JP2013195965A - 携帯情報機器及びプログラム - Google Patents

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隆宏 川嶋
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Abstract

【課題】携帯情報機器において、実際の管楽器を演奏している感覚で管楽器の楽音を発音させることができる技術を提供する。
【解決手段】本発明に係る携帯情報機器は、トランペット等の管楽器の運指を指定する運指指定画像と倍音を指定する倍音指定画像とをタッチパネルにおいて表示し、演奏者による運指指定操作及び倍音指定操作を受付ける。運指と倍音の組み合わせに対応する音高を予め定義した音高情報テーブルから演奏者によって指定された運指と倍音に対応する音高を特定し、特定した音高の楽音を発音する。
【選択図】図4

Description

本発明は、管楽器の楽音の発音を制御する技術に関する。
携帯電話機等の携帯情報機器を用いて各種楽器の演奏を行うことができる技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、演奏モードにおいてテンキーを鍵盤楽器の鍵盤キーとして用い、鍵盤キーに対応する管楽器等の音色の波形データを記憶し、押下された鍵盤キーに応じた楽音を発音させる技術が開示されている。
特開2001−274868号公報
上記従来技術の場合、テンキーを鍵盤キーとして用いて演奏操作を行うため、実際の管楽器の運指とは異なり、実際の演奏感覚とは全く異なるものである。
本発明は、携帯情報機器において、実際の管楽器を演奏している感覚で管楽器の楽音を発音させることができる技術を提供する。
本発明の請求項1に係る携帯情報機器は、操作者によって操作される第1操作部を有し、当該第1操作部に対する操作を管楽器の運指を指定する指定操作として受付ける運指指定受付手段と、操作者によって操作される第2操作部を有し、当該第2操作部に対する操作を倍音を指定する指定操作として受付ける倍音指定受付手段と、予め定められた音高の前記倍音指定受付手段により受付けられた倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力する発音制御手段とを備える。
また、本発明の請求項2に係る携帯情報機器は、演奏者の息圧を検出する検出手段を備え、前記発音制御手段は、前記第2操作部に対する指定操作に係る倍音と前記検出手段により検出された前記息圧に応じて倍音を特定し、前記予め定められた音高の当該特定した倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力する構成を有する。
また、本発明の請求項3に係る携帯情報機器において、前記倍音指定受付手段は、前記演奏者の息圧に応じて予め定められた特定の倍音列を基準倍音とし、当該基準倍音における倍音の指定操作を受付ける構成を有する。
また、本発明の請求項4に係る携帯情報機器は、前記発音制御手段によって出力された前記制御情報に応じた楽音を生成して発音する発音手段を備える。
また、本発明の請求項5に係るプログラムは、コンピュータを、操作者によって操作される第1操作部を有し、当該第1操作部に対する操作を管楽器の運指を指定する指定操作として受付ける運指指定受付手段と、操作者によって操作される第2操作部を有し、当該第2操作部に対する操作を倍音を指定する指定操作として受付ける倍音指定受付手段と、予め定められた音高の前記倍音指定受付手段により受付けられた倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力する発音制御手段として機能させる。
請求項1及び請求項5の構成によれば、管楽器を演奏しているように運指と倍音の指定操作を行うことができ、指定操作に応じた音高の管楽器の楽音を発音させることができる。
請求項2に記載の構成によれば、倍音の指定操作だけなく演奏者の息圧に応じて倍音を特定することができるので、実際に管楽器を吹いて演奏している感覚で演奏することができる。
請求項3に記載の構成によれば、息圧に応じた基準倍音の中で倍音を指定することができる。
請求項4に記載の構成によれば、演奏者による演奏操作に応じた管楽器の楽音を発音することができる。
実施形態1に係る携帯情報機器の構成を表すブロック図である。 実施形態1に係る演奏画面の表示例を示す図である。 (a)は、実施形態1における操作情報テーブルの構成及びデータ例を示す図である。(b)は、実施形態1における奏法判定情報テーブルの構成及びデータ例を示す図である。 実施形態1における携帯情報機器の演奏制御処理を示す動作フロー図である。 実施形態2における倍音指定画像と息圧との関係を説明する図である。 実施形態2における倍音制御情報の構成及びデータ例を示す図である。 (a)は、変形例1における演奏画面の表示例を示す図である。(b)は、変形例1における基準倍音列と息圧との関係を説明する図である。
<実施形態1>
(概要)
本発明に係る実施形態の発音制御装置は、例えば、携帯電話機、PDA、携帯音楽プレーヤー、電子辞書等の携帯情報機器で実現される。本実施形態の携帯情報機器には、管楽器の演奏機能を有し、トランペットの演奏機能を実現するアプリケーションプログラム(以下、楽器演奏アプリケーションと言う)がインストールされている。演奏者は、楽器演奏アプリケーションを実行し、携帯情報機器に設けられているタッチパネル上で、トランペットの運指及び倍音を指定する演奏操作を行うことができる。なお、本実施形態では、トランペットを例にして説明を行うが、トロンボーンやコルネット等の管楽器であってもよい。
(構成)
図1は、本実施形態における携帯情報機器において演奏機能を実現する構成を表すブロック図である。図1に示すように、携帯情報機器1は、発音制御装置としての機能を実現する制御部10、記憶部11、表示部12、操作部13、マイクロホン16と、楽音を発音する発音手段としての機能を実現する音源部14及び音声出力部15とで構成されており、各部はバスを介して接続されている。以下、各部の詳細について説明を行う。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のメモリとを含んで構成されている。CPUは、RAMをワーキングエリアとして、ROMに記憶されている制御プログラムを実行することで制御部10と接続されている各部を制御し、ROM又は記憶部11に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、演奏操作に応じた楽音の発音制御を行う発音制御手段としての機能を実現する。
記憶部11は、携帯情報機器1に内蔵又は外付けされる不揮発性メモリ等の記憶手段であり、楽器演奏アプリケーションが実行された際に参照される操作情報テーブルや音高情報テーブル等の各種データを記憶する。なお、操作情報テーブル及び音高情報テーブルの詳細については後述する。
表示部12は、液晶ディスプレイ等で構成された表示手段であり、制御部10の制御の下、アプリケーションのメニュー画面、演奏画面等の各種画像を表示する。また、操作部13は、表示部12の液晶ディスプレイに表示された画像に対して操作を行うポインティングデバイスであり、演奏者の指等で液晶ディスプレイが接触された位置の同時多点検出が可能なタッチセンサを備えている。このように本実施形態における表示部12及び操作部13はタッチパネルとして機能し、指等で接触されたタッチパネル上の座標の情報や、タッチパネルに接触した状態から離れた状態に遷移したことを示す接触情報等が検出される。以下、表示部12及び操作部13を総称してタッチパネルと呼ぶ。
ここで、楽器演奏アプリケーションの実行時においてタッチパネルに表示される演奏画面の例を図2に示す。図2に示す演奏画面100には、実際のトランペットに設けられている第1バルブ、第2バルブ、第3バルブに相当する運指指定画像110と、2〜8の倍音数が表された倍音指定画像120とが表示される。タッチパネル上の第1〜第3の各ピストンバルブに相当する各運指指定画像110(第1操作部)は、運指指定受付部としての機能を有し、倍音を表す各倍音指定画像120(第2操作部)は、倍音指定受付部としての機能を有する。演奏者は、演奏したい音高に応じた運指指定画像110と倍音指定画像120とをタッチする指定操作を行うことで、発音させる音高を指定することができる。なお、実際のトランペットの演奏操作と同様に、演奏者の右手でピストンバルブを操作するように運指指定画像110がタッチパネルに表示され、演奏者の左手で倍音を指定操作するように倍音指定画像120がタッチパネルに表示される。
図1に戻り、構成の説明を続ける。音源部14は、制御部10から入力された制御情報に基づき、指定されたトランペットの音高の楽音信号を生成して音声出力部15に送出する。音声出力部15は、音源部14から入力される楽音信号を増幅する増幅部と、増幅した楽音信号を放音するスピーカ等の放音部を含んで構成される。マイクロホン16は、演奏者によって入力された音を収音する。
(データ)
次に、携帯情報機器1の記憶部11に記憶されているデータについて説明する。
図3(a)は、操作情報テーブルの構成及びデータ例を示す図である。図3(a)に示すように、操作情報テーブル200には、上述した第1バルブ〜第3バルブの各々に対応する各運指指定画像110と倍音数2〜8に対応する各倍音指定画像120のタッチパネルにおけるxy座標が定義されている。操作情報テーブル200は、タッチパネル上で運指指定操作や倍音指定操作の演奏操作がなされた場合に、演奏操作の有無の判定と指定された運指と倍音の特定のために参照される。
次に、音高情報テーブルについて説明する。図3(b)は、本実施形態における音高情報テーブルの構成及びデータ例を示す図である。図3(b)に示すように、音高情報テーブル300には、倍音と運指の組み合わせに応じた音高を示す情報が記憶されている。この図において、運指“0”はどのバルブも押下しない開放の状態を表しており、第1バルブを“1”、第2バルブを“2”、第3バルブを“3”で表している。また、例えば、第1バルブと第2バルブの押下は“1・2”のように、各バルブを示す数字を組み合わせて表している。なお、本実施形態では、倍音の指定できる範囲を2〜8までとする例について説明するが、1、9〜12の倍音と運指とを組み合わせた音高を指定できるように構成してもよい。この音高情報テーブル300は、運指指定画像110と倍音指定画像120に対してなされた指定操作(演奏操作)に対応する音高を特定するために参照される。
(動作)
次に、本実施形態における携帯情報機器1の動作について説明する。図4は、携帯情報機器1の演奏制御処理を示す動作フロー図である。なお、携帯情報機器1は、演奏者操作により楽器演奏アプリケーションが実行され、タッチパネルには図2の演奏画面100が表示されているものとして以下説明を行う。
図2の演奏画面100において、演奏者が、第1バルブに相当する運指指定画像110(以下、運指指定画像110−1と言う)を指でタッチした場合、携帯情報機器1の制御部10は、タッチパネルにより検出された座標を取得し、記憶部11から操作情報テーブル200を参照して、運指指定操作がなされたか否か判断する(ステップS11)。制御部10は、操作情報テーブル200において、取得した座標に対応する運指として第1バルブを特定すると(ステップS11:YES)、運指指定画像110−1がタッチされている間に、倍音の指定操作がなされたか否かを判断する(ステップS12)。
例えば、演奏者が、運指指定画像110−1を指でタッチした状態で、倍音数3に対応する倍音指定画像120(以下、倍音指定画像120−3と言う)をタッチする倍音指定操作を行うと、タッチパネルにより倍音指定画像120−3に割当てられている座標が制御部10に送出される。なお、運指指定画像110−1がタッチされている間は、運指指定画像110−1の座標も継続して検出されるが、タッチパネルから指が離れた状態に遷移したことを示す接触情報がタッチパネルから出力されず、当該座標が連続して検出されている間は第1バルブの指定操作が継続しているものと判断する。
制御部10は、操作情報テーブル200を参照し、タッチパネルにおいて検出された座標が2〜8のいずれかの倍音の座標と対応する場合には倍音指定操作が行われたと判断する(ステップS12:YES)。
そして、制御部10は、記憶部11から音高情報テーブル300を読み出して、ステップS11及びステップS12において指定された運指と倍音に対応する音高“ファ”を特定する(ステップS13)。
制御部10は、ステップS13において特定した第1バルブと倍音3に対応する音高“ファ”の楽音を発音することを指示する制御情報を生成して音源部14へ送出する。また、音源部14は、制御部10から入力された制御情報に従い、第1バルブと倍音3に対応する“ファ”の音高を示す楽音信号を生成し、生成した楽音信号を音声出力部15へ送出し、音声出力部15において楽音信号を増幅して放音する(ステップS14)。
なお、ステップS11において運指指定操作が演奏者によって行われなかった場合には(ステップS11:NO)、ステップS12における倍音の指定操作の有無を判断する。また、ステップS12において倍音指定操作が演奏者によって行われなかった場合(ステップS12:NO)には、制御部10は、楽音の発音を指示する制御情報を生成せずに演奏制御処理を終了する。
このように本実施形態では、運指と倍音を指定する演奏操作を行うことで、指定した運指と倍音に応じた音高の楽音を発音させることができる。
<実施形態2>
上述した実施形態1では、倍音指定画像120をタッチする指定操作により倍音の指定を行う例について説明したが、本実施形態では指定操作された倍音を演奏者の息の強さに応じて変更する例について説明する。
本実施形態において、演奏者はトランペット演奏を行う場合、実施形態1と同様に、運指指定操作と倍音指定操作をタッチパネル上で行うと共に、携帯情報機器1に設けられているマイクロホン16に向かって一定の強さの息を吹きかけることで倍音を切替える。
図5は、息圧(息の強さ)の変化に応じた倍音指定画像を示す図である。図5における倍音2〜8の各倍音指定画像220aは、閾値B1〜B2の範囲内の息圧で吹きかけられた場合の倍音指定画像である。例えば、倍音指定画像220aが表示されている場合において、倍音5の倍音指定画像が演奏者によって指定されているときに、息圧が閾値B2を一定時間以上超えた場合には、指定操作された倍音“5”が倍音“6”に変更されると共に、倍音2〜8の倍音指定画像220aが倍音3〜8の倍音指定画像220bに切替えて表示される。また、倍音5の倍音指定画像が演奏者によって指定されているときに、息圧が閾値B1より一定時間以上小さくなった場合には、指定操作された倍音“5”が倍音“4”に変更されると共に、倍音2〜8の倍音指定画像220aが倍音2〜7の倍音指定画像220cに切替えて表示される。
なお、本実施形態における制御部10は、上述した制御を行うべく、実施形態1と同様の機能を備えると共に、マイクロホン16に入力された演奏者の音声信号を解析してピッチや音圧を特定し、ピッチや音圧に応じて予め定められた息圧(B)を特定し、特定した息圧に応じて倍音を切替える機能を有する。また、ROM又は記憶部11には、ピッチや音圧に対応する息圧を定義した変換テーブルを予め記憶し、制御部10は、変換テーブルを参照して特定したピッチや音圧に対応する息圧を特定する。
また、本実施形態における記憶部11は、実施形態1と同様の音高情報テーブルと操作情報テーブルを記憶すると共に、図6に示すように、特定した息圧Bと閾値B1及びB2との大小関係を定義した倍音切替条件と、各倍音切替条件に対応する倍音数を定義した倍音切替制御情報とが対応づけられた倍音制御情報を記憶する。
制御部10は、倍音制御情報を参照し、マイクロホン16に入力された音に基づく息圧に応じた倍音に切替え、当該倍音とタッチパネル上で指定操作された運指に対応する音高の楽音を発音することを指示する制御情報を生成して音源部14へ送出する。
このように、本実施形態では、タッチパネル上で指定操作された倍音を演奏者の息圧に応じて変化させるため、演奏者は、実際のトランペット演奏を行っているように息を吹きかけて倍音の指定を切替えることができる。また、本実施形態では、演奏者の息圧に応じた倍音指定画像に表示が切替えられるため、演奏者は、現在の息圧に対応する倍音を確認することができる。
なお、倍音切替条件として息圧の閾値にB1及びB2(B1<B2)を設定し、倍音切替制御情報として倍音数の変化量を+1又は−1とする例を用いたが、閾値の設定及び倍音の変化量はこれに限定されない。
<変形例>
本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよく、各変形例を組み合わせて実施してもよい。以下、本発明に係る実施形態の変形例について説明する。
(1)上述した実施形態2では、倍音2〜8の倍音指定画像120をタッチパネルに表示する例について説明したが、予め定めた特定の倍音列の倍音指定画像(以下、基準倍音画像と言う)をタッチパネルに表示し、演奏者の息圧に応じて基準倍音画像を変更する例について説明する。
ここで、本変形例における基準倍音画像の表示例を図7(a)に示す。図7(a)に示すように、タッチパネルには、実施形態1と同様の運指指定画像110と、倍音3〜6に対応する倍音指定画像121を含む演奏画面101が表示される。この例では、最初に倍音3〜6の基準倍音画像が表示されるように構成しているが、最初に基準倍音画像としてどの倍音列の基準倍音画像を表示するかを演奏者が指定又は変更できるようにしてもよい。
倍音3〜6の基準倍音画像121と運指指定画像110がタッチパネルに表示されている場合において、演奏すべき音高に対応する運指指定画像110と基準倍音画像121が演奏者によって指定され、息圧が閾値B11〜B21の範囲内の息がマイクロホン16に吹きかけられている間は、制御部10は、図7(b)に示すように、倍音3〜6を基準倍音とする基準倍音画像をタッチパネルに表示する。また、演奏者の息圧が閾値B21を一定時間以上超えた場合には、制御部10は、倍音4〜7を基準倍音として倍音4〜7の基準倍音画像をタッチパネルに表示する。また、演奏者の息圧が閾値B11より一定時間以上小さくなった場合には、倍音2〜5を基準倍音として倍音2〜5の基準倍音画像をタッチパネルに表示する。
なお、予め定めた特定の基準倍音列を息圧に応じて変化させると共に、各基準倍音列に対応する息圧の閾値範囲において、各基準倍音列における倍音を息圧で変化させるための閾値を予め定義しておくことで、演奏者は、タッチパネル上での倍音の指定操作に加えて息圧で倍音の指定を切替えるようにしてもよい。
このように構成することで、楽曲に応じて使用頻度が高い倍音列を基準倍音画像としてタッチパネルに表示し、息圧を変化させることで基準倍音列を切替えたり、表示されている基準倍音列の倍音を切替えたりすることができるため、演奏の操作性を向上させることができる。
(2)また、上述した実施形態2では、倍音2〜8の倍音指定画像をタッチパネルに表示する例について説明したが、倍音指定画像として、例えば、倍音5、6、7を割当てた第1倍音指定画像と、倍音2、3、4を割当てた第2倍音指定画像とを表示し、演奏者によって指定された第1倍音指定画像又は第2倍音指定画像に対応する倍音を演奏者の息圧に応じて変化させるようにしてもよい。
なお、この場合には、音高情報テーブル300において、各倍音に対応する第1倍音指定画像及び第2倍音指定画像を示す情報を定義しておくと共に、タッチパネル上の第1倍音指定画像及び第2倍音指定画像の座標を定義した操作情報テーブルと、第1倍音指定画像及び第2倍音指定画像の各々に対応する倍音制御情報を記憶部11に記憶しておく。この倍音制御情報は、実施形態2と同様、第1倍音指定画像又は第2倍音指定画像の各倍音に切替えるための息圧の閾値範囲を定義した倍音切替条件と、倍音切替条件に対応する倍音を定義した倍音切替制御情報を含む。
この場合、制御部10は、実施形態2と同様に運指指定画像の指定操作と第1倍音指定画像又は第2倍音指定画像の指定操作をタッチパネルにおいて受付け、操作情報テーブル、倍音制御情報、音高情報テーブルに基づいて、指定された運指と、マイクロホン16に吹きかけられた演奏者の息の息圧に対応する倍音とに対応する音高を特定し、特定した音高の楽音を発音することを指示する制御情報を音源部14に送出する。
(3)上述した実施形態1では、タッチパネルに表示された倍音指定画像120により倍音指定操作を行う例について説明したが、携帯情報機器1に数字、アルファベット、記号等が割当てられた操作キーが設けられている場合には、操作キーを用いて倍音指定操作を行うように構成してもよい。この場合には、操作キーと当該操作キーに割当てられた倍音とを対応づけたテーブルを記憶部11に記憶しておく。
(4)また、上述した実施形態1では、トランペットを例に説明したが、トロンボーンやコルネット等の金管楽器の楽音を発音させるようにしてもよい。この場合には、各楽器に応じた運指と倍音の関係を定義した音高情報テーブルを記憶部11に記憶しておくと共に、各楽器に応じた運指指定画像及び倍音指定画像をタッチパネルに表示するように構成する。また、スライドが設けられているトロンボーン等の金管楽器の場合には、運指指定画像として、バルブを示す画像と、スライドの各ポジションを指定する画像をタッチパネル上に表示するようにしてもよい。また、スライドのポジション指定操作を受付ける画像をタッチパネルに表示し、当該画像上を指でスライドさせてスライドのポジションを指定し、指がスライドしたタッチパネル上の座標の変化量に応じてポジションを特定するようにしてもよい。このようにスライドが設けられている楽器の場合には、制御部10は、演奏者によって指定されたバルブとスライドのポジションと倍音に応じた音高の楽音を発音する制御情報を生成して音源部14に送出するようにする。
(5)上述した実施形態2では、息圧に応じて倍音を切替える例について説明したが、マイクロホン16に入力された演奏者の音声の音量に応じて倍音を切替えるようにしてもよい。この場合には、マイクロホン16に入力された音声の音量と倍音を切替える音量の閾値との大小関係を定義した倍音切替条件と、倍音切替条件に対応する倍音数を定義した倍音切替制御情報とを記憶部11に記憶しておく。また、上述した実施形態2では、マイクロホン16において収音された音に基づいて演奏者の息の量(息圧)を検出するように構成したが、息圧を検出するセンサを携帯情報機器1に設け、当該センサで演奏者の息圧を検出するように構成してもよい。
(6)上述した実施形態1では、音高情報テーブル300を用いて音高の特定を行うように構成したが、運指と倍音の組合せによる音高の指定は、音高テーブル300のような記憶のさせ方に限らず、要するに運指と倍音によって音高が一意に特定されるような構成であればよい。なお、音高情報テーブル300は、音高が順次上昇(または順次下降)する運指の変化態様が各倍音において共通であり、隣接する倍音の音域には重複する音域が設定されていることを特徴としている。また、例えば、1倍音に対応する音高に対して指定された倍音に対応する音高を運指に応じて変化させるようにしてもよい。この場合には、タッチパネル上で指定された倍音に対応する音高を、第1バルブが指定された場合には1音下げ、第2バルブが指定された場合には半音下げ、第3バルブが指定された場合には1音半下げた音高の楽音を音源部14において発音するように構成し、指定された倍音のノートナンバを第1バルブの場合には−2、第2バルブの場合には−1、第3バルブの場合には−3とするように、倍音に対応する音高を運指に応じて変化させる変化量を定義しておく。
(7)上述した実施形態及び変形例における制御部10によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて携帯電話機2にダウンロードさせることも可能である。
(8)上述した実施形態では携帯情報機器を例に説明したが、本発明に係る発音制御装置を外部に設けられたパソコン等の電子機器と有線又は無線により接続するインタフェースを設け、発音制御装置において生成した制御情報に基づく楽音をパソコンから出力するようにしてもよい。
1・・・携帯情報機器、10・・・制御部、11・・・記憶部、12・・・表示部、13・・・操作部、14・・・音源部、15・・・音声出力部、16・・・マイクロホン

Claims (5)

  1. 操作者によって操作される第1操作部を有し、当該第1操作部に対する操作を管楽器の運指を指定する指定操作として受付ける運指指定受付手段と、
    操作者によって操作される第2操作部を有し、当該第2操作部に対する操作を倍音を指定する指定操作として受付ける倍音指定受付手段と、
    予め定められた音高の前記倍音指定受付手段により受付けられた倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力する発音制御手段と
    を備えることを特徴とする携帯情報機器。
  2. 演奏者の息圧を検出する検出手段を備え、
    前記発音制御手段は、前記第2操作部に対する指定操作に係る倍音と前記検出手段により検出された前記息圧に応じて倍音を特定し、前記予め定められた音高の当該特定した倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器。
  3. 前記倍音指定受付手段は、前記演奏者の息圧に応じて予め定められた特定の倍音列を基準倍音とし、当該基準倍音における倍音の指定操作を受付けることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報機器。
  4. 前記発音制御手段によって出力された前記制御情報に応じた楽音を生成して発音する発音手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯情報機器。
  5. コンピュータを、
    操作者によって操作される第1操作部を有し、当該第1操作部に対する操作を管楽器の運指を指定する指定操作として受付ける運指指定受付手段と、
    操作者によって操作される第2操作部を有し、当該第2操作部に対する操作を倍音を指定する指定操作として受付ける倍音指定受付手段と、
    予め定められた音高の前記倍音指定受付手段により受付けられた倍音に対応する音高を、前記運指指定受付手段により受付けられた運指に応じて変化させた音高を示す楽音の発音を指示する制御情報を出力する発音制御手段と
    して機能させるプログラム。
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KR101529109B1 (ko) * 2015-01-21 2015-06-17 코스모지놈 주식회사 디지털 다기능 관악기
US9691368B2 (en) 2015-01-21 2017-06-27 Cosmogenome Inc. Multifunctional digital musical instrument

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101529109B1 (ko) * 2015-01-21 2015-06-17 코스모지놈 주식회사 디지털 다기능 관악기
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