JP3649960B2 - カッティングプロッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカッティングプロッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の装置は例えば特開平6−183081号公報に示されている。この公報によると、使用者により、紙が載置部上に載置される。そして、アームが載置部の上方に設けられ、紙の縦方向に移動可能に構成されている。印刷ヘッドとカッタがアームに設けられ、紙の横方向に移動可能に構成されている。
【0003】印刷ヘッドは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙に所定の印刷をさせる。その後、カッタは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙を所定の形状に切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この様に、従来の装置では、使用者が載置部に紙を1枚ずつセット(並べて、位置決めする)する手間がかかる第1の欠点がある。この欠点を解消するために本発明者は、紙を縦方向に搬送する搬送手段と、カッタを横方向に移動させる送り手段を設けた。そして、カッタの刃部を紙に挿入し横方向へ移動させながら、紙を縦方向へ移動させ、紙を切断する事を試みた。
【0005】
しかし、この装置では、切断時に騒音が大きい第2の欠点がある。本発明者がその原因を究明したところ、切断時に、カッタを下方に移動させた時、カッタはソレノイドにより駆動されているため、カッタのホルダの底部が、紙を介して、急激に載置体(紙を載置する部材)に当接するためである事が判った。また上記装置では、ソレノイドに電圧を印加するか否かによりカッタを下方(紙に挿入)又は上方(紙から離れる)の2つの位置に設定している。この様に、カッタの高さを微細に調整できないので、カッタによる紙の切り込み深さを制御できない第3の欠点がある。
【0006】
故に、本発明はこの様な従来の欠点を考慮して、被切断物(紙等)をセットし易く、被切断物の切り込み深さを容易に制御でき、切断時の騒音を軽減したカッティングプロッタを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の本発明では、被切断物が載置される載置体と、前記被切断物を切断する刃部を有するカッタと、前記カッタを保持する移動手段とを備え、前記移動手段は前記刃部の高さを連続的に変化させる様に構成され、
前記移動手段は、固定体と、可動体と、モータと、ネジ体とから構成され、前記可動体は前記カッタを保持し、かつ前記固定体に上下スライド可能に設けられ、前記ネジ体は前記モータの軸に固定され、かつ前記可動体に螺合され、
前記可動体から突出した突起部を設け、前記突起部は前記ネジ体の溝に係合される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態1に係るカッティングプロッタ1を、図1ないし図7に従い説明する。図1はカッティングプロッタ1の斜視図、図2はカッティングプロッタ1の要部断面図、図3はカッティングプロッタ1に用いられるカッタの断面図、図4はカッティングプロッタ1に用いられる移動手段の正面図(カッタが上方に位置している時)、図5は上記移動手段の正面図(カッタがハーフカット位置にある時)、図6は上記移動手段の正面図(カッタがフルカット位置にある時)、図7はカッティングプロッタ1のブロック図である。
【0013】
これらの図に於て、本体2は例えば、左側体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成されている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3および右側体4を固定する様に構成されている。下体6は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成されている。
【0014】
排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられている。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられている。
【0015】
キャリッジ9は例えばプラスチックから成り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3および右側体4に固定されている。
【0016】
駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けられている。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0017】
キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルトに固定され、キャリッジモータが回転する事により、キャリッジ9は主走査方向(B方向)に移動する。この様に、キャリッジ9と、軸10と、駆動ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により送り手段12が構成されている。
【0018】
容器13は例えば箱状に形成され、キャリッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せず)は容器13内に配置されている。4個のインクタンクには各々、例えば、黒色インクと、イエローインクと、マジェンタインクと、シアンインクが充填されている。
【0019】
印刷ヘッド14a、14b、14c、14dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互いに離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14dは、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成されている。各オリフィスの途中の側壁には各々、圧電素子(図示せず)が設けられ、各オリフィスの先端は絞られ、64個のオリフィス毎に各入口部(合計4個)が設けられている。4個の入口部は各々、チューブを介して、黒色インクタンクと、イエローインクタンクと、マジェンタインクタンクと、シアンインクタンクに接続されている。
【0020】
印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被切断物(例えば紙等)11上に吐出される様に構成されている。
【0021】
カッタ15に於て、上ホルダ16は上部にフランジ部17を備えた略円筒状に形成されている(図3を参照)。下ホルダ18は上方に開放した凹状に形成され、下部に孔19が形成され、上ホルダ16にネジ止めされている。
【0022】
中ホルダ20は略円筒状に形成され、Oリング21により上ホルダ16の内面とシールされ、上ホルダ16にネジ止めされている。これらの上ホルダ16と中ホルダ20と下ホルダ18により、ホルダ15aが構成されている。押圧ピン22はスプリングピン23により、中ホルダ20の内面に固定されている。
【0023】
マグネット24は押圧ピン22の底面に当接して配置され、ピポットベアリング25はマグネット24の底面に当接して配置されている。軸部26は、上端が鋭角に形成され、下端に刃部27が形成されている。軸部26の上端はピポットベアリング25に挿着されている。
【0024】
上ホルダ16の下端近傍には、孔部28が形成されている。ベアリング29は孔部28内に固定されている。軸部29の下端近傍はベアリング29に挿着されている。刃部27は下ホルダ18の孔19を貫通し、下ホルダ18の底面から所定の距離だけ突出している。
【0025】
この様に、軸部26は、上端がピポットベアリング25に挿着され、下端近傍がベアリング29に挿着される事により、円周方向(D1D2方向)に自在に回転する様に構成されている。その結果、刃部27の刃先は被印刷物11の切取線に沿って前進し、切断する様に構成されている。また、中ホルダ20を上ホルダ16に対し適切な量だけネジ回す事により、刃部27の突出量を簡単に調整できる。
【0026】
次に、図4に従い、移動手段30を説明する。図4に於て、固定体31は例えば箱状に形成され、その上面と底面に各々、貫通孔が形成されている。固定体31はキャリッジ9(図4では図示せず)に固定されている。
【0027】
可動体32は例えば、左部33、34と、それにつながる中央部35と、中央部35につながる右部36、37と、中央部35につながる突起部38等から構成されている。右部36、37は略逆コ字状に形成され、固定体31に固定されたガイド39に案内されている。
【0028】
カッタ15を構成するホルダ15aは、中央部35に形成された孔に挿入されカッタ15を構成するフランジ部17は中央部35の上面に固定されている。この様に、移動手段30を構成する可動体32はカッタ15を保持している。左部33、34の適所には、孔が形成されている。突起部38は、可動体32から突出する様に形成されている。
【0029】
モータ40は例えば、固定体31の上面に固定されている。ネジ体41は例えば、ネジ切りされたシャフトであり、モータ40の軸42に固定されている。また、ネジ体41は、必要に応じて、軸42に一体的に形成されても良い。
【0030】
ネジ体41の上端近傍と下端近傍は各々、左部33の孔と左部34の孔に挿入され、案内されている。また、突起部38は、ネジ体41の1つのネジ山と、それに隣接するネジ山の間に形成された1つの溝に係合している。
【0031】
以上の構成をまとめると、移動手段30は、固定体31と、可動体32と、モータ40と、ネジ体41等から構成されている。可動体32はカッタ15を保持し、固定体31に対し上下(C1C2方向)にスライド可能に設けられている。ネジ体41はモータ40の軸42に固定され、可動体32に設けられた突起部38に螺合されている。
【0032】
この構成に於て、モータ40に正の電圧を印加すると、軸42およびネジ体41は時計回りに回転する。ネジ体41に係合する突起部38は上方(C1方向)に移動する。その結果、突起部38を有する可動体32と、可動体32に保持されたカッタ15は上方(C1方向)に移動する。モータ40への電圧印加を停止すると、可動体32およびカッタ15は任意の位置にて停止する。
【0033】
同様に、モータ40に負の電圧を印加すると、軸42およびネジ体41は反時計回りに回転する。ネジ体41に係合する突起部38は下方(C2方向)に移動する。その結果、カッタ15は下方(C2方向)に移動する。モータ40を停止すると、カッタ15は任意の位置にて停止する。
【0034】
この様に、モータ40に、正の電圧又は負の電圧を印加し、印加時間を制御する事により、カッタ15を任意の位置に設定できる。また、カッタ15を構成するホルダ15aの底面を位置検出するセンサ(図示せず)を設け、そのセンサの出力により、モータ40の印加条件を制御しても良い。
【0035】
上述の様に、移動手段30は、カッタ15を構成する刃部27の高さを連続的に変化させる様、構成されている。即ち、移動手段30は、被切断物11の表面と、刃部27の先端との距離を、微細に調整する。
【0036】
更に、図2に示す様に、駆動ローラ43は長尺の円柱状に形成され、下体6の適所に設けられた開口部44の下方に設けられている。駆動ローラ43に設けられた軸は第1歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定されている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定されている。第1歯車と第2歯車は噛合う様に配置されている。
【0037】
対向ローラ45は長尺の円柱状に形成され、開口部44の上方に設けられている。これらの駆動ローラ43と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モータと、対向ローラ45等により、搬送手段46が構成されている。
【0038】
この様に、搬送手段46の搬送モータが通電されると、駆動ローラ43は回転する。その結果、駆動ローラ43と対向ローラ45に挟まれた被切断物11は第1方向(A方向)へ搬送され、前進する。即ち、被切断物11を搬送する搬送手段46が設けられ、被切断物11は搬送手段46により搬送されつつ、カッタ15により切断される。
【0039】
印刷ヘッド14a〜14dおよびカッタ15の下方に位置する様に、略平坦な載置体44は、下体6の適所に形成されている。載置体47は、被切断物11を載置するためのものである。
【0040】
また上述した様に、送り手段12は、キャリッジ9と、軸10と、駆動ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により構成されている。そして、カッタ15を保持した移動手段30はキャリッジ9に固定されている。この構成において、キャリッジモータに所定の電圧を印加する事により、キャリッジモータは回転し、駆動ベルトが移動し、キャリッジは、第1方向Aと略直交する第2方向Bへ移動する。その結果、カッタ15を保持した移動手段30は第2方向Bへ移動する。
【0041】
以上の構成をまとめると、被切断物11を第1方向Aに搬送する搬送手段46と、第1方向Aに略直交する第2方向Bに移動手段30を移動させる送り手段12が設けられる。そして、移動手段30のモータ40を通電する事により、カッタ15の刃部27を被切断物11に挿入し、刃部27を第2方向Bに移動させながら、被切断物11を第1方向Aへ移動させる事により、被切断物11を所定の形状にて切断する事ができる。
【0042】
次に、主に図7のブロック図に従い、カッティングプロッタ1の電気的構成を説明する。制御部48は例えば、マイクロコンピュータ等から成る。紙センサ49は印刷ヘッド14a〜14dの後方に配置され、被切断物11の先端を検知するものである。操作部50は例えば電源スイッチ等が設けられている。使用者が電源スイッチを押すと、印刷命令信号が制御部48へ入力され、切断命令信号が制御部48へ入力される。
【0043】
メモリ51は、例えば、印刷データとカットデータを記憶するRAM等から成る。パソコン52はインターフェース53を介して、制御部48に接続されている。CD−ROM54は必要に応じて、パソコン52に装着されている。制御部48は上記紙センサ49と、操作部50と、メモリ51と、インターフェース53と、送り手段12と、搬送手段46と、印刷ヘッド14a、14b、14c、14dと、移動手段3
0とに各々、接続されている。以上の部品により、カッティングプロッタ1が構成されている。
【0044】
次に、図1ないし図7に従い、カッティングプロッタ1の動作を説明する。これらの図に於て、使用者は最初に、例えば給紙皿8上に、複数の被切断物11を収容する。
【0045】
そして使用者は、カッティングプロッタ1に設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に図示せず)に挿入する。次に使用者は、操作部50に設けられた電源スイッチを押すと、動作が開始する。
【0046】
制御部48は、搬送手段46の搬送モータを通電させ、被切断物11を第1方向Aへ搬送させる(前進させる)。紙センサ49が被切断物11の先端を検知し、被切断物11は更に前進する。この時、カッタ15の刃部27は上方(C1方向)に位置している(図4参照)。被切断物11が所定の位置(ホームポジション)まで前進すると、制御部48は上記搬送モータの通電を停止する。
【0047】
そして制御部48は、パソコン52より、印刷データを取り込む。また、パソコン52よりメモリ51へ、印刷データを読込んだ後に、メモリ51から、印刷データを取り込んでも良い。
【0048】
次に制御部48は、キャリッジモータを通電させ、キャリッジ9を第2方向Bの左端から右端へ移動させる。制御部48は上記動作と共に、各印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各圧電素子に対し電圧を印加し、インク液を適宜吐出させ、印刷を行う。
【0049】
制御部48は、印刷動作を終了すると、搬送手段46をして、被切断物11をホームポジションに戻らせる。制御部48はパソコン52より、カットデータを読込む。カットデータとは、カッタ15の刃部27をアップさせるか又はダウンさせるかを指示する第1信号と、フルカットさせるかハーフカット(後述)させるかを指示する第2信号と、座標とから成る。
【0050】
例えば、上記カットデータに於て、第1信号がダウンを指示する信号であり、第2信号がフルカットを指示する信号とする。この時、制御部48は、移動手段30のモータ40をして、負の電圧を印加させる。
【0051】
その結果、モータ40の軸42およびネジ体41は反時計回りに回転し、カッタ15は下方(C2)に移動し、ホルダ15aの底面が被切断物11の表面に略当接した時(センサが位置を検出)、モータ40への通電を停止する。この時、カッタ15の刃部27は、被切断物11の全厚さ以上に挿入されている。
【0052】
この様に、カッタ15が上方に位置している状態(図4参照)から、モータ40を通電させ、ネジ体41を回転させ、可動体32に保持されたカッタ15を徐々に下方(C2方向)へ移動させる。その結果、ホルダ15aの底面が被切断物11の表面に当接した時(図6参照)、当接時の騒音を低減する事ができる。図4の状態から図6の状態へ変化する時の変化時間は、モータ40の回転速度と、ネジ体41が持つピッチの大きさを決定する事により、任意の時間が得られる。
【0053】
次に制御部48は、上記刃部27を全厚さ以上に切り込ませた状態(フルカット時)に於て、カットデータに従い、キャリッジ9および搬送手段46を動作させる。この様にして、被切断物11は、載置体47の表面とホルダ15aの底面とに挟まれながら、搬送手段46により、搬送される。そして、刃部27は被切断物11を所定の形状に切断する。
【0054】
そして制御部48は、刃部27の現在位置が、カットデータに於けるアップ位置であると判定すると、フルカットの切断動作を終了する。即ち制御部48は、モータ40に正の電圧を印加させ、カッタ15を上方(C1)へ移動させ、カッタ15を元の状態(図4参照)へ戻す。
【0055】
そして制御部48は、搬送手段46に設けられた搬送モータを通電させる。その結果、駆動ローラ43は回転し、被切断物11は更に前進し、排紙皿7へ収容され、一連の動作を終了する。この様に、カッタ15はキャリッジ9に固定されキャリッジ9は第2方向Bに移動するが、第1方向Aには移動しない。即ち、カッタ15は搬送方向(第1方向A)に対して略定位置に維持される。そして、被切断物11は搬送手段46により搬送されつつ、カッタ15により切断される。
【0056】
この搬送手段46により、給紙皿8に複数枚の被切断物11が置かれても、被切断物11を自動的に搬送し、印刷し、切断し、また搬送する。故に、従来の様に、使用者が載置面に被切断物を1枚ずつセットする手間が要らないという、発明の効果を奏する。
【0057】
なお、上述の様に、制御部48は、パソコン52よりカットデータを読込むがカットデータに於て、第2信号がハーフカットを指示する信号である場合を以下に説明する。この時、制御部48はモータ40をして、負の電圧を印加させる。
【0058】
その結果、ネジ体41は反時計回りに回転し、カッタ15は下方(C2)へ移動し、ホルダ15aの底面は被切断物11の表面から、少しだけ上方の位置へ到達する。その時、モータ40の通電は停止し、カッタ15は上記位置に維持される(図5参照)。この時、カッタ15の刃部27の先端は、被切断物11の略中間に位置する様に挿入されている。
【0059】
次に制御部48は、上記刃部27を略中間厚さに切り込ませた状態(ハーフカット時)に於て、カットデータに従い、キャリッジ9および搬送手段46を動作させる。この様にして、刃部27は被切断物11を、略中間厚さにて、所定の形状に切る。
【0060】
その結果、被切断物11は、略中間厚さ(ハーフカット)にて切られる。例えば、折れ線部分に従って、上記ハーフカットが施こされると、折り曲げがし易くなる。また、被切断物11が比較的薄い場合、上記の様に、刃部27の高さを、調整する事もできる。
【0076】
【発明の効果】
上述の様に請求項1の本発明では、可動体から突出した突起部を設け、突起部はネジ体の溝に係合される構成とした。この構成により、可動体の左部33、34にネジ切りする必要がなく、コストが安くなる。また、可動体の左部33、34にネジ切りをすると、ネジ体と正確に螺合するために、各ネジ切りの始まりのピッチの精度が要る。しかし、上記本発明では、突起部とネジ体の溝の係合は1ヶ所で良いので、ピッチの精度は余り必要なく、製造し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るカッティングプロッタ1の斜視図である。
【図2】 上記カッティングプロッタ1の要部断面図である(カッタ15が下方に位置している状態を示す)。
【図3】 上記カッティングプロッタ1に用いられるカッタ15の断面図である。
【図4】 上記カッティングプロッタ1に用いられる移動手段30の正面図(カッタ15が上方に位置している状態を示す)である。
【図5】 上述の移動手段30の正面図(カッタ15がハーフカット位置にある状態を示す)である。
【図6】 上記移動手段30の正面図(カッタ15がフルカット位置にある状態を示す)である。
【図7】 上記カッティングプロッタ1のブロック図である。
【符号の説明】
11 被切断物
14a、14b、14c、14d 印刷ヘッド
15 カッタ
30移動手段
Claims (1)
- 被切断物が載置される載置体と、前記被切断物を切断する刃部を有するカッタと、前記カッタを保持する移動手段とを備え、前記移動手段は前記刃部の高さを連続的に変化させる様に構成され、
前記移動手段は、固定体と、可動体と、モータと、ネジ体とから構成され、前記可動体は前記カッタを保持し、かつ前記固定体に上下スライド可能に設けられ、前記ネジ体は前記モータの軸に固定され、かつ前記可動体に螺合され、
前記可動体から突出した突起部を設け、前記突起部は前記ネジ体の溝に係合される事を特徴とするカッティングプロッタ。
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