JP2003044191A - 公衆情報装置および情報提示プログラム - Google Patents

公衆情報装置および情報提示プログラム

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JP2003044191A
JP2003044191A JP2001230818A JP2001230818A JP2003044191A JP 2003044191 A JP2003044191 A JP 2003044191A JP 2001230818 A JP2001230818 A JP 2001230818A JP 2001230818 A JP2001230818 A JP 2001230818A JP 2003044191 A JP2003044191 A JP 2003044191A
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Kazuko Koga
和子 古賀
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害者であっても容易にWEBページを利用
できる公衆情報装置を提供する。 【解決手段】 制御部2は、初期画面となるWEBペー
ジを受信する。制御部2は、画面表示プログラム11に
従い、WEBページとして表示されるテキスト情報やリ
ンク設定箇所として表示されるテキスト情報等を抽出
し、WEBページとは別にリンク設定部分に対応するテ
キスト情報を表示する。制御部2は、音声処理プログラ
ム12に従い、スピーカ7からWEBページ中のテキス
ト情報を音声情報として出力する。また、タッチパネル
4の所定位置に指が当てられたら、各リンク先の情報を
スピーカ7から音声情報として順次出力していき、指が
離されたときに出力した情報に対応するリンク先のWE
Bページの情報を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆に対し情報の
提供等を行う公衆情報装置および情報提示プログラムに
関し、特に、障害者および健常者の区別なく容易に操作
できる公衆情報装置および情報提示プログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】役所、図書館、交通施設等の様々な公共
施設には、公衆情報装置が設置され、公衆はこの装置を
操作することによって、各種情報を閲覧することができ
る。公衆情報装置は、タッチパネルを介して利用者の要
求が入力され、要求された情報をタッチパネル上に表示
することが多い。
【0003】また、バリアフリーの観点から、一般の公
衆情報装置とは別に障害者を対象とした公衆情報装置も
公共の場に設置されている。公衆情報装置の管理者は、
障害者が簡単に利用できるように、健常者向けのコンテ
ンツとは別のコンテンツを作成したり、あるいはコンテ
ンツを障害者向けにカスタマイズしていた。障害者を対
象とした公衆情報装置は、障害者向けに用意されたコン
テンツを提供していた。
【0004】NEC技報2000年第9号の26ページ
から30ページには、障害者向けの公衆情報装置である
「Tamabee」が記載され、28ページおよび29
にページには障害者が画面上の項目を選択する際の操作
性を向上させる入出力インタフェース方式が記載されて
いる。なお、「Tamabee」は、日本電気株式会社
製のバリアフリー公衆情報端末(装置)の製品名であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害者向け公衆
情報装置では、管理者がコンテンツのカスタマイズ等を
しなければならないので、費用や作業時間が発生し、保
守が滞りがちになるという問題があった。例えば、提供
すべき情報の更新等が遅れたり、更新されなかったりす
る場合があった。この結果、健常者が公衆情報装置によ
って享受できる情報と、障害者が享受できる情報に格差
が生じてしまうこともあった。
【0006】特に、近年の通信ネットワークの発展に伴
い、健常者向けの公衆情報装置は、WEBページを表示
して、各利用者に個別にサービスを提供できるようにな
っている。しかし、管理者が、各WEBページを障害者
向けにカスタマイズすることは難しい。そのため、利用
できるコンテンツに関する健常者と障害者の格差が益々
広がることが考えられる。この情報格差をなくすために
は、障害者であっても容易にWEBページを利用できる
ようにする必要がある。
【0007】NEC技報2000年9月号に記載の公衆
情報装置は、障害者でも利用しやすい入出力インタフェ
ースを実現する。しかし、さらにインターネット等を経
由して受信したWEBページの操作性も向上させること
が好ましい。具体的には、WEBページ上のリンク設定
部分を容易に指定し、次々にWEBページを取得できる
ようにすることが好ましい。
【0008】また、従来は、健常者向けの一般的な公衆
情報装置と、障害者向けの公衆情報装置とをそれぞれ設
置していたため、コストが高くなっていた。また、公共
施設において公衆情報端末の占有面積も広くなってしま
っていた。
【0009】本発明は、障害者であっても容易にWEB
ページを利用できる公衆情報装置および情報提示プログ
ラムを提供することを目的とする。また、健常者と障害
者の双方が利用できる公衆情報端末を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による公衆情報装
置は、通信ネットワークを介してWEBページを受信
し、利用者に提示する公衆情報装置であって、WEBペ
ージが表示され、利用者の指示が入力されるタッチパネ
ルと、受信したWEBページの情報の中からWEBペー
ジとして表示されるテキスト情報、リンク設定箇所とし
て表示されるテキスト情報およびリンク先のアドレスを
抽出するリンク情報抽出手段と、WEBページをタッチ
パネルに表示し、WEBページとして表示されるテキス
ト情報を音声情報として出力するWEBページ出力手段
と、リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタ
ッチパネル上でWEBページとは異なる領域に表示する
リンク情報表示手段と、リンク情報表示手段がリンク設
定箇所として表示されるテキスト情報を表示した領域に
利用者の指が当てられた場合に、各リンク設定箇所とし
て表示されるテキスト情報を音声情報として順次出力
し、指が離される直前に音声情報として出力したテキス
ト情報に対応するアドレスのWEBページを受信するW
EBページ取得手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】少なくとも健常者用の操作方法と視覚障害
者用の操作方法を含む操作方法の中から一つの操作方法
が選択される操作方法選択手段を備え、WEBページ出
力手段は、健常者用の操作方法が選択された場合には、
WEBページをタッチパネルに表示し、視覚障害者用の
操作方法が選択された場合には、WEBページをタッチ
パネルに表示するとともにWEBページとして表示され
るテキスト情報を音声情報として出力し、リンク情報表
示手段は、健常者用の操作方法が選択された場合には、
リンク設定箇所として表示されるテキスト情報を表示せ
ず、視覚障害者用の操作方法が選択された場合には、リ
ンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタッチパ
ネル上でWEBページとは異なる領域に表示することが
好ましい。そのような構成によれば、健常者と視覚障害
者が同一の公衆情報装置を使用することができるので、
公衆情報装置の設置コストを下げることができる。
【0012】また、本発明による公衆情報装置は、通信
ネットワークを介してWEBページを受信し、利用者に
提示する公衆情報装置であって、WEBページが表示さ
れ、利用者の指示が入力されるタッチパネルと、受信し
たWEBページの情報の中からリンク設定箇所として表
示されるテキスト情報とリンク先のアドレスを抽出する
リンク情報抽出手段と、WEBページをタッチパネルに
表示するWEBページ出力手段と、リンク設定箇所とし
て表示されるテキスト情報をタッチパネル上でWEBペ
ージとは異なる領域に表示するリンク情報表示手段と、
タッチパネル上に表示される各領域の中から一つの領域
を選択する領域選択手段と、領域選択手段によってリン
ク情報表示手段がテキスト情報を表示する領域が選択さ
れた場合、リンク情報表示手段が表示するテキスト情報
の中から一つのテキスト情報を選択し、選択したテキス
ト情報に対応するアドレスのWEBページを受信するW
EBページ取得手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】利用者の指示するタイミングが入力される
タイミング決定手段を備え、領域選択手段は、タッチパ
ネル上の各領域を順次他の領域と区別して表示し、タイ
ミング決定手段に利用者の指示するタイミングが入力さ
れたときに区別して表示していた領域を選択し、WEB
ページ取得手段は、リンク情報表示手段が表示するテキ
スト情報を順次他のテキスト情報と区別して表示し、タ
イミング決定手段に利用者の指示するタイミングが入力
されたときに区別して表示していたテキスト情報に対応
するアドレスのWEBページを受信することが好まし
い。そのような構成によれば、上肢障害者であっても適
切なタイミングに操作を行うことで、所望の領域やリン
ク先を選択することができる。
【0014】また、少なくとも健常者用の操作方法と上
肢障害者用の操作方法を含む操作方法の中から一つの操
作方法が選択される操作方法選択手段を備え、WEBペ
ージ出力手段は、健常者用の操作方法が選択された場合
や上肢障害者用の操作方法が選択された場合に、WEB
ページをタッチパネルに表示し、リンク情報表示手段
は、健常者用の操作方法が選択された場合には、リンク
設定箇所として表示されるテキスト情報を表示せず、上
肢障害者用の操作方法が選択された場合には、リンク設
定箇所として表示されるテキスト情報をタッチパネル上
でWEBページとは異なる領域に表示することが好まし
い。そのような構成によれば、健常者と上肢障害者が同
一の公衆情報装置を使用することができるので、公衆情
報装置の設置コストを下げることができる。
【0015】また、本発明による情報提示プログラム
は、通信ネットワークを介してWEBページを受信し、
タッチパネルに表示するコンピュータに、受信したWE
Bページの情報の中からWEBページとして表示される
テキスト情報、リンク設定箇所として表示されるテキス
ト情報およびリンク先のアドレスを抽出する処理、WE
Bページをタッチパネルに表示し、WEBページとして
表示されるテキスト情報を音声情報として出力する処
理、リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタ
ッチパネル上でWEBページとは異なる領域に表示する
処理、及び、リンク設定箇所として表示されるテキスト
情報を表示した領域に利用者の指が当てられた場合に、
各リンク設定箇所として表示されるテキスト情報を音声
情報として順次出力し、指が離される直前に音声情報と
して出力したテキスト情報に対応するアドレスのWEB
ページを受信する処理、を実行させることを特徴とす
る。
【0016】また、本発明による情報提示プログラム
は、通信ネットワークを介してWEBページを受信し、
タッチパネルに表示するコンピュータに、受信したWE
Bページの情報の中からリンク設定箇所として表示され
るテキスト情報とリンク先のアドレスを抽出する処理、
WEBページをタッチパネルに表示する処理、リンク設
定箇所として表示されるテキスト情報をタッチパネル上
でWEBページとは異なる領域に表示する処理、及び、
タッチパネル上に表示される各領域の中から一つの領域
を選択する処理、リンク設定箇所として表示されるテキ
スト情報を表示する領域が選択された場合、リンク設定
箇所として表示されるテキスト情報の中から一つのテキ
スト情報を選択し、選択したテキスト情報に対応するア
ドレスのWEBページを受信する処理、を実行させるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の一形態を
示すブロック図である。障害者対応端末1は、本発明に
よる公衆情報装置であり、通信ネットワークを介して情
報サーバ31に接続する。また、一般利用者端末21も
通信ネットワークを介して情報サーバ31に接続する。
情報サーバ31は、自身が保持するWEBページの情報
やインターネット41を介して受信したWEBページの
情報を障害者対応端末1や一般利用者端末21に送信す
る。障害者対応端末1および一般利用者端末21は、例
えば役所や図書館等の各種公共施設に設置される。
【0018】一般利用者端末21は、健常者に情報を提
示するための公衆情報端末である。一般利用者端末21
は、コンテンツや入出力インタフェースを表示するブラ
ウザを備え、利用者の要求に従って情報サーバ31から
WEBページの情報を受信し、タッチパネル上に表示す
る。図2は、一般利用者端末21が初期画面として表示
する画面の例である。図2に示す画面において、領域5
1はWEBページの表示領域であり、領域52はインタ
フェースの表示領域である。なお、初期画面において領
域51に表示されるWEBページの情報は情報サーバ3
1から一般利用者端末21に送信される。
【0019】一般利用者端末21は、領域51に表示さ
れたWEBページにおいて、リンク設定された部分に指
が当てられたならば、リンク先のWEBページを情報サ
ーバ31に要求する。そして、情報サーバ31から受信
したWEBページを領域51に表示する。領域52に表
示するボタンに指が当てられたならば、そのボタンに応
じた処理を行う。例えば、「戻る」や「進む」ボタンに
指が当てられたならば、一つ前に表示したWEBページ
や次に表示するWEBページを再度表示する。同様に、
「最初に戻る」ボタンが操作されたならば、初期画面と
なるWEBページを表示する。「説明」ボタンが操作さ
れたならば、操作方法等の説明画面を出力する。上下左
右を示すボタンが操作されたならば、WEBページをス
クロールする。
【0020】公衆情報端末として、これまでに日本電気
エンジニアリング株式会社製の「ウィンドウズロボ」、
「サテライトロボ」等が製造され、また、コンテンツと
インタフェースを表示するブラウザとして「タッチナビ
ゲータ」が「サテライトロボ」に使用されている。一般
利用者端末21を「サテライトロボ」や「タッチナビゲ
ータ」等によって実現してもよい。なお、「ウィンドウ
ズロボ」、「サテライトロボ」、「タッチナビゲータ」
はいずれも製品名である。
【0021】障害者対応端末1は、障害者を対象として
情報を提示する公衆情報端末である。まず、障害者対応
端末1が、視覚障害者を対象とする場合を例に説明す
る。図3は、障害者対応端末1の構成の例を示すブロッ
ク図である。制御部2は、記憶装置3が記憶するプログ
ラムに従って各種処理を実行する。タッチパネル4は、
WEBページ等を表示するとともに、利用者からの要求
が入力される。ネットワークインタフェース部5は、通
信ネットワークを介して情報サーバ31との間で情報を
送受信する。マイクロフォン6は、利用者の音声情報が
入力される。スピーカ7は、利用者に音声情報を出力す
る。
【0022】記憶装置3は、画面表示プログラム11、
音声処理プログラム12、音声辞書情報13、および設
定変更プログラム15を記憶する。音声処理プログラム
12は、画面表示プログラム11によって呼び出され
る。記憶装置3は、スクリーンセーバのプログラムを記
憶していてもよい。
【0023】画面表示プログラム11は、制御部2にW
EBページ等を表示させるブラウザのプログラムであ
る。音声処理プログラム12は、制御部2に音声情報を
スピーカ7から出力させ、また、マイクロフォン6から
入力された音声情報を識別させるプログラムである。音
声処理プログラム12は、WEBページとして表示され
るテキスト情報、リンク設定箇所として表示されるテキ
スト情報、あるいは操作の案内等を音声情報として出力
させる。音声辞書情報13は、出力される音声情報とテ
キスト情報との対応等を示す情報である。これまでに、
音声処理プログラムとして日本電気株式会社製の「Sm
artVoice」が製品化されている。音声処理プロ
グラム12は、「SmartVoice」によって実現
されていてもよい。
【0024】設定変更プログラム15は、画面に表示す
る文字の大きさ、背景色、音声情報の音量等の各種設定
を変更するプログラムである。
【0025】なお、障害者対応端末1の筐体は、既存の
公衆情報装置と同様の筐体でよいが、障害者が利用しや
すい形状の筐体であることが好ましい。例えば、「Ta
mabee」と同様の筐体を使用することが好ましい。
【0026】上記の実施の形態において、リンク情報抽
出手段およびリンク情報表示手段は、制御部2および画
面表示プログラム11によって実現される。WEBペー
ジ出力手段は、制御部2、画面表示プログラム11、音
声処理プログラム12、および音声辞書情報13によっ
て実現される。WEBページ取得手段は、制御部2、画
面表示プログラム11、音声処理プログラム12、音声
辞書情報13、およびネットワークインタフェース部5
によって実現される。また、情報提示プログラムは、画
面表示プログラム11と音声処理プログラム12によっ
て実現される。
【0027】次に動作について説明する。障害者対応端
末1の制御部2は、情報サーバ31に初期画面となるW
EBページを要求する。情報サーバ31は、予め初期画
面となるWEBページの情報を保持し、要求に応じて障
害者対応端末1にWEBページの情報を送信する。制御
部2は、情報サーバ31からWEBページの情報を受信
すると、画面表示プログラム11に従い、WEBページ
として表示されるテキスト情報を抽出する。リンクが設
定されている場合には、リンク設定箇所として表示され
るテキスト情報およびリンク先のアドレスも抽出する。
WEBページの情報はHTML(Hypertext Markup Lang
uage )等のページ記述言語に従う。従って、制御部2
は、テキスト情報を示す箇所やリンク設定されている箇
所を探すことで、テキスト情報等を抽出することができ
る。
【0028】続いて、制御部2は、抽出した情報を用い
て視覚障害者用の初期画面を表示する。図4は、視覚障
害者用の初期画面の例を示す説明図である。領域53
は、情報サーバ31から受信したWEBページを表示す
る領域である。なお、情報サーバ31が初期画面として
保持するWEBページの情報は、図4において領域53
に表示される画面の情報である。領域54は、利用者が
要求できる項目を表示する領域である。領域55は、制
御部2が抽出した、リンク設定箇所として表示されるテ
キスト情報を表示する領域である。図4に示す例では、
領域53内で「スポーツ○○ネット」等の表示部分がリ
ンク設定箇所である。したがって、この部分に対応する
「スポーツ○○ネット」等のテキスト情報が抽出され、
領域55に表示される。リンク設定が多数なされている
場合、制御部2は、リンク設定箇所として表示されるテ
キスト情報を所定の数(例えば10)ずつ領域55に出
力する。この場合、領域55の下の部分に、「次のリン
ク一覧」という文字を出力する。
【0029】図4において、領域53,56は、利用者
からの入力を受け付けない。すなわち、利用者(視覚障
害者)が誤って領域53,56に触れてしまったとして
も、制御部2は処理を行わない。
【0030】制御部2は、図4に例示する画面を表示す
るときに、音声処理プログラム12に従い領域53に表
示される情報を音声情報としてスピーカ7から出力す
る。このとき、制御部2は、既に抽出したテキスト情報
に対応する音声情報を音声辞書情報13から選び出し、
音声として出力する。図4に示す画面を表示した場合に
は、「○○市利用者端末メニュー、スポーツ○○ネッ
ト、・・・」等の音声をスピーカ7から出力する。ただ
し、WEBページが複数のフレームからなる場合には、
「このページにはP個のフレームがあります。1番目の
フレームを読み上げます。」という音声案内を出力して
から、領域53の内容を音声として出力する。フレーム
とは、WEBページが大きいため分割して表示するとき
の、各分割領域である。
【0031】ここでは、制御部2が初期画面の情報を出
力する場合を示したが、初期画面以外のWEBページを
情報サーバ31から受信して出力する場合にも、初期画
面の出力と同様に、WEBページとして表示されるテキ
スト情報、リンク設定箇所として表示されるテキスト情
報、アドレスを抽出する。そして、領域55にリンク設
定箇所として表示されるテキスト情報を表示する。ま
た、WEBページとして表示されるテキスト情報を音声
情報としてスピーカ7から出力する。
【0032】図5は、利用者(視覚障害者)が画面操作
を行うときの制御部2の動作の例を示す流れ図である。
制御部2は、タッチパネル4の左上端部に指が接触した
場合には、スピーカ7から音声で操作方法の案内を出力
する(ステップS71)。本例では、タッチパネルの左
上端部から指を右にずらすと、各操作に応じた音声案内
が出力され、希望の操作に応じた音声案内が出力された
位置で指を離せば、その操作が実行される旨の案内を出
力する。また、タッチパネル左上端部から指を下にずら
すとリンク先の情報が音声として順次出力されるので、
リンク先が出力された後に指を離せば、リンク先のWE
Bページを出力する旨の情報を出力する。
【0033】制御部2は、画面表示プログラム11に従
い、タッチパネル4の左上端部からの指の移動先を判断
する(ステップS72)。指が領域54内で移動した場
合、指の接触部分に応じた音声案内を出力する(ステッ
プS73)。そして、音声案内を出力した後に、指がタ
ッチパネル4から離れたか否かを判断する(ステップS
74)。指がタッチパネル4から離れた場合には、指が
離れた位置に対応する処理を実行する(ステップS7
5)。ステップS73の後、指がタッチパネルから離れ
ずにさらに領域54内を移動した場合、再度指の接触部
分に応じた音声案内を出力し、指がタッチパネルから離
れるまでステップS73,S74の動作を繰り返す。
【0034】例えば、指がタッチパネル4の左上端部
(図4に示す「音声メニュー」の部分)を始点として右
側に移動すると、指が「戻る」の位置に移動したとき
に、制御部2は、「一つ前の画面を出力します。」とい
う音声案内を出力する(ステップS73)。この後、
「戻る」の位置で指がタッチパネル4から離れたと判断
したならば(ステップS74)、一つ前の画面を出力す
る(ステップS75)。「戻る」の位置で指が離れずに
「最初に戻る」の位置に移動したならば、制御部2は、
「初期画面を出力します。」という音声案内を出力する
(ステップS73)。この位置で指が離れたと判断した
ならば(ステップS74)、制御部2は視覚障害者用の
初期画面を出力する(ステップS75)。指がタッチパ
ネル4から離れず、さらに右方向に移動した場合の動作
も同様である。
【0035】図4に例示する場合において、「ページ読
み上げ」に指が移動したならば、制御部2は「WEBペ
ージの内容を音声で出力します。」という音声案内を出
力し、ここで指が離れたならば領域53に表示される情
報を音声としてスピーカ7から出力する。
【0036】また、「音声入力開始」に指が移動したな
らば、「音声入力を開始します。」という音声案内を出
力する。ここで指が離れたならば、制御部2は、マイク
ロフォン6からの音声入力を開始する。また、領域54
内の「音声入力開始」の表示を「音声入力終了」に変化
させる。すなわち、「音声入力開始」で指が離れたなら
ば、音声入力を開始するとともに、領域54において
「音声入力終了」を表示して音声入力終了の指示が入力
できるようにする。一方、領域54に「音声入力終了」
の表示がされ、この位置に指が移動したならば、制御部
2は「音声入力を終了します。」という音声案内を出力
する。この位置で指が離れた場合、制御部2は、マイク
ロフォン6からの音声入力を終了する。そして、領域5
4内の「音声入力終了」の表示を「音声入力開始」に変
化させ、音声入力開始の指示が入力できるようにする。
【0037】領域54内の「次のフレーム」に指が移動
したならば、「次のフレームを出力します。」という音
声案内を出力する。ここで、指が離れたならば、制御部
2は、同じWEBページ内の次のフレームを領域53に
表示する。また、「このページにはP個のフレームがあ
ります。Q番目のフレームを読み上げます。」という音
声案内を出力し、続いて、領域53に表示した情報を音
声として出力する。なお、制御部2は、最後のフレーム
の次には1番目のフレームを出力する。領域54内の
「終了」に指が移動したならば、「情報出力を終了しま
す」という音声案内を出力する。
【0038】また、制御部2がステップS72におい
て、指が領域55に移動したと判断した場合、制御部2
は、1件目のリンク設定箇所として表示されるテキスト
情報(領域55に表示される1件目の情報)を音声情報
としてスピーカ7から出力する(ステップS76)。こ
のとき領域55の背景色を変化させてもよい。例えば、
指が領域54から領域55に移動することにより、領域
55の背景色を灰色から緑色に変化させてもよい。続い
て、制御部2は、指がタッチパネル4から離れたか否か
を判断する(ステップS77)。指がタッチパネル4か
ら離れた場合、制御部2は、そのリンク先のアドレスに
よって特定されるWEBページを情報サーバ31に要求
し、そのWEBページを情報サーバ31から受信して出
力する(ステップS78)。ステップS76の後も指が
タッチパネル4に接触したままであるならば、領域55
に表示されている次の情報を選択し(ステップS7
9)、その情報を音声情報としてスピーカ7から出力す
る(ステップS76)。制御部2は、指がタッチパネル
4から離れるまで、ステップS76,S77,S79を
繰り返す。
【0039】ただし、領域55内に全てのリンクに対応
するテキスト情報を表示できない場合において、領域5
5内における最後の情報を出力し(ステップS76)、
指が離されていないならば、ステップS79において
「次のリンク一覧」というテキスト情報を選択し、続く
ステップS76において「次のリンク一覧」という音声
情報を出力する。この後、指が離されたならば、制御部
2は、領域55に表示されていなかったリンクに対応す
るテキスト情報を領域55に表示する。この場合、制御
部2は、領域55内において「前のリンク一覧」という
表示を行い、先に表示されていた情報を再表示できるよ
うにする。「前のリンク一覧」の選択方法は、「次のリ
ンク一覧」の選択方法と同様である。
【0040】次に、障害者対応端末1が上肢障害者を対
象とする場合について説明する。図6は、上肢障害者向
けを対象とする障害者対応端末1の構成の例を示すブロ
ック図である。図6に示すように、障害者対応端末1
は、スイッチ部8を備える。スイッチ部8は、第一のボ
タンおよび第二のボタンを有する。この各ボタンは、障
害者対応端末1の筐体に設けられる。第一のボタンと第
二のボタンは色で区別できるようにしてもよい。例え
ば、第一のボタンを黄色、第二のボタンを赤としてもよ
い。
【0041】画面処理プログラム14は、制御部2に表
示画面の各領域または各項目を順次他の領域や項目と区
別して表示させ、スイッチ部8の操作があったときに、
区別して表示している領域や項目を利用者に選択された
領域等と判断させるプログラムである。画面処理プログ
ラム14は、画面表示プログラム11に呼び出される。
他の構成は、図3に示した場合と同様である。なお、テ
キスト情報を音声情報として入出力しない場合には、音
声処理プログラム12を備えていなくてもよい。
【0042】この実施の形態において、リンク情報抽出
手段、WEBページ出力手段、およびリンク情報表示手
段は、制御部2および画面表示プログラム11によって
実現される。領域選択手段は、制御部2、画面表示プロ
グラム11、および画面処理プログラム14によって実
現される。WEBページ取得手段は、制御部2、画面表
示プログラム11、画面処理プログラム14、およびネ
ットワークインタフェース部5によって実現される。タ
イミング決定手段は、スイッチ部8によって実現され
る。また、情報提示プログラムは、画面表示プログラム
11と画面処理プログラム14によって実現される。
【0043】障害者対応端末1の制御部2は、情報サー
バ31に初期画面となるWEBページを要求する。情報
サーバ31は、初期画面のWEBページの情報を障害者
端末1に送信する。制御部2は、視覚障害者を対象とす
る場合と同様に、画面表示プログラム11に従い、WE
Bページとして表示されるテキスト情報を抽出する。リ
ンク設定がされている場合には、リンク設定箇所として
表示されるテキスト情報やリンク先のアドレスも抽出す
る。
【0044】続いて、制御部2は、抽出した情報を用い
て上肢障害者用の初期画面を表示する。図7は、上肢障
害者用の初期画面の例を示す説明図である。領域57
は、情報サーバ31から受信したWEBページを表示す
る領域である。領域58は、利用者が要求できる項目を
表示する領域である。領域59は、制御部2が抽出し
た、リンク設定箇所として表示されるテキスト情報を表
示する領域である。領域60は、スクロールや文字の大
きさの変更を指示する領域である。領域57,59に表
示される情報は、図4に示す領域53,55に表示され
る情報と同様である。ただし、上肢障害者用の画面で
は、カーソル120も表示する。
【0045】ここでは、制御部2が初期画面の情報を出
力する場合を示したが、初期画面以外のWEBページを
情報サーバ31から受信して出力する場合にも、初期画
面の出力と同様に、リンク設定部分に対応するテキスト
情報等を抽出し、領域59にリンク設定部分に対応する
テキスト情報を表示する。
【0046】図8は、利用者(上肢障害者)が画面操作
を行うときの制御部2の動作の例を示す流れ図である。
制御部2は、スイッチ部8の第一のボタンが押された場
合、カーソル120を領域58に移動する(ステップS
91)。続いて、第二のボタンが押されたか否かを判断
し(ステップS92)、押されなければそのまま待機す
る。第二のボタンが押された場合、所定の時間、領域5
8にカーソル120を表示することにより、領域58を
他の領域と区別して表示する(ステップS93)。制御
部2は、この所定時間内に第二のボタンが押されたか否
かを判断し(ステップS94)、押されていなければ次
の領域を選択する(ステップS95)。次に、ステップ
S95で選択した領域にカーソル120を所定の時間表
示する。制御部2は、第二のボタンが押されるまでステ
ップS93,S94,S95を繰り返す。また、領域の
選択順序は、例えば、領域58,領域59,領域60,
領域58,領域59,領域60,・・・とする。
【0047】ステップS94において第二のボタンが押
されたと判断したならば、カーソル120を表示した領
域内の最初の項目にカーソル120を所定の時間表示す
ることにより、その項目を他の項目と区別して表示する
(ステップS96)。例えば、領域59にカーソル12
0を表示したときに第二のボタンが押されたならば、領
域59内の「スポーツ○○ネット」の位置にカーソル1
20を所定の時間表示する。制御部2は、この所定時間
内に第二のボタンが押されたか否かを判断し(ステップ
S97)、押されていなければ次の項目を選択する(ス
テップS98)。次に、ステップS98で選択した項目
にカーソル120を所定の時間表示する。制御部2は、
第二のボタンが押されるまでステップS96,S97,
S98を繰り返す。
【0048】ステップS97において第二のボタンが押
されたと判断したならば、制御部2は、カーソル120
を表示した項目に対応する処理を実行する(ステップS
99)。例えば、領域57内の「スポーツ○○ネット」
にカーソル120を表示していた場合には、そのリンク
先のアドレスによって特定されるWEBページを情報サ
ーバ31に要求する。領域58,60内の項目が選ばれ
たときも同様に、各項目に対応する処理を実行する。な
お、領域58の各項目の処理は、図4に示す領域54の
各項目の処理と同様である。
【0049】また、ステップS93,S94,S95の
繰り返しループやステップS96,S97,S98の繰
り返しループには、繰り返し数の上限が設けられる。ル
ープの繰り返し数が所定の値以上になったならば、制御
部2はカーソル120の移動を停止する。
【0050】図7に表示する画面上の領域(例えば、領
域61)を第二のボタンの代わりに使用してもよい。制
御部2は、ステップS91〜S99間での動作によって
項目を確定するだけでなく、利用者が領域58,59,
60内の各項目の表示部に指等が当てられることによっ
て項目を確定してもよい。ただし、領域57は、利用者
からの入力を受け付けない。すなわち、利用者(上肢障
害者)が誤って領域57に触れてしまったとしても、制
御部2は処理を行わない。
【0051】以上のように、制御部2は、画面表示プロ
グラム11に従い、WEBページの情報からテキスト情
報やアドレス等を抽出し、各リンク先を確定できるイン
タフェースを提供する。したがって、予めカスタマイズ
されたコンテンツだけでなく、WEBページにおける操
作性も向上し、障害者であっても容易に様々なWEBペ
ージの情報を取得できる。すなわち、障害者の取得でき
る情報がより多くなる。また、管理者は、各WEBペー
ジについてカスタマイズをする必要がないので、管理者
の負担も軽減される。
【0052】障害者対応端末1は、一つの操作方法だけ
でなく、複数の操作方法を提供してもよい。例えば、視
覚障害者用の操作方法と健常者用の操作方法を提供した
り、上肢障害者用の操作方法と健常者用の操作方法を提
供してもよい。また、視覚害者用、上肢障害者用、健常
者用の三種類種類の操作方法を提供してもよい。
【0053】障害者対応端末1が三種類の操作方法を提
供する場合の動作について説明する。この場合の障害者
対応端末1の構成は、図6に示す場合と同様である。障
害者対応端末1の制御部2は、利用者による操作が開始
されるまで、スクリーンセーバによりタッチパネル4の
画面を暗くする等して待機する。制御部2は、利用者が
タッチパネル4に触れたことを認識したならば、操作方
法選択画面をタッチパネルに表示するとともに、画面選
択を促す音声案内をスピーカ7から出力する。図9は、
操作方法選択画面の例を示す説明図である。音声案内と
しては、例えば、「操作方法を選択して下さい。目の不
自由な方は、タッチパネルの左上端部に触れて下さい。
目の不自由な方向けにWEBページを音声にて出力しま
す。また、再度左上端部に触れれば、WEBページ画面
の操作方法を音声で案内します。」等の情報を出力す
る。
【0054】図9において、領域62は視覚障害者用の
操作方法の選択領域である。本例では、視覚障害者向け
の選択領域は、出力した音声案内に対応させて、タッチ
パネル4の左上部分に設ける。視覚障害者は、音声案内
に従ってタッチパネル4の左上端部に触れることで、選
択画面を目視できなくても領域62を選択することがで
きる。領域63は、上肢障害者用の操作方法の選択領域
である。上肢障害者向けの選択領域は、上肢障害者が触
れやすいように、タッチパネル4の下部に設けることが
好ましい。また、領域64は、健常者用の操作方法の選
択領域である。なお、下肢障害者は、健常者用の操作方
法を選択する。
【0055】領域62が選択されたならば、制御部2
は、初期画面を情報サーバ31に要求し、図4に例示す
る画面を表示する。以降の動作は、視覚障害者向けの障
害者対応端末の動作と同様である。領域63が選択され
たならば、制御部2は、初期画面を情報サーバ31に要
求し、図7に例示する画面を表示する。以降の動作は、
上肢障害者向けの障害者対応端末の動作と同様である。
図4,7に例示する画面において終了が選択されたなら
ば、再度図9に示す画面を表示して待機する。図9に示
す画面において、領域63が選択された場合、制御部2
は、情報サーバ31から初期画面となるWEBページを
受信し、図2と同様の画面を表示する。この場合の操作
方法は、一般利用者端末21の操作方法と同様である。
ただし、この場合、領域52内に「終了」ボタンを表示
する。「終了」ボタンに指が当てられた場合、制御部2
は、再度図9に示す画面を表示して待機する。
【0056】この実施の形態において、操作方法選択手
段は、制御部2および画面表示プログラム11によっ
て、実現される。
【0057】このように障害者対応端末1が複数種類の
情報を提供することによって、健常者も障害者も障害者
対応端末1によってWEBページを利用することができ
る。したがって、一つの公共施設に複数種類の公衆情報
装置を設置する必要がなく、コストを低減し、公衆情報
装置の占有面積を少なくすることができる。
【0058】次に、設定変更プログラム15が起動した
場合の動作について説明する。管理者によって設定変更
プログラム15が起動された場合、制御部2は、設定メ
ニュー画面をタッチパネル4に表示する。図10は、設
定メニュー画面の例を示す説明図である。図10に示す
「画面設定」が管理者に選択された場合、制御部2は、
画面の色やフォントの設定画面を出力する。「音声合成
設定」が選択された場合、スピーカ7から出力する音声
に関する設定画面を出力する。「インターネット設定」
が選択された場合、初期画面として情報サーバ31に要
求するWEBページの設定やWEBページのフォントの
設定を行う画面を出力する。「関連プログラム設定」が
選択された場合、音声処理プログラム12および画面処
理プログラム14のパス指定画面を出力する。音声処理
プログラム12および画面処理プログラム14は、パス
が指定され、画面表示プログラム11によって呼び出さ
れる。「辞書メンテナンス」が選択された場合、音声辞
書情報13への単語登録画面を出力する。
【0059】「スキャン設定」が選択された場合、ステ
ップS93,S96におけるカーソル表示時間や、繰り
返しループの繰り返し数の上限の設定画面を出力する。
「音声入力設定」が選択された場合、音声処理プログラ
ム12が音声を識別するときの閾値(例えば、入力音声
の音量の閾値)等の設定画面を出力する。「その他」が
選択された場合、上記以外の各種設定を行う画面を出力
する。制御部2は、各画面において入力される情報に基
づき、各設定を行う。図10に示す画面において「終
了」が選択されたならば、制御部2は、設定変更プログ
ラム15を終了する。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、WEBページが表示さ
れ、利用者の指示が入力されるタッチパネルと、受信し
たWEBページの情報の中からWEBページとして表示
されるテキスト情報、リンク設定箇所として表示される
テキスト情報およびリンク先のアドレスを抽出するリン
ク情報抽出手段と、WEBページをタッチパネルに表示
し、WEBページとして表示されるテキスト情報を音声
情報として出力するWEBページ出力手段と、リンク設
定箇所として表示されるテキスト情報をタッチパネル上
でWEBページとは異なる領域に表示するリンク情報表
示手段と、リンク情報表示手段がリンク設定箇所として
表示されるテキスト情報を表示した領域に利用者の指が
当てられた場合に、各リンク設定箇所として表示される
テキスト情報を音声情報として順次出力し、指が離され
る直前に音声情報として出力したテキスト情報に対応す
るアドレスのWEBページを受信するWEBページ取得
手段とを備えた構成であるので、視覚障害者であっても
WEBページ上のリンク設定部分を容易に指定し、次々
にWEBページを取得できる。また、管理者が、各WE
Bページカスタマイズをする必要がないので、管理者の
負担も軽減される。
【0061】また、本発明によれば、WEBページが表
示され、利用者の指示が入力されるタッチパネルと、受
信したWEBページの情報の中からリンク設定箇所とし
て表示されるテキスト情報とリンク先のアドレスを抽出
するリンク情報抽出手段と、WEBページをタッチパネ
ルに表示するWEBページ出力手段と、リンク設定箇所
として表示されるテキスト情報をタッチパネル上でWE
Bページとは異なる領域に表示するリンク情報表示手段
と、タッチパネル上に表示される各領域の中から一つの
領域を選択する領域選択手段と、領域選択手段によって
リンク情報表示手段がテキスト情報を表示する領域が選
択された場合、リンク情報表示手段が表示するテキスト
情報の中から一つのテキスト情報を選択し、選択したテ
キスト情報に対応するアドレスのWEBページを受信す
るWEBページ取得手段とを備えた構成であるので、上
肢障害者であってもWEBページ上のリンク設定部分を
容易に指定し、次々にWEBページを取得できる。ま
た、管理者が、各WEBページをカスタマイズする必要
がないので、管理者の負担も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による公衆情報装置の実施の一形態を
示すブロック図である。
【図2】 一般利用者端末の初期画面の例を示す説明図
である。
【図3】 視覚障害者用の障害者対応端末1の構成の例
を示すブロック図である。
【図4】 視覚障害者用の初期画面の例を示す説明図で
ある。
【図5】 画面操作に伴う制御部2の動作の例を示す流
れ図である。
【図6】 上肢障害者用の障害者対応端末1の構成の例
を示すブロック図である。
【図7】 上肢障害者用の初期画面の例を示す説明図で
ある。
【図8】 画面操作に伴う制御部2の動作の例を示す流
れ図である。
【図9】 操作方法選択画面の例を示す説明図である。
【図10】 設定メニュー画面の例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 障害者対応端末 2 制御部 3 記憶装置 4 タッチパネル 5 ネットワークインタフェース部 6 マイクロフォン 7 スピーカ 8 スイッチ部 11 画面表示プログラム 12 音声処理プログラム 13 音声辞書情報 14 画像処理プログラム 15 設定変更プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 380 G06F 17/30 380Z 419 419B G09B 21/00 G09B 21/00 Z G09F 19/00 G09F 19/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介してWEBページ
    を受信し、利用者に提示する公衆情報装置であって、 WEBページが表示され、利用者の指示が入力されるタ
    ッチパネルと、 受信したWEBページの情報の中からWEBページとし
    て表示されるテキスト情報、リンク設定箇所として表示
    されるテキスト情報およびリンク先のアドレスを抽出す
    るリンク情報抽出手段と、 WEBページをタッチパネルに表示し、WEBページと
    して表示されるテキスト情報を音声情報として出力する
    WEBページ出力手段と、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタッチ
    パネル上でWEBページとは異なる領域に表示するリン
    ク情報表示手段と、 リンク情報表示手段がリンク設定箇所として表示される
    テキスト情報を表示した領域に利用者の指が当てられた
    場合に、各リンク設定箇所として表示されるテキスト情
    報を音声情報として順次出力し、指が離される直前に音
    声情報として出力したテキスト情報に対応するアドレス
    のWEBページを受信するWEBページ取得手段とを備
    えたことを特徴とする公衆情報装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも健常者用の操作方法と視覚障
    害者用の操作方法を含む操作方法の中から一つの操作方
    法が選択される操作方法選択手段を備え、 WEBページ出力手段は、健常者用の操作方法が選択さ
    れた場合には、WEBページをタッチパネルに表示し、
    視覚障害者用の操作方法が選択された場合には、WEB
    ページをタッチパネルに表示するとともにWEBページ
    として表示されるテキスト情報を音声情報として出力
    し、 リンク情報表示手段は、健常者用の操作方法が選択され
    た場合には、リンク設定箇所として表示されるテキスト
    情報を表示せず、視覚障害者用の操作方法が選択された
    場合には、リンク設定箇所として表示されるテキスト情
    報をタッチパネル上でWEBページとは異なる領域に表
    示する請求項1記載の公衆情報装置。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを介してWEBページ
    を受信し、利用者に提示する公衆情報装置であって、 WEBページが表示され、利用者の指示が入力されるタ
    ッチパネルと、 受信したWEBページの情報の中からリンク設定箇所と
    して表示されるテキスト情報とリンク先のアドレスを抽
    出するリンク情報抽出手段と、 WEBページをタッチパネルに表示するWEBページ出
    力手段と、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタッチ
    パネル上でWEBページとは異なる領域に表示するリン
    ク情報表示手段と、 タッチパネル上に表示される各領域の中から一つの領域
    を選択する領域選択手段と、 領域選択手段によってリンク情報表示手段がテキスト情
    報を表示する領域が選択された場合、リンク情報表示手
    段が表示するテキスト情報の中から一つのテキスト情報
    を選択し、選択したテキスト情報に対応するアドレスの
    WEBページを受信するWEBページ取得手段とを備え
    たことを特徴とする公衆情報装置。
  4. 【請求項4】 利用者の指示するタイミングが入力され
    るタイミング決定手段を備え、 領域選択手段は、タッチパネル上の各領域を順次他の領
    域と区別して表示し、タイミング決定手段に利用者の指
    示するタイミングが入力されたときに区別して表示して
    いた領域を選択し、 WEBページ取得手段は、リンク情報表示手段が表示す
    るテキスト情報を順次他のテキスト情報と区別して表示
    し、タイミング決定手段に利用者の指示するタイミング
    が入力されたときに区別して表示していたテキスト情報
    に対応するアドレスのWEBページを受信する請求項3
    記載の公衆情報装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも健常者用の操作方法と上肢障
    害者用の操作方法を含む操作方法の中から一つの操作方
    法が選択される操作方法選択手段を備え、 WEBページ出力手段は、健常者用の操作方法が選択さ
    れた場合や上肢障害者用の操作方法が選択された場合
    に、WEBページをタッチパネルに表示し、 リンク情報表示手段は、健常者用の操作方法が選択され
    た場合には、リンク設定箇所として表示されるテキスト
    情報を表示せず、上肢障害者用の操作方法が選択された
    場合には、リンク設定箇所として表示されるテキスト情
    報をタッチパネル上でWEBページとは異なる領域に表
    示する請求項3または請求項4記載の公衆情報装置。
  6. 【請求項6】 通信ネットワークを介してWEBページ
    を受信し、タッチパネルに表示するコンピュータに、 受信したWEBページの情報の中からWEBページとし
    て表示されるテキスト情報、リンク設定箇所として表示
    されるテキスト情報およびリンク先のアドレスを抽出す
    る処理、 WEBページをタッチパネルに表示し、WEBページと
    して表示されるテキスト情報を音声情報として出力する
    処理、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタッチ
    パネル上でWEBページとは異なる領域に表示する処
    理、及び、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報を表示し
    た領域に利用者の指が当てられた場合に、各リンク設定
    箇所として表示されるテキスト情報を音声情報として順
    次出力し、指が離される直前に音声情報として出力した
    テキスト情報に対応するアドレスのWEBページを受信
    する処理、 を実行させるための情報提示プログラム。
  7. 【請求項7】 通信ネットワークを介してWEBページ
    を受信し、タッチパネルに表示するコンピュータに、 受信したWEBページの情報の中からリンク設定箇所と
    して表示されるテキスト情報とリンク先のアドレスを抽
    出する処理、 WEBページをタッチパネルに表示する処理、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報をタッチ
    パネル上でWEBページとは異なる領域に表示する処
    理、及び、 タッチパネル上に表示される各領域の中から一つの領域
    を選択する処理、 リンク設定箇所として表示されるテキスト情報を表示す
    る領域が選択された場合、リンク設定箇所として表示さ
    れるテキスト情報の中から一つのテキスト情報を選択
    し、選択したテキスト情報に対応するアドレスのWEB
    ページを受信する処理、 を実行させるための情報提示プログラム。
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