JPH11342662A - 情報機器の対象物判定装置及び対象物判定方法 - Google Patents

情報機器の対象物判定装置及び対象物判定方法

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JPH11342662A
JPH11342662A JP15020898A JP15020898A JPH11342662A JP H11342662 A JPH11342662 A JP H11342662A JP 15020898 A JP15020898 A JP 15020898A JP 15020898 A JP15020898 A JP 15020898A JP H11342662 A JPH11342662 A JP H11342662A
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JP
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light
wavelength
reflector
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JP15020898A
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English (en)
Inventor
Eiichi Furuya
栄一 古屋
Hisao Suzuki
久雄 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種プリンタ等のような情報機器に用いられ
る各種カートリッジ類等の対象物の真偽を、情報機器の
構造を複雑化することなく、また、その対象物自体の形
状を複雑化することなく、しかも、その真偽判定手法を
容易に解析されることなく判定する。 【解決手段】 例えばインクリボンカートリッジ等のよ
うな検知対象物に複数の波長毎に反射率が異なる反射体
を貼付しておき、この反射体に対して発光部より複数の
波長の光を照射し(S1、S6)、反射体からの反射光
を受光部で受光して得られた各波長毎のそれぞれの受光
量の値が共に所定値であるかどうかを判定し(S4、S
8)、検知対象物の真偽を確かめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種プリンタ等の
ような情報機器に用いられる各種カートリッジ類等の対
象物の真偽を判定する対象物判定装置及び対象物判定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プリンタ等のような情報機器では、
各種のカートリッジ類が用いられることが多い。例え
ば、インパクトドットプリンタではインクリボンカート
リッジが用いられ、インクジェットプリンタではインク
カートリッジが用いられ、レーザプリンタではトナーカ
ートリッジやOPCマガジンカートリッジが用いられ
る。
【0003】情報機器に用いられるそのような各種のカ
ートリッジ類としては、それらが用いられる情報機器に
適合する純正品が用意されているのが一般的であるが、
汎用品が市場を流通していることもある。このような汎
用品は、模造品であることが多く、模造品であるカート
リッジ類を使用した場合には、それが用いられた情報機
器を損傷させてしまうような事故が発生することもあ
る。このようなことから、各種のカートリッジ類に模造
品が用いられないようにする対策が必要となっている。
【0004】このような模造品対策としては、例えば、
カートリッジの取付け機構や駆動機構を複雑にしたり、
カートリッジ用の金型を複雑にしてカートリッジ自体の
形状を模倣しにくい形状にする、というような対策が従
来から採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カートリッジの取付け
機構や駆動機構を複雑にしたり、カートリッジ用の金型
を複雑にしてカートリッジ自体の形状を模倣しにくい形
状にするというような模造品対策は、模造品の使用防止
や流通阻止のために必要である反面、そのカートリッジ
が用いられる情報機器の構造が複雑化したり、カートリ
ッジの取付け作業が難しくなったりするというような技
術的課題をもたらす。
【0006】本発明の目的は、各種プリンタ等のような
情報機器に用いられる各種カートリッジ類等の対象物の
真偽を、情報機器の構造を複雑化することなく判定する
ことである。
【0007】本発明の別の目的は、各種プリンタ等のよ
うな情報機器に用いられる各種カートリッジ類等の対象
物の真偽を、その対象物自体の形状を複雑化することな
く判定することである。
【0008】本発明の別の目的は、各種プリンタ等のよ
うな情報機器に用いられる各種カートリッジ類等の対象
物の真偽を、その真偽判定手法を容易に解析されること
なく判定することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の情報機器
の対象物判定装置は、検知対象物が備える複数の波長毎
に反射率が異なる反射体に対して発光部より複数の波長
の光を照射する光照射手段と、前記反射体からの反射光
を受光部で受光してその受光量に応じた値を得る受光手
段と、前記受光手段によって得られた各波長毎のそれぞ
れの受光量の値が共にそれぞれの所定値であるかどうか
を判定する判定手段とを備える。
【0010】請求項2記載の情報機器の対象物判定方法
は、検知対象物が備える複数の波長毎に反射率が異なる
反射体に対して発光部より複数の波長の光を照射する過
程と、前記反射体からの反射光を受光部で受光してその
受光量に応じた値を得る過程と、得られた各波長毎のそ
れぞれの受光量の値が共にそれぞれの所定値であるかど
うかを判定する過程とを備える。
【0011】これらの請求項1又は2記載の発明では、
検知対象物が備える反射体の反射率が波長毎に異なるた
め、反射体に複数の波長の光を照射した場合、その反射
光の受光量が各波長毎に相違することになる。そこで、
反射体からの反射光を受光部で受光して得られた各波長
毎のそれぞれの受光量の値が共にそれぞれの所定値であ
るかどうかを判定することで、検知対象物の真偽が確か
められる。
【0012】請求項3記載の情報機器の対象物判定装置
は、発光部に対して接離する検知対象物が備える複数の
波長毎に反射率が異なる反射体に対して前記発光部より
第一の波長の光を照射する第一の光照射手段と、前記反
射体からの反射光を受光部で受光してその受光量に応じ
た値を得る受光手段と、前記受光手段によって得られた
第一の波長の光に応じた受光量の値が第一の所定値にな
った場合に反射率適合を認識する認識手段と、前記認識
手段が反射率適合を認識した場合に前記反射体に対して
前記発光部より第一の波長とは異なる第二の波長の光を
照射する第二の光照射手段と、前記受光手段によって得
られた第二の波長の光に応じた受光量の値が第二の所定
値であるかどうかを判定する判定手段とを備える。
【0013】請求項4記載の情報機器の対象物判定方法
は、発光部に対して接離する検知対象物が備える複数の
波長毎に反射率が異なる反射体に対して前記発光部より
第一の波長の光を照射する過程と、前記反射体からの反
射光を受光部で受光してその受光量に応じた値を得る過
程と、得られた第一の波長の光に応じた受光量の値が第
一の所定値になった場合に反射率適合を認識する過程
と、反射率適合が認識された場合に前記反射体に対して
前記発光部より第一の波長とは異なる第二の波長の光を
照射する過程と、前記受光手段によって得られた第二の
波長の光に応じた受光量の値が第二の所定値であるかど
うかを判定する過程とを備える。
【0014】これらの請求項3又は4記載の発明では、
検知対象物が備える反射体の反射率が波長毎に異なるた
め、反射体に第一の波長の光と第二の波長の光とを照射
した場合、その反射光の受光量が各波長毎に相違するこ
とになる。そこで、第一の波長の光が第一の所定値にな
った時点で第二の波長の光を反射体に照射し、受光部が
その反射光を受光して得られた受光量の値が第二の所定
値であるかどうかを判定することで、検知対象物の真偽
が確かめられる。この際、受光部による反射体からの反
射光の受光という判定基礎データの採取時に、反射体に
対する発光部の焦点距離が常に一定することになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態は、情報
機器としてのインパクトドットプリンタへの適用例であ
る。検知対象物は、インクリボンカセット1である。つ
まり、本実施の形態は、インクリボンカセット1が純正
品であるか模造品であるかを判定するための対象物判定
装置及び対象物判定方法についての一例である。
【0016】図1はインクリボンカートリッジ1と受発
光ユニット2とを示す斜視図、図2は各部の電気的接続
のブロック図である。まず、受発光ユニット2は、二つ
の発光素子3からなる発光部4と二つの受光素子5から
なる受光部6とを一体的に備えたユニットであり(図2
参照)、インクリボンカートリッジ1のホームポジショ
ン近傍に位置する装置本体のサイドフレーム7に近接す
る位置に取り付けられている(図1参照)。ここで、イ
ンクリボンカートリッジ1は、インクリボン8を内蔵
し、図示しないキャリアに着脱自在に取り付けられる。
そして、インクリボンカートリッジ1は、図1に二点鎖
線で示すホームポジション位置からキャリアの移動に伴
い所定の印字領域を用紙幅方向に移動自在である。この
ようなインクリボンカートリッジ1のホームポジション
は、サイドフレーム7に取り付けられたマイクロスイッ
チ構成のホームポジションセンサ9によって検知され
る。
【0017】ついで、受発光ユニット2は、サイドフレ
ーム7に形成された検出窓10を介してホームポジショ
ンに位置するインクリボンカートリッジ1に対面するよ
うに位置付けられている。より詳しくは、受発光ユニッ
ト2の配置位置は、発光部4から照射された光がホーム
ポジションに向かうインクリボンカートリッジ1の反射
エリア11を反射し、その反射光が受光部6に受光され
るような位置である。そして、発光部4を構成する二つ
の発光素子3としては共にLEDが用いられ、受光部6
を構成する二つの受光素子5としては共にフォトダイオ
ードが用いられている。本実施の形態では、一方の発光
素子3ともう一方の発光素子3とでは、異なる波長の光
を照射するように設定されている。
【0018】ここで、インクリボンカートリッジ1に
は、その反射エリア11に、反射体としての反射シール
12が貼付されている。この反射シール12は、図3に
グラフで示すように、受光する光の波長に応じて異なる
反射率を持つような光反射特性を持っている。このよう
な反射特性は、反射シール12の表面に塗られたインキ
の光反射特性に依存する。このような光反射特性を持っ
たインキ自体は、周知のものである。より詳しくは、反
射シール12は、図3のグラフに示すように、より紫外
線波長領域に近い波長A(第一の波長という)では反射
率がAであり、より赤外線波長領域に近い波長B(第二
の波長という)では反射率がAよりも低下するBである
ような光反射特性を持っている。そこで、本実施の形態
では、受発光ユニット2において、一方の発光素子3は
波長Aの光を出射し、もう一方の発光素子3は波長Bの
光を出射するように設定されている。
【0019】次いで、各部の電気的接続について説明す
る。各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するC
PU13が設けられ、このCPU13には固定データを
格納するROM14と可変データを書き換え自在に格納
するRAM15とがバスライン16を介してバス接続さ
れている。前述した受発光ユニット2も、バスライン1
6を介してCPU13にバス接続されている。つまり、
受発光ユニット2は、図1に示すように、基板17に搭
載されており、この基板17に接続するケーブル18が
バスライン16に接続された図示しないI/Oポートに
接続されることによってCPU13にバス接続されてい
る。また、バスライン16には、図示しない印字ヘッド
とそのドライバを主要構成要素とするプリントエンジン
19、前述したホームポジションセンサ9等を含む各種
センサ20、各種の駆動源となる各種モータ21、模造
品を知らせる表示部22も接続されており、これによっ
てそれらの各部はCPU13の統制下に入る。
【0020】本実施の形態のインパクトドットプリンタ
は、ROM14に動作プログラムが書き込まれたファー
ムウェア構成を採用しており、このような動作プログラ
ムに従ったCPU13によるプリントエンジン19、各
種モータ21及び各種センサ20等の駆動制御によって
印字動作が実行される。この際、各種モータ21に含ま
れている図示しないキャリアモータ(CA Moto
r)に駆動されてキャリアが用紙幅方向にスライド移動
し、これに伴ってキャリアに搭載された図示しない印字
ヘッドやインクリボンカートリッジ1が用紙幅方向を往
復動する。これにより、シリアルタイプのインクドット
プリント動作が行われる。
【0021】図4は、インクリボンカートリッジ1の真
偽判定処理の流れを示すフローチャートである。この処
理は、装置の電源投入時及びインクリボンカートリッジ
1の交換時に実行される。本実施の形態のドットインパ
クトプリンタでは、インクリボンカートリッジ1のキャ
リアに対する着脱は、ホームポジション位置近傍で行わ
れる。このようなインクリボンカートリッジ1の交換作
業の実行が各種センサ20に検知されてCPU13に認
識された場合、及び、装置の電源投入時には、ROM1
4に格納された動作プログラムの一部である図4に示す
ルーチンが起動される。以下、このルーチン、つまり、
インクリボンカートリッジ1の真偽判定処理について説
明する。
【0022】まず、CPU13の駆動制御によって、受
発光ユニット2における一つの発光素子3(LED1)
が点灯駆動される(S1)。この時に点灯制御されるの
は、例えば第一の波長であるA波長の光を出射する方の
発光素子3である。ここに、第一の光照射手段の機能が
実行される。次いで、キャリアがホームポジション側に
向かうようにキャリアを駆動するキャリアモータが1ス
テップ分だけ駆動され(S2)、その移動量Nが規定量
であるXを超えないかどうかが確かめられた後に(S
3)、点灯制御された発光素子3に対応する受光素子4
の出力レベル(Out1)がCPU13に認識され(受
光手段)、その出力レベル(Out1)が第一の所定値
である反射率Aに対応する出力レベルであると判定され
るまで(S4)、ステップS2〜S4までの処理が繰り
返される(図3のグラフ参照)。この時、ステップS3
でキャリアの移動量Nが規定量Xを超えたと判断された
場合にはエラー処理となり、例えば表示部22に純正品
でない旨の報知がなされる(S9)。つまり、この場合
には、キャリアに装着されたインクリボンカートリッジ
1は模造品であると認定されることになる。
【0023】ステップS4において、点灯制御された発
光素子3に対応する受光素子4の出力レベル(Out
1)が反射率Aに対応する出力レベルであると判定され
ると(S4のY)、点灯制御されていた発光素子3が消
灯され(S5)、第二の波長であるB波長の光を出射す
るもう一方の発光素子3(LED2)が点灯制御される
(S6)。そして、直ちに、点灯制御された発光素子3
に対応する受光素子4の出力レベル(Out2)が反射
率Bに対応する出力レベルであるかどうかが判定される
(S7、図3のグラフ参照)。つまり、ステップS4の
Yの処理により、受光素子4の出力レベル(Out1)
が第一の所定値である反射率Aに対応する出力レベルに
なった場合に反射率適合を認識する認識手段の機能が実
行される。また、ステップS7の処理により、認識手段
が反射率適合を認識した場合に反射シール12に対して
第二の波長である波長Bの光を照射する第二の光照射手
段の機能と、受光手段によって得られた第二の波長の光
に応じた受光量の値が第二の所定値であるかどうかを判
定する判定手段の機能とが実行される。
【0024】ステップS7での判定の結果、点灯制御さ
れた発光素子3に対応する受光素子4の出力レベル(O
ut2)が反射率Bに対応する出力レベルであると判定
された場合、正常である旨の判定がなされる(S8)。
つまり、この場合には、キャリアに純正のインクリボン
カートリッジ1が装着されたことが確認される。これに
対し、ステップS7の判定が否定的である場合にはエラ
ー処理となる(S9)。つまり、この場合には、キャリ
アに装着されたインクリボンカートリッジ1は模造品で
あると認定されることになる。
【0025】このにように、本実施の形態によれば、装
置本体の構造やインクリボンカートリッジ1の形状を複
雑化することなくインクリボンカートリッジ1の真偽を
確かめることができる。したがって、インパクトドット
プリンタやインクリボンカートリッジ1を安価に製造す
ることができ、また、インパクトドットプリンタに対す
るインクリボンカートリッジ1の取り付け作業の容易化
を図ることができる。しかも、A波長とB波長という複
数の波長の光を利用して真偽判定を行うようにしたの
で、適性と判断される受光量値を簡単に解析することを
困難にし、インクリボンカートリッジ1の真偽判定の水
準を高度に維持することができる。さらに、A波長の光
が反射率Aに対応する値になった時点でB波長の光を反
射シール12に照射してその反射光に基づく受光素子4
の出力レベル(Out2)が反射率Bに対応する出力レ
ベルであるかどうかを判定するようにした。このため、
判定基礎データの採取時における反射シール12に対す
る発光素子3の焦点距離を常に一定にすることができ、
インクの反射特性のばらつきや検出回路の誤差、あるい
は位置精度上の誤差等が生じても、それらの誤差に打ち
勝って正確な判定を行うことができる。
【0026】また、第一の波長であるA波長の光を点灯
後、所定の反射率が認識できるまでインクリボンカート
リッジ1を搭載したキャリアを動かしているので、例え
ば電源投入時にキャリアがどのような位置に位置してい
たとしても、純正品かどうかの検出判断を確実に行なう
ことができる。
【0027】本発明の第二の実施の形態を図5及び図6
に基づいて説明する。第一の実施の形態と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。
【0028】図5は、インクリボンカートリッジ1と受
発光ユニット2とを示す斜視図である。本実施の形態で
は、受発光ユニット2がキャリア31に取り付けられて
いる。これに伴い、インクリボンカートリッジ1に貼付
された反射シール12は、インクリボンカートリッジ1
がキャリア31に取り付けられた状態で受発光ユニット
2に対面するような位置に貼付されている。
【0029】図6は、インクリボンカートリッジ1の真
偽判定処理の流れを示すフローチャートである。この処
理は、装置の電源投入時及びインクリボンカートリッジ
1の交換時に実行される。つまり、インクリボンカート
リッジ1の交換作業の実行が各種センサ20に検知され
てCPU13に認識された場合、及び、装置の電源投入
時には、ROM14に格納された動作プログラムの一部
である図6に示すルーチンが起動される。以下、このル
ーチン、つまり、インクリボンカートリッジ1の真偽判
定処理について説明する。
【0030】まず、CPU13の駆動制御によって、受
発光ユニット2における一つの発光素子3(LED1)
が点灯駆動される(S11)。この時に点灯制御される
のは、例えばA波長の光を出射する方の発光素子3であ
る。ここに、光照射手段の機能が実行される。次いで、
点灯制御された発光素子3に対応する受光素子4の出力
レベル(Out1)がCPU13に認識され(受光手
段)、その出力レベル(Out1)が反射率Aに対応す
る出力レベルかどうかが判定される(S12、図3のグ
ラフ参照)。この時、点灯制御された発光素子3に対応
する受光素子4の出力レベル(Out1)が反射率Aに
対応する出力レベルではないと判定された場合にはエラ
ー処理となる(S17)。つまり、この場合には、キャ
リアに装着されたインクリボンカートリッジ1は模造品
であると認定されることになる。
【0031】ステップS12において、点灯制御された
発光素子3に対応する受光素子4の出力レベル(Out
1)が反射率Aに対応する出力レベルであると判定され
ると(S12のY)、点灯制御されていた発光素子3が
消灯され(S13)、B波長の光を出射するもう一方の
発光素子3(LED2)が点灯制御される(S14)。
そして、点灯制御された発光素子3に対応する受光素子
4の出力レベル(Out2)が反射率Bに対応する出力
レベルであるかどうかが判定される(S15、図3のグ
ラフ参照)。つまり、ステップS12及びS15によ
り、得られた各波長の光に対応するそれぞれの受光量の
値が共にそれぞれの所定値であるかどうかを判定する判
定手段の機能が実行される。
【0032】ステップS15での判定の結果、点灯制御
された発光素子3に対応する受光素子4の出力レベル
(Out2)が反射率Bに対応する出力レベルであると
判定された場合、正常である旨の判定がなされる(S1
6)。つまり、この場合には、キャリア31に純正のイ
ンクリボンカートリッジ1が装着されたことが確認され
る。これに対し、ステップS15の判定が否定的である
場合にはエラー処理となる(S17)。つまり、この場
合には、キャリアに装着されたインクリボンカートリッ
ジ1は模造品であると認定されることになる。
【0033】このにように、本実施の形態によれば、装
置本体の構造やインクリボンカートリッジ1の形状を複
雑化することなくインクリボンカートリッジ1の真偽を
確かめることができる。したがって、インパクトドット
プリンタやインクリボンカートリッジ1を安価に製造す
ることができ、また、インパクトドットプリンタに対す
るインクリボンカートリッジ1の取り付け作業の容易化
を図ることができる。しかも、A波長とB波長という複
数の波長の光を利用して真偽判定を行うようにしたの
で、適性と判断される受光量値を簡単に解析することを
困難にし、インクリボンカートリッジ1の真偽判定の水
準を高度に維持することができる。
【0034】また、本実施の形態では、反射シール12
と受発光ユニット2との距離が固定されているので、イ
ンクリボンカートリッジ1を搭載したキャリアを動かす
ことなくインクリボンカートリッジ1の真偽判断を行な
うことができる。これにより、第一の実施の形態のイン
パクトドットプリンタに比べ、反射シール12と受発光
ユニット2との間の距離を決定するための制御が不要と
なり、その分、そのような判断のために必要な時間を短
縮することができる。
【0035】なお、実施に当たっては、第一及び第二の
実施の形態に例示した態様に限らず、各種の変形や改良
が可能である。発光部4から照射される光について、第
一の波長には複数の波長が含まれていても良く、また、
第二の波長にも複数の波長が含まれていても良い。複数
の波長というのも、二種類の波長に限らず、三種類以上
の波長であっても良い。また、本実施の形態は、インパ
クトドットプリンタに用いられるインクリボンカートリ
ッジの真偽を判定する装置および方法に本発明を適用し
たが、実施に当たっては、インクジェットプリンタに用
いられるインクカートリッジやレーザプリンタに用いら
れるトナーカートリッジ及びOPCマガジン等に本発明
の対象物判定装置および方法を適用しても良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明は、情報機器
に取り付けられる検知対象物に複数の波長毎に反射率が
異なる反射体を貼付しておき、この反射体に対して発光
部より複数の波長の光を照射し、反射体からの反射光を
受光部で受光して得られた各波長毎のそれぞれの受光量
の値が共にそれぞれの所定値であるかどうかを判定する
ようにしたので、情報機器の構造や検知対象物の形状を
複雑化することなく検知対象物の真偽を確かめることが
できる。したがって、情報機器や検知対象物を安価に製
造することができ、また、情報機器に対する検知対象物
の取り付け作業の容易化を図ることができる。しかも、
複数の波長の光を利用して真偽判定を行うようにしたの
で、適性と判断される受光量値を簡単に解析することを
困難にし、検知対象物の真偽判定の水準を高度に維持す
ることができる。
【0037】請求項3及び4記載の発明は、情報機器に
取り付けられる検知対象物に複数の波長毎に反射率が異
なる反射体を貼付しておき、この反射体に対して発光部
より第一の波長の光を照射し、第一の波長の光が第一の
所定値になった時点で第二の波長の光を反射体に照射
し、得られた第二の波長の光に応じた受光量の値が第二
の所定値であるかどうかを判定するようにしたので、情
報機器の構造や検知対象物の形状を複雑化することなく
検知対象物の真偽を確かめることができる。したがっ
て、情報機器や検知対象物を安価に製造することがで
き、また、情報機器に対する検知対象物の取り付け作業
の容易化を図ることができる。しかも、第一の波長と第
二の波長という複数の波長の光を利用して真偽判定を行
うようにしたので、適性と判断される受光量値を簡単に
解析することを困難にし、検知対象物の真偽判定の水準
を高度に維持することができる。さらに、第一の波長の
光が第一の所定値になった時点で第二の波長の光を反射
体に照射してその反射光に基づく受光部の受光量の値が
第二の所定値であるかどうかを判定するようにしたの
で、受光部による反射体からの反射光の受光という判定
基礎データの採取時に、反射体に対する発光部の焦点距
離を常に一定にすることができ、インクの反射特性のば
らつきや検出回路の誤差、あるいは位置精度上の誤差等
が生じても、それらの誤差に打ち勝って正確な判定を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態として、インクリボ
ンカートリッジと受発光ユニット(発光部及び受光部)
とを示す斜視図である。
【図2】各部の電気的接続のブロック図である。
【図3】反射体(反射シール)における各波長毎の反射
率を示すグラフである。
【図4】インクリボンカートリッジの真偽判定処理の流
れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施の形態として、インクリボ
ンカートリッジと受発光ユニット(発光部及び受光部)
とを示す斜視図である。
【図6】インクリボンカートリッジの真偽判定処理の流
れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 検知対象物(インクリボンカートリッジ) 4 発光部 6 受光部 S1,S11 第一の光照射手段 12 反射体(反射シート) S1,S6,S11,S15 光照射手段 S4 認識手段 S4,S7,S12,S15 受光手段、判定手
段 S6,S15 第二の光照射手段 A 第一の波長 B 第二の波長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知対象物が備える複数の波長毎に反射
    率が異なる反射体に対して発光部より複数の波長の光を
    照射する光照射手段と、 前記反射体からの反射光を受光部で受光してその受光量
    に応じた値を得る受光手段と、 前記受光手段によって得られた各波長の光に対応するそ
    れぞれの受光量の値が共にそれぞれの所定値であるかど
    うかを判定する判定手段と、を備える情報機器の対象物
    判定装置。
  2. 【請求項2】 検知対象物が備える複数の波長毎に反射
    率が異なる反射体に対して発光部より複数の波長の光を
    照射する過程と、 前記反射体からの反射光を受光部で受光してその受光量
    に応じた値を得る過程と、 得られた各波長の光に対応するそれぞれの受光量の値が
    共にそれぞれの所定値であるかどうかを判定する過程
    と、を備える情報機器の対象物判定方法。
  3. 【請求項3】 発光部に対して接離する検知対象物が備
    える複数の波長毎に反射率が異なる反射体に対して前記
    発光部より第一の波長の光を照射する第一の光照射手段
    と、 前記反射体からの反射光を受光部で受光してその受光量
    に応じた値を得る受光手段と、 前記受光手段によって得られた第一の波長の光に応じた
    受光量の値が第一の所定値になった場合に反射率適合を
    認識する認識手段と、 前記認識手段が反射率適合を認識した場合に前記反射体
    に対して前記発光部より第一の波長とは異なる第二の波
    長の光を照射する第二の光照射手段と、 前記受光手段によって得られた第二の波長の光に応じた
    受光量の値が第二の所定値であるかどうかを判定する判
    定手段と、を備える対象物判定装置。
  4. 【請求項4】 発光部に対して接離する検知対象物が備
    える複数の波長毎に反射率が異なる反射体に対して前記
    発光部より第一の波長の光を照射する過程と、 前記反射体からの反射光を受光部で受光してその受光量
    に応じた値を得る過程と、 得られた第一の波長の光に応じた受光量の値が第一の所
    定値になった場合に反射率適合を認識する過程と、 反射率適合が認識された場合に前記反射体に対して前記
    発光部より第一の波長とは異なる第二の波長の光を照射
    する過程と、 得られた第二の波長の光に応じた受光量の値が第二の所
    定値であるかどうかを判定する過程と、を備える対象物
    判定方法。
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