JP3639463B2 - カッティングプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカッティングプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の装置は例えば特開平6−183081号公報に示されている。この公報によると、使用者により、紙が載置部上に載置される。そして、アームが載置部の上方に設けられ、紙の縦方向に移動可能に構成されている。印刷ヘッドとカッタがアームに設けられ、紙の横方向に移動可能に構成されている。
【0003】
印刷ヘッドは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙に所定の印刷をさせる。その後、カッタは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙を所定の形状に切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この様に、従来の装置では、使用者が載置部に紙を1枚ずつセット(並べて、位置決めする)する手間がかかる第1の欠点がある。この欠点を解消するために図9の断面図に示す様に、本発明者は、印刷ヘッド101とカッタ102を保持するキャリッジ(図示せず)を設け、キャリッジを紙103の横方向に移動させる。そして、紙103を縦方向へ移動させるための送り機構104を設けた。
【0005】
しかし、この装置では、十分な紙103の切断ができない第2の欠点がある。本発明者がその原因を究明したところ、カッタ102に設けられた刃部105の先端が載置体106に当接するので、刃部105による紙103の切り込みが十分でないためである事が判った。更に、この装置では、切断時に騒音が大きい第3の欠点がある。本発明者がその原因を究明したところ、切断時に、カッタ102を下方に移動させた時、カッタ102に設けられたホルダ107の底部が、紙103を介して、急激に載置体106に当接するためである事が判った。
【0006】
故に、本発明はこの様な従来の欠点を考慮して、被印刷物(紙等)をセットし易く、被印刷物を十分に切断でき、切断時の騒音を軽減したカッティングプリンタを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の本発明では、被印刷物が載置される載置体と、前記被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された前記被印刷物を所定の形状に切断するカッタとを備え、前記カッタに設けられた刃部の逃げとなるべく、前記載置体に第1溝を設け、前記カッタに、前記刃部を露出させて覆うホルダを設け、前記ホルダに対向する位置において、前記第1溝に緩衝体を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係るカッティングプリンタ1を、図1ないし図7に従い説明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2はカッティングプリンタ1の要部斜視図、図3はカッティングプリンタ1の要部断面図、図4はカッティングプリンタ1に用いられるカッタの断面図、図5はカッティングプリンタ1に用いられる移動機構の正面図(カッタが上方に位置している時)、図6は上記移動機構の正面図(カッタが下方に位置している時)、図7はカッティングプリンタ1のブロック図である。
【0013】
これらの図に於て、本体2は例えば、左側体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成されている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3および右側体4を固定する様に構成されている。下体6は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成されている。
【0014】
排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられている。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられている。
【0015】
キャリッジ9は例えばプラスチックから成り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3および右側体4に固定されている。
【0016】
駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けられている。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0017】
キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルトに固定され、キャリッジモータが回転する事により、キャリッジ9は主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)に移動する。この様に、キャリッジ9と、軸10と、駆動ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により、キャリッジ送り機構12が構成されている。
【0018】
容器13は例えば箱状に形成され、キャリッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せず)は容器13内に配置されている。4個のインクタンクには各々、例えば、黒色インクと、イエローインクと、マジェンタインクと、シアンインクが充填されている。
【0019】
印刷ヘッド14a、14b、14c、14dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互いに離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14dは、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成されている。各オリフィスの途中の側壁には各々、圧電素子(図示せず)が設けられ、各オリフィスの先端は絞られ、64個のオリフィス毎に各入口部(合計4個)が設けられている。4個の入口部は各々、チューブを介して、黒色インクタンクと、イエローインクタンクと、マジェンタインクタンクと、シアンインクタンクに接続されている。
【0020】
印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被印刷物11上に吐出される様に構成されている。
【0021】
カッタ15に於て、上ホルダ16は上部にフランジ部17を備えた略円筒状に形成されている(図4を参照)。下ホルダ18は上方に開放した凹状に形成され、下部に孔19が形成され、上ホルダ16にネジ止めされている。
【0022】
中ホルダ20は略円筒状に形成され、Oリング21により上ホルダ16の内面とシールされ、上ホルダ16にネジ止めされている。これらの上ホルダ16と中ホルダ20と下ホルダ18により、ホルダ15aが構成されている。押圧ピン22はスプリングピン23により、中ホルダ20の内面に固定されている。
【0023】
マグネット24は押圧ピン22の底面に当接して配置され、ピポットベアリング25はマグネット24の底面に当接して配置されている。軸部26は、上端が鋭角に形成され、下端に刃部27が形成されている。軸部26の上端はピポットベアリング25に挿着されている。
【0024】
上ホルダ16の下端近傍には、孔部28が形成されている。ベアリング29は孔部28内に固定されている。軸部29の下端近傍はベアリング29に挿着されている。刃部27は下ホルダ18の孔19を貫通し、下ホルダ18の底面から所定の距離だけ突出している。
【0025】
この様に、軸部26は、上端がピポットベアリング25に挿着され、下端近傍がベアリング29に挿着される事により、円周方向(C1C2方向)に自在に回転する様に構成されている。その結果、刃部27の刃先は被印刷物11の切取線に沿って前進し、切断する様に構成されている。また、中ホルダ20を上ホルダ16に対し適切な量だけネジ回す事により、刃部27の突出量を簡単に調整できる。
【0026】
次に、図5に従い、移動機構30を説明する。図5に於て、固定台31はキャリッジ9に固定されている。ソレノイド32は固定台31上に固定されている。ピン33はソレノイド32に対し、上下方向(B1B2方向)に移動可能に設けられている。
【0027】
可動体34は左部35と、それにつながる中央部36と、中央部36につながる右部37等から構成されている。左部35は略コ字状に形成され、固定台31に固定されたガイド38に案内されている。中央部36は、介在部材を介して、ピン33に接続されている。
【0028】
右部37は、略L字状に形成され、カッタ15のフランジ部17を保持している。右部37は固定台31の適所に案内されている。バネ39は、右部37に形成された突起部と、固定台31に形成された突起部との間に設けられている。このバネ39により、可動体34は常時、上方向(B2方向)へ力が加えられている。
【0029】
この構成にて、カッタ移動機構30のソレノイド32に所定の電圧が印加される(オンする)と、ソレノイド32が可動体34を引張る。その結果、可動体34に固定されたカッタ15は下方に移動し、刃部27は下方(図6のB1方向)に移動(ダウン)する。
【0030】
また、ソレノイド32への電圧が印加されないと(オフする)、バネ39は可動体34を上方に引張り、刃部27は上方(図5のB2方向)へ移動(アップ)する。この様に、カッタ15を移動させる移動機構30を設ける。そして、切断時か否かに応じて、移動機構30は、被印刷物11に対して、カッタ15の刃部27を切込ませるか否かの動作をすべく、構成されている。また、カッタ15は、刃部27を1部露出させて覆うホルダ15aを有している。
【0031】
更に、図3に示す様に、駆動ローラ40は長尺の円柱状に形成され、下体6の適所に設けられた開口部41の下方に設けられている。駆動ローラ40に設けられた軸は第1歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定されている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定されている。第1歯車と第2歯車は噛合う様に配置されている。
【0032】
対向ローラ42は長尺の円柱状に形成され、開口部41の上方に設けられている。これらの駆動ローラ40と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モータと、対向ローラ42等により、搬送手段43が構成されている。
【0033】
この様に、搬送手段43の搬送モータが通電されると、駆動ローラ40は回転する。その結果、駆動ローラ40と対向ローラ42に挟まれた被印刷物11は搬送され、前進する。即ち、被印刷物11を搬送する搬送手段43が設けられ、被印刷物11は搬送手段43により搬送されつつ、カッタ15により切断される。
【0034】
次に、図2と図3と図5と図6に示す様に、印刷ヘッド14a〜14dおよびカッタ15の下方に位置する様に、略平坦な載置体44は、下体6の適所に形成されている。載置体44は、被印刷物11を載置するためのものである。
【0035】
第1溝45は、カッタ15に設けられた刃部27の下方に位置する様に、載置体44に形成されている。例えば、下体6を金属板で構成し、第1溝45は上方が開放した略凹状になる様に、曲げ加工又は絞り加工等により、形成される。
【0036】
この様に、第1溝45は、所定の幅を持ちながら、走査方向(軸10に沿う方向)に長尺なものとして、形成されている。また、上述した様に、カッタ15を支持するキャリッジ9も走査方向に移動する。従って、切断時には、カッタ15の刃部27は、第1溝45の延在方向(即ち走査方向)に沿って、かつ、第1溝45の上空を移動する事になる。その結果、第1溝45は、刃部27の逃げ(当接しないこと)となる。
【0037】
また、緩衝体46が設けられる。緩衝体46は、例えばゴム等の弾性体から成り、第1溝45内に内接する様に、配置されている。緩衝体46は、第1溝45の延在方向に沿うべく、長尺に形成されている。
【0038】
第2溝47は、刃部27の下方に位置する様に、上方が開放した略凹状になる様に、緩衝体46に形成されている。この様に、第2溝は、所定の幅を持ちながら、走査方向に長尺なものとして、形成されている。従って、切断時には、カッタ15の刃部27は、第2溝47の延在方向に沿って、かつ、第2溝47の上空を移動する。
【0039】
その結果、第2溝47は、刃部27の逃げ(当接しないこと)となる。また、緩衝体46の幅は、カッタ15に設けられたホルダ15aの幅と同程度に形成され、緩衝体46は、ホルダ15aに対向する位置に配置されている。
【0040】
この構成により、切断時に、カッタ15が下方に移動(ダウン)した時、カッタ15のホルダ15aの底面は、被印刷物11を介して、緩衝体46の表面に当接する。その結果、緩衝体46が、当接した時の力を緩衝する事により、当接時の騒音を低減する事が出来る。
【0041】
次に、主に図7のブロック図に従い、カッティングプリンタ1の電気的構成を説明する。制御部48は例えば、マイクロコンピュータ等から成る。紙センサ49は印刷ヘッド14a〜14dの後方に配置され、被印刷物11の先端を検知するものである。操作部50は例えば電源スイッチ等が設けられている。使用者が電源スイッチを押すと、印刷命令信号が制御部48へ入力され、切断命令信号が制御部48へ入力される。
【0042】
メモリ51は、例えば、印刷データとカットデータを記憶するRAM等から成る。パソコン52はインターフェース53を介して、制御部48に接続されている。CD−ROM54は必要に応じて、パソコン52に装着されている。制御部48は、上記紙センサ49と、操作部50と、メモリ51と、インターフェース53と、キャリッジ送り機構12と、搬送手段43と、印刷ヘッド14a、14b、14c、14dと、カッタ移動機構30とに各々、接続されている。以上の部品により、カッティングプリンタ1が構成されている。
【0043】
次に、図1ないし図8に従い、カッティングプリンタ1の動作を説明する。図8はカッティングプリンタ1の主要動作を示すフローチャートである。これらの図に於て、使用者は最初に、例えば給紙皿8上に、複数の被印刷物11を収容する。
【0044】
そして使用者は、カッティングプリンタ1に設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に図示せず)に挿入する。次に使用者は、操作部50に設けられた電源スイッチを押すと、動作が開始する。
【0045】
制御部48は、搬送手段43の搬送モータを通電させ、被印刷物11を搬送させる(前進させる)。紙センサ49が被印刷物11の先端を検知し、被印刷物11は更に前進する。この時、カッタ15の刃部27は上方(B2方向)に位置している。被印刷物11が所定の位置(ホームポジション)まで前進すると、制御部48は上記搬送モータの通電を停止する。
【0046】
そして制御部48は、パソコン52より、印刷データを取り込む。また、パソコン52よりメモリ51へ、印刷データを読込んだ後に、メモリ51から、印刷データを取り込んでも良い。
【0047】
次に制御部48は、1行をプリントする(図8のS1)。即ち制御部48は、キャリッジ送り機構12に設けられたキャリッジモータを通電させ、キャリッジ9を主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)の左端から右端へ移動させる。制御部48は、各印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各圧電素子に対し電圧を印加し、例えば1440dpiの高解像度にて、インク液を適宜吐出させ、1行目の印刷を行う。
【0048】
そして制御部48は、印刷データが終了したか否かを判定する。仮に、印刷データが終了していなければ、制御部48は上記判定を否定する。次に制御部48は1行分だけ紙送りし再び、1行分だけ印刷させる。この様に、上記動作を繰り返す事により、印刷データに従う所定の印刷を行わせ、印刷動作を終了する。
【0049】
上述の様に、印刷時に於て、制御部48は、搬送手段43をして、被印刷物11を搬送させる。次に制御部48は、搬送手段43をして、被印刷物11をホームポジションに戻らせる(図8のS2)。即ち制御部48は、搬送手段43の搬送モータを逆電圧に通電させ、上述の印刷動作開始直前(図8のS1)までの位置(ホームポジション)に、被印刷物11を戻す。これは、印刷した位置と、これから、カットする位置を一致させるための動作である。
【0050】
そして、制御部48は、パソコン52より、カットデータを読込む(図8のS3)。カットデータとは、カッタ15の刃部27をアップさせるか又はダウンさせるかを指示する信号と、座標とから成る。場合によっては、パソコン52からメモリ51へ、カットデータを一度記憶させ、制御部48は該記憶されたカットデータを読込んでも良い。また、印刷が終了する迄に、カットデータを読込んでも良い。
【0051】
次に制御部48は、カッタ15が上方位置(図5のB2方向)にあるか否かを判定する(図8のS4)。上述の説明では、カッタ15は上方位置にあるので、制御部48はS4を肯定する。そして制御部48は、読込んだカットデータに従いキャリッジ9および搬送手段43を動作させる(図8のS5)。
【0052】
そして制御部48は、カッタ15の刃部27の現在位置が、読込んだカットデータに於ける、カッタダウンの位置か否かを判定する(図8のS6)。制御部48は、S6を否定すれば、S5とS6の動作を繰り返す。そして刃部27の現在位置がカッタダウンの位置に到達した場合、制御部48はS6を肯定する。
【0053】
次に制御部48は、ソレノイド32を通電させ、カッタ15をダウンさせ、刃部27を被印刷物11内へ切り込ませる(図3と図6と図8のS7を参照)。この時、カッタ15に設けられたホルダ15aの底面は、被印刷物11を介して、緩衝体46の表面に当接する。その結果、緩衝体46が、当接した時の力を緩衝する事により、当接時の騒音を低減する事が出来る。
【0054】
そして制御部48は、刃部27を切り込ませた状態に於て、カットデータに従い、キャリッジ9および搬送手段43を動作させる(図8のS8)。この様にして被印刷物11は、ホルダ15aの底面と、緩衝体46の表面に挟まれながら、搬送手段43により、紙送りされる。そして、刃部27は被印刷物11を所定の形状に切断する。
【0055】
この時、緩衝体46に設けられた第2溝47は、刃部27の逃げ(当接しないこと)となっている。従って、カッタ15に於て、中ホルダ20をネジ回す事により、刃部27の先端をホルダ15a(詳しくは下ホルダ18)の底面から十分突出させても、刃部27の先端は、緩衝体46に接触しない。その結果、刃部27は被印刷物11を十分に切断する事ができ、かつ、刃部27の先端が刃こぼれする事を防止できる。
【0056】
そして制御部48は、刃部27の現在位置が、カットデータに於けるアップ位置か否かを判定する(図8のS9)。もしも制御部48は、S9を否定すれば、S8とS9の動作を繰り返す。
【0057】
上述の動作により、制御部48は、被印刷物11に対し、所定の形状の1部を切断する。そして制御部48は、S9を肯定すると、ソレノイド32への通電を停止させ、カッタ15をアップ(図5のB2方向)させ、刃部27を被印刷物11からアップさせる(図8のS10)。
【0058】
次に制御部48は、カットデータが終了か否かを判定する(図8のS11)。もしも、カットデータが終了していなければ、制御部48はS11を否定し、S5からS11までの動作を繰り返す。
【0059】
この様に、制御部48は被印刷物11に対し、所定の形状にて切断する。この時、制御部48は、カットデータを終了したと判定し(図8のS11)、印刷動作および切断動作を終了する。
【0060】
そして制御部48は、搬送手段43に設けられた搬送モータを通電させる。その結果、駆動ローラ40は回転し、被印刷物11は更に前進し、排紙皿7へ収容され、一連の動作を終了する。なお、制御部48はS4を否定すると、カッタ15をアップし(図4のS12)、S5の直前へ進む。
【0061】
この様に、カッタ15はキャリッジ9に固定され、キャリッジ9は主走査方向に移動するが、副走査方向には移動しない。即ち、カッタ15は搬送方向(副走査方向)に対して略定位置に維持される。そして、被印刷物11は、搬送手段43により搬送されつつ、カッタ15により切断される。
【0062】
この搬送手段43により、給紙皿8に複数枚の被印刷物11が置かれても、被印刷物11を自動的に搬送し、印刷し、切断し、また搬送する。故に、従来の様に、使用者が載置面に被印刷物を1枚ずつセットする手間が要らないという、発明の効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】
請求項1の本発明では、カッタに、刃部を露出させて覆うホルダを設け、ホルダに対向する位置に於て、第1溝に緩衝体を設ける。この構成により、印刷時にカッタが下方へ移動(ダウン)した時、ホルダの底面は被印刷物を介して、緩衝体の表面に当接する。その結果、緩衝体が、当接した時の力を緩衝する事により当接時の騒音を低減する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリンタ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部斜視図である(カッタ15が上方に位置している状態を示す)。
【図3】上記カッティングプリンタ1の要部断面図である(カッタ15が下方に位置している状態を示す)。
【図4】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッタ15の断面図である。
【図5】上記カッティングプリンタ1に用いられる移動機構30の正面図(カッタ15が上方に位置している状態を示す)である。
【図6】上記移動機構30の正面図(カッタ15が下方に位置している状態を示す)である。
【図7】上記カッティングプリンタ1のブロック図である。
【図8】上記カッティングプリンタ1の主要動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の比較例を示すカッティングプリンタの要部断面図である。
【符号の説明】
11 被印刷物
14a、14b、14c、14d 印刷ヘッド
15 カッタ
44 載置体
45 第1溝

Claims (1)

  1. 被印刷物が載置される載置体と、前記被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された前記被印刷物を所定の形状に切断するカッタとを備え、前記カッタに設けられた刃部の逃げとなるべく、前記載置体に第1溝を設け、前記カッタに、前記刃部を露出させて覆うホルダを設け、前記ホルダに対向する位置において、前記第1溝に緩衝体を設ける事を特徴とするカッティングプリンタ。
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