JPH0753081A - 印刷装置 - Google Patents
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- JPH0753081A JPH0753081A JP21520293A JP21520293A JPH0753081A JP H0753081 A JPH0753081 A JP H0753081A JP 21520293 A JP21520293 A JP 21520293A JP 21520293 A JP21520293 A JP 21520293A JP H0753081 A JPH0753081 A JP H0753081A
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- charging belt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】帯電ベルトに付着したインク滴や紙粉を有効に
除去する。 【構成】周回自在の帯電ベルト23の周囲に、帯電ロー
ラ21、用紙供給手段24、印字ヘッドブロック27等
を配置する。さらに、印字ヘッドブロック27の下流側
でかつ帯電ローラ21の上流側に、コロナ帯電器34、
クリーニングローラ38を配設する。クリーニングロー
ラ38による帯電ベルト23表面の清掃に先立ち、コロ
ナ帯電器34によって帯電ベルト23上の不要な電荷を
除去する。これにより、帯電ベルト23表面に付着して
いるインク滴、紙粉等がよく除去されるようにする。
除去する。 【構成】周回自在の帯電ベルト23の周囲に、帯電ロー
ラ21、用紙供給手段24、印字ヘッドブロック27等
を配置する。さらに、印字ヘッドブロック27の下流側
でかつ帯電ローラ21の上流側に、コロナ帯電器34、
クリーニングローラ38を配設する。クリーニングロー
ラ38による帯電ベルト23表面の清掃に先立ち、コロ
ナ帯電器34によって帯電ベルト23上の不要な電荷を
除去する。これにより、帯電ベルト23表面に付着して
いるインク滴、紙粉等がよく除去されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電ベルトに吸着され
た記録用紙に対して、インクジェット記録方式にて画像
形成を行う印刷装置に関する。
た記録用紙に対して、インクジェット記録方式にて画像
形成を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント方式としてインクジェット記録
方式を採用した印刷装置は、印刷速度が速い、印字品位
が高い、カラー化が容易である、記録用紙に対して非接
触であるため記録ヘッドの寿命が長い、など種々の利点
を有し、広く一般に用いられている。また記録用紙の搬
送は、幅広の帯電ベルトによって行っている。無端状の
帯電ベルトの表面を帯電して、その表面に記録用紙を静
電吸着させ、この状態で帯電ベルトを周回させることに
よって記録用紙を担持搬送している。これにより、記録
ヘッドによって印字する際に、記録用紙が帯電ベルトか
ら浮き上がることをよく防止し、記録用紙の平面性を維
持した状態での印字を可能としている。
方式を採用した印刷装置は、印刷速度が速い、印字品位
が高い、カラー化が容易である、記録用紙に対して非接
触であるため記録ヘッドの寿命が長い、など種々の利点
を有し、広く一般に用いられている。また記録用紙の搬
送は、幅広の帯電ベルトによって行っている。無端状の
帯電ベルトの表面を帯電して、その表面に記録用紙を静
電吸着させ、この状態で帯電ベルトを周回させることに
よって記録用紙を担持搬送している。これにより、記録
ヘッドによって印字する際に、記録用紙が帯電ベルトか
ら浮き上がることをよく防止し、記録用紙の平面性を維
持した状態での印字を可能としている。
【0003】なお、帯電ベルトの帯電方法としては、コ
ロナ放電による方法や、単一電位により接触帯電を行
い、記録用紙吸着後に除電ブラシで記録用紙表面の電位
を除去することで安定した吸着力を得る方法等が知られ
ている。
ロナ放電による方法や、単一電位により接触帯電を行
い、記録用紙吸着後に除電ブラシで記録用紙表面の電位
を除去することで安定した吸着力を得る方法等が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット方式のプリンタにおいては、帯電ベルト
上の紙詰まり等によってインク滴が帯電ベルトに付着
し、その後、記録用紙を搬送したときに帯電ベルトに付
着しているインク滴が記録用紙側に再付着し、印画品位
を著しく低下させてしまう現象が発生している。また記
録用紙から発生する紙粉も帯電ベルトに付着するが、こ
の紙粉が記録ヘッドに再付着すると、インク滴を飛翔さ
せるノズルが詰まって不吐が発生し、この場合も印字品
位を著しく低下させる要因となる。
インクジェット方式のプリンタにおいては、帯電ベルト
上の紙詰まり等によってインク滴が帯電ベルトに付着
し、その後、記録用紙を搬送したときに帯電ベルトに付
着しているインク滴が記録用紙側に再付着し、印画品位
を著しく低下させてしまう現象が発生している。また記
録用紙から発生する紙粉も帯電ベルトに付着するが、こ
の紙粉が記録ヘッドに再付着すると、インク滴を飛翔さ
せるノズルが詰まって不吐が発生し、この場合も印字品
位を著しく低下させる要因となる。
【0005】さらに、コロナ放電による帯電を行うと、
人体に対して有毒であるオゾンが発生するため好ましく
ない。また単一電位による接触帯電では、供給電位に対
する吸着効率が比較的弱く、十分な吸着力が得られな
い。このため、記録用紙吸着後に除電ブラシによる記録
用紙表面の電位の除去を行って安定した吸着力を実現し
ている。このような除電を行わない場合には、印画時の
記録用紙浮きなどに起因して、印画品位が低下したり、
記録用紙が記録ヘッドに接触して記録ヘッドを破損させ
たりするおそれがある。
人体に対して有毒であるオゾンが発生するため好ましく
ない。また単一電位による接触帯電では、供給電位に対
する吸着効率が比較的弱く、十分な吸着力が得られな
い。このため、記録用紙吸着後に除電ブラシによる記録
用紙表面の電位の除去を行って安定した吸着力を実現し
ている。このような除電を行わない場合には、印画時の
記録用紙浮きなどに起因して、印画品位が低下したり、
記録用紙が記録ヘッドに接触して記録ヘッドを破損させ
たりするおそれがある。
【0006】しかし、上述の除電ブラシを用いると、記
録用紙表面を除電ブラシが摺擦するため、記録用紙表面
が汚れたり、除電ブラシの毛が落ちたりする等の別の問
題が発生する。
録用紙表面を除電ブラシが摺擦するため、記録用紙表面
が汚れたり、除電ブラシの毛が落ちたりする等の別の問
題が発生する。
【0007】そこで、本発明は、補助帯電手段による除
電後に、帯電ベルトを清掃したり、帯電ベルトの電位を
周回方向に変化させたりすることにより、清掃をより確
実に行い、また除電ブラシを使用することなく十分な吸
着力を得るようにした印刷装置を提供することを目的と
するものである。
電後に、帯電ベルトを清掃したり、帯電ベルトの電位を
周回方向に変化させたりすることにより、清掃をより確
実に行い、また除電ブラシを使用することなく十分な吸
着力を得るようにした印刷装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、絶縁層を有する無端状の帯
電ベルト(23)を周回自在に配設し、該帯電ベルト
(23)の周回方向に沿って上流側から順に、該帯電ベ
ルト表面を帯電する帯電手段(21)、帯電後の該帯電
ベルト(23)に記録用紙(3A)を給送する用紙供給
手段(24)、前記帯電ベルト(23)表面に静電的に
吸着された記録用紙(3A)に画像を形成する画像記録
手段(27)を配設してなる印刷装置において、前記画
像記録手段(27)の下流側でかつ前記帯電手段(2
1)の上流側に配設され、前記帯電ベルト(23)の表
面を清掃するクリーニング手段(38)と、前記画像記
録手段(27)の下流側でかつ前記クリーニング手段
(38)の上流側に配設され、前記帯電ベルト(23)
上の電荷を打ち消す補助帯電手段(34)とを備えるこ
とを特徴とする。
みてなされたものであって、絶縁層を有する無端状の帯
電ベルト(23)を周回自在に配設し、該帯電ベルト
(23)の周回方向に沿って上流側から順に、該帯電ベ
ルト表面を帯電する帯電手段(21)、帯電後の該帯電
ベルト(23)に記録用紙(3A)を給送する用紙供給
手段(24)、前記帯電ベルト(23)表面に静電的に
吸着された記録用紙(3A)に画像を形成する画像記録
手段(27)を配設してなる印刷装置において、前記画
像記録手段(27)の下流側でかつ前記帯電手段(2
1)の上流側に配設され、前記帯電ベルト(23)の表
面を清掃するクリーニング手段(38)と、前記画像記
録手段(27)の下流側でかつ前記クリーニング手段
(38)の上流側に配設され、前記帯電ベルト(23)
上の電荷を打ち消す補助帯電手段(34)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、絶縁層を有する帯電ベルト(23)
を周回自在に配設し、該帯電ベルト(23)の周回方向
に沿って上流側から順に、該帯電ベルト(23)表面を
帯電する帯電手段(21)、帯電後の該帯電ベルト(2
3)に記録用紙(3A)を給送する用紙供給手段(2
4)、前記帯電ベルト(23)表面に静電的に吸着され
た記録用紙(3A)に画像を形成する画像記録手段(2
7)を配設してなる印刷装置において、前記帯電手段
(21)は、前記帯電ベルト(23)に対する帯電量
を、前記帯電ベルト(23)の周回方向について変化さ
せることを特徴とする。
を周回自在に配設し、該帯電ベルト(23)の周回方向
に沿って上流側から順に、該帯電ベルト(23)表面を
帯電する帯電手段(21)、帯電後の該帯電ベルト(2
3)に記録用紙(3A)を給送する用紙供給手段(2
4)、前記帯電ベルト(23)表面に静電的に吸着され
た記録用紙(3A)に画像を形成する画像記録手段(2
7)を配設してなる印刷装置において、前記帯電手段
(21)は、前記帯電ベルト(23)に対する帯電量
を、前記帯電ベルト(23)の周回方向について変化さ
せることを特徴とする。
【0010】この場合、前記帯電手段(21)は、前記
帯電ベルト(23)表面に対し、前記帯電ベルト(2
3)に周回方向について、プラス電荷とマイナス電荷と
を交互に付与するようにするとよい。
帯電ベルト(23)表面に対し、前記帯電ベルト(2
3)に周回方向について、プラス電荷とマイナス電荷と
を交互に付与するようにするとよい。
【0011】また、前記画像記録手段(27)の下流側
でかつ前記帯電手段(21)の上流側に、前記帯電ベル
ト(23)の電荷を除去する除電ブラシ(44)を配設
することができる。
でかつ前記帯電手段(21)の上流側に、前記帯電ベル
ト(23)の電荷を除去する除電ブラシ(44)を配設
することができる。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、補助帯電手段(34)によ
って帯電ベルト(23)の電荷を除去した後、クリーニ
ング手段(38)によって帯電ベルト(23)表面を清
掃するので、インク滴や紙粉をよく除去することができ
る。
って帯電ベルト(23)の電荷を除去した後、クリーニ
ング手段(38)によって帯電ベルト(23)表面を清
掃するので、インク滴や紙粉をよく除去することができ
る。
【0013】また、帯電ベルトの帯電量を周回方向に変
化させることにより、帯電ベルト(23)に対する記録
用紙(3A)の吸着力を増大させることができる。
化させることにより、帯電ベルト(23)に対する記録
用紙(3A)の吸着力を増大させることができる。
【0014】なお、前記カッコ内の符号は、図面を対照
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
するためのものであって、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0015】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図27は印刷装置の全体概略構成図であ
り、印字ヘッドブロック27はn個の発熱抵抗体114
(R0 〜Rn-1 )を持ち、これら発熱抵抗体114は電
源端子VCCと接地GNDとの間に並列接続されていて、
ドライブ用のトランジスタ115(Tr0 〜Trn-1 )
が直列接続される。
て説明する。 〈実施例1〉図27は印刷装置の全体概略構成図であ
り、印字ヘッドブロック27はn個の発熱抵抗体114
(R0 〜Rn-1 )を持ち、これら発熱抵抗体114は電
源端子VCCと接地GNDとの間に並列接続されていて、
ドライブ用のトランジスタ115(Tr0 〜Trn-1 )
が直列接続される。
【0016】そして、1ライン分の画素データdiがラ
インメモリ116を通じて変換回路117に供給されて
データDiにそれぞれ変換される。本実施例ではこのデ
ータDiは1ビット印字階調が2階調であり、di=0
のとき白色、di=1のとき黒色である。
インメモリ116を通じて変換回路117に供給されて
データDiにそれぞれ変換される。本実施例ではこのデ
ータDiは1ビット印字階調が2階調であり、di=0
のとき白色、di=1のとき黒色である。
【0017】そして、このデータDiがシフトレジスタ
118に直列に供給されるとともに、このときコントロ
ールブロック119からクロック信号CKがシフトレジ
スタ118に供給されてデータDiはシフトレジスタ1
18にロードされ、つづいてコントロールブロック11
9から、ラッチ120にラッチ信号が供給されラッチさ
れる。そしてこのラッチ120の出力が、アンド回路1
21を通じてトランジスタ115のベースにそれぞれ供
給されるとともに、アンド回路121にはコントロール
ブロック119から供給される所定パルス幅をもっった
ストローブパルスSTBが入力されている。
118に直列に供給されるとともに、このときコントロ
ールブロック119からクロック信号CKがシフトレジ
スタ118に供給されてデータDiはシフトレジスタ1
18にロードされ、つづいてコントロールブロック11
9から、ラッチ120にラッチ信号が供給されラッチさ
れる。そしてこのラッチ120の出力が、アンド回路1
21を通じてトランジスタ115のベースにそれぞれ供
給されるとともに、アンド回路121にはコントロール
ブロック119から供給される所定パルス幅をもっった
ストローブパルスSTBが入力されている。
【0018】ラッチ120にラッチされたデータがオン
であるビットに対応するアンド回路121はストローブ
パルスSTBがオンになっている時間だけドライブ用ト
ランジスタ115をオンにする。ドライブ用トランジス
タ115がオンされると発熱抵抗体114は発熱し、発
熱抵抗体114に接しているインクは膜沸騰現象によっ
て急激に気泡が発生し、その気泡に圧力によって吐出口
よりインク滴が吐出される。またコントロールブロック
119にはプリンタ機構の各モータや高圧トランス制御
用のドライバ126も含まれている。なお、同図中12
2はCPU、123はRAM、124はROM、125
はA/Dコンーバータである。
であるビットに対応するアンド回路121はストローブ
パルスSTBがオンになっている時間だけドライブ用ト
ランジスタ115をオンにする。ドライブ用トランジス
タ115がオンされると発熱抵抗体114は発熱し、発
熱抵抗体114に接しているインクは膜沸騰現象によっ
て急激に気泡が発生し、その気泡に圧力によって吐出口
よりインク滴が吐出される。またコントロールブロック
119にはプリンタ機構の各モータや高圧トランス制御
用のドライバ126も含まれている。なお、同図中12
2はCPU、123はRAM、124はROM、125
はA/Dコンーバータである。
【0019】次に、図28の正面図、図29の上面図を
参照して印刷装置の記録系を説明する。
参照して印刷装置の記録系を説明する。
【0020】印刷装置は、他機から伝送された画信号に
応じて記録媒体である記録用紙3Aに画像を記録するも
のである。印刷装置は、無端状の帯電ベルト23と、こ
の帯電ベルト23の周回方向(矢印K3方向)に沿って
上流側から順に配置された帯電ローラ(帯電手段)2
1、用紙供給手段24、印字ヘッドブロック(画像記録
手段)27等を備えている。
応じて記録媒体である記録用紙3Aに画像を記録するも
のである。印刷装置は、無端状の帯電ベルト23と、こ
の帯電ベルト23の周回方向(矢印K3方向)に沿って
上流側から順に配置された帯電ローラ(帯電手段)2
1、用紙供給手段24、印字ヘッドブロック(画像記録
手段)27等を備えている。
【0021】帯電ベルト23は、絶縁層を有し、メイン
ローラ31と従動ローラ32とに掛け渡されており、矢
印K3方向に周回するように構成されている。帯電ベル
ト23の内側には、印字ヘッドブロック27に対応する
位置に、記録用紙3Aの平面性を保持するためのプラテ
ン26が配置されている。
ローラ31と従動ローラ32とに掛け渡されており、矢
印K3方向に周回するように構成されている。帯電ベル
ト23の内側には、印字ヘッドブロック27に対応する
位置に、記録用紙3Aの平面性を保持するためのプラテ
ン26が配置されている。
【0022】用紙搬送機構24は、記録用紙3Aが差し
込まれる用紙挿入口24a、記録用紙3Aを搬送して帯
電ベルト23に給送する給紙ローラ24b、24cとを
備えている。
込まれる用紙挿入口24a、記録用紙3Aを搬送して帯
電ベルト23に給送する給紙ローラ24b、24cとを
備えている。
【0023】印字ヘッドブロック27は、内部に例え
ば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの記録ヘッ
ド(不図示)を有し、昇降機構28によって、昇降自在
に支持されている。
ば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの記録ヘッ
ド(不図示)を有し、昇降機構28によって、昇降自在
に支持されている。
【0024】次に、図30(a)、(b)によって静電
吸着手段の説明をする。帯電ベルト23は表面に絶縁層
を有する無端状のベルトであり、メインローラ31と従
動ローラ32とに掛け渡されており、矢印K3方向に周
回するように構成されている。帯電ベルト23の内側に
は、印字ヘッドブロック27に対応する位置に、記録用
紙3Aの平面性を保持するためのプラテン26が配置さ
れている。なお、絶縁層からのみ構成されていても、下
層に駆動力向上のためのゴム層を有したものでよい。上
述の帯電ローラ21による帯電が可能なものであれば差
し支えない。
吸着手段の説明をする。帯電ベルト23は表面に絶縁層
を有する無端状のベルトであり、メインローラ31と従
動ローラ32とに掛け渡されており、矢印K3方向に周
回するように構成されている。帯電ベルト23の内側に
は、印字ヘッドブロック27に対応する位置に、記録用
紙3Aの平面性を保持するためのプラテン26が配置さ
れている。なお、絶縁層からのみ構成されていても、下
層に駆動力向上のためのゴム層を有したものでよい。上
述の帯電ローラ21による帯電が可能なものであれば差
し支えない。
【0025】この帯電ベルト23に接して帯電ローラ2
1が設けられており、本実施例では帯電ベルト23に対
して従動する構成としてある。帯電ローラ23は導電ゴ
ムを主体としており高圧トランス21aによって高圧が
印加され帯電ベルト23を帯電させる。
1が設けられており、本実施例では帯電ベルト23に対
して従動する構成としてある。帯電ローラ23は導電ゴ
ムを主体としており高圧トランス21aによって高圧が
印加され帯電ベルト23を帯電させる。
【0026】上述の印字ヘッドブロック27の下流側
で、かつ帯電ローラ21の上流側には、クリーニングロ
ーラ(クリーニング手段)38が帯電ベルト23に対し
て接触従動、離反可能な構成で取り付けられている。
で、かつ帯電ローラ21の上流側には、クリーニングロ
ーラ(クリーニング手段)38が帯電ベルト23に対し
て接触従動、離反可能な構成で取り付けられている。
【0027】図30(b)に示すようにクリーニングロ
ーラ38は、フレーム(不図示)に、軸38aを中心と
して回動可能に取り付けられている支持レバー38bの
片端部に取り付けられている。この支持レバー38bの
他端部にはソレノイド38cが取り付けられており、引
張りばね38dによって、通常、クリーニングローラ3
8は帯電ベルト23から離れる方向に付勢されている。
ーラ38は、フレーム(不図示)に、軸38aを中心と
して回動可能に取り付けられている支持レバー38bの
片端部に取り付けられている。この支持レバー38bの
他端部にはソレノイド38cが取り付けられており、引
張りばね38dによって、通常、クリーニングローラ3
8は帯電ベルト23から離れる方向に付勢されている。
【0028】ソレノイド38cはコントロールブロック
119によってコントロールされており、コントロール
ブロック119からクリーニング命令が発せられると図
30(a)に示すように、ソレノイド38cは励磁さ
れ、支持レバー38bを介してクリーニングローラ38
を帯電ベルト23に接触させるように動作する。支持レ
バー38bの動作は図示しないフレームのピン38eに
よって規制される。帯電ベルト23が動作するとクリー
ニングローラ38も従動して回転し、帯電ベルト23上
のインク滴、紙粉等異物の除去を行う。その際にクリー
ニングローラ38の上流に取り付けられた図示しないセ
ンサによって帯電ベルト23の電位を測定し、コントロ
ールブロック119に入力し、センサ下流でかつクリー
ニングローラ38の上流に位置する、コントロールブロ
ック38fによって制御されるコロナ帯電器34によっ
て、先に測定した帯電ベルト23の電位と逆の電位を与
えることによって、帯電ベルト23上のインクや紙粉等
の異物の電荷は中和され異物と帯電ベルト23間のクー
ロン力がなくなり、クリーニングローラ38によるクリ
ーニングを助けることになる。
119によってコントロールされており、コントロール
ブロック119からクリーニング命令が発せられると図
30(a)に示すように、ソレノイド38cは励磁さ
れ、支持レバー38bを介してクリーニングローラ38
を帯電ベルト23に接触させるように動作する。支持レ
バー38bの動作は図示しないフレームのピン38eに
よって規制される。帯電ベルト23が動作するとクリー
ニングローラ38も従動して回転し、帯電ベルト23上
のインク滴、紙粉等異物の除去を行う。その際にクリー
ニングローラ38の上流に取り付けられた図示しないセ
ンサによって帯電ベルト23の電位を測定し、コントロ
ールブロック119に入力し、センサ下流でかつクリー
ニングローラ38の上流に位置する、コントロールブロ
ック38fによって制御されるコロナ帯電器34によっ
て、先に測定した帯電ベルト23の電位と逆の電位を与
えることによって、帯電ベルト23上のインクや紙粉等
の異物の電荷は中和され異物と帯電ベルト23間のクー
ロン力がなくなり、クリーニングローラ38によるクリ
ーニングを助けることになる。
【0029】またこのクリーニング動作は記録用紙3A
のジャム処理後や、通紙前の帯電ベルト事前帯電時等に
自動的に行うようにすることによってユーザーは帯電ベ
ルト23のクリーニングを意識せずに機器の操作が行え
るため、大変都合がよい。
のジャム処理後や、通紙前の帯電ベルト事前帯電時等に
自動的に行うようにすることによってユーザーは帯電ベ
ルト23のクリーニングを意識せずに機器の操作が行え
るため、大変都合がよい。
【0030】本実施例においてクリーニングローラ38
はスポンジ系の多孔質のものを使用したが、クリーニン
グに適した素材であれば、問題はない。また補助帯電手
段34としてコロナ帯電器を用いたが、その他の手段、
例えば電荷を与えた極めて細い金属繊維によるブラシを
帯電ベルト23に近づけることによって電荷を中和する
方法でもよい。 〈実施例2〉図31、図32に示す実施例2は、図2
8、図29に示す実施例1のコロナ帯電器34、クリー
ニングローラ38に代えて、除電ブラシ44を配置し、
さらに高圧トランス21aに、コントロールブロック1
19を接続したものである。なお、図28、図29等に
示す実施例1と同様の構成、作用のついては、同様の符
号を付し、その説明を省略する。
はスポンジ系の多孔質のものを使用したが、クリーニン
グに適した素材であれば、問題はない。また補助帯電手
段34としてコロナ帯電器を用いたが、その他の手段、
例えば電荷を与えた極めて細い金属繊維によるブラシを
帯電ベルト23に近づけることによって電荷を中和する
方法でもよい。 〈実施例2〉図31、図32に示す実施例2は、図2
8、図29に示す実施例1のコロナ帯電器34、クリー
ニングローラ38に代えて、除電ブラシ44を配置し、
さらに高圧トランス21aに、コントロールブロック1
19を接続したものである。なお、図28、図29等に
示す実施例1と同様の構成、作用のついては、同様の符
号を付し、その説明を省略する。
【0031】帯電ローラ21は導電ゴムを主体としてお
り、高圧トランス21aにより高圧が印加され帯電ベル
ト23を帯電させる。高圧トランス21aのコントロー
ル端子はコントロールブロック119と接続されてお
り、高圧トランス21aの出力がコントロールされてい
る。記録用紙3Aの搬送時、コントロールブロック11
9は高圧トランス21aの出力をプラス出力とマイナス
出力とが交互に繰り返すようにコントロールする。
り、高圧トランス21aにより高圧が印加され帯電ベル
ト23を帯電させる。高圧トランス21aのコントロー
ル端子はコントロールブロック119と接続されてお
り、高圧トランス21aの出力がコントロールされてい
る。記録用紙3Aの搬送時、コントロールブロック11
9は高圧トランス21aの出力をプラス出力とマイナス
出力とが交互に繰り返すようにコントロールする。
【0032】その結果、図33、図34に示すように、
帯電ベルト23上の帯電パターンは、記録用紙3Aの周
回方向(矢印K3方向)である副走査方向にプラスとマ
イナスが交互に帯電されたものとなる。
帯電ベルト23上の帯電パターンは、記録用紙3Aの周
回方向(矢印K3方向)である副走査方向にプラスとマ
イナスが交互に帯電されたものとなる。
【0033】プラス、マイナス交互に帯電した帯電ベル
ト23上に記録用紙3Aが給紙されると記録用紙3A内
でパターンと反対の電荷に分極するので、平行接続され
たコンデンサが形成され、あたかも記録用紙3A表面電
位を除電ブラシで除電したのと同様に、記録用紙3Aを
吸着する。
ト23上に記録用紙3Aが給紙されると記録用紙3A内
でパターンと反対の電荷に分極するので、平行接続され
たコンデンサが形成され、あたかも記録用紙3A表面電
位を除電ブラシで除電したのと同様に、記録用紙3Aを
吸着する。
【0034】また、帯電ローラ21の上流には除電ブラ
シ44が設けられており、帯電ローラ21により帯電前
に帯電ベルト23の除電を行うため、常に安定した帯電
を行うことができる。 〈実施例3〉以下、図1〜図26を参照しながら、本発
明を適用可能なラベルプリンタについて説明する。
シ44が設けられており、帯電ローラ21により帯電前
に帯電ベルト23の除電を行うため、常に安定した帯電
を行うことができる。 〈実施例3〉以下、図1〜図26を参照しながら、本発
明を適用可能なラベルプリンタについて説明する。
【0035】図1に、ラベルプリンタの外観斜視図を示
す。
す。
【0036】装置本体1の正面には、オンラインやペー
パフィードを行うためのオペレーションパネル2が設け
られている。また装置本体1の右上部には、記録媒体と
して印字に用いる用紙ロール3が装着されている。図1
に示す例では、連続した用紙ロール3であるが、記録媒
体としてはその他、剥離紙の上にラベルが貼り付けられ
たタイプの用紙や、切取り可能にミシン目が入った連続
紙であってもよい。また、プリンタとしては名刺、カー
ド等のカット紙への記録も可能なように、フィーダを装
着する構成のものであってもよい。
パフィードを行うためのオペレーションパネル2が設け
られている。また装置本体1の右上部には、記録媒体と
して印字に用いる用紙ロール3が装着されている。図1
に示す例では、連続した用紙ロール3であるが、記録媒
体としてはその他、剥離紙の上にラベルが貼り付けられ
たタイプの用紙や、切取り可能にミシン目が入った連続
紙であってもよい。また、プリンタとしては名刺、カー
ド等のカット紙への記録も可能なように、フィーダを装
着する構成のものであってもよい。
【0037】また、記録媒体に記録する内容は文字に限
られるものではなくイメージ等の画像や、バーコードで
あってもよい。
られるものではなくイメージ等の画像や、バーコードで
あってもよい。
【0038】ここで、バーコードについて説明すると、
バーコードは、数本のバーの組合せにより1つのキャラ
クタ(数字、記号、アルファベット等)を表し、その連
続を1つのコードとして“まとめた光学的入力手段であ
る。バーコードには、“CODE39”、“NW−
7”、“UPC”、“JAN”等の規格があり、表示文
字、文字数、文字密度、バー幅等にそれぞれ特徴があ
る。それぞれの特徴に応じて様々な用途に使用されてい
る。
バーコードは、数本のバーの組合せにより1つのキャラ
クタ(数字、記号、アルファベット等)を表し、その連
続を1つのコードとして“まとめた光学的入力手段であ
る。バーコードには、“CODE39”、“NW−
7”、“UPC”、“JAN”等の規格があり、表示文
字、文字数、文字密度、バー幅等にそれぞれ特徴があ
る。それぞれの特徴に応じて様々な用途に使用されてい
る。
【0039】図1に示す装置本体1の前面には、ジャム
した用紙の除去、記録系の清掃等を行うため扉部材5が
開放可能に設けられている。図2に、この扉部材5を開
放して装置本体1内部を露出させた状態の斜視図を示
す。
した用紙の除去、記録系の清掃等を行うため扉部材5が
開放可能に設けられている。図2に、この扉部材5を開
放して装置本体1内部を露出させた状態の斜視図を示
す。
【0040】次に装置本体1内部の構成について説明す
る。
る。
【0041】図3、図4は、それぞれ装置本体1内部の
正面図、上面図を示す。
正面図、上面図を示す。
【0042】同図において、3は印字記録するための用
紙ロール、6は用紙ロール3の幅方向の規制を行う用紙
ロールガイド、7は用紙ロール3および用紙ロールガイ
ド6を保持するための用紙ロール保持部、9は用紙ロー
ル3の巻き癖(カール)を補正するためのカール補正ユ
ニット、10はカールを補正するために用紙に逆のカー
ルを与えるカール補正ローラ、11は用紙に適度のたる
み(ループ)を与えるための制御を行うループローラ、
12はループローラ11のピンチローラ、13は用紙に
適度なループを与えるためのループ量とともに変位する
ループ板、15はループ板13の変位量を検出するルー
プセンサ、16は用紙の下ガイド板、17は用紙の上ガ
イド板、19は用紙の位置検出を行う反射型センサであ
るTOFセンサ、20はTOFセンサ19と同様、用紙
の位置検出を行う透過型センサであるTOFセンサ、2
1は後述の帯電ベルトに電位を与える帯電ローラ、22
は用紙の表面の電位を除電する除電ローラ、23は帯電
ローラ21により電位が付与されて帯電し、用紙を吸着
搬送する帯電ベルト、25は帯電ベルト23により吸着
搬送されてきた用紙を確実に帯電ベルト23に押し当て
る紙押えローラ、26は印字記録される用紙の平面性を
安定させるプラテン、27は搬送されてきた用紙に印字
記録する印字ヘッドブロック、29は搬送されてきた用
紙の両端を押えて用紙の浮きを防止する紙押え板、30
は用紙の紙幅にあわせて紙押え板29を移動させる移動
ブロック、31は用紙搬送の帯電ベルト23のメインの
駆動を司るメインローラ、32はメインローラ31の駆
動に対して帯電ベルト23を介して従動する従動ロー
ラ、33はメインローラ31のピンチローラ、35は印
字記録された用紙を装置本体1の外部に排出するための
排紙ローラ、36は排紙ローラ35のピンチローラであ
る排紙コロ、37、39は排出される用紙のガイド、4
0は印字ヘッドブロック27の印字ヘッドノズル面の増
粘したインクや付着したインク等の清掃等を行う回復系
ユニット、41は印字ヘッドブロック27を、印字する
ポジションや回復動作をするポジションへ移動させるヘ
ッド移動モータ、42は用紙搬送のメイン駆動を行うメ
インローラ31に駆動を与える用紙搬送モータ、43は
回復系ユニット40を印字ヘッドブロック27のキャッ
ピングするポジション等へ移動させる回復ユニット移動
モータ、45は適度なループ量を確保するためにループ
板13の変位をループセンサ15で検出しその値に基づ
きループローラ11の速度制御を行うループモータ、4
6は印字ヘッドブロック27の各ヘッドにインクを供給
するところのインク供給ユニット、47は装置本体1に
各電源を供給する電源、49は用紙の搬送が正常に行わ
れているかを検出する反射型のTOFセンサ、50はT
OFセンサ49と同様の透過型のTOFセンサ、51
(図4参照)は装置本体1の部分的な動作や調整を行わ
せるスイッチを有すサブ基板、52は装置本体1のコン
トローラであるメイン基板、53は各種アクチュエータ
とメイン基板52の接続をするターミナル基板、55は
メモリカード、56はホストコンピュータ等との接続を
行うところのインターフェース部である。
紙ロール、6は用紙ロール3の幅方向の規制を行う用紙
ロールガイド、7は用紙ロール3および用紙ロールガイ
ド6を保持するための用紙ロール保持部、9は用紙ロー
ル3の巻き癖(カール)を補正するためのカール補正ユ
ニット、10はカールを補正するために用紙に逆のカー
ルを与えるカール補正ローラ、11は用紙に適度のたる
み(ループ)を与えるための制御を行うループローラ、
12はループローラ11のピンチローラ、13は用紙に
適度なループを与えるためのループ量とともに変位する
ループ板、15はループ板13の変位量を検出するルー
プセンサ、16は用紙の下ガイド板、17は用紙の上ガ
イド板、19は用紙の位置検出を行う反射型センサであ
るTOFセンサ、20はTOFセンサ19と同様、用紙
の位置検出を行う透過型センサであるTOFセンサ、2
1は後述の帯電ベルトに電位を与える帯電ローラ、22
は用紙の表面の電位を除電する除電ローラ、23は帯電
ローラ21により電位が付与されて帯電し、用紙を吸着
搬送する帯電ベルト、25は帯電ベルト23により吸着
搬送されてきた用紙を確実に帯電ベルト23に押し当て
る紙押えローラ、26は印字記録される用紙の平面性を
安定させるプラテン、27は搬送されてきた用紙に印字
記録する印字ヘッドブロック、29は搬送されてきた用
紙の両端を押えて用紙の浮きを防止する紙押え板、30
は用紙の紙幅にあわせて紙押え板29を移動させる移動
ブロック、31は用紙搬送の帯電ベルト23のメインの
駆動を司るメインローラ、32はメインローラ31の駆
動に対して帯電ベルト23を介して従動する従動ロー
ラ、33はメインローラ31のピンチローラ、35は印
字記録された用紙を装置本体1の外部に排出するための
排紙ローラ、36は排紙ローラ35のピンチローラであ
る排紙コロ、37、39は排出される用紙のガイド、4
0は印字ヘッドブロック27の印字ヘッドノズル面の増
粘したインクや付着したインク等の清掃等を行う回復系
ユニット、41は印字ヘッドブロック27を、印字する
ポジションや回復動作をするポジションへ移動させるヘ
ッド移動モータ、42は用紙搬送のメイン駆動を行うメ
インローラ31に駆動を与える用紙搬送モータ、43は
回復系ユニット40を印字ヘッドブロック27のキャッ
ピングするポジション等へ移動させる回復ユニット移動
モータ、45は適度なループ量を確保するためにループ
板13の変位をループセンサ15で検出しその値に基づ
きループローラ11の速度制御を行うループモータ、4
6は印字ヘッドブロック27の各ヘッドにインクを供給
するところのインク供給ユニット、47は装置本体1に
各電源を供給する電源、49は用紙の搬送が正常に行わ
れているかを検出する反射型のTOFセンサ、50はT
OFセンサ49と同様の透過型のTOFセンサ、51
(図4参照)は装置本体1の部分的な動作や調整を行わ
せるスイッチを有すサブ基板、52は装置本体1のコン
トローラであるメイン基板、53は各種アクチュエータ
とメイン基板52の接続をするターミナル基板、55は
メモリカード、56はホストコンピュータ等との接続を
行うところのインターフェース部である。
【0043】上述のラベルプリンタにおける印字ヘッド
ブロック27の記録方式は、電気信号に応じて膜沸騰を
インクに生じせしめるための熱エネルギーを生成する電
気熱変換体を用いて記録を行うインクジェット記録方式
であり、この記録方式を採用した上述プリンタは、いわ
ゆるバブルジェットプリンタと呼ばれるものである。
ブロック27の記録方式は、電気信号に応じて膜沸騰を
インクに生じせしめるための熱エネルギーを生成する電
気熱変換体を用いて記録を行うインクジェット記録方式
であり、この記録方式を採用した上述プリンタは、いわ
ゆるバブルジェットプリンタと呼ばれるものである。
【0044】図5は、装置本体1の内部構成について、
特に配置関係がわかるよう透視した斜視図である。同図
中の符号は、図3及び図4の符号と共通である。
特に配置関係がわかるよう透視した斜視図である。同図
中の符号は、図3及び図4の符号と共通である。
【0045】図5からわかるように、メイン基板52を
はじめとする基板等は装置本体1の背面の外側に配置さ
れており、放熱効果だけではなく、印字ヘッドブロック
27や回復系ユニット40等を有する記録部と分離した
構成としたことにより、記録部による汚れ、特に本例に
おいてはインクによる汚染を防止することができる。
はじめとする基板等は装置本体1の背面の外側に配置さ
れており、放熱効果だけではなく、印字ヘッドブロック
27や回復系ユニット40等を有する記録部と分離した
構成としたことにより、記録部による汚れ、特に本例に
おいてはインクによる汚染を防止することができる。
【0046】また、印字ヘッドブロック27等を有する
記録部と、インク供給ユニット46や電源47等の固定
される部分が上下に分けられ、その間を用紙が搬送され
る構成となっている。装置構成が複雑で可動に設けられ
ている記録部と、交換が要されるインク供給ユニット4
6のインクタンクとを離すことにより、インクタンク等
の交換を容易にしている。
記録部と、インク供給ユニット46や電源47等の固定
される部分が上下に分けられ、その間を用紙が搬送され
る構成となっている。装置構成が複雑で可動に設けられ
ている記録部と、交換が要されるインク供給ユニット4
6のインクタンクとを離すことにより、インクタンク等
の交換を容易にしている。
【0047】また、印字ヘッドブロック27内の記録ヘ
ッド(後述)は下向きに配置されているため、用紙を反
転することなく記録後のラベル等の用紙が印字面を上向
きにした状態で排出され、使用者による記録後の確認を
容易にしている。また、インクジェット記録装置におい
ては、下向きにインクを吐出することで良好な記録結果
が得られることが確認されている。
ッド(後述)は下向きに配置されているため、用紙を反
転することなく記録後のラベル等の用紙が印字面を上向
きにした状態で排出され、使用者による記録後の確認を
容易にしている。また、インクジェット記録装置におい
ては、下向きにインクを吐出することで良好な記録結果
が得られることが確認されている。
【0048】さらには、インク供給ユニット46を印字
ヘッドブロック27の下方に配置することで、インクを
供給する際、重力による負圧を受ける。仮に、印字ヘッ
ドユニット46の上方にインク供給ユニット46を設け
た場合、重力によってインクが供給される側(印字ヘッ
ドブロック27側)へ水圧が加わり、印字ヘッドユニッ
ト27内の記録ヘッドの吐出口からインク漏れを引き起
こすことも考えられる。インク漏れをなくすためには、
圧力(負圧)を与える機構を設けねばならず、インク供
給系の構造が複雑となり、コストアップにもつながるこ
ととなる。
ヘッドブロック27の下方に配置することで、インクを
供給する際、重力による負圧を受ける。仮に、印字ヘッ
ドユニット46の上方にインク供給ユニット46を設け
た場合、重力によってインクが供給される側(印字ヘッ
ドブロック27側)へ水圧が加わり、印字ヘッドユニッ
ト27内の記録ヘッドの吐出口からインク漏れを引き起
こすことも考えられる。インク漏れをなくすためには、
圧力(負圧)を与える機構を設けねばならず、インク供
給系の構造が複雑となり、コストアップにもつながるこ
ととなる。
【0049】ここで、上述のラベルプリンタで使用する
用紙ロール3について説明する。図6は、ウェブ状の用
紙ロール3から記録用紙3Aを巻き解いていく状態を示
す斜視図である。
用紙ロール3について説明する。図6は、ウェブ状の用
紙ロール3から記録用紙3Aを巻き解いていく状態を示
す斜視図である。
【0050】記録用紙3Aは、ラベルプリンタの記録材
であり、通常、ラベル用紙と呼ばれるものである。大き
さは使用用途によって色々なサイズのものが使用される
が、本実施例のラベルプリンタでは幅Wが最大で4イン
チのものまで使用が可能である。記録用紙3Aは、剥離
紙またはセパレータと呼ばれる連続した帯状の台紙(以
下「セパレータ」という。)3bの表面に、タック糊が
裏面に塗布されたラベル3a、3a…を所定の紙間wを
介して連続的に貼付して構成されている。表面にラベル
3aが貼付されたセパレータ3bをロール状に巻くこと
によって、上述の用紙ロール3を構成している。
であり、通常、ラベル用紙と呼ばれるものである。大き
さは使用用途によって色々なサイズのものが使用される
が、本実施例のラベルプリンタでは幅Wが最大で4イン
チのものまで使用が可能である。記録用紙3Aは、剥離
紙またはセパレータと呼ばれる連続した帯状の台紙(以
下「セパレータ」という。)3bの表面に、タック糊が
裏面に塗布されたラベル3a、3a…を所定の紙間wを
介して連続的に貼付して構成されている。表面にラベル
3aが貼付されたセパレータ3bをロール状に巻くこと
によって、上述の用紙ロール3を構成している。
【0051】記録用紙3Aは、使用に際し巻き解かれ
て、矢印K3方向に搬送される。セパレータ3bの裏面
側、すなわちラベル3aが貼付された表面の貼付面の反
対側には、図7に示すように、表面側の各ラベル3aの
先頭(先端縁)に対応する位置に、印刷開始のためのト
リガーとなるTOF(Top of Form)マーク
3cが印刷にて印字されている。このTFOマーク3c
は、前述の各TOFセンサによって検知され、各TFO
センサから先端信号が出力される。
て、矢印K3方向に搬送される。セパレータ3bの裏面
側、すなわちラベル3aが貼付された表面の貼付面の反
対側には、図7に示すように、表面側の各ラベル3aの
先頭(先端縁)に対応する位置に、印刷開始のためのト
リガーとなるTOF(Top of Form)マーク
3cが印刷にて印字されている。このTFOマーク3c
は、前述の各TOFセンサによって検知され、各TFO
センサから先端信号が出力される。
【0052】また、セパレータ3b上のラベル3a、3
a間の紙間wが一定なラベル3aにおいては、TOFマ
ーク3c、3cの紙間wからラベル3aの大きさ(搬送
方向の長さ)も検知でき、さらには、印字可能領域も検
知できる。
a間の紙間wが一定なラベル3aにおいては、TOFマ
ーク3c、3cの紙間wからラベル3aの大きさ(搬送
方向の長さ)も検知でき、さらには、印字可能領域も検
知できる。
【0053】本実施例では、TOFセンサによって、T
OFマーク3cを検知しているが、光透過度の高いセパ
レータ3bを使用するときには、透過型のセンサによっ
て、印字開始位置、ラベル3aの大きさ等を検知するこ
とも可能である。
OFマーク3cを検知しているが、光透過度の高いセパ
レータ3bを使用するときには、透過型のセンサによっ
て、印字開始位置、ラベル3aの大きさ等を検知するこ
とも可能である。
【0054】図8は、本発明を適用した高速カラープリ
ンタのブロック図である。この高速カラープリンタで印
刷される画像データはホストコンピュータ60で作成、
または編集された後、データ送受信部61にカラー画像
データ、またはカラー文字データとして送出される。
ンタのブロック図である。この高速カラープリンタで印
刷される画像データはホストコンピュータ60で作成、
または編集された後、データ送受信部61にカラー画像
データ、またはカラー文字データとして送出される。
【0055】これらは4色(ブラック、シアン、マゼン
タ、そしてイエロー)毎のビットマップデータで受信さ
れる場合と、文字コードデータの場合とにわかれる。
タ、そしてイエロー)毎のビットマップデータで受信さ
れる場合と、文字コードデータの場合とにわかれる。
【0056】受信される印刷データがビットマップデー
タであるか、それとも文字コードデータかは予め受信さ
れるコマンドにより識別される。
タであるか、それとも文字コードデータかは予め受信さ
れるコマンドにより識別される。
【0057】文字コードデータの場合、各文字データ
毎、または複数の文字列毎、つまり印字スタイルの変化
点毎に印刷開始位置指定、文字フォント、文字サイズ、
記録色指定等のコマンドが各々挿入される。
毎、または複数の文字列毎、つまり印字スタイルの変化
点毎に印刷開始位置指定、文字フォント、文字サイズ、
記録色指定等のコマンドが各々挿入される。
【0058】データ送受信部61で受信されたデータは
メインCPU62で読み出され、順次作業用RAM63
に記憶され、文字単位にビットマップ展開するためRO
M65から該当文字のキャラクタジェネレータ内容を読
み出しその結果を印字バッファ66に書き込む。印字バ
ッファ66は記録ヘッド67K、67C、67M、67
Yに対応してブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
4色分各々独立に保有する。
メインCPU62で読み出され、順次作業用RAM63
に記憶され、文字単位にビットマップ展開するためRO
M65から該当文字のキャラクタジェネレータ内容を読
み出しその結果を印字バッファ66に書き込む。印字バ
ッファ66は記録ヘッド67K、67C、67M、67
Yに対応してブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
4色分各々独立に保有する。
【0059】例えば、本実施例で印字分解能が360d
piで1個のヘッドあたり1444ノズルのラインヘッ
ドを使用しており、そのうち1328ノズルを用いて記
録を行っているので印字幅は最大約3.7inchであ
る。
piで1個のヘッドあたり1444ノズルのラインヘッ
ドを使用しており、そのうち1328ノズルを用いて記
録を行っているので印字幅は最大約3.7inchであ
る。
【0060】ページ長を4inchに設定すると、必要
な印字バッファサイズは1色あたり 1328×360[dot/inch]×4[inc
h]=1912320[bit/page] 必要である。実効印字スピードを損なわずに複数ページ
の異なるテキスト、またはグラフィックデータを連続的
に印字する場合、上記印字バッファ66を2ページ分も
つ方法、すなわちダブルバッファ方式が有効である。こ
の場合の印字バッファサイズは1色あたり 1912320[bit/page]×2[page] =3824640[bit] 必要となる。
な印字バッファサイズは1色あたり 1328×360[dot/inch]×4[inc
h]=1912320[bit/page] 必要である。実効印字スピードを損なわずに複数ページ
の異なるテキスト、またはグラフィックデータを連続的
に印字する場合、上記印字バッファ66を2ページ分も
つ方法、すなわちダブルバッファ方式が有効である。こ
の場合の印字バッファサイズは1色あたり 1912320[bit/page]×2[page] =3824640[bit] 必要となる。
【0061】1ページ分は現在印字中のバッファとして
使い、もう1ページ分を次のページの編集専用にすれば
本発明の特徴的な高速印字を実現できる。
使い、もう1ページ分を次のページの編集専用にすれば
本発明の特徴的な高速印字を実現できる。
【0062】印字バッファ66に展開された画像データ
はヘッド制御回路69から連続的に読み出され4色の記
録ヘッド67K、67C、67M、67Y(以下、色に
よる記録ヘッドの区別が不要な場合には、適宜「記録ヘ
ッド67」という。)に転送される。印字バッファ6
6、ヘッド制御回路69、そして記録ヘッド67K、6
7C、67M、67Y、メインCPU62との詳細なタ
イミングに関して後述する。
はヘッド制御回路69から連続的に読み出され4色の記
録ヘッド67K、67C、67M、67Y(以下、色に
よる記録ヘッドの区別が不要な場合には、適宜「記録ヘ
ッド67」という。)に転送される。印字バッファ6
6、ヘッド制御回路69、そして記録ヘッド67K、6
7C、67M、67Y、メインCPU62との詳細なタ
イミングに関して後述する。
【0063】ROM65はカラープリンタ全体を制御す
る制御プロセスが前述のキャラクタジェネレータおよび
バーコードジェネレータとともに格納されている。
る制御プロセスが前述のキャラクタジェネレータおよび
バーコードジェネレータとともに格納されている。
【0064】制御プログラムの制御下でメインCPU6
2は、I/Oポート70、駆動回路71を介して駆動モ
ータ類72を駆動制御する。
2は、I/Oポート70、駆動回路71を介して駆動モ
ータ類72を駆動制御する。
【0065】駆動モータ類72は用紙を搬送するための
紙送りモータ、前述の記録ヘッドを上下に動作させるヘ
ッドモータ、記録ヘッドのインクノズル部のキャッピン
グ、クリーニング機構を動作させるためのキャッピング
モータ等が含まれる。
紙送りモータ、前述の記録ヘッドを上下に動作させるヘ
ッドモータ、記録ヘッドのインクノズル部のキャッピン
グ、クリーニング機構を動作させるためのキャッピング
モータ等が含まれる。
【0066】本発明の実施形態では、紙送りモータを駆
動する駆動パルスと印字動作は完全に同期化されてい
る。
動する駆動パルスと印字動作は完全に同期化されてい
る。
【0067】センサ回路73には印字対象となるラベル
3aの先頭位置を検出するTOFセンサ、ヘッドモー
タ、キャッピングモータ等の基準位置を決めるための各
ホームポジションセンサ、各色のインクの残量状態を監
視するインクレベルセンサ等が含まれる。
3aの先頭位置を検出するTOFセンサ、ヘッドモー
タ、キャッピングモータ等の基準位置を決めるための各
ホームポジションセンサ、各色のインクの残量状態を監
視するインクレベルセンサ等が含まれる。
【0068】メインCPU62はホストコンピュータ6
0から受け取った印字データをメモリカード75に保存
する場合もある。
0から受け取った印字データをメモリカード75に保存
する場合もある。
【0069】ホストコンピュータ60とこのカラープリ
ンタとを切り離して印字動作をさせる場合にはメモリカ
ード75は有効な手段の1つとして使用できる。メモリ
カード75に保存するデータは通常文字コードデータの
形式であるが、データを変更する必要のない固定された
印字画像データは4色分のビットマップデータとして保
存される場合もある。メモリカード75を使った印字動
作の印字指令はコントロールパネル76から出力され
る。コントロールパネル76は印字の起動、停止動作指
令の他、メモリカード75内の印字データの印字フォー
マットの変更も可能である。コントロールパネル76の
詳細は後述する。
ンタとを切り離して印字動作をさせる場合にはメモリカ
ード75は有効な手段の1つとして使用できる。メモリ
カード75に保存するデータは通常文字コードデータの
形式であるが、データを変更する必要のない固定された
印字画像データは4色分のビットマップデータとして保
存される場合もある。メモリカード75を使った印字動
作の印字指令はコントロールパネル76から出力され
る。コントロールパネル76は印字の起動、停止動作指
令の他、メモリカード75内の印字データの印字フォー
マットの変更も可能である。コントロールパネル76の
詳細は後述する。
【0070】オペレーションパネル2の外観図を図9に
示す。
示す。
【0071】オペレーションパネル2は、パワー系の電
源をオン/オフするパワースイッチ2a、ホストコンピ
ュータ60とのオンライン/オフライン動作を切り換え
るオンラインスイッチ2b、用紙送りのためのフィード
スイッチ2c、用紙の先端位置合わせを行うTOFスイ
ッチ2d、印字を強制停止するためのスットプスイッチ
2e、そしてアラーム2f等を備えている。
源をオン/オフするパワースイッチ2a、ホストコンピ
ュータ60とのオンライン/オフライン動作を切り換え
るオンラインスイッチ2b、用紙送りのためのフィード
スイッチ2c、用紙の先端位置合わせを行うTOFスイ
ッチ2d、印字を強制停止するためのスットプスイッチ
2e、そしてアラーム2f等を備えている。
【0072】図10は、前述のコントロールパネル76
のブロック図である。
のブロック図である。
【0073】コントロールパネル76は通常本発明のカ
ラープリンタとホストコンピュータ60とが切り離され
た状態、つまりオフラインモード状態で使用する。
ラープリンタとホストコンピュータ60とが切り離され
た状態、つまりオフラインモード状態で使用する。
【0074】コントロールパネル76の主な機能は印字
画像データの表示および印字フォーマットの変更であ
る。コントロールパネル76はカラープリンタの装置本
体1とは別の筺体に備えられている。
画像データの表示および印字フォーマットの変更であ
る。コントロールパネル76はカラープリンタの装置本
体1とは別の筺体に備えられている。
【0075】通常表示画像データはメインCPU62側
からコードデータの形式でサブCPU76aの通信用ポ
ートに送られるが、ビットマップの表示画像データを受
信して表示する場合もある。ここでは、文字コードデー
タで受信した場合について記述する。
からコードデータの形式でサブCPU76aの通信用ポ
ートに送られるが、ビットマップの表示画像データを受
信して表示する場合もある。ここでは、文字コードデー
タで受信した場合について記述する。
【0076】キーボード76bからデータ受信要求のキ
ーが押されるとサブCPU76aはメインCPU62側
にデータ要求のコマンドを発行する。メインCPU62
側から送られてくるデータはRAM76cに記憶され、
並行してサブCPU76aはROM76dに記憶されて
いる制御プログラムの制御下で受信した画像データを表
示するために各々受信した文字コードデータに該当する
表示用C.G.を順次読み出し、表示制御回路76eを
介して表示メモリ76fに書き込む。
ーが押されるとサブCPU76aはメインCPU62側
にデータ要求のコマンドを発行する。メインCPU62
側から送られてくるデータはRAM76cに記憶され、
並行してサブCPU76aはROM76dに記憶されて
いる制御プログラムの制御下で受信した画像データを表
示するために各々受信した文字コードデータに該当する
表示用C.G.を順次読み出し、表示制御回路76eを
介して表示メモリ76fに書き込む。
【0077】表示用C.G.はROM76dに備えてい
る。表示制御回路76eは表示メモリ76fの内容を連
続的に読み出し表示器76gを継続的に表示制御する。
表示器76gは例えば320×240[dot]の液晶
表示器を使う。表示器76g上の1[dot]の重みは
印字媒体上で縦、横に1/90[inch]分に対応さ
せると約3.6×2.7[inch]分のエリアの表示
が可能である。
る。表示制御回路76eは表示メモリ76fの内容を連
続的に読み出し表示器76gを継続的に表示制御する。
表示器76gは例えば320×240[dot]の液晶
表示器を使う。表示器76g上の1[dot]の重みは
印字媒体上で縦、横に1/90[inch]分に対応さ
せると約3.6×2.7[inch]分のエリアの表示
が可能である。
【0078】画像データ、フォーマットはキーボード7
6bを用いて、表示器76g上で変更を加えることがで
きる。変更内容は順次RAM76cに記憶される。
6bを用いて、表示器76g上で変更を加えることがで
きる。変更内容は順次RAM76cに記憶される。
【0079】それらの結果を印字動作する場合、サブC
PU76aからメインCPU62に対してデータ受信要
求のコマンドを発行、メインCPU62側では更新され
た画像データを受信して印字動作する。
PU76aからメインCPU62に対してデータ受信要
求のコマンドを発行、メインCPU62側では更新され
た画像データを受信して印字動作する。
【0080】表示器76gには表示品位を向上するため
のバックライト76hが備えられている。通常、冷陰極
管等が適しており、その場合、直流から交流に変換駆動
するためのインバータ76iを使用する。
のバックライト76hが備えられている。通常、冷陰極
管等が適しており、その場合、直流から交流に変換駆動
するためのインバータ76iを使用する。
【0081】図11は、前述のヘッド制御回路69の内
部ブロック図である。
部ブロック図である。
【0082】この場合、印字バッファ66にはDRAM
が使用されている。メインCPU62が印字バッファ6
6にアクセスする場合、デコード回路69aからアクセ
ス信号CRAM1*をアクティブにして行う。また、印
字バッファ66のリフレッシュ動作はリフレッシュ要求
回路69bのアクセス信号RRAM1*をアクティブ状
態にして行う。さらに、記録ヘッド67K、67C、6
7M、67Yにデータを転送するときにはヘッドデータ
要求回路69cのアクセス信号HRAM1*をアクティ
ブにする。これら3本の信号はバス裁定回路69dに入
力される。
が使用されている。メインCPU62が印字バッファ6
6にアクセスする場合、デコード回路69aからアクセ
ス信号CRAM1*をアクティブにして行う。また、印
字バッファ66のリフレッシュ動作はリフレッシュ要求
回路69bのアクセス信号RRAM1*をアクティブ状
態にして行う。さらに、記録ヘッド67K、67C、6
7M、67Yにデータを転送するときにはヘッドデータ
要求回路69cのアクセス信号HRAM1*をアクティ
ブにする。これら3本の信号はバス裁定回路69dに入
力される。
【0083】バス裁定回路69dはこれら3個のアクセ
スに対し、予め決められた優先順位に従って、印字バッ
ファ66にアクセスすることができる。各々のアクセス
方法はDRAM制御回路69eによって制御される。バ
ス裁定回路69dはバス切替回路69fを制御し、CP
UアドレスバスA1〜18とヘッドデータ用のアドレス
スイッチ回路69gから出力されるアドレスバスHA1
〜18とを切替え、印字バッファ66用のアドレスバス
DRAD0〜17を出力する。
スに対し、予め決められた優先順位に従って、印字バッ
ファ66にアクセスすることができる。各々のアクセス
方法はDRAM制御回路69eによって制御される。バ
ス裁定回路69dはバス切替回路69fを制御し、CP
UアドレスバスA1〜18とヘッドデータ用のアドレス
スイッチ回路69gから出力されるアドレスバスHA1
〜18とを切替え、印字バッファ66用のアドレスバス
DRAD0〜17を出力する。
【0084】データバスはアドレスと同様に、バス裁定
回路69dによりバス切替え回路69fでCPUデータ
バスDRD0〜15と各色データ転送回路69hに転送
されるデータバスHD0〜15を切替え、印字バッファ
66用のデータバスDRD0〜15に接続される。
回路69dによりバス切替え回路69fでCPUデータ
バスDRD0〜15と各色データ転送回路69hに転送
されるデータバスHD0〜15を切替え、印字バッファ
66用のデータバスDRD0〜15に接続される。
【0085】チップセレクト信号も同様にCCS0〜1
5とを切替え、RAS0〜15*を出力する。
5とを切替え、RAS0〜15*を出力する。
【0086】印字動作中はヘッドデータ要求回路69c
が印字バッファ66に対するアクセス権を要求し、バス
裁定回路69dでタイミングを許可し、バス切替回路6
9fから各色のアドレスが印字バッファ66に出力さ
れ、印字データHD0〜15に出力され、各色データ転
送回路69hから記録ヘッド67K等に転送される。こ
れら一連の動作により印字データと印字内容の一致が可
能となる。
が印字バッファ66に対するアクセス権を要求し、バス
裁定回路69dでタイミングを許可し、バス切替回路6
9fから各色のアドレスが印字バッファ66に出力さ
れ、印字データHD0〜15に出力され、各色データ転
送回路69hから記録ヘッド67K等に転送される。こ
れら一連の動作により印字データと印字内容の一致が可
能となる。
【0087】以上の動作はタイミング生成回路69iで
動作タイミングが決められる。タイミング生成回路69
iは紙送りモータに送られるFEEDMCK信号に同期
して送られる。
動作タイミングが決められる。タイミング生成回路69
iは紙送りモータに送られるFEEDMCK信号に同期
して送られる。
【0088】このように印字中の各色記録ヘッドのデー
タ転送はヘッド制御回路69内部でハード的に制御され
るため、メインCPU62は印字動作中に印字バッファ
66へアクセスする必要がなくなり、負荷は大幅に低減
されるので高速の印字が可能となる。
タ転送はヘッド制御回路69内部でハード的に制御され
るため、メインCPU62は印字動作中に印字バッファ
66へアクセスする必要がなくなり、負荷は大幅に低減
されるので高速の印字が可能となる。
【0089】また、1ページ毎に記録データが異なる場
合には印字バッファ66を2ページ分以上待たせ、一方
のページバッファのデータを印字中に他方のページバッ
ファにメインPU62がビットマップ展開し、記録ヘッ
ドに転送するとき印字バッファ66のアドレスを切り換
えることによって連続した記録が可能になる。
合には印字バッファ66を2ページ分以上待たせ、一方
のページバッファのデータを印字中に他方のページバッ
ファにメインPU62がビットマップ展開し、記録ヘッ
ドに転送するとき印字バッファ66のアドレスを切り換
えることによって連続した記録が可能になる。
【0090】また、メインCPU62は1ページ分の記
録データビットマップRAMへの展開に要する処理時間
を計測し、展開処理時間が1ページ分の記録に要する記
録処理時間を超えないように予め記録速度を設定すれ
ば、効果的に展開と記録が行える。すなわち、バーコー
ド等のイメージデータの量に応じて記録速度を変更する
ことにより、効率的な展開、記録が可能となる。
録データビットマップRAMへの展開に要する処理時間
を計測し、展開処理時間が1ページ分の記録に要する記
録処理時間を超えないように予め記録速度を設定すれ
ば、効果的に展開と記録が行える。すなわち、バーコー
ド等のイメージデータの量に応じて記録速度を変更する
ことにより、効率的な展開、記録が可能となる。
【0091】記録速度の変更は細かく段階的に設定して
もよいし、50、100、200(mm/sec)(1
秒間に記録されるラベルの長さ)というように大きく分
けて設定してもよい。また、記録速度の変更はユーザー
がスイッチにより選択できるよう構成してもよい。
もよいし、50、100、200(mm/sec)(1
秒間に記録されるラベルの長さ)というように大きく分
けて設定してもよい。また、記録速度の変更はユーザー
がスイッチにより選択できるよう構成してもよい。
【0092】また、360dot/inch(14do
t/mm)の分解能で記録するために、記録ヘッドは、
記録速度が200mm/secのとき、 200mm/sec*14dot/mm=2800do
t/sec つまり、2.8kHzの周波数で駆動される。
t/mm)の分解能で記録するために、記録ヘッドは、
記録速度が200mm/secのとき、 200mm/sec*14dot/mm=2800do
t/sec つまり、2.8kHzの周波数で駆動される。
【0093】同様に記録速度に応じて、記録速度が10
0mm/secのとき1.4kHz、50mm/sec
のとき0.7kHzの周波数で駆動される。
0mm/secのとき1.4kHz、50mm/sec
のとき0.7kHzの周波数で駆動される。
【0094】図12は高速ラインプリンタの印字機構
(印字ヘッドブロック)27を示す斜視図である。ライ
ン状に配置された4個の記録ヘッドが個設置されてい
る。すなわち、ブラック色印字用の記録ヘッド67K、
シアン色印字用の記録ヘッド67C、マゼンタ色印字用
の記録ヘッド67M、イエロー色印字用の記録ヘッド6
7Yの4個である。記録ヘッドはさまざまな方法が採ら
れる。例えば、 (a)ノズル内のヒータに熱を加えて気泡を発生させ、
気泡の発生圧力によりインクを飛ばす、インクジェット
方式 (b)円筒形の圧電素子にインクを充填させ、圧電素子
の収縮によってインクを飛ばす、インクジェット方式 (c)熱溶解するフィルムを記録紙とヒータとの間に置
き、ヒータに熱を加えて記録紙にフィルムの色を転写さ
せる熱転写方式 (d)熱反応する記録紙を用い、ヒータに熱を加えて記
録紙の色を変色させるサーマル方式 などが考えられるが、制御方法は基本的に同じである。
すなわち、ヒータや圧電素子等の記録ヘッド部に電気的
にパルスを印加し、このパルスの時間や電圧を制御する
方法である。ここでは特に(a)の方式の記録ヘッドを
採用している。
(印字ヘッドブロック)27を示す斜視図である。ライ
ン状に配置された4個の記録ヘッドが個設置されてい
る。すなわち、ブラック色印字用の記録ヘッド67K、
シアン色印字用の記録ヘッド67C、マゼンタ色印字用
の記録ヘッド67M、イエロー色印字用の記録ヘッド6
7Yの4個である。記録ヘッドはさまざまな方法が採ら
れる。例えば、 (a)ノズル内のヒータに熱を加えて気泡を発生させ、
気泡の発生圧力によりインクを飛ばす、インクジェット
方式 (b)円筒形の圧電素子にインクを充填させ、圧電素子
の収縮によってインクを飛ばす、インクジェット方式 (c)熱溶解するフィルムを記録紙とヒータとの間に置
き、ヒータに熱を加えて記録紙にフィルムの色を転写さ
せる熱転写方式 (d)熱反応する記録紙を用い、ヒータに熱を加えて記
録紙の色を変色させるサーマル方式 などが考えられるが、制御方法は基本的に同じである。
すなわち、ヒータや圧電素子等の記録ヘッド部に電気的
にパルスを印加し、このパルスの時間や電圧を制御する
方法である。ここでは特に(a)の方式の記録ヘッドを
採用している。
【0095】印字は、これらの記録ヘッド67K、67
C、67M、67Yの下方を記録用紙3Aが紙送りモー
タにより送られ、このクロックすなわちFEEDMCK
信号に同期して1ライン毎に印字がなされる。
C、67M、67Yの下方を記録用紙3Aが紙送りモー
タにより送られ、このクロックすなわちFEEDMCK
信号に同期して1ライン毎に印字がなされる。
【0096】図13は印字ヘッドブロック27の等価回
路の例である。記録ヘッドのヒータ67aは電気的には
抵抗体と考えられるので抵抗で示している。また、それ
ぞれ64個のヒータ67aを制御するIC67bを21
個設置し、ヒータ67aの総数を1344(=64×2
8)個とする。
路の例である。記録ヘッドのヒータ67aは電気的には
抵抗体と考えられるので抵抗で示している。また、それ
ぞれ64個のヒータ67aを制御するIC67bを21
個設置し、ヒータ67aの総数を1344(=64×2
8)個とする。
【0097】印字データはSICK信号に同期してSI
信号で転送される。データはシフトレジスタによりD1
からD1344までシフトされる。転送が終了するとL
AT*信号が入力され、シフトされたデータが一時的に
保持される。印字は、STRB1信号とSTRBCK信
号がIC単位のシフトレジスタ構成になっているため、
64個のヒータ単位で制御することになる。1344個
のヒータ67aを同時に制御しないのは、ヒータ67a
に通電する電流が大きく、時分割駆動させた方が電力効
率が良くなるためである。
信号で転送される。データはシフトレジスタによりD1
からD1344までシフトされる。転送が終了するとL
AT*信号が入力され、シフトされたデータが一時的に
保持される。印字は、STRB1信号とSTRBCK信
号がIC単位のシフトレジスタ構成になっているため、
64個のヒータ単位で制御することになる。1344個
のヒータ67aを同時に制御しないのは、ヒータ67a
に通電する電流が大きく、時分割駆動させた方が電力効
率が良くなるためである。
【0098】図14は、印字機構27(印字ヘッドブロ
ック)の斜視図である。図12に示した印字機構27と
同様に、ライン状の記録ヘッドが4個配置されている。
各記録ヘッド67K、67C、67M、67Yは、それ
ぞれブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの
4色に対応しており、記録用紙3Aの搬送方向(矢印K
3方向)に沿って上流側から、明度の低い順に並んでい
る。
ック)の斜視図である。図12に示した印字機構27と
同様に、ライン状の記録ヘッドが4個配置されている。
各記録ヘッド67K、67C、67M、67Yは、それ
ぞれブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの
4色に対応しており、記録用紙3Aの搬送方向(矢印K
3方向)に沿って上流側から、明度の低い順に並んでい
る。
【0099】各記録ヘッド67K、67C、67M、6
7Yは、それぞれ19.05mm(7.5inch)の
間隔で並べられており、各記録ヘッドは、それぞれ記録
用紙3Aのラベル3aに対する記録位置が重なるように
制御される。
7Yは、それぞれ19.05mm(7.5inch)の
間隔で並べられており、各記録ヘッドは、それぞれ記録
用紙3Aのラベル3aに対する記録位置が重なるように
制御される。
【0100】図15は、インク供給系の全体を示すブロ
ック図であり、以下インクの流れに従って説明する。
ック図であり、以下インクの流れに従って説明する。
【0101】インクはインクカートリッジ68a内のイ
ンク袋68a1 からポンプ68bの吸引によって吸い出
され、バルブ68c内の一方向弁68c1 を経てサブタ
ンク68dに蓄えられる。これを示すのが同図中の白矢
印1である。一方、通常の印字時にはサブタンク68d
から、同図中の白矢印2に示すように記録ヘッド67に
対し、使用された量のインクと同量のインクが供給され
る。
ンク袋68a1 からポンプ68bの吸引によって吸い出
され、バルブ68c内の一方向弁68c1 を経てサブタ
ンク68dに蓄えられる。これを示すのが同図中の白矢
印1である。一方、通常の印字時にはサブタンク68d
から、同図中の白矢印2に示すように記録ヘッド67に
対し、使用された量のインクと同量のインクが供給され
る。
【0102】また、同一パターンの印字や使用されない
で放置された場合には、記録ヘッド67のノズル内のイ
ンクが増粘したり、記録ヘッド67内やチューブ内に泡
が発生(集結)したりして、それ以後の印字に支障をき
たすことがある。このような場合には記録ヘッド67の
回復動作が必要となる。このときのインクの流れを示す
のが同図中の黒矢印1および黒矢印2である。
で放置された場合には、記録ヘッド67のノズル内のイ
ンクが増粘したり、記録ヘッド67内やチューブ内に泡
が発生(集結)したりして、それ以後の印字に支障をき
たすことがある。このような場合には記録ヘッド67の
回復動作が必要となる。このときのインクの流れを示す
のが同図中の黒矢印1および黒矢印2である。
【0103】まず、記録ヘッド67へのインクの循環を
示すのが黒矢印1で、ポンプ68bが前述のサブタンク
68dへの供給時とは逆回転することによって、インク
はサブタンク68dからバブル68c内の一方向弁68
c2 を経て記録ヘッド67へ循環し、サブタンク68d
へ戻るというものである。このとき、記録ヘッド67の
ノズル付近の増粘したインクはノズルから排出され、流
路内の泡も同様にノズルから排出されるか、または、サ
ブタンク68dに回収されることになる。
示すのが黒矢印1で、ポンプ68bが前述のサブタンク
68dへの供給時とは逆回転することによって、インク
はサブタンク68dからバブル68c内の一方向弁68
c2 を経て記録ヘッド67へ循環し、サブタンク68d
へ戻るというものである。このとき、記録ヘッド67の
ノズル付近の増粘したインクはノズルから排出され、流
路内の泡も同様にノズルから排出されるか、または、サ
ブタンク68dに回収されることになる。
【0104】次に黒矢印2はヘッドのノズルから回復系
ユニット40に排出されたインクの回収系を示すもので
ある。ポンプ68bは記録ヘッド67へインクを循環さ
せると同時に、このインク回収系も動作させる能力があ
る。そして、回復系ユニット40内に排出されたインク
はポンプ68bによって、インクカートリッジ68a内
の廃インク吸収体68a2 に回収されるので、インクカ
ートリッジ68aの交換時には新しい廃インク吸収体6
8a2 に置き換わることになる。
ユニット40に排出されたインクの回収系を示すもので
ある。ポンプ68bは記録ヘッド67へインクを循環さ
せると同時に、このインク回収系も動作させる能力があ
る。そして、回復系ユニット40内に排出されたインク
はポンプ68bによって、インクカートリッジ68a内
の廃インク吸収体68a2 に回収されるので、インクカ
ートリッジ68aの交換時には新しい廃インク吸収体6
8a2 に置き換わることになる。
【0105】以上がインク供給系全体の説明であるが、
上述されていない部分として、インクカートリッジ収納
部にはインクカートリッジ68aの有無検出センサ68
fが設けられており、記録ヘッド67はヘッドジョイン
ト68gによって本体側と接続可能になっている。
上述されていない部分として、インクカートリッジ収納
部にはインクカートリッジ68aの有無検出センサ68
fが設けられており、記録ヘッド67はヘッドジョイン
ト68gによって本体側と接続可能になっている。
【0106】また、サブタンク68dにはインクの量を
一定量以上に保つためのインクレベルセンサ68hと、
それが何らかの原因で故障した場合に装置を停止させる
ためのオーバーフローセンサ68iおよびタンク内の気
圧を大気に開放するブリーザーバルブ68jが設けられ
ている。さらに、記録ヘッド67には、ヘッドフィルタ
68kが配置されている。
一定量以上に保つためのインクレベルセンサ68hと、
それが何らかの原因で故障した場合に装置を停止させる
ためのオーバーフローセンサ68iおよびタンク内の気
圧を大気に開放するブリーザーバルブ68jが設けられ
ている。さらに、記録ヘッド67には、ヘッドフィルタ
68kが配置されている。
【0107】図16は、記録ヘッド67とそれを接続す
る装置本体1側のヘッドホルダ7777を説明するもの
である。記録ヘッド67はヘッドホルダ77内に4個並
列に、すなわちブラック用、シアン用、マゼンタ用、イ
エロー用の各記録ヘッド67K、67C、67M、67
Yが挿着さら、その位置決めは、各記録ヘッド67下部
のヘッド位置決めピン67cをヘッドホルダ77内のジ
ョイント部(不図示)に差し込むことによって行われ
る。
る装置本体1側のヘッドホルダ7777を説明するもの
である。記録ヘッド67はヘッドホルダ77内に4個並
列に、すなわちブラック用、シアン用、マゼンタ用、イ
エロー用の各記録ヘッド67K、67C、67M、67
Yが挿着さら、その位置決めは、各記録ヘッド67下部
のヘッド位置決めピン67cをヘッドホルダ77内のジ
ョイント部(不図示)に差し込むことによって行われ
る。
【0108】また、各記録ヘッド67上部には、接点を
有するヘッドフレキA67dが接続されており、ヘッド
ホルダ77の蓋部分77aに設けられたヘッドフレキB
77bと接触させた状態で固定することにより、装置本
体1側からの電気信号が受けられるように構成されてい
る。
有するヘッドフレキA67dが接続されており、ヘッド
ホルダ77の蓋部分77aに設けられたヘッドフレキB
77bと接触させた状態で固定することにより、装置本
体1側からの電気信号が受けられるように構成されてい
る。
【0109】図17は、装置本体1内における、実際の
インク供給系の構成を示す概略斜視図である。ここで
は、記録ヘッド67、サブタンク68dおよび回復系ユ
ニット40以外の要素については、イエローYの部分だ
けを示している。
インク供給系の構成を示す概略斜視図である。ここで
は、記録ヘッド67、サブタンク68dおよび回復系ユ
ニット40以外の要素については、イエローYの部分だ
けを示している。
【0110】図15で示したインクの流れをチューブT
uを用いて説明すると、インクカートリッジ68aから
サブタンク68dへインクが供給されるときは、インク
は、チューブTu1、Tu2、Tu3を介してサブタン
ク68dに供給される。また、印字の際は、サブタンク
68dからチューブTu4を介して記録ヘッド67Yへ
インクが供給される。また、インクをヘッド循環させる
ときは、サブタンク68dからチューブTu3、Tu
2、Tu5、Tu4の順でインクが流れ、再びサブタン
ク68dへと循環する。インク回収の際は、回復系ユニ
ット40からチューブTu6、Tu7を介してインクカ
ートリッジ68aの廃インク吸収体へとインクは流れ
る。
uを用いて説明すると、インクカートリッジ68aから
サブタンク68dへインクが供給されるときは、インク
は、チューブTu1、Tu2、Tu3を介してサブタン
ク68dに供給される。また、印字の際は、サブタンク
68dからチューブTu4を介して記録ヘッド67Yへ
インクが供給される。また、インクをヘッド循環させる
ときは、サブタンク68dからチューブTu3、Tu
2、Tu5、Tu4の順でインクが流れ、再びサブタン
ク68dへと循環する。インク回収の際は、回復系ユニ
ット40からチューブTu6、Tu7を介してインクカ
ートリッジ68aの廃インク吸収体へとインクは流れ
る。
【0111】図18は、記録ヘッド67、ヘッドホルダ
77等からなる印字ヘッドブロック27と回復系ユニッ
ト40との位置関係を示す斜視図である。印字ヘッドブ
ロック27は駆動源(不図示)によって垂直方向(矢印
K27方向)に移動することができ、一方、回復系ユニ
ット40は水平方向(矢印K40方向)に移動可能であ
る。
77等からなる印字ヘッドブロック27と回復系ユニッ
ト40との位置関係を示す斜視図である。印字ヘッドブ
ロック27は駆動源(不図示)によって垂直方向(矢印
K27方向)に移動することができ、一方、回復系ユニ
ット40は水平方向(矢印K40方向)に移動可能であ
る。
【0112】回復系ユニット40内には、記録ヘッド6
7の回復時にノズルより排出されたインクを効率よく回
収するために、各記録ヘッド67に対してその下方に吸
収体ローラ352が設けられている。吸収体ローラ40
aはその軸上に組み込まれたローラギア40bとアイド
ラギア40c、モータアイドラギア40d、モータギヤ
40e等を介して、回復系ユニット40に搭載されてい
る回復系モータ40fによって回転駆動される。
7の回復時にノズルより排出されたインクを効率よく回
収するために、各記録ヘッド67に対してその下方に吸
収体ローラ352が設けられている。吸収体ローラ40
aはその軸上に組み込まれたローラギア40bとアイド
ラギア40c、モータアイドラギア40d、モータギヤ
40e等を介して、回復系ユニット40に搭載されてい
る回復系モータ40fによって回転駆動される。
【0113】図19は、記録ヘッド67回復時の回復系
ユニット40内の動作を説明するものである。同図の状
態は記録ヘッド67が回復系ユニット40に密着した状
態(キャッピング、後述)を示しており、記録ヘッド6
7回復動作時のインク循環はこの状態で行われる。
ユニット40内の動作を説明するものである。同図の状
態は記録ヘッド67が回復系ユニット40に密着した状
態(キャッピング、後述)を示しており、記録ヘッド6
7回復動作時のインク循環はこの状態で行われる。
【0114】図18を参照して述べたように、記録ヘッ
ド67下方の吸収体ローラ40aは回復系ユニット40
に搭載された回復系モータ40fにより矢印方向に回転
駆動されており、しかも、絞りローラ40gに押し付け
られているため、ヘッドノズル67eから排出されたイ
ンクはそこで絞り取られ、ヘッドノズル67e下方の吸
収体ローラ40a上側では常にインクが浸透しやすい状
態になっている。同図ではイエローの記録ヘッド67Y
にインクを循環させた場合を示しており、回復系ユニッ
ト40内に排出されたインクは、前述のようにポンプ6
8bによってチューブTu6、Tu7を通ってインクカ
ートリッジ68aの廃インク吸収体68a2 に移送され
る。
ド67下方の吸収体ローラ40aは回復系ユニット40
に搭載された回復系モータ40fにより矢印方向に回転
駆動されており、しかも、絞りローラ40gに押し付け
られているため、ヘッドノズル67eから排出されたイ
ンクはそこで絞り取られ、ヘッドノズル67e下方の吸
収体ローラ40a上側では常にインクが浸透しやすい状
態になっている。同図ではイエローの記録ヘッド67Y
にインクを循環させた場合を示しており、回復系ユニッ
ト40内に排出されたインクは、前述のようにポンプ6
8bによってチューブTu6、Tu7を通ってインクカ
ートリッジ68aの廃インク吸収体68a2 に移送され
る。
【0115】なお、同図中67fはヘッド前面プレー
ト、40hはブレード、40iはキャップゴムである。
ト、40hはブレード、40iはキャップゴムである。
【0116】図20は、記録ヘッド67と回復系ユニッ
ト40の各ポジションを説明するものである。
ト40の各ポジションを説明するものである。
【0117】図20(a)、(b)、(c)、(d)は
記録ヘッド67と回復系ユニット40の各ポジションを
説明するための拡大図である。
記録ヘッド67と回復系ユニット40の各ポジションを
説明するための拡大図である。
【0118】次に各動作について説明する。
【0119】図20(a)は、キャッピングの状態を示
す図である。キャッピングは通常の待機状態あるいは記
録ヘッド67回復動作のインク循環時のポジションであ
る。記録ヘッド67のヘッド前面プレート67fと回復
系ユニット40のキャッピングゴム40iは密着した状
態となっている。
す図である。キャッピングは通常の待機状態あるいは記
録ヘッド67回復動作のインク循環時のポジションであ
る。記録ヘッド67のヘッド前面プレート67fと回復
系ユニット40のキャッピングゴム40iは密着した状
態となっている。
【0120】同図(b)はワイピングの状態を示す図で
ある。ワイピングは記録ヘッド67の回復動作の一つ
で、インク循環によりヘッドノズル67eから排出され
たインクのうち、吸収されず、ヘッドノズル67e周辺
に残ったインク滴を取り去る。
ある。ワイピングは記録ヘッド67の回復動作の一つ
で、インク循環によりヘッドノズル67eから排出され
たインクのうち、吸収されず、ヘッドノズル67e周辺
に残ったインク滴を取り去る。
【0121】同図(c)は記録ヘッド67と回復系ユニ
ット40が退避した状態を示している。退避状態は、キ
ャッピング状態から印字状態に移るとき、またはその逆
移動の場合に、回復系ユニット40が大きく移動するた
め、記録ヘッド67が回復系ユニット40と接触しない
ように逃がした状態にするために行う動作である。
ット40が退避した状態を示している。退避状態は、キ
ャッピング状態から印字状態に移るとき、またはその逆
移動の場合に、回復系ユニット40が大きく移動するた
め、記録ヘッド67が回復系ユニット40と接触しない
ように逃がした状態にするために行う動作である。
【0122】同図(d)通常の印字状態を示しており、
回復系ユニット40は右方向へ完全に退避し、記録ヘッ
ド67がキャッピングポジションよりさらに下方に移動
し、記録用紙3A(不図示)と所定量の間隔を保持して
いる状態である。
回復系ユニット40は右方向へ完全に退避し、記録ヘッ
ド67がキャッピングポジションよりさらに下方に移動
し、記録用紙3A(不図示)と所定量の間隔を保持して
いる状態である。
【0123】図21は、本実施例の電源投入後の初期処
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
【0124】電源投入後、S(ステップ)001でRA
M63の初期化および初期設定、印字バッファ66の初
期化等が行われ、S002でI/Oポート70、ヘッド
制御回路(GA)69の初期設定が行われる。
M63の初期化および初期設定、印字バッファ66の初
期化等が行われ、S002でI/Oポート70、ヘッド
制御回路(GA)69の初期設定が行われる。
【0125】次いで、S003で印字ヘッドブロック2
7をヘッド移動モータ41を駆動しホームポジションを
検知した後、図20(c)に図示される退避位置に位置
付ける。ここで、ホームポジションが検知不可能等の異
常が発生した場合には異常終了をする。
7をヘッド移動モータ41を駆動しホームポジションを
検知した後、図20(c)に図示される退避位置に位置
付ける。ここで、ホームポジションが検知不可能等の異
常が発生した場合には異常終了をする。
【0126】同様に、S004で回復系ユニット40を
回復ユニット移動モータ43を駆動したホームポジショ
ンを検知した後、図20(a)に図示されるキャッピン
グ位置に位置付ける。ここで、ホームポジションが検知
不可能等の異常が発生した場合には異常終了をする。
回復ユニット移動モータ43を駆動したホームポジショ
ンを検知した後、図20(a)に図示されるキャッピン
グ位置に位置付ける。ここで、ホームポジションが検知
不可能等の異常が発生した場合には異常終了をする。
【0127】さらに、S005で印字ヘッドブロック2
7をヘッド移動モータ41を駆動し図20(a)に図示
されるキャッピング位置に位置付ける。
7をヘッド移動モータ41を駆動し図20(a)に図示
されるキャッピング位置に位置付ける。
【0128】その後、S006で図24に記述される回
復処理を行い(後述)、待機状態となる。ここで、回復
処理に異常が派生した場合には異常終了をする。
復処理を行い(後述)、待機状態となる。ここで、回復
処理に異常が派生した場合には異常終了をする。
【0129】図22は本実施例の印字処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【0130】はじめに、S101で図25に記述される
予備吐処理を行う(後述)。ここで、予備吐処理に異常
が発生した場合には異常終了をする。S102で予備吐
動作の時間間隔を規定する予備吐タイマーを開始する。
予備吐処理を行う(後述)。ここで、予備吐処理に異常
が発生した場合には異常終了をする。S102で予備吐
動作の時間間隔を規定する予備吐タイマーを開始する。
【0131】次いで、S103で印字ヘッドブロック2
7および回復系ユニット40の位置状態を調べ、図20
(d)に図示する印字位置にいない場合には、S104
で回復ユニット移動モータ43およびヘッド移動モータ
41を駆動し印字位置に位置付ける。
7および回復系ユニット40の位置状態を調べ、図20
(d)に図示する印字位置にいない場合には、S104
で回復ユニット移動モータ43およびヘッド移動モータ
41を駆動し印字位置に位置付ける。
【0132】その後、S105で駆動回路71およびヘ
ッド制御回路69にフィードクロック信号の供給を開始
する。ここで、フィードクロック信号は予め指定される
搬送速度を規定する加速、定速および減速の各速度テー
ブルに従い可変する。
ッド制御回路69にフィードクロック信号の供給を開始
する。ここで、フィードクロック信号は予め指定される
搬送速度を規定する加速、定速および減速の各速度テー
ブルに従い可変する。
【0133】フィードクロック信号が供給されると、用
紙ロール3の搬送が開始される。それにともないS10
6でTOFマーク3cの検出を行い、検知された場合に
はS107でヘッド制御回路69に印字トリガー信号を
与える。
紙ロール3の搬送が開始される。それにともないS10
6でTOFマーク3cの検出を行い、検知された場合に
はS107でヘッド制御回路69に印字トリガー信号を
与える。
【0134】印字動作中にS108で、図23に記述さ
れる印字中予備吐処理を行う(後述)。ここで、印字中
予備吐処理に異常が発生した場合には異常終了をする。
れる印字中予備吐処理を行う(後述)。ここで、印字中
予備吐処理に異常が発生した場合には異常終了をする。
【0135】S109で印字動作が継続するかを調べ、
継続すればS106に戻る。継続しない場合にはS11
0でフィードクロック信号を停止する。
継続すればS106に戻る。継続しない場合にはS11
0でフィードクロック信号を停止する。
【0136】最後にS111で、回復ユニット移動モー
タ43およびヘッド移動モータ41を駆動して印字ヘッ
ドブロック27および回復系ユニット40をズ20
(a)に図示されるキャッピング位置に位置付ける。
タ43およびヘッド移動モータ41を駆動して印字ヘッ
ドブロック27および回復系ユニット40をズ20
(a)に図示されるキャッピング位置に位置付ける。
【0137】図23は本実施例の印字中予備吐処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【0138】はじめに、S121で予備吐の時間間隔を
規定する予備吐タイマーが所定の時間間隔が経過したこ
とを示した場合にはS122に進み、前記以外の場合に
は正常終了する。
規定する予備吐タイマーが所定の時間間隔が経過したこ
とを示した場合にはS122に進み、前記以外の場合に
は正常終了する。
【0139】S122でフィードクロック信号を停止す
る。
る。
【0140】次いで、S123で図25に記述される予
備吐処理を行う(後述)。ここで、予備吐処理に異常が
発生した場合には異常終了する。
備吐処理を行う(後述)。ここで、予備吐処理に異常が
発生した場合には異常終了する。
【0141】その後、S124で予備吐の時間間隔を規
定する予備吐タイマーを再開する。
定する予備吐タイマーを再開する。
【0142】最後に、S125で駆動回路70およびヘ
ッド制御回路69にフィードクロック信号の供給を再開
する。
ッド制御回路69にフィードクロック信号の供給を再開
する。
【0143】図24は本実施例の回復処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【0144】はじめに、S201で印字ヘッドブロック
27および回復系ユニット40の位置状態を調べ、図2
0(a)に図示されるキャッピング位置にいない場合に
は、S202で回復ユニット移動モータ43およびヘッ
ド移動モータ41を駆動しキャッピング位置に位置付け
る。
27および回復系ユニット40の位置状態を調べ、図2
0(a)に図示されるキャッピング位置にいない場合に
は、S202で回復ユニット移動モータ43およびヘッ
ド移動モータ41を駆動しキャッピング位置に位置付け
る。
【0145】次いで、S203でカートリッジ有無セン
サ68fによりカートリッジの有無を調べ、検知されな
いカートリッジがある場合には異常終了する。もちろ
ん、カートリッジは4色について、各色毎に調べる。
サ68fによりカートリッジの有無を調べ、検知されな
いカートリッジがある場合には異常終了する。もちろ
ん、カートリッジは4色について、各色毎に調べる。
【0146】その後、S204でオーバーフローセンサ
68iによりオーバーフローが検知された場合には異常
終了する。
68iによりオーバーフローが検知された場合には異常
終了する。
【0147】さらに、S205でインク供給を行う。イ
ンクポンプ68bを供給方向に予め決定される回転数を
回転させる毎にインクレベルセンサ68hおよびオーバ
ーフローセンサ68iを調べ、予め決定される総回転数
内にオーバーフローセンサ68iが非検出状態でインク
レベルセンサ68hが検知状態となる場合にはS206
に進み、前記以外の場合には異常終了する。当然のこと
ながらこのインク供給は4色について、各色毎に行う。
ンクポンプ68bを供給方向に予め決定される回転数を
回転させる毎にインクレベルセンサ68hおよびオーバ
ーフローセンサ68iを調べ、予め決定される総回転数
内にオーバーフローセンサ68iが非検出状態でインク
レベルセンサ68hが検知状態となる場合にはS206
に進み、前記以外の場合には異常終了する。当然のこと
ながらこのインク供給は4色について、各色毎に行う。
【0148】そして、S206で回復動作を行う。回復
系モータ40fを起動し、インクポンプ68bを回復方
向に予め回復動作の時間間隔等により決定される回転数
を回転させた後、回復系モータ40fを停止する。もち
ろん、この回復動作は各色毎に行う。
系モータ40fを起動し、インクポンプ68bを回復方
向に予め回復動作の時間間隔等により決定される回転数
を回転させた後、回復系モータ40fを停止する。もち
ろん、この回復動作は各色毎に行う。
【0149】最後に、S207で、次の図25に記述さ
れる予備吐処理を行う。ここで、予備吐処理に異常が発
生した場合には異常終了する。
れる予備吐処理を行う。ここで、予備吐処理に異常が発
生した場合には異常終了する。
【0150】図25は本実施例の予備吐処理のフローチ
ャートである。
ャートである。
【0151】S211からS215までは、図24のS
201からS205までと同様の処理を行う。
201からS205までと同様の処理を行う。
【0152】次いで、S216で予備吐動作の時間間隔
等により決定される予備吐回数をヘッド制御回路69に
与える。そして、S217で予備吐動作の指示をヘッド
制御回路69に与える。
等により決定される予備吐回数をヘッド制御回路69に
与える。そして、S217で予備吐動作の指示をヘッド
制御回路69に与える。
【0153】最後に、S218で、次の26図に記述さ
れるワイピング処理を行う。
れるワイピング処理を行う。
【0154】図26は本実施例のワイピング処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【0155】はじめに、S221に回復系ユニット40
の位置状態を調べ、図20(a)に図示されるキャッピ
ング位置にいない場合には、S222で印字ヘッドブロ
ック27をヘッド移動モータ41を駆動し、図20
(c)に図示される退避位置に位置付ける。次いで、S
223で回復系ユニット40を回復ユニット移動モータ
43を駆動し、図20(a)に図示されるキャッピング
位置に位置付ける。
の位置状態を調べ、図20(a)に図示されるキャッピ
ング位置にいない場合には、S222で印字ヘッドブロ
ック27をヘッド移動モータ41を駆動し、図20
(c)に図示される退避位置に位置付ける。次いで、S
223で回復系ユニット40を回復ユニット移動モータ
43を駆動し、図20(a)に図示されるキャッピング
位置に位置付ける。
【0156】その後、S224で印字ヘッドブロック2
7をヘッド移動モータ41を駆動し図20(b)に図示
されるワイピング位置に位置付ける。次いで、S225
で回復系ユニット40を回復ユニット移動モータ43を
駆動し、図20(b)に図示されるワイピング位置に位
置付ける。
7をヘッド移動モータ41を駆動し図20(b)に図示
されるワイピング位置に位置付ける。次いで、S225
で回復系ユニット40を回復ユニット移動モータ43を
駆動し、図20(b)に図示されるワイピング位置に位
置付ける。
【0157】最後に、S227で回復系ユニット40を
回復ユニット移動モータ43を駆動し、図20(a)に
図示されるキャッピング位置に位置付ける。次いで、S
228で印字ヘッドブロック27をヘッド移動モータ4
1を駆動し図20(a)に図示されるキャッピング位置
に位置付ける。
回復ユニット移動モータ43を駆動し、図20(a)に
図示されるキャッピング位置に位置付ける。次いで、S
228で印字ヘッドブロック27をヘッド移動モータ4
1を駆動し図20(a)に図示されるキャッピング位置
に位置付ける。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
帯電ベルトの表面を清掃するクリーニング手段の上流側
に補助帯電手段を設けることによって、帯電ベルトの電
荷を除去した後に清掃を行うことができるので、帯電ベ
ルトに付着しているインク滴や紙粉等を有効に除去して
常に安定した印画品位を実現することができる。
帯電ベルトの表面を清掃するクリーニング手段の上流側
に補助帯電手段を設けることによって、帯電ベルトの電
荷を除去した後に清掃を行うことができるので、帯電ベ
ルトに付着しているインク滴や紙粉等を有効に除去して
常に安定した印画品位を実現することができる。
【0159】また、帯電ベルトの帯電量を、その周回方
向について変化させることによって、記録用紙を帯電ベ
ルト表面に強力に吸着させることができるので、記録用
紙の浮き上がりを防止して、記録ヘッドの破壊や印画品
位の低下を防止することができる。
向について変化させることによって、記録用紙を帯電ベ
ルト表面に強力に吸着させることができるので、記録用
紙の浮き上がりを防止して、記録ヘッドの破壊や印画品
位の低下を防止することができる。
【図1】本発明が適用可能な記録装置の外観斜視図。
【図2】本発明が適用可能な記録装置の扉を開いた状態
の外観斜視図。
の外観斜視図。
【図3】本発明が適用可能な記録装置の正面から見た透
視図。
視図。
【図4】本発明が適用可能な記録装置の上面から見た透
視図。
視図。
【図5】本発明が適用可能な記録装置の透視斜視図。
【図6】ラベルロール紙(記録用紙)を説明する斜視
図。
図。
【図7】ラベルロール紙のTOFマークを説明する図。
【図8】本発明が適用可能な記録装置のシステムブロッ
ク図。
ク図。
【図9】本発明が適用可能な記録装置のオペレーション
パネルの説明図。
パネルの説明図。
【図10】本発明が適用可能な記録装置のコントロール
パネルの説明図。
パネルの説明図。
【図11】本発明が適用可能な記録装置のヘッド制御回
路ブロック図
路ブロック図
【図12】本発明が適用可能な記録装置の印字機構の説
明図。
明図。
【図13】本発明が適用可能な記録装置のヘッド部等価
回路を示す図。
回路を示す図。
【図14】本発明が適用可能な記録装置の印字記録ヘッ
ドの間隔を説明する斜視図。
ドの間隔を説明する斜視図。
【図15】本発明が適用可能な記録装置のインク供給ブ
ロック図。
ロック図。
【図16】本発明が適用可能な記録装置の印字ヘッドブ
ロックを示す斜視図。
ロックを示す斜視図。
【図17】本発明が適用可能な記録装置のインク供給系
の概略図。
の概略図。
【図18】本発明が適用可能な記録装置の回復系の概略
図。
図。
【図19】本発明が適用可能な記録装置の回復系の断面
図。
図。
【図20】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明
が適用可能な記録装置の回復系のポジションを説明する
図。
が適用可能な記録装置の回復系のポジションを説明する
図。
【図21】本発明が適用可能な記録装置の電源投入時の
フローチャート。
フローチャート。
【図22】本発明が適用可能な記録装置の印字処理のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図23】本発明が適用可能な記録装置の印字中の予備
吐出時のフローチャート。
吐出時のフローチャート。
【図24】本発明が適用可能な記録装置の回復処理のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図25】本発明が適用可能な記録装置の予備吐出のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図26】本発明が適用可能な記録装置のワイピング処
理のフローチャート。
理のフローチャート。
【図27】本発明の印刷装置の概略ブロック図。
【図28】実施例1の記録系の正面図。
【図29】実施例1の記録系の上面図。
【図30】(a)、(b)は実施例1の補助帯電手段の
動作説明図。
動作説明図。
【図31】実施例2の記録系の正面図。
【図32】実施例2の記録系の上面図。
【図33】実施例2の帯電ベルト上の帯電パターンを示
す正面図。
す正面図。
【図34】実施例2の帯電ベルト上の帯電パターンを示
す上面図。
す上面図。
21 帯電手段(帯電ローラ) 23 帯電ベルト 24 用紙供給手段 27 画像記録手段(印字ヘッドブロック) 34 補助帯電手段(コロナ帯電器) 38 クリーニング手段(クリーニングローラ) 44 除電ブラシ 3A 記録用紙
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁層を有する無端状の帯電ベルトを周
回自在に配設し、該帯電ベルトの周回方向に沿って上流
側から順に、該帯電ベルト表面を帯電する帯電手段、帯
電後の該帯電ベルトに記録用紙を給送する用紙供給手
段、前記帯電ベルト表面に静電的に吸着された記録用紙
に画像を形成する画像記録手段を配設してなる印刷装置
において、 前記画像記録手段の下流側でかつ前記帯電手段の上流側
に配設され、前記帯電ベルトの表面を清掃するクリーニ
ング手段と、 前記画像記録手段の下流側でかつ前記クリーニング手段
の上流側に配設され、前記帯電ベルト上の電荷を打ち消
す補助帯電手段とを備える、 ことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 絶縁層を有する帯電ベルトを周回自在に
配設し、該帯電ベルトの周回方向に沿って上流側から順
に、該帯電ベルト表面を帯電する帯電手段、帯電後の該
帯電ベルトに記録用紙を給送する用紙供給手段、前記帯
電ベルト表面に静電的に吸着された記録用紙に画像を形
成する画像記録手段を配設してなる印刷装置において、 前記帯電手段は、前記帯電ベルトに対する帯電量を、前
記帯電ベルトの周回方向について変化させる、 ことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項3】 前記帯電手段は、前記帯電ベルト表面に
対し、前記帯電ベルトに周回方向について、プラス電荷
とマイナス電荷とを交互に付与する、 ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。 - 【請求項4】 前記画像記録手段の下流側でかつ前記帯
電手段の上流側に、前記帯電ベルトの電荷を除去する除
電ブラシを配設する、 ことを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21520293A JPH0753081A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21520293A JPH0753081A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0753081A true JPH0753081A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16668388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21520293A Pending JPH0753081A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753081A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0917961A2 (en) | 1997-11-20 | 1999-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus and print media handling system therefor |
JP2001310528A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-06 | Noritsu Koki Co Ltd | プリンタ |
EP1213152A2 (en) | 2000-11-20 | 2002-06-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
WO2004067424A1 (en) * | 2003-01-28 | 2004-08-12 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus |
US7264347B2 (en) | 2001-03-09 | 2007-09-04 | Ricoh Company, Ltd. | Recording-medium conveying device conveying a recording medium on a conveying belt charged with a positive charge and a negative charge alternately |
US7287849B2 (en) | 2003-08-06 | 2007-10-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, recording liquid, conveyor belt, recording liquid cartridge |
US7434927B2 (en) | 2002-11-26 | 2008-10-14 | Ricoh Company, Ltd. | Inkjet recording device |
US7682016B2 (en) | 2002-11-26 | 2010-03-23 | Ricoh Company, Ltd. | Stably operable image-forming apparatus with improved paper conveying and ejecting mechanism |
US7712892B2 (en) | 2004-03-03 | 2010-05-11 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP21520293A patent/JPH0753081A/ja active Pending
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