は自動取引装置、2は顧客
により挿入されたカードの識別や入金/出金取引の内容
を印字する処理等を行うカード処理明細票印字部、3は
紙幣の入金/出金等を行う紙幣入出金部、4は顧客によ
り挿入された通帳の識別や入金/出金取引の内容を通帳
に印字する処理等を行う通帳記帳部、5は入金/出金金
額や暗証番号を入力するタッチパネル、6は入金金額や
操作案内用のイラスト、文字、取引処理等及びタッチキ
ーを表示する表示部、7は顧客の操作を誘導するための
音声を発生する音声発生器、13はスピーカ、11は行
員による各種操作を行うための内部操作部である。12
はこれら各部を制御するとともに、図示せぬ通信手段に
よりセンタコンピュータとのデータ送受信を行う。
【0009】図2は、第1の実施の形態の自動取引装置
の外観図である。図において、1は自動取引装置、20
はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」とい
う。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出
口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタ
ッチパネル5である。図3は、取引処理を示すフローチ
ャートである。この図を用いて取引処理を説明する。な
お、ここでは、支払取引を例に説明するが、これに限ら
ない。
【0010】顧客が自動取引装置1の前に立つと、制御
部12は、図示しないセンサで感知して、まず、図4に
示すように、表示部6に「取引を選択してください」の
メッセージを表示するとともに(Sa1)、「取引を選
択してください」の音声をスピーカ13から発声させる
(Sa2)。次に、顧客によりタッチパネル5が押下さ
れて「支払」取引が選択されると(Sa3)、制御部1
2はその選択は認識して、表示部6に「カードを挿入し
てください」のメッセージを表示するとともに(Sa
4)、「カードを挿入してください」の音声をスピーカ
13から発声させ、カードの挿入を促す(Sa5)。顧
客がこれに従ってカードをカード処理明細票印字部2の
カード挿入口20に挿入すると(Sa6)、カード処理
明細票印字2内でカードが搬送され磁気データが読み取
られ(Sa7)、制御部12は支払取引に必要な顧客情
報およびカード属性情報等を得る。その後、制御部12
は表示部6に「暗証番号を入力してください」のメッセ
ージを表示するとともに(Sa8)、「暗証番号を入力
してください」の音声をスピーカ13から発声させ(S
a9)、これに従い顧客はタッチパネル5を押下して暗
証番号を入力する(Sa10)。制御部12は、暗証番
号を一時記憶し、「金額を入力してください」とのメッ
セージを表示部6に表示するとともに(Sa11)、
「金額を入力してください」の音声をスピーカ13から
発声させ(Sa12)、これに従い顧客はタッチパネル
5を押下し支払要求金額を入力する(Sa13)。制御
部12は各入力情報および前述の顧客情報をもとに、図
示しないセンタコンピュータと交信して取引が可能か否
かを確認する(Sa14)。この結果、取引が可能な場
合には(Sa15)、支払をする紙幣を計数し(Sa1
6)、顧客への支払の準備をする。そして、明細票に取
引内容を印字する(Ss17)。この後、カードの返
却、明細票の排出および紙幣の放出を行い取引が完了す
る(Sa18)。なお、上記Sa15で、取引が何らか
の理由で不可能な場合には処理を終了する。
【0011】次に、上述した取引処理のフローチャート
でのタッチパネルを使った入力方法について詳細に説明
する。図4は、上述したように「取引選択」の表示画面
の例示図である。図に示すように、この表示画面には、
「取引を選択してください」のメッセージの表示および
四角で囲われた「支払」・「入金」・「残高照会」の各
取引科目キーを表示してある。
【0012】図5は、タッチパネルの座標の説明図であ
る。図に示すように、表示画面上には、X軸・Y軸方向
にマトリックス状に座標があり、そのマトリックス状の
座標を検知する図示しないセンサが人の目に見えないよ
うに備えてある。顧客がタッチパネル5を指で押下する
と、押下された座標が前記制御部12に通知され、押下
されていない状態の場合にはその旨が制御部12に通知
される。なお、この通知は、短い間隔(例えば、50m
秒)で常に通知されるようになっている。
【0013】次に、タッチパネル5の押下による取引選
択入力を有効とする処理を説明する。図6は、タッチパ
ネル入力フローチャートである。制御部12は、「取引
選択をしてください」の画面表示とともに、下記のフロ
ーチャートに従ったタッチパネル5の入力の処理を開始
する。以下に「支払」を選択するまでの動作を説明する
が、取引はこれに限らない。
【0014】まず、制御部12は、「取引選択をしてく
ださい」を表示すると同時に処理を開始し、タッチパネ
ル5が押下されているか否かの判定を行う(Sb1)。
そして、顧客によるタッチパネル5の押下までは、直前
に「支払」キーや「入金」キーや「残高照会」キー領域
のいずれも押下されていないため、Sb1→Sb9→S
b12→Sb15→Sb1の各処理を繰り返して、いず
れのキーが押下されたかを判断するようになっている。
【0015】次に、顧客が「支払」を選択するつもりで
タッチパネル5を押下したが、実際には、視差により入
金の領域を押下すると、制御部12は「支払」キーの領
域ではなく、「入金」キーの領域であるため、「入金」
キーを黄色に他のキーを白色で表示する(Sb1→Sb
2→Sb3→Sb7)。なお、押下していない時は白色
表示とする。顧客は、この「入金」キーの黄色表示によ
り、実際に押下したところが「入金」キー領域であっ
て、間違っていることに気づくことができる。
【0016】次に、顧客がタッチパネル5を押下したま
ま指を上方に動かし「入金」と「支払」の間の領域に来
ると、制御部12は、「支払」・「入金」・「残高照
会」のいずれのキーも押下されていないと判断し(Sb
1→Sb2→Sb3→Sb4)、各キーの表示を元の白
色に戻す(Sb5)。ここでは、「入金」キーが白色に
戻る。
【0017】更に、顧客が指を動かし、「支払」キーの
領域に来ると、制御部12は「支払」キーであることを
認識し(Sb2)、「支払」キーを黄色にする(Sb
6)。このように「支払」キーが黄色になったことで、
顧客は、目的のキーを押下していることが分かる。ここ
で指をタッチパネル5から離すと、制御部12は、直前
に「支払」キーが押下されていたと判断し(Sb9)、
「支払」キーを白色に戻し(Sb10)、「支払」キー
の入力が有効とし(Sb11)、支払取引の受け付る。
【0018】なお、支払取引以外の入金取引や残高照会
の場合も、図6のフローチャート中に表してあるが、支
払取引の場合と同様に処理することが可能であるため、
説明を省略する。また、暗証番号の入力および金額の入
力の場合には、表示画面に表示されるキーは、図7又は
図8に示すように、「支払」・「入金」・「残高照会」
の代わりに「0」から「9」の10個の数字キーになる
が、処理は同様に行うことが可能であり、その説明も省
略する。
【0019】以上のように、上記第1の実施の形態によ
れば、タッチパネルを押下されている間は有効となって
いるキーの表示色を変え、タッチパネルを離した時点で
有効になっているキーの入力を有効とすることにより、
従来は、視差等により誤って入力されていたものが、顧
客が確認しながら確実に入力できるようになるという効
果が得られる。したがって、最終的に入力されたキーが
何であるかが顧客に明確に分かるという効果が得られ
る。
【0020】第2の実施の形態 本第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の図6の
タッチパネルの押下による取引選択入力を有効とするフ
ローチャートにおいて、指がタッチパネルから離され、
入力を有効としたときに、黄色で表示したキーを緑色に
表示するものである。
【0021】以上のように、上記第2の実施の形態によ
れば、上記第1の実施の形態の効果と同様に、入力が有
効となったキーの色を変えることにより最終的に入力さ
れたキーが何であるかが顧客に明確に分かるという効果
が得られる。 第3の実施の形態 図9は、第3の実施の形態の自動取引装置の概略ブロッ
ク図である。図において、1は自動取引装置、2は顧客
により挿入されたカードの識別や入金/出金取引の内容
を印字する処理等を行うカード処理明細票印字部、3は
紙幣の入金/出金等を行う紙幣入出金部、4は顧客によ
り挿入された通帳の識別や入金/出金取引の内容を通帳
に印字する処理等を行う通帳記帳部、5は入金/出金金
額や暗証番号を入力するタッチパネル、6は入金金額や
操作案内用のイラスト、文字、取引処理等及びタッチキ
ーを表示する表示部、7は顧客の操作を誘導するための
音声を発生する音声発生器、13はスピーカである。8
はイヤホンであり、9はイヤホン8を差し込むイヤホン
ジャックで、イヤホン8が差し込まれると音声を顧客に
のみ聞こえるように制限する。14はイヤホンジャック
9にイヤホン8が差し込まれたことを検出するスイッ
チ、11は行員による各種操作を行うための内部操作部
である。12はこれら各部を制御するとともに、図示せ
ぬ通信手段によりセンタコンピュータとのデータ送受信
を行う。
【0022】図10は、第3の実施の形態の自動取引装
置の外観図である。図において、1は自動取引装置、2
0はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」とい
う。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出
口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタ
ッチパネル5である。なお、イヤホンジャック9が自動
取引装置1の接客面側に備えてある。
【0023】本第3の実施の形態は、視覚障害者がこの
自動取引装置1を使用する場合の処理である。視覚障害
者がこの自動取引装置を使用する場合は、最初にイヤホ
ンジャック9にイヤホン8を差し込む。制御部12は、
スイッチ14によりイヤホンジャック9にイヤホン8が
差し込まれたことを検出すると視覚障害者モードで処理
を行う。ここでも上記第1の実施の形態と同じ支払取引
を例に説明するが、これに限らない。取引処理の手順
は、音声がイヤホンにのみに発声されることを除いて、
図3と同じであるため詳細説明を省略する。
【0024】次に、視覚障害者モード時のタッチパネル
5の押下による取引選択入力を有効とする処理を説明す
る。図11は、タッチパネル入力フローチャートであ
る。制御部12は、「取引選択をしてください」の画面
表示および音声の発声とともに下記のフローチャートに
従ったタッチパネル5の入力の処理を開始する。以下に
「支払」を選択するまでの動作を説明するが、取引はこ
れに限らない。
【0025】まず、制御部12は、「取引選択をしてく
ださい」を発声すると同時に処理を開始し、タッチパネ
ル5が押下されているか否かの判定を行う(Sc1)。
そして、顧客によるタッチパネル5の押下までは、直前
に「支払」キーや「入金」キーや「残高照会」キー領域
のいずれも押下されていないため、Sc1→Sc9→S
c12→Sc15→Sc1の各処理を繰り返して、いず
れのキーが押下されたかを判断するようになっている。
【0026】次に、顧客が「支払」を選択しようとする
が、表示の見えないためにタッチパネル5上の任意の場
所を押下する。ここで「入金」の領域が押下されると、
制御部12は「支払」キーの領域ではなく、「入金」キ
ーの領域であるため、「入金キー」の音声をイヤホン9
に発声させる(Sc1→Sc2→Sc3→Sc7)。こ
れにより、顧客は、実際に押下したところが「入金」キ
ー領域であって、間違っていることに気づくことができ
る。
【0027】次に、顧客がタッチパネル5を押下したま
ま指を上方に動かし「入金」と「支払」の間の領域に来
ると、制御部12は、「支払」・「入金」・「残高照
会」のいずれのキーも押下されていないと判断し(Sc
1→Sc2→Sc3→Sc4)、「無効領域です」の音
声をイヤホン8から発声させる(Sc5)。更に、顧客
が指を動かし、「支払」キーの領域に来ると、制御部1
2は「支払」キーであることを認識し(Sc2)、「支
払キー」の音声をイヤホン8から発声させる(Sc
6)。このように、「支払キー」の音声がイヤホン8に
発声されたことで、顧客は、目的のキーに達したことが
分かる。ここで、指をタッチパネル5から離すと、制御
部12は、直前に「支払」キーが押下されていたと判断
し(Sc9)、「支払」キーの入力が有効とし(Sc1
1)、支払取引の受け付る。
【0028】なお、支払取引以外の入金取引や残高照会
の場合も、図11のフローチャート中に表してあるが、
支払取引の場合と同様に処理することが可能であるた
め、説明を省略する。また、暗証番号の入力および金額
の入力の場合には、表示画面に表示されるキーは、図7
又は図8に示すように、「支払」・「入金」・「残高照
会」の代わりに「0」から「9」の10個の数字キーに
なるが、処理は同様に行うことが可能であり、その説明
も省略する。
【0029】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、タッチパネルを押下されている間は有効となってい
るキー種類を音声でイヤホンに発声し、タッチパネルを
離した時点で有効となっているキーの入力を有効とする
ことにより、従来のタッチパネル入力方法では、この種
の自動取引装置を使用することのできなかった視覚障害
者も使用できるという効果が得られる。
【0030】第4の実施の形態 図12は、第4の実施の形態の自動取引装置の概略ブロ
ック図である。図において、1は自動取引装置、2は顧
客により挿入されたカードの識別や入金/出金取引の内
容を印字する処理等を行うカード処理明細票印字部、3
は紙幣の入金/出金等を行う紙幣入出金部、4は顧客に
より挿入された通帳の識別や入金/出金取引の内容を通
帳に印字する処理等を行う通帳記帳部、5は入金/出金
金額や暗証番号を入力するタッチパネル、6は入金金額
や操作案内用のイラスト、文字、取引処理等及びタッチ
キーを表示する表示部、7は顧客の操作を誘導するため
の音声を発生する音声発生器、13はスピーカ、10は
マトリックス状に配置されたピンの凸の組み合わせによ
り数字・カナ等を点字として表す点字表示器、11は行
員による各種操作を行うための内部操作部である。12
はこれら各部を制御するとともに、図示せぬ通信手段に
よりセンタコンピュータとのデータ送受信を行う。
【0031】図13は、第4の実施の形態の自動取引装
置の外観図である。図において、1は自動取引装置、2
0はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」とい
う。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出
口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタ
ッチパネル5である。なお、点字表示器10も自動取引
装置1の接客面側に備えてある。
【0032】第4の実施の形態は、視覚・聴覚障害者が
この自動取引装置を使用する場合の処理について説明す
る。ここでは、上記第1の実施の形態と同じ支払取引を
例に説明する。取引のフローチャートは、図3と同じで
あるため、説明を省略する。次に、視覚・聴覚障害者使
用時のタッチパネル5の押下による取引選択入力を有効
とする処理を説明する。図14は、タッチパネル入力フ
ローチャートである。
【0033】制御部12は、「取引選択をしてくださ
い」の画面表示および音声の発声とともに、下記のフロ
ーチャートに従ったタッチパネル5の入力の処理を開始
する。以下に「支払」を選択するまでの動作を説明する
が、取引はこれに限らない。まず、制御部12は、「取
引選択をしてください」を表示すると同時に処理を開始
し、タッチパネル5が押下されているか否かの判定を行
う(Sb1)。そして、顧客によるタッチパネル5の押
下までは、直前に「支払」キーや「入金」キーや「残高
照会」キー領域のいずれも押下されていないため、Sb
1→Sb9→Sb12→Sb15→Sb1の各処理を繰
り返して、いずれのキーが押下されたかを判断するよう
になっている。
【0034】次に、顧客が「支払」を選択しようとする
が、表示が見えないためにタッチパネル5上の任意の場
所を押下すると、制御部12は「支払」キーの領域では
なく、「入金」キーの領域であるため、「ニュウキンキ
ー」の点字を点字表示器10に表示する(Sb1→Sb
2→Sb3→Sb7)。顧客は、この「ニュウキンキ
ー」の点字表示により実際に押下したところが「入金キ
ー」であり間違っていることに気づくことができる。
【0035】次に、顧客がタッチパネル5を押下したま
ま指を上方に動かし「入金」と「支払」の間の領域に来
ると、制御部12は、「支払」・「入金」・「残高照
会」のいずれのキーも押下されていないと判断し(Sb
1→Sb2→Sb3→Sb4)、「ムコウリョウイキ」
の点字を点字表示器10に表示する。更に、顧客が指を
動かし、「支払」キーの領域に来ると、制御部12は
「支払」キーであることを認識し(Sb2)、「シハラ
イキー」の点字を点字表示器10に表示する(Sb
6)。このように「シハライキー」の点字が表示された
ことで、顧客は、目的のキーに達したことが分かる。こ
こで指をタッチパネルから離すと、制御部12は、直前
に「支払」キーが押下されていたと判断し(Sb9)、
点字表示を中止し(Sb10)、「支払」キーの入力が
有効とし(Sb11)、支払取引の受け付る。
【0036】なお、支払取引以外の入金取引や残高照会
の場合も、図14のフローチャート中に表してあるが、
支払取引の場合と同様に処理することが可能であるた
め、説明を省略する。また、暗証番号の入力および金額
の入力の場合には、表示画面に表示されるキーは、図7
又は図8に示すように、「支払」・「入金」・「残高照
会」の代わりに「0」から「9」の10個の数字キーに
なるが、処理は同様に行うことが可能であり、その説明
も省略する。
【0037】以上のように、第4の実施の形態によれ
ば、タッチパネルを押下されている間は有効となってい
るキー種類を点字表示器で表示し、タッチパネルを離し
た時点で有効となっているキーの入力を有効とすること
により、第3の実施の形態では取引を行うことのできな
い視覚・聴覚障害者でも、自動取引装置を使用できるよ
うになるという効果が得られる。
【0038】なお、上記第1の実施の形態の説明では、
有効となっているキーの領域を黄色に変えたが、これは
一例であり、キーの表示を立体的に表示している場合な
どの場合は、キーが下げられているような表示とするよ
うにしてもよい。また、上記第3の実施の形態では、イ
ヤホンジャックにイヤホンが差し込まれているかをスイ
ッチで検出することで、視覚障害者モードの処理をする
判定を行ったが、視覚障害者が保有している磁気カード
にその旨の情報を予め記録しておき、挿入されたカード
の磁気情報を読み取った時点で、この情報に基づき視覚
障害者モードに移行することもできる。
【0039】上記第3の実施の形態では、イヤホン及び
イヤホンジャックを有し、第4の実施の形態では、点字
表示器を有していたが、これらの機能は、第1〜第4の
実施の形態の自動取引装置が有しそれぞれの動きをする
ことも可能である。第3及び第4の実施の形態では、第
1の実施の形態のようなキーの表示色を変える説明を行
っていないが、これを併用することも可能である。ま
た、セキュリティの面から暗証番号の入力の際のみ表示
色を変えないのが好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動取引装
置によると、タッチパネルを押下されている間は押下状
態となっているキーを報知し、タッチパネルを離した時
点で有効になっているキーの入力を有効とすることによ
り、従来は、視差等により誤って入力されていたもの
が、顧客が確認しながら確実に入力できるようになると
いう効果が得られる。このため、最終的に入力されたキ
ーが何であるかが顧客に明確に分かるという効果が得ら
れる。また、自動取引装置を使用するには障害のある人
でも容易に使用することができるという効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の自動取引装置の概略ブロッ
ク図
【図2】第1の実施の形態の自動取引装置の外観図
【図3】第1の実施の形態の取引処理のフローチャート
【図4】「取引選択」の表示画面の例示図
【図5】タッチパネルの座標の説明図
【図6】第1の実施の形態のタッチパネル入力フローチ
ャート
【図7】「暗証番号入力」の表示画面の例示図
【図8】「金額入力」の表示画面の例示図
【図9】第3の実施の形態の自動取引装置の概略ブロッ
ク図
【図10】第3の実施の形態の自動取引装置の外観図
【図11】第3の実施の形態のタッチパネル入力フロー
チャート
【図12】第4の実施の形態の自動取引装置の概略ブロ
ック図
【図13】第4の実施の形態の自動取引装置の外観図
【図14】第4の実施の形態のタッチパネル入力フロー
チャート
【符号の説明】
1 自動取引装置 5 タッチパネル 6 表示部 8 イヤホン 9 イヤホンジャック 10 点字表示器 14 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチパネルに複数の入力項目が表示さ
    れ、所望の入力項目に触れることにより当該入力項目を
    指示し、これにより当該入力項目に割り当てられた取引
    処理を行う自動取引装置において、 タッチパネルに触れた状態では、何れかの入力項目に触
    れると、その都度、当該入力項目が指示されたことを認
    識できるように操作者に報知し、 タッチパネルから離れたときに、そのときに触れている
    入力項目を有効な入力項目として取引処理を行うことを
    特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、待機状態でのタッチ
    キーの表示色を統一しておき、押下中のタッチキーのみ
    の表示形式を変化させて押下状態を報知することを特徴
    とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、待機状態でのタッチ
    キーの表示色を統一しておき、押下中のタッチキーのみ
    の表示色を変化させて押下状態を報知することを特徴と
    する自動取引装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、顧客に音声でメッセ
    ージを報知する音声発声器を備え、タッチパネル上のい
    ずれのタッチキーが押下中であるかを音声で報知するよ
    うにしたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、マトリックス状に配
    置されたピンの凸の組み合わせにより数字・カナ等を点
    字として表す点字表示器を備え、タッチパネル上のいず
    れのタッチキーが押下中であるかを点字表示器に表示し
    て報知するようにしたことを特徴とする自動取引装置。
JP11065346A 1999-03-11 1999-03-11 自動取引装置 Pending JP2000259893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11065346A JP2000259893A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11065346A JP2000259893A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 自動取引装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004211553A Division JP2004355648A (ja) 2004-07-20 2004-07-20 タッチ式入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000259893A true JP2000259893A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13284309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11065346A Pending JP2000259893A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000259893A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016502A (ja) * 2001-06-27 2003-01-17 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2003044191A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Nec Corp 公衆情報装置および情報提示プログラム
JP2007094861A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Oki Electric Ind Co Ltd 自動券売機
WO2009069392A1 (ja) * 2007-11-28 2009-06-04 Nec Corporation 入力装置、サーバ、表示管理方法および記録媒体
WO2009084140A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Panasonic Corporation 電子機器の入力装置及び入力操作処理方法、並びに入力制御プログラム
JP2010267179A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 現金自動取引装置、その制御方法およびコンピュータプログラム
WO2014050629A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 京セラ株式会社 携帯端末装置およびパスワード入力方法
CN107895465A (zh) * 2017-12-13 2018-04-10 深圳怡化电脑股份有限公司 Atm及atm操作方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266931A (ja) * 1993-03-16 1994-09-22 Hitachi Ltd 自動取引装置
JPH08194856A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Hitachi Ltd 入力装置
JPH08305927A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Hitachi Ltd 自動取引装置及び取引システム
JPH0991320A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Fujitsu Ltd 定格アラーム判定装置
JPH10255106A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Toshiba Corp タッチパネル、タッチパネル入力装置および自動取引装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266931A (ja) * 1993-03-16 1994-09-22 Hitachi Ltd 自動取引装置
JPH08194856A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Hitachi Ltd 入力装置
JPH08305927A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Hitachi Ltd 自動取引装置及び取引システム
JPH0991320A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Fujitsu Ltd 定格アラーム判定装置
JPH10255106A (ja) * 1997-03-10 1998-09-25 Toshiba Corp タッチパネル、タッチパネル入力装置および自動取引装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016502A (ja) * 2001-06-27 2003-01-17 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2003044191A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Nec Corp 公衆情報装置および情報提示プログラム
JP2007094861A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Oki Electric Ind Co Ltd 自動券売機
WO2009069392A1 (ja) * 2007-11-28 2009-06-04 Nec Corporation 入力装置、サーバ、表示管理方法および記録媒体
JPWO2009069392A1 (ja) * 2007-11-28 2011-04-07 日本電気株式会社 入力装置、サーバ、表示管理方法および記録媒体
WO2009084140A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Panasonic Corporation 電子機器の入力装置及び入力操作処理方法、並びに入力制御プログラム
JP2009163345A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Panasonic Corp 電子機器の入力装置及び入力操作処理方法、並びに入力制御プログラム
JP2010267179A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 現金自動取引装置、その制御方法およびコンピュータプログラム
WO2014050629A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 京セラ株式会社 携帯端末装置およびパスワード入力方法
JP2014067277A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kyocera Corp 携帯端末装置、プログラムおよびパスワード入力方法
CN107895465A (zh) * 2017-12-13 2018-04-10 深圳怡化电脑股份有限公司 Atm及atm操作方法
CN107895465B (zh) * 2017-12-13 2023-11-10 深圳怡化电脑股份有限公司 Atm及atm操作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6474547B1 (en) Automatic service equipment
EP1209636A2 (en) Self-service terminal
JP5864964B2 (ja) サービス提供システム
JP2007094861A (ja) 自動券売機
JP2000259893A (ja) 自動取引装置
JP2001255999A (ja) タッチパネル入力装置
JP4045271B2 (ja) 自動取引装置および入力装置
CN101739765B (zh) 自动交易装置和自动交易装置的转账处理方法
JP4742684B2 (ja) 自動取引装置
JP2007188153A (ja) 自動取引装置
JP2004355648A (ja) タッチ式入力装置
JP3802618B2 (ja) 自動装置の入力方法及び自動装置
JP4835100B2 (ja) 自動取引装置
CN100594523C (zh) 自动交易装置
JP2006065596A (ja) 自動取引装置
JP5131288B2 (ja) 自動取引装置
JPH11110107A (ja) 情報入力装置および自動取引装置
JP5092602B2 (ja) 自動取引装置
JPH0348548B2 (ja)
JP5440664B2 (ja) 自動取引装置
JP6613600B2 (ja) 取引装置
JP2006277334A (ja) 現金自動取引装置
JPH0323945B2 (ja)
JPH0496894A (ja) 自動取引装置
JPH0916831A (ja) 情報提供端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050524

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050527

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050812