JP2001328273A - プリントシステム、プリンタ及び記録剤カートリッジ - Google Patents
プリントシステム、プリンタ及び記録剤カートリッジInfo
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- JP2001328273A JP2001328273A JP2000150988A JP2000150988A JP2001328273A JP 2001328273 A JP2001328273 A JP 2001328273A JP 2000150988 A JP2000150988 A JP 2000150988A JP 2000150988 A JP2000150988 A JP 2000150988A JP 2001328273 A JP2001328273 A JP 2001328273A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録剤カートリッジに充填されている記録剤
が、プリンタに適合した純正な記録剤であるか否か、及
び適正な色の記録剤であるか否かを確実に検出できるよ
うにする。 【解決手段】 インクタンク19a内のインクに光を透
過させられるように透明の窓29、29をインクタンク
19aに備える。発光素子31が一方の透明窓29から
インクに光を照射し、他方の透明窓29を通じて出て来
る透過光を受光素子33が受光する。受光素子33が、
受光光量に応じた大きさの電圧アナログ信号を出力し、
A/D変換器37が、その信号をデジタルに変換し電位
データにする。プリンタ5のCPU39は、その電位デ
ータと、インクカートリッジ19のEEPROM21に
記憶されている電位許容範囲データとを比較し、電位デ
ータに記録されている電位レベルが許容範囲内にあるか
否かを識別して、インクタンク19内のインクの適否を
判断する。
が、プリンタに適合した純正な記録剤であるか否か、及
び適正な色の記録剤であるか否かを確実に検出できるよ
うにする。 【解決手段】 インクタンク19a内のインクに光を透
過させられるように透明の窓29、29をインクタンク
19aに備える。発光素子31が一方の透明窓29から
インクに光を照射し、他方の透明窓29を通じて出て来
る透過光を受光素子33が受光する。受光素子33が、
受光光量に応じた大きさの電圧アナログ信号を出力し、
A/D変換器37が、その信号をデジタルに変換し電位
データにする。プリンタ5のCPU39は、その電位デ
ータと、インクカートリッジ19のEEPROM21に
記憶されている電位許容範囲データとを比較し、電位デ
ータに記録されている電位レベルが許容範囲内にあるか
否かを識別して、インクタンク19内のインクの適否を
判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタやレーザプリンタなどを用いたプリントシステム
に関し、特に、半導体メモリのような記憶媒体を備えた
記録剤(インクやトナーなど)インクカートリッジを用
い、その記憶媒体に記録されている記録剤の特性情報を
活用するプリントシステムに関する。
リンタやレーザプリンタなどを用いたプリントシステム
に関し、特に、半導体メモリのような記憶媒体を備えた
記録剤(インクやトナーなど)インクカートリッジを用
い、その記憶媒体に記録されている記録剤の特性情報を
活用するプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタを例に取ると、
最適な印刷結果を得るためには、そのプリンタのメーカ
が推奨するものであって且つそのプリンタの種類に適合
した純正のインクカートリッジを用いることが望まし
い。純正のインクカートリッジには、最適な印刷結果を
得るための純正のインクが充填されている。
最適な印刷結果を得るためには、そのプリンタのメーカ
が推奨するものであって且つそのプリンタの種類に適合
した純正のインクカートリッジを用いることが望まし
い。純正のインクカートリッジには、最適な印刷結果を
得るための純正のインクが充填されている。
【0003】純正インクを使った後は、純正でない不純
なインクをインクカートリッジに充填して印刷をするこ
とが可能である。しかし、それを行なうと、良好な印刷
結果が得られないばかりか、プリンタ自体を使用不可能
にしてしまう虞が生じる。
なインクをインクカートリッジに充填して印刷をするこ
とが可能である。しかし、それを行なうと、良好な印刷
結果が得られないばかりか、プリンタ自体を使用不可能
にしてしまう虞が生じる。
【0004】そのため、従来技術には、インクカートリ
ッジに充填されているインクが純正インクか否かを判別
する方法がある。その方法では、インクカートリッジ内
のインクの導電率を測定し、得られた測定結果によっ
て、インクカートリッジ内のインクが純正インクか否か
を判別する。
ッジに充填されているインクが純正インクか否かを判別
する方法がある。その方法では、インクカートリッジ内
のインクの導電率を測定し、得られた測定結果によっ
て、インクカートリッジ内のインクが純正インクか否か
を判別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】純正インク消費後のイ
ンクカートリッジには、消費前の純正インクと別の色の
純正インク又は不純インクを充填することも可能であ
る。しかし、インク導電率を測定することでインクを判
別する従来の方法では、インクが純正か否かを判別する
ことはできても、充填されたインクの色が所定のものか
否かを判別することは困難である。このため、所定の色
と異なる色のインクを充填して印刷してしまうといった
印刷ミスを防ぐことが難しい。
ンクカートリッジには、消費前の純正インクと別の色の
純正インク又は不純インクを充填することも可能であ
る。しかし、インク導電率を測定することでインクを判
別する従来の方法では、インクが純正か否かを判別する
ことはできても、充填されたインクの色が所定のものか
否かを判別することは困難である。このため、所定の色
と異なる色のインクを充填して印刷してしまうといった
印刷ミスを防ぐことが難しい。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、記録剤カートリッジに充填
されている記録剤が、プリンタに適合した純正な記録剤
であるか否か、及び適正な色の記録剤であるか否かを確
実に検出できるようにすることにある。
たものであり、その目的は、記録剤カートリッジに充填
されている記録剤が、プリンタに適合した純正な記録剤
であるか否か、及び適正な色の記録剤であるか否かを確
実に検出できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の第1の観点に従うプリントシステムは、
プリンタと、そのプリンタを制御するホスト装置とが互
いに通信可能に接続され、且つ、記憶素子を備えた記録
剤カートリッジが前記プリンタに交換可能に装着されて
いるものであって、記憶素子には、適正な記録剤の光学
的特性データが記憶され、プリンタは、記録剤カートリ
ッジ内の記録剤に光を照射する光照射手段と、その光照
射により記録剤の光学的特性を測定する光学的測定手段
とを備える。ホスト装置及びプリンタの少なくとも一方
は、上記測定した結果を示す測定結果データを生成する
データ生成手段と、記憶素子から光学的特性データを読
み込むデータ読込手段と、その光学的特性データと上記
測定結果データとを比較して記録剤カートリッジ内の記
録剤が適正か否かを判断する記録剤適否判断手段とを備
える。記録剤カートリッジは、例えば一部又は全部が透
明になっていて内部の記録剤が見えており、光照射手段
は、その透明の場所を介して記録剤に光を照射する。
めに、本発明の第1の観点に従うプリントシステムは、
プリンタと、そのプリンタを制御するホスト装置とが互
いに通信可能に接続され、且つ、記憶素子を備えた記録
剤カートリッジが前記プリンタに交換可能に装着されて
いるものであって、記憶素子には、適正な記録剤の光学
的特性データが記憶され、プリンタは、記録剤カートリ
ッジ内の記録剤に光を照射する光照射手段と、その光照
射により記録剤の光学的特性を測定する光学的測定手段
とを備える。ホスト装置及びプリンタの少なくとも一方
は、上記測定した結果を示す測定結果データを生成する
データ生成手段と、記憶素子から光学的特性データを読
み込むデータ読込手段と、その光学的特性データと上記
測定結果データとを比較して記録剤カートリッジ内の記
録剤が適正か否かを判断する記録剤適否判断手段とを備
える。記録剤カートリッジは、例えば一部又は全部が透
明になっていて内部の記録剤が見えており、光照射手段
は、その透明の場所を介して記録剤に光を照射する。
【0008】本発明の第1の観点によれば、記録剤の光
学的特性を測定し、その測定データと適正な記録剤の光
学的特性データとを比較するので、記録剤カートリッジ
内の記録剤が純正か否かだけでなく、その記録剤の色が
適正か否かをも容易に判断することができる。
学的特性を測定し、その測定データと適正な記録剤の光
学的特性データとを比較するので、記録剤カートリッジ
内の記録剤が純正か否かだけでなく、その記録剤の色が
適正か否かをも容易に判断することができる。
【0009】好適な実施形態では、光学的特性データ
は、適正な記録剤の光学的スペクトルの許容範囲(若し
くは適正範囲)を電位レベルで表した電位許容範囲デー
タであって、光学的測定手段が、上記光照射により記録
剤を透過又は反射した光の量を電位レベルで示した電位
データに変換する光電変換を実行する。その場合、記録
剤適否判断手段は、その電位データと上記電位許容範囲
データとを比較し、電位データに記録されている電位レ
ベルが上記許容範囲内にあるか否かを識別することで、
記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判断す
る。ここで、より好適には、ホスト装置又はプリンタの
少なくとも一方が、光電変換手段が変換した電位データ
に記録されている電位レベルの大きさから記録剤の残量
が僅少か否かを判断する記録剤残量判断手段を更に備え
る。
は、適正な記録剤の光学的スペクトルの許容範囲(若し
くは適正範囲)を電位レベルで表した電位許容範囲デー
タであって、光学的測定手段が、上記光照射により記録
剤を透過又は反射した光の量を電位レベルで示した電位
データに変換する光電変換を実行する。その場合、記録
剤適否判断手段は、その電位データと上記電位許容範囲
データとを比較し、電位データに記録されている電位レ
ベルが上記許容範囲内にあるか否かを識別することで、
記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判断す
る。ここで、より好適には、ホスト装置又はプリンタの
少なくとも一方が、光電変換手段が変換した電位データ
に記録されている電位レベルの大きさから記録剤の残量
が僅少か否かを判断する記録剤残量判断手段を更に備え
る。
【0010】本発明の第2の観点に従うプリンタは、記
憶素子を備えた記録剤カートリッジが交換可能に装着さ
れているものであって、その記憶素子には、適正な記録
剤の光学的特性データが記憶されていて、記録剤カート
リッジ内の記録剤に光を照射する光照射手段と、その光
照射により記録剤の光学的特性を測定する光学的測定手
段と、測定した結果を示す測定結果データを生成するデ
ータ生成手段と、記憶素子から光学的特性データを読み
込むデータ読込手段と、光学的特性データと測定結果デ
ータとを比較して記録剤カートリッジ内の記録剤が適正
か否かを判断する記録剤適否判断手段とを備える。
憶素子を備えた記録剤カートリッジが交換可能に装着さ
れているものであって、その記憶素子には、適正な記録
剤の光学的特性データが記憶されていて、記録剤カート
リッジ内の記録剤に光を照射する光照射手段と、その光
照射により記録剤の光学的特性を測定する光学的測定手
段と、測定した結果を示す測定結果データを生成するデ
ータ生成手段と、記憶素子から光学的特性データを読み
込むデータ読込手段と、光学的特性データと測定結果デ
ータとを比較して記録剤カートリッジ内の記録剤が適正
か否かを判断する記録剤適否判断手段とを備える。
【0011】本発明の第3の観点に従う記録剤カートリ
ッジは、プリンタに交換可能に装着されるものであっ
て、プリンタによってアクセスされる記憶素子を備え、
その記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性データが
記憶されている。それにより、プリンタが記録剤カート
リッジ内の記録剤に光を照射して記録剤の光学的特性を
測定し、プリンタ又はプリンタに接続されたホスト装置
の少なくとも一方が、測定した結果を示す測定結果デー
タを生成してそのデータと上記光学的特性データとを比
較して記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否を判断
できる。
ッジは、プリンタに交換可能に装着されるものであっ
て、プリンタによってアクセスされる記憶素子を備え、
その記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性データが
記憶されている。それにより、プリンタが記録剤カート
リッジ内の記録剤に光を照射して記録剤の光学的特性を
測定し、プリンタ又はプリンタに接続されたホスト装置
の少なくとも一方が、測定した結果を示す測定結果デー
タを生成してそのデータと上記光学的特性データとを比
較して記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否を判断
できる。
【0012】本発明の第4の観点に従うホスト装置は、
プリンタを制御するものであって、そのプリンタには、
記憶素子を備える記録剤カートリッジが交換可能に装着
され、その記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性デ
ータが記憶され、プリンタが、記録剤カートリッジ内の
記録剤に光を照射して記録剤の光学的特性を測定する場
合、測定した結果を示す測定結果データを生成するデー
タ生成手段と、記憶素子からプリンタを通じて光学的特
性データを読み込むデータ読込手段と、その光学的特性
データと上記測定結果データとを比較して記録剤カート
リッジ内の記録剤が適正か否かを判断する記録剤適否判
断手段とを備える。
プリンタを制御するものであって、そのプリンタには、
記憶素子を備える記録剤カートリッジが交換可能に装着
され、その記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性デ
ータが記憶され、プリンタが、記録剤カートリッジ内の
記録剤に光を照射して記録剤の光学的特性を測定する場
合、測定した結果を示す測定結果データを生成するデー
タ生成手段と、記憶素子からプリンタを通じて光学的特
性データを読み込むデータ読込手段と、その光学的特性
データと上記測定結果データとを比較して記録剤カート
リッジ内の記録剤が適正か否かを判断する記録剤適否判
断手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態をインクジェットプリンタを例にして詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリントシ
ステムの全体的な構成を示すブロック図である。
施の形態をインクジェットプリンタを例にして詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリントシ
ステムの全体的な構成を示すブロック図である。
【0014】同図において、ホスト装置1は、プリンタ
インタフェース回路3を介してインクジェットプリンタ
(以下、単にプリンタと言う)5と接続されている。こ
のホスト装置1は、典型的にはパーソナルコンピュ―タ
のような汎用型のコンピュータであり、プリンタ5へ送
るべき印刷データの作成処理を行なうソフトウェアであ
るプリンタドライバ7を有している。
インタフェース回路3を介してインクジェットプリンタ
(以下、単にプリンタと言う)5と接続されている。こ
のホスト装置1は、典型的にはパーソナルコンピュ―タ
のような汎用型のコンピュータであり、プリンタ5へ送
るべき印刷データの作成処理を行なうソフトウェアであ
るプリンタドライバ7を有している。
【0015】プリンタ5は、ホストインタフェース回路
13を介してホスト装置1に接続されている。このプリ
ンタ5は、ホスト装置1からホストインタフェース回路
13を介して転送されて来る印刷データに基づいて印刷
イメージの作成や紙送り制御等を行なう印刷処理回路1
5と、印刷処理回路15が作成した印刷イメージを、印
刷処理回路15の制御の下で印刷する印刷機構20とを
有している。
13を介してホスト装置1に接続されている。このプリ
ンタ5は、ホスト装置1からホストインタフェース回路
13を介して転送されて来る印刷データに基づいて印刷
イメージの作成や紙送り制御等を行なう印刷処理回路1
5と、印刷処理回路15が作成した印刷イメージを、印
刷処理回路15の制御の下で印刷する印刷機構20とを
有している。
【0016】印刷処理回路15は、図示していないが、
印刷ヘッド駆動回路や、モータ駆動回路や、インクカー
トリッジ19へのデータ書込み回路や、外部データの入
出力回路や、印刷処理回路15全体を制御するCPUな
どを備えている。また、印刷処理回路15は、特定のデ
ータを保存しておくための不揮発性の記憶媒体、例えば
EEPROM17を備えている。さらに、印刷処理回路
15は、インクカートリッジ19に充填されているイン
クが純正か否か、及びインク色が適正か否かを判断する
インク適否判断回路も備えている。インク適否判断回路
は、詳細は後述するが、インクカートリッジ19に充填
されているインクの特性を光電変換により電位レベルで
測定して、その測定によりインクカートリッジ19に充
填されているインクの電位データを取得する。また、イ
ンク適否判断回路は、インクカートリッジ19のEEP
ROM21から、そこに記憶されているインク色特性デ
ータ(例えば、そのインクの光学的スペクトルの許容範
囲を電位レベルで示した電位許容範囲データ、詳細は後
述する)を読取る。そして、インク適否判断回路は、そ
の電位許容範囲データと上記測定により得た電位データ
とを比較し、その電位データが許容範囲内にあるか否か
を識別して、インクカートリッジ19内のインクが純正
か否か、及び色が適正か否かを判断する。
印刷ヘッド駆動回路や、モータ駆動回路や、インクカー
トリッジ19へのデータ書込み回路や、外部データの入
出力回路や、印刷処理回路15全体を制御するCPUな
どを備えている。また、印刷処理回路15は、特定のデ
ータを保存しておくための不揮発性の記憶媒体、例えば
EEPROM17を備えている。さらに、印刷処理回路
15は、インクカートリッジ19に充填されているイン
クが純正か否か、及びインク色が適正か否かを判断する
インク適否判断回路も備えている。インク適否判断回路
は、詳細は後述するが、インクカートリッジ19に充填
されているインクの特性を光電変換により電位レベルで
測定して、その測定によりインクカートリッジ19に充
填されているインクの電位データを取得する。また、イ
ンク適否判断回路は、インクカートリッジ19のEEP
ROM21から、そこに記憶されているインク色特性デ
ータ(例えば、そのインクの光学的スペクトルの許容範
囲を電位レベルで示した電位許容範囲データ、詳細は後
述する)を読取る。そして、インク適否判断回路は、そ
の電位許容範囲データと上記測定により得た電位データ
とを比較し、その電位データが許容範囲内にあるか否か
を識別して、インクカートリッジ19内のインクが純正
か否か、及び色が適正か否かを判断する。
【0017】印刷機構20は、図示していないが、印刷
ヘッド、キャリッジ、紙送り装置、ヘッドメンテナンス
装置などから構成され、インクを印刷ヘッドへ供給する
ための交換可能なインクカートリッジ19が着脱自在に
セットされる。インクカートリッジ19は、不揮発性の
記憶媒体、例えばEEPROM21を有しており、その
アクセス端子22が、インクカートリッジ19の外表面
に露出している。インクカートリッジ19がプリンタ5
に完全に装着されると、インクカートリッジ19のEE
PROM21のアクセス端子22が、プリンタ5に備え
られている接続端子23に結合して、EEPROM21
と印刷処理回路15とが電気的に接続される。
ヘッド、キャリッジ、紙送り装置、ヘッドメンテナンス
装置などから構成され、インクを印刷ヘッドへ供給する
ための交換可能なインクカートリッジ19が着脱自在に
セットされる。インクカートリッジ19は、不揮発性の
記憶媒体、例えばEEPROM21を有しており、その
アクセス端子22が、インクカートリッジ19の外表面
に露出している。インクカートリッジ19がプリンタ5
に完全に装着されると、インクカートリッジ19のEE
PROM21のアクセス端子22が、プリンタ5に備え
られている接続端子23に結合して、EEPROM21
と印刷処理回路15とが電気的に接続される。
【0018】一般に、インクカートリッジのタイプに
は、キャリッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるオンキ
ャリッジタイプと、キャリッジから離れた不動の場所に
セットされるオフキャリッジタイプとがあるが、本実施
形態のインクカートリッジ19は、どちらのタイプであ
ってもよい。このインクカートリッジ19は、あるプリ
ンタに装着してある程度使った後、取り外して別のプリ
ンタに再装着するというように、複数のプリンタに使い
回すことも可能である。
は、キャリッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるオンキ
ャリッジタイプと、キャリッジから離れた不動の場所に
セットされるオフキャリッジタイプとがあるが、本実施
形態のインクカートリッジ19は、どちらのタイプであ
ってもよい。このインクカートリッジ19は、あるプリ
ンタに装着してある程度使った後、取り外して別のプリ
ンタに再装着するというように、複数のプリンタに使い
回すことも可能である。
【0019】図2は、図1のプリントシステムに装着さ
れるインクカートリッジの構成図である。
れるインクカートリッジの構成図である。
【0020】インクカートリッジ19は、略直方体であ
り、インクが充填されているインクタンク19aと、不
揮発性の記憶素子であるEEPROM21と、EEPR
OM21と外部回路とを電気的に接続するためのアクセ
ス端子22とを備えている。
り、インクが充填されているインクタンク19aと、不
揮発性の記憶素子であるEEPROM21と、EEPR
OM21と外部回路とを電気的に接続するためのアクセ
ス端子22とを備えている。
【0021】インクタンク19aに充填されるインクは
1色のみであり、1つのインクカートリッジ19が複数
色のインクを有する場合には、インクタンク19aはそ
れらインクの色数と同じ数だけ用意される(例えば、イ
ンクカートリッジ19がシアン、マゼンタ、イエローの
3色のインクを有する場合には、インクタンク19aは
3つ用意される)。それぞれのインクタンク19aに
は、印刷ヘッドにインクを供給するためのインク供給孔
19bと、内部に充填されたインクが見える透明の窓2
9が設けられている。透明窓29は、インクタンク19
aの正面と図示しない背面に設けられて対向しており、
正面(或いは背面)の透明窓29から入射された光が、
内部のインク、及び背面(或いは正面)の透明窓29を
透過できるようになっている。
1色のみであり、1つのインクカートリッジ19が複数
色のインクを有する場合には、インクタンク19aはそ
れらインクの色数と同じ数だけ用意される(例えば、イ
ンクカートリッジ19がシアン、マゼンタ、イエローの
3色のインクを有する場合には、インクタンク19aは
3つ用意される)。それぞれのインクタンク19aに
は、印刷ヘッドにインクを供給するためのインク供給孔
19bと、内部に充填されたインクが見える透明の窓2
9が設けられている。透明窓29は、インクタンク19
aの正面と図示しない背面に設けられて対向しており、
正面(或いは背面)の透明窓29から入射された光が、
内部のインク、及び背面(或いは正面)の透明窓29を
透過できるようになっている。
【0022】EEPROM21には、インクタンク19
aに充填される所定の純正インクの光学的スペクトルの
許容範囲(若しくは適正範囲)を電位レベルで示したデ
ータ(電位許容範囲データ)を記憶した領域が設けられ
ている。また、EEPROM21には、その領域の他
に、インクカートリッジ19の種類などを記憶したイン
クカートリッジID領域や、ユーザを特定するためのユ
ーザ情報を記憶するユーザID領域や、インクカートリ
ッジの製造年月日を記憶した領域や、インク残量を記憶
する領域や、インクの物理的又は化学的特性を示す情報
を記憶する領域などを設けることもできる。
aに充填される所定の純正インクの光学的スペクトルの
許容範囲(若しくは適正範囲)を電位レベルで示したデ
ータ(電位許容範囲データ)を記憶した領域が設けられ
ている。また、EEPROM21には、その領域の他
に、インクカートリッジ19の種類などを記憶したイン
クカートリッジID領域や、ユーザを特定するためのユ
ーザ情報を記憶するユーザID領域や、インクカートリ
ッジの製造年月日を記憶した領域や、インク残量を記憶
する領域や、インクの物理的又は化学的特性を示す情報
を記憶する領域などを設けることもできる。
【0023】図3は、インクタンク19a内のインクの
適否を判断する回路である上記インク適否判断回路の構
成を示す。
適否を判断する回路である上記インク適否判断回路の構
成を示す。
【0024】インク適否判断回路25には、発光素子3
1と、発光素子31が発した光をフィルタリングする色
フィルタ35と、発行素子31から色フィルタ35を通
じて来た光を受けて受光光量に応じた電圧信号を出力す
る受光素子33と、受光素子33が出力したアナログの
電圧信号をデジタルに変えるA/D変換部37と、その
デジタル信号を用いてインクの適否を判断するCPU3
9が設けられている。このインク適否判断回路25は、
装着されたインクカートリッジ19が発光素子31と色
フィルタ35との間に来るよう構成されており、インク
カートリッジ19が完全に装着されたときは、インクタ
ンク19aの一方の透明窓29が発光素子31に対向
し、他方の透明窓29が色フィルタ35に対向するよう
になっている。この構成により、発光素子31が発した
光は、インクタンク19aの一方の透明窓29を通じて
インクタンク19a内に入り、インクタンク19a内の
インクを透過して他方の透明窓29からインクタンク1
9a外に出て、色フィルタ35を通じて受光素子33が
受光する。以下、各要素について詳述する。
1と、発光素子31が発した光をフィルタリングする色
フィルタ35と、発行素子31から色フィルタ35を通
じて来た光を受けて受光光量に応じた電圧信号を出力す
る受光素子33と、受光素子33が出力したアナログの
電圧信号をデジタルに変えるA/D変換部37と、その
デジタル信号を用いてインクの適否を判断するCPU3
9が設けられている。このインク適否判断回路25は、
装着されたインクカートリッジ19が発光素子31と色
フィルタ35との間に来るよう構成されており、インク
カートリッジ19が完全に装着されたときは、インクタ
ンク19aの一方の透明窓29が発光素子31に対向
し、他方の透明窓29が色フィルタ35に対向するよう
になっている。この構成により、発光素子31が発した
光は、インクタンク19aの一方の透明窓29を通じて
インクタンク19a内に入り、インクタンク19a内の
インクを透過して他方の透明窓29からインクタンク1
9a外に出て、色フィルタ35を通じて受光素子33が
受光する。以下、各要素について詳述する。
【0025】発光素子31は、インクタンク19aに充
填されているインクの色に応じた光を発行する。例え
ば、インクタンク19aに黒インクが充填されていると
きは、黒インクを透過しやすい赤外線を発する赤外線発
光ダイオードが発光素子31として用いられ、シアン、
マゼンタ、イエローなどのカラーインクが充填されてい
るときは、それぞれのカラーインクを透過しやすい色の
光を発する発光ダイオードが発光素子31として用いら
れる。
填されているインクの色に応じた光を発行する。例え
ば、インクタンク19aに黒インクが充填されていると
きは、黒インクを透過しやすい赤外線を発する赤外線発
光ダイオードが発光素子31として用いられ、シアン、
マゼンタ、イエローなどのカラーインクが充填されてい
るときは、それぞれのカラーインクを透過しやすい色の
光を発する発光ダイオードが発光素子31として用いら
れる。
【0026】色フィルタ35は、発光素子31からイン
クタンク19a内のインクを透過して来た光のうち、所
定の色成分の光のみ通過させる。
クタンク19a内のインクを透過して来た光のうち、所
定の色成分の光のみ通過させる。
【0027】受光素子33は、フォトトランジスタであ
り、色フィルタ35を通過してきた光を受けて、その光
の量に応じた大きさの電圧アナログ信号をコレクタから
出力する。出力された電圧アナログ信号は、A/D変換
器37によってデジタル信号に変換される。このデジタ
ル信号は、インクタンク19a内のインクの色特性を、
電位レベルで示した電位データである。
り、色フィルタ35を通過してきた光を受けて、その光
の量に応じた大きさの電圧アナログ信号をコレクタから
出力する。出力された電圧アナログ信号は、A/D変換
器37によってデジタル信号に変換される。このデジタ
ル信号は、インクタンク19a内のインクの色特性を、
電位レベルで示した電位データである。
【0028】CPU39は、A/D変換器37でデジタ
ルに変換されたインク色の電位データを読取る。また、
CPU39は、インクカートリッジ19のEEPROM
21からそこに記憶されているインク色の上記電位許容
範囲データを読取る。CPU39は、その電位許容範囲
データとインクタンク19内のインクの電位データとと
を比較し、その電位データが電位許容範囲内にあるか否
かを識別して、インクタンク19a内のインクが純正か
否か、及びインク色が適正か否かを判断する。
ルに変換されたインク色の電位データを読取る。また、
CPU39は、インクカートリッジ19のEEPROM
21からそこに記憶されているインク色の上記電位許容
範囲データを読取る。CPU39は、その電位許容範囲
データとインクタンク19内のインクの電位データとと
を比較し、その電位データが電位許容範囲内にあるか否
かを識別して、インクタンク19a内のインクが純正か
否か、及びインク色が適正か否かを判断する。
【0029】図4は、インク適否判断回路25の動作手
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
【0030】例えば、プリンタ5がターンオンされる、
或いはインクカートリッジ19が装着されると、インク
適否判断回路25に電力が供給されて、発効素子31
が、インクタンク19a内のインクに光を照射する(ス
テップS1)。発光素子31が照射した光は、インクタ
ンク19a内のインクを透過し透明窓29からインクタ
ンク19a外に出る。そして、その光のうち所定の色成
分の光だけが色フィルタ35を通過して受光素子33で
受光され(S2)、その受光光量に応じた大きさの電圧
信号が受光素子33から出力される(S3)。出力され
たアナログの電圧信号は、A/D変換機37によってデ
ジタルに変換され、インクの色特性を電位レベルで示す
電位データとなる。
或いはインクカートリッジ19が装着されると、インク
適否判断回路25に電力が供給されて、発効素子31
が、インクタンク19a内のインクに光を照射する(ス
テップS1)。発光素子31が照射した光は、インクタ
ンク19a内のインクを透過し透明窓29からインクタ
ンク19a外に出る。そして、その光のうち所定の色成
分の光だけが色フィルタ35を通過して受光素子33で
受光され(S2)、その受光光量に応じた大きさの電圧
信号が受光素子33から出力される(S3)。出力され
たアナログの電圧信号は、A/D変換機37によってデ
ジタルに変換され、インクの色特性を電位レベルで示す
電位データとなる。
【0031】CPU39は、A/D変換機37から出力
された電位データを取得する(S4)。また、CPU3
9は、インクカートリッジ19のEEPROM21か
ら、そこに記憶されているインク電位許容範囲データを
取得する(S5)。そして、CPU39は、ステップS
4で取得した電位データとステップS5で取得した許容
範囲データとを比較し、インクタンク19内のインクの
電位レベルが、許容範囲内にあるか否かを識別する(S
6)。ここで、その電位レベルが許容範囲内にあれば
(S6でYES)、インクタンク19aには適正なイン
クが充填されていると判断し、印刷ヘッドへインクを充
填して(S7)、印刷処理を実行する(S8)。一方、
そのインクの電位レベルが許容範囲内になければ(S6
でNO)、プリンタドライバ7を通じてホスト装置1の
ディスプレイにエラー表示する等のエラー処理を行う
(S9)。
された電位データを取得する(S4)。また、CPU3
9は、インクカートリッジ19のEEPROM21か
ら、そこに記憶されているインク電位許容範囲データを
取得する(S5)。そして、CPU39は、ステップS
4で取得した電位データとステップS5で取得した許容
範囲データとを比較し、インクタンク19内のインクの
電位レベルが、許容範囲内にあるか否かを識別する(S
6)。ここで、その電位レベルが許容範囲内にあれば
(S6でYES)、インクタンク19aには適正なイン
クが充填されていると判断し、印刷ヘッドへインクを充
填して(S7)、印刷処理を実行する(S8)。一方、
そのインクの電位レベルが許容範囲内になければ(S6
でNO)、プリンタドライバ7を通じてホスト装置1の
ディスプレイにエラー表示する等のエラー処理を行う
(S9)。
【0032】上述した実施形態によれば、適正でないイ
ンクや所定の色と異なる色のインクがインクタンク19
a内に充填されていれば、そのインクが印刷ヘッドに充
填される前に、そのインクが不適正であることを検出す
ることができる。これにより、顔料インクのみしか使え
ないプリンタに染料インクが充填されたインクカートリ
ッジを装着してしまったり、所定の色と異なるカラーイ
ンクが充填されたインクカートリッジを装着してしまっ
たりする等のミスをしても、印刷ヘッドへのインク充填
前にそのミスを検出できるので、良好な印刷結果が得ら
れない等の印刷ミスや、印刷ヘッドに不適正なインクが
充填されてプリンタが使用不可能になってしまう等の事
故を防止することができる。
ンクや所定の色と異なる色のインクがインクタンク19
a内に充填されていれば、そのインクが印刷ヘッドに充
填される前に、そのインクが不適正であることを検出す
ることができる。これにより、顔料インクのみしか使え
ないプリンタに染料インクが充填されたインクカートリ
ッジを装着してしまったり、所定の色と異なるカラーイ
ンクが充填されたインクカートリッジを装着してしまっ
たりする等のミスをしても、印刷ヘッドへのインク充填
前にそのミスを検出できるので、良好な印刷結果が得ら
れない等の印刷ミスや、印刷ヘッドに不適正なインクが
充填されてプリンタが使用不可能になってしまう等の事
故を防止することができる。
【0033】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。例えば、ホスト装置1のプリンタドライバ7
が、適正なインクであるか否かの判断を行うようにして
も良い。また、インク適否判断回路25の受光素子33
は、インクタンク19a内のインクが反射する光の量に
応じた大きさの電圧信号を出力するようにしても良い。
また、受光素子33が受ける光の量の大きさから、イン
クの適否だけでなく、インク残量が僅少か否かを判断す
るようにすることもできる。具体的に言うと、透明窓2
9、29をインクタンク19aの底部付近に設けるよう
にする。この場合、インク残量が僅少になれば、発光素
子31が発する光のうち、インクを介さず略直接的に受
光素子33に届いてしまう光が生じて受光素子33が受
ける光量が大きくなるので、受光素子33が出力する電
圧信号もより大きくなる。つまり、受光素子33からの
出力電圧の大きさからインク残量が僅少か否かを判断で
き、その出力電圧レベルが一定の値より大きいときは、
インクカートリッジ19内のインク残業が僅少であると
判断することができる。
ための一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。例えば、ホスト装置1のプリンタドライバ7
が、適正なインクであるか否かの判断を行うようにして
も良い。また、インク適否判断回路25の受光素子33
は、インクタンク19a内のインクが反射する光の量に
応じた大きさの電圧信号を出力するようにしても良い。
また、受光素子33が受ける光の量の大きさから、イン
クの適否だけでなく、インク残量が僅少か否かを判断す
るようにすることもできる。具体的に言うと、透明窓2
9、29をインクタンク19aの底部付近に設けるよう
にする。この場合、インク残量が僅少になれば、発光素
子31が発する光のうち、インクを介さず略直接的に受
光素子33に届いてしまう光が生じて受光素子33が受
ける光量が大きくなるので、受光素子33が出力する電
圧信号もより大きくなる。つまり、受光素子33からの
出力電圧の大きさからインク残量が僅少か否かを判断で
き、その出力電圧レベルが一定の値より大きいときは、
インクカートリッジ19内のインク残業が僅少であると
判断することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るプリントシステムの
全体的な構成を示すブロック図。
全体的な構成を示すブロック図。
【図2】図1のプリントシステムで使用されるインクカ
ートリッジ19の構成図。
ートリッジ19の構成図。
【図3】インク適否判断回路を示す図。
【図4】インク適否判断回路の動作手順を示すフローチ
ャート。
ャート。
1 ホスト装置 3 プリンタインタフェース回路 5 インクジェットプリンタ 7 プリンタドライバ 13 ホストインタフェース回路 15 印刷処理回路 17、21 EEPROM 19 インクカートリッジ 19a インクタンク 19b インク供給孔 20 印刷機構 22 アクセス端子 23 接続端子 25 インク適否判断回路 29 透明窓 31 発光素子 33 受光素子 35 色フィルタ 37 A/D変換部 39 CPU
Claims (8)
- 【請求項1】 プリンタと、そのプリンタを制御するホ
スト装置とが互いに通信可能に接続され、且つ、記憶素
子を備えた記録剤カートリッジが、前記プリンタに交換
可能に装着されているプリントシステムにおいて、 前記記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性データが
記憶され、 前記プリンタは、前記記録剤カートリッジ内の記録剤に
光を照射する光照射手段と、前記光照射により前記記録
剤の光学的特性を測定する光学的測定手段とを備え、 前記ホスト装置又は前記プリンタの少なくとも一方が、 前記測定した結果を示す測定結果データを生成するデー
タ生成手段と 前記記憶素子から前記光学的特製データを読み込むデー
タ読込手段と、 前記光学的特性データと前記測定結果データとを比較し
て前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判
断する記録剤適否判断手段とを備えるプリントシステ
ム。 - 【請求項2】 前記光学的特性データが、適正な記録剤
の光学的スペクトルの許容範囲を電位レベルで表した電
位許容範囲データであって、 前記光学的測定手段が、前記光照射により前記記録剤を
透過又は反射した光の量を電位レベルで示した電位デー
タに変換する光電変換を実行し、 前記記録剤適否判断手段が、前記電位許容範囲データと
前記電位データとを比較し、前記電位データに記録され
ている電位レベルが前記許容範囲内にあるか否かを識別
することで、前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正
か否かを判断する請求項1記載のプリントシステム。 - 【請求項3】 前記ホスト装置及び前記プリンタの少な
くとも一方が、 前記光電変換手段が変換した電位データに記録されてい
る電位レベルの大きさから前記記録剤の残量が僅少か否
かを判断する記録剤残量判断手段を更に備える請求項2
記載のプリントシステム。 - 【請求項4】 記憶素子を備えた記録剤カートリッジが
交換可能に装着されているプリンタにおいて、 前記記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性データが
記憶され、 前記記録剤カートリッジ内の記録剤に光を照射する光照
射手段と、 前記光照射により前記記録剤の光学的特性を測定する光
学的測定手段と、 前記測定した結果を示す測定結果データを生成するデー
タ生成手段と、 前記記憶素子から前記光学的特性データを読み込むデー
タ読込手段と、 前記光学的特性データと前記測定結果データとを比較し
て前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判
断する記録剤適否判断手段とを備えるプリンタ。 - 【請求項5】 プリンタに交換可能に装着される記録剤
カートリッジにおいて、 前記プリンタによってアクセスされる記憶素子を備え、 前記記憶素子には、適正な記録剤の光学的特性データが
記憶されており、 それにより、前記プリンタが前記記録剤カートリッジ内
の記録剤に光を照射して前記記録剤の光学的特性を測定
し、前記プリンタ又は前記プリンタに接続されたホスト
装置の少なくとも一方が、前記測定した結果を示す測定
結果データを生成してそのデータと前記光学的特性デー
タとを比較して前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適
正か否を判断できるようになった記録剤カートリッジ。 - 【請求項6】 プリンタを制御するホスト装置におい
て、 前記プリンタには、記憶素子を備える記録剤カートリッ
ジが交換可能に装着され、前記記憶素子には、適正な記
録剤の光学的特性データが記憶され、前記プリンタが、
前記記録剤カートリッジ内の記録剤に光を照射し前記記
録剤の光学的特性を測定する場合、 前記測定した結果を示す測定結果データを生成するデー
タ生成手段と、 前記記憶素子から前記プリンタを通じて前記光学的特性
データを読み込むデータ読込手段と、 前記光学的特性データと前記測定結果データとを比較し
て前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判
断する記録剤適否判断手段とを備えるホスト装置。 - 【請求項7】 プリンタを制御するホスト装置としてコ
ンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体において、 前記プリンタには、記憶素子を備える記録剤カートリッ
ジが交換可能に装着され、前記記憶素子には、適正な記
録剤の光学的特性データが記憶され、前記プリンタが、
前記記録剤カートリッジ内の記録剤に光を照射し前記記
録剤の光学的特性を測定する場合、 前記測定した結果を示す測定結果データを生成するステ
ップと、 前記記憶素子から前記プリンタを通じて前記光学的特性
データを読み込むステップと、 前記測定結果データと前記光学的特性データとを比較し
て前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判
断するステップとをコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - 【請求項8】 適正な記録剤の光学的特性データが記憶
されている記憶素子を備えた記録剤カートリッジが装着
されるステップと、 前記記録剤カートリッジ内の記録剤に光を照射するステ
ップと、 前記光照射により前記記録剤の光学的特性を測定するス
テップと、 前記測定した結果を示す測定結果データを生成するステ
ップと、 前記記憶素子から前記光学的特性データを読み込むステ
ップと、 前記測定結果データと前記光学的特性データとを比較し
て前記記録剤カートリッジ内の記録剤が適正か否かを判
断するステップとを備えたプリントの動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150988A JP2001328273A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | プリントシステム、プリンタ及び記録剤カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150988A JP2001328273A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | プリントシステム、プリンタ及び記録剤カートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328273A true JP2001328273A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18656615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000150988A Withdrawn JP2001328273A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | プリントシステム、プリンタ及び記録剤カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001328273A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2000103087A (ja) * | 1998-05-25 | 2000-04-11 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置、及びインクカ―トリッジ |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000150988A patent/JP2001328273A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|
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A761 | Written withdrawal of application |
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