JP2009046209A - 記録装置、記録装置の制御方法、および、制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体としてのカットシートに画像を記録する記録ヘッド20と、搬送ローラを駆動してカットシートを搬送させるPFモータ56と、カットシートの有無を検出する紙幅センサ43とを備えたプリンタ10により、画像が記録された後のカットシートを排出する動作において、コントローラ60は、カットシートの排出が完了したか否かを、紙幅センサ43の検出状態とともに、その前の給送動作時のPFモータ56の動作ステップ数と、排出動作を開始してからのPFモータ56の動作ステップ数とに基づいて判定する。
【選択図】図7
Description
そこで、本発明は、光学式センサを用いて搬送路上の記録媒体を検出する記録装置において、コスト増や大幅な構成変更を伴わずに実現可能な手法により、記録媒体の状態を正確に検出できるようにすることを目的とする。
この構成によれば、排出動作の際に、光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの記録媒体の搬送量と、その前の給送動作で記録媒体を搬送した搬送量とに基づいて、記録媒体の排出が完了したか否かを判定する。つまり、光学式センサの検出状態のみに依存せず、記録媒体の搬送量を加味して判定を行うので、光学式センサの誤検出が生じても、記録媒体の排出が完了したか否かを正確に判定できる。
光学式センサは、例えば記録媒体の表面が黒色に塗られていて記録媒体からの反射光が著しく少ないために反射型光センサが反射光を検出できない、記録媒体の透光性が高いために透過型光センサで透過光を検出する等、記録媒体の有無を正確に検出できないことがあり得る。本発明のように、光学式センサの検出状態のみに依存しないで搬送量を参照すれば、より正確な判定を行うことができる。さらに、記録媒体の搬送量のみに依存することもないので、搬送部の動作に異常が生じた場合であっても、光学式センサの検出状態をもとに正確な判定を行える。
そして、この構成ではセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が必要ないため、コスト増を招くことがない。さらに、この構成は、記録ヘッド周囲のスペース等のハードウェアの仕様に関する制約を受けないので、容易に実現可能である。
この場合、光学式センサによって記録媒体が検出されないだけでなく、排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行した給送動作における搬送量との差が所定値より大きい場合は排出が完了したと判定しない。つまり、排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行した給送動作における搬送量からみて適切でなければ排出が完了したと判定しないので、記録媒体の表面状態等の影響によって光学式センサが誤検出しても、記録媒体の排出状態を正確に判定できる。また、搬送量の差と所定値とを比較する処理はシンプルな処理であるため、記録媒体の排出が完了したか否かを高速かつ正確に判定できる。
また、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすいので、この場合には特に、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
この場合、光学式センサによって記録媒体が検出されず、かつ、排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行した給送動作における搬送量との差が所定値以下である場合に、記録媒体の排出が完了したと判定するので、記録媒体の表面状態等の影響によって光学式センサが誤検出しても、記録媒体の排出状態を正確に判定できる。また、搬送量の差と所定値とを比較する処理はシンプルな処理であるため、記録媒体の排出が完了したか否かを高速かつ正確に判定できる。
また、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすいので、この場合には特に、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
この場合、排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行した給送動作における搬送量よりも大きいか、或いはその差が所定値以下であり、すでに記録媒体が排出されている可能性が高いにも関わらず、光学式センサによって記録媒体が検出された場合は、排出動作の異常を判定する。ここで、排出動作の異常とは、搬送部と記録媒体との間にすべりが生じている状態や、記録媒体のつまり、ジャム等が発生した状態を指す。従って、排出動作を開始してからの搬送量と光学式センサの検出状態とを対照することで、異常の発生を確実に判定できる。特に、光学式センサが反射型光センサである場合には、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生しやすく、光学式センサが記録媒体有りと検出した場合の信頼性は高い。このため、光学式センサが記録媒体有りと検出した場合には、この検出結果を優先することで、異常発生を確実に判定できるという利点がある。
この場合、記録媒体の表面に暗色である場合等に、記録媒体が有るのに記録媒体無しと検出する誤検出が発生することが懸念されるが、光学式センサが記録媒体無しと検出した場合に搬送量に基づく判定を行うことで、誤検出を効果的に防止し、記録媒体の搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
この制御方法によれば、排出動作の際に、光学式センサの検出状態と、排出動作を開始してからの記録媒体の搬送量と、その前の給送動作で記録媒体を搬送した搬送量とに基づいて、記録媒体の排出が完了したか否かを判定する。つまり、光学式センサの検出状態のみに依存せず、記録媒体の搬送量を加味して判定を行うので、光学式センサの誤検出が生じても、記録媒体の排出が完了したか否かを正確に判定できる。光学式センサは、例えば記録媒体の表面が黒色に塗られていて記録媒体からの反射光が著しく少ないために反射型光センサが反射光を検出できない、記録媒体の透光性が高いために透過型光センサで透過光を検出する等、記録媒体の有無を正確に検出できないことがあり得る。本発明のように、光学式センサの検出状態のみに依存しないで搬送量を参照すれば、より正確な判定を行うことができる。さらに、記録媒体の搬送量のみに依存することもないので、搬送部の動作に異常が生じた場合であっても、光学式センサの検出状態をもとに正確な判定を行える。そして、この方法はセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が不要なため、コスト増を招くことがなく、記録ヘッド周囲のスペース等のハードウェアの仕様に関する制約を受けずに、容易に実現可能である。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンタ10の前方の外観を示す斜視図である。また、図2は、プリンタ10の側断面視図である。図3は、インクリボンカートリッジ29を外したフレーム構成を示す斜視図であり、図4は、図3のフレーム構成をトラクタユニット13側から見て示す斜視図である。また、図5は、インクリボンカートリッジ29を装着した状態のフレーム構成を示す斜視図である。
プリンタ10により記録が行われるシートには、所定長さに裁断されたカットシートと、複数枚が連結された連続シートとがある。シートの材料は紙に限定されず合成樹脂であってもよく、表面に無機材料または有機材料を含むコーティングが施されていてもよい。カットシートとしては、例えば単票紙、複写紙、通帳またはカットフィルムなどがあり、連続シートとしては連続紙がある。
上記の記録機構部は、記録ヘッド20、キャリッジ21及びプラテン22と、複数の搬送ローラ23とを備えている。搬送ローラ23は、各図に図示したものを含めて複数配設されている。搬送ローラ23は、プラテン22に対してプリンタ本体12の前方及び後方に、上下に対になって配置されており、この対になった搬送ローラ23によってシートが挟まれて搬送される。搬送ローラ23は、右サイドフレーム26の外側に配列された駆動輪列部41を介して、PF(Paper Feed)モータ56(図7)に連結され、PFモータ56の駆動力によって、図2中において時計回りまたは反時計回りの向きに回転駆動される。この搬送ローラ23の回転により、シートが、プリンタ本体12の前方(シートガイド14側)から後方へ搬送され、また、プリンタ本体12の後方から前方へ搬送される。PFモータ56は、入力されたパルス分だけ所定方向に回転するステッピングモータとして構成され、搬送ローラ23によるシートの搬送量は、PFモータ56の動作ステップ数とほぼ対応する。ここで、シートの搬送方向は、後述するキャリッジ21の主走査方向と直交する副走査方向である。
プリンタ10が備える複数の搬送ローラ23は、PFモータ56と、PFモータ56の駆動力を搬送ローラ23に伝達する駆動輪列部41とともに、搬送部を構成する。
キャリッジ21は上記記録ヘッド20を搭載する。記録ヘッド20は、多数の記録ワイヤ(図示略)を備え、これら記録ワイヤをプラテン22に向けて打ち出す。プラテン22は、キャリッジ21とともに主走査方向に移動する記録ヘッド20の移動範囲に沿って、すなわち主走査方向に延設される平プラテンである。
これにより、記録ヘッド20は、キャリッジ21と共に主走査方向に走行される間に、これら記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン22と記録ヘッド20との間に搬送されたシートに付着し、該シートに文字を含む画像を記録する。なお、キャリッジ21には、図3にも示すように、リボンマスクホルダ51が取り付けられる。リボンマスクホルダ51は、インクリボンカートリッジ29から繰り出されたインクリボンと、プラテン22の上面に接して搬送されるシートとの間に位置して、インクリボンからシートを保護する。
キャリッジ21には、キャリッジ軸28が摺動自在に挿通されるボス部19aが一体に形成されており、このボス部19aを介して、キャリッジ21は、主走査方向にのみ移動可能にキャリッジ軸28に係留される。このキャリッジ21の先端に取り付けられたリボンマスクホルダ51の本体51aと、案内ピン52との間には、上述したようにインクリボンカートリッジ29内のインクリボンが繰り出される。
フラット面45aは、反射率が低くなるように暗色(例えば、黒)に着色(塗装)されている。これに対して、シートの多くはフラット面45aよりも明るい色(例えば、白色紙であれば白色度80%〜50%程度)であり、シートが着色されていても、フラット面45aより暗い色であることは極めて希である。従って、紙幅センサ43に入射する反射光は、シートの有無によって大きく異なっている。このため、紙幅センサ43の受光部により検出される光量をもとに、紙幅センサ43の直下におけるシートの有無を検出できる。
手差し給送時には、オペレータによってカットシートがシートガイド14に載せられ、プリンタ本体12の内部に向けて押し込まれる。シートガイド14とフロント側の搬送ローラ23との間に配設された紙端センサ44(図7)によってシートの先端が検出されると、PFモータ56(図7)により搬送ローラ23が駆動され、シートが記録ヘッド20へ向けて搬送される。シートがキャリッジ21の直下に達して、シートの先端が紙幅センサ43により検出されると、記録ヘッド20による記録が開始される。記録ヘッド20による記録は1行毎に行われ、この記録中は、搬送ローラ23によってシートが1行ずつリア側へ搬送される。そして、記録ヘッド20による記録が終了すると、PFモータ56および搬送ローラ23によってシートがシートガイド14に排出される。
この手差し給送の動作時に、プリンタ本体12のフロント側からリア側へシートを搬送する一連の動作過程を給送シーケンスとし、プリンタ本体12のリア側からフロント側へシートを搬送する一連の動作過程を排出シーケンスとする。
手差し給送およびリア給送のいずれの場合も、シートの搬送路は、図2に示すように対向して設けられた搬送ローラ23、23の間、紙案内45の上、記録ヘッド20とプラテン22との間を通る略水平の経路である。
手差し給送とリア給送との切替は、例えば、図示しないレバーをオペレータが切り替えることによって、PFモータ56の駆動力をトラクタユニット13に伝達する機構を切り替えるようにしてもよいし、或いは、後述するコントローラ60によって自動的に切り替えてもよい。なお、手差し給送時には、シートが供給されるフロント側からみて左端がキャリッジ21の0桁位置となり、リア給送時には、シートが供給されるトラクタユニット13側からみて左端が0桁位置となる。
この図7に示すように、プリンタ10は、プリンタ10の各部を制御するコントローラ60と、コントローラ60の制御に従ってモータを含む各部を駆動するモータドライバ回路55、および、各センサの検出状態をコントローラ60に出力するゲートアレイ58を備えている。
コントローラ60は、MPU61と、MPU61により実行される制御プログラム、および、この制御プログラムで処理されるデータ等を記憶するフラッシュROM62と、MPU61により実行されるプログラムおよびデータ等を一時的に記憶するメモリ63とを備えている。MPU61は、フラッシュROM62に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、ゲートアレイ58から入力される各センサの検出状態を参照し、モータドライバ回路55に制御情報を出力して、PFモータ56、キャリッジ駆動モータ57、および記録ヘッド20を動作させる。
フラッシュROM62は、書き換え可能な不揮発性メモリにより構成され、制御プログラムやデータを予め記憶している他、必要に応じて、プリンタ10の動作に関する種々のデータを記憶する。
MPU61には、プリンタ10外部のホストコンピュータ100から、画像記録を指示する制御情報と、シートに記録すべき画像のデータとを含むジョブが入力される。
紙幅センサ43は、上述したように、キャリッジ21が備えるリボンマスクホルダ51に搭載され、記録ヘッド20の近傍におけるシートの有無を検出するセンサであり、フラット面45aに向けて光を照射して、その反射光の受光量を検出値として出力する。紙幅センサ43とフラット面45aとは近接しているため、紙幅センサ43は、次に述べる紙端センサ44に比べて非常に高感度のセンサとして機能する。
紙端センサ44は、シートガイド14の基端部に配設され、シートガイド14からプリンタ本体12の内部に入ろうとするシートの先端を検出する。紙端センサ44は、例えば、シートの搬送路を向く発光部と受光部とを備えた反射型光センサ、或いは、シートの搬送路を挟んで対向する発光部と受光部により構成される透過型光センサである。
図8は、プリンタ10の動作を示すフローチャートであり、図9は排出シーケンスを詳細に示すフローチャートである。
コントローラ60は、ゲートアレイ58を介して紙端センサ44の検出値を取得して、シートガイド14からのシートの有無を判別し(ステップS11)、紙端センサ44によってシートの先端を検出したと判別した場合は(ステップS11;Yes)、給送シーケンスを開始し(ステップS12)、モータドライバ回路55からPFモータ56に出力したパルス数をもとに、PFモータ56の動作ステップ数をカウントする(ステップS13)。このカウントは、後述するように給送シーケンスが完了するまで継続する。そして、コントローラ60は、シートを記録ヘッド20に向けて搬送しながら記録ヘッド20による記録を実行する(ステップS14)。
記録ヘッド20による記録が完了すると(ステップS15;Yes)、コントローラ60は、PFモータ56のカウントを終了して、給送シーケンスにおけるPFモータ56の動作ステップ数をメモリ63に一時的に記憶し(ステップS16)、PFモータ56によって搬送ローラ23を逆方向に回転させて、排出シーケンスを実行する(ステップS17)。
そして、コントローラ60は、キャリッジ21を0桁位置から所定距離だけ離れた位置に移動させ(ステップS23)、紙幅センサ43の検出値を取得して、紙幅センサ43によりシートが検出されたか否かを判別する(ステップS24)。
ここで、43によりシートが検出された場合(ステップS24;Yes)、コントローラ60は、PFモータ56を所定ステップ数(例えば、1ステップ)だけ動作させて搬送ローラ23を回転させ、シートを搬送する(ステップS25)。コントローラ60は、PFモータ56を動作させたステップ数の分だけパラメータNを減算し(ステップS26)、減算したパラメータNの値を、エラー判定値と比較する(ステップS27)。
パラメータNの値がエラー判定値よりも大きい場合(ステップS27;No)、シートの排出が完了していないので、コントローラ60はステップS24に戻る。
一方、パラメータNの値がエラー判定値以下である場合(ステップS27;Yes)、シートが完全に排出された後で紙幅センサ43によりシートが検出され、相当量だけシートを搬送したことになる。このため、コントローラ60は搬送ローラ23を含む搬送部に搬送エラー(異常)が発生したものと判定し(ステップS28)、エラー報知動作を実行して排出シーケンスを終了する。
排出判定値は、例えば、シートが紙幅センサ43の下から外れるまでシートを搬送した場合のパラメータNの値であり、シートを完全に排出した場合のパラメータNの値(例えば、0)に、所定のマージン分を加えた値である。排出判定値は、予めフラッシュROM62に記憶されていてもよいし、或いは、ホストコンピュータ100から制御情報とともに入力され、フラッシュROM62またはメモリ63に記憶されていてもよい。
パラメータNの値が排出判定値を超える場合(ステップS29;No)、シートの排出が完了していないので、紙幅センサ43でシートが検出されなくても、コントローラ60はステップS25に移行する。
一方、パラメータNの値が排出判定値以下である場合(ステップS29;Yes)、PFモータ56の搬送量からみてもシートが完全に排出されているので、コントローラ60は排出シーケンスを終了する。
しかしながら、シートに黒のベタ塗り印刷が施されている場合など、シートの表面の一部において光の反射率が極めて低く、この反射率の低い部分が紙幅センサ43の直下に位置した場合、紙幅センサ43の受光量は、フラット面45aからの反射光を受光した場合と同様に低くなる。この場合、紙幅センサ43の受光量を基準にすれば、紙幅センサ43の直下にシートがないと判定される。しかし実際には紙幅センサ43の直下にシートが存在するから、これは誤検出となる。
また、紙幅センサ43によりシートが検出されず、パラメータNの値がシートが排出された場合の妥当な値よりも大きければ、シートがまだ排出されていないものとして、排出シーケンスを継続する。これにより、シート上の黒ベタ塗り印刷箇所を、紙幅センサ43によって検出してしまった場合であっても、確実にシートを排出できる。
さらに、シートの搬送量のみに依存して判定を行うこともないので、搬送ローラ23、PFモータ56、およびPFモータ56の駆動力を搬送ローラ23に伝達する駆動輪列部41を含む搬送部に異常が生じた場合であっても、正確な判定を行える。そして、この構成ではセンサの数を増やす等のハードウェアの増強が必要ないため、コスト増を招くことがない。さらに、この構成は、記録ヘッド20の周囲のスペース等、ハードウェアの仕様に関する制約を受けず、容易に実現可能である。
また、紙幅センサ43は反射型光センサであって、シートが有るのにシート無しと検出する誤検出が発生しやすい構成においても、誤検出を効果的に防止し、シートの搬送状態を正確に判定できるという利点がある。
また、以上の説明においては、プリンタ10の制御プログラムがフラッシュROM62に予め記憶されていることを前提としていたが、これに限らず、コントローラ60を、図示しないパーソナルコンピュータやサーバコンピュータと通信ケーブルあるいはネットワークを介して接続し、このパーソナルコンピュータあるいはサーバコンピュータから制御プログラムをダウンロードするような形態であってもよい。この場合、フラッシュROM62等の書き換え可能な不揮発性メモリ(図示略)に制御プログラムが記憶され、MPU61は、フラッシュROM62にダウンロードした制御プログラムを読み出して実行すればよい。その他、上記実施形態で説明したプリンタ10の細部構成についても、任意に変更可能である。
Claims (7)
- 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録媒体を搬送する搬送部と、
前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、
前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、
を特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
前記制御部は、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合であっても、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値より大きい場合は、前記記録媒体の排出が完了していないと判定すること、
を特徴とする記録装置。 - 請求項1または2に記載の記録装置において、
前記制御部は、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量との差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出されない場合に、前記記録媒体の排出が完了したと判定すること、
を特徴とする記録装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の記録装置において、
前記制御部は、前記搬送部により排出動作を開始してからの搬送量が、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量よりも大きいか、或いはその差が所定値以下であり、かつ、前記光学式センサにより前記記録媒体が検出された場合に、排出動作に異常が発生したと判定すること、
を特徴とする記録装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の記録装置において、
前記光学式センサは、前記記録媒体の搬送路に設けられた暗色の案内板に向けて光を照射する反射型光センサであること、
を特徴とする記録装置。 - 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路において前記記録媒体を検出するセンサと、を備えた記録装置を制御して、
前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させ、
前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、
を特徴とする記録装置の制御方法。 - 記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路に向けて光を照射して前記記録媒体を検出する光学式センサと、を備えた記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記搬送部により、前記記録ヘッドに前記記録媒体を給送する給送動作と、前記記録ヘッドにより画像が記録された前記記録媒体を排出する排出動作とを実行させ、
前記搬送部により排出動作を実行する際に、前記光学式センサの検出状態とともに、排出動作を開始してからの前記搬送部による搬送量と、その前に実行された給送動作時の前記搬送部による搬送量とに基づいて、前記記録媒体の排出が完了したか否かを判定すること、
を特徴とする制御プログラム。
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