JP2014123292A - 振動制御装置、タッチパネル入力装置、および振動制御方法 - Google Patents

振動制御装置、タッチパネル入力装置、および振動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させること。
【解決手段】振動制御装置300は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる装置であって、タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部315と、取得された音データから、周囲音の卓越周波数音を抽出する卓越周波数抽出部320と、抽出された卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部330と、タッチパネルの振動の周波数を、判定された協和音周波数に設定する振動周波数設定部340と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる、振動制御装置および振動制御方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等、タッチパネルを備えた各種のタッチパネル入力装置において、タッチ操作に同期してタッチパネルを振動させることが広く行われている(例えば、特許文献1参照)。このようなタッチパネルの振動は、タッチ操作に触覚的なフィードバックを付与し、従来のキースイッチ操作において得られていた操作感(クリック感、タクタイル感)を補完することができる。
ところが、タッチパネルの振動(以下、適宜「パネル振動」という)は、タッチパネル入力装置の他の部分や、タッチパネル入力装置が置かれた机等に伝搬し、振動音を発生させることがある。このような、パネル振動により発生する振動音(以下、適宜「パネル振動音」という)の周波数は、通常、パネル振動の周波数に一致する。本来、パネル振動音は、不要な音であり、操作者や周囲の人に不快感を与え得る。
そこで、人の耳に伝わり難い周波数でパネル振動を行う技術が、例えば、特許文献2に記載されている。また、高周波数の音を別途発生させることにより、パネル振動音を聞こえ難くする技術が、例えば、特許文献3に記載されている。これらの従来技術は、パネル振動音による不快感を低減することができる。
特開2003−122507号公報 特開2006−79136号公報 特開2008−130055号公報
梅本堯夫、「音楽心理学」、誠信書房、第2章§3「協和に関する実験的知見」、1966年6月28日
しかしながら、従来技術は、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることが難しいという課題を有する。
理由は、以下の通りである。人の耳の可聴域は、通常、20〜2万Hzである。一方、タッチパネル入力装置の他の機能に悪影響を及ぼさない範囲で、タッチ操作の操作感が十分に得られるような振動の帯域は、通常、50Hz〜400Hz付近(特許文献3参照)である。すなわち、操作感が得られるパネル振動の周波数の大部分は、人の耳の可聴域と重複している。また、操作感を得るためには、ある程度の振動強度が必要であるが、その分、高周波数音の音量を大きく必要がある。すなわち、高周波数の音を別途発生させることは、操作者や周囲の人に与える不快感を増大させるおそれがある。
本発明の目的は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることである。
本発明の一態様に係る振動制御装置は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御装置であって、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する。
本発明の一態様に係るタッチパネル入力装置は、タッチ操作を受け付けるタッチパネルと、前記タッチ操作に同期して前記タッチパネルに振動を発生させる振動発生部と、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、前記振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する。
本発明の一態様に係る振動制御方法は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御方法であって、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得するステップと、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出するステップと、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定するステップと、前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定するステップと、を有する。
本発明は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることができる。
本発明の実施の形態1に係る振動制御装置の構成の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るタッチパネル入力装置の構成の一例を示すブロック図 実施の形態2におけるタッチパネルの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態2におけるタッチパネルの振動波形の一例を示す波形図 実施の形態2における卓越周波数条件の一例を示す図 実施の形態2における協和音周波数比リストの一例を示す図 実施の形態2における表示画像の一例を示す平面図 実施の形態2における座標範囲情報の一例を示す図 実施の形態2における振動要否情報の一例を示す図 実施の形態2における領域別周波数情報の一例を示す図 実施の形態2に係る振動制御装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2における卓越周波数判定処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2における音圧レベルの周波数スペクトルの他の例を示すスペクトル図 実施の形態2における振動周波数候補群の一例を示す図 実施の形態2における振動周波数の決定の様子の一例を示す模式図 実施の形態2における卓越周波数条件の他の例を示す図
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1は、本発明の基本的態様の一例である。
図1は、本実施の形態に係る振動制御装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す振動制御装置300は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる装置である。図1において、振動制御装置300は、音データ取得部315、卓越周波数抽出部320、協和音判定部330、および振動周波数設定部340を有する。
音データ取得部315は、タッチパネルの周囲音(以下、単に「周囲音」という)の音データを取得する。
卓越周波数抽出部320は、取得された音データから、周囲音の卓越周波数を抽出する。なお、周囲音の卓越周波数とは、周囲音を聞いた人に、当該周囲音の主成分として認識される音の周波数である。
協和音判定部330は、抽出された卓越周波数の音(以下「卓越音という」)と協和する音の周波数である、協和音周波数を判定する。
振動周波数設定部340は、タッチパネルの振動の周波数を、判定された協和音周波数に設定する。
振動制御装置300は、図示しないが、例えば、CPU(central processing unit)、制御プログラムおよび各種データを格納したROM(read only memory)等の記憶媒体、およびRAM(random access memory)等の作業用メモリを有する。この場合、上記した各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
協和音は、協和音を構成する個々の音のみに比べて、聞く人に与える不快感を低減する。したがって、パネル振動音が周囲音の卓越音と協和の関係にあれば、パネル振動音が操作者や周囲の人に与える不快感は、低減される。また、協和音は、無音の場合に比べて、聞く人に対して心地良さを与え得る。
一方で、周囲音の状態は、時刻および場所に応じて異なる。このため、周囲音の卓越周波数は、不特定である。したがって、パネル振動音は、ほとんどの場合において、周囲音に含まれる卓越音と協和の関係になく、単なる音響ノイズとなり得る。
そこで、本実施の形態に係る振動制御装置300は、上述の通り、パネル振動音が、周囲音に含まれる卓越音と協和する音となるように、パネル振動の周波数を設定する。
これにより、本実施の形態に係る振動制御装置300は、パネル振動の周波数を可聴域に留めたままで、かつ、他の高周波数の音を出力することなく、パネル振動音が人に与える不快感を低減することができる。すなわち、本実施の形態に係る振動制御装置300は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることができる。
また、本実施の形態に係る振動制御装置300は、上述の特許文献2に記載の技術に比べて、パネル振動に用いることができる帯域の範囲を広げることができる。つまり、本実施の形態に係る振動制御装置300は、パネル振動に用いることができる帯域の範囲が広いほど、操作者に対して伝えることができる触覚の種類の範囲も広くなる。したがって、本実施の形態に係る振動制御装置300は、例えば、複数の操作内容に対して、操作者が違いを認識することが可能な異なる周波数の振動を設定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る振動制御装置300は、高周波数の音を別途出力する必要がないため、上述の特許文献3に記載の技術に比べて、消費電力の増大を抑えることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、本発明をタッチパネル入力装置に適用した場合の、本発明の具体的態様の一例である。
<タッチパネル入力装置の構成>
図2は、本実施の形態に係る振動制御装置を含むタッチパネル入力装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、タッチパネル入力装置100は、ディスプレイ210、タッチパネル220、振動素子230、ディスプレイ制御部240、タッチパネル検出部250、振動素子制御部260、マイクロフォン270、および振動制御装置300を有する。
ディスプレイ210は、後述のディスプレイ制御部240から入力される画像データに基づいて、画像を表示する。ディスプレイ210の具体例としては、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、およびLED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等が挙げられる。
タッチパネル220は、ディスプレイ210の表面に配置され、タッチ操作(押下入力)を受け付ける。そして、タッチパネル220は、タッチ操作が行われる毎に、タッチ操作の位置を示す操作信号を、後述のタッチパネル検出部250へ出力する。操作信号は、例えば、タッチパネル220のX軸の電圧値およびY軸の電圧値を示す信号である。タッチパネル220の具体例としては、フィルムとプラスチックで構成される抵抗膜方式のタッチパネル等が挙げられる。
振動素子230は、ディスプレイ210の裏面に配置され、後述の振動素子制御部260から入力される振動制御信号に基づいて、振動を発生する。振動素子230が発生する振動の周波数は、少なくとも後述の周波数範囲において、可変であるものとする。振具体的には、動素子230は、例えば、ピエゾ・アクチュエータ方式の振動素子、リニア共振アクチュエータ(LRA: Linear Resonant Actuator)、およびバイブレータ等が挙げられる。
ディスプレイ制御部240は、ディスプレイ210に表示される画像の表示制御を行う。具体的には、ディスプレイ制御部240は、ディスプレイ210に表示されるべき画像の画像データを生成し、生成した画像データを、ディスプレイ210へ出力する。また、ディスプレイ制御部240は、上記画像においてタッチ操作により入力可能な操作内容を示す操作対象情報を、振動制御装置300へ出力する。
本実施の形態において、ディスプレイ制御部240は、複数のボタンが配置された画像を、ディスプレイ210に表示させる。そして、ディスプレイ制御部240は、上記操作対象情報として、座標範囲情報および振動要否情報を、振動制御装置300へ出力する。座標範囲情報は、各ボタンのディスプレイ制御部240において表示される位置(以下「表示位置」という)を示す情報である。振動要否情報は、各ボタンが操作時に振動によるフィードバックを要するボタン(以下「要振動ボタン」という)であるか否かを示す情報である。
なお、振動制御装置300は、入力された座標範囲情報および振動要否情報を、振動制御装置300の各部から参照可能なメモリに格納する。
タッチパネル検出部250は、タッチパネル220から入力される操作信号に基づいて、タッチパネル220に対して行われたタッチ操作(以下、単に「タッチ操作」という)の、タッチパネル220における位置の検出を行う。例えば、タッチパネル検出部250は、操作信号をデジタル値へと変換し、タッチパネル220におけるX座標とY座標を得る。
なお、本実施の形態において、タッチパネル220上の位置とディスプレイ210上の位置との対応関係は、予めタッチパネル検出部250に設定されている。タッチパネル検出部250は、この対応関係に基づいて、タッチ操作のディスプレイ210における位置を検出する。そして、タッチパネル検出部250は、タッチ操作のディスプレイ210における位置を示す情報(以下「操作位置情報」という)を、振動制御装置300へ出力する。
振動素子制御部260は、後述の振動制御装置300から入力される振動指示信号に基づいて、タッチ操作に同期して振動素子230を振動させる。すなわち、振動素子制御部260は、上述の振動素子230と共に本発明の振動発生部を構成し、タッチ操作に同期してタッチパネル220に振動を発生させる。また、振動素子制御部260は、上記振動指示信号に基づいて、当該振動の周波数を制御する。
マイクロフォン270は、タッチパネル220の近傍に配置され、タッチパネル220の周囲の音(以下、単に「周囲音」という)を入力する。そして、マイクロフォン270は、入力した周囲音の音データを、振動制御装置300へ出力する。音データは、例えば、マイクロフォン270において検出される音圧レベルの時系列データである。
振動制御装置300は、周波数範囲設定部310、音データ取得部315、卓越周波数抽出部320、協和音判定部330、および振動周波数設定部340を有する。
周波数範囲設定部310は、タッチ操作により入力可能な操作内容を取得し、取得した操作内容に対して、周波数範囲および周波数デフォルト値を設定する。但し、周波数範囲設定部310は、複数の操作内容が存在するとき、当該複数の操作内容に対して、異なる周波数範囲および異なる周波数デフォルト値を設定する。また、周波数範囲設定部310は、タッチパネル入力装置の他の機能に悪影響を及ぼさない範囲で、タッチ操作の操作感が十分に得られるような振動の周波数帯域(例えば、50Hz〜400Hz)から、周波数範囲を設定する。
これら周波数範囲および周波数デフォルト値は、後述の協和音判定部330により、振動素子230の振動の周波数を決定する際に用いられる。
本実施の形態において、周波数範囲設定部310は、ディスプレイ制御部240から入力された操作対象情報(座標範囲情報および振動要否情報)から、要振動ボタンの表示位置を取得する。そして、周波数範囲設定部310は、要振動ボタン毎に、周波数範囲および周波数デフォルト値を設定する。すなわち、本実施の形態において、「タッチ操作により入力可能な操作内容」とは、個々の要振動ボタンに対応する。
そして、周波数範囲設定部310は、要振動ボタン毎に設定した、周波数範囲および周波数デフォルト値を示す情報(以下「領域別周波数情報」という)を、振動制御装置300の各装置部から参照可能なメモリに格納する。
音データ取得部315は、マイクロフォン270から入力された音データを取得し、卓越周波数抽出部320へ転送する。
卓越周波数抽出部320は、音データ取得部315から転送されてくる音データから、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断する。そして、卓越周波数抽出部320は、周囲音に卓越周波数が存在するとき、音データから、周囲音の卓越周波数を抽出する。そして、卓越周波数抽出部320は、抽出した卓越周波数を、協和音判定部330へ通知する。
協和音判定部330は、卓越周波数抽出部320から通知された卓越周波数に基づいて、抽出された卓越周波数の音と協和する音の周波数(以下「協和音周波数」という)を判定する。そして、協和音判定部330は、判定した協和音周波数を、振動周波数設定部340へ通知する。
振動周波数設定部340は、タッチ操作が行われる毎に、そのタッチ操作の操作内容に対して予め設定された周波数範囲および周波数デフォルト値を取得する。振動周波数設定部340は、これら周波数範囲および周波数デフォルト値の取得を、タッチパネル検出部250から入力される操作信号と、周波数範囲設定部310が生成した領域別周波数情報とに基づいて行う。
そして、振動周波数設定部340は、取得した(予め設定された)周波数範囲に、協和音判定部330から通知された協和音周波数が含まれるか否かを判断する。振動周波数設定部340は、当該周波数範囲に当該協和音周波数が含まれるとき、パネル振動の周波数を当該協和音周波数に決定する。また、振動周波数設定部340は、当該周波数範囲に当該協和音周波数が含まれないとき、パネル振動の周波数を当該周波数デフォルト値に決定する。
そして、振動周波数設定部340は、決定した周波数で振動素子230を所定時間振動させることを指示する振動指示信号を生成し、生成した振動指示信号を、振動素子制御部260へ出力する。すなわち、振動周波数設定部340は、振動素子制御部260および振動素子230を介して、タッチパネル220を、周囲音の卓越周波数の音と協和する周波数で、タッチ操作に同期して振動させる。
タッチパネル入力装置100は、図示しないが、例えば、CPU、制御プログラムおよび各種データを格納したROM等の記憶媒体、およびRAM等の作業用メモリを有する。この場合、上記した各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
このような構成を有するタッチパネル入力装置100は、複数のボタンを含む画面を表示し、ボタンに対するタッチ操作を受け付け、そのタッチ操作に同期して、タッチパネル220を振動させることができる。また、タッチパネル入力装置100は、パネル振動音が、周囲音の卓越周波数の音と協和する音となるように、パネル振動の周波数を設定することができる。更に、タッチパネル入力装置100は、ボタン毎に周波数範囲および周波数デフォルト値を設定することにより、ボタン毎に異なる周波数で、パネル振動を発生させることができる。
ここで、パネル振動音、卓越周波数、および協和音について説明する。
<パネル振動音についての説明>
図3は、タッチパネル220の構成の一例を模式的に示す図である。
図3に示すように、タッチパネル220は、支持基板221と可動板222との間に、第1の駆動電極223、第2の駆動電極224、およびY印加側引き出し電極225を有する圧電素子226を配置している。可動板222には、圧電素子226毎に、第2の駆動電極224に接続する第1のリード線227と、第2の駆動電極224に接続する第2のリード線228とが配線されている。
図2に示す振動素子230で発生した振動は、タッチパネル220の可動板222に伝搬し、タッチ操作を行っている人の指に伝達する。ところが、この可動板222は、その振動により、可動板222が面音源となり、上述のパネル振動音が発生する。
図4は、タッチパネル220の振動波形の一例を示す波形図である。図4において、縦軸は振幅[μm]を示し、横軸は時間[msec]を示す。
図4に示すように、タッチパネル220は、例えば、振幅10[μm]、周期2.5[msec](つまり、周波数400Hz)の正弦波411にて、振動する。この場合、タッチパネル220は、当該振動周波数と同一の周波数である400Hzのパネル振動音を発生する。このようなパネル振動音は、人の可聴域の音であり、上述の通り、操作者や周囲の人に対して不快感を与えるおそれがある。
そこで、本実施の形態に係るタッチパネル入力装置100は、上述の通り、パネル振動音と周囲音に存在する卓越周波数の音とが協和音を構成するように、パネル振動の周波数を設定する。
<卓越周波数についての説明>
本実施の形態において、周囲音の卓越周波数とは、周囲音を聞いた人に当該音の主成分として認識される音の周波数である。
そこで、図2に示す卓越周波数抽出部320は、卓越周波数の条件を定義した卓越周波数条件に基づいて、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判定する。卓越周波数条件は、人間が音程を認識することが可能な音の周波数を含む。卓越周波数抽出部320は、例えば、予め卓越周波数条件を記憶している。
<卓越周波数条件>
図5は、卓越周波数条件の一例を示す図である。
図5に示すように、卓越周波数条件430は、例えば、「40dB以上」という音圧レベル431と、「20Hz〜1000Hz」という周波数の範囲432とを、卓越周波数の条件として定義している。
本実施の形態において、このような卓越周波数条件430を用いることにより、人の耳に音として聞こえにくいほど小さい音、あるいは、人の耳に聞こえにくい周波数範囲の音は、卓越周波数の抽出対象として取り扱わないようにすることができる。
協和音とは、完全1度の周波数比、短3度の周波数比、長3度の周波数比、完全4度の周波数比、および完全8度の周波数比のいずれかとなるような、複数の音の組み合わせである。また、協和音は、協和音を構成する音を、Nオクターブ違い(Nは自然数)の音の音に入れ替えた場合でも、協和音が構成される。すなわち、協和音は、上述の周波数比に2の整数乗を乗じまたは除して得られる周波数比も、協和音の周波数比である。
すなわち、音響学的に協和音とは、6以下の2つの自然数の商に等しい周波数比、当該周波数比に2の整数乗を乗じた周波数比、および、6以下の2つの自然数の商に等しい周波数比に2の整数乗で除した周波数比を有する複数の音をいう。但し、このような協和音は、それぞれ固有の許容範囲を有する。本実施の形態において、協和音とは、特に、上述の協和音のうち、当該許容範囲を満たす複数の音の組み合わせを指すものとする。
例えば、ピアノで「ド」の鍵盤を押したときに、受聴者が「ド」の音として聞こえる場合、この音の周波数は、協和音の周波数比を構成する。なお、「協和音の周波数比」とは、周波数比を平均律の音程に置き換えたときに協和する音程とみなされる周波数比、すなわち、受聴者が協和音として許容可能な周波数比の範囲をいう。
なお、ピアノで「ド」の鍵盤を押したときに、ピアノの調律が悪くて本来の「ド」の音からは少しずれていても、受聴者には「ド」の音として聞こえる場合がある。また、弦楽器や人の発声で「ド」の高さの音を奏でたときに、ビブラートがかかって本来の「ド」の音のから少し上下した場合に、受聴者には「ド」の音として聞こえる場合がある。本実施の形態において、このようなずれは許容範囲であり、このような音の周波数は、協和音の周波数比を構成する。
一方で、協和音として周波数比の許容範囲外の音には、ピアノの調律が悪く、ピアノで「ド」の鍵盤を押したときに、別の高さの音として聞こえる場合がある。具体的には、例えば、「ドのシャープ」、「レ」または「シ」、「シ♭」の音として聞こえた場合である。
なお、このような協和音における周波数比と許容範囲との関係は音響学の当業者には周知であるため(例えば、非特許文献1参照)、ここでの詳細な説明を割愛する。
また、本実施の形態における「協和音の周波数比」は、上述の通り、1オクターブ内に限られるものではなく、楽器音響学における任意の協和音およびその許容範囲をすべて包含する。
例えば、ピアノで「ド」の鍵盤と、「ソ」の鍵盤とを、同時に押した場合は、完全5度の協和音が発せられるが、ピアノで「ド」の鍵盤と、1オクターブ上の「ソ」の鍵盤を押した場合も、協和音の範囲内である。更に、ピアノで「ド」の鍵盤と、2オクターブ上の「ソ」の鍵盤が押された場合も、同様に協和音の範囲である。
協和音は、協和音を構成する個々の音のみに比べて、聞く人に与える不快感を低減する。更に、協和音は、無音の場合に比べて、聞く人に対して心地良さを与え得る。なお、協和音は、オクターブ違い音をタッチパネル220の振動周波数の候補に含める場合、広範囲の帯域から得ることができるが、1オクターブに収まっているほうが、通常、聞く人に与える心地良さは高い。
図2に示す協和音判定部330は、上述の協和音を形成し得る周波数比(以下「協和音の周波数比」という)を記述した協和音周波数比リストに基づいて、上述の協和音周波数を判定する。協和音判定部330は、例えば、予め協和音周波数比リストを記憶している。
<協和音周波数比リスト>
図6は、協和音周波数比リストの一例を示す図である。
図6において、協和音周波数比リスト440は、ある2音が協和音をなす際の、2つの音の周波数の比をリストにしたものである。図6に示すように、協和音周波数比リスト440は、リストの項目として、協和音の度数441毎に、度数441に対応する周波数比442を記述している。協和音周波数比リスト440において、度数441の記述は必ずしも必要ではない。
但し、協和音周波数比リスト440は、協和音をなす周波数比のうち、調波の周波数比とは異なる周波数比を、少なくとも1つ記述しているものとする。なお、調波をなす周波数比とは、周波数比1:n(nは2の整数乗)である。
なお、周波数比442は、図6に示すように整数比形式で記述されてもよいし、少数形式や分数形式等、他の形式で記述されていてもよい。
本実施の形態では、このような協和音周波数比リスト440を参照し、卓越周波数に協和音の周波数比442を乗じる演算を各度数441について行うことにより、上述の協和音周波数を高速かつ容易に判定することができる。
なお、協和音判定部330は、判定した協和音のオクターブ違いの周波数を、2のN乗を協和音の周波数に乗じることにより求めてもよいし、Nビットの左シフト演算により求めてもよい。
<各種情報の具体例>
次に、振動制御装置300の動作に先立って、表示画面の一例、座標範囲情報の一例、振動要否情報の一例、領域別周波数情報の一例について説明する。
<表示画像>
図7は、ディスプレイ210に表示される画像の一例を示す平面図である。
図7に示すように、ディスプレイ210には、例えば、メニュー510が表示される。メニュー画面510は、「Mail」と記載された第1の操作ボタン511、「Web」と記載された第2の操作ボタン512、および「SNS」と記載された第3の操作ボタン513を備えている。また、メニュー画面510は、「Camera」と記載された第4の操作ボタン514、「Music」と記載された第5の操作ボタン515、「Memo」と記載された第6の操作ボタン516、および「Cancel」と記載された第7の操作ボタン517を備えている。
ディスプレイ210の表面には、上述の通り、タッチパネル220(図2参照)が配置されている。操作者は、タッチパネル220のうち、第1〜第7の操作ボタン511〜517の任意のボタンに対応する領域をタッチする(押下する)ことにより、当該任意のボタンに対してタッチ操作を行うことができる。
例えば、操作者は、メールアプリを起動したい場合、第1の操作ボタン511をタッチし、Webアプリを起動したい場合、第2の操作ボタン512を押下する。各ボタンは、それぞれ異なる目的の処理に対応付けられているが、ここでは説明を割愛する。
<座標範囲情報>
図8は、図7に示す表示画像に対応して生成される座標範囲情報の一例を示す図である。座標範囲情報は、上述の通り、ディスプレイ制御部240により生成される情報であり、各ボタンの表示位置を示す情報である。
図8に示すように、座標範囲情報520は、領域識別子521に対応付けて、X座標の最小値522、Y座標の最小値523、X座標の最大値524、およびY座標の最大値525を記述している。領域識別子521は、ディスプレイ210に表示される操作部品(ここでは第1〜第7の操作ボタン511〜517)を識別する情報である。座標値を示す値522〜525は、操作部品が表示される領域の、ディスプレイ210上での座標範囲を示す。
なお、座標範囲情報520における座標範囲の記述の仕方は、上述の例に限定されない。例えば、円形の操作ボタンの座標範囲は、中心点のX座標およびY座標と半径とにより記述することができる。また、より複雑な形状の操作ボタン座標範囲は、複数の点を結ぶ曲線を表現するデータ構造により記述することができる。また、座標範囲は、Z座標を含むものであってもよい。これにより、例えば、X座標とY座標が所定の範囲に収まった上で指の押圧が所定の値を上回ることを、押下されたと判断する際の条件として用いることが可能となる。
<振動要否情報>
図9は、振動要否情報の一例を示す図である。振動要否情報は、上述の通り、ディスプレイ制御部240により生成される情報であり、各ボタンが要振動ボタンか否かを示す情報である。
図9に示すように、振動要否情報530は、領域識別子531(図8の領域識別子521と対応)に対応づけて、振動要否532を記述している。振動要否532は、要振動ボタンであるか否かを示す。
ここでは、第1〜第6の操作ボタン511〜516の領域識別子531に対応付けて、「YES」という振動要否532が記述されている。そして、第7の操作ボタン517の領域識別子531に対応付けて、「NO」という振動要否532が記述されている。これは、第1〜第6の操作ボタン511〜516が要振動ボタンであり、第7の操作ボタン517が要振動ボタンではないことを示す。
周波数範囲設定部310は、これら座標範囲情報520および振動要否情報530に基づき、操作ボタンのそれぞれについて、周波数範囲および周波数デフォルト値を設定する。そして、周波数範囲設定部310は、設定内容を示す領域別周波数情報を、振動周波数設定部340に通知する。
<領域別周波数情報>
図10は、領域別周波数情報の一例を示す図である。領域別周波数情報は、上述の通り、周波数範囲設定部310により生成される情報であり、各要振動ボタンの周波数範囲および周波数デフォルト値を示す情報である。
図10に示すように、領域別周波数情報540は、領域識別子541(図8の領域識別子521と対応)に対応づけて、周波数デフォルト値542および誤差許容範囲543を記述している。周波数デフォルト値542に誤差許容範囲543を適用して得られる範囲は、上述の周波数範囲である。
例えば、第1の操作ボタン511の領域識別子541に対応付けて、「140Hz」という周波数デフォルト値542と、「±15%」という誤差許容範囲543とが記述されている。これは、周波数範囲が、119Hz〜161Hzであることを示す。また、周波数デフォルト値542が、周波数範囲の中央値であることを示す。
また、第7の操作ボタン517の領域識別子541に対応付けて、「0Hz」という周波数デフォルト値542と、「0%」という誤差許容範囲543とが記述されている。これは、実質的に、周波数デフォルト値および周波数範囲を設定していないことを示す。これは、第7の操作ボタン517が、要振動ボタンではないためである。
振動制御装置300には、このような領域別周波数情報540と、上述の座標範囲情報520(図8参照)および振動要否情報530(図9参照)とが、記憶される。これにより、振動制御装置300は、いずれかの操作ボタンに対してタッチ操作が行われたときに、その操作ボタンに対応する周波数範囲を、高速かつ容易に特定することができる。
なお、領域別周波数情報540における周波数範囲および周波数デフォルト値の記述の仕方は、上述の例に限定されない。例えば、周波数範囲および周波数デフォルト値は、周波数範囲の最小値および最大値と、周波数デフォルト値を周波数範囲の中央値とする旨とにより、記述することができる。
<振動制御装置の動作>
次に、タッチパネル入力装置100の動作のうち、振動制御装置300の動作について説明する。
振動制御装置300は、例えば、ディスプレイ制御部240から新たな画像についての操作対象情報を入力される毎に、以下に説明する動作を開始する。この時点で、ディスプレイ210には、例えば、メニュー510(図7)が表示されている。
図11は、振動制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1100において、周波数範囲設定部310は、例えば、操作ボタンに対応した操作内容毎に、周波数デフォルト値および周波数範囲を設定する。周波数範囲設定部310は、ディスプレイ制御部240から入力された操作対象情報に基づき、かかる設定を行う。操作対象情報は、表示画像毎に生成され、座標範囲情報520および振動要否情報530(図8および図9参照)を含む。
ステップS1200において、卓越周波数抽出部320は、卓越周波数判定処理を行い、ステップS1300へ進む。卓越周波数判定処理は、周囲音に卓越周波数が存在するとき、卓越周波数を判定する処理である。なお、卓越周波数判定処理の詳細については、後述する。
ステップS1300において、協和音判定部330は、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断する。
協和音判定部330は、例えば、卓越周波数を通知されたか否かにより、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断することができる。また、卓越周波数抽出部320が、卓越周波数の有無を示すフラグを生成する場合、協和音判定部330は、このフラグから、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断することができる。
協和音判定部330は、周囲音に卓越周波数が存在する場合(S1300:YES)、ステップS1400へ進む。また、協和音判定部330は、周囲音に卓越周波数が存在しない場合(S1300:NO)、後述のステップS1500へ進む。
ステップS1400において、協和音判定部330は、卓越周波数の音と協和する音の周波数を、タッチパネル220の振動周波数の候補(以下「振動周波数候補」という)に決定する。
具体的には、協和音判定部330は、図6に示す協和音周波数比リストに記述された各周波数比442、および、各周波数比442の逆数を、それぞれ、卓越周波数に乗じる。そして、協和音判定部330は、その算出結果を、振動周波数候補群として決定し、決定結果を、振動周波数設定部340に通知する。
ステップS1500において、振動周波数設定部340は、操作時に振動によるフィードバックを要する操作(以下「要振動操作」という)が行われたか否かを判断する。
本実施の形態では、要振動ボタンに対するタッチ操作が行われたか否かを判断する。
具体的には、振動周波数設定部340は、タッチパネル検出部250からの操作位置情報と、ディスプレイ制御部240からの座標範囲情報520(図8参照)および振動要否情報530(図9参照)とに基づいて、かかる判断を行う。
すなわち、振動周波数設定部340は、タッチ操作の位置が、いずれかの操作ボタンの座標範囲に含まれるか否かを判定し、含まれる場合、該当する操作ボタンに対してタッチ操作が行われたと判断する。そして、振動周波数設定部340は、該当するタッチ操作が行われた操作ボタンが、要振動ボタンであるか否かを判定する。
振動周波数設定部340は、要振動操作が行われた場合(S1500:YES)、ステップS1600へ進む。また、振動周波数設定部340は、要振動操作が行われていない場合(S1500:NO)、後述のステップS2100へ進む。
ステップS1600において、振動周波数設定部340は、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断する。
振動周波数設定部340は、例えば、振動周波数候補群を通知されたか否かにより、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断することができる。また、卓越周波数抽出部320が、卓越周波数の有無を示すフラグを生成する場合、振動周波数設定部340は、このフラグから、周囲音に卓越周波数が存在するか否かを判断することができる。
振動周波数設定部340は、周囲音に卓越周波数が存在する場合(S1600:YES)、ステップS1700へ進む。また、振動周波数設定部340は、周囲音に卓越周波数が存在しない場合(S1600:NO)、後述のステップS1900へ進む。
ステップS1700において、振動周波数設定部340は、行われた操作の操作内容に対して設定された周波数範囲に、いずれかの振動周波数候補が含まれるか否かを判断する。
具体的には、振動周波数設定部340は、周波数範囲設定部310から通知された領域別周波数情報540(図10参照)から、タッチ操作が行われた操作ボタンについての周波数範囲および周波数デフォルト値を取得する。そして、振動周波数設定部340は、協和音判定部330から通知された振動周波数候補群460(図14参照)に記述された振動周波数候補に、取得した周波数範囲に含まれるものが存在するか否かを判断する。
振動周波数設定部340は、周波数範囲に振動周波数候補が含まれる場合(S1700:YES)、ステップS1800へ進む。また、振動周波数設定部340は、周波数範囲に振動周波数候補が含まれていない場合(S1700:NO)、後述のステップS1900へ進む。
ステップS1800において、振動周波数設定部340は、周波数範囲に含まれる振動周波数候補が1つである場合、当該振動周波数候補を、タッチパネル220の振動周波数に決定する。また、振動周波数設定部340は、周波数範囲に含まれる振動周波数候補が複数である場合、周波数デフォルト値により近い振動周波数候補を、タッチパネル220の振動周波数に決定する。
タッチパネル220の振動周波数は、卓越周波数の変化により、設定された周波数範囲において変化し得る。周波数デフォルト値により近い振動周波数候補を決定することにより、操作ボタンの振動周波数の大きな変化をできるだけ回避することができ、操作者に与える違和感を低減することができる。
ステップS1900において、振動周波数設定部340は、周波数デフォルト値を、タッチパネル220の振動周波数に決定する。これは、卓越周波数が存在しないか、タッチ操作が行われた操作ボタンに設定された周波数範囲には協和音が存在しないためである。
例えば、第5の操作ボタン515(図7参照)に対するタッチ操作が行われた場合、周波数範囲は、800Hzの±15%の範囲、つまり、680Hz〜920Hzの範囲である。かかる周波数範囲に含まれる振動周波数候補は、存在しない。したがって、振動周波数設定部340は、第5の操作ボタン515に設定された周波数デフォルト値である800Hzを、タッチパネル220の振動周波数に決定する。
なお、振動周波数設定部340は、操作ボタンに設定された周波数範囲で振動させることよりも、協和音となる周波数で振動させることを優先してもよい。この場合、例えば、振動周波数設定部340は、周波数範囲を無視し、周波数デフォルト値に最も近い協和音を、タッチパネル220の振動周波数に決定すればよい。
そして、ステップS2000において、振動周波数設定部340は、タッチパネル220を、決定した振動周波数で振動させる。具体的には、振動周波数設定部340は、決定した振動周波数で振動素子230を所定時間振動させることを指示する振動指示信号を、生成する。そして、振動周波数設定部340は、生成した振動指示信号を、振動素子制御部260へ出力する。
そして、ステップS2100において、卓越周波数抽出部320は、同一の表示画面についての処理を終了するタイミングであるか否かを判断する。同一の表示画面についての処理とは、つまり、ステップS1100で生成された領域別周波数情報540(図10参照)をそのまま用いて振動周波数を決定する処理である。
卓越周波数抽出部320は、同一の表示画面が維持されているなど、同一の表示画面についての処理を終了するタイミングではない場合(S2100:NO)、ステップS1200へ戻る。また、卓越周波数抽出部320は、表示画面が切り替わるタイミング、あるいは、画面表示が終了するタイミングなど、同一の表示画面についての処理を終了するタイミングである場合(S2100:YES)、一連の処理を終了する。なお、表示画面が、タッチ操作を受け付ける別の画面に切り替わった場合、振動制御装置300は、ステップS1100から処理を開始することになる。
<卓越周波数判定処理>
図12は、卓越周波数判定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1210において、音データ取得部315は、マイクロフォン270から、周囲音の音データを取得する。
そして、ステップS1220において、卓越周波数抽出部320は、取得された音データから、フーリエ変換等のスペクトル変換処理により、音圧レベルの周波数スペクトルを抽出する。
そして、ステップS1230において、卓越周波数抽出部320は、上述の図5に示す卓越周波数条件430を満たす周波数が存在するか否かを判断する。
卓越周波数抽出部320は、卓越周波数条件430を満たす周波数が存在する場合(S1230:YES)、ステップS1240へ進む。また、卓越周波数抽出部320は、卓越周波数条件430を満たす周波数が存在しない場合(S1230:NO)、ステップS1250へ進む。
ステップS1240において、卓越周波数抽出部320は、周囲音に卓越周波数が存在すると判定し、卓越周波数を抽出して、図11の処理へ戻る。
ステップS1240において、卓越周波数抽出部320は、周囲音に卓越周波数が存在しないと判定し、図11の処理へ戻る。
<周囲音の周波数スペクトル>
図13は、抽出される周波数スペクトルの一例を示す図である。図13において、横軸は周波数[Hz]を示し、縦軸は音圧レベル(音の強さ)[dB]を示す。なお、ここでは、タッチパネル220の周囲で、100Hzの純音に近い比較的大きな周囲音が、65dBの音圧レベルで鳴っている場合の例を示す。
図13に示すように、100Hzの比較的大きな周囲音が鳴っている場合、周波数スペクトル曲線551は、100Hz付近で卓越(突出)し、65dBの値となる。このような他の周波数に比べて音圧レベルが突出している周波数の周囲音は、人に聞こえ易い。
図13に示す例では、100Hzの音は、「40dB以上」であり、「20Hz〜1000Hz」に含まれるため、図5に示す卓越周波数条件430を満たす。したがって、卓越周波数抽出部320は、100Hzの周波数を、卓越周波数として抽出する。
なお、卓越周波数抽出部320は、卓越周波数を抽出する手法として、必ずしも連続的な周波数スペクトルのグラフを用いる必要はなく、周波数と音圧レベルとの組の離散データ(配列)を用いてもよい。また、卓越周波数抽出部320は、卓越周波数を抽出する手法として、音圧レベル[dB]ではなく、音圧(単位なし)など、音の強さを示す他のパラメータを用いてもよい。
<振動周波数候補群>
図14は、振動周波数候補群の一例を示す図である。ここでは、卓越周波数として100Hzが抽出された場合の例を示す。
図14に示すように、振動周波数候補群460には、例えば、「50.0Hz」が含まれている。これは、100Hzに、完全8度の周波数比1/2を、乗じた結果である。また、振動周波数候補群460には、例えば、「200.0Hz」が含まれている。これは、100Hzに、完全8度の周波数比1/2の逆数である2を、乗じた結果である。
<振動周波数の決定>
図15は、振動周波数の決定の様子の一例を示す模式図である。ここでは、第1の操作ボタン511(図7参照)に対するタッチ操作が行われた場合を示す。
図15に示すように、領域別周波数情報540(図10参照)によると、第1の操作ボタン511に設定された周波数範囲は、140Hzの±15%の範囲、つまり、119Hz〜161Hzの範囲である。かかる周波数範囲に含まれる振動周波数候補は、振動周波数候補群460(図14参照)によると、9個存在する。そして、これら9個の振動周波数候補の中で、周波数デフォルト値である140Hzに最も近いのは、「133.3Hz」である。
したがって、振動周波数設定部340は、133.3Hzを、タッチパネル220の振動周波数に決定する。
なお、以上の説明において、他の装置部へ通知されると説明された各種情報は、かかる他の装置部から参照可能なメモリに格納されることにより、間接的に授受されるようにしてもよい。また、逆に、他の装置部から参照可能なメモリに格納されると説明された各種情報は、他の装置部へ直接的に通知されるようにしてもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施の形態に係るタッチパネル入力装置100は、振動制御装置300において、パネル振動音が、周囲音に存在する卓越周波数の音と協和する音となるように、タッチ操作の際のパネル振動の周波数を設定する。
これにより、本実施の形態に係るタッチパネル入力装置100は、タッチパネル220の振動周波数を、タッチ操作の操作感が十分に得られるような帯域に留めつつ、かつ、パネル振動音の耳障り感を軽減することができる。しかも、本実施の形態に係るタッチパネル入力装置100は、高周波数の音を別途発生させる必要がない。すなわち、本実施の形態に係るタッチパネル入力装置100は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることができる。
なお、卓越周波数条件は、図5で説明した例に限定されない。
図16は、卓越周波数条件の他の例を示す図であり、図5に対応するものである。
図16に示すように、卓越周波数条件430aは、例えば、「500msec」という継続時間の下限433と、「±5%以内」という周波数の許容誤差434とを、卓越周波数の条件として定義している。
「500msec」という継続時間は、人間が音程を認識することが可能な音の長さの最小継続時間に相当する。また、「±5%以内」という周波数の許容誤差434は、半音に相当する。半音とは、鍵盤で隣り合う音の間の音程の差異のことである。半音は、周波数比に換算すると、例えば、16対17、17対18、18対19、19対20となる。半音に収まっていない音は、1つの音程の音として認識され難い。
卓越周波数抽出部320は、例えば、図5に示す卓越周波数条件430と併せて、図16に示す卓越周波数条件430aを用いて、卓越周波数を抽出する。すなわち、卓越周波数抽出部320は、卓越周波数が安定していない場合、当該卓越周波数を卓越周波数として取り扱わないようにする。
具体的には、以下の通りである。まず、卓越周波数抽出部320は、継続時間の下限433の期間中、複数回、卓越周波数の抽出処理を行う。例えば、卓越周波数抽出部320は、100msec毎に定期的に卓越周波数の抽出処理を行う。この場合、卓越周波数抽出部320は、継続時間の下限433の500msecの間に、5回分の卓越周波数が抽出する。卓越周波数抽出部320は、この複数取得された卓越周波数の最大値および最小値を求める。そして、卓越周波数抽出部320は、求めた卓越周波数の最小値および最大値が、周波数の許容誤差434の範囲内に含まれている場合、卓越周波数が安定していると判断する。また、卓越周波数抽出部320は、求めた卓越周波数の最小値および最大値の少なくとも一方が、周波数の許容誤差434の範囲内に含まれていない場合、卓越周波数が安定していないと判断する。
これにより、卓越周波数抽出部320は、所定の帯域幅を超えない帯域幅で音圧が所定のレベル以上となる音であること、および、所定の時間長さ以上継続して音圧が所定のレベル以上となる音であることを、卓越周波数の条件に加えることができる。
協和音を構成することができる音は、人間が音程を認識することが可能な音である。音圧が所定のレベル以上となっている音の帯域幅が半音を超えている場合、1つの音程の音として認識され難い。また、継続時間が非常に短い音は、音程を認識することは難しい。1つの音程の音として認識され難い音は、協和音を構成し難い。したがって、卓越周波数抽出部320は、このような卓越周波数条件430aを用いることにより、音の帯域幅が広い音あるいは非常に短い音など、1つの音程の音として認識され難い音の周波数を、卓越周波数として取り扱わないようにすることができる。
本開示の振動制御装置は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御装置であって、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する。
また、上記振動制御装置において、前記振動周波数設定部は、予め設定された周波数範囲に前記協和音周波数が含まれるか否かを判断し、前記周波数範囲に前記協和音周波数が含まれるとき、前記振動の周波数を前記協和音周波数に設定し、前記周波数範囲に前記協和音周波数が含まれないとき、前記振動の周波数を前記周波数範囲に含まれる周波数であって予め設定された値である周波数デフォルト値に設定してもよい。
また、上記振動制御装置において、前記周波数範囲は、前記振動を当該周波数範囲に設定したとき、前記タッチ操作の操作感が得られるような周波数範囲であってもよい。
また、上記振動制御装置において、前記卓越周波数抽出部は、前記周囲音に前記卓越周波数が存在するか否かを判断し、前記振動周波数設定部は、前記周囲音に前記卓越周波数が存在しないとき、前記振動の周波数を前記周波数デフォルト値に設定してもよい。
また、上記振動制御装置において、前記卓越周波数抽出部は、卓越周波数の条件を定義した卓越周波数条件に基づいて、前記周囲音に前記卓越周波数が存在するか否かを判定し、前記卓越周波数条件は、人間が音程を認識することが可能な音の周波数であることを含んでもよい。
また、上記振動制御装置において、前記卓越周波数条件は、所定の帯域幅を超えない帯域幅で音圧が所定のレベル以上となっている音の周波数であること、および、所定の時間長さ以上継続して音圧が所定のレベル以上となっている音の周波数であること、のうち少なくとも1つを含んでもよい。
また、上記振動制御装置において、前記協和音判定部は、抽出された前記卓越周波数に、協和音の間の周波数比を乗じて得られる値を、前記協和音周波数として判定してもよい。
また、上記振動制御装置において、前記協和音の間の周波数比は、完全1度の周波数比、短3度の周波数比、長3度の周波数比、完全4度の周波数比、完全8度の周波数比、および、これらの周波数比に2の整数乗を乗じまたは除して得られる周波数比、のうち、少なくとも1つを含んでもよい。
また、上記振動制御装置は、タッチ操作により入力可能な操作内容を取得し、取得した前記操作内容に対して、前記周波数範囲および前記周波数デフォルト値を設定する周波数範囲設定部、を更に有し、前記周波数範囲設定部は、複数の前記操作内容に対して、異なる前記周波数範囲および異なる前記周波数デフォルト値を設定してもよい。
本開示のタッチパネル入力装置は、タッチ操作を受け付けるタッチパネルと、前記タッチ操作に同期して前記タッチパネルに振動を発生させる振動発生部と、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、前記振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する。
本開示の振動制御方法は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御方法であって、前記タッチパネルの周囲音の音データを取得するステップと、取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出するステップと、抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定するステップと、前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定するステップと、を有する。
本発明は、タッチ操作に同期して振動するタッチパネルの使用において、不快感の低減と操作感の維持とを両立させることができる振動制御装置、タッチパネル入力装置、および振動制御方法として有用である。本発明は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、カーナビゲーション、冷蔵庫、電子レンジ、コピー機等の電子機器に好適である。
100 タッチパネル入力装置
210 ディスプレイ
220 タッチパネル
230 振動素子
240 ディスプレイ制御部
250 タッチパネル検出部
260 振動素子制御部
270 マイクロフォン
300 振動制御装置
310 周波数範囲設定部
315 音データ取得部
320 卓越周波数抽出部
330 協和音判定部
340 振動周波数設定部

Claims (11)

  1. タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御装置であって、
    前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、
    取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、
    抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、
    前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する、
    振動制御装置。
  2. 前記振動周波数設定部は、
    予め設定された周波数範囲に前記協和音周波数が含まれるか否かを判断し、前記周波数範囲に前記協和音周波数が含まれるとき、前記振動の周波数を前記協和音周波数に設定し、前記周波数範囲に前記協和音周波数が含まれないとき、前記振動の周波数を前記周波数範囲に含まれる周波数であって予め設定された値である周波数デフォルト値に設定する、
    請求項1に記載の振動制御装置。
  3. 前記周波数範囲は、前記振動を当該周波数範囲に設定したとき、前記タッチ操作の操作感が得られるような周波数範囲である、
    請求項2に記載の振動制御装置。
  4. 前記卓越周波数抽出部は、
    前記周囲音に前記卓越周波数が存在するか否かを判断し、
    前記振動周波数設定部は、
    前記周囲音に前記卓越周波数が存在しないとき、前記振動の周波数を前記周波数デフォルト値に設定する、
    請求項2に記載の振動制御装置。
  5. 前記卓越周波数抽出部は、
    卓越周波数の条件を定義した卓越周波数条件に基づいて、前記周囲音に前記卓越周波数が存在するか否かを判定し、
    前記卓越周波数条件は、人間が音程を認識することが可能な音の周波数であることを含む、
    請求項4に記載の振動制御装置。
  6. 前記卓越周波数条件は、所定の帯域幅を超えない帯域幅で音圧が所定のレベル以上となる音の周波数であること、および、所定の時間長さ以上継続して音圧が所定のレベル以上となる音の周波数であること、のうち少なくとも1つを含む、
    請求項5に記載の振動制御装置。
  7. 前記協和音判定部は、
    抽出された前記卓越周波数に、協和音の間の周波数比を乗じて得られる値を、前記協和音周波数として判定する、
    請求項1に記載の振動制御装置。
  8. 前記協和音の間の周波数比は、完全1度の周波数比、短3度の周波数比、長3度の周波数比、完全4度の周波数比、完全8度の周波数比、および、これらの周波数比に2の整数乗を乗じまたは除して得られる周波数比のうち、少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の振動制御装置。
  9. 前記タッチ操作により入力可能な操作内容を取得し、取得した前記操作内容に対して、前記周波数範囲および前記周波数デフォルト値を設定する周波数範囲設定部、を更に有し、
    前記周波数範囲設定部は、
    複数の前記操作内容に対して、異なる前記周波数範囲および異なる前記周波数デフォルト値を設定する、
    請求項2に記載の振動制御装置。
  10. タッチ操作を受け付けるタッチパネルと、
    前記タッチ操作に同期して前記タッチパネルに振動を発生させる振動発生部と、
    前記タッチパネルの周囲音の音データを取得する音データ取得部と、
    取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出する卓越周波数抽出部と、
    抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定する協和音判定部と、
    前記振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定する振動周波数設定部と、を有する、
    タッチパネル入力装置。
  11. タッチ操作に同期して振動するタッチパネルに対して用いられる振動制御方法であって、
    前記タッチパネルの周囲音の音データを取得するステップと、
    取得された前記音データから、前記周囲音の卓越周波数を抽出するステップと、
    抽出された前記卓越周波数の音と協和する音の周波数である協和音周波数を判定するステップと、
    前記タッチパネルの振動の周波数を、判定された前記協和音周波数に設定するステップと、を有する、
    振動制御方法。
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