JP3958253B2 - 対話システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対話型ロボットを用いた対話システムに関し、詳しくは、使用者に対しさまざまなパターンの音声で運動しながら応答することが可能な対話型ロボットとの会話や、更にコンピューター中のキャラクターとの会話により、英会話など語学学習に役立つ対話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報手段の進歩により、海外の人々と外国語でコミュニケーションを取る機会が増えている。また、輸送手段の進歩により海外に気軽に旅行に行ける時代となり、旅行先の国の言葉を理解したり、話したりする機会も増えている。従って、英語をはじめとする外国語の習得、特に会話力の習得は、年代を問わず重要である。
【0003】
例えば、英語の場合、中学校や高校で学ぶ基礎的な英文法を理解していれば、理論的には英会話が可能なはずであるが、実際には難しく、改めて会話の勉強をする必要がある。従って、英会話スクールに入会することにより英会話の勉強を行うのが一般的である。しかしながら、仕事が忙しい等の理由で時間が取れない場合は、たとえ入会しても参加できず学費が無駄になってしまう。
このような場合、英会話のレッスンのためのCDやCD−ROMなどを利用することも考えられるが、一人で勉強するのは根気と忍耐力が必要であり、また、一つのストーリーでは一通り見た後は飽きてしまうため、効率よく会話力を習得することができなかった。
【0004】
また、こどもは、大人よりも早く語学を習得することができるため、早くから英会話スクールに通わせるなどして語学力を身につけたいと考える親が多い。しかし、スクールは学費がかかり、また、通常は保護者同伴で通う必要があることから、親の時間がない場合はスクールに入れることは困難となる。従って、自宅で英会話を身につけることができる方法が望まれていた。
【0005】
そして、英会話スクールにおいては、先生が生徒とサークルを組んで会話を行うのが普通であるが、会話の中に新しい話題を常に提供する必要があり、そのような話題提供のための手段が望まれていた。
【0006】
このような手段として、例えば特許文献1に記載されたキャラクタ型会話システムがあるが、このシステムは、コンピューターの画面上のキャラクターと対話するだけであるため、現実性に乏しく、特にこどもの場合は興味を示しにくいといった問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−269087号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解決し、効率よく自宅で会話力を習得させ、幅広い年齢層に興味を持って受け入れられ、しかも、飽きさせない話題を提供することのできる対話システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、豊富な応答文を蓄積させた対話型ロボットや、このロボットをコンピューターと接続することによりロボットのほかにキャラクターと対話することができる対話システムを見出し、本発明に至った。
【0010】
請求項1記載の対話システムは、
(a)コンピューターと有線又は無線で接続するための接続部、
使用者音声記録部により記録された音声をコンピューターに送信するとともに、コンピューターから送信された応答文の意味内容を受信する対コンピューター送受信部、
コンピューターから送信された応答文の意味内容を対応する音声に変換する応答文音声変換部が設けられた対話型ロボットと、
(b)使用者が発した音声及び対話型ロボットの発声部が発した音声を対話型ロボットから受信する音声受信手段、
音声受信手段により受信された音声の意味内容を認識し解読する音声認識手段、
キャラクターを選択可能とするためのキャラクター選択手段、
1種類又は2種類以上のキャラクターを表示し、キャラクター並びに対話内容に沿った物語を物語の進行に沿ってキャラクターデータメモリから選択表示するための表示手段、
多様かつ多種類な応答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された応答文データメモリ、
キャラクターの種類及びキャラクター並びに対話内容に沿った物語の内容が蓄積されたキャラクターデータメモリ、
前記音声認識手段により解読された意味内容に対応する応答文を対話型ロボット又はキャラクターの言葉とするか否かを判断しながら前記応答文データメモリから選択する応答文マッチング手段、
応答文の意味内容を対話型ロボットに送信する応答文送信手段、
前記使用者が対話中に適切な返答文が思いつかない場合に前記返答文データメモリが選択した適切な返答文を表示手段に表示させるための返答文表示指示手段、
とを含むコンピューターと、
を有する、
キャラクター、対話型ロボット及び使用者の三者の間で対話が可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の対話システムは、
(a)コンピューターと有線又は無線で接続するための接続部、
使用者音声記録部により記録された音声をコンピューターに送信するとともに、コンピューターから送信された応答文の意味内容を受信する対コンピューター送受信部、
コンピューターから送信された応答文の意味内容を対応する音声に変換する応答文音声変換部が設けられた対話型ロボットと、
(b)使用者が発した音声及び対話型ロボットの発声部が発した音声を対話型ロボットから受信する音声受信手段、
音声受信手段により受信された音声の意味内容を認識し解読する音声認識手段、
キャラクターを選択可能とするためのキャラクター選択手段、
1種類又は2種類以上のキャラクターを表示し、キャラクター並びに対話内容に沿った物語を物語の進行に沿ってキャラクターデータメモリから選択表示するための表示手段、
多様かつ多種類な応答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された応答文データメモリ、
キャラクターの種類及びキャラクター並びに対話内容に沿った物語の内容が蓄積されたキャラクターデータメモリ、
前記音声認識手段により解読された意味内容に対応する応答文を対話型ロボット又はキャラクターの言葉とするか否かを判断しながら前記応答文データメモリから選択する応答文マッチング手段、
応答文の意味内容を対話型ロボットに送信する応答文送信手段、
前記使用者が対話開始時に適切なキーセンテンスを思いつかない場合に前記応答文データメモリが選択した適切なキーセンテンスを前記表示手段に表示させるためのキーセンテンス表示指示手段とを含むコンピューターと、
を有する、
キャラクター、対話型ロボット及び使用者の三者の間で対話が可能であることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の対話システムは、請求項1又は2において、
前記コンピューターは、
使用者が自己の対話レベルを指定する対話レベル設定手段を更に含み、
前記応答文マッチング手段は、更に、使用者の対話レベルに応じた応答文を応答文データメモリから自動的に又は前記対話レベル設定部により設定された使用者の対話レベルに応じて選択するものであることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の対話システムは、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記対話型ロボットには、
応答文に応じた表情及び/又は行動(応答運動パターン)が蓄積された応答運動パターンデータベースと、
応答文マッチング部が選択した応答文に対応する適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベースから選択する応答運動パターンマッチング部と、
前記応答運動パターンマッチング部により選択された応答運動パターンが表現されるべき部位を動かす応答運動指令部とが更に設けられており、
前記応答運動パターンマッチング部は、前記コンピューターから送信された応答文に対応した適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベースから選択することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の対話システムは、請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記対話型ロボットの対コンピューター送受信部は、更に、
対話型ロボットが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、その旨を前記コンピューターに送信するとともに、前記コンピューターから送信された返答文の意味内容を受信し、
前記コンピューターが、
応答文データメモリに記録された応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文からなる返答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された返答文データメモリと、
対話型ロボットが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、前記キャラクター選択手段により選択されたキャラクター又は対話型ロボットに応じて返答文データメモリから選択する返答文マッチング手段と、
返答文の意味内容を対話型ロボットに送信する返答文送信手段とをさらに含み、
前記対話型ロボットの返答文音声変換手段は、コンピューターから送信された返答文の意味内容を対応する音声に変換することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の対話システムは、請求項5において、
前記応答文マッチング手段は、更に、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データメモリから選択できない場合に、その旨を返答文マッチング手段に伝えるとともに、
前記返答文マッチング手段は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリから選択することを特徴とする。
請求項7記載の対話システムは、請求項5又は6において、
前記返答文マッチング手段は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリから選択する場合が2度続いた場合には、異なる話題の返答文をランダムに返答文データメモリから選択することを特徴とする。
請求項8記載の対話システムは、請求項5〜7のいずれかにおいて、
前記返答文マッチング手段は、更に、使用者の対話レベルに応じた返答文を自動的に又は前記対話レベル設定部により設定された使用者の対話レベルに応じて返答文データベースから選択するものであることを特徴とする。
請求項9記載の対話システムは、請求項5〜8のいずれかにおいて、
前記対話型ロボットの返答運動パターンマッチング部は、前記コンピューターから送信された返答文に対応した適切な返答運動パターンを、返答運動パターンデータベースから選択することを特徴とする。
【0016】
請求項10記載の対話システムは、請求項1〜9のいずれかにおいて、
日本語以外の言語で使用者と前記対話型ロボットが対話し、語学学習用に用いられることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の対話型ロボット及び対話システムの実施形態について説明する。
まず、本発明の対話型ロボットについて説明する。図1(a)は、対話型ロボットの外観を示す図である。本発明の実施形態の対話型ロボットAは、図1(a)に示すように、使用者と英語で対話することができる小鳥の形態を有するロボットである。
対話型ロボットAは、コンピューターBと接続可能であってもよく、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続することにより、提供されるのが本実施形態の対話システムである。
【0018】
まず、本実施形態における対話型ロボットAについて説明する。対話型ロボットAの構成要素は、図2に示すように、使用者音声記録部11、音声認識部12、応答文データベース13、応答文マッチング部14、応答文音声変換部15及び発声部16を含む。このような応答文データベース13に蓄積された応答文としては、「おはよう(Good morning)、やあ(Hi)」などがある。
【0019】
使用者が自己の対話レベルにあった対話を楽しみたい場合には、対話レベル設定部21を更に含むことが好ましい。
また、対話型ロボットAに応答文に応じた表情及び/又は行動(応答運動パターン)を表現させたい場合には、応答運動パターンデータベース31、応答運動パターンマッチング部32及び応答運動指令部33を更に設けることが好ましい。
【0020】
更に、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者が音声(返事)を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文(例えば、応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文など)を対話型ロボットAから返答させたい場合には、返答文データベース41、返答文マッチング部42、返答文音声変換部43を更に含むことが好ましい。このような返答文としては「もう一度言って。」「聞こえない。」(Come again please. I can't hear you)といったものが挙げられる。
そして、対話型ロボットAに返答文に応じた表情及び/又は行動(返答運動パターン)を表現させたい場合には、返答運動パターンデータベース51、返答運動パターンマッチング部52及び返答運動指令部53を更に設けることが好ましい。
【0021】
更に、対話型ロボットAの外面の部位に接触した場合に、接触部位、例えば図1の(a)に例示したロボットのおでこ、のど、両足、腹及び背中の6部位に対応する表情及び/又は行動(接触運動パターン)を表現させたい場合には、接触認識部61、接触運動パターンデータベース62、接触運動パターンマッチング部63及び運動指令部64を更に設けることが好ましい。
【0022】
また、コンピューターBの表示手段により表示されたキャラクターと使用者の間、或いは前記キャラクター、対話型ロボットA及び使用者の三者の間で対話を楽しみたい場合は、接続部71と、対コンピューター送受信部72とをさらに設けることが好ましい。
【0023】
以下、対話型ロボットAの構成を説明する。
使用者音声記録部11は、使用者が発した音声を入力し一時的に記録する。実際には、対話型ロボットAに内蔵されたマイクロフォン及びメモリ(図示せず)がその役割を果たす。
【0024】
音声認識部12は、前記使用者音声記録部11により記録された音声の意味内容を認識し解読する。解読できる音声は、音声認識部12に設けられた音声認識ソフトの能力による制約があるが、単語及び2語以上の文を合わせて80パターンとすることができる。
このような音声認識部12としては、例えば対話型ロボットAのみの場合は、センタリー社の音声認識ソフトを使用することができる。
なお、返答文データベース41、返答文マッチング部42、返答文音声変換部43が設けられている場合には、使用者音声記録部11は、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、その旨の情報を返答文マッチング部42に伝える。
【0025】
応答文データベース13は、応答文の意味内容が蓄積されたデータベースである。応答文データベース13は、例えば、趣味(hobby)、数字(number)、天気(weather)、動物(animal)、食べ物(food)、お話(chat)、ゲーム(game)、物語(story)、歌(song)等をテーマとする各セクションに分類され、各セクションには、これらのテーマに沿った内容の応答文の意味内容がADPCM方式(音声圧縮方式)等の形式で蓄積されている。
【0026】
応答文マッチング部14は、音声認識部12により解読された意味内容に対応する応答文を、応答文データベース13から選択する。また、対話レベル設定部21を構成要素に含む場合は、更に、使用者の対話レベルに応じた応答文を応答文データベース13から自動的に又は前記対話レベル設定部21により設定された使用者の対話レベルに応じて選択する。
対話型ロボットAに、応答運動パターンデータベース31、応答運動パターンマッチング部32及び応答運動指令部33が設けられている場合、選択した応答文の内容は、応答運動パターンマッチング部32に伝えられることが好ましい。
そして、返答文データベース41、返答文マッチング部42、返答文音声変換部43が設けられている場合において、使用者に対し再度発声を促したい場合には、応答文マッチング部14は、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データベース13から選択できないと、その旨を返答文マッチング部42に伝える。
更に、接触部位に応じて対話型ロボットAが応答するようにしたい場合は、応答文マッチング部14は、ランダムに応答文を応答文データベース13から選択することが好ましい。
【0027】
応答文音声変換部15は、応答文の意味内容を対応する音声に変換する。また、接続部71及び対コンピューター送受信部72を設けた場合には、応答文音声変換部15は、コンピューターBから送信された応答文の意味内容を対応する音声に変換する。
【0028】
発声部16は、前記応答文音声変換部15により変換された音声を使用者に対して発声するいわゆるスピーカーとしての役割を有する。また、返答文データベース41、返答文マッチング部42、返答文音声変換部43を設けた場合には、発声部16は、前記返答文音声変換部43により変換された音声を、スピーカー機能を利用して使用者に対して発声する。
ここで、音声は、ネイティブスピーカーが発声したものを予め録音したものを用いることができる。
【0029】
対話レベル設定部21は、使用者が自己の対話レベルを指定する。対話レベルは、例えば、「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階に設定することができる。
【0030】
応答運動パターンデータベース31は、対話型ロボットAに、応答文に応じた表情及び/又は行動(応答運動パターン)をさせるソースプログラムやソースコードの形式で蓄積されたデータベースである。例えば、対話型ロボットAの応答文に合わせて口を動かしたり、羽をばたばた動かすなどのデータを蓄積させておくことができる。
【0031】
応答運動パターンマッチング部32は、応答文マッチング部14が選択した応答文に対応する適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベース31から選択する。また、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続する場合には、感情表現をより豊かにできる点で、応答運動パターンマッチング部32は、コンピューターBから送信された応答文に対応した適切な応答運動パターンを、応答運動パターンデータベース31から選択することが好ましい。
【0032】
応答運動指令部33は、前記応答運動パターンマッチング部32により選択された応答運動パターンが表現されるべき対話型ロボットAの部位を動かす。
【0033】
返答文データベース41は、応答文データベース13に記録された応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文等からなる返答文の意味内容が蓄積されたデータベースである。返答文データベース41は、例えば、応答文データベース13が、趣味(hobby)、数字(number)、天気(weather)、動物(animal)、食べ物(food)、お話(chat)、ゲーム(game)、物語(story)、歌(song)等をテーマとする各セクションについての応答文を蓄積する場合、対応する各セクションのテーマに沿った内容の返答文の意味内容がADPCM圧縮方式等の形式で蓄積されている。
【0034】
返答文マッチング部42は、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合や、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データベース41から選択する。また、返答文マッチング部42は、更に、応答文マッチング部14から、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データベース13から選択できない旨の情報を受け取った場合には、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データベース41から選択する。
そして、返答文マッチング部42は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データベース41から選択する場合が2度続いた場合には、異なる話題の返答文をランダムに返答文データベース41から選択することにより、プログラム上会話を強制的に進行させ(ステップをパスさせる)、用意された質問をランダムに返すことができる。
また、対話レベル設定部21を構成要素に含む場合は、返答文マッチング部42は、更に、使用者の対話レベルに応じた返答文を返答文データベース41から自動的に又は前記対話レベル設定部21により設定された使用者の対話レベルに応じて選択する。
【0035】
返答文音声変換部43は、前記返答文マッチング部42により選択された返答文の意味内容を対応する音声に変換する。また、コンピューターBと接続する場合には、返答文音声変換部43は、コンピューターBから送信された返答文の意味内容を対応する音声に変換する。
【0036】
返答運動パターンデータベース51は、返答文に応じた表情及び/又は行動(応答運動パターン)が蓄積されたデータベースである。
【0037】
返答運動パターンマッチング部52は、適切な返答運動パターンを、前記返答運動パターンデータベース51から選択する。また、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続する場合には、対話型ロボットAの感情表現をより豊かにできる点で、返答運動パターンマッチング部52は、コンピューターBから送信された返答文に対応した適切な返答運動パターンを、返答運動パターンデータベース51から選択することが好ましい。
【0038】
返答運動指令部53は、前記返答運動パターンマッチング部52により選択された返答運動パターンが表現されるべき対話型ロボットAの部位を駆動させる。
【0039】
接触認識部61は、使用者が対話型ロボットAの外面に接触した場合に、接触部位を認識するものであり、接触部位は複数設けることができ、例えば、対話型ロボットAのおでこ、のど、両足、腹及び背中の6箇所の部位にセットされている。また、接触に応じて対話型ロボットAが応答するようにしたい場合には、接触認識部61は、更に、接触があった旨を応答文マッチング部14に伝えることが好ましい。
接触運動パターンデータベース62は、接触部位に対応する表情及び/又は行動(接触運動パターン)がソースコードやソースプログラムの形式で蓄積されたデータベースである。表情及び行動としては、笑う、泣く等の感情をクチバシや羽根の動きで表現したりすることができる。
接触運動パターンマッチング部63は、適切な接触運動パターンを、前記接触運動パターンデータベース62から選択する。
運動指令部64は、前記接触運動パターンマッチング部63により選択された接触運動パターンが表現されるべき部位を動かす。本実施形態においては、クチバシと羽根が動くようになっており、運動指令部64により、会話の進行程度に合わせてクチバシ及び/又は羽根の動き(早く、或いはゆっくりなど)のパターンや、特に羽根の場合は上まで完全に上がるか、或いは途中までかといったパターンが挙げられる。
尚、使用者が接触部位の一つに接触するとスリープモードに入るようにしても良い。具体的には例えば、背中を長押しすると、その旨が応答文マッチング部14に伝えられ、応答文として、「またね(see you later)」か「さようなら(good by)」が選択され発声されるとともに、運動指令部64により運動が停止する。
【0040】
このような対話型ロボットAは、電気エネルギーを用いて操作されることが好ましく、ON/OFFスイッチ、電源接続用端子又は電池挿入部を有する(図示せず)。
【0041】
次に、本発明の対話システムについて説明する。図1は、本発明の対話システムで用いる対話型ロボット及びコンピューターの外観を示す図である。
図1において、対話型ロボットAをコンピューターBとは、対話型ロボットAに設けられた接続部71を介して、有線又は無線で接続されている。例えば、有線で接続される場合は、USBケーブル及びコンピューターのUSB接続部位を利用して接続することができる。また、無線で接続する場合、インターネット等のネットワークを利用して接続することができる。
【0042】
対コンピューター送受信部72は、使用者音声記録部11により記録された音声をコンピューターBに送信するとともに、コンピューターBから送信された応答文を受信する。
【0043】
対話システムで用いる対話型ロボットとしては、前述した本発明の対話型ロボットAを用いることができるので、以下、コンピューターBについて説明する。対話型ロボットAにコンピューターBを接続した対話型システムの場合、対話型ロボットAは、使用者の対話相手であるほかに、使用者が発した音声を記録するためのマイクロフォンとしての役割をも有することとなる。
コンピューターBの構成要素は、図3に示すように、音声受信手段111、音声認識手段112、表示手段113、キャラクター選択手段114、応答文データメモリ115、キャラクターデータメモリ116、応答文マッチング手段117及び応答文送信手段118を含む。
【0044】
使用者が自己の対話レベルにあった対話を楽しみたい場合には、対話レベル設定手段121を更に含むことが好ましい。
また、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合や、使用者の発した音声が聞き取れない場合において、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文(応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文)を対話型ロボットAから返答させる場合には、返答文データメモリ131、返答文マッチング手段132、返答文送信手段133を更に含むことが好ましい。
そして、使用者がキャラクターや対話型ロボットAとなめらかな会話を続けることができるように、返答文表示指示手段141及びキーセンテンス表示指示手段142を有することが好ましい。
【0045】
音声受信手段111は、対話型ロボットAから使用者が発した音声及び対話型ロボットAの発声部16が発した音声を受信する。
【0046】
音声認識手段112は、音声受信手段111により受信された音声の意味内容を認識し解読する。解読できる音声は、対話型ロボットA単独の場合よりも多く、単語及び2語以上の文を合わせて6000パターン前後とすることができる。このような音声認識手段112としては、例えばマイクロソフト社の音声認識ソフトを用いることができる。
【0047】
表示手段113は、キャラクター(例えば、たぬき、蛙、昆虫、魚、等)を表示し、キャラクター並びに対話内容に合致させた物語を物語の進行に沿ってキャラクターデータメモリ116から選択表示する。
また、返答文表示指示手段141を設ける場合においては、前記表示手段113は更に前記返答文(例えば、「もう一度言って。」「聞こえない。」(Come again please. I can't hear you)といったものが挙げられる。)を表示する。
また、キーセンテンス表示指示手段142を設ける場合においては、前記表示手段113は更に前記キーセンテンス(例えば、「起きて(Wake up)、おはよう(Good morning)などを表示する。
【0048】
キャラクター選択手段114は、使用者がキャラクターの選択を可能とするための手段であり、キャラクターの種類は、多い方が使用者の選択肢を広げ娯楽性を高めることができる点で好ましく、本実施形態では100種類の動物キャラクターを選択可能である。
応答文データメモリ115は、対話型ロボットAの応答文データベースに蓄積された応答文よりも多様かつ多種類な応答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積されたデータベースである。例えば対話型ロボットAのデータベース13に蓄積された応答文のレベルは単純なもの(yes、no等の一語のみ)であるのに対し、応答文データメモリ115では、二語以上を文章化してなる文章の応答文(例えば、How are you)が蓄積されている。
【0049】
キャラクターデータメモリ116は、キャラクターの種類、及び、キャラクター並びに対話内容に合致した物語の内容が蓄積されたデータメモリであり、音声はマイクロメディア社のオーディオ圧縮、画像はJPEGの形式等で蓄積されたデータメモリである。
本実施形態においては、先述のように100種類のキャラクターについてその外観(画像)及び声(音声)についての情報を蓄積するとともに、それぞれのキャラクターが登場する物語についての様々な情報を蓄積している。例えば、キャラクターについては応答文データメモリ115に蓄積された応答文や返答文以外の主に画像情報を蓄積していることになる。
【0050】
応答文マッチング手段117は、前記音声認識手段112により認識し解読された意味内容に対応する応答文を、キャラクターの言葉として、前記応答文データメモリ115から選択する。
また、対話レベル設定手段121を構成要素に含む場合においては、応答文マッチング手段117は、更に、使用者の対話レベルに応じた応答文を応答文データメモリ115から自動的に又は前記対話レベル設定手段121により設定された使用者の対話レベルに応じて選択する。そして、返答文データメモリ131、返答文マッチング手段132、返答文送信手段133を更に含む場合に、使用者に対し再度発声を促したい場合には、応答文マッチング手段117は、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データメモリ115から選択できない場合に、その旨を返答文マッチング手段132に伝えることが好ましい。
【0051】
応答文送信手段118は、応答文の意味内容を対話型ロボットAに送信する。即ち、対話型ロボットAにコンピューターBを接続した対話型システムの場合、対話型ロボットAは、先述したように、使用者の対話相手であり、使用者が発した音声を入力するためのマイクロフォンとしての役割を有するほかに、対話型ロボットAの言葉やコンピューターAの表示手段113によりディスプレイ等に表示されたキャラクターの言葉を発声するためのスピーカーとしての役割をも果たすことになる。
【0052】
対話レベル設定手段121は、使用者が自己の対話レベルを指定する。
【0053】
返答文データメモリ131は、応答文データメモリ115に記録された応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文からなる返答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積されたデータメモリである。
返答文マッチング手段132は、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、前記キャラクター選択手段114により選択されたキャラクターに応じて返答文データメモリ131から選択する。
また、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データメモリ115から選択できない旨の情報を受け取った場合に、返答文マッチング手段132は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリ131から選択する。
そして、使用者を飽きさせないために、返答文マッチング手段132は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリ131から選択する場合が2度続いた場合には、異なる話題の返答文をランダムに返答文データメモリ131から選択することにより、プログラム上会話を強制的に進行させ(ステップをパスさせる)、用意された質問をランダムに返すことが好ましい。
返答文送信手段133は、返答文の意味内容を対話型ロボットAに送信する。
【0054】
返答文表示指示手段141は、使用者が対話中に適切な返答文が思いつかない場合に、返答文データメモリ131が選択した適切な返答文を表示手段113に表示させる。
キーセンテンス表示指示手段142は、使用者が対話開始時に適切なキーセンテンスを思いつかない場合に、応答文データメモリ115が選択した適切なキーセンテンスを表示手段113に表示させる。
返答文表示指示手段141、キーセンテンス表示指示手段142は、使用者がコンピューターBに対してする指示を受けて表示手段113への指示を行う。使用者の指示としては、例えば、表示画面によりコンピューターのディスプレイに表示されたアイコンのクリックなどが挙げられる。
【0055】
コンピューターBは、具体的には例えば、各手段の内容が記録されてなるCD−ROM、MO、FD等の記録媒体をコンピューターの各記録媒体に対応するインターフェースに接続してセットしたものとすることができる。
このようなコンピューターBは、プリンタを接続したものであっても良い。
尚、コンピューターBを接続した状態で対話型ロボットBを用いる場合には、対話型ロボットBはスピーカーとマイクロフォンとしての役割を有するものであればよく、使用者の発声した返答文の意味内容を認識し解読したり、応答文を選択したりする必要はない。
【0056】
次に、本実施形態において、対話型ロボットA単独と対話する際の対話型ロボットA側の対話に関する手順を、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、使用者が、対話型ロボットAのON/OFFスイッチを入れて(ONにする)ロボットを起動させる(ステップ11)。使用者が対話型ロボットAに対して発声すると、使用者音声記録部11が使用者の発した音声を入力し一時的に記録する(ステップ12)。音声認識部12は、使用者音声記録部11により記録された音声の意味内容を認識・解読できた場合には(ステップ13のYes)、応答文マッチング部14にその内容を伝え、応答文マッチング部14が、その意味内容に対応する応答文を、応答文データベース13から選択する。選択できた場合には(ステップ14のYes)、応答文音声変換部15は、応答文の意味内容を対応する音声に変換し(ステップ15)、発声部16から対話型ロボットAのスピーカーを介して応答文として発声し、使用者に対し話しかける(ステップ16)。
対話型ロボットAのON/OFFスイッチを切ると(OFFにする)、対話型ロボットAは停止する(ステップ16−1)。
対話型ロボットAの応答文(声)に対して使用者からの返事があった場合(ステップ17のYes)、ステップ12に戻る。
【0057】
一方、応答文マッチング部14が、使用者の発声した音声の意味内容を認識・解読できない場合(ステップ13のNo)、又は、認識出来ない場合に対応した適切な応答文を応答文データベース13から選択できない場合(ステップ14のNo)には、その旨の情報を返答文マッチング部42に伝え、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データベース41から選択して(ステップ14−1)、後述のステップ19に進む。
【0058】
一方、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者から返事がなかった場合、即ち、使用者が音声を発しない場合又は使用者の発した音声が聞き取れない場合(ステップ17のNo)には、使用者音声記録部11はその旨の情報を返答文マッチング部42に伝える。
すると、返答文マッチング部42は、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データベース41から選択し(ステップ18)、返答文音声変換部43が返答文の意味内容を対応する音声に変換し(ステップ19)、発声部16から対話型ロボットAのスピーカーを介して返答文として発声して、使用者に対し話しかける(ステップ110)。
対話型ロボットAの声(返答文)に対して使用者から返事があった場合(ステップ111のYes)、ステップ12に戻る。
一方、対話型ロボットAの声(返答文)に対して使用者から返事がなかった場合(ステップ111のNo)、使用者音声記録部11がその旨の情報を返答文マッチング部42に伝える。すると、返答文マッチング部42は、異なる話題の返答文をランダムに返答文データベース41から選択し(ステップ112)、ステップ19に戻る。
【0059】
次に、本実施形態の対話型ロボットA単独と対話する際の対話型ロボットA側の運動に関する手順を図5〜7のフローチャートを用いて説明する。
応答運動パターンの場合は、図5に示すように、応答運動パターンマッチング部32は、応答文マッチング部14から選択された応答文が伝えられると、その応答文に対応した適切な応答運動パターンを、応答運動パターンデータベース31から選択する(ステップ21)。応答運動指令部33は、応答運動パターンマッチング部32により選択された応答運動パターンに対応して表現されるべき部位を運動させる(ステップ22)。
返答運動パターンの場合は、図6に示すように、返答運動パターンマッチング部52は、返答文マッチング部42から選択された返答文が伝えられると、その返答文に対応した適切な返答運動パターンを、返答運動パターンデータベース51から選択する(ステップ31)。返答運動指令部53は、返答運動パターンマッチング部52により選択された返答運動パターンが対応して表現されるべき部位を運動させる(ステップ32)。
【0060】
接触運動パターンの場合は、図7に示すように、まず、接触認識部61が使用者が接触した部位(例えば、おでこ)を認識する(ステップ41)。接触認識部61は、応答文マッチング部14及び接触運動パターンマッチング部63に接触があった旨を伝える。応答マッチング部14は、接触部位に応じて応答文を選択し(ステップ42)、図4のステップ15に進む。
一方、接触運動パターンマッチング部63は、適切な接触運動パターンを、接触運動パターンデータベース62から選択し(ステップ43)、これを運動指令部64に伝え、選択された接触運動パターンが表現されるべき部位(例えば、クチバシと羽根)を運動させる(例えば、クチバシを開いたり閉じたりさせる、羽根を上下にばたばたさせる、など)(ステップ44)。
【0061】
続いて、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続して、本実施形態の対話システムを利用する場合の対話型ロボットA側の対話に関する手順を、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、使用者が、対話型ロボットAのON/OFFスイッチを入れて(ONにする)ロボットを起動させ、コンピューターBと接続する(ステップ51)。使用者が対話型ロボットAに対して発声(話しかける)と、使用者音声記録部11が使用者の発した音声を入力し一時的に記録する(ステップ52)。使用者音声記録部11は、対コンピューター送受信部72を介して、使用者音声記録部11により記録された音声をコンピューターBに送信する(ステップ53)。その後、コンピューターBから送信された応答文の意味内容を受信すると(ステップ54)、応答文音声変換部15は、応答文の意味内容を対応する音声に変換し(ステップ55)、発声部16から対話型ロボットAの応答文として、使用者に対し話しかける(ステップ56)。
対話型ロボットAの声(応答文)に対して使用者から返事があった場合(ステップ57のYes)、ステップ52に戻る。
一方、対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者から返事がなかった場合、即ち、音声を発しない場合又は使用者の発した音声が聞き取れない場合には(ステップ57のNo)、使用者音声記録部11がその旨の情報をコンピューターBに送信し(ステップ58)、コンピューターBからの指示を待つ形になり、ステップ54に戻る。
【0062】
続いて、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続して、本発明の対話システムを利用する場合のコンピューターB側の対話に関する手順を、図9のフローチャートを用いて説明する。
コンピューターBを起動させ、対話型ロボットAと接続し、使用者がキャラクターを選択すると(ステップ61)、キャラクター選択手段114が表示手段113に、キャラクターデータメモリ116からキャラクターを読み出してコンピューターBのディスプレイに表示し、物語を進行させる(ステップ62)。
音声受信手段111が、対話型ロボットAから使用者が発した音声を受信し、かつ音声認識手段112は、音声受信手段111により受信された音声の意味内容を認識・解読できた場合(ステップ63のYes)、応答文マッチング手段117にその内容が伝えられ、応答文マッチング手段117が、その意味内容に対応する応答文を、応答文データメモリ115から選択できた場合には(ステップ64のYes)、応答文送信手段118は、その応答文の意味内容を対話型ロボットAに送信する(ステップ65)。返事があった場合はステップ63に戻り、対話を続けることになる。
【0063】
一方、応答文マッチング手段117が、使用者が発声した音声を認識・解読できない場合(ステップ63のNo)や、対応した適切な応答文を応答文データベース13から選択できない場合(ステップ64のNo)には、その旨の情報が返答文マッチング手段132に伝えられ、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリ131から選択して(ステップ64−1)、後述のステップ68に進む。
【0064】
対話型ロボットAが発声した応答文に対して使用者から返事がない旨の情報、即ち、音声を発しない場合又は使用者の発した音声が聞き取れない旨の情報を、対話型ロボットAから受け取った場合には(ステップ66のNo)、その旨の情報が返答文マッチング手段132に伝えられると、返答文マッチング手段132が、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリ131から選択して(ステップ67)、返答文送信手段133がその返答文の意味内容を対話型ロボットAに送信する(ステップ68)。返事があった場合はステップ63に戻り、対話を続けることになる(ステップ69のYes)。
対話型ロボットAの声(返答文)に対して使用者から返事がない旨の情報を対話型ロボットAから受けとった場合(ステップ69のNo)、その旨の情報が伝えられた返答文マッチング手段132は、異なる話題の返答文をランダムに返答文データメモリ131から選択し(ステップ610)、ステップ63に戻る。
尚、図8及び図9に示す手順については、コンピューターB上のキャラクターの言葉として対話型ロボットAが発声する場合も、対話型ロボットA自身の言葉として発生する場合も同様である。
【0065】
続いて、対話型ロボットAとコンピューターBとを接続して、本発明の対話システムを利用する場合の対話型ロボットA側の運動に関する手順を図10及び11のフローチャートを用いて説明する。
応答運動パターンの場合は、図10に示すように、対話型ロボットAの応答運動パターンマッチング部32が、コンピューターBから応答文を伝えられると、その応答文に対応した適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベース31から選択する(ステップ71)。応答運動指令部33は、前記応答運動パターンマッチング部32により選択された応答運動パターンが表現されるべき部位を動かす(ステップ72)。
返答運動パターンの場合は、図11に示すように、対話型ロボットAの返答運動パターンマッチング部52は、返答文マッチング部42から選択した返答文が伝えられると、その返答文に対応した適切な返答運動パターンを、前記返答運動パターンデータベース51から選択する(ステップ81)。返答運動指令部53は、前記返答運動パターンマッチング部52により選択された返答運動パターンが表現されるべき部位を動かす(ステップ82)。
【0066】
【発明の効果】
本発明の対話システムは、多様な応答文で応答するので、使用者が効率よく自宅で特に英会話等の外国語の会話力を習得することが可能である。また、対話型ロボット、又はコンピューター中のキャラクターが対話の相手となるので幅広い年齢層に興味を持って受け入れられる。さらに、多様な話題を提供することができるので、使用者を飽きさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における対話型ロボットの外観(a)、並びに、対話システムで用いる前記ロボット及びコンピューターの外観(b)を示す図である。
【図2】 本実施形態における対話型ロボットの構成要素の説明図である。
【図3】 本実施形態におけるコンピューターの構成要素である。
【図4】 本実施形態における対話型ロボットAと対話する際の対話型ロボットA側の対話に関する手順のフローチャートである。
【図5】 本実施形態の対話型ロボットAと対話する際の対話型ロボットA側の応答運動パターンに関する手順のフローチャートである。
【図6】 本実施形態の対話型ロボットAと対話する際の対話型ロボットA側の返答運動パターンに関する手順のフローチャートである。
【図7】 本実施形態の対話型ロボットAと対話する際の対話型ロボットA側の接触運動パターンに関する手順のフローチャートである。
【図8】 本実施形態の対話システムを利用する場合の対話型ロボットA側の対話に関する手順のフローチャートである。
【図9】 本実施形態の対話システムを利用する場合のコンピューターB側の対話に関する手順のフローチャートである。
【図10】 本実施形態の対話システムを利用する場合の対話型ロボットA側の応答運動パターンに関する手順のフローチャートである。
【図11】 本実施形態の対話システムを利用する場合の対話型ロボットA側の返答運動パターンに関する手順のフローチャートである。
【符号の説明】
A 対話型ロボット
B コンピューター
11 使用者音声記録部
12 音声認識部
13 応答文データベース
14 応答文マッチング部
15 応答文音声変換部
16 発声部
21 対話レベル設定部
31 応答運動パターンデータベース
32 応答運動パターンマッチング部
33 応答運動指令部
41 返答文データベース
42 返答文マッチング部
43 返答文音声変換部
51 返答運動パターンデータベース
52 返答運動パターンマッチング部
53 返答運動指令部
61 接触認識部
62 接触運動パターンデータベース
63 接触運動パターンマッチング部
64 運動指令部
71 接続部
72 対コンピューター送受信部
111 音声受信手段
112 音声認識手段
113 表示手段
114 キャラクター選択手段
115 応答文データメモリ
116 キャラクターデータメモリ
117 応答文マッチング手段
118 応答文送信手段
121 対話レベル設定手段
131 返答文データメモリ
132 返答文マッチング手段
133 返答文送信手段
141 返答文表示指示手段
142 キーセンテンス表示指示手段

Claims (10)

  1. (a)コンピューターと有線又は無線で接続するための接続部、
    使用者音声記録部により記録された音声をコンピューターに送信するとともに、コンピューターから送信された応答文の意味内容を受信する対コンピューター送受信部、
    コンピューターから送信された応答文の意味内容を対応する音声に変換する応答文音声変換部が設けられた対話型ロボットと、
    (b)使用者が発した音声及び対話型ロボットの発声部が発した音声を対話型ロボットから受信する音声受信手段、
    音声受信手段により受信された音声の意味内容を認識し解読する音声認識手段、
    キャラクターを選択可能とするためのキャラクター選択手段、
    1種類又は2種類以上のキャラクターを表示し、キャラクター並びに対話内容に沿った物語を物語の進行に沿ってキャラクターデータメモリから選択表示するための表示手段、
    多様かつ多種類な応答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された応答文データメモリ、
    キャラクターの種類及びキャラクター並びに対話内容に沿った物語の内容が蓄積されたキャラクターデータメモリ、
    前記音声認識手段により解読された意味内容に対応する応答文を対話型ロボット又はキャラクターの言葉とするか否かを判断しながら前記応答文データメモリから選択する応答文マッチング手段、
    応答文の意味内容を対話型ロボットに送信する応答文送信手段、
    前記使用者が対話中に適切な返答文が思いつかない場合に前記返答文データメモリが選択した適切な返答文を表示手段に表示させるための返答文表示指示手段、
    とを含むコンピューターと、
    を有する、
    キャラクター、対話型ロボット及び使用者の三者の間で対話が可能であることを特徴とする対話システム。
  2. (a)コンピューターと有線又は無線で接続するための接続部、
    使用者音声記録部により記録された音声をコンピューターに送信するとともに、コンピューターから送信された応答文の意味内容を受信する対コンピューター送受信部、
    コンピューターから送信された応答文の意味内容を対応する音声に変換する応答文音声変換部が設けられた対話型ロボットと、
    (b)使用者が発した音声及び対話型ロボットの発声部が発した音声を対話型ロボットから受信する音声受信手段、
    音声受信手段により受信された音声の意味内容を認識し解読する音声認識手段、
    キャラクターを選択可能とするためのキャラクター選択手段、
    1種類又は2種類以上のキャラクターを表示し、キャラクター並びに対話内容に沿った物語を物語の進行に沿ってキャラクターデータメモリから選択表示するための表示手段、
    多様かつ多種類な応答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された応答文データメモリ、
    キャラクターの種類及びキャラクター並びに対話内容に沿った物語の内容が蓄積されたキャラクターデータメモリ、
    前記音声認識手段により解読された意味内容に対応する応答文を対話型ロボット又はキャラクターの言葉とするか否かを判断しながら前記応答文データメモリから選択する応答文マッチング手段、
    応答文の意味内容を対話型ロボットに送信する応答文送信手段、
    前記使用者が対話開始時に適切なキーセンテンスを思いつかない場合に前記応答文データメモリが選択した適切なキーセンテンスを前記表示手段に表示させるためのキーセンテンス表示指示手段とを含むコンピューターと、
    を有する、
    キャラクター、対話型ロボット及び使用者の三者の間で対話が可能であることを特徴とする対話システム。
  3. 前記コンピューターは、
    使用者が自己の対話レベルを指定する対話レベル設定手段を更に含み、
    前記応答文マッチング手段は、更に、使用者の対話レベルに応じた応答文を応答文データメモリから自動的に又は前記対話レベル設定部により設定された使用者の対話レベルに応じて選択するものである請求項1又は2に記載の対話システム。
  4. 前記対話型ロボットには、
    応答文に応じた表情及び/又は行動(応答運動パターン)が蓄積された応答運動パターンデータベースと、
    応答文マッチング部が選択した応答文に対応する適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベースから選択する応答運動パターンマッチング部と、
    前記応答運動パターンマッチング部により選択された応答運動パターンが表現されるべき部位を動かす応答運動指令部とが更に設けられており、
    前記応答運動パターンマッチング部は、前記コンピューターから送信された応答文に対応した適切な応答運動パターンを、前記応答運動パターンデータベースから選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の対話システム。
  5. 前記対話型ロボットの対コンピューター送受信部は、更に、
    対話型ロボットが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、その旨を前記コンピューターに送信するとともに、前記コンピューターから送信された返答文の意味内容を受信し、
    前記コンピューターが、
    応答文データメモリに記録された応答文に対応する適切な返答文、確認文及びあいさつ文からなる返答文の意味内容が各キャラクターについて蓄積された返答文データメモリと、対話型ロボットが発声した応答文に対して使用者が音声を発しない場合、又は、使用者の発した音声が聞き取れない場合に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、前記キャラクター選択手段により選択されたキャラクター又は対話型ロボットに応じて返答文データメモリから選択する返答文マッチング手段と、
    返答文の意味内容を対話型ロボットに送信する返答文送信手段とをさらに含み、
    前記対話型ロボットの返答文音声変換手段は、コンピューターから送信された返答文の意味内容を対応する音声に変換することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の対話システム。
  6. 前記応答文マッチング手段は、更に、使用者が発声した音声の意味内容に対応した適切な応答文を応答文データメモリから選択できない場合に、その旨を返答文マッチング手段に伝えるとともに、
    前記返答文マッチング手段は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリから選択することを特徴とする請求項5に記載の対話システム。
  7. 前記返答文マッチング手段は、更に、使用者に対し再度発声を促す内容の返答文を、返答文データメモリから選択する場合が2度続いた場合には、異なる話題の返答文をランダムに返答文データメモリから選択することを特徴とする請求項5又は6に記載の対話システム。
  8. 前記返答文マッチング手段は、更に、使用者の対話レベルに応じた返答文を自動的に又は前記対話レベル設定部により設定された使用者の対話レベルに応じて返答文データベースから選択するものである請求項5〜7のいずれかに記載の対話システム。
  9. 前記対話型ロボットの返答運動パターンマッチング部は、前記コンピューターから送信された返答文に対応した適切な返答運動パターンを、返答運動パターンデータベースから選択することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の対話システム。
  10. 日本語以外の言語で使用者と前記対話型ロボットが対話し、語学学習用に用いられることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の対話システム。
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