JP2001001587A - カッティングプリンタ - Google Patents

カッティングプリンタ

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JP2001001587A
JP2001001587A JP11176070A JP17607099A JP2001001587A JP 2001001587 A JP2001001587 A JP 2001001587A JP 11176070 A JP11176070 A JP 11176070A JP 17607099 A JP17607099 A JP 17607099A JP 2001001587 A JP2001001587 A JP 2001001587A
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cutter
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Application number
JP11176070A
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English (en)
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Hisao Shimizu
久夫 清水
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被印刷物をセットし易く、かつ、被印刷物を
切断中およびその前後に於て、被印刷物を搬送し易いカ
ッティングプリンタを提供する。 【解決手段】 被印刷物11が載置される載置部44を
搬送する搬送手段45と被印刷物11を印刷する印刷ヘ
ッド14a〜14dと、印刷された被印刷物11を所定
の形状に切断するカッタ15とを備え、少なくとも切断
時に於て、被印刷物11は、載置部44が発生する静電
気により、載置部44上に保持されつつ、搬送手段45
により搬送される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカッティングプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置は例えば特開平
6−183081号公報に示されている。この公報によ
ると、使用者により、紙が載置部上に載置される。そし
て、アームが載置部の上方に設けられ、紙の縦方向に移
動可能に構成されている。印刷ヘッドとカッタがアーム
に設けられ、紙の横方向に移動可能に構成されている。
【0003】印刷ヘッドは、紙の横方向および縦方向に
移動しながら、紙に所定の印刷をさせる。その後、カッ
タは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙を所
定の形状に切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の装置
では、使用者が載置部に紙を1枚ずつセット(並べて、
位置決めする)する手間がかかる第1の欠点がある。こ
の欠点を解消するために図8の断面図に示す様に、本発
明者は、印刷ヘッド101とカッタ102を保持するキ
ャリッジ(図示せず)を設け、キャリッジを紙103の
横方向に移動させる。そして、紙103を縦方向へ移動
させるための送り機構104を設けた。
【0005】しかし、カッタ102の刃105が紙10
3を所定の形状に切断すると、紙103の腰(強度)が
弱くなり、紙103が浮き上がって(図8のA部を参
照)、紙詰りする第2の欠点がある。故に、本発明はこ
の様な従来の欠点を考慮して、被印刷物(紙等)をセッ
トし易く、かつ、被印刷物を切断中およびその前後に於
て被印刷物を搬送し易いカッティングプリンタを提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、被印刷物が載置される載置
部を搬送する搬送手段と、前記被印刷物を印刷する印刷
ヘッドと、印刷された前記被印刷物を所定の形状に切断
するカッタとを備え、少なくとも前記切断時に於て、前
記被印刷物は、前記載置部が発生する静電気により、前
記載置部上に保持されつつ、前記搬送手段により搬送さ
れる構成とした。
【0007】請求項2の本発明では、前記被印刷物は、
前記搬送手段により搬送されつつ、前記カッタにより切
断される。
【0008】請求項3の本発明では、前記載置部は、帯
電性が高い材質から成るベルト又は、帯電性が高い材質
が表面に被覆されたベルトにより、構成されている。
【0009】請求項4の本発明では、前記載置部は、帯
電性が高い帯電体と接触する様に構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るカッティングプリンタ1を、図1ないし図4に従い説
明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2
はカッティングプリンタ1の要部断面図、図3はカッテ
ィングプリンタ1に用いられるカッタの断面図、図4は
カッティングプリンタ1に用いられるカッタ移動機構の
正面図である。
【0011】これらの図に於て、本体2は例えば、左側
体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成さ
れている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に
形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3お
よび右側体4を固定する様に構成されている。下体6
は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成され
ている。
【0012】排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に
形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられて
いる。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状
に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられ
ている。
【0013】キャリッジ9は例えばプラスチックから成
り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッ
ジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸
受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3
および右側体4に固定されている。キャリッジ9は被印
刷物11の上方に位置すべく配置されている。
【0014】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、かつ、
歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けら
れている。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ
(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0015】キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルト
に固定され、キャリッジモータが回転する事により、キ
ャリッジ9は主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)に
移動する。この様に、キャリッジ9と、軸10と、駆動
ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により、キャリ
ッジ送り機構12が構成されている。
【0016】容器13は例えば箱状に形成され、キャリ
ッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せ
ず)は容器13内に配置されている。4個のインクタン
クには各々、例えば、黒色インクと、イエローインク
と、マジェンタインクと、シアンインクが充填されてい
る。
【0017】印刷ヘッド14a、14b、14c、14
dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互い
に離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14d
は、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する
方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成
されている。各オリフィスの途中の側壁には各々、圧電
素子(図示せず)が設けられ、各オリフィスの先端は絞
られ、64個のオリフィス毎に各入口部(合計4個)が
設けられている。4個の入口部は各々、チューブを介し
て、黒色インクタンクと、イエローインクタンクと、マ
ジェンタインクタンクと、シアンインクタンクに接続さ
れている。
【0018】印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の
下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成
されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各
オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被
印刷物11上に吐出される様に構成されている。
【0019】カッタ15に於て、上ホルダ17は上部に
フランジ部17を備えた略円筒状に形成されている(図
3を参照)。下ホルダ18は上方に開放した凹状に形成
され、下部に孔19が形成され、上ホルダ16にネジ止
めされている。
【0020】中ホルダ20は略円筒状に形成され、Oリ
ング21により上ホルダ16の内面とシールされ、上ホ
ルダ16にネジ止めされている。押圧ピン22はスプリ
ングピン23により、中ホルダ20の内面に固定されて
いる。
【0021】マグネット24は押圧ピン22の底面に当
接して配置され、ピポットベアリング25はマグネット
24の底面に当接して配置されている。軸部26は、上
端が鋭角に形成され、下端に刃部27が形成されてい
る。軸部26の上端はピポットベアリング25に挿着さ
れている。
【0022】上ホルダ16の下端近傍には、孔部28が
形成されている。ベアリング29は孔部28内に固定さ
れている。軸部29の下端近傍はベアリング29に挿着
されている。刃部27は下ホルダ18の孔19を貫通
し、下ホルダ18の底面から所定の距離だけ突出してい
る。
【0023】この様に、軸部26は、上端がピポットベ
アリング25に挿着され、下端近傍がベアリング29に
挿着される事により、円周方向(C1C2方向)に自在
に回転する様に構成されている。その結果、刃部27の
刃先は被印刷物11の切取線に沿って前進し、切断する
様に構成されている。また、中ホルダ20を上ホルダ1
6に対し適切な量だけネジ回す事により、刃部27の突
出量を簡単に調整できる。
【0024】次に、図4に従い、カッタ移動機構30を
説明する。図4に於て、固定台31はキャリッジ9(図
4では図示せず)に固定されている。ソレノイド32は
固定台31上に固定されている。ピン33はソレノイド
32に対し、上下方向(B1B2方向)に移動可能に設
けられている。
【0025】可動体34は左部35と、それにつながる
中央部36と、中央部36につながる右部37等から構
成されている。左部35は略コ字状に形成され、固定台
31に固定されたガイド38に案内されている。中央部
36は、介在部材を介して、ピン33に接続されてい
る。
【0026】右部37は、略L字状に形成され、カッタ
15のフランジ部17を保持している。右部37は固定
台31の適所に案内されている。バネ39は、右部37
に形成された突起部と、固定台31に形成された突起部
との間に設けられている。このバネ39により、可動体
34は常時、上方向(B2方向)へ力が加えられてい
る。
【0027】この構成にて、カッタ移動機構30のソレ
ノイド32に所定の電圧が印加される(オンする)と、
ソレノイド32が可動体34を引張る。その結果、可動
体34に固定されたカッタ15は下方に移動し、刃部2
7は下方(図5のB1方向)に移動(ダウン)する。
【0028】また、ソレノイド32への電圧が印加され
ないと(オフする)、バネ39が可動体34を上方に引
張り、刃部27は上方(図4のB2方向)へ移動(アッ
プ)する。この様に、カッタ移動機構30に所定の電圧
を印加し、刃部27を下方に移動し、キャリッジ9を移
動させる事により、カッタ15は被印刷物11を切断す
る。
【0029】図2に示す様に、駆動ローラ40は長尺の
円柱状に形成され、下体6の適所に設けられた開口部4
1の下方に設けられている。駆動ローラ40に設けられ
た軸は第1歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定
されている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せ
ず)の孔に挿入され、固定されている。第1歯車と第2
歯車は噛合う様に配置されている。
【0030】対向ローラ42は長尺の円柱状に形成さ
れ、開口部41の上方に設けられている。テンションロ
ーラ43は長尺の円柱状に形成され、駆動ローラ40と
離れて配置されている。テンションローラ43に設けら
れた軸(図示せず)の両端は各々左側体3および右側体
4の軸受け(図示せず)に軸支されている。
【0031】載置部44は例えばベルトから成り、比較
的幅広に形成され、かつループ状に形成されている。載
置部44は帯電性が高い材質から成り、又は、帯電性が
高い材質が表面に被覆されたゴム等から成る。上記帯電
性が高い材質とは、例えば、被印刷物(例えば紙)11
に対して、帯電性の高い、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、テフロン等の材質である。
【0032】被印刷物11は載置部44上に載置される
様に構成されている。載置部44の内面は各々、駆動ロ
ーラ40の外面と、テンションローラ43の外面に当接
している。載置部44に適切な張力が加わる様に、テン
ションローラ43の位置は調節可能に構成されている。
これらの駆動ローラ40と、第1歯車と、第2歯車と搬
送モータと、対向ローラ42と、テンションローラ43
と、載置部44等により、搬送手段45は構成されてい
る。
【0033】搬送手段45に設けられた搬送モータに所
定の電圧が印加される(オンする)と、駆動ローラ40
が回転し、載置部44が移動(回転)する。その結果、
載置部44と対向ローラ42に挟まれた被印刷物11は
搬送され、前進する。また、搬送モータへの通電が停止
すると、被印刷物11の前進は停止する。
【0034】また、載置部44と被印刷部11が接触す
る上流側で例えば、駆動ローラ40の右側に於て、載置
部44の表面と接触する様に、帯電体46を設けても良
い。帯電体46は例えば毛皮とから成り、載置部44の
表面が帯電体46にこすられる事により、載置部44は
帯電する(静電気を発生する)。
【0035】次に、主に図6のブロック図に従い、カッ
ティングプリンタ1の電気的構成を説明する。制御部4
7は例えば、マイクロコンピュータ等から成る。紙セン
サ48は印刷ヘッド14a〜14dの後方に配置され、
被印刷物11の先端を検知するものである。操作部49
は例えば運転スイッチ等が設けられている。使用者が運
転スイッチを押すと、印刷命令信号が制御部47へ入力
され、切断命令信号が制御部47へ入力される。
【0036】メモリ50は、例えば、印刷データとカッ
トデータを記憶するRAM等から成る。パソコン51は
インターフェース52を介して、制御部47に接続され
ている。CD−ROM53は必要に応じて、パソコン5
1に装着されている。制御部47は、上記紙センサ48
と、操作部49と、メモリ50と、インターフェース5
2と、キャリッジ送り機構12と、搬送手段45と、印
刷ヘッド14a、14b、14c、14dと、カッタ移
動機構30に各々、接続されている。以上の部品によ
り、カッティングプリンタ1が構成されている。
【0037】次に、図1ないし図7に従い、該カッティ
ングプリンタ1の動作を説明する。図5はカッティング
プリンタ1に用いられるカッタ移動機構30の正面図
(カッタ15が下方へ移動した状態を示す)、図7はカ
ッティングプリンタ1の主要動作を示すフローチャート
である。これらの図に於て、使用者は最初に、例えば給
紙皿8上に、複数の被印刷物11を収容する。
【0038】次に、使用者はカッティングプリンタ1に
設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に図
示せず)に挿入し、操作部49の運転スイッチを押す
と、動作が始まる。制御部47は印刷ヘッド14a〜1
4dをして、印刷動作をさせる(図7のS1を参照)。
【0039】即ち、制御部47は搬送手段45の搬送モ
ータを通電させ、被印刷物11を前進させる。紙センサ
48が被印刷物11の先端を検知し、被印刷物11は更
に前進する。この時、カッタ15の刃部27は上方(B
2方向)に位置している。
【0040】被印刷物11が所定の位置(ホームポジシ
ョン)まで前進すると、制御部47は搬送モータの通電
を停止する。制御部47は、キャリッジ送り機構12に
設けられたキャリッジモータを通電させ、キャリッジ9
を走査方向の左端から右端へ移動させる。
【0041】制御部47は、各印刷ヘッド14a〜14
dに設けられた圧電素子に対し電圧を印加し、例えば1
440dpiの高解像度にて、インク液を適宜吐出さ
せ、1行目の印刷を行う。次に制御部47は、印刷ヘッ
ド14a〜14dに設けられた各オリフィスが被印刷物
11の第2行目の上方に位置するまで、搬送モータを通
電させた後に、通電を停止させる。
【0042】制御部47は、キャリッジモータを通電さ
せ、キャリッジ9を走査方向の右端から左端へ移動させ
る。制御部47は、各圧電素子に対し電圧を印加し、イ
ンク液を適宜吐出させ、2行目の印刷を行う。
【0043】この様な動作を繰り返して、制御部47は
印刷ヘッド14a〜14dをして、被印刷物11上に印
刷データに従う所定の印刷を行い、印刷動作を終了す
る。
【0044】次に制御部47は、搬送手段45をして、
ホームポジションに戻らせる。即ち制御部47は搬送モ
ータを逆方向に通電させ、上述の印刷動作開始直前まで
の位置(ホームポジション)に、被印刷物11に戻す
(図7のS2)。これは、印刷した位置と、これからカ
ットする位置を一致させるための動作である。
【0045】そして、制御部47は、パソコン51よ
り、カットデータを読込む(図7のS3)。カットデー
タとは、カッタ15の刃部27をアップさせるか又はダ
ウンさせるかを指示する信号と、座標とから成る。場合
によっては、パソコン51からメモリ50へ、カットデ
ータを一度記憶させ、制御部47は該記憶されたカット
データを読込んでも良い。また、印刷が終了する迄に、
カットデータを読込んでも良い。
【0046】次に制御部47はカッタ15がアップされ
ているか否かを判定する(S4)。上述の説明では、カ
ッタ15はアップされているので(図4を参照)、制御
部47はS4を肯定する。
【0047】制御部47は、読込んだカットデータに従
って、キャリッジ9および搬送手段45を動作させる
(図7のS5)。そして制御部47は、カッタ15の刃
部27の現在位置が、読込んだカットデータに於ける、
カッタダウン位置か否かを判定する(図7のS6)。
【0048】制御部47は、S6を否定すれば、S5と
S6の動作を繰り返す。そして、刃部27の現在位置が
カッタダウン位置に到達した場合、制御部47はS6を
肯定する。
【0049】そして制御部47は、ソレノイド32を通
電させ、カッタ15をダウン(図5のB1方向)させ、
刃部27を被印刷物11内へ切り込ませる(図7のS
7)。制御部47は、刃部27を切り込ませた状態に於
て、カットデータに従い、キャリッジ9および搬送手段
45を動作させる(図7のS8)。
【0050】次に制御部47は、刃部27の現在位置
が、カットデータに於けるカッタアップ位置か否かを判
定する(図7のS9)。もしも制御部47は、S9を否
定すれば、S8とS9の動作を繰り返す。
【0051】上述の動作により、制御部47は、被印刷
物11に対し、所定の形状の1部を切断する。そして制
御部47は、S9を肯定すると、ソレノイド32の通電
を停止させ、カッタ15をアップ(図4のB2方向)さ
せ、刃部27を被印刷物11からアップさせる(図7の
S10)。
【0052】次に制御部47は、カットデータが終了か
否かを判定する(図7のS11)。もしも、カットデー
タが終了していなければ、制御部47は、S11を否定
し、S5からS11までの動作を繰り返す。
【0053】この様にして、制御部47は被印刷物11
に対し所定の形状にて切断する。この時、制御部47
は、カットデータを終了したと判定し(図7のS1
1)、印刷動作および切断動作を終了する。なお、制御
部47はS4を否定した時は、カッタ15をアップさせ
(S12)、S5の直前に進める。
【0054】次に制御部47は、搬送モータを通電さ
せ、搬送手段45により、被印刷物11は更に前進し、
排紙皿7へ収容され、一連の動作を終了する。
【0055】この様に、少なくとも切断時に於て、望し
くは、切断時及びその前後の時点に於て、被印刷物11
は載置部44に密着して保持されている。具体的には、
上述した様に、載置部44は帯電性が高い材質(例えば
テフロン)から成り、又は、帯電性が高い材質(例えば
塩化ビニル)が表面に被覆されたゴム等から成る。
【0056】図7のS1で述べた様に、搬送モータが通
電されると、給紙皿8上の被印刷物11は、対向ローラ
42と載置部44に挟まれて前進する。この時、被印刷
物11(例えば紙)は陽極側に帯電され、載置部44は
陰極側に帯電されている。
【0057】この様に、被印刷物11が対向ローラ42
と載置部44に挟まれた時、載置部44が発生する静電
気により、被印刷物11は載置部44上に密着して保持
されるので、被印刷物11の腰(強度)は強化される。
【0058】その結果、切断時(図7のS6、S7、S
8、S9を参照)に於て、被印刷物11が搬送されて
も、被印刷物11は上記静電気により、載置部44上に
密着しているので、従来の様に、被印刷物11の途中が
浮き上がる事を防止できる。故に、被印刷物11を切断
時及びその前後の時点に於て、被印刷物11を搬送し易
くなり、従来の紙詰りを防止する事が出来る。
【0059】更に、上記カッティングプリンタ1では、
被印刷物11は、搬送手段45により搬送されつつ、カ
ッタ15により切断される構成とした。この搬送手段4
5により、給紙皿8に複数枚の被印刷物11が有って
も、自動的に被印刷物11を搬送し、印刷し、切断し、
また搬送する。故に、従来の様に、使用者が載置面に被
印刷物を1枚ずつセットする手間が要らないという、発
明の効果を奏する。
【0060】
【発明の効果】上述の様に請求項1の本発明では、被印
刷物が載置される載置部を搬送する搬送手段と、被印刷
物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された被印刷物を所定
の形状に切断するカッタとを備え、少なくとも切断時に
於て、被印刷物は、載置部が発生する静電気により、載
置部上に保持されつつ、搬送手段により搬送される構成
とする。
【0061】上記構成により、切断時に於て、被印刷物
が搬送されても、被印刷物は上記静電気により、載置部
上に密着しているので、従来の様に、被印刷物の途中が
浮き上がる事を防止できる。故に、被印刷物を切断時及
びその前後の時点に於て、被印刷物を搬送し易くなり、
従来の紙詰りを防止する事が出来る。
【0062】請求項2の本発明では、被印刷物は、搬送
手段により搬送されつつ、カッタにより切断される構成
とする。この搬送手段により、給紙皿に複数枚の被印刷
物が有っても、被印刷物を自動的に搬送し、印刷し、切
断し、また、搬送する。故に従来の様に、使用者が載置
面に被印刷物を1枚ずつセットする手間が要らないとい
う、発明の効果を奏する。
【0063】請求項3の本発明では、載置部は、帯電性
が高い材質から成るベルト又は、帯電性が高い材質が表
面に被覆されたベルトにより、構成されている。この構
成により、被印刷物は静電気により、載置部に密着して
保持される。その結果、従来の様に、搬送中に、被印刷
物の途中が浮き上がる事を確実に防止できる。
【0064】請求項4の本発明では、載置部は、帯電性
が高い帯電体と接触する様に構成されている。上記構成
により、載置部の材質(帯電性を考慮)と、帯電体の材
質(帯電性を考慮)の組合せを任意に選択できる。その
結果、載置部が発生する静電気を更に高める事により、
被印刷物は載置部上により強固に密着する事ができる。
故に、被印刷物の途中が浮き上がる事を、更に確実に防
止する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリン
タ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部断面図であ
る。
【図3】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッ
タ15の断面図である。
【図4】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッ
タ移動機構30の正面図(カッタ15が上方に位置して
いる状態を示す)である。
【図5】上記カッタ移動機構30の正面図(カッタ15
が下方に位置している状態を示す)である。
【図6】上記カッティングプリンタ1のブロック図であ
る。
【図7】上記カッティングプリンタ1の主要動作を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の比較例を示すカッティングプリンタ1
の要部断面図である。
【符号の説明】
11 被印刷物 14a、14b、14c、14d 印刷ヘッド 15 カッタ 44 載置部 45 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 慎一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AE02 AF51 AF53 LA04 LA17 LA24 LB01 LC09 3F101 CF03 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷物が載置される載置部を搬送する
    搬送手段と、前記被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印
    刷された前記被印刷物を所定の形状に切断するカッタと
    を備え、少なくとも前記切断時に於て、前記被印刷物
    は、前記載置部が発生する静電気により、前記載置部上
    に保持されつつ、前記搬送手段により搬送される構成と
    した事を特徴とするカッティングプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記被印刷物は、前記搬送手段により搬
    送されつつ、前記カッタにより切断される事を特徴とす
    る請求項1のカッティングプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記載置部は、帯電性が高い材質から成
    るベルト又は、帯電性が高い材質が表面に被覆されたベ
    ルトにより、構成されている事を特徴とする請求項1の
    カッティングプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記載置部は、帯電性が高い帯電体と接
    触する様に構成されている事を特徴とする請求項1のカ
    ッティングプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007055038A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Seiko Epson Corp 記録裁断複合装置
JP2008012863A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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