JP2004355648A - タッチ式入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タッチパネル5で操作者が押下する入力項目を表示部6に表示し、入力項目が押下されると、当該入力項目を認識するタッチ式入力装置において、タッチパネル5で押下された入力項目を操作者が認識できるように色の変化や音声等で報知し、入力項目が押下されない状態に推移すると、その時点まで押下されていた入力項目を有効な入力項目とする。
【選択図】 図1
Description
すなわち、表示部とタッチパネルは、ある距離をもって配置されており、操作する人の身長や立つ位置等により視差が発生するため、顧客は、入力の際にタッチパネルの有効領域を誤認して押下することにより誤入力が発生することがあった。
また、タッチパネルと表示部の組み合わせによる入力装置は、表示内容を変えることにより、キーの種類や位置を自由に変えられるというメリットの反面、視覚障害者はこの種の装置を利用することができなかった。
図1は、第1の実施例を示す自動取引装置の概略ブロック図である。
図において、1は自動取引装置、2は顧客により挿入されたカードの識別や入金/出金取引の内容を印字する処理等を行うカード処理明細票印字部、3は紙幣の入金/出金等を行う紙幣入出金部、4は顧客により挿入された通帳の識別や入金/出金取引の内容を通帳に印字する処理等を行う通帳記帳部、5は入金/出金金額や暗証番号を入力するタッチパネル、6は入金金額や操作案内用のイラスト、文字、取引処理等及びタッチキーを表示する表示部、7は顧客の操作を誘導するための音声を発生する音声発生器、13はスピーカ、11は行員による各種操作を行うための内部操作部である。12はこれら各部を制御するとともに、図示せぬ通信手段によりセンタコンピュータとのデータ送受信を行う制御部である。
図において、1は自動取引装置、20はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」という。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタッチパネル5である。
図3は第1の実施例における取引処理のフローチャートである。
顧客が自動取引装置1の前に立つと、制御部12は、図示しないセンサで感知して、まず、図4に示すように、表示部6に「取引を選択してください」のメッセージを表示するとともに(Sa1)、「取引を選択してください」の音声をスピーカ13から発声させる(Sa2)。次に、顧客によりタッチパネル5が押下されて「支払」取引が選択されると(Sa3)、制御部12はその選択を認識して、表示部6に「カードを挿入してください」のメッセージを表示するとともに(Sa4)、「カードを挿入してください」の音声をスピーカ13から発声させ、カードの挿入を促す(Sa5)。
次に、上述した取引処理のフローチャートでのタッチパネルを使った入力方法について詳細に説明する。
図4は上述したように「取引選択」の表示画面の例示図である。
図に示すように、この表示画面には、「取引を選択してください」のメッセージの表示および四角で囲われた「支払」・「入金」・「残高照会」の各取引科目キーを表示してある。
図に示すように、表示画面上には、X軸・Y軸方向にマトリックス状に座標があり、そのマトリックス状の座標を検知する図示しないセンサが人の目に見えないように備えてある。顧客がタッチパネル5を指で押下すると、押下された座標が前記制御部12に通知され、押下されていない状態の場合にはその旨が制御部12に通知される。なお、この通知は、短い間隔(例えば、50m秒)で常に通知されるようになっている。
図6は、第1の実施例の作用を示すタッチパネル入力フローチャートである。
制御部12は、「取引選択をしてください」の画面表示とともに、下記のフローチャートに従ったタッチパネル5の入力の処理を開始する。以下に「支払」を選択するまでの動作を説明するが、取引はこれに限らない。
更に、顧客が指を動かし、「支払」キーの領域に来ると、制御部12は「支払」キーであることを認識し(Sb2)、「支払」キーを黄色にする(Sb6)。このように「支払」キーが黄色になったことで、顧客は、目的のキーを押下していることが分かる。ここで指をタッチパネル5から離すと、制御部12は、直前に「支払」キーが押下されていたと判断し(Sb9)、「支払」キーを白色に戻し(Sb10)、「支払」キーの入力を有効とし(Sb11)、支払取引を受け付る。
本第2の実施例は、上記第1の実施例で説明した図6のタッチパネルの押下による取引選択入力を有効とするフローチャートにおいて、指がタッチパネルから離され、入力を有効としたときに、黄色で表示したキーを緑色に表示するものである。
以上のように、上記第2の実施例によれば、上記第1の実施例の効果と同様に、入力が有効となったキーの色を変えることにより最終的に入力されたキーが何であるかが顧客に明確に分かるという効果が得られる。
図9は第3の実施例を示す自動取引装置の概略ブロック図である。
図において、1は自動取引装置、2は顧客により挿入されたカードの識別や入金/出金取引の内容を印字する処理等を行うカード処理明細票印字部、3は紙幣の入金/出金等を行う紙幣入出金部、4は顧客により挿入された通帳の識別や入金/出金取引の内容を通帳に印字する処理等を行う通帳記帳部、5は入金/出金金額や暗証番号を入力するタッチパネル、6は入金金額や操作案内用のイラスト、文字、取引処理等及びタッチキーを表示する表示部、7は顧客の操作を誘導するための音声を発生する音声発生器、13はスピーカである。8はイヤホンであり、9はイヤホン8を差し込むイヤホンジャックで、イヤホン8が差し込まれると音声を顧客にのみ聞こえるように制限する。14はイヤホンジャック9にイヤホン8が差し込まれたことを検出するスイッチ、11は行員による各種操作を行うための内部操作部である。12はこれら各部を制御するとともに、図示せぬ通信手段によりセンタコンピュータとのデータ送受信を行う制御部である。
図において、1は自動取引装置、20はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」という。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタッチパネル5である。なお、イヤホンジャック9が自動取引装置1の接客面側に備えてある。
視覚障害者がこの自動取引装置を使用する場合は、最初にイヤホンジャック9にイヤホン8を差し込む。制御部12は、スイッチ14によりイヤホンジャック9にイヤホン8が差し込まれたことを検出すると視覚障害者モードで処理を行う。ここでも上記第1の実施例と同じ支払取引を例に説明するが、これに限らない。取引処理の手順は、音声がイヤホンにのみに発声されることを除いて、図3と同じであるため詳細説明を省略する。
図11は、第3の実施例の作用を示すタッチパネル入力フローチャートである。
制御部12は、「取引選択をしてください」の画面表示および音声の発声とともに下記のフローチャートに従ったタッチパネル5の入力の処理を開始する。以下に「支払」を選択するまでの動作を説明するが、取引はこれに限らない。
更に、顧客が指を動かし、「支払」キーの領域に来ると、制御部12は「支払」キーであることを認識し(Sc2)、「支払キー」の音声をイヤホン8から発声させる(Sc6)。このように、「支払キー」の音声がイヤホン8に発声されたことで、顧客は、目的のキーに達したことが分かる。ここで、指をタッチパネル5から離すと、制御部12は、直前に「支払」キーが押下されていたと判断し(Sc9)、「支払」キーの入力を有効とし(Sc11)、支払取引を受け付る。
第4の実施例
図12は第4の実施例を示す自動取引装置の概略ブロック図である。
図において1は自動取引装置、20はカードの挿入/排出口(以下「カード挿入口」という。)、30は明細票排出口、40は通帳挿入/排出口、50は紙幣投入/出金口、60は表示部6およびタッチパネル5である。なお、点字表示器10も自動取引装置1の接客面側に備えてある。
ここでは、上記第1の実施例と同じ支払取引を例に説明する。取引のフローチャートは、図3と同じであるため、説明を省略する。
次に、視覚・聴覚障害者使用時のタッチパネル5の押下による取引選択入力を有効とする処理を説明する。
制御部12は、「取引選択をしてください」の画面表示および音声の発声とともに、下記のフローチャートに従ったタッチパネル5の入力の処理を開始する。以下に「支払」を選択するまでの動作を説明するが、取引はこれに限らない。
まず、制御部12は、「取引選択をしてください」を表示すると同時に処理を開始し、タッチパネル5が押下されているか否かの判定を行う(Sd1)。そして、顧客によるタッチパネル5の押下までは、直前に「支払」キーや「入金」キーや「残高照会」キー領域のいずれも押下されていないため、Sd1→Sd9→Sd12→Sd15→Sd1の各処理を繰り返して、いずれのキーが押下されたかを判断するようになっている。
更に、顧客が指を動かし、「支払」キーの領域に来ると、制御部12は「支払」キーであることを認識し(Sb2)、「シハライキー」の点字を点字表示器10に表示する(Sb6)。このように「シハライキー」の点字が表示されたことで、顧客は、目的のキーに達したことが分かる。ここで指をタッチパネルから離すと、制御部12は、直前に「支払」キーが押下されていたと判断し(Sb9)、点字表示を中止し(Sb10)、「支払」キーの入力を有効とし(Sb11)、支払取引を受け付る。
なお、上記第1の実施例の説明では、有効となっているキーの領域を黄色に変えたが、これは一例であり、キーの表示を立体的に表示している場合などの場合は、キーが下げられているような表示とするようにしてもよい。
上記第3の実施例では、イヤホン及びイヤホンジャックを有し、第4の実施例では、点字表示器を有していたが、これらの機能は、第1〜第4の実施例の自動取引装置が有しそれぞれの動きをすることも可能である。
5 タッチパネル
6 表示部
7 音声発生器
8 イヤホン
9 イヤホンジャック
10 点字表示器
12 制御部
13 スピーカ
14 スイッチ
Claims (7)
- タッチパネルで操作者が押下する入力項目を表示し、入力項目が押下されると、当該入力項目を認識するタッチ式入力装置において、
前記タッチパネルで押下された入力項目を操作者が認識できるように報知し、
入力項目が押下されない状態に推移すると、その時点まで押下されていた入力項目を有効な入力項目とすることを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項1記載のタッチ式入力装置において、
前記報知は、押下中の入力項目の表示形式を変化させることで行うことを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項1記載のタッチ式入力装置において、
前記報知は、押下中の入力項目の表示色を変化させることで行うことを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項1記載のタッチ式入力装置において、
前記押下されていた入力項目を有効としたことを報知することを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項1記載のタッチ式入力装置において、
音声出力可能な音声発声器を備え、
前記報知は、押下中の入力項目を前記音声発生器から音声出力することを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項4記載のタッチ式入力装置において、
前記報知は、その時点まで押下されていた入力項目の表示色を変化させることで行うことを特徴とするタッチ式入力装置。 - 請求項5記載のタッチ式入力装置において、
前記入力項目の領域外が押下されているとき、無効領域である旨の音声出力を行うことを特徴とするタッチ式入力装置。
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JP2004211553A JP2004355648A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | タッチ式入力装置 |
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