JP5476683B2 - 画像形成装置、インク管理方法、インク管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、インク管理方法、インク管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、インクが充填されたカートリッジを有する画像形成装置、この画像形成装置によるインク管理方法、この画像形成装置で実行されるインク管理プログラムに関する。
画像形成装置には、印字機構から記録液であるインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット方式と呼ばれるものある。インクジェット方式の画像形成装置では、印字機構に対するインクの供給方式として、2つの方式がある。一つの方式は、印字機構に直接インクを供給するインクカートリッジを着脱自在に装着する方式であり、もう一つの方式は、印字機構にサブタンクを搭載し、サブタンクのインク容量が減少したとき、装置本体側のカートリッジからサブタンクにインクを供給(補給)する方式である。
インクジェット方式の画像形成装置では、例えばカートリッジの交換や、長期間のインクの保存などによりインクの特性が変わると、インクの吐出が適切に行われない場合があり、この問題を解決するために様々な工夫がなされている。
例えば特許文献1に、インクカートリッジの交換に伴う回復動作の実施時期を最適に設定する画像形成装置が記載されている。特許文献2には、インクカートリッジ交換後の記録の最適化を容易に行い、精度の高いインク残量検知が達成できるインクカートリッジが記載されている。
特開2006−256005号公報 特許第3278432号公報
特にサブタンクにインクを供給する方式の画像形成装置では、サブタンクのインクの特性の変質により、印字機構からのインクの吐出が適切に行われなくなる場合がある。しかかしながら上記従来の技術では、サブタンク内で特性の異なるインクが混合された場合の問題点について考慮されていない。
本発明は、上記の問題点を鑑みて、これを解決すべくなされたものであり、サブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止することができる画像形成装置、インク管理方法、インク管理プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成すべく、以下の如き構成を採用した。
本発明の画像形成装置は、交換可能なカートリッジと、前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率と、を比較する比較手段と、前記第二の伝導率が記憶される第二の伝導率記憶手段と、前記第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、前記比較手段による比較の結果、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率記憶手段に記憶されている第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出手段と、前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給手段と、を有し、前記供給手段は、前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止する。
係る構成によれば、サブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止することができる。
また本発明の画像形成装置は、前記カートリッジに設けられており、前記第一の伝導率が記憶される第一の伝導率記憶手段と、前記比較手段による比較の結果、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率とが異なるとき、前記第一の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段へ記憶させる記憶制御手段と、を有する構成とした。
また本発明の画像形成装置は、前記カートリッジが交換されたか否かを判定する交換判定手段を有し、前記排出手段は、前記交換判定手段により前記カートリッジが交換されたと判定されたとき、前記比較手段による比較結果に基づき前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する構成とした。係る構成によれば、カートリッジの交換毎にサブタンク内のインクを排出することができるので、カートリッジ交換によりサブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止できる。
また本発明の画像形成装置において、前記記憶制御手段は、前記サブタンクにおいて前回のインクの供給時に検出された伝導率である第三の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段に記憶させ、前記比較手段は、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率と、前記第三の伝導率とを比較し、前記排出手段は、前記第三の伝導率が、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率との間にないとき、前記サブタンクからインクを排出する構成とした。係る構成によれば、サブタンク内のインクの伝導率の値に幅を持たせることができる。
また本発明の画像形成装置において、前記記憶制御手段は、前記サブタンクにおいて前回のインクの供給時に検出された伝導率である第三の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段に記憶させ、前記比較手段は、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち値が小さい方の伝導率と、前記第三の伝導率とを比較し、前記排出手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第三の伝導率の値が、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち値が小さい方の伝導率より小さいとき、前記サブタンクからインクを排出する構成とした。
また本発明の画像形成装置において、前記供給手段は、前記比較手段による比較の結果、前記排出手段による前記インクの排出後に前記伝導率検出手段により検出された、前記カートリッジから前記サブタンクへ供給されたインクの伝導率である第四の伝導率が、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率との間にあるとき、前記サブタンクへのインクの供給を停止する構成とした。
また本発明の画像形成装置において、前記比較手段は、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち小さい方の伝導率と、前記排出手段による前記インクの排出後に前記伝導率検出手段により検出された、前記カートリッジから前記サブタンクへ供給されたインクの伝導率である第四の伝導率とを比較し、前記供給手段は、前記比較手段による比較の結果、前記第の伝導率が、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち小さい方の伝導率より大きいとき、前記サブタンクへのインクの供給を停止する構成とした。
また本発明の画像形成装置は、前記カートリッジが使用可能であるか否かを判定する使用可能判定手段を有し、前記使用可能判定手段は、前記第一の伝導率が所定範囲にあるとき、前記カートリッジが使用可能であると判定する構成とした。
係る構成によれば、カートリッジが使用可能であるか否かを判定できる。
また本発明の画像形成装置において、前記排出手段は、前記使用可能判定手段により前記カートリッジの使用が不可能と判定されたとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する構成とした。係る構成によれば、カートリッジが使用不可能なカートリッジと交換されたときにサブタンク内のインクを排出させることができる。
また本発明の画像形成装置において、前記排出手段は、前記使用可能判定手段により前記カートリッジの使用が不可能と判定されたとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する動作を複数回行う構成とした。
本発明は、交換可能なカートリッジと、前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、を有する画像形成装置によるインク管理方法であって、前記画像形成装置は、前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率を検出する第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、前記第二の伝導率を記憶する記憶手段と、を有し、前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記記憶手段に記憶された第二の伝導率と、を比較する比較手順と、前記比較手順による比較の結果、前記第一の伝導率と前記記憶手段に記憶された第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出手順と、前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給手順と、を有し、前記供給手順は、前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止する方法とした。
本発明は、交換可能なカートリッジと、前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、を有する画像形成装置において実行されるインク管理プログラムであって、前記画像形成装置は、前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率を検出する第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、前記第二の伝導率を記憶する記憶手段と、を有し、前記画像形成装置に、前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記記憶手段に記憶された第二の伝導率と、を比較する比較ステップと、前記比較手順による比較の結果、前記第一の伝導率と前記記憶手段に記憶された第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出ステップと、前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給ステップと、を実行させ、前記供給ステップは、前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止させるプログラムとした。
本発明によればサブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止することができる。
本発明の画像形成装置は、カートリッジに充填されたインクの伝導率と、サブタンク内のインクの伝導率とをそれぞれ記憶しておき、カートリッジからサブタンクへインクを供給する際に、カートリッジ内のインクの伝導率とサブタンク内のインクの伝導率とを比較する。そして二つの伝導率が異なる場合には、サブタンク内のインクを排出することにより、サブタンク内での特性の異なるインクの混合を防止し、サブタンクへ適切なインクの供給を行う。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して第一の実施形態の画像形成装置100について説明する。図1は、第一の実施形態の画像形成装置100を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、カートリッジ機構110、印字機構120、維持機構130とを有する。
カートリッジ機構110にはインクが充填されたカートリッジが交換可能に装着されている。印字機構120は、カートリッジから供給されたインクが貯められるサブタンク121を有する。印字機構120は、フレーム140に固定された支持部材141にガイドされて図示する主走査方向にスライドしつつサブタンク121からインクを吐出し、搬送ベルト142により搬送される記録紙143上に画像を形成する。
印字機構120はカートリッジ機構110と供給チューブ150で接続されており、供給チューブ150によりカートリッジ機構110から供給されたインクをサブタンク121へ充填する。カートリッジ機構110から印字機構120へインクを供給する際には、印字機構120は維持機構130までスライドされ、維持機構130により印字機構120の位置が維持された状態でカートリッジ機構110からインクが送液される。
また印字機構120は、サブタンク121からインクを排出する際にも維持機構130までスライドされて、維持機構130に位置を維持された状態でサブタンク121内のインクを排出する。
次に図2を参照して各機構についてさらに説明する。図2は画像形成装置100の各機構を説明する図である。
カートリッジ機構110は、インクが充填されたカートリッジ111、カートリッジ111が収納されるカートリッジ収納部112、カートリッジ111に設けられたメモリチップ113とを有する。カートリッジ111は、黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンダ(M)インク、イエロー(Y)インクがそれぞれ充填されており、カートリッジ収納部112から着脱自在に収納されている。
メモリチップ113は、カートリッジ111毎に設けられており、カートリッジ111に設けられた記憶手段である。メモリチップ113には、カートリッジ111に充填されているインクの伝導率が記憶される。本実施形態のメモリチップ113は、電源が供給されなくても記憶内容を保持することができる不揮発性メモリとした。
印字機構120は、サブタンク121、供給ポンプ122、センサ123、ブリッジ回路124とを有する。
サブタンク121は、カートリッジ111の各色に対応して、黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンダ(M)インク、イエロー(Y)インク毎に設けられている。サブタンク121は、供給チューブ150により各色に対応したカートリッジ111と接続されており、各色のインクを吐出する吐出部125を有する。
供給ポンプ122は、カートリッジ111から供給チューブ150によりインクを吸引するポンプである。供給ポンプ122は、供給チューブ150を介してカートリッジ111からインクを吸引し、吸引したインクをサブタンク121へ供給する。供給ポンプ122の動作は、図示しない供給ポンプ制御手段により制御される。
センサ123は、サブタンク121のインクを検出する。より具体的には、センサ123はサブタンク121のインクの液面を検出する。伝導率検出回路124は、センサ123により検出した液面からインクの電気伝導率(以下、伝導率)を検出する。本実施形態の伝導率検出回路124は、一般的なコールラウシュブリッジ回路とA/D変換器により構成した。尚本実施形態のセンサ123及び伝導率検出回路124は、サブタンク121毎に設けられており、各色のサブタンク121毎にサブタンク121に貯められたインクの伝導率を検出する。センサ123及び伝導率検出回路124による伝導率の検出の詳細は後述する。
維持機構130は、維持キャップ131、排出ポンプ132、排出チューブ133とを有する。
維持キャップ131は、印字機構120が維持機構130までスライドされた際に、サブタンク121の吐出部125を保持する。排出ポンプ132は、維持キャップ131に保持された吐出部125からサブタンク121内のインクを吸引し、排出チューブ133により吸引されたインクを排出する。排出ポンプ132は、図示しない排出ポンプ制御手段により制御される。
尚図2に示す構成は、画像形成装置100の有する構造の一例を示すものである。画像形成装置100の構造は、図2に示す各構成を備えていれば良く、図2に示す例に限定されない。
図3は、画像形成装置100のハードウェア構成及び機能構成を説明する図である。
画像形成装置100は、カートリッジ機構110、カートリッジ機構110が接続されたI/O(Input/Output)155、印字機構120と維持機構130とが接続されたI/O160、CPU(Central Processing Unit)170、ROM(Read Only Memory)180、RAM185(Random Access Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)190とがバスBにより接続されている。
I/O155は、カートリッジ機構110からの信号の入出力を制御する。本実施形態のカートリッジ機構110では、カートリッジ収納部112にカートリッジ111が収納されと、I/O155からメモリチップ113に記憶された情報が出力可能となる。
供給装置126はカートリッジ111からサブタンク121へインクを供給する供給手段であり、供給ポンプ122と供給ポンプ122を制御する供給ポンプ制御手段により構成される。供給ポンプ制御手段は、例えば供給ポンプ122を動作させるモータ及びこのモータを駆動させる駆動制御手段などである。
排出装置135は、サブタンク121に蓄えられたインクを排出する排出手段であり、排出ポンプ132と排出ポンプ132を制御する排出ポンプ制御手段により構成される。排出ポンプ制御手段は、例えば排出ポンプ132を動作させるモータ及びこのモータを駆動させる駆動制御手段などである。
I/O160は、印字機構120及び維持機構130に対する信号の入出力を制御する。CPU170は、画像形成装置100で実行される各種処理の制御を行う。CPU170の詳細は後述する。
ROM180には、CPU170において実行されるプログラムなどが予め記憶されており、CPU170はROM180に記憶された動作を実行する。RAM185は、CPU170の演算などにより生成されたデータを一時的に記憶する一時記憶メモリである。
NVRAM190は、画像形成装置100の装置本体側に設けられた不揮発性メモリであり、画像形成装置100に電源が供給されなくても記憶された情報を保持することができる。NVRAM190には、伝導率検出回路124により検出されたサブタンク121内のインクの伝導率が記憶される。本実施形態では、例えば画像形成装置100に電源が投入されたとき、サブタンク121内のインクの伝導率が検出されてNVRAM190に記憶されても良い。また本実施形態のNVRAM190には、初期値として特定の値が記憶されていることが好ましい。
尚本実施形態では、例えばCPU170、ROM180、RAM185、NVRAM190とが集積されたワンチップのマイクロコンピュータとして印字機構120に搭載されても良い。
以下に本実施形態の画像形成装置100の演算処理装置であるCPU170について説明する。尚以下の説明においてCPU170の有する各部は、CPU170の有する機能を示している。CPU170の有する各機能は、CPU170が、ROM180に記憶されたプログラムを読み出してRAM185上に展開して実行することにより実現される。
CPU170は、供給制御部171、排出制御部172、記憶制御部173、比較部174、補給判定部175、交換判定部176、使用可能判定部177とを有する。
供給制御部171は、カートリッジ111からサブタンク121へのインクの供給を制御する。より具体的には供給制御部171は、供給装置126の動作を制御する。供給装置126では、供給制御部171からの制御信号を受けて、図示しない供給ポンプ制御手段が供給ポンプ122を動作させる。
排出制御部172は、サブタンク121からのインクの排出を制御する。より具体的には排出制御部172は、排出装置135の動作を制御する。排出装置135では、排出制御部172からの制御信号を受けて、図示しない排出ポンプ制御手段が排出ポンプ132を動作させる。
記憶制御部173は、カートリッジ111に設けられたメモリチップ113に対する情報の記憶と、NVRAM190に対する情報の記憶とを制御する。より具体的には記憶制御部173は、メモリチップ113及びNVRAM190に対し、カートリッジ111に充填されたインク(以下、カートリッジ内インク)の伝導率(以下、カートリッジ伝導率)及びサブタンク121に貯められたインク(以下、サブタンク内インク)の伝導率(以下、サブタンク伝導率)を記憶させる制御を行う。
比較部174は、メモリチップ113に記憶されたカートリッジ伝導率と、NVRAM190に記憶されたサブタンク伝導率とを比較する。
補給判定部175は、サブタンク121へのインクの補給を行うか否かを判定する。本実施形態の補給判定部175は、サブタンク121から吐出されたインクの累積量を消費累積量として保持しておき、消費累積量からサブタンク121内のインクの残量を算出してインクの補給を行うか否かを判定する。
交換判定部176は、カートリッジ111が交換されたか否かを判定する。交換判定部176は、一度I/O155からメモリチップ113に記憶された情報の読み出しが不可能となった後、再度I/O155から情報が読み出されたとき、カートリッジ111が交換されたと判定する。使用可能判定部177は、カートリッジ111が使用可能か否かを判定する。使用可能判定部177の判定については後述する。
尚本実施形態では、交換判定部176により判定は、メモリチップ113に記憶された情報の読み出しが可能か否かにより判定するものとしたが、これに限定されない。カートリッジ111が交換されたか否かの判定は、例えば機械的な構造により行われても良い。具体的には例えば、カートリッジ111が装着されたとき、カートリッジ111により押圧されるスイッチを用いた構造等である。
次に、本実施形態の画像形成装置100の基本動作について説明する。
図4は、第一の実施形態の画像形成装置100の基本動作を説明するフローチャートである。
画像形成装置100において画像形成処理がなされるとステップS401へ進み、印字機構120のサブタンク内インクが消費される。ステップS402へ進み、補給判定部175は、サブタンク121へのインクの補給を行うか否かを判定する。ステップS402において、補給判定部175がインクの補給を行うと判定するとステップS403へ進み、比較部174は、メモリチップ113の記憶されているカートリッジ伝導率と、NVRAM190に記憶されているサブタンク伝導率とをそれぞれ読み出して比較する。尚NVRAM190から読み出されサブタンク伝導率は、画像形成装置100の工場出荷時等にNVRAM190に記憶された初期値であっても良い。
ステップS403における比較部174による比較の結果、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致した場合、CPU170はサブタンク121からインクを排出せずに、供給制御部171により供給装置126からサブタンク121へインクを供給させる。
ステップS403における比較部174による比較の結果、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しない場合、ステップS404へ進み、排出制御部172は排出装置135へサブタンク内インクの排出を実行させる。尚カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しない場合とは、例えばサブタンク伝導率がNVRAM190に記憶された後に、カートリッジ111が交換された場合などである。特にカートリッジ111の交換において、ザブタンク内インクの特性と異なる特性のインクが充填されたカートリッジ111が装着された場合などである。
ここで排出装置135によるインクの排出について説明する。本実施形態では、サブタンク内インクの残量が補給判定部175により算出されている。よって排出制御部172は、補給判定部175により算出されたサブタンク内インクの残量がすべて排出されるように排出装置135を制御すれば良い。排出装置135では、排出チューブ133の太さ(直径等)により排出ポンプ132による一度の送液で排出できるインクの量が決まる。よって排出制御部172は、排出チューブ133による送液のピッチを排出ポンプ132の動作時間により設定し、排出装置135により排出されるインクの量を決定しても良い。
ステップS404に続いてステップS405へ進み、サブタンク内インクの排出が完了すると、供給制御部171は供給装置126に、カートリッジ111からサブタンク121へインクの補給を実行させる。
ステップS405においてインクの補給が開始されると、ステップS406へ進み、比較部174はカートリッジ伝導率とサブタンク伝導率との比較を行う。
ここで図5を参照してセンサ123及び伝導率検出回路124によるサブタンク伝導率の検出について説明する。図5は、サブタンク伝導率の検出を説明する模式図である。
サブタンク121の内部には、2本の導電性の電極で構成されるセンサ123が配置されている。伝導率検出回路124は、センサ123に交流電流を流して電極間のインクの抵抗値を検出し、抵抗値から伝導率を検出する。
このためサブタンク121内のインクがセンサ123に触れる高さHにない場合、抵抗値は無限大となり、伝導率は0となる。サブタンク121内にインクが供給されてインクの液面が上昇し、センサ123に触れる高さとなると、伝導率検出回路124はインクの伝導率を検出する。
本実施形態では、センサ123と伝導率検出回路124により、0以外の伝導率が検出された場合、検出された伝導率がサブタンク伝導率となる。
本実施形態の画像形成装置100では、センサ123と伝導率検出回路124により検出されたサブタンク伝導率が、カートリッジ伝導率と一致した場合に、サブタンク121内に適量のインクが補給されたと判断するものとした。
尚上記説明では、インクが補給された後のサブタンク伝導率とが一致した場合、サブタンク121へのインクの補給を停止するものとしたが、これに限定されない。例えばCPU170は、センサ123及び伝導率検出回路124が所定の伝導率以上の値を検出したら割り込みを発生させても良い。供給制御部171は、この割り込み信号を受けてサブタンク121へのインクの供給を停止させても良い。
図4に戻って、ステップS406における比較の結果、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致した場合、ステップS407へ進み、CPU170適切なインクの補給が正常に行われたものと判断し、供給制御部171により供給装置126からのインクの供給を停止させる。
以上のように本実施形態の画像形成装置100では、サブタンク121に貯められたサブタンク内インクの伝導率と、カートリッジ111に充填されたインクの伝導率とが異なる場合にサブタンク121からインクを排出して新たに補給する。このため本実施形態によれば、サブタンク121において特性の異なるインクが混合されることを防止でき、カートリッジ111からサブタンク121へ適切なインクの供給を行うことができる。
よって、例えば画像形成装置100で使用されるインクの特性の改善を目的として、成分の変更や調合が行われたインクが充填されたカートリッジを使用する場合にも、印字機構120を変更することなくそのまま使用することができる。また仮にカートリッジ収納部112に、画像形成装置100の製造元と異なる製造元により製造されたカートリッジ111が装着された場合にも、伝導率の異なるインクが充填されたカートリッジ111を使用したことによる故障や不具合の発生を防止することができる。
尚図4の説明では、NVRAM190には特定の初期値であるサブタンク伝導率が記憶されているものとしたが、例えばNVRAM190には、予め使用不可能な伝導率が記憶されていても良い。この場合、ステップS403の比較において、メモリチップ113に記憶されたカートリッジ伝導率と、NVRAM190に記憶された伝導率とが一致しないため、サブタンク内インクは必ず一度排出される。よってサブタンク121内で特性の異なるインクが混合されることをより防止できる。尚使用不可能な伝導率とは、例えばインクの伝導率として検出し得ない不適切な伝導率などである。
次に図6ないし図9を参照して本実施形態の画像形成装置100における他の動作を説明する。
図6は第一の実施形態の画像形成装置100の第一の動作を説明するフローチャートである。図6で説明する動作では、画像形成装置100は、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しているか否かに基づきサブタンク内インクの排出及び供給を制御する。また画像形成装置100は、サブタンク121からインクを排出する前に、カートリッジ伝導率の値をNVRAM190に記憶する。
ステップS601からステップS603までの処理は、図4のステップS401からステップS403までの処理と同様であるから説明を省略する。ステップS603において比較部174による比較の結果、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しない場合、ステップS604へ進み、記憶制御部173は、カートリッジ伝導率をNVRAM190へ書き込み、記憶させる。
ステップS605、ステップS606の処理は図4のステップS404、ステップS405と同様であるから説明を省略する。
ステップS606においてサブタンク121へインクが補給されると、ステップS607へ進み、比較部174はカートリッジ伝導率とサブタンク伝導率との比較を行う。尚ステップS607において比較部174の比較で用いられるカートリッジ伝導率は、ステップS604においてNVRAM190に記憶されたカートリッジ伝導率である。すなわち比較部174は、NVRAM190に記憶されたカートリッジ伝導率と、ステップS606でサブタンク121にインクが補給された後のサブタンク伝導率とを比較する。
ステップS607における比較部174の結果、NVRAM190に記憶されたカートリッジ伝導率と、インクが補給された後のサブタンク伝導率とが一致した場合、ステップS608へ進む。ステップS608の処理は図4のステップS407と同様であるから説明を省略する。
図6に示す動作によれば、例えばカートリッジ交換の際に、特性が変質したインクが充填されたカートリッジ111が装着された場合に、一度サブタンク121内のインクを排出して空にするため、特性が変質したインクがサブタンク121内に補給されることを防止できる。よってサブタンク121内で特性の異なるインクが混合されることを防止できる。また図6に示す動作では、特性の異なるインクが充填されたカートリッジと交換された際に、一度サブタンク121内を空にした後は、画像形成装置100を通常に使用することができる。したがって、例えばインクの特性が改良されたカートリッジ等に交換した場合等に、必要以上にインクを排出することがない。
尚図6で説明した例では、ステップS607においてNVRAM190に記憶されたカートリッジ伝導率と、インクが補給された後のサブタンク伝導率とが一致した場合、サブタンク121へのインクの補給を停止するものとしたが、これに限定されない。例えばCPU170は、センサ123及び伝導率検出回路124が所定の伝導率以上の値を検出したら割り込みを発生させても良い。供給制御部171は、この割り込み信号を受けてサブタンク121へのインクの供給を停止させても良い。
次に図7を参照して本実施形態の画像形成装置100の別の動作を説明する。図7は、第一の実施形態の画像形成装置100の第二の動作を説明するフローチャートである。図7で説明する動作でも図6と同様に、画像形成装置100は、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しているか否かに基づきサブタンク内インクの排出及び供給を制御する。また画像形成装置100は、カートリッジ111が交換された場合にサブタンク内インクを排出するか否かを判定する。
ステップS701においてCPU170は、交換判定部176によりカートリッジ111が交換されたか否かを判定する。交換判定部176による判定については上記した通りである。ステップS701においてカートリッジ111が交換されたと判定された場合、ステップS702に進み、CPU170は比較部174によりカートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とを比較する。ここで比較部174による比較に用いられるカートリッジ伝導率は、交換後のカートリッジ111に設けられたメモリチップ113に記憶された伝導率である。
ステップS702における比較の結果、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率とが一致しない場合ステップS703へ進み、記憶制御部173は、NVRAM190へサブタンク内インクの排出指示を書き込み記憶させる。ステップS704とステップS705の処理は、図4のステップS401とステップS402の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS705において補給判定部175によりインクの補給を行うと判定されるとステップS706へ進み、排出制御部17はNVRAM190にアクセスし、排出指示が記憶されているか否かを確認する。ステップS706で排出指示が確認された場合、ステップS707へ進み、排出制御部172は排出装置135によりサブタンク内インクを排出させる。
ステップS707の後の処理は、図4のステップS404からステップS407までの処理と同様であるから説明を省略する。
図7で説明した動作によれば、カートリッジ111の交換によりインクの特性が変更されたことがわかるので、カートリッジ111を交換されたときにサブタンク内インクの排出に係る情報を得ることができる。よって利用者がカートリッジ111を交換したときに、サブタンク内インクの排出に係る情報を利用者に通知することができ、利便性を向上させることができる。サブタンク内インクの排出に係る情報とは、例えば印字機構120による画像形成処理が一時保留されること、その理由、サブタンク内インクの排出に係る時間、などである。
次に図8を参照して本実施形態の画像形成装置100の別の動作を説明する。図8は、第一の実施形態の画像形成装置100の第三の動作を説明するフローチャートである。
図8で説明する動作では、比較部174は4つの伝導率の比較を行い、比較結果に基づきサブタンク内インクの排出及び補給を制御する。以下に4つの伝導率について説明する。一つ目の伝導率は、カートリッジ伝導率である。二つ目の伝導率は、NVRAM190に記憶されているサブタンク伝導率である。尚サブタンク伝導率は、カートリッジ伝導率と同じ値である。三つ目の伝導率は、サブタンク121において前回のインクの補給時に検出されたサブタンク伝導率である。以下の説明では、三つ目の伝導率を補給前サブタンク伝導率と呼ぶ。四つ目の伝導率は、サブタンク121において、インクが排出された後にカートリッジ111から補給されたときのサブタンク121内のインクの伝導率である。四つ目の伝導率を補給後サブタンク伝導率と呼ぶ。
図8で説明する動作では、補給後サブタンク伝導率の値が、カートリッジ伝導率の値とサブタンク伝導率の値との間になったとき、サブタンク121に適切なインクが補給されたものとしてインクの供給を停止する。
図8のステップS801とステップS802の処理は、図4のステップS401とステップS402の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS802において補給判定部175によりインクの補給を行うと判定されるとステップS803へ進み、比較部174は3つの伝導率の値を比較する。ステップS803において比較される3つの伝導率は、メモリチップ113に記憶されたカートリッジ伝導率、NVRAM190に記憶されたサブタンク伝導率、前回の補給によりサブタンク121に供給されたインクの伝導率を示す補給前サブタンク伝導率である。尚本実施形態では、記憶制御部173により、補給前サブタンク伝導率がNVRAM190へ記憶されている。
ステップS803において比較部174は、NVRAM190から補給前サブタンク伝導率とサブタンク伝導率とを読み出し、サブタンク伝導率とカートリッジ伝導率とを比較し、次にカートリッジ伝導率と補給前サブタンク伝導率とを比較する。
ステップS803における比較の結果、カートリッジ伝導率がサブタンク伝導率と補給前サブタンク伝導率との間にない場合、ステップS804へ進みサブタンク内インクを排出する。カートリッジ伝導率がサブタンク伝導率と補給前サブタンク伝導率との間にない場合とは、例えば前回サブタンク121にインクを供給したカートリッジが、異なる特性のインクが充填されたカートリッジに交換された場合などである。
またステップS803における比較の結果、カートリッジ伝導率がサブタンク伝導率と補給前サブタンク伝導率との間にある場合、ステップS805へ進み、供給制御部171は供給装置126によりサブタンク121へインクを供給する。カートリッジ伝導率がサブタンク伝導率と補給前サブタンク伝導率との間にある場合とは、サブタンク121への前回のインクの補給からカートリッジが交換されておらず、インクの特性が変化しない場合である。
ステップS804とステップS805の処理は、図4のステップS404とステップS405の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS805において補給判定部175によりインクの補給が開始されるステップS806へ進み、比較部174による比較が行われる。
ステップS806において比較される伝導率は、サブタンク伝導率と補給後サブタンク伝導率とカートリッジ伝導率である。比較部174は、サブタンク伝導率と補給後サブタンク伝導率とを比較し、次に補給後サブタンク伝導率とカートリッジ伝導率とを比較する。
ステップS806における比較部174の結果、補給後サブタンク伝導率が、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率との間となったとき、サブタンク121内に適量のインクが供給されものとして、供給制御部170は供給装置126によるインクの補給を停止させる。
ステップS807に続いてステップS808へ進み、記憶制御部173は、補給後サブタンク伝導率をNVRAM190に記憶された補給前サブタンク伝導率に上書きして記憶させる。また記憶制御部173は、NVRAM190に記憶されたサブタンク伝導率にカートリッジ伝導率を上書きして記憶する。
このように図8で説明した動作では、補給後サブタンク伝導率の値がサブタンク伝導率の値とカートリッジ伝導率の値との間にあるか否かにより、インクの補給を制御する。よって例えばサブタンク121内に排出しきれないインクが残っていたり、インクの補給時に異物が混入したりして、補給後サブタンク伝導率の値が大きく変動した場合に、これを検知してインクの補給を停止させる。よってサブタンク121内で特性の異なるインクが混合されることを防止できる。
次に図9を参照して本実施形態の画像形成装置100の別の動作を説明する。図9は、第一の実施形態の画像形成装置100の第四の動作を説明するフローチャートである。
図9で説明する動作においても、比較部174は図8で説明した4つの伝導率を用いて比較を行う。図9で説明する動作では、使用可能なインクの伝導率を予め設定しておき、カートリッジ内インクが使用可能な伝導率を有するインクか否かを判定し、判定結果に基づきサブタンク内インクを排出する。図9に示す動作では、例えばカートリッジ伝導率が読みとれない場合等にもカートリッジ内インクが使用可能な伝導率を有するインクか否かを判断することができる。
図9のステップS901、ステップS902は、図4のステップS401、ステップS402と同様であるから説明を省略する。
ステップS902において補給を行うと判定されると、使用可能判定部177は、カートリッジ111が使用可能か否かを判定する。本実施形態では、予め使用可能とされるカートリッジ伝導率の範囲が決められて記憶されている。使用可能判定部177は、装着されているカートリッジ111のメモリチップ113に記憶されたカートリッジ伝導率を読み出し、カートリッジ伝導率に基づいてカートリッジ111が使用可能であるか否かを判定する。
ステップS903において、カートリッジ111が使用不可能と判定されると、ステップS904に進み、排出制御部172は排出装置135にサブタンク121内インクを排出させる。尚本実施形態では、カートリッジ111が使用不可能と判定されたとき、サブタンク121からのインクの排出動作を複数回行っても良い。例えば排出装置135は、補給判定部174により算出された残量のインクの排出動作を行った後、再度同じ期間排出動作を繰り返しても良い。
ステップS904に続いてステップS905へ進み、供給制御部171は、供給装置126によりサブタンク121へインクの供給を行う。ステップS905に続いてステップS906へ進み、サブタンク121へのインクの供給により上昇したインクの液面からステップS905で補給されたインクの伝導率が検出されるとステップS907へ進む。ステップS907において供給制御部171は、サブタンク121に適量のインクが供給されたものとして、インクの供給を停止する。
ステップS907に続いてステップS908へ進み、記憶制御部173は、今回検出した補給後サブタンク伝導率、すなわち以前の補給後サブタンク伝導率と比較して変化した伝導率を、NVRAM190に記憶されたカートリッジ伝導率として上書きして記憶させる。
ステップS903において使用可能判定部177により、カートリッジ111が使用可能と判定された後のステップS909からステップS914の処理は、図8のステップS803からステップS808までの処理と同様であるから説明を省略する。
このように、図9で説明する動作によれば、カートリッジ伝導率を用いずにサブタンク121に特性が異なるインクが混合されることを防止できる。よって、伝導率が不明なインクが充填されたカートリッジを使用することができる。このため、例えばカートリッジ伝導率が記憶されたメモリチップ113の故障などにより、カートリッジ伝導率が読み取れない場合などにも、サブタンク121内で特性の異なるインクが混合することを防止し、適切にサブタンク121へインクを供給することができる。
尚図8のステップS803及び図9のステップS909では、補給前サブタンク伝導率が、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率との間にあるか否かを判定するために、サブタンク伝導率とカートリッジ伝導率との比較、カートリッジ伝導率と補給前サブタンク伝導率との比較を行ったが、比較の方法はこれに限定されない。例えば補給前サブタンク伝導率は、カートリッジ伝導率またはサブタンク伝導率の何れか小さい方と比較されても良い。この場合補給前サブタンク伝導率が、カートリッジ伝導率またはサブタンク伝導率のうち、値の小さい方よりも小さいとき、排出制御部172は排出装置135によりサブタンク内インクを排出させる。
また図8のステップS806及び図9のステップS912において、補給後サブタンク伝導率は、カートリッジ伝導率とサブタンク伝導率との間にあるか否かを判定するために、サブタンク伝導率と補給後サブタンク伝導率との比較、補給後サブタンク伝導率とカートリッジ伝導率との比較を行ったが、比較の方法はこれに限定されない。例えば補給後サブタンク伝導率は、カートリッジ伝導率またはサブタンク伝導率の何れか小さい方と比較されても良い。この場合補給後サブタンク伝導率が、カートリッジ伝導率またはサブタンク伝導率のうち、値の小さい方よりも小さいとき、供給制御部172は供給装置126によるサブタンク121へのインクの供給を停止させる。
以上に説明したように、本実施形態の画像形成装置100によれば、サブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止することができる。また本実施形態の画像形成装置では、サブタンク内に適量のインクが供給されたか否かを判定してサブタンクへのインクの供給を停止するため、サブタンク内のインク量を検出できずにインクが溢れ出すことがない。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態では、サブタンク内インクの排出及び供給を制御においてインクの特性値を用いる点のみ第一の実施形態と相違する。よって本実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は第二の実施形態の画像形成装置100Aのハードウェア構成及び機能構成を示す図である。
画像形成装置100Aのカートリッジ収納部112には、インクの特性値が記憶されたメモリチップ113Aを有するカートリッジ111Aが収納されている。尚本実施形態で示す特性値とは、例えば粘度の値、屈折率の値などである。
本実施形態のCPU170Aの有する記憶制御部173Aは、NVRAM190Aに対するインクの特性値の書き込みを制御する。比較部174Aは、メモリチップ113Aに記憶された特性値と、NVRAM190Aに記憶された特性値との比較を行う。NVRAM190Aには、サブタンク121に貯められたインクの特性値が記憶される。
次に図11を参照して本実施形態の画像形成装置100Aの基本動作を説明する。図11は、第二の実施形態の画像形成装置100Aの基本動作を説明するフローチャートである。
図11のステップS1101、ステップS1102の処理は、図4のステップS401、ステップS402の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1102においてインクの補給を行うと判定されると、比較部174Aはメモリチップ113Aに記憶されているカートリッジ111Aのインクの特性値(以下、カートリッジ特性値)と、NVRAM190Aに記憶されているサブタンク121のインクの特性値(以下、サブタンク特性値)とを読み出して比較する。ステップS1103の比較において、両方の特性値が一致しない場合、ステップS1104へ進みサブタンク121内のインクを排出する。
ステップS1104とステップS1105の処理は、図4のステップS404とステップS405と同様であるから説明を省略する。
ステップS1105においてインクの補給が開始されると、ステップS1106へ進み、比較部174Aはカートリッジ特性値とサブタンク特性値との比較を行う。ステップS1106の比較において、カートリッジ特性値とサブタンク特性値とが一致した場合、供給制御部171はサブタンク121へのインクの供給が適切に行われたものとして、インクの供給を停止する。
以上の動作により、本実施形態によればサブタンク121内で特性値の異なるインクが混合されることを防止できる。
また本実施形態では、ステップS1103においてカートリッジ特性値とサブタンク特性値とが一致した場合、サブタンク内インクを排出せずにサブタンク121へインクを供給する。このとき記憶制御部173Aは、カートリッジ特性値をNVRAM190Aへ書き込んでも良い。こうすれば、一度サブタンク121内を空にした後は、画像形成装置100Aを通常に使用することができる。
本実施形態では、第一の実施形態の伝導率を特性値に置き換えることにより、第一の実施形態で説明した各動作と同様の動作を行うことができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態では、サブタンク内インクの排出及び供給を制御においてカートリッジ及びサブタンクの識別子を用いる点のみ第一の実施形態と相違する。よって本実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は第三の実施形態の画像形成装置100Bのハードウェア構成及び機能構成を示す図である。
画像形成装置100Bのカートリッジ収納部112には、カートリッジの識別子が記憶されたメモリチップ113Bを有するカートリッジ111Bが収納されている。本実施形態のカートリッジの識別子(以下、カートリッジ識別子)は、例えばカートリッジ111Bの工場出荷時など予め付与される識別子である。
本実施形態のCPU170Bの有する記憶制御部173Bは、NVRAM190Bに対するカートリッジ識別子及び後述するサブタンク識別子の書き込みを制御する。比較部174Aは、メモリチップ113Bに記憶されたカートリッジ識別子と、サブタンク識別子との比較を行う。本実施形態のNVRAM190Bには、例えば画像形成装置100Bの工場出荷時などにサブタンク121A毎を識別するためのサブタンク識別子が格納されている。
次に図13を参照して本実施形態の画像形成装置100Bの基本動作を説明する。図13は、第三の実施形態の画像形成装置100Bの基本動作を説明するフローチャートである。
図13のステップS1101、ステップS1302の処理は、図4のステップS401、ステップS402の処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1302においてインクの補給を行うと判定されると、比較部174Bはメモリチップ113Bに記憶されているカートリッジ識別子と、NVRAM190Bに記憶されているサブタンク識別子とを読み出して比較する。ステップS1103の比較において、両方の識別子が一致しない場合、ステップS1304へ進みサブタンク121内のインクを排出する。
ステップS1304とステップS1305の処理は、図4のステップS404とステップS405と同様であるから説明を省略する。
以上に説明したように、本実施形態によれば、サブタンクと対応しないカートリッジが装着された場合、サブタンク内インクを排出する。よって本実施形態によれば、サブタンク内で特性の異なるインクが混合されることを防止できる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
第一の実施形態の画像形成装置100を説明する図である。 第一の実施形態の画像形成装置100の各機構を説明する図である。 画像形成装置100のハードウェア構成及び機能構成を説明する図である。 第一の実施形態の画像形成装置100の基本動作を説明するフローチャートである。 サブタンク伝導率の検出を説明する模式図である。 第一の実施形態の画像形成装置100の第一の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の画像形成装置100の第二の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の画像形成装置100の第三の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の画像形成装置100の第四の動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の画像形成装置100Aのハードウェア構成及び機能構成を示す図である。 第二の実施形態の画像形成装置100Aの基本動作を説明するフローチャートである。 第三の実施形態の画像形成装置100Bのハードウェア構成及び機能構成を示す図である。 第三の実施形態の画像形成装置100Bの基本動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100、100A、100B 画像形成装置
110 カートリッジ機構
111 カートリッジ
112 カートリッジ収納部
150 供給チューブ
120 印字機構
121 サブタンク
122 供給ポンプ
123 センサ
124 伝導率検出回路
125 吐出部
130 維持機構
131 維持キャップ
132 排出ポンプ
133 排出チューブ
170 CPU
171 供給制御部
172 排出制御部
173 記憶制御部
174 比較部
175 補給判定部
176 交換判定部
177 使用可能判定部
190 NVRAM

Claims (12)

  1. 交換可能なカートリッジと、
    前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、
    前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率と、を比較する比較手段と、
    前記第二の伝導率が記憶される第二の伝導率記憶手段と、
    前記第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率記憶手段に記憶されている第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出手段と、
    前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給手段と、を有し、
    前記供給手段は、
    前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止する画像形成装置。
  2. 前記カートリッジに設けられており、前記第一の伝導率が記憶される第一の伝導率記憶手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率とが異なるとき、前記第一の伝導率記憶手段に記憶された前記第一の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段へ記憶させる記憶制御手段と、を有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記カートリッジが交換されたか否かを判定する交換判定手段を有し、
    前記排出手段は、前記交換判定手段により前記カートリッジが交換されたと判定されたとき、前記比較手段による比較結果に基づき前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶制御手段は、
    前記サブタンクにおいて前回のインクの供給時に検出された伝導率である第三の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段に記憶させ、
    前記比較手段は、
    前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率と、前記第三の伝導率とを比較し、
    前記排出手段は、
    前記第三の伝導率が、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率との間にないとき、前記サブタンクからインクを排出する請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶制御手段は、
    前記サブタンクにおいて前回のインクの供給時に検出された伝導率である第三の伝導率を前記第二の伝導率記憶手段に記憶させ、
    前記比較手段は、
    前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち値が小さい方の伝導率と、前記第三の伝導率とを比較し、
    前記排出手段は、
    前記比較手段による比較の結果、前記第三の伝導率の値が、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち値が小さい方の伝導率より小さいとき、前記サブタンクからインクを排出する請求項2又は3記載の画像形成装置。
  6. 前記供給手段は、
    前記比較手段による比較の結果、前記排出手段による前記インクの排出後に前記伝導率検出手段により検出された、前記カートリッジから前記サブタンクへ供給されたインクの伝導率である第四の伝導率が、前記第一の伝導率と前記第二の伝導率との間にあるとき、前記サブタンクへのインクの供給を停止する請求項4又は5記載の画像形成装置。
  7. 前記比較手段は、
    前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち小さい方の伝導率と、前記排出手段による前記インクの排出後に前記伝導率検出手段により検出された、前記カートリッジから前記サブタンクへ供給されたインクの伝導率である第四の伝導率とを比較し、
    前記供給手段は、
    前記比較手段による比較の結果、前記第四の伝導率が、前記第一の伝導率及び前記第二の伝導率のうち小さい方の伝導率より小さいとき、前記サブタンクへのインクの供給を停止する請求項4又は5記載の画像形成装置。
  8. 前記カートリッジが使用可能であるか否かを判定する使用可能判定手段を有し、
    前記使用可能判定手段は、前記第一の伝導率が所定範囲にあるとき、前記カートリッジが使用可能であると判定する請求項1ないし7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記排出手段は、
    前記使用可能判定手段により前記カートリッジの使用が不可能と判定されたとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記排出手段は、
    前記使用可能判定手段により前記カートリッジの使用が不可能と判定されたとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する動作を複数回行う請求項8記載の画像形成装置。
  11. 交換可能なカートリッジと、前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、を有する画像形成装置によるインク管理方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率を検出する第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、
    前記第二の伝導率を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記記憶手段に記憶された第二の伝導率と、を比較する比較手順と、
    前記比較手順による比較の結果、前記第一の伝導率と前記記憶手段に記憶された第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出手順と、
    前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給手順と、を有し、
    前記供給手順は、
    前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止するインク管理方法。
  12. 交換可能なカートリッジと、前記カートリッジから供給されたインクを蓄えるサブタンクと、を有する画像形成装置において実行されるインク管理プログラムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記サブタンクに蓄えられたインクの伝導率である第二の伝導率を検出する第二の伝導率を検出する伝導率検出手段と、
    前記第二の伝導率を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記画像形成装置に、
    前記カートリッジに蓄えられたインクの伝導率である第一の伝導率と、前記記憶手段に記憶された第二の伝導率と、を比較する比較ステップと、
    前記比較手順による比較の結果、前記第一の伝導率と前記記憶手段に記憶された第二の伝導率とが異なるとき、前記サブタンクに蓄えられたインクを排出する排出ステップと、
    前記カートリッジに蓄えられたインクを前記サブタンクへ供給する供給ステップと、を実行させ、
    前記供給ステップは、
    前記伝導率検出手段が検出した第二の伝導率が前記第一の伝導率と等しくなったとき、前記サブタンクへの前記インクの供給を停止させるインク管理プログラム。
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