以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の音声再生装置の実施形態に係る学習支援装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
学習支援装置10の電子回路は、コンピュータであるCPU11を備える。前記CPU11は、フラッシュROMなどの記憶部12に予め記憶された学習支援処理プログラム12a、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14により読み取られて前記記憶部12に記憶された学習支援処理プログラム12a、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(ここではプログラムサーバ)30から通信部15を介してダウンロードされ前記記憶部12に記憶された学習支援処理プログラム12a、に従って回路各部の動作を制御する。
前記CPU11には、データ及び制御バスを介して、前記記憶部12、記録媒体読取部14、通信部15を接続するほか、キー入力部16、タッチパネル付き表示部17、音声入力部18、音声出力部19、を接続する。
前記音声入力部18は、ユーザ等の音声を入力するマイクを備える。
前記音声出力部19は、記憶部12に記憶されているかあるいは録音された音声データに基づく音声を出力するスピーカを備える。
前記記憶部12は、前記学習支援処理プログラム12aを記憶する学習支援処理プログラム記憶部12a、各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…を記憶する記憶部、クイックスタディプレイリスト12cを記憶する記憶部、自動生成リスト12dを記憶する記憶部、および表示データ12eを記憶する記憶部、等を含む。なお、本明細書においては、前記記憶部12において学習支援処理プログラム12aを記憶する部分を学習支援処理プログラム記憶部12aと称するように、前記各データを記憶する各記憶部には、同一の符号を付して説明する。
前記学習支援処理プログラム12aは、本学習支援装置10の全体の動作を司るシステムプログラム、前記通信部15を介して外部の電子機器と通信接続するためのプログラム、および、前記記憶部12に記憶されている各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…を含む種々のデータを使って各学習コンテンツに対応する学習機能を実行するためのプログラムなどを記憶する。前記種々のデータとして、前記各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…に加えて、各学習コンテンツに対応するクイックスタディプレイリストデータ12c、学習の実行に伴い自動生成される自動生成リストデータ12d、および、表示データ12eが、前記記憶部12に記憶されている。前記各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…は、音声データのように聴覚により認識可能に出力されるデータと、テキストデータや画像データのように視覚により認識可能に出力されるデータとを含む。
また、学習機能を実行するためのプログラムには、学習コンテンツデータ12bを聴覚および視覚により認識可能に出力部(音声出力部19および表示部17)によって出力させる処理を実行するアプリケーションプログラム(第1機能)と、前記クイックスタディプレイリスト12cや前記自動生成リスト(後述する[定着プレイリスト]、[復習プレイリスト])に基づいて、学習コンテンツデータ12bを聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に出力部によって出力させる処理を実行するクイックスタディ機能(第2機能)とが含まれる。
前記学習コンテンツ記憶部12bは、例えば、英会話(1)、英会話(2)、英会話(3)、…、聞く英語(1)、聞く英語(2)、聞く英語(3)、…、聞く英会話(1)、聞く英会話(2)、聞く英会話(3)、…、等の多種多様な学習コンテンツデータ(A)12b1、(B)12b2、…を記憶する。
これらの学習コンテンツデータ(A)12b1、(B)12b2、…は、コンテンツの種類に応じて、例えば、ボキャブラリ機能、リスニング機能、スピーキング機能の何れか、あるいはそれらを組み合わせた学習機能を有する。
図2は、前記学習支援装置10における各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…のリスニング機能に対応する部分のデータ構造を示す図である。
学習コンテンツデータのリスニング機能に対応するデータとしては、当該コンテンツの一連の学習ステップに対応した複数の項目毎に、予め定められている当該項目の音声表示名、音声ファイルアドレス、テキストデータアドレスが記憶される。
前記音声表示名は、画面に表示されるプレイリスト内で表示される名称(例えば、図6(B)に示す英会話(1)リスニングのプレイリスト画面G6の最上の項目では『Chapter1 Day1 フレーズ:1』)であり、前記音声ファイルアドレスは、音声ファイルのメモリ上のアドレスであり、テキストデータアドレスは、音声と同時に画面に表示するテキストデータがある場合のそのメモリ上のアドレスである。
そして、前記各項目には、該当する項目の学習の進捗に応じて更新される進捗1フラグ(f1)と進捗2フラグ(f2)が対応付けられて記憶される。
進捗1フラグ(f1)および進捗2フラグ(f2)は、前記学習支援装置10が初期化された初期状態ではいずれもフラグオフであるが、進捗1フラグ(f1)は、各学習コンテンツの全ての情報を利用するためのアプリケーションプログラムがユーザ操作に応じて起動されて、当該アプリケーションプログラムを通じて当該コンテンツの項目(主項目)を視聴した場合にフラグオンになり、進捗2フラグ(f2)は、前記アプリケーションプログラムを通じて当該コンテンツの項目に対応するチェックテスト(副項目)を実行し、且つ、当該テストの結果が予め定めた閾値以上であった場合にフラグオンになる。なお、進捗1フラグ(f1)および進捗2フラグ(f2)は、ユーザ操作などを通じて前記学習支援装置10の記憶部12が初期化されると、いずれもフラグオフに設定される。
前記クイックスタディプレイリスト記憶部12cは、前記学習コンテンツ記憶部12bに記憶された学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…毎に、当該コンテンツのリスニング機能に対応した音声ファイルを出力するためのクイックスタディプレイリスト(コンテンツA用)(コンテンツB用)…を記憶する。
図3は、前記学習支援装置10のクイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されるクイックスタディプレイリストのデータ構造を示す図である。
クイックスタディプレイリストとしては、該当コンテンツの一連の学習ステップに対応した複数の項目毎に、予め定められている当該項目の音声表示名、音声ファイルアドレスが、前記学習コンテンツデータのリスニング機能に対応するデータと同じ内容で記憶される。
そして、前記クイックスタディプレイリストの各項目には、該当する項目の学習の進捗に応じて更新される進捗3フラグ(f3)、進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)が対応付けられて記憶される。
進捗3フラグ(f3)は、ユーザ操作に応じてクイックスタディ機能が起動されて、当該クイックスタディ機能を通じて当該クイックスタディプレイリストに従い音声ファイルを再生した場合にフラグオンになる。なお、クイックスタディプレイリストの進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)は、前記図2で示した学習コンテンツデータの該当する項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)の更新と同時に、更新後の進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)の値が、ここにも同様に記憶される。
また、前記クイックスタディプレイリストの各項目には、前記進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)、進捗3フラグ(f3)の何れかが更新された際に、フラグオンになり、当該プレイリストの内容が変更されたことを示す変更フラグfHも記憶される。
[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作してクイックスタディ機能を起動し、[おすすめ]タブTReをタッチ操作すると、後述するリスト自動生成処理が起動し、前記自動生成リスト記憶部12dに記憶する自動生成リストが生成されるが、前記変更フラグfHは、この自動生成リストを生成する際に利用される。また、クイックスタディ機能によるリスト自動生成処理を実行後、クイックスタディ機能を起動する前の画面へ戻るときに、すべての学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…の各変更フラグfHが、フラグオフへリセットされる。
なお、本明細書においては、進捗1フラグ(f1)がフラグオフの状態を「学習コンテンツに従い未視聴」、フラグオンの状態を「学習コンテンツに従い視聴済み」、進捗2フラグ(f2)がフラグオフの状態を「学習コンテンツに従い未学習」、フラグオンの状態を「学習コンテンツに従い学習済み」、進捗3フラグ(f3)がフラグオフの状態を「クイックスタディで未再生」、フラグオンの状態を「クイックスタディで再生済み」等と称する場合がある。
前記自動生成リスト記憶部12dは、CPU11により、前記クイックスタディプレイリスト(図3参照)の進捗1フラグ(f1)、進捗2フラグ(f2)、進捗3フラグ(f3)の状態に応じて自動生成される自動生成リスト(例えば[定着プレイリスト][復習プレイリスト][学習項目リンクリスト][視聴項目リンクリスト])(図4(A)参照)を記憶する。
図4は、前記学習支援装置10の自動生成リスト記憶部12dに記憶される自動生成リストのデータ構造と当該自動生成リストの生成条件を示す図である。
自動生成リストは、前記クイックスタディプレイリスト(図3参照)に従ったクイックスタディ処理(クイックスタディモード)において、画面に表示される[おすすめ]タブTRe(図11(C)参照)を開いたときに、前記クイックスタディプレイリストの項目毎に、当該項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)の状態を条件とし、当該項目を抽出して[定着プレイリスト]、[復習プレイリスト]、[学習項目リンクリスト]または[視聴項目リンクリスト]等として自動生成する。
例えば、自動生成処理の対象となるクイックスタディプレイリストの項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)の状態が、図4(B)に示すように、f1オン(学習コンテンツに従い視聴済み)、f2オン(学習コンテンツに従い学習済み)、f3オン(クイックスタディで再生済み)であれば、当該項目を抽出して更に学習の定着を促すための[定着プレイリスト]を自動生成し、f1オン(学習コンテンツに従い視聴済み)、f2オン(学習コンテンツに従い学習済み)、f3オフ(クイックスタディで未再生)であれば、当該項目を抽出して復習を促すための[復習プレイリスト]を自動生成し、f1オン(学習コンテンツに従い視聴済み)、f2オフ(学習コンテンツに従い未学習)、f3オン又はオフ(クイックスタディで再生済み/未再生を問わない)であれば、当該項目を抽出して学習コンテンツに従いテストを実施することを促すための[学習項目リンクリスト]を自動生成し、f1オフ(学習コンテンツに従い未視聴)、f2オフ(学習コンテンツに従い未学習)、f3オン(クイックスタディで再生済み)であれば、当該項目を抽出して学習コンテンツに従い視聴することを促すための[視聴項目リンクリスト]を自動生成する。
前記自動生成リストは、初回に生成する場合、全ての学習コンテンツに対応したクイックスタディプレイリストの全ての項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)を確認し、フラグの組合せに応じた[定着プレイリスト][復習プレイリスト]を生成する。2回目以降に生成する場合、前記クイックスタディプレイリストにおいて変更フラグfHがオンである項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)を確認し、フラグの組合せに応じた[定着プレイリスト][復習プレイリスト]を生成する。
前記表示データ記憶部12eは、本学習支援装置10の動作に応じて前記CPU11が表示部12に表示させる、例えばビットマップ形式の画像データを記憶する。
このように構成された学習支援装置10は、前記CPU11が、前記学習支援処理プログラム12aに記述された命令従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、各学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…やクイックスタディプレイリスト(12c)に応じた学習支援機能を実現する。
次に、前記構成の学習支援装置10の動作について説明する。
先ず、学習コンテンツ記憶部12bに記憶されている学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…に基づいた学習支援機能の一例について説明する。
図5、図6、図7は、前記学習支援装置10の学習コンテンツデータ(A)12b1,(B)12b2,…に従ったユーザ操作に対応する表示動作の一例(その1)(その2)(その3)を示す図である。
例えば、ユーザ操作に応じて、学習支援装置10の電源がオンになると、CPU11により、学習支援処理プログラム12aが起動され、図5(A)に示すように、英語の学習メニューを一覧にした英語学習初期画面G1をタッチパネル付き表示部17に表示させる。
前記英語学習初期画面G1には、例えば、[ボキャブラリ][リスニング][スピーキング][テスト]の4種類の学習選択アイコン、内蔵される辞書の一覧を呼び出す[コンテンツ一覧]アイコンのほか、[機能]アイコン、[設定]アイコン等が配列される。
なお、前記表示部17に表示される画面Gnの右端には、[クイックスタディ]アイコンQ、[戻る]アイコンR、[決定]アイコンDを含む5つのアイコンが常時表記されている。
前記英語学習初期画面G1において、[ボキャブラリ]アイコンがタッチ操作されると、CPU11は、学習コンテンツ記憶部12bに記憶されている各学習コンテンツデータ12b1,12b2,…の中から、[ボキャブラリ]の学習機能を有する学習コンテンツを抽出する。そして、図5(B)に示すように、[ボキャブラリ]タブTV、[リスニング]タブTL、[スピーキング]タブTSのうち、[ボキャブラリ]タブTVを識別表示Hさせて、前記抽出した学習コンテンツのコンテンツアイコン[英会話(1)][英会話(2)][英会話(3)]…を一覧にした[ボキャブラリ]コンテンツメニュー画面G2を表示部17に表示させる。
前記[ボキャブラリ]コンテンツメニュー画面G2において、[リスニング]タブTLがタッチ操作されると、CPU11は、学習コンテンツ記憶部12bに記憶されている各学習コンテンツデータ12b1,12b2,…の中から、[リスニング]の学習機能を有する学習コンテンツを抽出し、図5(C)に示すように、[リスニング]タブTLを識別表示Hさせて、抽出した学習コンテンツのコンテンツアイコン[聞く英語(1)][聞く英語(2)][聞く英語(3)]…を一覧にした[リスニング]コンテンツメニュー画面G3を表示部17に表示させる。
前記図5(B)で示したコンテンツメニュー画面G2において、コンテンツアイコン[英会話(1)]がタッチ操作されると、CPU11は、前記アプリケーションプログラムを起動し、当該アプリケーションプログラムによって、図6(A)に示すように、学習コンテンツ[英会話(1)]の初期画面G5を表示部17に表示させる。
前記学習コンテンツ[英会話(1)]の初期画面G5から当該コンテンツに応じた動作を開始させると、CPU11は、前記アプリケーションプログラムによって、当該コンテンツに対応したプレイリスト(図2参照)に従い、図6(B)に示すように、プレイリストに含まれる各項目(フレーズ)の音声表示名を一覧にした[リスニング]プレイリスト画面G6を表示部17に表示させる。
この[リスニング]プレイリスト画面G6において、各項目(フレーズ)の音声表示名の右端には、各項目に対応するテストの結果に基づいて当該項目の習熟度を示す進捗グラフF1~F7が表示される進捗表示エリアが設けられている。各項目のテストの結果、全問正解であれば習熟度が100%であるため、各進捗グラフF1~F7全体が網掛け表示される。図6(B)では、進捗グラフF3の左端部が一目盛り分だけ網掛けで表示されているが、これは、当該項目の習熟度(テストを正解した割合)が25%であることを示している。また、他の進捗グラフF1、F2、F4~F7は網掛けがない白表示であるが、これは、当該項目の習熟度がゼロ(テストが全問不正解、またはテストを未実施)であることを示している。
前記[リスニング]プレイリスト画面G6において、[再生]アイコンPがタッチ操作されると、CPU11は、前記アプリケーションプログラムによって、ユーザ操作に応じて選択されているかまたは自動で選択されて識別表示Hされている項目(ここでは、『Day3 フレーズ:3』)の音声ファイルを、前記プレイリスト(図2参照)の音声ファイルアドレスに従い読み出し、音声出力部19により再生させ、ユーザに視聴させる。すると、前記プレイリスト(図2参照)の該当する項目の進捗1フラグ(f1)がオンになる。
続いて、前記[リスニング]プレイリスト画面G6において、[テスト]タブTTがタッチ操作されると、CPU11は、前記アプリケーションプログラムによって、図6(C)に示すように、当該[テスト]タブTTを識別表示Hさせ、前記[リスニング]プレイリスト画面G6での各項目と同じ項目についてユーザにチェックテストを行わせるための[テスト]プレイリスト画面G7を表示部17に表示させる。
すると、CPU11は、前記アプリケーションプログラムによって、識別表示Hされている項目(ここでは、『Day3 フレーズ:3』)のチェックテスト用のテキストデータおよび音声ファイルを、前記プレイリスト(図2参照)の音声ファイルアドレスおよびテキストデータアドレスに従い読み出し、図7(A)に示すように、「○」「×」式の回答画面G8を表示部17に表示させながら音声ファイルを音声出力部19により再生させ、ユーザに回答を促したり、図7(B)に示すように、前記音声ファイルの再生に倣った発音をユーザに促す発音要求画面G9を表示させたりする。
この場合、CPU11は、前記アプリケーションプログラムによって、前記回答画面G8においてタッチ操作された「○」または「×」に対する回答データの正誤、前記発音要求画面G9に従い音声入力部18から入力されたユーザの音声データの模範の音声データとの差異、を判定する等してチェックテストの結果を取得する。
図7(C)は、進捗グラフF3の左半分(二目盛り分)だけ網掛けで表示されているが、これは、当該進捗グラフF3に対応するテストを再度行った結果、当該項目の習熟度が50%に増加したことを示している。前記チェックテストの結果が予め定めた閾値以上である場合、前記プレイリスト(図2参照)の該当する項目の進捗2フラグ(f2)がオンになる。予め定めた閾値が100%であれば、ある項目に対応するテスト結果が全問正解である場合のみ、進捗2フラグ(f2)がオンになり、また、予め定めた閾値が0%であれば、ある項目に対応するテスト結果にかかわらず、テストを実施しただけで、進捗2フラグ(f2)がオンになる。
このように、前記図5、図6、図7を参照して説明したように、学習コンテンツ記憶部12bに記憶されている多種多様な学習コンテンツのうち、ユーザが所望の学習コンテンツで学習を行なうときには、ユーザは、前記英語学習初期画面G1、[ボキャブラリ]コンテンツメニュー画面G2、[リスニング]コンテンツメニュー画面G3等に従った操作手順を経て、所望の学習コンテンツを選択しそのアプリケーションを立ち上げることで、当該学習コンテンツのアプリケーションに応じた学習を行なう。
なお、前記学習コンテンツのアプリケーションに応じた学習は、例えば、自宅や学校等の落ち着いた環境で行うことを想定しており、以下に説明するクイックスタディ処理(クイックスタディモード)に応じた学習は、例えば、通勤途中や通学途中等の画面を見辛い環境で繰り返し行うことを想定している。
次に、クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されているクイックスタディプレイリストに基づいた学習支援機能について説明する。
図8は、前記学習支援装置10のクイックスタディ処理を示すフローチャートである。
このクイックスタディ処理は、表示部17に表示される画面Gnの右端に常時表記されている[クイックスタディ]アイコンQがタッチ操作されることで、その直前の状態に関わらず直ちに起動される。
図9は、前記学習支援装置10のクイックスタディ処理におけるリスト自動生成処理を示すフローチャートである。
図10、図11は、前記学習支援装置10のクイックスタディ処理に従ったユーザ操作に対応する表示動作の一例(その1)(その2)を示す図である。
例えば、図10(A)に示すように、学習コンテンツ[英語テスト]のアプリケーションに従い表示部17に表示された英文テキスト画面GCにおいて、[クイックスタディ]アイコンQがタッチ操作されると、CPU11は、図8に示すクイックスタディ機能を起動し、当該クイックスタディ機能によって、前回クイックスタディ処理を実行したコンテンツ名を、クイックスタディプレイリスト記憶部12cから取得できるか否かを判断する(ステップS1)。
ここで、前回クイックスタディ処理を実行したコンテンツ名がクイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されていると判断されると(ステップS1:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図10(B)に示すように、前回クイックスタディ処理を実行したコンテンツ名に該当するコンテンツ[聞く英会話(1)]のクイックスタディプレイリストの音声表示名(項目名)を一覧にしたプレイリストを、クイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させる(ステップS2)。
前記クイックスタディ画面GQでは、プレイリストの各項目の左端に対応付けて、該当する項目の進捗3フラグ(f3)および進捗2フラグ(f2)がクイックスタディプレイリスト記憶部12cから読み出され、進捗3フラグ(f3)のオンであれば青色のチェックマーク(f3)を表示し、進捗2フラグ(f2)のオンであれば赤色のチェックマーク(f2)を表示する。
これにより、クイックスタディ機能を起動し、当該クイックスタディ機能によって各項目を再生済みか否かと、各学習コンテンツのアプリケーションプログラムを起動し、当該アプリケーションプログラムによって各項目を学習済みか否かとを、同時に視覚的に認識できるようになっている。したがって、例えば、クイックスタディ機能で未再生(青色のチェックマーク(f3)が表示オフ)で、且つ、アプリケーションプログラムで学習済み(青色のチェックマーク(f2)が表示オフ)であれば、わざわざメッセージ画面を出すまでもなく、クイックスタディ機能で該当する項目を復習のために再生することを、ユーザへ喚起することができる。
また、CPU11は、クイックスタディ機能によって、クイックスタディ画面GQにおいて、進捗3フラグ(f3)に対応するチェックマーク(f3)に加えて、進捗2フラグ(f2)に対応するチェックマーク(f2)だけでなく、進捗1フラグ(f1)に対応する緑色のチェックマーク(f1)を表示するようにしてもよい。この場合、クイックスタディ機能で再生済み(青色のチェックマーク(f3)が表示オン)且つアプリケーションプログラムで視聴済み(緑色のチェックマーク(f1)が表示オン)であっても、アプリケーションプログラムで未学習(青色のチェックマーク(f2)が表示オフ)であれば、わざわざメッセージ画面を出すまでもなく、アプリケーションプログラムに従い該当する項目の学習を行うことを、ユーザへ喚起することができる。
同様に、CPU11は、クイックスタディ機能によって、クイックスタディ画面GQにおいて、進捗3フラグ(f3)に対応するチェックマーク(f3)だけを表示するようにしてもよし、または、進捗3フラグ(f3)に対応するチェックマーク(f3)に加えて、進捗2フラグ(f2)に対応するチェックマーク(f2)は表示せずに、進捗1フラグ(f1)に対応するチェックマーク(f1)を表示するようにしてもよい。なお、クイックスタディ機能で再生済みか否かが識別可能にすることで、ユーザにとっての利便性が高まると考えられるものの、CPU11は、クイックスタディ機能によって、クイックスタディ画面GQにおいて、進捗2フラグ(f2)に対応するチェックマーク(f2)および進捗1フラグ(f1)に対応するチェックマーク(f1)のみを表示し、進捗3フラグ(f3)に対応するチェックマーク(f3)を表示しなくてもよい。
図10(B)のクイックスタディ画面GQでは、先頭の項目『Week1 Day1 1-2_動詞[1]』の進捗2フラグ(f2)および進捗3フラグ(f3)が何れもオンで、2番目の項目『Day2 1-2_動詞[2]』は、進捗2フラグ(f2)がオフで進捗3フラグ(f3)がオンであり、ユーザが当該2番目の項目の音声ファイルを前回のクイックスタディ処理で視聴済みである状態を示している。また、表示したコンテンツのうち、前回のクイックスタディ処理に従い最後に視聴した項目が自動選択されて、識別表示Hされている状態を示している。なお、クイックスタディ処理に従い視聴した項目は、各項目を視聴したときに、最後に視聴した項目として、前記クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶される。したがって、クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶された、最後に視聴した項目を読み出すことにより、上述の選択、識別表示Hが実行される。
そして、前記クイックスタディ画面GQの[再生]アイコンPがタッチ操作toされると(ステップS4:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図10(C)に示すように、ユーザ操作に応じて選択されたか、または前回の再生に基づき自動選択されて識別表示Hされている項目『Day2 1-2_動詞[2]』の音声ファイルを読み出し、音声出力部19に再生させるとともに、当該項目に対応付けられた進捗3フラグ(f3)をフラグオンに設定する(ステップS5)。
これにより、ユーザは、たとえ、学習コンテンツのアプリケーションに従った当該コンテンツの学習中にあっても、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作するだけで、直ちに、前回のクイックスタディ処理に従い視聴していたコンテンツの項目からその音声ファイルを視聴してリスニング学習できる。
前記クイックスタディ画面GQでの音声ファイルの再生は、プレイリストに含まれる次の項目が順番に自動選択されて実行され、当該プレイリストの末尾の項目の音声ファイルまで再生して停止するか、[停止]アイコンEのタッチ操作に応じて停止する。
なお、前記クイックスタディ画面GQにおいて、[戻る]アイコンがタッチ操作されると(ステップS6:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、すべての学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…の各変更フラグfHをフラグオフへリセットするとともに、本クイックスタディ機能を起動する前の画面(ここでは、図10(A)で示した学習コンテンツ[英語テスト]の英文テキスト画面GC)を表示部17に表示させる(ステップS7)。
一方、CPU11が実行する前記クイックスタディ機能によって、前記ステップS1において、クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されているコンテンツ毎のクイックスタディプレイリスト(図3参照)について、前回クイックスタディ処理を実行したコンテンツ名がクイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されておらず、クイックスタディ処理の起動が初回と判断されるか(ステップS1:No)、または、図11(A)に示すように、クイックスタディ画面GQの右上に表記されている[コンテンツ変更]タブTCがタッチ操作されたと判断されると(ステップS3:Yes)、前記クイックスタディ機能によって、図11(B)に示すように、[コンテンツ一覧]タブTLiと[おすすめ]タブTReとを備え、当該[コンテンツ一覧]タブTLiを選択状態(識別表示H)にしたコンテンツ名一覧画面GLiを表示部17に表示させる(ステップS8~S10)。
前記コンテンツ名一覧画面GLiにおいて、表示されているコンテンツ名(例えば[聞く英会話(2)])がユーザに選択されてタッチ操作されると(ステップS11:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図11(D)に示すように、選択されたコンテンツ[聞く英会話(2)]のクイックスタディプレイリストの音声表示名(項目名)を一覧にしたプレイリストを、クイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させる(ステップS12)。
図11(D)に示すコンテンツ[聞く英会話(2)]のクイックスタディ画面GQでは、何れの項目も進捗3フラグ(f3)および進捗2フラグ(f2)のチェックマークが付加されていない状態であり、当該コンテンツ[聞く英会話(2)]について、クイックスタディ処理が初回であり、当該コンテンツ[聞く英会話(2)]のアプリケーションを個別に立ち上げてチェックテストを実行してもいないことを示している。
そして、前記[聞く英会話(2)]のクイックスタディ画面GQにおいて、[再生]アイコンPがタッチ操作されると(ステップS4:Yes)、CPU11は、前記図10(B)(C)を参照して説明した場合と同様に、前記クイックスタディ機能によって、自動選択されて識別表示Hされている先頭の項目『Week1 Day1 1-2_動詞[1]』の音声ファイルを読み出し、音声出力部19に再生させるとともに、当該項目に対応付けられた進捗3フラグ(f3)をフラグオンに設定する(ステップS5)。なお、図11(D)は、当該コンテンツ[聞く英会話(2)]におけるクイックスタディ処理が初回であるので、プレイリストのうち先頭の項目が自動選択されて識別表示Hされている状態を示している。
これにより、ユーザは、たとえ、学習コンテンツのアプリケーションに従った当該コンテンツの学習中にあっても、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作し、コンテンツ名一覧画面GLiから所望のコンテンツ名を選択するだけで、直ちに、当該所望のコンテンツの先頭の項目からその音声ファイルを視聴してリスニング学習できる。
また、前記図11(B)で示したコンテンツ名一覧画面GLiにおいて、CPU11が実行する前記クイックスタディ機能によって、[おすすめ]タブTReがタッチ操作されたと判断されると(ステップS13:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図9に示すリスト自動生成処理を実行し、クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶されている各コンテンツのクイックスタディプレイリストの各項目に対応付けられている進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)の状態に基づき、該当する項目を抽出して纏めた[定着プレイリスト]や[復習プレイリスト](図4参照)を自動生成する(ステップS14)。
自動生成リストを、初回に生成する場合(ステップS14a:Yes)、全ての学習コンテンツに対応したクイックスタディプレイリストの全ての項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)を確認し、フラグの組合せに応じたプレイリスト([定着プレイリスト][復習プレイリスト])を生成する(ステップS14a:Yes→S14d:Yes→S14f:Yes/No→S14c:Yes(→S14a:Yes)/No)とともに、視聴又は学習を促す項目へのリンクの一覧を含むリンクリスト([学習おすすめ項目リスト][視聴おすすめ項目リスト])を生成する(ステップS14a:Yes→S14d:No→S14i:Yes(→S14m)/No(→S14j:Yes→S14n)→S14c:Yes(→S14a:Yes)/No)。
また、自動生成リストを、2回目以降に生成する場合(ステップS14a:No)、前記クイックスタディプレイリストにおいて変更フラグfHがオンである項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)を確認し、フラグの組合せに応じたプレイリスト([定着プレイリスト][復習プレイリスト])を生成する(ステップS14a:No→S14b:Yes→S14d:Yes→S14f:Yes/No→S14c:Yes(→S14a:Yes)/No)とともに、リンクリスト([学習項目リンクリスト][視聴項目リンクリスト])を生成する(ステップS14a:No→S14b:Yes→S14d:No→S14i:Yes(→S14m)/No(→S14j:Yes→S14n)→S14c:Yes(→S14a:Yes)/No)。
[定着プレイリスト]は、学習のより一層の定着を促すコンテンツ項目がリスト化されたものである。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、自動生成処理の対象となるクイックスタディプレイリストの項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)がオン(学習コンテンツに従い視聴済み)、進捗2フラグ(f2)がオン(学習コンテンツに従い学習済み)、進捗3フラグ(f3)がオン(クイックスタディで再生済み)であると判断すると(ステップS14d:Yes→S14e:Yes→S14f:Yes)、当該項目を、前記[定着プレイリスト]へ追加する(ステップS14g)。
[復習プレイリスト]は、学習の定着のため復習を促すコンテンツ項目がリスト化されたものである。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、自動生成処理の対象となるクイックスタディプレイリストの項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)がオン(学習コンテンツに従い視聴済み)、進捗2フラグ(f2)がオン(学習コンテンツに従い学習済み)、進捗3フラグ(f3)がオフ(クイックスタディで未再生)であると判断すると(ステップS14d:Yes→S14e:Yes→S14f:No)、当該項目を、前記[復習プレイリスト]へ追加する(ステップS14h)。
[学習項目リンクリスト]は、学習コンテンツに従いテストを実施することを促すための項目がリスト化されたものである。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、自動生成処理の対象となるクイックスタディプレイリストの項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)がオン(学習コンテンツに従い視聴済み)、進捗2フラグ(f2)がオフ(学習コンテンツに従い未学習)であると判断すると(ステップS14d:No→S14i:Yes)、当該項目を、前記[学習項目リンクリスト]へ追加する(ステップS14n)。
[視聴項目リンクリスト]は、学習コンテンツに従い視聴し、テストを実施することを促すための項目がリスト化されたものである。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、自動生成処理の対象となるクイックスタディプレイリストの項目に対応付けられた進捗1フラグ(f1)がオフ(学習コンテンツに従い未視聴)、進捗2フラグ(f2)がオフ(学習コンテンツに従い未学習)、進捗3フラグ(f3)がオン(クイックスタディで再生済み)であると判断すると(ステップS14d:No→S14i:No→S14j:Yes)、当該項目を、前記[視聴項目リンクリスト]へ追加する(ステップS14n)。
前記リスト自動生成処理(ステップS14)において、例えば、[定着プレイリスト]、[復習プレイリスト]、[学習項目リンクリスト]および[視聴項目リンクリスト]が自動生成されると、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図11(C)に示すように、当該[定着プレイリスト]、[復習プレイリスト]、[学習項目リンクリスト]および[視聴項目リンクリスト]のそれぞれに従ったクイックスタディ処理を開始させるためのリスト名「[定着]クイックスタディ」、「[復習]クイックスタディ」、「[学習]おすすめスタディ」および「[視聴]おすすめスタディ」を一覧にした、クイックスタディおすすめ一覧画面GReを表示部17に表示させる(ステップS15)。
前記クイックスタディおすすめ一覧画面GReにおいて、CPU11が実行する前記クイックスタディ機能によって、例えば、リスト名「[定着]クイックスタディ」がタッチ操作されたと判断されると(ステップS16:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、[定着プレイリスト](図4参照)の音声表示名(項目名)を一覧にしたプレイリストを、前記図11(D)で示したものと同様のクイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させる(ステップS17)。
そして、前記[定着プレイリスト]のクイックスタディ画面GQにおいて、[再生]アイコンPがタッチ操作されると(ステップS4:プレイリスト表示中)、CPU11は、前記図10(B)(C)を参照して説明した場合と同様に、前記クイックスタディ機能によって、ユーザにより選択されるか又は自動選択されて識別表示Hされている項目の音声ファイルを読み出し、音声出力部19に再生させるとともに、当該項目に対応付けられた進捗3フラグ(f3)をフラグオンに設定する(ステップS5)。
これにより、ユーザは、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作した後に、[コンテンツ変更]タブTCから[おすすめ]タブTReをタッチ操作することで、これまで学習コンテンツのアプリケーションに従い学習済みで、且つクイックスタディ処理でも視聴済みである項目の音声ファイルについて、更なる学習の定着を図るべく再視聴できる。
また同様に、前記[復習プレイリスト]によりクイックスタディ処理を行なえば、当該クイックスタディ処理では初回であっても、これまで学習コンテンツのアプリケーションに従い学習済みである項目の音声ファイルについて、復習するべく再視聴できる。
前記クイックスタディおすすめ一覧画面GReにおいて、CPU11が実行する前記クイックスタディ機能によって、例えば、リスト名「[学習]おすすめスタディ」がタッチ操作されたと判断されると(ステップS16:Yes)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、[学習項目リンクリスト](図4参照)の音声表示名(項目名)を一覧にしたリンクリストを、前記図11(D)で示したクイックスタディ画面GQと同様のリンクリスト画面GLとして表示部17に表示させる(ステップS17)。
そして、前記[学習項目リンクリスト]のリンクリスト画面GLにおいて、[再生]アイコンPがタッチ操作されると(ステップS4:リンクリスト表示中)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図12(A)に示すように、ユーザにより選択されるか又は自動選択されて識別表示Hされている項目の学習を促す学習おすすめメッセージ画面GM1(『コンテンツアプリで視聴済みで、且つ、未学習のコンテンツ項目の学習を開始?』Yes/No)を表示部17に表示させる(ステップS18)。前記学習おすすめメッセージ画面GM1の[Yes]がタッチ操作されると(ステップS19:No→S20:Yes)、CPU11は、該当する項目を含む学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、該当する項目の学習モードへ遷移する(ステップS21)。
これにより、ユーザは、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作した後に、[コンテンツ変更]タブTCから[おすすめ]タブTReをタッチ操作することで、これまで学習コンテンツのアプリケーションに従い視聴済みであるが未学習である項目の音声ファイルについて、学習コンテンツのアプリケーションの立ち上げる操作を介さずとも、学習コンテンツのアプリケーションに従った学習を行うように、ユーザを簡単に誘導することができる。
また、前記[視聴項目リンクリスト]のリンクリスト画面GLにおいて、[再生]アイコンPがタッチ操作されると(ステップS4:リンクリスト表示中)、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図12(B)に示すように、ユーザにより選択されるか又は自動選択されて識別表示Hされている項目の視聴を促す視聴おすすめメッセージ画面GM2(『クイックスタディで視聴済みで、且つ、コンテンツアプリで未視聴のコンテンツ項目の視聴を開始?』Yes/No)を表示部17に表示させる(ステップS18)。前記視聴おすすめメッセージ画面GM2の[Yes]がタッチ操作されると(ステップS19:No→S20:Yes)、CPU11は、該当する項目を含む学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、該当する項目の視聴モードへ遷移する(ステップS21)。
これにより、ユーザは、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作した後に、[コンテンツ変更]タブTCから[おすすめ]タブTReをタッチ操作することで、これまでクイックスタディで再生済みであるが学習コンテンツのアプリケーションに従い未視聴である項目の音声ファイルについて、学習コンテンツのアプリケーションの立ち上げる操作を介さずとも、学習コンテンツのアプリケーションに従った視聴を行うように、ユーザを簡単に誘導することができる。
なお、前記おすすめメッセージ画面GM1およびGM2において、[No]がタッチ操作されると、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、各部を制御し、前記図11(B)で示したコンテンツ名一覧画面GLiを表示部17に表示させた状態に戻る。
このように、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作してクイックスタディ処理を起動させると、直ちに前回のクイックスタディ処理で視聴していたコンテンツの項目から引き続き視聴できるだけでなく、[おすすめ]タブTReをタッチ操作してリスト自動生成処理を起動させれば、過去にコンテンツアプリに従い視聴済みおよび学習済みで且つクイックスタディで再生済みである項目を抽出した[定着プレイリスト]により、該当する項目の更なる定着のための視聴を行なうことができ、また、過去にコンテンツアプリに従い視聴済みおよび学習済みで且つクイックスタディで未再生である項目を抽出した[復習プレイリスト]により、該当する項目の復習のための視聴を行なうこともでき、また、過去にコンテンツアプリに従い視聴済みおよび未学習である項目を抽出した[学習項目リンクリスト]により、該当する項目を学習コンテンツに従い視聴することを促すことができ、さらには、過去にコンテンツアプリに従い未視聴および未学習で且つクイックスタディで再生済みである項目を抽出した[視聴項目リンクリスト]により、該当する項目を学習コンテンツに従い視聴することを促すこともできる。
なお、前記実施形態のクイックスタディ処理において、[おすすめ]タブTReのタッチ操作に応じて起動されるリスト自動生成処理では、進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)が全てオンである項目は、[定着プレイリスト]に纏めて該当する項目の学習の定着を促し、また、進捗1フラグ(f1)と進捗2フラグ(f2)がオンで進捗3フラグ(f3)がオフである項目は、[復習プレイリスト]に纏めて該当する項目の復習を促す構成とした。
これに加えて、次の他の実施形態において説明するように、前記進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)の他のオンオフ組み合わせに応じた学習支援機能を追加する構成としてもよい。
(他の実施形態)
図13は、前記学習支援装置10のクイックスタディ処理における他の実施形態に応じた第2リスト自動生成処理を示すフローチャートであり、図14および図15は、当該第2リスト自動生成処理での表示動作の一例を示す図である。
すなわち、前記[おすすめ]タブTReのタッチ操作に応じて起動されるリスト自動生成処理(図9参照)が終了後、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記第2リスト自動生成処理に従って、リスト自動生成処理において自動生成された[定着プレイリスト]に、各学習コンテンツの少なくとも1つの項目が含まれているか否かを、学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…毎に判断する。
まず、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、[定着プレイリスト]に各学習コンテンツの少なくとも1つの項目が含まれているか否かの判断を、すべての学習コンテンツについて実行したか否かを判断し、すべての学習コンテンツについて実行済みである場合は、第2リスト自動生成処理を終了する(ステップT1:Yes)。すべての学習コンテンツについて実行済みでない場合は、第2リスト自動生成処理を実行していない学習コンテンツを1つ選択する(ステップT1:No→T2)。
CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、選択した1つの学習コンテンツ内のすべての項目が、[定着プレイリスト]に含まれるか否かを判断する(ステップT3)。すべての項目が含まれていないと判断した場合、選択した1つの学習コンテンツ内の一部の項目のみが、[定着プレイリスト]に含まれるか否かを判断する(ステップT3:No→T4)。また、一つも項目が含まれていないと判断した場合、次の学習コンテンツの判断へと遷移する(ステップT4:No→T1)。
CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、ステップT3において、[定着プレイリスト]に、前記1つの学習コンテンツのすべての項目が含まれていると判断した場合には、当該1つの学習コンテンツと同等レベルである他のコンテンツを抽出し、抽出された他のコンテンツ内の項目の中から、進捗1フラグ(f1)がオフである当該他のコンテンツ内の少なくとも1つの項目の音声表示名(項目名)を一覧にした[チャレンジコンテンツリンクリスト(n)]を生成する(ステップT5)。続けて、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図14に示すように、リスト名「[定着]クイックスタディ」とあわせて、前記ある学習コンテンツに対応するリスト名「他のコンテンツにチャレンジ(n)」を含む、クイックスタディおすすめ一覧画面GReを表示部17に表示させる(ステップT6)。なお、各学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…には、入門、初級、中級、上級等の学習レベルが予め定められていて、各学習コンテンツ(A)12b1,(B)12b2,…に対応付けて、学習コンテンツ記憶部12bに記憶されている。
また、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、ステップT4において、[定着プレイリスト]に、ある学習コンテンツの一部の項目のみが含まれていると判断した場合には、当該ある学習コンテンツ内の項目の中から、進捗1フラグ(f1)がオフである少なくとも1つの項目の音声表示名(項目名)を一覧にした[チャレンジ項目リンクリスト(n)]を生成する(ステップT7)。続けて、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図14に示すように、リスト名「[定着]クイックスタディ」とあわせて、前記ある学習コンテンツに対応するリスト名「未視聴の項目にチャレンジ(n)」を含む、クイックスタディおすすめ一覧画面GRe表示部17に表示させる(ステップT8)。すべての学習コンテンツについて、[定着プレイリスト]に含まれるコンテンツ項目との比較が終わると、第2リスト自動生成処理を終了する(T1:Yes)。
CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記クイックスタディおすすめ一覧画面GReにおいて、リスト名「他のコンテンツにチャレンジ(n)」がタッチ操作されたと判断すると、[チャレンジコンテンツリンクリスト(n)]を、前記図11(D)で示したものと同様のクイックスタディ画面GQとして、表示部17に表示させる。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記クイックスタディ画面GQのある項目が、ユーザ操作に応じて選択されたか、または前回の再生に基づき自動選択されて識別表示Hされている状態で、[再生]アイコンPがタッチ操作されると、図15(A)に示すように、該当する項目の学習を促す学習おすすめメッセージ画面GM3(『復習済みのコンテンツと同レベルの他のコンテンツの視聴&学習を開始?』Yes/No)を表示部17に表示させる。
また、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記クイックスタディおすすめ一覧画面GReにおいて、リスト名「未視聴の項目にチャレンジ(n)」がタッチ操作されたと判断すると、[チャレンジ項目リンクリスト(n)]を、前記図11(D)で示したものと同様のクイックスタディ画面GQとして、表示部17に表示させる。CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記クイックスタディ画面GQのある項目が、ユーザ操作に応じて選択されたか、または前回の再生に基づき自動選択されて識別表示Hされている状態で、[再生]アイコンPがタッチ操作されると、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、図15(B)に示すように、該当する項目の学習を促す学習おすすめメッセージ画面GM4(『学習中のコンテンツ内の他の項目の視聴&学習を開始?』Yes/No)を表示部17に表示させる。
前記学習おすすめメッセージ画面GM3またはGM4の[Yes]がタッチ操作されると、CPU11は、該当する項目を含む学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、該当する項目の視聴モードへ遷移する。
なお、前記おすすめメッセージ画面GM3およびGM4において、[No]がタッチ操作されると、CPU11は、前記クイックスタディ機能によって、前記図11(B)で示したコンテンツ名一覧画面GLiを表示部17に表示させた状態に戻る。
したがって、前記構成の学習支援装置10によれば、学習コンテンツに含まれる学習項目毎の「表示名」と「音声ファイルのメモリアドレス」に、当該項目の音声ファイルを該当する学習コンテンツのアプリケーションプログラムに従い視聴済みであるか否かを示す進捗1フラグ(f1)と、当該項目を同アプリケーションプログラムに従い学習済みであるか否かを示す進捗2フラグ(f2)と、当該項目の音声ファイルをクイックスタディ処理で再生済みであるか否かを示す進捗3フラグ(f3)とを対応付けてなるクイックスタディプレイリストを、学習コンテンツ毎に、クイックスタディプレイリスト記憶部12cに記憶させる。タッチパネル付き表示部17に常時表記される[クイックスタディ]アイコンQがタッチ操作されると、前記クイックスタディプレイリストの進捗3フラグ(f3)が最後にオンされた項目を含む学習コンテンツの各項目の表示名を一覧にしてなるプレイリストをクイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させ、[再生]アイコンPがタッチ操作されると、前記進捗3フラグ(f3)が最後にオンされた項目、つまり、前回のクイックスタディ処理で最後に再生した項目の音声ファイルから順番に次の項目の音声ファイルを、前記「音声ファイルのメモリアドレス」に従いメモリから読み出して音声出力部19にて再生させる。
これにより、ユーザは、例えば、学習コンテンツのアプリケーションプログラムに従った当該コンテンツの学習中にあっても、[クイックスタディ]アイコンQをタッチ操作するだけで、直ちに、前回のクイックスタディ処理に従い視聴していたコンテンツの項目からその音声ファイルを視聴してリスニングの学習を行なうことができる。
よって、学習コンテンツのリスニング機能を、アプリケーションプログラムの立ち上げから行なう必要なく、例えば、通勤途中や通学途中等の画面を見辛い環境であっても、手軽に使用することが可能になる。
また、前記構成の学習支援装置10によれば、[クイックスタディ]アイコンQがタッチ操作された後、[おすすめ]タブTReがタッチ操作されると、前記クイックスタディプレイリストの項目毎に、当該項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)のオン/オフを判断し、各フラグ(f1~f3)が共にオンである項目の「表示名」と「音声ファイルのメモリアドレス」を抽出した[定着プレイリスト]を自動生成し、前記同様のクイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させる。
これにより、ユーザは、過去に学習コンテンツのアプリケーションプログラムに従い学習済みで、且つクイックスタディ処理でも再生済みである学習項目の音声ファイルについて、容易に、更なる学習の定着を図るべく再視聴して学習することができる。
また、前記構成の学習支援装置10によれば、[クイックスタディ]アイコンQがタッチ操作された後、[おすすめ]タブTReがタッチ操作されると、前記クイックスタディプレイリストの項目毎に、当該項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)のオン/オフを判断し、フラグ(f1)(f2)が共にオンでフラグ(f3)がオフである項目の「表示名」と「音声ファイルのメモリアドレス」を抽出した[復習プレイリスト]を自動生成し、前記同様のクイックスタディ画面GQとして表示部17に表示させる。
これにより、ユーザは、クイックスタディ処理では初回であっても、過去に学習コンテンツのアプリケーションプログラムに従い学習済みである項目の音声ファイルについて、容易に、復習するべく再視聴して学習することができる。
また同様に、前記クイックスタディプレイリストの項目毎に、当該項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)のオン/オフを判断し、フラグ(f1)がオンでフラグ(f2)がオフである項目の「表示名」と「音声ファイルのメモリアドレス」を抽出した[学習項目リンクリスト]を自動生成し、当該[学習項目リンクリスト]に対応付けられた「[学習]おすすめスタディ」アイコンを、クイックスタディおすすめ一覧画面GReに表示させる。そして、「[学習]おすすめスタディ」アイコンが選択されると、当該項目の学習を促す学習おすすめメッセージ画面GM1を表示部17に表示させた後、当該項目を含む学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、当該項目の学習モードへ遷移させることができる。
また同様に、前記クイックスタディプレイリストの項目毎に、当該項目の進捗1フラグ(f1)~進捗3フラグ(f3)のオン/オフを判断し、フラグ(f1)(f2)が共にオフでフラグ(f3)がオンである項目の「表示名」と「音声ファイルのメモリアドレス」を抽出した[視聴項目リンクリスト]を自動生成し、当該[視聴項目リンクリスト]に対応付けられた「[視聴]おすすめスタディ」アイコンを、クイックスタディおすすめ一覧画面GReに表示させる。そして、「[視聴]おすすめスタディ」アイコンが選択されると、ユーザが興味ある項目であると仮定して当該項目の視聴を促す視聴おすすめメッセージ画面GM2を表示部17に表示させた後、当該項目を含む学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、当該項目の視聴モードへ遷移させることができる。
さらに、選択した1つの学習コンテンツ内のすべての項目が、[定着プレイリスト]に含まれる場合は、[チャレンジコンテンツリンクリスト(n)]を自動生成し、当該[チャレンジコンテンツリンクリスト(n)]に対応付けられた「他のコンテンツにチャレンジ(n)」アイコンを、クイックスタディおすすめ一覧画面GReに表示させる。そして、「他のコンテンツにチャレンジ(n)」アイコンが選択されると、当該学習コンテンツと同レベルの他のコンテンツの視聴と学習を促す視聴&学習おすすめメッセージ画面GM3を表示部17に表示させた後、該当する学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、各項目の視聴(学習)モードへ遷移させることもできる。
また、選択した1つの学習コンテンツ内の一部の項目のみが、[定着プレイリスト]に含まれる場合は、[チャレンジ項目リンクリスト(n)]を自動生成し、当該[チャレンジ項目リンクリスト(n)]に対応付けられた「未視聴の項目にチャレンジ(n)」アイコンを、クイックスタディおすすめ一覧画面GReに表示させる。そして、「未視聴の項目にチャレンジ(n)」アイコンが選択されると、当該学習コンテンツ内の未視聴の項目の学習を促す視聴&学習おすすめメッセージ画面GM4を表示部17に表示させた後、該当する学習コンテンツを実行するためにアプリケーションプログラムを起動させ、他の項目の視聴(学習)モードへ遷移させることもできる。
また、上述の実施形態では、CPU11は、アプリケーションプログラムによって、学習コンテンツデータ12bを音声出力部19から音声で出力させ且つ表示部17にテキスト又は画像で表示させる、つまり、聴覚および視覚により認識可能に出力部によって出力させる処理を実行させる一方で、クイックスタディ機能によって、学習コンテンツデータ12bを音声により音声出力部19から出力させる、つまり、聴覚により認識可能にのみ出力部によって出力させる処理を実行させたが、これに限らず、クイックスタディ機能によって、学習コンテンツデータ12bを表示部17にテキスト又は画像で表示させる、つまり、視覚により認識可能にのみ出力部によって出力させる処理を実行させてもよい。これにより、アプリケーションプログラムを立ち上げると、コンテンツの情報の全てを利用することができる一方で、クイックスタディ機能を実行することで、当該コンテンツの情報の一部のみを簡易的に利用できる電子機器が提供される。
なお、前記各実施形態において記載した学習支援装置10による各処理の手法、すなわち、図5~図7に一例を示す学習コンテンツのアプリケーション処理、図8のフローチャートに示すクイックスタディ処理、図9のフローチャートに示すクイックスタディ機能が実行する処理に含まれるリスト自動生成処理、図13のフローチャートに示すクイックスタディ機能が実行する処理に含まれる第2リスト自動生成処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークNに接続された電子機器のコンピュータに通信部によって取り込むことで、前述した学習支援機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
コンテンツに含まれる項目に対応付けられた情報を聴覚および視覚により認識可能に出力部によって出力させる第1出力処理を実行する第1機能を起動し、前記第1機能によって前記第1出力処理を実行させ、
前記第1機能を起動せずに、前記項目に対応付けられた情報を聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に前記出力部によって出力させる第2出力処理を実行する第2機能を起動し、前記第2機能によって前記第2出力処理を実行させる、制御部を
備える電子機器。
[2]
前記制御部は、
前記第2機能によって前記第2出力処理を実行させる際に、
前記第1機能による前記第1出力処理の実行に伴う前記項目の情報の前記出力部による第1出力状態を示す第1識別表示を、当該項目に対応付けて、視覚により識別可能に前記出力部によって出力させるか、または、前記第2機能による前記2出力処理の実行に伴う前記項目の情報の前記出力部による第2出力状態を示す第2識別表示を、当該項目に対応付けて、視覚により識別可能に前記出力部によって出力させる、
[1]に記載の電子機器。
[3]
前記制御部は、
前記第1機能による前記第1出力処理の実行に伴う前記項目の情報の前記出力部による第1出力状態と、前記第2機能による前記2出力処理の実行に伴う前記項目の情報の前記出力部による第2出力状態と、に基づいて、前記項目を少なくとも1つのグループへ対応付ける対応付け処理を実行する、
[1]又は[2]に記載の電子機器。
[4]
前記制御部は、
前記対応付け処理において、前記コンテンツの複数の項目について、各項目を、複数のグループのうち少なくとも1つのグループへ対応付ける、
[3]に記載の電子機器。
[5]
前記制御部は、
前記第2機能を起動し、前記第2機能によって、前記対応付け処理により前記少なくとも1つのグループへ対応付けられた項目の情報を、前記聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に前記出力部によって出力させる第3出力処理を実行させる、
[3]又は[4]に記載の電子機器。
[6]
前記制御部は、
前記対応付け処理において、複数の項目を複数のグループへそれぞれ対応付けて、
前記第1機能を起動し、前記第1機能によって、前記複数のグループの第1のグループへ対応付けられた第1の項目の情報を、前記聴覚および視覚により認識可能に前記出力部によって出力させる第4出力処理を実行させる、
[3]乃至[5]のいずれか一項に記載の電子機器。
[7]
前記制御部は、
前記第2機能を起動し、前記第2機能によって、前記複数のグループの第2のグループへ対応付けられた第2の項目の情報を、前記聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に前記出力部によって出力させる、
[6]に記載の電子機器。
[8]
前記制御部は、
前記第1出力処理において、前記項目に含まれる主項目および副項目のうち前記主項目の情報を前記出力部によって出力済みであるか否か、および、前記主項目および前記副項目の情報を前記出力部によって出力済みであるか否か、により前記第1出力状態を決定し、
前記第2出力処理において、前記項目に含まれる前記主項目の情報を前記出力部によって出力済みであるか否か、により前記第2出力状態を決定する、
[2]乃至[7]のいずれか一項に記載の電子機器。
[9]
コンテンツに含まれる項目に対応付けられた情報を聴覚および視覚により認識可能に出力部によって出力させる第1出力処理を実行する第1機能を起動し、前記第1機能によって前記第1出力処理を実行させ、
前記第1機能を起動せずに、前記項目に対応付けられた情報を聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に前記出力部によって出力させる第2出力処理を実行する第2機能を起動し、前記第2機能によって前記第2出力処理を実行させる、ことを含む電子機器の制御方法。
[10]
電子機器のコンピュータを、
コンテンツに含まれる項目に対応付けられた情報を聴覚および視覚により認識可能に出力部によって出力させる第1出力処理を実行する第1機能を起動し、前記第1機能によって前記第1出力処理を実行させ、
前記第1機能を起動せずに、前記項目に対応付けられた情報を聴覚または視覚のいずれか一方により認識可能に前記出力部によって出力させる第2出力処理を実行する第2機能を起動し、前記第2機能によって前記第2出力処理を実行させる、手段として機能させるコンピュータ読み込み可能なプログラム。