JP5098511B2 - 記録装置、記録装置の制御方法、および、制御プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、および、制御プログラム Download PDF

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本発明は、記録媒体の搬送路において記録媒体を検出する光学式センサを備えた記録装置、この記録装置の制御方法、および、制御プログラムに関する。
一般に、プリンタなどの記録装置においては、記録媒体(記録用紙)の搬送路に向けて光を照射する光学式センサを用いて記録媒体の有無を検出し、記録媒体の幅や先端・後端を検出している。光学式センサは記録媒体に接触することなく検出を行えるという利点がある反面、記録媒体の表面が黒ベタ印刷されている場合など、記録媒体からの反射光が通常と著しく異なる場合には、誤検出をするおそれがある。そこで、記録媒体の搬送路上に複数の光学式センサを設け、これら複数の光学式センサの検出値を総合することで、紙端の有無等を判断するプリンタが提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開平2002−137847号公報
特許文献1に記載されたプリンタのようにセンサの数を増やして誤検出を防止しようとすると、センサの増加に応じたコスト増を招くという問題があった。また、複数のセンサを用いて誤検出を防止するためには、複数のセンサの位置がある程度離れていることが必要になるが、記録ヘッドの周囲にセンサを配設できるスペースは限られており、大型の記録装置でなければ、複数のセンサを望ましい位置に配置することは困難であった。
そこで、本発明は、光学式センサを用いて搬送路上の記録媒体を検出する記録装置において、コスト増や大幅な構成変更を伴わずに実現可能な手法により、記録媒体の状態を正確に検出できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、を特徴とする記録装置を提供する。
この構成によれば、排出動作の際に、光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの記録媒体の搬送量と、その前の給送動作で記録媒体を搬送した搬送量とに基づいて、記録媒体の排出が完了したか否かを判定する。つまり、光学式センサの検出状態のみに依存せず、記録媒体の搬送量を加味して判定を行うので、光学式センサの誤検出が生じても、記録媒体の排出が完了したか否かを正確に判定できる。
光学式センサは、例えば記録媒体の表面が黒色に塗られていて記録媒体からの反射光が著しく少ないために反射型光センサが反射光を検出できない、記録媒体の透光性が高いために透過型光センサで透過光を検出する等、記録媒体の有無を正確に検出できないことがあり得る。本発明のように、光学式センサの検出状態のみに依存しないで搬送量を参照すれば、より正確な判定を行うことができる。さらに、記録媒体の搬送量のみに依存することもないので、搬送部の動作に異常が生じた場合であっても、光学式センサの検出状態をもとに正確な判定を行える。
そして、この構成ではセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が必要ないため、コスト増を招くことがない。さらに、この構成は、記録ヘッド周囲のスペース等のハードウェアの仕様に関する制約を受けないので、容易に実現可能である。
上記構成において、前記制御部は、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合であっても、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値より大きい場合は、前記記録媒体の排出が完了していないと判定するものとしてもよい。
この場合、光学式センサによって記録媒体が検出されないだけでなく、排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行した給送動作における搬送量との差が所定値より大きい場合は排出が完了したと判定しない。つまり、排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行した給送動作における搬送量からみて適切でなければ排出が完了したと判定しないので、記録媒体の表面状態等の影響によって光学式センサが誤検出しても、記録媒体の排出状態を正確に判定できる。また、搬送量の差と所定値とを比較する処理はシンプルな処理であるため、記録媒体の排出が完了したか否かを高速かつ正確に判定できる。
また、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすいので、この場合には特に、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
また、上記構成において、前記制御部は、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合に、前記記録媒体の排出が完了したと判定するものとしてもよい。
この場合、光学式センサによって記録媒体が検出されず、かつ、排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行した給送動作における搬送量との差が所定値以下である場合に、記録媒体の排出が完了したと判定するので、記録媒体の表面状態等の影響によって光学式センサが誤検出しても、記録媒体の排出状態を正確に判定できる。また、搬送量の差と所定値とを比較する処理はシンプルな処理であるため、記録媒体の排出が完了したか否かを高速かつ正確に判定できる。
また、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすいので、この場合には特に、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
さらに、上記構成において、前記制御部は、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量よりも大きいか、或いはその差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出された場合に、排出動作に異常が発生したと判定するものとしてもよい。
この場合、排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行した給送動作における搬送量よりも大きいか、或いはその差が所定値以下であり、すでに記録媒体が排出されている可能性が高いにも関わらず、光学式センサによって記録媒体が検出された場合は、排出動作の異常を判定する。ここで、排出動作の異常とは、搬送部と記録媒体との間にすべりが生じている状態や、記録媒体のつまり、ジャム等が発生した状態を指す。従って、排出動作を開始してからの搬送量と光学式センサの検出状態とを対照することで、異常の発生を確実に判定できる。特に、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすく、光学式センサが記録媒体有りと検出した場合の信頼性は高い。このため、光学式センサが記録媒体有りと検出した場合には、この検出結果を優先することで、異常発生を確実に判定できるという利点がある。
上記構成において、前記光学式センサは、前記記録媒体の搬送路に設けられた暗色の案内板に向けて光を照射する反射型光センサとしてもよい。
この場合、記録媒体の表面に暗色である場合等に、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生することが懸念されるが、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
また、上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体を検出するセンサと、を備えた記録装置を制御して、前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させ、前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、を特徴とする記録装置の制御方法を提供する。
この制御方法によれば、排出動作の際に、光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの記録媒体の搬送量と、その前の給送動作で記録媒体を搬送した搬送量とに基づいて、記録媒体の排出が完了したか否かを判定する。つまり、光学式センサの検出状態のみに依存せず、記録媒体の搬送量を加味して判定を行うので、光学式センサの誤検出が生じても、記録媒体の排出が完了したか否かを正確に判定できる。光学式センサは、例えば記録媒体の表面が黒色に塗られていて記録媒体からの反射光が著しく少ないために反射型光センサが反射光を検出できない、記録媒体の透光性が高いために透過型光センサで透過光を検出する等、記録媒体の有無を正確に検出できないことがあり得る。本発明のように、光学式センサの検出状態のみに依存しないで搬送量を参照すれば、より正確な判定を行うことができる。さらに、記録媒体の搬送量のみに依存することもないので、搬送部の動作に異常が生じた場合であっても、光学式センサの検出状態をもとに正確な判定を行える。そして、この方法はセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が不要なため、コスト増を招くことがなく、記録ヘッド周囲のスペース等のハードウェアの仕様に関する制約を受けずに、容易に実現可能である。
また、上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、を備えた記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させ、前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、を特徴とする制御プログラムを提供する。
この制御プログラムは、フレキシブルディスクやハードディスク装置等の磁気的記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、CD−R、CD−RW、DVD±R、DVD±RW、DVD−RAM等の光学式記録媒体、半導体記憶デバイスを用いた記憶装置等の各種記録媒体に、コンピュータによって読み取り可能な形式で記録された形態としてもよい。
この制御プログラムによれば、排出動作の際に、光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの記録媒体の搬送量と、その前の給送動作で記録媒体を搬送した搬送量とに基づいて、記録媒体の排出が完了したか否かを判定する。つまり、光学式センサの検出状態のみに依存せず、記録媒体の搬送量を加味して判定を行うので、光学式センサの誤検出が生じても、記録媒体の排出が完了したか否かを正確に判定できる。光学式センサは、例えば記録媒体の表面が黒色に塗られていて記録媒体からの反射光が著しく少ないために反射型光センサが反射光を検出できない、記録媒体の透光性が高いために透過型光センサで透過光を検出する等、記録媒体の有無を正確に検出できないことがあり得る。本発明のように、光学式センサの検出状態のみに依存しないで搬送量を参照することで、より正確な判定を行うことができる。さらに、記録媒体の搬送量のみに依存することもないので、搬送部の動作に異常が生じた場合であっても、光学式センサの検出状態をもとに正確な判定を行える。そして、この制御プログラムを用いることにより、センサの数を増やす等のハードウェアの増強が不要となるので、コスト増を招くことなく、記録ヘッド周囲のスペース等のハードウェアの仕様に関する制約を受けずに、容易に実現可能である。
本発明によれば、コスト増やハードウェアの構成変更を伴わずに、光学式センサによる誤検出が生じた場合であっても記録媒体の搬送状態を正確に判定可能な記録装置を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンタ10の前方の外観を示す斜視図である。また、図2は、プリンタ10の側断面視図である。図3は、インクリボンカートリッジ29を外したフレーム構成を示す斜視図であり、図4は、図3のフレーム構成をトラクタユニット13側から見て示す斜視図である。また、図5は、インクリボンカートリッジ29を装着した状態のフレーム構成を示す斜視図である。
プリンタ10は、複数の記録ワイヤを選択的に打ち出す記録ヘッド20と、この記録ヘッド20が搭載されるキャリッジ21とを備え、記録ヘッド20から打ち出された記録ワイヤを記録媒体(以下、シートという。)に打ち付けることによって文字を含む画像を記録するシリアルドットインパクトプリンタである。
プリンタ10により記録が行われるシートには、所定長さに裁断されたカットシートと、複数枚が連結された連続シートとがある。シートの材料は紙に限定されず合成樹脂であってもよく、表面に無機材料または有機材料を含むコーティングが施されていてもよい。カットシートとしては、例えば単票紙、複写紙、通帳またはカットフィルムなどがあり、連続シートとしては連続紙がある。
図2に示すように、このプリンタ10は、大別すると、記録ユニットを構成するプリンタ本体12と、プリンタ本体12の後方(リア側)からシートを供給するトラクタユニット13と、プリンタ本体12の前方(フロント側)からシートを手差し供給するためのシートガイド14とを備えている。この記録ユニットは、図1に示すように、上部ケース15および下部ケース16からなる外装で覆われる構成となっている。プリンタ本体12は、MPU等を備えた制御部としてのコントローラ60(図7)と、このコントローラ60の制御に従ってシートを搬送し、画像を記録する記録機構部とを備えている。
図3および図4に示すように、プリンタ本体12は、一対のサイドフレーム25、26の間に、背面フレーム27、プラテン22、キャリッジ軸28、複数のローラ軸23a、トラクタユニット13などが架け渡され、キャリッジ軸28にはキャリッジ21が、各ローラ軸23aには搬送ローラ23が設けられている。
上記の記録機構部は、記録ヘッド20、キャリッジ21及びプラテン22と、複数の搬送ローラ23とを備えている。搬送ローラ23は、各図に図示したものを含めて複数配設されている。搬送ローラ23は、プラテン22に対してプリンタ本体12の前方及び後方に、上下に対になって配置されており、この対になった搬送ローラ23によってシートが挟まれて搬送される。搬送ローラ23は、右サイドフレーム26の外側に配列された駆動輪列部41を介して、PF(Paper Feed)モータ56(図7)に連結され、PFモータ56の駆動力によって、図2中において時計回りまたは反時計回りの向きに回転駆動される。この搬送ローラ23の回転により、シートが、プリンタ本体12の前方(シートガイド14側)から後方へ搬送され、また、プリンタ本体12の後方から前方へ搬送される。PFモータ56は、入力されたパルス分だけ所定方向に回転するステッピングモータとして構成され、搬送ローラ23によるシートの搬送量は、PFモータ56の動作ステップ数とほぼ対応する。ここで、シートの搬送方向は、後述するキャリッジ21の主走査方向と直交する副走査方向である。
プリンタ10が備える複数の搬送ローラ23は、PFモータ56と、PFモータ56の駆動力を搬送ローラ23に伝達する駆動輪列部41とともに、搬送部を構成する。
キャリッジ21は、キャリッジ軸28に摺動自在に挿通され、キャリッジ軸28に並べて配設された無端形状のタイミングベルト48(図3)に連結されている。タイミングベルト48はキャリッジ駆動モータ57(図7)の正転および反転動作によって往復駆動される。従って、キャリッジ21は、キャリッジ駆動モータ57の正転および反転動作により、タイミングベルト48とともに駆動され、キャリッジ軸28に案内されて往復移動する。このキャリッジ21の移動方向を主走査方向とする。
キャリッジ21は上記記録ヘッド20を搭載する。記録ヘッド20は、多数の記録ワイヤ(図示略)を備え、これら記録ワイヤをプラテン22に向けて打ち出す。プラテン22は、キャリッジ21とともに主走査方向に移動する記録ヘッド20の移動範囲に沿って、すなわち主走査方向に延設される平プラテンである。
プリンタ本体12には、図5に示すように、ステーショナリー形式のインクリボンカートリッジ29が着脱自在に装着され、このインクリボンカートリッジ29のインクリボンが記録ヘッド20とプラテン22との間に繰り出される。
これにより、記録ヘッド20は、キャリッジ21と共に主走査方向に走行される間に、これら記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン22と記録ヘッド20との間に搬送されたシートに付着し、該シートに文字を含む画像を記録する。なお、キャリッジ21には、図3にも示すように、リボンマスクホルダ51が取り付けられる。リボンマスクホルダ51は、インクリボンカートリッジ29から繰り出されたインクリボンと、プラテン22の上面に接して搬送されるシートとの間に位置して、インクリボンからシートを保護する。
トラクタユニット13は、連続シートを記録ヘッド20側へ供給するものであり、図4に示すように、左右一対のトラクタ30を有する。各トラクタ30は、図2に示すように、トラクタ駆動プーリ30aと、トラクタ従動プーリ30bと、これらプーリ30a,30bに巻き掛けられたトラクタベルト31とを備え、PFモータ56の駆動力が駆動機構(図示略)を介して伝達されることによって、トラクタ駆動プーリ30aが回転駆動され、トラクタベルト31が駆動されて連続シートを搬送する。この連続シートは、例えば、トラクタベルト31のピンに係合するスプロケットホールが穿設されたスプロケット紙である。トラクタユニット13は、記録ヘッド20によって画像を記録するために連続シートを搬送ローラ23に向けて供給し、さらに、記録ヘッド20による記録動作の実行中および記録動作後の排出動作時には、搬送ローラ23とともに動作して連続シートを送る。
図6は、キャリッジ21の構成を示す斜視図である。
キャリッジ21には、キャリッジ軸28が摺動自在に挿通されるボス部19aが一体に形成されており、このボス部19aを介して、キャリッジ21は、主走査方向にのみ移動可能にキャリッジ軸28に係留される。このキャリッジ21の先端に取り付けられたリボンマスクホルダ51の本体51aと、案内ピン52との間には、上述したようにインクリボンカートリッジ29内のインクリボンが繰り出される。
さらに、リボンマスクホルダ51の本体51aには、その下方におけるシートの有無を検出する光学式センサとしての紙幅センサ43が配設されている。紙幅センサ43は、その下方においてシートの搬送路を構成する紙案内45のフラット面45aに向けて配設された発光部と受光部とを有し、発光部から発した光の反射光を受光部によって検出する反射型光センサである。紙幅センサ43の発光部はフラット面45aに向けて光を照射し、受光部は、発光部による照射方向からの光を検出する。このため、紙幅センサ43の直下にシートが存在しない場合、紙幅センサ43が発した光はフラット面45aに反射して紙幅センサ43に向かう。また、紙幅センサ43の直下にシートが存在する場合、紙幅センサ43が発した光はシートの記録面に反射して、紙幅センサ43に向かう。
フラット面45aは、反射率が低くなるように暗色(例えば、黒)に着色(塗装)されている。これに対して、シートの多くはフラット面45aよりも明るい色(例えば、白色紙であれば白色度80%〜50%程度)であり、シートが着色されていても、フラット面45aより暗い色であることは極めて希である。従って、紙幅センサ43に入射する反射光は、シートの有無によって大きく異なっている。このため、紙幅センサ43の受光部により検出される光量をもとに、紙幅センサ43の直下におけるシートの有無を検出できる。
紙幅センサ43は、リボンマスクホルダ51の本体51aにおいて、図6中で右寄りの位置にある。紙幅センサ43は、キャリッジ21とともに主走査方向に移動するので、キャリッジ21を移動させながらキャリッジ21の位置と紙幅センサ43の受光量とを検出すれば、シートの幅方向の端位置を検出することができ、この検出した端位置からシートの幅を求めることができる。また、キャリッジ21を、走査範囲の端から所定距離だけ離れた位置に移動させて、PFモータ56の動作によりシートを搬送させると、搬送中のシートがキャリッジ21の下に有るか否かをもとに、シートの先端または後端がキャリッジ21の下を通過したかを検出できる。
このように構成されるプリンタ10においては、フロント側から手差しによりカットシートを供給する手差し給送と、リア側からトラクタユニット13により連続シートを供給するリア給送とを実行できる。
手差し給送時には、オペレータによってカットシートがシートガイド14に載せられ、プリンタ本体12の内部に向けて押し込まれる。シートガイド14とフロント側の搬送ローラ23との間に配設された紙端センサ44(図7)によってシートの先端が検出されると、PFモータ56(図7)により搬送ローラ23が駆動され、シートが記録ヘッド20へ向けて搬送される。シートがキャリッジ21の直下に達して、シートの先端が紙幅センサ43により検出されると、記録ヘッド20による記録が開始される。記録ヘッド20による記録は1行毎に行われ、この記録中は、搬送ローラ23によってシートが1行ずつリア側へ搬送される。そして、記録ヘッド20による記録が終了すると、PFモータ56および搬送ローラ23によってシートがシートガイド14に排出される。
この手差し給送の動作時に、プリンタ本体12のフロント側からリア側へシートを搬送する一連の動作過程を給送シーケンスとし、プリンタ本体12のリア側からフロント側へシートを搬送する一連の動作過程を排出シーケンスとする。
一方、トラクタユニット13によりリア給送を行う場合には、PFモータ56の動作によってトラクタユニット13および搬送ローラ23が駆動され、連続シートが記録ヘッド20へ向けて搬送されると、記録ヘッド20による記録が開始される。この記録の開始後は、トラクタユニット13および搬送ローラ23によって、記録ヘッド20が1行の記録を行う毎に、連続シートが所定長搬送され、フロント側から順次排出される。
手差し給送およびリア給送のいずれの場合も、シートの搬送路は、図2に示すように対向して設けられた搬送ローラ23、23の間、紙案内45の上、記録ヘッド20とプラテン22との間を通る略水平の経路である。
手差し給送とリア給送との切替は、例えば、図示しないレバーをオペレータが切り替えることによって、PFモータ56の駆動力をトラクタユニット13に伝達する機構を切り替えるようにしてもよいし、或いは、後述するコントローラ60によって自動的に切り替えてもよい。なお、手差し給送時には、シートが供給されるフロント側からみて左端がキャリッジ21の0桁位置となり、リア給送時には、シートが供給されるトラクタユニット13側からみて左端が0桁位置となる。
図7は、プリンタ10の制御系の構成を示すブロック図である。
この図7に示すように、プリンタ10は、プリンタ10の各部を制御するコントローラ60と、コントローラ60の制御に従ってモータを含む各部を駆動するモータドライバ回路55、および、各センサの検出状態をコントローラ60に出力するゲートアレイ58を備えている。
コントローラ60は、MPU61と、MPU61により実行される制御プログラム、および、この制御プログラムで処理されるデータ等を記憶するフラッシュROM62と、MPU61により実行されるプログラムおよびデータ等を一時的に記憶するメモリ63とを備えている。MPU61は、フラッシュROM62に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、ゲートアレイ58から入力される各センサの検出状態を参照し、モータドライバ回路55に制御情報を出力して、PFモータ56、キャリッジ駆動モータ57、および記録ヘッド20を動作させる。
フラッシュROM62は、書き換え可能な不揮発性メモリにより構成され、制御プログラムやデータを予め記憶している他、必要に応じて、プリンタ10の動作に関する種々のデータを記憶する。
MPU61には、プリンタ10外部のホストコンピュータ100から、画像記録を指示する制御情報と、シートに記録すべき画像のデータとを含むジョブが入力される。
モータドライバ回路55は、MPU61に接続され、MPU61から入力される制御情報に従って、PFモータ56、キャリッジ駆動モータ57および記録ヘッド20に対し、駆動電流と制御信号とを出力する。モータドライバ回路55は、ステッピングモータとして構成されるPFモータ56に対しては、駆動電流とともに駆動パルスを出力し、PFモータ56は、この駆動パルスに応じたステップ数だけ回転動作する。また、モータドライバ回路55は、サーボモータとして構成されるキャリッジ駆動モータ57に駆動電流を出力することによって、キャリッジ駆動モータ57を動作させ、キャリッジ21を主走査方向に往復移動させる。また、モータドライバ回路55は、MPU61から入力される制御情報に従って記録ヘッド20を制御し、記録ヘッド20が備えるワイヤ(図示略)を突出させる。
ゲートアレイ58は、紙幅センサ43および紙端センサ44からアナログ信号として出力される検出値を、デジタルの検出値を示す信号に変換して、MPU61に出力する。
紙幅センサ43は、上述したように、キャリッジ21が備えるリボンマスクホルダ51に搭載され、記録ヘッド20の近傍におけるシートの有無を検出するセンサであり、フラット面45aに向けて光を照射して、その反射光の受光量を検出値として出力する。紙幅センサ43とフラット面45aとは近接しているため、紙幅センサ43は、次に述べる紙端センサ44に比べて非常に高感度のセンサとして機能する。
紙端センサ44は、シートガイド14の基端部に配設され、シートガイド14からプリンタ本体12の内部に入ろうとするシートの先端を検出する。紙端センサ44は、例えば、シートの搬送路を向く発光部と受光部とを備えた反射型光センサ、或いは、シートの搬送路を挟んで対向する発光部と受光部により構成される透過型光センサである。
このように構成されるプリンタ10において、手差し給送によりシートが供給される際の動作を説明する。
図8は、プリンタ10の動作を示すフローチャートであり、図9は排出シーケンスを詳細に示すフローチャートである。
コントローラ60は、ゲートアレイ58を介して紙端センサ44の検出値を取得して、シートガイド14からのシートの有無を判別し(ステップS11)、紙端センサ44によってシートの先端を検出したと判別した場合は(ステップS11;Yes)、給送シーケンスを開始し(ステップS12)、モータドライバ回路55からPFモータ56に出力したパルス数をもとに、PFモータ56の動作ステップ数をカウントする(ステップS13)。このカウントは、後述するように給送シーケンスが完了するまで継続する。そして、コントローラ60は、シートを記録ヘッド20に向けて搬送しながら記録ヘッド20による記録を実行する(ステップS14)。
記録ヘッド20による記録が完了すると(ステップS15;Yes)、コントローラ60は、PFモータ56のカウントを終了して、給送シーケンスにおけるPFモータ56の動作ステップ数をメモリ63に一時的に記憶し(ステップS16)、PFモータ56によって搬送ローラ23を逆方向に回転させて、排出シーケンスを実行する(ステップS17)。
図9に示すように、排出シーケンスにおいて、コントローラ60は、メモリ63に記憶した給送シーケンスにおけるPFモータ56の動作ステップ数を取得し(ステップS21)、続いてパラメータNを設定し、このパラメータNの初期値を、ステップS21で取得したPFモータ56の動作ステップ数とする(ステップS22)。
そして、コントローラ60は、キャリッジ21を0桁位置から所定距離だけ離れた位置に移動させ(ステップS23)、紙幅センサ43の検出値を取得して、紙幅センサ43によりシートが検出されたか否かを判別する(ステップS24)。
ここで、43によりシートが検出された場合(ステップS24;Yes)、コントローラ60は、PFモータ56を所定ステップ数(例えば、1ステップ)だけ動作させて搬送ローラ23を回転させ、シートを搬送する(ステップS25)。コントローラ60は、PFモータ56を動作させたステップ数の分だけパラメータNを減算し(ステップS26)、減算したパラメータNの値を、エラー判定値と比較する(ステップS27)。
ここで、エラー判定値は、シートが完全に排出されている場合のパラメータNの値(例えば、0)から、さらに、ステップS25の搬送量を超える所定のマージン分を減算した値である。エラー判定値は、予めフラッシュROM62に記憶されていてもよいし、或いは、ホストコンピュータ100から制御情報とともに入力され、フラッシュROM62またはメモリ63に記憶されていてもよい。
パラメータNの値がエラー判定値よりも大きい場合(ステップS27;No)、シートの排出が完了していないので、コントローラ60はステップS24に戻る。
一方、パラメータNの値がエラー判定値以下である場合(ステップS27;Yes)、シートが完全に排出された後で紙幅センサ43によりシートが検出され、相当量だけシートを搬送したことになる。このため、コントローラ60は搬送ローラ23を含む搬送部に搬送エラー(異常)が発生したものと判定し(ステップS28)、エラー報知動作を実行して排出シーケンスを終了する。
また、紙幅センサ43によりシートが検出されない場合(ステップS24;No)、コントローラ60は、パラメータNの値を、排出判定値と比較する(ステップS29)。
排出判定値は、例えば、シートが紙幅センサ43の下から外れるまでシートを搬送した場合のパラメータNの値であり、シートを完全に排出した場合のパラメータNの値(例えば、0)に、所定のマージン分を加えた値である。排出判定値は、予めフラッシュROM62に記憶されていてもよいし、或いは、ホストコンピュータ100から制御情報とともに入力され、フラッシュROM62またはメモリ63に記憶されていてもよい。
パラメータNの値が排出判定値を超える場合(ステップS29;No)、シートの排出が完了していないので、紙幅センサ43でシートが検出されなくても、コントローラ60はステップS25に移行する。
一方、パラメータNの値が排出判定値以下である場合(ステップS29;Yes)、PFモータ56の搬送量からみてもシートが完全に排出されているので、コントローラ60は排出シーケンスを終了する。
上述したように、紙幅センサ43は、フラット面45aに向けて光を照射して、その反射光を受光して受光量を出力するセンサである。フラット面45aにシートが載っている場合には、シートの表面で反射した反射光が受光され、シートがない場合はフラット面45aで反射した反射光が受光される。フラット面45aは暗色に着色されているから、シートの表面で反射した光量は、フラット面45aで反射した光量に比べて多い。このため、紙幅センサ43の受光量をもとに、紙幅センサ43の直下におけるシートの有無を検出できる。
しかしながら、シートに黒のベタ塗り印刷が施されている場合など、シートの表面の一部において光の反射率が極めて低く、この反射率の低い部分が紙幅センサ43の直下に位置した場合、紙幅センサ43の受光量は、フラット面45aからの反射光を受光した場合と同様に低くなる。この場合、紙幅センサ43の受光量を基準にすれば、紙幅センサ43の直下にシートがないと判定される。しかし実際には紙幅センサ43の直下にシートが存在するから、これは誤検出となる。
本実施形態に係るプリンタ10は、排出シーケンスにおいて、紙幅センサ43がシート無しを示す検出値を出力した場合に(ステップS24;No)、パラメータNの値を参照し、シートの搬送量からみてシートが排出されているか否かを判別する(ステップS29)。そして、紙幅センサ43によりシートが検出されず、パラメータNの値がシートが排出された場合の妥当な値となっていれば、シートが排出されたものとして排出シーケンスを終了する。
また、紙幅センサ43によりシートが検出されず、パラメータNの値がシートが排出された場合の妥当な値よりも大きければ、シートがまだ排出されていないものとして、排出シーケンスを継続する。これにより、シート上の黒ベタ塗り印刷箇所を、紙幅センサ43によって検出してしまった場合であっても、確実にシートを排出できる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、プリンタ10を制御するコントローラ60は、シートを給送する給送シーケンスにおけるPFモータ56の動作ステップ数をカウントし、給送シーケンスが終了したときのステップ数をメモリ63に記憶しておき、記録後のシートを排出する排出シーケンスにおいて、紙幅センサ43の検出状態と合わせて、排出シーケンスを開始してからのPFモータ56の動作ステップ数と給送シーケンスにおける動作ステップ数との差を示すパラメータNに基づいて、シートの排出が完了したか否かを判定する。つまり、紙幅センサ43の検出状態のみに依存せず、PFモータ56によるシートの搬送量を加味して判定を行うので、紙幅センサ43の誤検出が生じても、シートの排出が完了したか否かを正確に判定できる。
これにより、例えばシートの表面からの反射光が著しく少ない場合等、紙幅センサ43によってシートの有無を正確に検出しにくい場合であっても、正確な判定を行うことができる。
さらに、シートの搬送量のみに依存して判定を行うこともないので、搬送ローラ23、PFモータ56、およびPFモータ56の駆動力を搬送ローラ23に伝達する駆動輪列部41を含む搬送部に異常が生じた場合であっても、正確な判定を行える。そして、この構成ではセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が必要ないため、コスト増を招くことがない。さらに、この構成は、記録ヘッド20の周囲のスペース等、ハードウェアの仕様に関する制約を受けず、容易に実現可能である。
また、コントローラ60は、排出シーケンスを開始してからの搬送量と、その前に実行した給送シーケンスにおける搬送量との差を示すパラメータNが所定値より大きい場合は排出が完了したと判定しない。つまり、排出シーケンスを開始してからの搬送量が、その前に実行した給送シーケンスにおける搬送量からみて適切でなければ排出が完了したと判定しないので、シートの表面状態等の影響によって紙幅センサ43が誤検出しても、シートの排出状態を正確に判定できる。加えて、パラメータNを排出判定値と比較するシンプルな処理により、シートの排出が完了したか否かを高速かつ正確に判定できる。
また、紙幅センサ43は反射型光センサであって、シートが有るのにシート無しと検出する誤検出が発生しやすい構成においても、誤検出を効果的に防止し、シートの搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
さらに、上記構成において、コントローラ60は、紙幅センサ43によりシートが検出され、パラメータNがエラー判定値より大きい場合に、排出シーケンスに異常が発生したと判定するので、搬送ローラ23とシートとの間にすべりが生じている状態や、シートのつまり、ジャム等の異常を、確実に検出できる。特に、紙幅センサ43は反射型光センサであるから、シートが有るのにシート無しと検出する誤検出が発生しやすい一方で、紙幅センサ43がシート有りと検出した場合の信頼性は高い。このため、紙幅センサ43がシート有りと検出した場合に、異常発生を確実に判定できるという利点がある。
なお、上記実施形態においては、紙幅センサ43を、フラット面45aの上方に配置され、フラット面45aに向けて光を照射する反射型光センサとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、発光部と受光部を分離し、その一方をフラット面45aに埋め込み、他方をフラット面45aの上方に設けて対向させた透過型光センサとしてもよい。この場合、黒ベタ塗り印刷が施されたようなシートを誤検出することはないが、一部が透明または半透明で、透光性の高い部分を有するシートを用いた場合には、シートがあるにもかかわらずシート無しと誤検出することが考えられ、本発明を適用することにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、ドットインパクトプリンタとしてのプリンタ10に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シートを給送および排出する搬送動作を行うプリンタであって、シートの一部に光を照射してシートを検出するものであれば、どのようなプリンタであっても適用可能である。具体的には、インクジェット或いはバブルジェット(登録商標)方式のプリンタにも本発明を適用可能であるし、発熱体を備えた記録ヘッドにより感熱紙に画像を記録するサーマルプリンタ、熱昇華型プリンタ、或いは、複写機やファクシミリなどの電子写真方式により画像を記録する記録装置にも本発明を適用可能である。
また、以上の説明においては、プリンタ10の制御プログラムがフラッシュROM62に予め記憶されていることを前提としていたが、これに限らず、コントローラ60を、図示しないパーソナルコンピュータやサーバコンピュータと通信ケーブルあるいはネットワークを介して接続し、このパーソナルコンピュータあるいはサーバコンピュータから制御プログラムをダウンロードするような形態であってもよい。この場合、フラッシュROM62等の書き換え可能な不揮発性メモリ(図示略)に制御プログラムが記憶され、MPU61は、フラッシュROM62にダウンロードした制御プログラムを読み出して実行すればよい。その他、上記実施形態で説明したプリンタ10の細部構成についても、任意に変更可能である。
実施形態に係るプリンタの前方の外観を示す斜視図である。 プリンタの側断面視図である。 インクリボンカートリッジを外したフレーム構成を示す斜視図である。 図3のフレーム構成をトラクタユニット側から見て示す斜視図である。 インクリボンカートリッジを装着した状態を示す斜視図である。 キャリッジの斜視図である。 プリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 プリンタの動作を示すフローチャートである。 排出シーケンスを詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10…プリンタ、11…記録ヘッド、12…プリンタ本体、13…トラクタユニット、14…シートガイド、15…上部ケース、16…下部ケース、20…記録ヘッド、21…キャリッジ、22…プラテン、23…搬送ローラ(搬送部)、23a…ローラ軸、25…左サイドフレーム、26…右サイドフレーム、27…背面フレーム、28…キャリッジ軸、29…インクリボンカートリッジ、30…トラクタ、31…トラクタベルト、41…駆動輪列部(搬送部)、43…紙幅センサ(光学式センサ)、45…紙案内(案内板)、45a…フラット面、48…タイミングベルト、51…リボンマスクホルダ、55…モータドライバ回路、56…PFモータ(搬送部)、58…ゲートアレイ、60…コントローラ(制御部)、61…MPU、62…フラッシュROM、63…メモリ。

Claims (6)

  1. 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、
    前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を前記給送動作時とは逆方向に搬送して排出する排出動作とを実行させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否か判定を行い、
    前記判定において、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合であっても、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値より大きい場合は、前記記録媒体の排出が完了していないと判定すること、
    を特徴とする記録装置。
  2. 請求項記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記判定において、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合に、前記記録媒体の排出が完了したと判定すること、
    を特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、
    前記制御部は、前記判定において、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量よりも大きいか、或いはその差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出された場合に、排出動作に異常が発生したと判定すること、
    を特徴とする記録装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の記録装置において、
    前記光学式センサは、前記記録媒体の搬送路に設けられた暗色の案内板に向けて光を照射する反射型光センサであること、
    を特徴とする記録装置。
  5. 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体を検出するセンサと、を備えた記録装置を制御して、
    前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を前記給送動作時とは逆方向に搬送して排出する排出動作とを実行させ、
    前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否か判定を行い、
    前記判定において、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合であっても、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値より大きい場合は、前記記録媒体の排出が完了していないと判定すること、
    を特徴とする記録装置の制御方法。
  6. 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、を備えた記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を前記給送動作時とは逆方向に搬送して排出する排出動作とを実行させ、
    前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否か判定を行い、
    前記判定において、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合であっても、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値より大きい場合は、前記記録媒体の排出が完了していないと判定すること、
    を特徴とする制御プログラム。
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