以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る学習支援装置10の外観構成を示す正面図であり、同図(A)は当該学習支援装置10を応対学習支援専用機10Aとして実施した場合を示す図、同図(B)は当該学習支援装置10を、応対学習支援機能を備えたタブレット端末10Bとして実施した場合を示す図である。
前記応対学習支援装置10Aは、キー入力部11とタッチパネル付きの表示部12とを備え、当該キー入力部11は、表示部12の背面に沿って矢印Xに示すようにスライドさせることで、表示部12に一体に収納したり露出したりが自在な構成となっている。
前記キー入力部11には、文字入力キー11a、カーソルキー11b、リターンキー11c、戻るキー11d等のハードキーが設けられ、このキー入力部11を表示部12の背面に収納した状態では、当該表示部12に必要に応じてソフトキーボード(図示せず)を表示させ、タッチ操作により前記キー入力部11と同様のキー入力作業が行える構成となっている。
また、前記キー入力部11と同一の筐体に音声入力部(マイク)13及び音声出力部(スピーカ)14が設けられる。
前記タブレット端末10Bも、タッチパネル付きの表示部12、音声入力部(マイク)13及び音声出力部(スピーカ)14を備え、当該表示部12に必要に応じてソフトキーボード(図示せず)を表示させることで、前記応対学習支援装置10Aのキー入力部11と同様のキー入力作業が行える構成となっている。
従って、前記応対学習支援装置10Aにおいて、そのキー入力部11を表示部12の背面に収納した状態では、ユーザは、当該応対学習支援装置10Aと前記タブレット端末10Bとを同様に扱うことができる。
そして、ユーザは、前記応対学習支援装置10A及びタブレット端末10Bを利用し、様々な項目を学習することができる。前記応対学習支援装置10A及びタブレット端末10Bは、ユーザによる前記様々な項目の学習を支援するための学習支援機能を提供する。前記応対学習支援装置10A及びタブレット端末10Bを利用してユーザが学習可能な前記様々な項目の一つに、「英語による応対」の学習が含まれ、その学習を支援する機能として、少なくとも以下(1)~(4)の機能を有する。なお、本明細書では、この学習支援機能のことを「応対学習支援機能(ひとこと会話)」と言う。
(1)応対を学習するための複数種類の問い掛け文(質問文:テキスト)と、当該各質問文に対する複数の応対レベル(S1:ひとこと/S2:目標/S3:発展)での各答え文(応答文:テキスト)とを対応付けた質問応答データベース(図3参照)から、何れかの質問文とユーザによって指定された応対レベル(1又は複数)の応答文とを組み合わせたデータを取得する機能。
(2)前記質問応答データベース(図3参照)から取得された質問文のデータと応答文のデータとを、音声及び表示又はその何れかによって出力する機能。
(3)応対を学習するための開始操作の回数が、予め設定された又はユーザ操作に応じて設定された回数に到達した場合に、前記質問応答データベースからランダムに選択した質問文のデータと前記ユーザによって指定されている応対レベルの応答文のデータとを取得する機能。
(4)前記ランダムに取得された質問文のデータを音声及び表示又はその何れかによって出力し、また、同質問文に対応して取得された応答文のデータと前記ユーザによって指定されている応対レベルを示すデータを出力する機能。
前記図1(A)は、応対レベルがS1に指定されている場合であって、質問文(英語)のデータ“How can I get to Meiji Jingu?”が音声出力部14から音声出力され、当該質問文に対応付けられた応対レベルS1の応答文(日本語)のデータ「まっすぐ行ってください。」と前記指定されている応対レベルS1を示すデータ(STEP1)が表示部12により表示出力されている状態を示す。
前記図1(B)は、応対レベルがS2に指定されている場合であって、前記質問文に対応付けられた応対レベルS2(日本語)の応答文のデータ「この道をまっすぐ行ってください。」と前記指定されている応対レベルS2を示すデータ(STEP2)が表示部12により表示出力されている状態を示す。
ユーザは、前記質問文(英語)の出力に応じて当該ユーザの応対レベルなりの応答文(英語)を発声あるいは暗唱することで、英語応対の練習を行なう。
図2は、前記学習支援装置10(10A,10B)の電子回路の構成を示すブロック図である。
前記学習支援装置10の電子回路は、コンピュータであるCPU(プロセッサ)21を備える。前記CPU21は、フラッシュROMなどの記憶部22に予め記憶された学習支援処理プログラム22a、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体23から記録媒体読取部24により読み取られて前記記憶部22に記憶された学習支援処理プログラム22a、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではプログラムサーバ)30から通信部25を介してダウンロードされ前記記憶部22に記憶された学習支援処理プログラム22a、に従って回路各部の動作を制御する。
前記CPU21には、データ及び制御バスを介して、前記キー入力部11、タッチパネル付き表示部12、音声入力部13、音声出力部14、記憶部22、記録媒体読取部24、通信部25が接続される。
前記記憶部22には、前記学習支援処理プログラム22a、前記質問応答データベース(質問文・応答文・模範音声データ)22bが記憶され、また、開始操作回数データ22c、抜き打ち頻度設定データ22d、応対レベル指定データ22e、場面指定データ22f、質問項目指定データ22g、録音音声データ22h、及び表示データ22iなどの記憶エリアが確保される。
前記学習支援処理プログラム22aとしては、本データ出力装置10の全体の動作を司るシステムプログラム、前記通信部25を介して外部の電子機器と通信接続するためのプログラム、及び前記応対学習支援機能(1)~(4)を実行するためのプログラムなどが記憶される。
図3は、前記データ出力装置10の質問応答データベース22bに記憶されるデータの内容を示す図である。
前記質問応答データベース22bには、複数種類の場面(行先案内/交通…/町中…/レストラン/その他)毎の複数種類の質問項目(item)毎に、当該質問項目に応じた質問文(テキスト:英語/日本語)のデータと、当該質問文に対する複数の応対レベル(S1:ひとこと/S2:目標/S3:発展)での各応答文(テキスト:英語/日本語)のデータとが対応付けられて記憶される。なお、前記複数の応対レベル(S1/S2/S3)での各応答文のデータは、当該応対レベル毎に複数のフレーズの応答文(応答文A(メインフレーズ)/応答文B(別フレーズ1)/応答文C(別フレーズ2)/…)のデータが記憶される。また、この質問応答データベース22bには、前記複数種類の質問文(英語/日本語)、及び各質問文に対する複数の応対レベルでの各応答文(英語/日本語)の全ての文に対応した模範の音声データ(模範音声データ)が記憶される。
前記開始操作回数データ22cは、ユーザ操作に応じて前記応対学習支援機能(ひとこと会話)の実行が開始される毎に登録される開始操作の回数データである。この開始操作回数データ22cは、前記抜き打ち頻度設定データ22dにより設定された抜き打ち頻度に対応した開始操作回数に到達した場合にリセットされる。
前記抜き打ち頻度設定データ22dは、前記英語応対の練習を抜き打ちで行う頻度(出題頻度)の設定データあり、ユーザ操作に応じて、例えば毎回“1”([◎]いつも練習する)、又は10回に1回“10”([○]たまに練習する)、又は([×]練習しない)に設定される。
前記応対レベル指定データ22eは、前記複数の応対レベル(S1:ひとこと/S2:目標/S3:発展)の中から、ユーザ操作に応じて指定された1又は複数の応対レベル(指定レベル)を示すデータSTEPn(又はSTEPn…)であり、全ての応対レベル(S1,S2,S3)を指定することも可能である。
前記場面指定データ22fは、前記質問応答データベース22b(図3参照)に含まれる複数種類の場面(行先案内/交通…/町中…/レストラン/その他)の中から、ユーザ操作に応じて指定されるか、又はCPU21によりランダムに指定された場面(指定場面)を示すデータである。
前記質問項目指定データ22gは、前記指定場面に含まれる複数種類の質問項目の中から、ユーザ操作に応じて指定されるか、又はCPU21によりランダムに指定された質問項目(指定の質問項目)を示すデータである。
前記録音音声データ22hは、前記英語応対の練習に応じて音声入力部(マイク)14から入力されて登録されたユーザの発生音声(ユーザ音声)のデータである。
前記表示データ22iは、本データ出力装置10の動作に応じて前記表示部12に表示させる、例えばビットマップ形式の被表示データである。この表示データ22iの記憶エリアは、前記表示部12の表示画面を縦長に複数倍した画面サイズに対応する記憶エリアを有し、当該表示画面に対するユーザのスクロール操作によって被表示データの全体を表示出力可能な表示バッファとして機能する。
このように構成されたデータ出力装置10は、前記CPU21が前記データ出力処理プログラム22に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、応対学習支援機能、応対練習機能を実現する。
次に、前記構成のデータ出力装置10の動作について説明する。
図4,図5は、前記データ出力装置10のデータ出力処理(その1,2)を示すフローチャートである。
図6は、前記データ出力装置10のデータ出力処理に含まれる応対練習処理(AP)を示すフローチャートである。
図7は、前記データ出力装置10のデータ出力処理に含まれる録音再生処理(AR)を示すフローチャートである。
図8は、前記データ出力装置10のデータ出力処理に含まれるお手本再生処理(AT)を示すフローチャートである。
図9~図14は、前記データ出力装置10のデータ出力処理に従ったユーザ操作に応じた表示・音声の出力動作(その1~6)を示す図である。
前記データ出力装置10において、電源が投入されると、前記タッチパネル付き表示部12に学習メニュー(図示せず)が表示され、当該学習メニューの中から、図9(A)に示すように含まれる学習項目[英語応対]がユーザのタッチ操作により選択され(又はカーソルキー11bのキー操作と実行キー操作とによって選択され)ると、前記応対学習支援機能(ひとこと会話)の項目を含む、応対学習メニュー(図示せず)が表示される。
前記応対学習メニュー(図示せず)に含まれる複数の項目の中から、図9(B)に示す項目[ひとこと会話]がユーザのタッチ操作により選択され(又はカーソルキー11bのキー操作と実行キー操作とによって選択され)ると、図9(C)に示すように、応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gが表示される(ステップA1)。
ここで、前記データ出力装置10は、「英語による応対」を含む複数の項目の学習を支援する機能を提供可能に構成されているが、各学習支援機能を起動した後に表示される画面を「初期画面G」と言う。図9(c)は、前記データ出力装置10による学習支援項目の一つである「英語による応対」の学習を支援するための学習支援機能である、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gである。他の学習支援項目の学習を支援するための他の学習支援機能の初期画面は、図示しないが、初期画面Gとは異なる表示内容である。
前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gが表示されると、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられて、つまり、回数データがインクリメントされて、登録される(ステップA2)。
前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gは、前記複数の応対レベル(S1:ひとこと/S2:目標/S3:発展)の中から、1又は複数の応対レベルをタッチ操作(又はカーソル(左右)キー11b操作と実行キー操作)により指定するための応対レベル選択メニューとして左から右に配置された[ひとこと]ボタンS1/[目標]ボタンS2/[発展]ボタンS3/[全STEP]ボタンSAを配置して構成される。また学習方法[A]応対を学ぶ/[B]リスニング/[C]応対を練習/[D]付録が上から下に配置されて、何れかをタッチ操作(又はカーソル(上下)キー11b操作と実行キー操作、又は[A]~[D]キーのキー操作)により選択して指定するための学習方法選択メニューME、さらに、前記抜き打ち頻度(出題頻度)の設定データをタッチ操作により切り替えるための[抜き打ち応対練習]ボタンTN、を配置して構成される。
前記抜き打ち頻度設定データ22dは、デフォルトで10回に1回“10”([○]たまに練習する)に設定されており、当該設定データは、図9(C1)(C2)に示すように、前記[抜き打ち応対練習]ボタンTNをタッチ操作する度に、([×]練習しない)→毎回“1”([◎]いつも練習する)→“10”([○]たまに練習する)に切り替えられて設定される(ステップA3~A8)。
前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gにおいて、前記[ひとこと]ボタンS1/[目標]ボタンS2/[発展]ボタンS3/[全STEP]ボタンSAの中の1又は複数のボタンが選択されて指定されると、当該指定された1又は複数の応対レベル(指定レベル)を示すデータSTEPn(又はSTEPn…)が、前記応対レベル指定データ22eとして記憶される(ステップA9)。
ここで、前記開始操作回数データ22cとして登録されている開始操作の回数データが、前記抜き打ち頻度設定データ22dとして設定されている抜き打ち頻度(出題頻度)の回数データに一致したか否か判断され(ステップA10)、一致したと判断された場合は(ステップA10(Yes))、図14(A)(B)に示すように、前記表示部12に表示されている初期画面G上に、抜き打ち応対練習をするか否かの選択をユーザに促す抜き打ち応対練習実施確認ウインドウQが表示される(ステップA11)。
一方、前記ステップA10において、前記開始操作回数データ22cとして登録されている開始操作の回数データが、前記抜き打ち頻度設定データ22dとして設定されている抜き打ち頻度(出題頻度)の回数データに一致しないと判断された場合は(ステップA10(No))、ステップA13以降の処理に進む。
ここで、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gにおいて、前記[ひとこと]ボタンS1が選択され、前記応対レベル指定データ22eとして(STEP1)が記憶されている場合の表示動作を、図9(D1)(E1)(F1)、図10(A1)(B1)(C1)(D1)、図11(A1)(B1)(C1)(D1)に示し、前記[目標]ボタンS2が選択され、前記応対レベル指定データ22eとして(STEP2)が記憶されている場合の表示動作を、図9(D2)(E2)(F2)、図10(A2)(B2)(C2)(D2)、図11(A2)(B2)(C2)(D2)に示す。
([A]応対を学ぶ)
前記図9(C)で示した初期画面Gの学習方法選択メニューMEにおいて、ユーザ指定の質問文を対象に応対を学習するための[[A]応対を学ぶ]が選択されて識別表示(指定)hされると(ステップA13(Yes))、図9(D1)(D2)に示すように、前記質問応答データベース22bに含まれる複数種類の場面(行先案内/交通…/町中…/レストラン/その他)を場面項目[A]~[E]として配列した学習場面選択画面Gbが表示部12に表示される(ステップA14)。
ここで、図9(D1)(D2)に示す学習場面選択画面Gbが表示部12に表示されているときに、戻るキー11dを操作すると、前画面、すなわち、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gへ戻り、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gが表示されるが、この場合には、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられない、つまり、回数データはインクリメントされない。
言い換えると、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能以外の学習支援機能を実行中の状態から、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態へ遷移した場合には、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられて、つまり、回数データがインクリメントされて、登録される(ステップA2)が、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態において、その実行中に表示される何らかの画面(ただし、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gを除く)の表示状態から前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gの表示状態へ遷移した場合には、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられない、つまり、回数データはインクリメントされない。
つまり、ユーザ操作に基づいて、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能以外の学習支援機能を実行中の状態から、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態へ遷移した場合、ユーザは、その直前まで、データ出力装置10を使用していなかったか、または、データ出力装置10を使用して前記応対学習[ひとこと会話]以外のことを行っていたか、のいずれかの場合が考えられる。言い換えると、ユーザ操作に基づいてこのような状態遷移が行われた場合、ユーザには、前記応対学習[ひとこと会話]を新たに始めようとする意思がある可能性がある。
したがって、ユーザ操作に基づいて、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能以外の学習支援機能を実行中の状態から、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態へ遷移した場合のみ、ユーザが前記応対学習[ひとこと会話]を意図的に開始したタイミングであるとみなして、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられる、つまり、回数データがインクリメントされる。
一方、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態において、ユーザ操作に基づいて、その実行中に表示される何れかの画面(ただし、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gを除く)の表示状態から前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gの表示状態へ遷移したときには、ユーザが前記応対学習[ひとこと会話]を新たに始めようとする意図をもって、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gを表示したとは、通常、考えにくい。
したがって、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能を実行中の状態において、ユーザ操作に基づいて、その実行中に表示される何れかの画面(前記初期画面Gを除く)の表示状態から前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gの表示状態へ遷移した場合には、ユーザが前記応対学習[ひとこと会話]を意図的に開始したタイミングであるとみなさずに、前記開始操作回数データ22cの回数データに1が加えられない、つまり、回数データはインクリメントされない。
次に、前記学習場面選択画面Gbにおいて、例えば[[A]行先案内]が選択されて識別表示(指定)hされると、当該指定の場面[[A]行先案内]を示すデータが前記場面指定データ22fとして記憶される(ステップA14)。
すると、図9(E1)(E2)に示すように、前記場面指定データ22fとして記憶された指定の場面[[A]行先案内]に含まれる複数種類の質問項目(行き方は?/かかる時間は?/道に迷った人から…/観光名所は?)を質問項目[A][B][C][D]…として一覧にした学習項目選択画面Giが表示される(ステップA15)。
この際、前記学習項目選択画面Giに一覧にした各質問項目[A][B][C][D]…左側には、前記応対レベルS1,S2,S3に対応する進捗番号[1][2][3]が付加され、当該各質問項目[A][B][C][D]…について、その応対練習が済んでいない応対レベルSnの進捗番号[n]が■で隠されて、その応対練習が済んでいる応対レベルSnの進捗番号[n]がマーカ付きで表示されることで識別表示hされる(ステップA15)。
ここでは、質問項目[[A]行き方は?]について応対レベルS1の応対練習が済んでおり、その進捗番号[1]がマーカ付きで表示されることで識別表示hされている例を示す。
前記図9(E1)(E2)で示した学習項目選択画面Giにおいて、例えば[[A]行き方は?]が選択されて識別表示(指定)hされると、当該指定の質問項目[[A]行き方は?]を示すデータが前記質問項目指定データ22gとして記憶される(ステップA16)。
すると、前記指定の質問項目[[A]行き方は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)と、前記応対レベル指定データ22eとして記憶されている指定レベル(ここでは、S1(STEP1)又はS2(STEP2))に対応した各フレーズの応答文(テキスト)A,B,Cのデータ(英語/日本語)とが、表示データ22iとして書き込まれ、図9(F1)(F2)~図10(A1)(A2)に示すように、応対学習画面GLとして表示部12に表示される(ステップA17)。
例えば、前記指定レベルS1(STEP1)である場合は、図9(F1)~図10(A1)に示すように、前記指定の質問項目[[A]行き方は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)と、各フレーズの応答文(テキスト)のデータ(応答文A(メインフレーズ)英語“Go strait.”/日本語“まっすぐ行ってください”)(応答文B(別フレーズ1)英語“Go to the right.”/日本語“右に行ってください。”)(応答文C(別フレーズ2)英語“Go to the left.”/日本語“左に行ってください。”)とが、応対学習画面GLとして当該各文の先頭に音声マークmsを付加して表示される。
また、前記指定レベルS2(STEP2)である場合は、図9(F2)~図10(A2)に示すように、前記指定の質問項目[[A]行き方は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)と、各フレーズの応答文(テキスト)のデータ(応答文A(メインフレーズ)英語“Go strait down this street.”/日本語“この道をまっすぐ行ってください”)(応答文B(別フレーズ1)英語“Turn right at the corner.”/日本語“その角で右に曲がってください。”)(応答文C(別フレーズ2)英語“Turn left at the second corner.”/日本語“2番目の角で左に曲がってください。”)とが、応対学習画面GLとして当該各文の先頭に音声マークmsを付加して表示される。
前記図9(F1)(F2)~図10(A1)(A2)で示した応対学習画面GLの表示データは、カーソル(上下)キー11bによるキー操作又はタッチパネル付き表示部12に対するタッチ操作によりスクロールさせることで、質問文(英語/日本語)→応答文A(英語/日本語)→応答文B(英語/日本語)→応答文C(英語/日本語)の順で順次表示され、各文の先頭の音声マークmsをタッチ操作することで、該当する質問文又は応答文の模範音声データが音声出力部14から音声出力される(ステップA19)。
なお、前記応対レベル指定データ22eとして複数の応対レベル、例えば、S1(STEP1)とS2(STEP2)、あるいはSA[全STEP](STEP1-3)が指定されている場合には(ステップA18(Yes))、前記ステップA17において表示データ22iとして書き込まれた先頭の指定レベル(ここでは、S1(STEP1))に対応した各フレーズの応答文(テキスト)A,B,Cのデータ(英語/日本語)に続いて、次の指定レベル(ここでは、S2(STEP2)、あるいはS2(STEP2),S3(STEP3))に対応した各フレーズの応答文(テキスト)A,B,Cのデータ(英語/日本語)も表示データ22iとして順番に書き込まれ(ステップA20)、前記同様にスクロールさせることで応対学習画面GLとして表示部12に表示される(ステップA19)。
これにより、ユーザは、前記指定の質問項目[[A]行き方は?]の質問文(テキスト)(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)に対する応答文として、当該ユーザが指定した1又は複数の指定レベルでの各フレーズの応答文(テキスト)A,B,Cを前記応対学習画面GLに表示させて学習することができ、更にはその模範音声データを音声出力させて学習することができる。
(応対練習処理)
前記応対学習画面GLにおいて、当該画面GLに従い学習した質問文と指定レベルでの各応答文について練習するため、当該画面GLの下端に沿って表示されている(応対を練習する)ボタンBPがタッチ操作されると(ステップA21(Yes))、現在の指定の質問項目[[A]行き方は?]の質問文が練習の対象に設定され(ステップA22)、応対練習モードに移行される(ステップAP)。
前記応対練習モードに移行されると、図10(B1)(B2)に示すように、応対練習先頭画面GP1が表示部12に表示され、指定場面[[A]行先案内]、指定の質問項目[[A]行き方は?]、指定の応対レベル(ここでは、S1(STEP1)又はS2(STEP2))での応対練習を開始させる説明「リターンキーを押すと、外国人からの質問が再生されます…英語で回答しましょう」gu1が表示される。
前記応対練習先頭画面GP1において、ユーザによりリターンキー11cがキー操作されるか当該画面GP1がタッチ操作されると、図6における応対練習処理が開始され、図10(C1)(C2)に示すように、前記指定の質問項目[行き方は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)が応対練習質問画面GP2として表示部12に表示され(ステップP1)、また当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力部14から音声出力される(ステップP2)。
なおこの際、実戦的練習を行なうには、前記質問文(日本語)の表示を省略してもよく、更には、前記質問文(英語)の表示までも省略し、当該質問文(英語)の模範音声データの音声出力によって、ユーザに回答させるようにしてもよい。
前記応対練習質問画面GP2に対応して前記質問文(英語)の模範音声が音声出力されると、図10(D1)(D2)に示すように、ユーザによって指定されている応対レベル(ここでは、S1(STEP1)又はS2(STEP2))と、当該指定の応対レベルでの応答文A(メインフレーズ)の日本語“まっすぐ行ってください。”又は“この道をまっすぐ行ってください。”が、応対練習回答画面GP3として表示部12に表示される(ステップP3,P4)。この応対練習回答画面GP3では、録音ガイド「録音中」gu2により、ユーザに対し前記応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される。
そして、ユーザにより発声された応答文A(メインフレーズ)の英語の音声データが音声入力部(マイク)13に入力され、録音音声データ22hとして登録される(ステップP5)。
なおこの際、実戦的練習を行なうには、前記応答文A(日本語)の表示を省略し、前記指定の応対レベル(S1(STEP1)又はS2(STEP2))の表示に従って、ユーザに回答させるようにしてもよい。
すると、前記質問応答データベース22bにおける前記指定の質問項目[[A]行き方は?]に対応付けて、今回指定された応対レベル(S1(STEP1)又はS2(STEP2))に対応する進捗番号([1]又は[2])が、学習済みのレベルとして登録される(ステップP6)。
なお、前記応対レベル指定データ22eとして複数の応対レベル、例えば、S1(STEP1)とS2(STEP2)が指定されている場合には(ステップP7(Yes))、そのうち前記ステップP1~P6で対象とされた今回の指定レベル(S1(STEP1))の他の指定レベル(S2(STEP2))が新たに今回の指定レベルとして指定される(ステップP8)。そして、前記同様に、応対練習質問画面GP2による質問文(英語/日本語)の表示出力と質問文(英語)の音声出力(ステップP1,P2)、応対練習回答画面GP3による今回の指定レベル(S2(STEP2))とその応答文(日本語)の表示出力(ステップP3,P4)、ユーザにより発声される応答文(英語)の音声の録音(ステップP5)、学習済みのレベルの登録が実行される(ステップP6)。
これによりユーザは、指定の質問項目の質問文(英語)の音声出力を聞いて、ユーザの指定した応対レベルに応じた応答文を発声して回答するという、実際の応対に即した練習を当該ユーザの応対レベルなりに行なうことができる。
前記応対練習処理(ステップAP(P1~P8))が終了すると、図11(A1)(A2)に示すように、応対練習先頭画面GP1が表示され、当該画面GP1の下端に沿って複数の作業アイコン([録音を聞く]ic1/[お手本を聞く]ic2/[もう一度録音]ic3/[別フレーズで練習]ic4/[終了する]ic5)が表示される(ステップA23)。
(録音再生処理)
前記応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[録音を聞く]ic1が選択されて指定されると(ステップA24(Yes))、図7における録音再生処理に移行される(ステップAR)。
前記録音再生処理が開始されると、前記図10(C1)(C2)で示したように、前記指定の質問文(“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)の応対練習質問画面GP2が表示され(ステップR1)、当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力される(ステップR2)。
また、ユーザ指定の応対レベル(ここでは、S1(STEP1)又はS2(STEP2))と当該指定レベルに対応した応答文A(メインフレーズ)の日本語(“まっすぐ行ってください。”又は“この道をまっすぐ行ってください。”)/英語(“Go strait.”又は“Go straight down this street.”)が表示出力され(ステップR3,R4)、前記録音音声データ22hとして登録されているユーザによる応答文Aの音声データが音声出力される(ステップR5)。
なお、前記応対レベル指定データ22eとして複数の応対レベル、例えば、S1(STEP1)とS2(STEP2)が指定されている場合には(ステップR6(Yes))、そのうち前記ステップR1~R5で対象とされた今回の指定レベル(S1(STEP1))の他の指定レベル(S2(STEP2))が今回の指定レベルとして指定され(ステップR7)、前記ステップR1~R5による同様の録音再生処理が繰り返される。
これによりユーザは、指定の質問項目の質問文(英語)の模範の音声出力に対して、ユーザ自身が回答して録音した指定の応対レベル(1又は複数)での応答文のユーザの音声出力を比較して聞くことができ、今回練習したユーザの応対レベルなりの応対が正しくできているかを容易に認識することができる。
(お手本再生処理)
また、前記図11(A1)(A2)で示した、応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[お手本を聞く]ic2が選択されて指定されると(ステップA25(Yes))、図8におけるお手本再生処理に移行される(ステップAT)。
このお手本再生処理(ステップAT(T1~T7))では、ステップT1~T4とステップT6,T7の処理が、前記録音再生処理におけるステップR1~R4とステップR6,R7と同じ処理になる。
そして、前記録音再生処理のステップR5では、録音音声データ22hとして登録されているユーザによる指定の応対レベルでの応答文Aの音声データが音声出力されるのに対して、このお手本再生処理では、ユーザによる指定の応対レベルでの応答文Aの模範の音声データが音声出力される(ステップT5)。
これによりユーザは、指定の質問項目の質問文(英語)の模範の音声出力と、ユーザ指定の応対レベルでの応答文の模範の音声出力とを通して聞くことができ、今回練習しているユーザの応対レベルなりの正しい応対を改めて学習することができる。
(もう一度録音)
また、前記図11(A1)(A2)で示した、応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[もう一度録音]ic3が選択されて指定された場合は(ステップA26(Yes))、前記図6における応対練習処理が再び実行される(ステップAP)。
すなわち、前記図10(C1)(C2)及び図10(D1)(D2)で示したように、応対練習質問画面GP2による質問文(英語/日本語)の表示出力と質問文(英語)の音声出力(ステップP1,P2)、応対練習回答画面GP3による今回の指定レベル(S1(STEP1)又はS2(STEP2))とその応答文(日本語)の表示出力(ステップP3,P4)、ユーザにより発声される応答文(英語)の音声の録音(ステップP5)、学習済みのレベルの登録が実行される(ステップP6)。
(別フレーズ応対練習処理)
また、前記図11(A1)(A2)で示した、応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[別フレーズで練習]ic4が選択されて指定されると(ステップA27(Yes))、別フレーズ応対練習処理に移行される(ステップAN)。
この別フレーズ応対練習処理(ステップAN)は、前記図6における応対練習処理(ステップAP)と略同様の処理となり、当該応対練習処理(ステップAP)では、そのステップP4において、図10(D1)(D2)で示したように、ユーザ指定の応対レベル(ここでは、S1(STEP1)又はS2(STEP2))での応答文A(メインフレーズ)の日本語(“まっすぐ行ってください。”又は“この道をまっすぐ行ってください。”)が応対練習回答画面GP3として表示出力されるに対して、この別フレーズ応対練習処理(ステップAN)では、別フレーズ、つまり、応答文B(別フレーズ1)の日本語と応答文C(別フレーズ2)の日本語が順番に当該応対練習回答画面GP3として表示出力される点で異なる。
また、この別フレーズ応対練習処理(ステップAN)では、前記図6における応対練習処理(ステップAP)でのステップP6の処理(学習済みのレベルの登録処理)は行わない。
すなわち、前記図11(A1)(A2)で示した、応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[別フレーズで練習]ic4が選択されて、別フレーズ応対練習処理(ステップAN)に移行されると、図11(B1)(B2)に示すように、前記指定の質問項目の質問文(テキスト)(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)の応対練習質問画面GP2が表示され、当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力される。
この後、前記指定の応対レベルがS1(STEP1)である場合は、図11(C1)に示すように、当該指定の応対レベル(STEP1)と応答文B(別フレーズ1)の日本語テキスト“右に行ってください。”が応対練習回答画面GP3として表示され、録音ガイド「録音中」gu2により、ユーザに対し当該指定レベル(STEP1)での応答文B(別フレーズ1)の英語の発声が促される。
また、前記指定の応対レベルがS2(STEP2)である場合は、図11(C2)に示すように、当該指定の応対レベル(STEP2)と応答文B(別フレーズ1)の日本語テキスト“その角で右に行ってください。”が応対練習回答画面GP3として表示され、録音ガイド「録音中」gu2により、ユーザに対し当該指定レベル(STEP2)での応答文B(別フレーズ1)の英語の発声が促される。
続けて更に、前記図11(A1)(A2)で示した、応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[別フレーズで練習]ic4が選択されて指定表示Wされ、繰り返し、別フレーズ応対練習処理(ステップAN)に移行されると、前記同様に、指定の質問項目の質問文(テキスト)(英語/日本語)の応対練習質問画面GP2が表示され、当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力された後に、前記指定の応対レベルがS1(STEP1)である場合は、図11(D1)に示すように、当該指定の応対レベル(STEP1)と応答文C(別フレーズ2)の日本語テキスト“左に行ってください。”が応対練習回答画面GP3として表示される。また、前記指定の応対レベルがS2(STEP2)である場合は、図11(D2)に示すように、当該指定の応対レベル(STEP2)と応答文C(別フレーズ2)の日本語テキスト“その角で左に行ってください。”が応対練習回答画面GP3として表示される。そして、ユーザに対し当該指定レベル(STEP1)又は(STEP2)での応答文C(別フレーズ2)の英語の発声が促される。
これにより、前記指定の質問文に対する指定の応対レベルでの別フレーズの応答文B(別フレーズ1)と応答文C(別フレーズ2)についても、前記応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[別フレーズで練習]ic4を指定することで、順次容易に練習することができる。
(応対レベル(STEP1-3)指定)
次に、前記図9(C)で示した応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gにおいて、[全STEP]ボタンSAが選択され、前記応対レベル指定データ22eとして(STEP1-3)が記憶されている場合の応対練習の動作を、図12を参照して説明する。
前記応対学習画面GL(図10(A1)(A2)参照)において、当該画面GLに従い学習した質問文と指定レベル(STEP1-3)での各応答文について練習するため、当該画面GLの下端に沿って表示されている(応対を練習する)ボタンBPがタッチ操作されると(ステップA21(Yes))、前記同様に、現在の指定の質問項目[[A]行き方は?]の質問文が練習の対象に設定され(ステップA22)、応対練習モードに移行される(ステップAP)。
前記応対練習モードに移行されると、図12(A)に示すように、応対練習先頭画面GP1が表示部12に表示され、指定場面[[A]行先案内]、指定の質問項目[[A]行き方は?]、指定の応対レベル(ここでは、SA(STEP1-3))での応対練習を開始させる説明gu1が表示される。
そして、応対練習処理(ステップAP)が開始されると、前記同様に、図12(B)に示すように、前記指定の質問項目[行き方は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“How can I get to Meiji Jingu?”/日本語“明治神宮へはどのように行きますか。”)が応対練習質問画面GP2として表示され(ステップP1)、当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力される(ステップP2)。
すると、図12(C)に示すように、前記指定の応対レベルSA(STEP1-3)のうち1番目の応対レベルS1(STEP1)と、当該応対レベルS1(STEP1)での応答文A(メインフレーズ)の日本語“まっすぐ行ってください。”が、応対練習回答画面GP3として表示部12に表示され、ユーザに対し前記応対レベルS1(STEP1)での応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される(ステップP3~P5)。
そして、ユーザにより発声された前記応対レベルS1(STEP1)での応答文A(メインフレーズ)の英語の音声データが音声入力部(マイク)13に入力され、録音音声データ22hとして登録されると(ステップP5,P6)、前記指定されている応対レベルSA(STEP1-3)のうちの2番目の応対レベルS2(STEP2)が今回の指定レベルとして指定され(ステップP7,P8)、図12(D)に示すように、再び、前記指定の質問文(テキスト)(英語/日本語)の応対練習質問画面GP2が表示される(ステップP1,P2)。
すると、図12(E)に示すように、前記2番目の応対レベルS2(STEP2)と、当該応対レベルS2(STEP2)での応答文A(メインフレーズ)の日本語“この道をまっすぐ行ってください。”が、応対練習回答画面GP3として表示部12に表示され、ユーザに対し前記応対レベルS2(STEP2)での応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される(ステップP3~P6)。
さらにこの後、前記指定されている応対レベルSA(STEP1-3)のうちの3番目の応対レベルS3(STEP3)が今回の指定レベルとして指定され(ステップP7,P8)、図12(F)に示すように、再び、前記指定の質問文(テキスト)(英語/日本語)の応対練習質問画面GP2が表示される(ステップP1,P2)。
すると、図12(G)に示すように、前記3番目の応対レベルS3(STEP3)と、当該応対レベルS3(STEP3)での応答文A(メインフレーズ)の日本語“この道をまっすぐ行けば正面に見えるでしょう。”が、応対練習回答画面GP3として表示部12に表示され、ユーザに対し前記応対レベルS3(STEP3)での応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される(ステップP3~P5)。
この場合、前記質問応答データベース22bにおける前記指定の質問項目[[A]行き方は?]に対応付けて、今回指定された応対レベル(SA(STEP1-3))に対応する進捗番号([1][2][3])が、学習済みのレベルとして登録される(ステップP6)。
これにより、ユーザによる指定の応対レベルとして、複数の応対レベル(ここでは(SA(STEP1-3))が指定された場合には、ユーザは、指定の質問項目の質問文(英語)の音声出力を聞いて、ユーザの指定した応対レベルS1(STEP1),S2(STEP2),S3(STEP3)に応じたそれぞれの応答文を順番に発声して回答するという、実際の応対に即した練習を当該ユーザの応対レベル(STEP1-3)毎に行なうことができる。
このように、複数の応対レベルに応じた応対の練習を行い、当該複数の応対レベルに応じた各応答文のユーザによる音声データを登録した場合には、前記録音再生処理(ステップAR)において、前記複数の応対レベル毎に登録したユーザによる各応答文の音声データを、当該各応答文のテキスト(日本語/英語)を表示させながら音声出力させて確認でき、今回練習した複数の応対レベルなりの各応対が正しくできているかを容易に認識することができる。
この後、前記応対練習先頭画面GP1の作業アイコン[終了する]ic5が選択されて指定されると(ステップA27(No))、図12(H)に示すように、前記学習項目選択画面Giに一覧にした各質問項目[A][B][C][D]…のうち、前記指定の質問項目[[A]行き方は?]について、その進捗番号[1][2][3]が識別表示hされ、前記応対レベルS1(STEP1),S2(STEP2),S3(STEP3)の何れの応対練習も済んだことが示される。
([C]応対を練習)
次に、前記図9(C)で示した初期画面Gの学習方法選択メニューMEにおいて、ユーザ指定の場面からランダムに選択されて指定された質問文を対象に応対を練習するための[[C]応対を練習]が選択されて識別表示(指定)hされると(ステップA28(Yes))、図13(A)に示すように、前記質問応答データベース22bに含まれる複数種類の場面(行先案内/交通…/町中…/レストラン/その他)を場面項目[A]~[E]として配列した学習場面選択画面Gbが表示部12に表示される(ステップA29)。
前記学習場面選択画面Gbにおいて、例えば[[A]行先案内]が選択されて識別表示(指定)hされると、当該指定の場面[[A]行先案内]を示すデータが前記場面指定データ22fとして記憶される(ステップA29)。
すると、前記場面指定データ22fとして記憶された指定の場面[[A]行先案内]に含まれる複数種類の質問項目(行き方は?/かかる時間は?/道に迷った人から…/観光名所は?)の中から、CPU21によりランダムに、練習対象とする質問項目(ここでは、[D]観光名所は?)が選択され、当該選択された質問項目[[D]観光名所は?]を示すデータが前記質問項目指定データ22gとして記憶され、当該質問項目[D]に対応する質問文が設定される(ステップA30)。
すると、前記設定された質問項目[[D]観光名所は?]の質問文を対象にして、前記同様に応対練習処理に移行される(ステップAP)。
すると、図13(B)に示すように、応対練習先頭画面GP1が表示部12に表示され、指定場面[[A]行先案内]、ランダム指定の質問項目[[D]観光名所は?]、指定の応対レベル(ここでは、S1(STEP1))での応対練習を開始させる説明gu1が表示される。
そして、前記応対練習先頭画面GP1の説明gu1に従い、応対練習処理が開始されると、図13(C)に示すように、前記ランダム指定の質問項目[観光名所は?]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“What tourist attractions… around here?”/日本語“この辺りに…観光名所はありますか。”)が応対練習質問画面GP2として表示され(ステップP1)、また当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力される(ステップP2)。
すると、図10(D)に示すように、ユーザによって指定されている応対レベル(ここでは、S1(STEP1))と、当該指定の応対レベルでの応答文A(メインフレーズ)の日本語“浅草寺がおすすめです。”が、応対練習回答画面GP3として表示され(ステップP3,P4)、録音ガイド「録音中」gu2により、ユーザに対し前記応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される。
そして、ユーザにより発声された応答文A(メインフレーズ)の英語の音声データが音声入力部(マイク)13に入力され、録音音声データ22hとして登録される(ステップP5)。
すると、前記質問応答データベース22bにおける前記指定の質問項目[[D]観光名所は?]に対応付けて、今回指定された応対レベル(S1(STEP1))に対応する進捗番号[1]が、学習済みのレベルとして登録される(ステップP6)。
なお、前記応対レベル指定データ22eとして、例えば、S2(STEP2)が指定されている場合には、図13(E)に示すように、応対練習回答画面GP3として当該指定の応対レベルS2(STEP2)での応答文A(メインフレーズ)の日本語“この先にある浅草寺がおすすめです。”が表示される(ステップP3,P4)。
これにより、前記学習方法選択メニューMEの[[C]応対を練習]が選択された場合には、ユーザにより指定した場面から、CPU21によりランダムに質問項目が指定され、当該ランダム指定された質問項目と指定の応対レベルでの応答文について、その応対を練習できる。よって、ユーザが指定した場面と応対レベルの範囲内で、当該ユーザが未だ練習していない質問項目が選択されてその質問文が表示、音声出力される場合もあり、練習済みの質問文に対する応対以外で、同じ応対レベルでの他の質問文に対して、当該ユーザの応対レベルなりの応対ができるかどうかを試しに練習することができる。
(抜き打ち応対練習)
図14(A)に示すように、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能の初期画面Gの[抜き打ち応対練習]ボタンTNにおいて、前記抜き打ち頻度設定データ22dが、例えば、10回に1回“10”([○]たまに練習する)に設定されている状態で、電源の投入から応対学習メニュー(図示せず)での項目[ひとこと会話]の選択により、前記初期画面Gが表示された際に(ステップA1,A2)、前記開始操作回数データ22cとして登録された開始操作の回数データが、前記抜き打ち頻度設定データ22d“10”に一致したと判断されると(ステップA10(Yes))、図14(B)に示すように、前記表示中の初期画面G上に、抜き打ち応対練習実施確認ウインドウQが表示される(ステップA11)。
この抜き打ち応対練習実施確認ウインドウQには、抜き打ち応対の練習を指示する[○:Certainly]ボタンと、今は練習しないを指示する[×:Not now]ボタンが配置され、前記[○:Certainly]ボタンが選択されて指定されると(ステップA11(Yes))、前記質問応答データベース22bの全ての場面(行先案内/交通…/町中…/レストラン/その他)と全ての質問項目の中から、CPU21によりランダムに、抜き打ち応対練習の対象とする質問項目が選択される。ここでは、場面[[E]その他]、質問項目[[A]ホームステイ]が選択され、当該選択された質問項目[[A]ホームステイ]を示すデータが前記質問項目指定データ22gとして記憶され、当該質問項目に対応する質問文が設定される(ステップA30)。
すると、前記設定された質問項目[[A]ホームステイ]の質問文を抜き打ち応対練習の対象にして、前記同様に応対練習処理に移行される(ステップAP)。
すると、図14(C)に示すように、応対練習先頭画面GP1が表示され、ランダム指定された場面[[E]その他]、質問項目[[A]ホームステイ]、指定の応対レベル(ここでは、S1(STEP1))での抜き打ち応対練習を開始させる説明gu1が表示される。
そして、前記応対練習先頭画面GP1の説明gu1に従い、抜き打ち応対練習処理が開始されると、図14(D)に示すように、前記ランダム指定の場面[[E]その他]とその質問項目[[A]ホームステイ]に対応する質問文(テキスト)のデータ(英語“Haveyou ever been to Australia?”/日本語“あなたはオーストラリアに来たことがありますか。”)が応対練習質問画面GP2として表示され(ステップP1)、また当該質問文(英語)の模範音声データが音声出力される(ステップP2)。
すると、図14(E)に示すように、ユーザによって指定されている応対レベル(ここでは、S1(STEP1))と、当該指定の応対レベルでの応答文A(メインフレーズ)の日本語“はい、あります。”が、応対練習回答画面GP3として表示され(ステップP3,P4)、録音ガイド「録音中」gu2により、ユーザに対し前記応答文A(メインフレーズ)の英語の発声が促される。
そして、ユーザにより発声された応答文A(メインフレーズ)の英語の音声データが音声入力部(マイク)13に入力され、録音音声データ22hとして登録される(ステップP5)。
すると、前記質問応答データベース22bにおける前記指定の質問項目[[A]ホームステイ]に対応付けて、今回指定された応対レベル(S1(STEP1))に対応する進捗番号[1]が、学習済みのレベルとして登録される(ステップP6)。
このように、前記応対学習メニュー(図示せず)での項目[ひとこと会話]の選択によりその初期画面Gが表示された際に、当該[ひとこと会話]の開始操作の回数データ22cが抜き打ち頻度設定データ22d(ここでは10回)に一致すると、抜き打ち応対練習が開始される。この場合、前記質問応答データベース22bの全ての場面と全ての質問項目の中から、CPU21によりランダムに質問項目が指定され、当該ランダム指定された質問項目と指定の応対レベルでの応答文について、その応対ができるかどうかが試される。よって、ユーザが指定した応対レベルの範囲内で、練習済みの質問文に対する応対以外の他の質問文に対して、当該ユーザの応対レベルなりの応対が、実際に突然話しかけられた状況での応対としてできるかどうかを練習できる。
したがって、前記構成のデータ出力装置10によれば、[ひとこと会話]の初期画面Gにおいて、ユーザ操作に応じて、複数の応対レベル(S1/S2/S3/SA[全STEP])の中から所望の応対レベル(1又は複数)が指定され、[[A]応対を学ぶ]が指定されると、質問応答データベース22bから、ユーザにより指定された質問文(英語/日本語)と前記指定の応対レベル(1又は複数)の応答文(英語/日本語)が取得され、応対学習画面GLとして表示出力され、また各文毎に模範音声が音声出力され、ユーザの応対レベルに応じた英語応対を学習できる。
そして、前記[ひとこと会話]を開始させる開始操作の回数が、抜き打ち頻度設定データ22dに設定されている回数に一致した場合には、前記質問応答データベース22bからランダムに指定した質問文(英語/日本語)と前記指定の応対レベルの応答文(英語/日本語)が取得され、当該取得された質問文(英語/日本語)が応対練習質問画面GP2として表示され、またその模範音声(英語)が音声出力される。そして、前記指定の応対レベルと前記取得された応答文(日本語)が応対練習回答画面GP3として表示され、ユーザに対し当該指定の応対レベルでの応答文(英語)による回答が促される。
これにより、ユーザ指定の質問文(英語)に対して、ユーザ所望の応対レベルでの英語応対を学習できるだけでなく、前記抜き打ち頻度設定データ22dに応じて、抜き打ちで、ランダムに指定される質問文に対するユーザ所望の応対レベルでの応答文による英語応対を練習できる。よって、ユーザの学習レベルに関係なく相手からの問い掛けがあった場合でも、当該ユーザがそのユーザのレベルなりに答えられるようにするための学習、練習を効果的に行なうことが可能になる。
また、前記構成のデータ出力装置10によれば、前記[ひとこと会話]の初期画面Gにおいて、[[C]応対を練習]が指定されると、前記質問応答データベース22bから、ユーザにより指定された場面でCPU21によりランダムに指定された質問項目の質問文(英語/日本語)と当該質問文に対応するユーザ指定の応対レベルでの応答文(英語/日本語)とが取得される。そして、前記取得された質問文(英語/日本語)が応対練習質問画面GP2として表示され、またその模範音声(英語)が音声出力された後、前記指定の応対レベルと前記取得された応答文(日本語)が応対練習回答画面GP3として表示され、ユーザに対し当該指定の応対レベルでの応答文(英語)による回答が促される。
これにより、ユーザが指定した場面と応対レベルの範囲内で、当該ユーザが未だ練習していない質問項目が指定されその質問文が表示、音声出力される場合もあり、練習済みの質問文に対する英語応対以外で、同じ応対レベルでの他の質問文に対して、当該ユーザの応対レベルなりの英語応対ができるかどうかを試しに練習できる。
また、前記構成のデータ出力装置10によれば、前記応対練習質問画面GP2により質問文(英語/日本語)が表示され、またその模範音声(英語)が音声出力された後に、前記応対練習回答画面GP3により、ユーザ指定の応対レベルと当該指定の応対レベルでの応答文(日本語)が表示され際に、ユーザの回答として応答文(英語)が発声されると、当該ユーザの音声データが録音音声データ22hとして登録される。
これにより、指定の質問文に対する現実に即したユーザの応対レベルなりの応対としての当該ユーザの音声データを登録することができ、この後、録音再生処理により、前記指定の応対レベルでの応答文(日本語/英語)を表示させ、また前記登録されたユーザの応対による音声データを音声出力させることで、前記ユーザの応対レベルなりの正しい応対ができているかを容易に確認できる。
なお、前記実施形態では、ユーザ操作に応じて初期画面Gを表示させた回数をカウントし、ユーザ操作に応じて、出題頻度(抜き打ち頻度設定データ22d)を10回に1回、又は、毎回(10回に10回)、しない(10回に0回)のいずれから選択するようにしたが、ユーザによる数値入力によりn回中のm回(n>=m)を設定するようにしても良い。また前記データ出力装置10のCPU21が、指定された応対レベルに応じて、例えば応対レベルS1なら10回に1回、応対レベルS2なら10回に3回、応対レベルS3なら10回に5回に、出題頻度を設定するようにしてもよい。また前記データ出力装置10のCPU21が、応対練習が済んでいる進捗番号[n](マーカ付きで表示)の数に応じて、出題頻度を高く設定するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、前記応対学習[ひとこと会話]支援機能初期画面Gの[ひとこと]ボタンS1/[目標]ボタンS2/[発展]ボタンS3/[全STEP]ボタンSAの何れかを選択して複数の応対レベル(応対レベル指定データ22e)を指定する場合について、S1(STEP1)とS2(STEP2)を指定した場合、SA(STEP1-3)を指定した場合について説明したが、その他の複数の応対レベルの組合せを指定した場合でも、前記同様に、ユーザに対して応対の学習や応対の練習を行わせるデータ出力処理を実行できるのは勿論である。
前記実施形態では、質問応答データベース22bをデータ出力装置10の記憶部22に記憶して内蔵している場合について説明したが、通信ネットワーク(インターネット)N上のWebサーバ30にアクセス可能なデータ出力装置10であれば、前記質問応答データベース22bを内蔵する必要はなく、前記ユーザによって指定されるかCPU21によってランダムに指定される質問文と、ユーザ指定の応対レベルでの応答文とを、必要なタイミングで、当該データ出力装置10が認証されている質問応答データベース22bのWebサーバ30にアクセスし、前記指定された質問文と指定の応対レベルでの応答文とを取得して、前記応対の学習や応対の練習を行なう構成としてもよい。
前記各実施形態において記載したデータ出力装置10による各処理の手法、すなわち、図4,図5のフローチャートに示すデータ出力処理(その1,2)、図6のフローチャートに示す前記データ出力処理に含まれる応対練習処理(AP)、図7のフローチャートに示す前記データ出力処理に含まれる録音再生処理(AR)、図8のフローチャートに示す前記データ出力処理に含まれるお手本再生処理(AT)などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークNに接続された電子機器のコンピュータに通信部によって取り込むことで、前述した応対の学習機能、練習機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
[付記1]
制御部を備える学習支援装置であって、前記制御部によって、
少なくとも1つの学習項目をユーザが学習することを支援する少なくとも1つの学習支援機能の中からユーザ操作により選ばれた1つの学習支援機能を起動し、前記1つの学習支援機能を起動したときに初期画面を表示部に表示し、
複数のレベルの中から1つ以上のレベルを指定するユーザ操作を受け付け、
前記初期画面を表示した後に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し前記複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中から、1つの質問文データをユーザ操作に基づいて特定し、特定された前記1つの質問文データに対応付けられた複数の応答文データのうちユーザにより指定された前記1つ以上のレベルの1つ以上の応答文データを自動的に特定し、特定された前記1つの質問文データおよび前記1つ以上の応答文データを出力し、
前記1つの学習支援機能を起動したときに前記初期画面を表示した回数が設定値に一致した場合に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中からランダムに選択された少なくとも1つの質問文データと、ユーザ操作により選択された前記1つ以上のレベルを示すデータとを、出力する、
学習支援装置。
[付記2]
前記制御部によって、さらに、
前記1つの学習支援機能を実行中に、前記初期画面を前記表示部に表示した状態から別の画面を前記表示部に表示した状態へとユーザ操作に基づいて遷移し、前記別の画面を前記表示部に表示した状態から前記初期画面を前記表示部に表示した状態へとユーザ操作に基づいて遷移したときには、前記初期画面を表示した回数を増加させず、かつ、前記1つの学習支援機能を起動したときに前記初期画面を表示した場合には、前記初期画面を表示した回数を増加させる、
付記1に記載の学習支援装置。
[付記3]
前記制御部によって、さらに、
前記初期画面を表示中に、出題頻度を特定するユーザ操作を受け付け、
ユーザ操作により特定された出題頻度に応じた値に、前記設定値を設定する、
付記1または付記2に記載の学習支援装置。
[付記4]
前記制御部によって、さらに、
前記初期画面を表示中に、前記複数のレベルの中から前記1つ以上のレベルを選択する前記ユーザ操作を受け付ける、
付記1乃至付記3の何れか1項に記載の学習支援装置。
[付記5]
前記質問文データおよび応答文データのそれぞれは、テキストデータおよび音声データを含み、
前記制御部によって、さらに、
前記1つの質問文データと前記1つ以上の応答文データとを出力した後か、または、前記少なくとも1つの質問文データと前記1つ以上のレベルを示すデータとを出力した後に、ユーザが発する音声データの登録を受け付ける、
付記1乃至付記4の何れか1項に記載の学習支援装置。
[付記6]
前記制御部によって、さらに、
ユーザが発する音声データの登録を受け付けた後に、登録を受け付けた前記ユーザの前記音声データを再生する、
付記5に記載の学習支援装置。
[付記7]
前記複数のレベルの中から2つ以上のレベルがユーザ操作により指定された場合に、
前記制御部によって、さらに、
前記1つの質問文データと当該1つの質問文データに対応付けられた前記2つ以上のレベルの2つ以上の応答文データとを出力し、
前記2つ以上のレベルのそれぞれを示す各データを順次出力する度に、ユーザが発する音声データの登録を受け付け、
前記2つ以上の応答文データのそれぞれが順次出力される度に、順次登録を受け付けた2つ以上の前記ユーザの前記音声データのそれぞれを順次再生する、
付記6に記載の学習支援装置。
[付記8]
学習支援装置の制御部によって実行される学習支援方法であって、
少なくとも1つの学習項目をユーザが学習することを支援する少なくとも1つの学習支援機能の中からユーザ操作により選ばれた1つの学習支援機能を起動し、前記1つの学習支援機能を起動したときに初期画面を表示部に表示し、
複数のレベルの中から1つ以上のレベルを指定するユーザ操作を受け付け、
前記初期画面を表示した後に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し前記複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中から、1つの質問文データをユーザ操作に基づいて特定し、特定された前記1つの質問文データに対応付けられた複数の応答文データのうちユーザにより指定された前記1つ以上のレベルの1つ以上の応答文データを自動的に特定し、特定された前記1つの質問文データおよび前記1つ以上の応答文データを出力し、
前記1つの学習支援機能を起動したときに前記初期画面を表示した回数が設定値に一致した場合に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中からランダムに選択された少なくとも1つの質問文データと、ユーザ操作により選択された前記1つ以上のレベルを示すデータとを、出力する
学習支援方法。
[付記9]
学習支援装置のコンピュータに、
少なくとも1つの学習項目をユーザが学習することを支援する少なくとも1つの学習支援機能の中からユーザ操作により選ばれた1つの学習支援機能を起動し、前記1つの学習支援機能を起動したときに初期画面を表示部に表示させ、
複数のレベルの中から1つ以上のレベルを指定するユーザ操作を受け付けさせ、
前記初期画面を表示した後に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し前記複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中から、1つの質問文データをユーザ操作に基づいて特定し、特定された前記1つの質問文データに対応付けられた複数の応答文データのうちユーザにより指定された前記1つ以上のレベルの1つ以上の応答文データを自動的に特定し、特定された前記1つの質問文データおよび前記1つ以上の応答文データを出力させ、
前記1つの学習支援機能を起動したときに前記初期画面を表示した回数が設定値に一致した場合に、複数の質問文データと前記複数の質問文データのそれぞれに対し複数のレベルでの複数の応答文データとが対応付けて記憶された質問応答データベースの中からランダムに選択された少なくとも1つの質問文データと、ユーザ操作により選択された前記1つ以上のレベルを示すデータとを、出力させる
プログラム。