JPH0531909A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPH0531909A
JPH0531909A JP3187768A JP18776891A JPH0531909A JP H0531909 A JPH0531909 A JP H0531909A JP 3187768 A JP3187768 A JP 3187768A JP 18776891 A JP18776891 A JP 18776891A JP H0531909 A JPH0531909 A JP H0531909A
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JP
Japan
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recording head
ink
head
recovery
recovery operation
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JP3187768A
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Inventor
Masayuki Hirose
正幸 広瀬
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回復動作を完全に行う。 【構成】 フォトインタラプタ1により前カバー200
の開が検知された場合、ヘッド交換直後の回復動作中で
あるか否かをマイクロコンピュータ50により判定し、
判定した結果、回復動作中である場合、マイクロコンピ
ュータ50により回復動作を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、長期放置に
より記録ヘッド内のインクに発生した気泡を除去し、記
録ヘッドノズルの吐出部におけるインクの増粘や固着を
除去するため回復動作を行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、記録ヘッド交換用カバーが開けられると、回
復動作が中止されるようになっているので、記録ヘッド
内の気泡を完全に取り除くことができなかったり、増粘
や固着したインクを除去することができないという問題
点があった。
【0004】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、回復動作を完全に行うことができるインクジェッ
ト記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、記録ヘッドと、該記録ヘッドの回復
手段と、記録ヘッド交換用カバーの開閉を検知する検知
手段とを有するインクジェット記録装置において、前記
検知手段により記録ヘッド交換用カバーの開が検知され
た場合、ヘッド交換直後の前記回復手段による回復動作
中であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段によ
り判定した結果、回復動作中である場合、回復動作を続
行する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、検知手段により記録ヘッド交換用
カバーの開が検知された場合、ヘッド交換直後の回復手
段による回復動作中であるか否かを判定手段により判定
し、判定手段により判定した結果、回復動作中である場
合、制御手段により回復動作を続行する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0008】第1実施例 図1は本発明の第1実施例を示し、図2および図3は本
実施例のインクジェット記録装置の構造を示す。
【0009】図2において、210はカセットで、用紙
5(図3)が収納されている。211は給紙ローラで、
カセット210に収納されている用紙5を1枚ずつ分離
するものである。15,16は用紙駆動ローラで、給紙
ローラ211により分離された用紙5を搬送するもので
ある。60はプラテンである。17,18はは用紙駆動
ローラで、用紙5を搬送するものである。213は排紙
トレイである。
【0010】Cはカートリッジである。200は前カバ
ーで、開閉可能に取り付けられ、カートリッジ交換時に
開閉されている。1はフォトインタラプタで、前カバー
200の開閉を検知するものである。
【0011】図3において、図2と同一部分は同一符号
を付してある。26はキャリッジで、カートリッジCが
搭載されている。4はステッピングモータで、キャリッ
ジ26を駆動するものである。2はフォトインタラプタ
で、キャリッジ26のホームポジションを決めるための
ものである。
【0012】300は回復系ユニットで、キャップユニ
ット20、第1ブレード301、第2ブレード302、
ブレードクリーナ303、およびポンプユニット304
により構成されている。キャップユニット20はカート
リッジCに対応して設けてあり、キャリッジ26の移動
に伴って図3に示す矢印Aの方向に移動可能であり、上
下方向に昇降可能になっている。キャリッジ26がホー
ムポジションに位置している場合、カートリッジCの記
録ヘッド86と接合してキャッピングするようになって
いる。第1ブレード301は記録ヘッド86の吐出口形
成面のうち露出したオリフィスプレートの表面をワイピ
ングするものである。第2ブレード302は露出したオ
リフィスプレートの両側の押さえ部材の表面をワイピン
グするものである。第1ブレード301は図示しないブ
レード昇降機構により昇降されている。ブレードクリー
ナ303は第1ブレード301をクリーニングするため
のものである。ポンプユニット304は図7に示すよう
に構成され、ガイドローラ21をステッピングモータ3
により図7において反時計方向に回転させて、キャップ
ユニット300に連通したチューブ24のうちチューブ
ガイド23の部分をガイドローラ21に取り付けた加圧
コロ22により押し潰していきキャップユニット300
に接合された記録ヘッド86からインクを吸引し、廃イ
ンク吸収体25に排出するようになっている。
【0013】図4は図2図示カートリッジCの構成を示
す。
【0014】図において、86は記録ヘッドで、128
個のノズルを有し、その吐出口に連通した液路部分にイ
ンク吐出に利用されるエネルギーを発生する抵抗42が
配置されている。83はコネクタカバーで、タンク外壁
と一体形成され、コネクタ85への不用意な接触を防止
するためのものである。81は位置決め部で、2方向の
突き当て部81a,81bが形成されている。これらの
位置決め部と記録ヘッド86に設けた位置決め突き当て
部とを充分に距離を取ることにより、押しピンによる斜
面84への加圧により、記録ヘッド86の確実な位置決
め固定が確実になる。82はつまみで、カートリッジC
を装填部に着脱する際等に用いられるものである。82
aは大気連通孔で、つまみ82に設けられ、インクタン
ク部80の内部を大気と連通させるためのものである。
83aは切り欠き部、83bはガイドで、カートリッジ
Cを装填部に装填する際のガイドとなるものである。
【0015】図1において、図2ないし図4と同一部分
は同一符号を付してある。27はフォトインタラプタ
で、加圧コロ22の位置を検出するものである。54は
スイッチで、強制的に回復動作をさせるためのものであ
る。87はEEPROMで、カートリッジC内にあり、
記録ヘッドのシリアル番号等が記憶されている。51は
駆動回路で、ステッピングモータ3,4を駆動するもの
である。50はマイクロコンピュータ(以下、マイコン
という))で、装置全体の動作を制御するものである。
100は駆動回路で、トランジスタ53とベース抵抗5
2により構成され、電源出力コントロール信号を出力す
るものである。
【0016】図5はマイコン用、記録ヘッド駆動用、ス
テッピングモータ駆動用のスイッチング電源を示す。図
5において、500はON/OFF制御回路で、トラン
ジスタ33,抵抗34,35により構成され、駆動回路
100(図1)からの信号に基づき記録ヘッドおよびス
テッピングモータへの電力供給を制御するものである。
30はプラグ、31は電源スイッチである。
【0017】図6は記録ヘッド86の液路部分に配置し
た抵抗42の駆動回路を示す。図において、40はトラ
ンジスタで、抵抗42に電力を供給するものである。4
1は抵抗で、トランジスタ40のベース電流を決めるも
のである。
【0018】図10は図1図示マイコン50による制御
手順を示すフローチャートである。電源スイッチ31が
ONされると、マイコン50に電源32から電力が供給
され、マイコン50が動作を開始する。ステップS10
1にて、マイコン内部のRAMの必要な部分をイニシャ
ライズし、必要なエリアに情報を書き込む。ついで、出
力ポートにデータをセットし、ステッピングモータ駆動
回路51によりステッピングモータ3,4が回転されな
いモードにする。また、トランジスタ53,33をOF
Fし、ヘッド駆動用電源、モータ駆動用電源をOFFに
する。ついで、ステップS102にて、カートリッジC
内のEEPROM87から記録ヘッドのシリアル番号を
読取る。すなわち、図11に示すように、クロックに同
期してリード命令、シリアル番号が記憶されているアド
レスをEEPROM87に加え、その後、クロックに同
期してEEPROM87から出力されるシリアル番号を
読み取る。そして、マイコン50内のRAMに記憶して
おく。そして、ステップS103にて、コピー可能にな
ったことを知らせるため、図示しないスタンバイ表示用
LEDを点灯させ、ステップS104にて、回復動作を
スタートさせるためのスイッチ54がONになったか否
かをチェックする。チェックした結果、ONになってい
る場合は、ステップS105に移行し、回復動作を行
い、回復動作が終了した後、ステップS103に戻る。
他方、スイッチ54がONになっていない場合は、ステ
ップS106に移行し、図示しないコピーキーがONに
なっているか否かをチェックする。チェックした結果、
コピーキーがONになっている場合は、ステップS10
7にてコピー動作を行い、ステップS103に戻る。他
方、コピーキーがONになっていない場合は、ステップ
S103に戻る。
【0019】次に、ステップS105の回復動作を詳細
に説明する。
【0020】トランジスタ53をONし、ヘッド駆動
用、モータ駆動用の電源をONにする。ついで、ステッ
ピングモータ3を回転させ、加圧コロ22がフォトイン
タラプタ27を横切る位置まで回転させる。その後、キ
ャリッジ26を回復系の位置まで移動させ、記録ヘッド
86にキャップ20を被せ、ステッピングモータ3を図
8に示す方向に回転させ、加圧コロ22によりチューブ
24を押し潰しながら移動させる。そして、加圧コロ2
2を図9に示す位置まで移動させ、チューブ24内の空
気を薄くすることにより記録ヘッド86からインクを強
制的に吸引する。ついで、キャリッジ26を回復動作位
置から例えば図3に示す位置に移動させ、予め定めた回
数だけステッピングモータ3を回転させ、チューブに入
ってきたインクを廃インク吸収体25にまで送り排出す
る。その後、トランジスタ53をOFFにし、ヘッド駆
動用、モータ駆動用の電源をOFFにして回復動作を終
了させる。
【0021】次に、ステップS107のコピー時の動作
を説明する。
【0022】トランジスタ53をONにし、ヘッド駆動
用電源、モータ駆動用電源をONにし、ついで、マイコ
ン50からステッピングモータ駆動回路51に信号を供
給し、ステッピングモータ駆動回路51によりステッピ
ングモータ4を回転させ、キャリッジ26をフォトイン
タラプタ2の位置、すなわちホームポジションまで移動
させる。フォトインタラプタ2によりキャリッジがホー
ムポジションに位置していることが検知されると、給紙
ローラ211を回転させ、カセット210に収納されて
いる用紙5を搬送ローラ15,16まで送り、搬送ロー
ラ15,16まで送られた用紙5を搬送ローラ15,1
6によりさらに搬送ローラ17,18まで搬送する。そ
して、キャリッジ26を用紙5上でスキャンさせ、図6
に示すヘッド駆動回路により印字データ(リーダにより
読み取られたものである)に基づきインクを吐出させ
る。印字後、キャリッジ26をフォトインタラプタ2の
位置まで戻し、次の印字にそなえる。その後、ローラ1
5〜18を回転させて用紙5を送り出し、次の印字位置
まで用紙5を進め、上述した動作を繰り返し印字を行
う。そして、用紙5の最終ラインの印字が終了すると、
ローラ15〜18を回転させて印字後の用紙5を排出ト
レイ213まで送り出し、トランジスタ53をOFFに
し、ヘッド駆動用、モータ駆動用の電源をOFFにして
コピー動作を終了する。
【0023】図12は前カバー200が開けられた場合
のマイコン50による制御手順を示すフローチャートで
ある。
【0024】前カバー200が開けられると、ステップ
S201にて回復動作中か否かを判定し、判定した結
果、回復動作中である場合は、ステップS202に移行
する。ステップS202にて、ヘッド交換直後、すなわ
ちカートリッジCが交換された直後か否かを判定する。
すなわち、当該回復動作時に読み取ったカートリッジC
のEEPROM87内にあるシリアル番号と、当該回復
動作直前の回復動作時に読み取ったカートリッジCのE
EPROM87内にあるシリアル番号とを比較し、比較
した結果、シリアル番号が一致しない場合は、新しいカ
ートリッジCがセットされたものと判断してステップS
203に移行し、ステップS203にて回復動作が終了
するまで待機する。そして、回復動作が終了すると、ヘ
ッド交換チェック時に読み取ったヘッドのシリアル番号
をヘッド交換直後に回復動作実施済みとしてマイコン内
のRAMに記憶しておき、このシリアル番号を次のヘッ
ド交換チェック時に用いる。そして、ステップS204
にて、トランジスタ53をOFFし、ヘッド駆動用、モ
ータ駆動用電源をOFFにする。そして、ステップS2
05にて前カバー200が閉められるまで待機し、前カ
バー200が閉められると、ステップS206にて内部
データの必要なところをスタンバイ状態にセットし直
し、一連の処理を終了し、図示しないスタンバイ表示用
LEDを点灯させ、装置がコピーできる状態になったこ
とを使用者に知らせる。
【0025】他方、ステップS201にて判定した結
果、回復動作中でない場合は、ステップS204に移行
し、駆動電源をOFFにする。
【0026】また、ステップS202にて判定した結
果、シリアル番号が一致する場合、すなわち、カートリ
ッジCが交換された直後でない場合は、ヘッドをセット
した後にヘッドの回復動作が1回以上実施されていると
判断してステップS204に移行し、駆動電源をOFF
にする。
【0027】なお、本実施例では、1本のヘッドを交換
する例を説明したが、例えば、カラープリントをするに
当たり4本のヘッド(シアン、マゼンタ、イエロー、
黒)を用いる場合は、交換されたヘッドのシリアル番号
を順次RAMに記憶するようにする。
【0028】第2実施例 本実施例は第1実施例との比較で言えば、前カバー20
0が開けられた場合のマイコン50による制御手順のう
ちステップS202およびステップS203が相違す
る。本実施例では、ヘッド交換時に、カートリッジC内
のEEPROM87から回復動作が実行されたか否かの
データを読み取り、RAMに記憶しておき、RAMに記
憶されたデータからヘッド交換後の回復動作か否かを判
断する。判断した結果、回復動作が1回以上実施されて
いる場合は、駆動電源をOFFにし、他方、回復動作が
実施されていない場合は、新しいヘッドがセットされた
ものと判断し、回復動作が終了するまで待機する。そし
て、回復動作が終了すると、ヘッド内のEEPROM8
7にヘッドが回復動作済みであるという情報を書き込
む。EEPROM87にデータを書き込むには、図11
(a)に示すように、クロックに同期してライト命令、
ヘッド回復動作済みのデータを記憶しておくアドレス、
ヘッド回復動作済みであるというデータをEEPROM
に書き込み、ついで、コピーが可能になったことを知ら
せて待機する。
【0029】第3実施例 図13は本発明の第3実施例を示す。
【0030】カートリッジCはヒューズ88を有し、ヒ
ューズ88はスイッチ57がONされた場合に切れるよ
うになっている。マイクロコンピュータ50の入力A端
子のレベルは、ヒューズ88が切れていない場合はLレ
ベルになり、ヒューズ88が切れている場合にはHレベ
ルになるようになっている。
【0031】図14は前カバー200が開けられた場合
のマイコン50による制御手順を示すフローチャートで
ある。本実施例は第1実施例との比較で言えば、ステッ
プS202での動作と、回復動作が終了してから駆動電
源をOFFにするまでの手順が相違する。すなわち、本
実施例では、ステップS202では、入力A端子のレベ
ルを判定し、判定した結果、Hレベルである場合は、ヒ
ューズ88が切れていて、ヘッドセット後に回復動作が
実施されたと判断し、ステップS204に移行する。他
方、入力A端子のレベルがLレベルの場合はヒューズ8
8は切れていなく、ヘッドセット後の回復動作中である
と判断し、ステップS203に移行する。ステップS2
03にて回復動作が終了すると、ステップS301に
て、スイッチ57をONさせてカートリッジ内のヒュー
ズ88に電流を流し、ヒューズ88を溶断する。そし
て、スイッチ57をOFFにし、ステップS204にて
駆動電源をOFFにする。
【0032】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0033】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0035】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0036】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0037】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0038】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0039】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0040】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、回復動作を完全に行うこと
ができ、出力画像の品質の低下を防止することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例のインクジェット記録装置の構造を
示す断面図である。
【図3】回復系ユニット300、カートリッジC、およ
び用紙5の位置関係を示す図である。
【図4】カートリッジCの構造を示す斜視図である。
【図5】電源を示すブロック図である。
【図6】ヘッド駆動回路を示す図である。
【図7】回復系の構造を示す図である。
【図8】回復方法を説明するための図である。
【図9】回復方法を説明するための図である。
【図10】図1図示マイコン50による制御手順を示す
フローチャートである。
【図11】図1図示EEPROM87のリード・ライト
制御を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】前カバー200が開けられた場合のマイコン
50による制御手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
【図14】第3実施例において前カバー200が開けら
れた場合のマイコン50による制御手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,2,27 フォトインタラプタ 3,4 ステッピングモータ 50 マイクロコンピュータ 51 モータ駆動回路 54 スイッチ 85 コネクタ 87 EEPROM 100 駆動回路 C カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/13 8703−2C B41J 3/04 102 R 8804−2C 29/12 C

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録ヘッドと、該記録ヘッドの回復手段
    と、記録ヘッド交換用カバーの開閉を検知する検知手段
    とを有するインクジェット記録装置において、前記検知
    手段により記録ヘッド交換用カバーの開が検知された場
    合、ヘッド交換直後の前記回復手段による回復動作中で
    あるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により判
    定した結果、回復動作中である場合、回復動作を続行す
    る制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
JP3187768A 1991-07-26 1991-07-26 インクジエツト記録装置 Pending JPH0531909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3187768A JPH0531909A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 インクジエツト記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3187768A JPH0531909A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 インクジエツト記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0531909A true JPH0531909A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16211874

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JP3187768A Pending JPH0531909A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 インクジエツト記録装置

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JP (1) JPH0531909A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5528269A (en) * 1994-05-02 1996-06-18 Hewlett-Packard Company Servicing a newly-installed ink pen to eliminate uneven print quality without excessive wasting of ink
JPH09309213A (ja) * 1996-01-08 1997-12-02 Hewlett Packard Co <Hp> 使用状態データ等用の一体化メモリを有する交換可能な部品
US5831646A (en) * 1993-04-26 1998-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Controlling a discharge recovery operation according to a condition relating to an ink cartridge
US5877782A (en) * 1994-03-30 1999-03-02 Canon Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
US6149261A (en) * 1992-12-28 2000-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Suction priming of a newly exchanged ink container
JP2002166573A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Seiko Epson Corp インクジェット式プリンタ
JP2007089275A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Smc Corp 電動シリンダ

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