JP3347711B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3347711B2
JP3347711B2 JP2000315759A JP2000315759A JP3347711B2 JP 3347711 B2 JP3347711 B2 JP 3347711B2 JP 2000315759 A JP2000315759 A JP 2000315759A JP 2000315759 A JP2000315759 A JP 2000315759A JP 3347711 B2 JP3347711 B2 JP 3347711B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンク滴を吐出させて被記録材上に画像形成を行うインク
ジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術1 近年に至り、インクジェット記録装置は360DPI
(ドット/インチ),48ノズル等の高密度の印字が可
能となり、高品位印字と印字高の静かさによりユーザー
の使用が増えている。
【0003】従来からインクジェット記録装置において
は、キャラクタ印字あるいはイメージ印字等の印字形態
を選択し得るのみならず、記録濃度を高めた印字,定着
性の良い印字,定着性が悪く且つ記録紙が限定されたと
しても高精度の画像出力など、種々の要求があった。
【0004】このような要求に対し、インクの定着性や
スプラッシュ頻度など種々の特性を考慮しながらインク
の濃度を上げたり、キャラクタ(大径)のみならずイメ
ージ(小径)にも適用可能な中間的なドット径のインク
を吐出するためのインクおよびヘッド構造としたり、定
着ヒータをプリンタのプラテンに取り付けたりして、ユ
ーザーに答えてきた。従来技術2 またインクジェット方式の記録装置においては、装置を
放置するとインクが記録ヘッドの吐出口ないしはその内
方の液路内で増粘や固着が生じやすく、そのため電源投
入時等の初期化動作において、所定量の回復処理、例え
ば吐出口の吸引やインク供給系への加圧によりインクを
吐出口より強制的に排出したり、通常記録時と同様のイ
ンク吐出を行う予備吐出処理などを行うのが一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一種類
のインクで定着性,記録濃度,インク滴の着弾点精度,
使用可能な紙の種類,ドット径などの全てを満足するこ
とは不可能である。また、記録ヘッドの制御態様を変え
ることによりドット径等を変えたとしても、定着性,記
録濃度,着弾点精度については制御することができない
という不都合が多くみられた。
【0006】しかも、ユーザーの要求に対応しようとし
ても、ユーザーがどの点を重要視しているかは個々の各
ユーザーで異なり、一般的な措置を採らざるをえなかっ
た。
【0007】さらに、カラーのインクを使用する場合に
は、インクの種類によって物性が異なるため、各インク
の色およびユーザーの要望に対応して個別のインク選択
およびヘッド制御が必要とされてくる。
【0008】よって本発明の第1の目的は上述の点に鑑
み、さまざまな記録態様および要求に対応し得るインク
ジェット記録装置を提供することにある。
【0009】また、記録ヘッド内の状態は放置時間によ
り異なり、放置時間が長期にわたるほどインクの増粘や
固着の度合いが大きくなるため、一定の初期化動作では
回復処理が不足し、吐出が安定しないことがある。特に
工場での製造・出荷後ユーザー着荷時までは長期にわた
ることが多く、通常の初期回復動作では回復処理が不足
するという問題点があった。
【0010】よって本発明の第2の目的は、上記の問題
を解決するために、電源投入時に最適な回復処理を行
い、安定した吐出を可能としたインクジェット記録装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、記録ヘッドからインク滴を吐出させて
被記録材上に画像形成を行うインクジェット記録装置に
おいて、 前記記録ヘッドのインク吐出状態を良好に保
つための回復処理を行う回復処理手段と、前記インクジ
ェット記録装置の電源遮断時においても、前記インクジ
ェット記録装置の製造工程後における最初の電源投入で
あるか否かを示す回復処理制御情報を記憶する記憶手段
と、前記インクジェット記録装置の電源投入時に、前記
記憶手段に記憶された前記回復処理制御情報に基づいて
前記回復処理手段による回復処理を制御する制御手段
と、を具備したものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0015】実施の形態1 図1は、本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観該
略図を示す。本図において、1はプリンタ本体、2はそ
のプリンタの操作パネル、3は前とびら、4は前とびら
を開いたときに装着可能なインクカートリッジ、52は
印字用紙である。
【0016】図2はインクカートリッジ4の外観図であ
り、R1は抵抗体、C1,C1′は抵抗体R1の接点
部、6はインクカートリッジ内にあるインク収納袋(図
示せず)と連結しているゴム栓であってプリンタ本体側
の針を差し込むことによりインクが供給される。
【0017】図3は、インクカートリッジ4がプリンタ
に装着されたときの状態を示す。本図に示すように、プ
リンタ内の接点C2,C2′とカートリッジの接点C
1,C1′が接触している。プリンタ内接点C2にはリ
ード線L1が接続され、C2′にはL2が接続されてい
る。また本図において、8はプリンタ本体側の針であ
り、ゴム栓6を介してインク袋7に連結され、インクを
チューブ9から記録ヘッド54(図5参照)へ供給して
いる。10は、インクカートリッジ4内に設けられた廃
インク吸収体11を仕切る仕切り板、12は回復系(詳
細後述)と連結して廃インクを通す管である。
【0018】図4は、本実施の形態に係るプリンタの回
路図である。演算部MPUはI/Oポート(I/01)
を介してホストコンピュータ等に接続され、印字指令お
よび印字データ等を受け取る。演算部MPUにはデータ
バス41,アドレスバス42を介して、制御プログラム
が格納されたROM,キャラクタジェネレータ(C
G),ランダムアクセスメモリ(RAM),各種動作部
へ通じるI/Oポート(I/O2),記録ヘッド54の
制御回路(HC),タイマー(TM),定着ヒーター
(HT)を制御するヒーター制御回路(H−CONT)
が接続されている。
【0019】MPUは、A/D変換を行うための入力ポ
ートA/D1を備えており、このポートに入力される信
号線Lを介してアナログ電圧値を検出する。この信号線
Lは抵抗Rを介して電源VCCにプルアップされてお
り、その他端は信号線L1を介してインクカートリッジ
接点C1と接触するC2に接続されている。また、信号
線L2はインクカートリッジ接点C1′と接触するC
2′に接続されている(他端は、接地)。そして、イン
クカートリッジが装着された段階で、カートリッジの抵
抗体R1と前記抵抗体Rとにより分圧された電圧が信号
線Lを介してMPUのA/D1ポートに入力される。
【0020】インクカートリッジ4自体の装着は、スイ
ッチSWでI/O2を介して検出される。また、信号線
Lによる電圧値によっても検出は可能である。
【0021】図5は、本発明の一実施の形態によるイン
クジェット記録装置の記録動作部を示す。本図におい
て、送りローラ51、およびその下側周面に離脱可能に
圧接されるピンチローラ(不図示)から成るシート送り
機構に対し、用紙52(すなわち、OHP用紙等を含む
記録媒体)が矢印A方向から供給され、プラテン53お
よび記録ヘッド54(インクジェットヘッド)の間の印
字部を通して該用紙52をピッチ送りしながら該用紙5
2上に記録ヘッド54を駆動して、キャラクタ,イメー
ジ,画像等の記録を行う。印字後の用紙52は矢印B方
向へ排出される。
【0022】図5に示したインクジェット記録装置はシ
リアル型プリンタの場合を示し、インク吐出口(通常、
複数個縦に配列されている)を有する記録ヘッド54
は、ガイドシャフト55に沿って左右方向(矢印C)に
往復動するキャリッジ56に搭載されている。プラテン
53の長さとほぼ同じ印字可能範囲Pを外れた位置にキ
ャリッジ56のホームポジションHPが設定され、この
ホームポジションHPには記録ヘッド54の前面に対し
密着離反するように(矢印D方向)に移動する回復装置
57が配置されている。
【0023】この回復装置57の前面には、記録ヘッド
54のインク吐出口が形成された面を密閉(キャッピン
グ)するキャップ58が設けられている。さらに、回復
装置57には、記録ヘッド54をキャッピングした状態
で、キャップ58内部を大気に通過させるように駆動し
うるエアーバルブ59が設けられている。
【0024】インクジェット記録装置の特有の問題とし
て、異物(紙カス,ゴミなど)によるインク吐出通路の
目詰まり、あるいは、ヘッドの乾きによる不吐出等の問
題があり、これらの問題に対処する手段として記録ヘッ
ドをキャップする予防手段、並びに、不具合発生時にこ
れをリカバーする回復手段が設けられている。回復装置
57は、この予防手段および回復手段の両方の機能を備
えている。
【0025】図6は、回復装置57を含む回復系の構成
を示す。本図において、記録ヘッド54に内蔵または隣
接して、各ノズルへいく前の共通液室またはサブタンク
61が設けられ(本実施の形態では別かりやすくするた
めサブタンクとする)、インク袋7(インクカートリッ
ジ4内に設けられている)のインクは一旦ザブタンク6
1内に供給され、該サブタンク61から記録ヘッド54
へ供給される。インク袋7とサブタンク61との間に
は、インク無しセンサー63が接続されている。
【0026】一方、回復装置57内には吸引ポンプ64
が設けられ、記録ヘッド54をキャッピングした状態で
該ポンプ64を作動させることにより、キャップ58内
に負圧を発生させ、該負圧によって記録ヘッド54(詳
しくはインク吐出口)からインクを引き出すよう構成さ
れている。このインク吸引により、インク吐出口付近の
増粘したインクを引き出したり、目詰まりを解消するな
どして回復機能を達成することができる。
【0027】キャップ58には前述のエアバルブ59が
接続され、必要に応じてキャップ中でもキャップ58内
を外気に連通することができる。
【0028】回復操作で記録ヘッド54から吸い出され
たインク(廃インク)は、ポンプ64からインクカート
リッジ4内のインク吸収体11へチューブ12を介して
送り込まれ、インク吸収体11に吸着される。また、吸
引ポンプ64は、サブタンク61にも接続されており、
該ポンプ64を作動させてサブタンクへインク供給を行
うよう構成されている。
【0029】また、本サブタンクは、運動するキャリッ
ジの加速度によるインクへの影響をやわらげ、安定した
ヘッドのインク供給を行うために有用である。さらに、
インクの性況(粘度など)は温度によってかなり変化
し、インク吐出性能に影響を及ぼすことから、記録ヘッ
ド54には外気温度が低い場合でもインク吐出性能を維
持したり、ウォーミングアップ時間を短縮するためのポ
ジスター(登録商標)66が設けられている。また、記
録ヘッド54には該ポジスター(登録商標)66のO
N,OFFを制御するためのヘッド温度センサー(サー
ミスタ)67も設けられている。
【0030】プリンタ1に電源が投入されると、MPU
は、インクカートリッジ検出スイッチSW(カートリッ
ジ装着によってONするようなマイクロスイッチ等)に
よりI/O2を介してカートリッジ4の装着がチェック
され、インクカートリッジ4の装着が確認されると、M
PUの入力ポートA/D1を介してその電圧値から装着
されたインクカートリッジの種類を判別する。
【0031】これにより、装着されたインクカートリッ
ジのインクを使ったヘッド制御等、すなわち、ヘッドの
駆動パルス幅,駆動電圧,予備吐出(印字中使用しない
ノズルのために何秒間かの間隔でヘッドの全ノズルから
インクを吐出する制御をいう)、ヘッドの管理温度,定
着ヒーターの制御等、予め定められた各値や制御の有
無,方式等を一旦RAMに格納し、以後、このRAMに
格納された値や方式によって印字が実行される。
【0032】今、通常の印字のためのインクカートリッ
ジと印字濃度を増したカートリッジを用意し、通常のカ
ートリッジに対して抵抗体R1をAオーム(例えば5k
Ωを付け、濃度アップしたカートリッジにBオーム(例
えば20kΩ)の抵抗を付けた場合、信号線L1に現わ
れる電圧値は各々VA ,VB となり、この電圧によ
り、上記RAMに格納された各値に基づきプリンタのヘ
ッド制御,定着ヒーター制御等を変えて全体の印字制御
を実施し、ユーザー所望の印字出力を実現する。
【0033】以下、図7および図8に示したフローチャ
ートに従って上記印字動作を説明する。
【0034】まず電源をONすると、ステップS701
において、各種I/Oのセット等イニシャルセットを行
った後、ステップS702でインクカートリッジ有無の
SW1の状態を読み込み、SW=1でなかったらステッ
プS703へ進みインクカートリッジ無しとしてステッ
プS704でエラー処理ルーチンに入る。
【0035】ステップS702でインクカートリッジの
有りが確認されると、MPUは、ポートA/D1の電圧
をステップS705で読み取る。ステップS706で
は、その電圧値により、VA かVB かを判別し、VA
であれば通常のインクカートリッジが装着されたもの
として、ステップS707へ進み、ヘッドの駆動パルス
幅3μs,パルス間隔0.5μs(このパルス幅および
パルス間隔は例えば48ノズルを3分割して印字するよ
うな場合に、各分割ヘッド駆動幅と、その間の時間を指
す:図9参照)を指示する値をRAMにセットし、ステ
ップS708で駆動電圧を24Vにし、ステップS70
9で印字に使用しないヘッドの性能を維持するために印
字前または印字途中何秒間かの間隔でヘッドの全てのド
ットを吐出する予備吐出を間隔30秒,出力数20ドッ
トをRAMにセット、ヘッドの温度管理を35℃にセッ
トし、定着ヒーターはOFFとして、ヘッド制御に係る
各種の値をセットする。
【0036】また、ステップS706でVB であれ
ば、濃度を増したインクを格納したカートリッジが装着
されたものと判別し、インク物性が変わっているためヘ
ッド駆動パルス幅7μs,パルス間隔1μ(ステップS
712)、駆動電圧28V(ステップS713)、予備
吐出15秒,10ドット(ステップS714)、ヘッド
温度管理40℃(ステップS715)、定着ヒーターO
N(ステップS716)を上記同様セットする。
【0037】上記ヘッド温度管理の手段としては、ヘッ
ドにサーミスタ67(図6参照)を取付け、この値によ
って温度を検知し、ヘッドに取り付けられたポジスタ6
6(登録商標:図6参照)をON,OFFすることによ
り行う。また、定着ヒーターは、プラテン53の裏に面
ヒーターとして取付けられもので温度を80℃位に管理
して、印字された用紙をプラテンを介して暖め定着させ
るものである。
【0038】以上のヘッド制御に係る各種の値のセット
の後、ステップS717へ進み、ホスト装置からデータ
を受信するためのインターフェース信号を出力する。そ
して、ステップS718で印字データの有無を確認受信
し、ステップS719で印字するためのイメージデータ
に展開し、ステップS720でヘッドの温度管理を前記
でセットされた値(例えばVA であれば35℃)で行
う。
【0039】そして、ステップS721でタイマーをス
タートさせ、ステップS722でキャリッジモーターを
駆動し、ステップS723で印字開始位置を検出したら
ステップS724に進み、前記ステップS719でイメ
ージ展開されたデータをRAMから読み出し、印字を実
行する。
【0040】そしてステップS725で印字終了か否か
を判別し、終了が未だであれば、ステップS724とS
725を繰り返す。
【0041】ステップS725で印字が終了したらステ
ップS726に進み、前記ステップS721でスタート
したタイマーがセットしているか否かを調べ、セットし
ていればステップS727へ進み、前記セットされたR
AM内容に基づき予備吐出(例えばVA であれば、3
0秒の間隔で20ドット)を実行する。
【0042】ステップS726でタイマーがセットして
いない場合、および、ステップS727で予備吐出終了
後、ステップS728へ進み、キャリッジモーターを停
止し、紙送りを実行する。そして、ステップS729で
紙送りの終了を検出したら、ステップS717へ戻り、
上記データ受信とRAM内にセットされた各種ヘッド制
御の値で印字を実行する。
【0043】以上説明したように、異なったインクカー
トリッジを検出し、格納された異なったインクに対応し
た適切なヘッド制御(定着ヒーター制御等)を実施し、
ユーザー所望の高品質の印字または画像出力等を実現で
きるものである。
【0044】実施の形態2 次に、2つの異なったインクカートリッジを装着し、そ
れぞれに対応したヘッドを搭載し、キャラクタ印字や画
像印字のような印字の形態、または、ユーザーの要望に
よるスイッチ切り換えによって、上記2つのインクカー
トリッジおよびヘッドを切換えて印字する実施の形態に
ついて述べる。
【0045】本実施の形態では図10に示すように、さ
らに追加されたインクカートリッジを検出する信号線と
して、前記同様にL1B,L2Bがあり、LBを介して
MPUのもう一つのA/Dコンバータ端子A/D2に入
力し、カートリッジの種類を判別する。また、カートリ
ッジの装着そのものを検出する2つのスイッチをSW
1,SW2とする。さらに、対応したヘッドを54Bと
して設け、これを制御するヘッド制御回路HC2も設け
る。また、カートリッジおよびヘッドを手動で切換えス
イッチをHSWとする。回路系全体の制御として他の部
分は前実施の形態(図4)に示されたものと同様であ
る。
【0046】第2の実施の形態における機械的な構成と
して、図11に外観図を示すように、2つのインクカー
トリッジ4および4′が装着され、手動による切換えキ
ーHSWが操作パネル上に配置されている。また、2つ
のヘッド54および54Bは、図12に示すように、キ
ャリッジ56上に載置されている。
【0047】まず、印字形態に応じて自動的にインクカ
ートリッジ、およびヘッドを切換える動作について、図
13および図14に示したフローチャートに従って説明
する。
【0048】図13および図14において、図7および
図8での説明と同じ機能のものは同様の符号を付けてあ
る。
【0049】まず電源ONすると、ステップS701に
おいて、各種I/Oのセット等イニシャルセットを行っ
た後、ステップS1100で2つのインクカートリッジ
4および4′が装着されているか否かをスイッチSW
1,SW2の状態で判別し、両者共1でなかったらステ
ップS703へ進み、インクカートリッジ無しとしてス
テップS704のエラー処理ルーチンに入る。この処理
ルーチンでは、スイッチSW1,SW2の状態をみて、
どちらかまたは両方が装着されていない旨のエラーを報
知する。
【0050】ステップS1100で両者のインクカート
リッジ4および4′の装着が確認されると、MPUはポ
ートA/D1の電圧をステップS1101で読み込み、
カートリッジ4の性況を読み取る。これによって、ステ
ップS1102で、その性況によってインクカートリッ
ジ4に対応したヘッド54の駆動パルス幅,パルス間隔
駆動電圧,予備吐出条件,ヘッド管理温度等各々のデー
タをRAM内のあるアドレス領域RAM1のエリアに格
納する。
【0051】次に、ステップS1103でカートリッジ
4′の性況を読み取るために、MPUはポートA/D2
の電圧を読み込む。そして、ステップS1104でカー
トリッジ4の場合と同様にカートリッジ4′に対応した
ヘッド54Bの駆動パルス幅,パルス間隔,駆動電圧,
予備吐出条件,ヘッド管理温度等,各々のデータをRA
M内のあるアドレス領域(カートリッジ4で格納された
RAM1とは異なった領域)RAM2のエリアに格納す
る。
【0052】以上のカートリッジおよびそれに対応した
ヘッド制御に関する各種データのセット後、前記同様、
ステップS717へ進み、ホスト装置からデータを受信
するためのインターフェース信号を出力する。そして、
ステップS718で印字データの有無を確認し、印字デ
ータがあればステップS1105で印字データを受信,
解析する。
【0053】この解析によって印字すべきデータが例え
ばキャラクタであるかイメージ(画像)であるか等、印
字形態を判別する(ステップS1106)。
【0054】キャラクタであればステップS1107へ
進み、先にRAM1に格納されたインクカートリッジ4
とヘッド54およびその制御情報をセットし、これによ
って最適なキャラクタ印字を可能とする。また、イメー
ジであればステップS1107へ進み、先にRAM2に
格納されたインクカートリッジ4′とヘッド54Bおよ
びその制御情報をセットし、これに基づいて、やはり最
適なイメージ(画像)印字実行を可能とする。
【0055】RAM1またはRAM2の情報がセットさ
れると、ステップS719で印字すべきデータを印字バ
ッファにイメージ展開し、以下前記同様ステップS72
1でタイマーをスタートさせ、ステップS722でキャ
リッジモーターを駆動し、ステップS723で印字開始
位置を検出したらステップS724に進み、前記ステッ
プS719でイメージ展開されたデータをイメージバッ
ファ(印字バッファRAM内)から読み出し印字を実行
する。
【0056】そして、ステップS725で印字終了か否
かを判別し、終了していなければステップS724とS
725を繰り返し、終了したらステップS726で前記
スタートしたタイマーがセットしているか否かをチェッ
クし、セットしていれば前記同様、予備吐出を実行する
(ステップS727)。
【0057】そして、ステップS728でキャリッジモ
ーターを停止し、紙送りを実行する。次に、ステップS
729で紙送り終了を検出したら、ステップS717へ
戻り、上記印字形態に基づいて、各々最適のインクおよ
びヘッドでこれを印字する。
【0058】以上のように、複数のインクカートリッジ
とそれに対応したヘッドを装備し、これらを検出して最
適な制御を実施することにより、各種印字の形態に応じ
て自動的に最高の印字品位を得ることが可能となる。
【0059】次に、複数のインクカートリッジおよびヘ
ッドを装着したときに、ユーザーの好み、または、使用
状況に応じて、ユーザー自身がこれらを切換えて使用す
る場合について述べる。
【0060】かかる場合の制御手順を図15に示す。本
図において、図7,図8および図13,図14における
同様の機能を有するものは、同様の符号を付けてある。
【0061】図15において、電源ON後のステップS
701〜S1104については、図13で述べた制御と
同様である。
【0062】インクカートリッジ4,4′のデータがR
AM1,RAM2に格納された後、ステップS1201
において、操作パネル2にあるインクカートリッジおよ
びヘッド切換えスイッチHSWの状態をチェックし、H
SW=1でなければ(HSWが入力されなかったと
き)、ユーザーは、インクカートリッジ4およびヘッド
54での印字実行を所望したとしてRAM1に格納され
た各種情報がセットされ、HSW=1であれば(HSW
が入力されたとき)、インクカートリッジ4′およびヘ
ッド54Bを制御するRAM2の情報がセットされる。
【0063】そして、前記同様ステップS717,S7
18でインターフェース信号を出力してデータを受信
し、ステップS719でイメージ展開を行い、ステップ
S721〜S729で印字実行,予備吐出,紙送りを実
行し、再度操作パネル上のHSWキーの入力を調べ、印
時毎にユーザーの要求をチェックし、要求に応じた最適
な印字実行を継続する。
【0064】以上のように、ユーザーの要望に応じてイ
ンクカートリッジおよびヘッドを選択して印字が実行す
べき、キャラクタや画像出力のような印字形態だけでな
く、濃度,定着性,インク色も含め、ユーザー要望に応
じた最適の印字が可能となる。
【0065】実施の形態3 次に述べる第3の実施の形態においては、今まで装着さ
れていたインクカートリッジとは異なった種類のインク
カートリッジが装着された場合について述べる。これ
は、インクカートリッジ内のインクが無くなったときに
も、起こり得るものである。この場合、物性の異なるイ
ンクカートリッジが装着されれば、当然そのインクカー
トリッジに合わせた各種制御が行われるが、図5および
図6で説明したようにヘッドのノズル前段にはサブタン
クがあり、メインのインクカートリッジを変えた場合、
一時的にインクチューブ内や該サブタンク内のインクが
今までのものと交じり合い、または前のインクにもかか
わらず変更後の制御で動作するため場合によっては正常
な印字ができなくなるおそれがある。
【0066】本実施の形態では、こういった不都合を解
決する手段について述べる。それには、図6でも説明し
たように、インクカートリッジ内のインク袋7からのイ
ンクはチューブ9を介してサブタンク61へ供給され、
また、サブタンク内のインクは、ヘッドのノズルからキ
ャップ58を介してポンプ64によって吸引され廃イン
クとなり、チューブ12を介してインクカートリッジ内
の吸収体11に吸着されるので、異なったインクカート
リッジの装着を検知したならば、ヘッドから上記インク
吸引を行い、チューブおよびサブタンク内のインクを交
換すれば良い。
【0067】このインク交換には、当然サブタンク内の
インク交換があるため、通常の印字不良等で用いられる
ような回復動作よりは吸引時間、または、吸引回数を多
くし、サブタンクおよびチューブ内のインクを完全に交
換することが必要である。
【0068】以下、本実施の形態の制御手順を図16に
従って説明する。先の場合と同様、同じ符号には、同様
の意味を持たせてある。
【0069】図16において、電源ON後、ステップS
701〜S704で前記同様イニシャルセットとインク
カートリッジの有無検出,エラー処理を行い、ステップ
S1301へ進む。ここでは、前記同様MPUのA/D
1ポートを読み込み、ステップS1302において、前
記同様、インクカートリッジの性況を判別し、各種のデ
ータをRAM内の特定のエリアに格納する。また、この
他に、いま読み込んだインクカートリッジが何であるか
を判かり易く判別するためにID番号または符号等(I
Dデータ)を別のエリアに格納する。
【0070】そして、図6に示したインク無しセンサー
63によってインクの有無を調べ(ステップS130
3)、もしインクが無ければステップS1304へ進
み、インクランプの点灯等エラー処理を行い、新しいイ
ンクカートリッジに交換されてインクが供給されるま
で、ステップS1303とS1304のループを繰り返
す。
【0071】新しいインクカートリッジの交換等の後、
ステップS1303でインク有りが検知されると、ステ
ップS1305で再度MPUのA/D1ポートを読み込
み、ステップS1306において、今装着されているイ
ンクカートリッジは同一のものか否かを判別する。これ
は、前記ID番号を比較すれば良い。
【0072】ここで、インクカートリッジが異なってい
た場合、前述のようにステップS1307において、ヘ
ッドからキャップを介してインクを吸引し、サブタンク
およびチューブ等の他の部分も含めて新たなインクカー
トリッジのインクと交換する。そして、ステップS13
08に進み、異なったインクカートリッジの各種情報お
よび新たなIDデータを同一RAM領域に格納し、ステ
ップS1309へ進む。
【0073】始めからインクも有り、インクカートリッ
ジの交換も無い場合には、ステップS1309へ進み、
格納されているRAMの各種情報がセットされ、前記同
様ステップS717でインターフェース信号を出力し、
印字データの有無をステップS718で確認受信し、ス
テップS719で印字データのイメージ展開を行い、ス
テップS721〜S729で印字実行,予備吐出,紙送
りを実行し、再度ステップS1303へ戻り、インクの
有無を調べ、インクカートリッジの違いを調べて印字実
行を継続する。
【0074】以上のように、プリンタ動作中に異なった
インクカートリッジの交換が行われたとしても、上記の
ように完全にインク供給系のインクを自動的に交換する
ため、常に所望のインクカートリッジで最適な制御が行
われ、高品位の印字を保持することが可能となる。
【0075】以上述べたことは、インクカートリッジの
交換を自動的に検出し、その際、インク吸引を通常の回
復動作より長時間、またはより多くの回数を実行してサ
ブタンクその他の部位のインクの交換を速やかに行うも
のであるが、操作パネル上に設けた回復操作キーの入力
の違い等(入力している時間が異なるような方式)によ
って回復動作を変え、手動によってこれを達成すること
も可能である。
【0076】すなわち、図17に示すように(前記同
様、同じ符号は同様の意味を持つものとする)、電源O
Nすると、ステップS701〜S704でイニシャルセ
ットとインクカートリッジの有無検出,エラー処理を行
い、ステップS1301〜S1302でMPUのA/D
1ポートを読み込み、インクカートリッジの各種情報を
RAMの一部エリアに格納する。
【0077】そして、ステップS1301で操作パネル
2上にある回復キーPRGが入力されたか否かを検知
し、入力された場合、次のステップS1502でどの位
の時間入力されたかを検知し、1秒未満であれば通常の
回復動作をステップS1503で行い、1秒以上であれ
ばステップS1504に進んで8回連続の回復動作を行
い、この回数によってサブタンク,チューブ等のその他
の部位のインクの交換を可能とする。そして、回復キー
が入力されなかったときと同様ステップS1309へ進
み、RAMのデータをセットし、さらにステップS71
9〜S729で印字を実行し、ステップS1301〜S
1302へ戻って再度インクカートリッジを確認し、印
字を継続する。
【0078】実施の形態4 以上の説明は、プリンタ動作中にインクカートリッジの
交換が行われた場合について述べたが、次に、電源OF
F時にインクカートリッジの交換が行われた場合につい
て述べる。
【0079】ここで述べる第4の実施の形態では、イン
クカートリッジの各種情報やIDデータを格納しておく
RAMにNVRAMを使用し、常にこの中のIDデータ
を比較して、これに対処するものである。
【0080】以下、図18のフローチャートに従って説
明する。なお、前記同様、同じ符号は同様の意味をもつ
ものとする。
【0081】図18において、電源をONすると前記同
様ステップS701〜S704でイニシャルセットとイ
ンクカートリッジの有無検出,エラー処理を行い、ステ
ップS1401でNVRAM内に設けられたフラグをチ
ェックする。このフラグは、すでに何らかのインクカー
トリッジが装着されている場合には1、そうでない場合
には0となっている。
【0082】フラグが0の場合は、これまでインクカー
トリッジの装着が無かったものとみなし、ステップS1
402へ進み、MPUはA/D1ポートを読み込み、さ
らに、ステップS1403で装着インクカートリッジの
各種情報およびID番号をNVRAMに格納する。そし
て、ステップS1404へ進み、NVRAM内のフラグ
を1にセットする。
【0083】ステップS1401でフラグがすでに1で
あれば、インクカートリッジは装着されていたものとみ
なし、ステップS1303で前記同様インクの有無を調
べ、インクが無ければステップS1304てエラー処理
を行い、新しいインクカートリッジに交換され、インク
が供給されるまでS1303とS1304のループを実
行する。
【0084】新しいインクカートリッジの交換後、ステ
ップS1303でインク有りが検知されると、ステップ
S1305で再度MPUはA/D1ポートを読み込み、
ステップS1306で装着されているインクカートリッ
ジのIDデータとNVRAMに格納されているIDデー
タの比較を行ってインクカートリッジが同一のものか否
かを判別する。
【0085】インクカートリッジが異なっていた場合は
ステップS1405へ進み、ヘッドからインクを吸引
し、サブタンクおよびチューブ等を含めて新たなインク
カートリッジのインクと交換し、また、パルス幅,電
圧,管理温度等の各種情報およびIDデータをNVRA
Mに格納する。
【0086】そして、ステップS1406でNVRAM
に格納された各種情報データをセットし、前記同様ステ
ップS717〜S729でホスト装置からの印字データ
を受信し、印字バッファへイメージ展開を行い、タイマ
ースタート,印字実行,予備吐出,紙送りを行い、再度
ステップS1303へ戻って印字動作を継続する。
【0087】以上のように、インクカートリッジの情
報,IDデータ等をNVRAMに格納することにより、
例え電源OFF時にインクカートリッジの交換が行われ
たとしても、プリンタが自動的にこれを判断し、常に最
適な制御を実行することにより、高い印字品位を保持す
ることかできるものである。
【0088】なお、以上で述べてきたインクカートリッ
ジの有無の判別は抵抗体のAD変換による判別であった
が、反射型の光センサーを装着し、インクカートリッジ
側に反射度の異なった紙やシール等を貼り(例えば、白
色,灰色,黒色)、反射した光量をAD変換してその判
別を図るなど、その手段は上記実施の形態で述べたもの
に限られるものではない。
【0089】実施の形態5 図19は、本発明の第5の実施の形態によるインクジェ
ット記録装置の構成を示す。本図において、記録媒体1
01は記録領域の上下に配置された搬送ローラ102,
103によって支持され、シート送りモータ104で駆
動される搬送ローラ102によって矢印A方向へ搬送さ
れる。搬送ローラ102,103の前方にはこれと平行
にガイドシャフト105が設けられており、このガイド
シャフト上をキャリッジ106がキャリッジモータ10
7の出力により、ワイヤ108を介して往復駆動され
る。
【0090】キャリッジ106上にインクジェット方式
の記録ヘッド109が搭載されており、記録ヘッド10
9の前面、すなわち記録媒体101と所定の間隔をおい
て対向する面には複数のインク吐出口を縦一列に配置し
た記録部が設けられている。
【0091】ガイドシャフト端部には、キャリッジ10
6上の記録ヘッド109の前面と対向する位置に回復機
構110が設けられている。
【0092】図20に、回復機構110の模式図を示
す。ポンプ駆動モータ111により駆動されるポンプ1
12は記録ヘッド109の前面に対向して接触するキャ
ップ113に通じており、制御部からの信号によりポン
プ一回転につき所定量の吐出口吸引を行う。
【0093】再び図19を参照すると、記録装置の制御
回路(CPU)およびこれに併設されたROM,RAM
を含む制御部は制御基板114上に形成されており、コ
ンピュータ等のホスト装置115からの信号を受信し、
それに基づき各種モータの駆動電圧および記録ヘッドの
駆動電圧を印加する。
【0094】図21は、本実施の形態で示すインクジェ
ット記録装置の制御系を示すブロック図である。マイク
ロプロセッサ形態のCPU116は、インターフェース
117を介して接続されたホスト装置115からの記録
信号と、ROM形態のプログラムメモリ118やRAM
形態のデータメモリ119等に格納されたプログラム,
データに基づいて記録動作を制御する。
【0095】CPU116はモータドライバ120を介
してキャリッジモータ107やシート送りモータ104
を制御すると共に、データメモリ119に格納された記
録信号に基づきヘッド制御回路121を介して記録ヘッ
ド109を制御する。
【0096】不揮発メモリ122はCPU116から自
由に読み書きでき、電源回路123からの電源供給が
されたときにおいても記憶内容を保持可能である。
【0097】CPU116は、回復機構制御回路124
を介してポンプ駆動モータ111を駆動する。ポンプの
吸引量はCPU116からの信号により自由に制御可能
である。
【0098】図22は、本実施の形態における、制御系
の電源投入時初期化動作処理手順を示したものである。
この処理手順は図21内のプログラムメモリ118に予
め格納されている。
【0099】本実施の形態は、製造工程において回復処
理制御情報を不揮発メモリ122に格納しておき、次回
電源投入時、すなわちユーザー着荷後最初の電源投入時
初期回復動作においてのみ、通常とは異なる吐出口吸引
制御を行う場合である。
【0100】図22に従って、電源投入時等の制御部初
期化動作時の処理手順を説明する。
【0101】システムの起動後最初のステップS101
で、CPU116は不揮発メモリ122に格納されてい
る回復処理制御フラグを取得する。次のステップS10
2で、この回復処理制御フラグを検査し、もし回復処理
制御フラグがONだった場合には、ユーザー着荷後最初
の電源投入であると判断して、次のステップS103で
回復機構制御回路124を介してポンプ駆動モータ11
1を制御することにより、最適量の吐出口吸引動作を行
ったのち、ステップS104において不揮発メモリ内の
回復処理制御フラグをOFFとして書き込む。
【0102】また、ステップS102で、不揮発メモリ
122に格納されている回復処理制御フラグがOFFだ
った場合には着荷後2度目以降の電源投入であると判断
し、ステップS105で通常の初期化動作として所定量
の吐出口吸引動作を行う。
【0103】以上のような処理手順に従い、電源投入時
に、ユーザー着荷後最初の電源投入であるか否かを判断
し、その結果に応じて最適量の吐出口吸引を行うことに
より、効果的で、かつ無駄の無い回復処理を行うことが
でき、常に安定した吐出を行うことができる。
【0104】なお回復処理としては、上述のような吸引
によりインクの強制排出を行う処理に限られず、インク
供給系の加圧によりインクの強制排出を行うものや、予
備吐出による回復処理を行うものであってもよい。
【0105】また、不揮発メモリ122に書き込まれる
回復処理制御情報としては、上述のようなユーザ着荷後
最初の電源投入であるか否かを示す回復処理制御フラグ
とするだけでなく、国内向け/海外向けといった仕向地
を識別する情報や、あるいは出荷時期等の装置の放置条
件に関わる情報を書き込んでおき、これらの情報に基づ
きさらにきめ細やかな回復処理制御を行うことも可能で
ある。
【0106】実施の形態6 図23に、本発明における第6の実施の形態の制御系の
電源投入時初期化動作処理手順を示す。
【0107】本実施の形態は、実施の形態5において不
揮発メモリに書き込まれる回復処理制御情報を、製造工
程で必要とされる特殊な機能、例えば製品検査機能やな
らし運転機能などを実現する、製造工程動作モード実行
時に自動的に不揮発メモリに書き込む処理を行う場合で
ある。
【0108】図23に従って、電源投入時の制御部初期
化動作時の処理手順を説明する。
【0109】システムの起動後最初のステップS110
で、CPU116は製造工程動作モードを実行するため
の条件が満たされているか否かを検査する。
【0110】この製造工程動作モード実行条件として
は、例えば制御基板114上に設けられたスイッチ等の
切り替えや治具の取付けを検知したり、あるいは操作パ
ネルのスイッチ等のある特別な操作手順により判断する
ものであってもよい。
【0111】この製造工程動作モードの実行が指示され
ている場合には、次のステップS111で不揮発メモリ
122内の回復処理制御フラグをONとして書き込んだ
後、製造工程動作モードを実行する。
【0112】また、最初のステップS110で製造工程
動作モードの実行が指示されていない場合は、一般にユ
ーザによる電源投入であると判断し、実施の形態5と同
様に、不揮発メモリ122内の回復処理制御フラグの内
容に基づいて、最適量の回復処理を行う(ステップS1
13〜S117)。
【0113】このような処理を行うことにより、不揮発
メモリ122に回復処理制御情報を書き込むための特別
な操作を行う必要が無く、効率的、かつ確実に回復処理
制御情報の設定を行うことができる。 (その他)なお、本発明は、特にインクジェット記録方
式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエ
ネルギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置において優れた効果をもたらすものである。かかる方
式によれば記録の高密度化,高精細化が達成できるから
である。
【0114】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0115】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0116】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0117】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0118】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0119】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0120】さらに加えて、以上説明した本発明実施の
形態においては、インクを液体として説明しているが、
室温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化
もしくは液化するものを用いてもよく、あるいはインク
ジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付
与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合
も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0121】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0122】実施の形態による効果 本発明を実施することにより、以下に列挙する格別な効
果を得ることができる。
【0123】(1)さまざまな印字品位,記録濃度,定
着性,インク色,インク滴の着弾点精度,耐紙性,耐環
境性等に対処するため、各種のインクカートリッジを用
意し、プリンタ側でこれを検知判別し、各々のカートリ
ッジに応じた最適の制御を実行することができるので、
ユーザの要望に応じた各種の印字態様を得ることができ
る。
【0124】(2)複数の異なったインクカートリッジ
をヘッドと共に予め装備しておき、画像出力やキャラク
タ印字等の印字の形態に応じて自動的に(あるいは手動
により)インクカートリッジおよびヘッドを切り替えて
印字することができるので、ユーザ要求に沿った高い印
字品位の実現が可能となる。
【0125】(3)インクカートリッジの交換が電源の
ON,OFF時を問わず行われたとしても、これを自動
的に検知し、今までの使用インクと新インクの交換を速
やかに行い、最適な制御ができるので、常にユーザーの
要望にあった最適かつ良好な印字を実現することができ
る。
【0126】(4)電源投入時に装置の放置状態に応じ
て最適な回復処理を行えるので、安定なインクの吐出を
行うインクジェット記録装置を得ることができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、種
々の記録形態に対応し得るのみならず、安定した吐出を
可能としたインクジェット記録装置を提供することがで
きる。特に本発明では、電源遮断時においても記憶内容
を保持可能な記憶手段を備え、電源投入時に前記記憶手
段に記憶された回復処理制御情報に応じて回復処理を制
御するようにしているので、予め予想される装置の長期
放置状態後の電源投入時においても最適な回復処理を行
い、それ以降における安定な吐出を可能とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインクジェットプ
リンタの外観図である。
【図2】インクカートリッジの外観図である。
【図3】インクカートリッジとプリンタ本体が接続した
状態を示す図である。
【図4】本プリンタを制御するための制御回路を示すブ
ロック図である。
【図5】本プリンタの記録動作部を示す概略図である。
【図6】本プリンタのインク吸引を説明した回復系概略
図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態において各インクカ
ートリッジに対応した制御を行うためのフローチャート
である。
【図8】本発明の第1の実施の形態において各インクカ
ートリッジに対応した制御を行うためのフローチャート
である。
【図9】ヘッド駆動パルスおよびそのパルス出力間隔を
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、2つの
インクカートリッジとそれに対応したヘッドを用いた場
合の回路を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態において、2つの
インクカートリッジを使用したときのプリンタ外観図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態において、2つの
ヘッドを搭載した状態を示す機構図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態において、2つの
インクカートリッジおよびそれに対応したヘッドを用い
たときの制御手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態において、2つの
インクカートリッジおよびそれに対応したヘッドを用い
たときの制御手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態において、2つの
インクカートリッジおよびそれに対応したヘッドを用
い、手動で切り替えるときの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図16】本発明の第3の実施の形態において、電源O
N中に異なったインクカートリッジが装着されたときの
インク交換手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態において、手動で
回復動作を切り替えてインク交換を行う手順を示すフロ
ーチャートである。
【図18】本発明の第4の実施の形態において、電源O
FF時にインクカートリッジが交換された場合の制御手
順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施の形態であるインクジェ
ット記録装置の構成を示す斜視図である。
【図20】図19中の回復機構の構成を示す模式図であ
る。
【図21】図19に示したインクジェット記録装置の制
御系の構成を示すブロック図である。
【図22】図21に示す実施の形態における制御系の処
理手順を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第6の実施の形態であるインクジェ
ット記録装置の制御系の処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 操作パネル 3 前とびら 4 インクカートリッジ 5 印字用紙 6 ゴム栓 7 インク袋 8 針 9 チューブ 10 仕切り板 11 廃インク吸収体 51 送りローラ 52 記録用紙 53 プラテン 54 記録ヘッド 56 キャリッジ 57 回復装置 58 キャップ 59 エアーバルブ 101 記録媒体 102 搬送ローラ 103 搬送ローラ 104 シート送りモータ 105 ガイドシャフト 106 キャリッジ 107 キャリッジモータ 108 ワイヤ 109 記録ヘッド 110 回復機構 111 ポンプ駆動モータ 112 ポンプ 113 キャップ 114 制御基板 115 ホスト装置 116 CPU 117 インターフェース 118 プログラムメモリ 119 データメモリ 120 モータドライバ 121 ヘッド制御回路 122 不揮発メモリ 123 電源回路 124 回復機構制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドからインク滴を吐出させて被
    記録材上に画像形成を行うインクジェット記録装置にお
    いて、 前記記録ヘッドのインク吐出状態を良好に保つための回
    復処理を行う回復処理手段と、 前記インクジェット記録装置の電源遮断時においても、
    前記インクジェット記録装置の製造工程後における最初
    の電源投入であるか否かを示す回復処理制御情報を記憶
    する記憶手段と、 前記インクジェット記録装置の電源投入時に、前記記憶
    手段に記憶された前記回復処理制御情報に基づいて前記
    回復処理手段による回復処理を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記製造工程後におけ
    る最初の電源投入時の回復処理と、前記製造工程後にお
    ける最初の電源投入時以外の電源投入時の回復処理と、
    を異なるように制御することを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記製造工程後におけ
    る最初の電源投入時の回復処理を行った後に、前記製造
    工程後における最初の電源投入ではないことを示す前記
    回復処理制御情報を前記記憶手段に書き込むことを特徴
    とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェット記録装置の製造工程
    において前記インクジェット記録装置の検査を行うため
    の製造工程動作モードを実行可能であり、 前記制御手段は、前記製造工程動作モードにおいて、前
    記製造工程後の最初の電源投入であることを示す前記回
    復処理制御情報を前記記憶手段に書き込むことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
    めに利用されるエネルギーとして前記インクに膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換素子を有
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
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