JP3502004B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3502004B2
JP3502004B2 JP2000060514A JP2000060514A JP3502004B2 JP 3502004 B2 JP3502004 B2 JP 3502004B2 JP 2000060514 A JP2000060514 A JP 2000060514A JP 2000060514 A JP2000060514 A JP 2000060514A JP 3502004 B2 JP3502004 B2 JP 3502004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙に文字や画
像を印字するインクジェットプリンタに関し、特に本体
にセットされたインクタンク内のインクの有無を光学的
に検出する機能を有するインクジェットプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インクタンクがセットされたイン
クキャリッジを用紙の搬送方向に対して直交する方向に
往復動させながらインクタンク内のインクを用紙に吹き
つけ、該用紙に文字や画像を印字するインクジェットプ
リンタがあった。また、ブラック、イエロー、マゼン
ダ、シアンの4色またはブラックを除く3色のインクを
使用してフルカラーの印字が行えるインクジェットプリ
ントも実用化されている。
【0003】インクジェットプリンタは、周知のように
インクキャリッジにセットされているインクタンク内の
インクが無くなると印字不能になることから、インクタ
ンク内のインクの残量(有無)を検知し、インク無しを
検知したときにその旨をユーザに報知する機能を設けた
ものが提案されている。インクタンク内のインクの有無
を検知する方法の1つとして、発光素子からインクタン
クに照射された光の透過光または反射光を受光素子で受
光し、該受光素子の受光量からインクタンク内のインク
の有無を検知する光学的検知方法がある。
【0004】なお、ノズルから吐出したインクの量を積
算してインク無しを検知する積算検知方法やインクタン
クの重量を測定してインク無しを検知する重量検知方法
等も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
学的検知方法によりインクタンク内のインク有無を検知
する装置では、組み立て時に本体における発光素子およ
び受光素子の取付位置を調整する必要があるとともに、
発光素子および受光素子の性能のばらつきを調整しなけ
ればならなかった。具体的には、インクキャリッジにイ
ンクタンクをセットした状態で、インクタンクの特定の
位置(検出位置)を照射するように発光素子の取付位置
を調整し、上記特定の位置に照射された光の透過光また
は反射光を受光するように受光素子の位置を調整してい
た。さらに、インクキャリッジに空のインクタンクと空
でないインクタンクを交互に装着しながら、受光素子に
おける受光量が適当な大きさになるように発光素子の発
光量を調整していた。
【0006】このように、インクタンク内のインク有無
を上記光学的検知方法により検知する装置では、組み立
て時にインクキャリッジに対するインクタンクのセット
(装着)、リセット(取り外し)を繰り返し行わなけれ
ばならず、組み立て作業に手間がかかり、製造コストを
増加させるという問題があった。
【0007】この発明の目的は、発光部および受光部の
取付位置等の調整が簡単に行えるようにすることで、製
造コストの増加を抑えたインクジェットプリンタを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のインクジェッ
トプリンタは、上記課題を解決するために以下の構成を
備えている。
【0009】 (1)インクタンクがセットされたイン
クキャリッジを往復動させながら、上記インクタンク内
のインクを用紙に吹きつけるタイミングを制御し、用紙
上に文字や画像を印字する印字制御部と、上記インクキ
ャリッジにセットされている上記インクタンクの特定の
位置を照射する発光部と、上記インクタンクの特定の位
置からの反射光を受光する受光部と、上記受光部の受光
量を獲得し、該受光量から上記インクタンク内における
インクの有無を検知する検知部と、を備えたインクジェ
ットプリンタにおいて、上記インクキャリッジには、こ
のインクキャリッジにセットされた上記インクタンクの
特定の位置と同じ高さで、且つ同じ面に、2種類のマー
キング部材が往復動する方向に並べて取り付けられてお
り、一方のマーキング部材は上記発光部から照射された
光の反射率が黒色のインクと同じであり、他方のマーキ
ング部材は上記発光部から照射された光の反射率が略0
であり、さらに、上記発光部が一方のマーキング部材を
照射したときにおける上記受光部の受光量と、上記発光
部が他方のマーキング部材を照射したときにおける上記
受光部の受光量と、の間にインクが無いと判断する閾値
が存在するように、上記発光部の発光量を調整する発光
量調整部を備えている。
【0010】
【0011】 ()上記発光量調整部は、上記発光部
に供給される電流を変化させる可変抵抗である。
【0012】 ()上記検知部は、上記受光部が上記
一方のマーキング部材からの反射光を受光したときの上
記インクキャリッジの位置を基準にして、上記受光部に
おける上記インクタンクの特定の位置からの反射光の受
光量を獲得する。
【0013】 ()上記印字制御部は、上記受光部が
上記一方のマーキング部材からの反射光を受光したとき
の上記インクキャリッジの位置を基準にして、上記イン
クキャリッジをホームポジションへ移動させる機能を有
する。
【0014】上記構成では、インクタンクをセットする
インクキャリッジに、このインクキャリッジにセットさ
れた上記インクタンクの特定の位置と同じ高さで、且つ
同じ面に、上記発光部から照射された光の反射率が黒色
のインクと同じである一方のマーキング部材、および上
記発光部から照射された光の反射率が略0である他方の
マーキング部材を往復動する方向に並べて取り付けたの
で、装置の組み立て時にインクキャリッジに対するイン
クタンクのセット、リセットを行うことなく、発光部お
よび受光部の取付位置や、発光量の調整が行える。具体
的には、発光部および受光部の取付位置は、インクキャ
リッジを所定の位置に停止させた状態で、発光部を上記
一方のマーキング部材を照射する位置に調整し、受光部
を上記一方のマーキング部材に照射された光の反射光を
受光する位置に調整すればよい。また、発光量調整部
が、一方のマーキング部材からの反射光を受光している
受光素子の受光量(出力信号のレベル)と、他方のマー
キング部材からの反射光を受光している受光素子の受光
量(出力信号のレベル)と、の間にインクが無いと判断
する閾値が存在するように発光素子の発光量を調整す
る。なお、使用するインクが複数色である場合には、上
記2つの出力信号のレベル間に各色のインクについてイ
ンクが無いと判断する閾値が存在するように調整する。
【0015】このように、インクキャリッジに対してイ
ンクタンクのセット(装着)、リセット(取り外し)を
繰り返し行うことなく、発光部および受光部の取付位置
や、発光量が調整できるので、組み立て作業が簡単に行
え、製造コストの増加が抑えられる。
【0016】また、インクキャリッジに配置した一方の
マーキング部材を検出した位置を基準にすることで、イ
ンクキャリッジの移動量の誤差を抑えることができるの
で、該インクキャリッジにセットされているインクタン
クの特定の位置からの反射光を精度良く獲得することが
できる。
【0017】さらに、インクキャリッジに配置した一方
のマーキング部材を検出した位置を基準にして、該イン
クキャリッジのホームポジションを検出する構成とすれ
ば、ホームポジションセンサを不要にでき、装置本体の
コストダウンが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
るインクジェットプリンタの外観を示す概略図であり、
図2はこのインクジェットプリンタの印字部の構成を示
す概略図である。インクジェットプリンタ1は、印字部
が収納された本体2と、本体に給紙する用紙をセットす
る給紙トレイ3と、印字された用紙を排紙する排紙トレ
イ4とを備えている。
【0019】印字部には、図2に示すように給紙トレイ
3から給紙された用紙を排紙トレイ4に導く用紙搬送路
が形成されている。用紙搬送路には、給紙トレイ3にセ
ットされている用紙を1枚繰り出すピックアップローラ
11と、ピックアップローラによって繰り出された用紙
を本体内部に搬送する給紙ローラ12と、給紙タイミン
グを調整するPSローラ13と、排紙ローラ14とが配
置されている。また、印字位置の上方にインクタンク2
0がセットされる(取り付けられる)インクキャリッジ
15が配置されている。インクキャリッジ15は図示し
ていない駆動部によって、用紙の搬送方向に対して直交
する方向(図2において紙面に直交する方向)に往復動
される。また、インクキャリッジ15は図示していない
シャフトに保持されている。
【0020】以下、この実施形態のインクジェットプリ
ンタ1における印字動作について簡単に説明する。イン
クジェットプリンタ1は、データ伝送ラインで接続され
たパーソナルコンピュータ等の情報処理装置から印字要
求が送信されてくると、ピックアップローラ11が給紙
トレイ3にセットされている用紙を1枚繰り出す。ピッ
クアップローラ11によって繰り出された用紙は、給紙
ローラ12により印字位置へ送られる。PSローラ13
は、情報処理装置から送信されてきた印字画像の印字タ
イミングに合わせて用紙を印字位置へ送る。インクキャ
リッジ15を用紙の搬送方向と直交する方向に移動させ
ながら、上記印字画像に応じて用紙にインクタンク20
内のインクを吹きつけ、用紙上に1ライン分の画像を印
字する。なお、用紙に対して1ライン分の印字(1ライ
ンの走査)が行われている間、PSローラ13は用紙の
送りを停止している。上記1ラインの走査が完了すると
PSローラ13が適当な量(1ライン分の印字幅)だけ
用紙を送り、該用紙に対する1ライン分の印字(走査)
を行う処理が繰り返し行われ、情報処理装置から送信さ
れてきた印字画像が用紙に印字される。印字画像が印字
された用紙は排紙トレー4に排紙される。
【0021】この実施形態のインクジェットプリンタ1
には、ブラックのインクタンク20B(図3参照)、お
よびイエロ、マゼンダ、シアンの3色のインクタンク2
0Y、20M、20Cを一体化したフルカラー用のイン
クタンク20F(図4参照)をセットするインクキャリ
ッジ15(図5参照)が設けられている。ブラックのイ
ンクタンク20Bおよびフルカラー用のインクタンク2
0Fは底面にインクを吐出するノズルを形成した印字ヘ
ッドを有している。ブラックのインクタンク20Bは表
面にくの字型の凹部21を有し、この凹部21には図3
(B)に示すようにインクキャリッジ15にインクタン
ク20がセットされているかどうかを装置本体に検知さ
せるためのタンク検出部22と、インクタンク20にか
かる情報(インク色、インク濃度、タンク容量、識別番
号等)を装置本体に検知させるためのタンク情報検出部
23と、インクタンク20内のインク残量を装置本体に
検知させるための残量検出部24とが形成されている。
また、フルカラー用のインクタンク20Fは、イエロ、
マゼンダ、シアンの3色のインクタンク20Y、20
M、20Cのそれぞれの表面に上記タンク検出部22、
タンク情報検出部23および残量検出部24が形成され
て凹部21を有している。
【0022】インクキャリッジ15は図5に示すように
左右にインクタンク20をセットする取付部15a、1
5bを有する形状である。図5において、左側の取付部
15aにはブラックのインクタンク20Bがセットで
き、右側の取付部15bにはフルカラー用のインクタン
ク20Fがセットできる。なお、ブラックのインクタン
ク20Bとフルカラー用のインクタンク20Fとは外形
が異なり、上記取付部15a、15bはそれぞれセット
されるインクタンク20に応じた形状である。したがっ
て、インクキャリッジ15に対するインクタンク20の
セットミスが防止できる。
【0023】また、インクキャリッジ15にも、上記ブ
ラックのインクタンク20Bやフルカラー用のインクタ
ンク20Fに形成されている凹部21と同じ形状のリフ
ァレンス部16が形成されている。このリファレンス部
16はインクキャリッジ15にセットされたインクタン
ク20の凹部21と同じ高さに形成している。リファレ
ンス部16およびインクキャリッジ15にセットされた
インクタンク20の凹部21はインクキャリッジ15の
移動方向に対して垂直な面に位置する。
【0024】さらに、インクジェットプリンタ1には上
記凹部21やリファレンス部16を照射する発光部31
および該発光部31によって照射された上記凹部21や
リファレンス部16からの反射光を受光する受光部32
が設けられている。図6(A)に示すように発光部31
が上記凹部21やリファレンス部16のくの字型の下側
の面(以下、検出面と言う。)を照射し、検出面で反射
された光がくの字型の上側の面(以下、反射面と言
う。)で再度反射され、この反射光が受光部32で受光
される。
【0025】このように、凹部21は発光部31から照
射された光を受光部32に導く光路を形成させるための
構成であり、インクタンク20は上記光路を形成する形
状であれば図6(B)に示す形状等、他の形状であって
もよい。
【0026】凹部21に形成されているタンク検出部2
2の検出面および反射面は、発光部31から照射された
光を反射する反射部材で構成されている。インクジェッ
トプリンタ1は受光部32におけるタンク検出部22か
らの反射光の有無によって、インクキャリッジ15にイ
ンクタンク20がセットされているかどうかを検知す
る。タンク情報検出部23は、検出面にインク色、イン
ク濃度、タンク容量、識別番号等の情報を持たせたバー
コードが形成されている。インクジェットプリンタ1は
タンク情報検出部23を走査したときの受光部32にお
ける反射光の有無によってバーコードを読み取り、キャ
リッジ15にセットされているインクタンク20の情報
を検知する。
【0027】さらに、残量検出部24は検出面が発光部
31から照射される光を透過させる部材で構成されてい
る。インクタンク20におけるインクの残量が図6に示
すインク残量検出ラインよりも上であれば、発光部31
から残量検出部24の検出面に照射された光はインクタ
ンク20内のインクに反射され、さらに反射面で反射さ
れて受光部32で受光される。一方、インクタンク20
におけるインクの残量が図6に示すインク残量検出ライ
ンよりも下になるにつれて、インクタンク20内のイン
クに反射される光が減少していくので、受光部32にお
ける受光量が減少する。インクジェットプリンタ1は残
量検出部24を照射したときの受光部32における受光
量によって、インクタンク20内におけるインクの残量
(有無)を検知する。具体的には、受光部32における
受光量が予め設定されている閾値以下となったときに、
インクタンク20内のインクが無いと判断する。なお、
発光部31から照射された光の反射率がインクの色によ
って異なることから、ブラック、イエロ、マゼンダ、お
よびシアンのインク毎に上記閾値が設定されている。ま
た、タンク情報検出部23および残量検出部24の反射
面は発光部31から照射された光を反射する反射部材で
構成されている。
【0028】また、インクキャリッジ15のリファレン
ス部16には、2種類のマーキング部材16a、bが取
り付けられている。マーキング部材16aは発光部31
から照射された光の反射率がブラックのインクと同じ部
材であり、マーキング部材16bは発光部31から照射
された光の反射率が略0の部材である。なお、インクキ
ャリッジ15を光の反射率がブラックのインクと同じ部
材、または発光部31から照射された光の反射率が略0
の部材のいずれかで構成した場合、マーキング部材15
a、bのいずれか一方については取り付けなくてもよ
い。
【0029】図7に発光部と受光部との回路を示す。発
光部31は、可変抵抗VRによりLEDに供給される電
流を変化させて発光量の調整が行える回路である。ま
た、受光部32は抵抗R2と受光センサとで分圧した電
圧を出力信号として出力する回路である。受光センサは
受光量によって抵抗値が変化するので、受光センサの受
光量に応じた電圧を出力信号として出力することができ
る。
【0030】このインクジェットプリンタ1は、発光部
31(LED)および受光部32(受光センサ)の取り
付け位置の調整をインクキャリッジ15を所定の位置に
停止させて行う。具体的には、インクキャリッジ15を
所定の位置に停止させる。ここで言う所定の位置とは、
適正な位置に取り付けられたLEDがマーキング部材1
6aを照射する位置である。インクキャリッジ15を所
定の位置に停止させた状態で、作業者はLEDがマーキ
ング部材16aを照射するように取付位置を調整すると
ともに、受光センサがマーキング部材16aからの反射
光を受光するように取付位置を調整する。
【0031】LEDおよび受光センサの取付位置の調整
が完了すると、作業者はLEDの発光量の調整作業を行
う。この作業は、マーキング部材16a、16bを利用
して、受光部32の出力信号を測定しながら可変抵抗V
Rの抵抗値を調整する作業である。具体的には、マーキ
ング部材16aからの反射光を受光させたときの受光部
32の出力信号のレベルと、マーキング部材16bから
の反射光を受光させたときの受光部32の出力信号のレ
ベルとの間に、インクが無いと判断する閾値が存在する
ように調整する。なお、上記2つのレベルの間には、ブ
ラックだけでなく、イエロ、マゼンダおよびシアンのイ
ンクに対する閾値も存在する。
【0032】このように、この実施形態のインクジェッ
トプリンタ1ではインクキャリッジ15にリファレンス
部16を設けたので、従来のようにインクキャリッジ1
5にインクタンク20をセットしなくても、LEDおよ
び受光センサの取付位置の調整や、LEDの発光量の調
整が行える。したがって、LEDおよび受光センサの取
付位置の調整や、LEDの発光量の調整にかかる手間が
低減されるので、製造コストの増加を抑えることができ
る。
【0033】また、上記実施形態ではLEDの発光量は
可変抵抗VRで調整するとしたが、本体の動作を制御す
るCPU41に調整させる構成としてもよい。図8にこ
の場合の、発光部と受光部との回路を示す。ドライバ4
2には、CPU41からパルス信号が入力される。CP
U41は、上記パルス信号のデューティを自由に変化さ
せることができる。ドライバ42はCPU41から入力
されたパルス信号のデューティに応じてLEDに供給す
る電流を変化させる機能を有している。また、受光部3
2の出力信号はCPU41に入力されている。
【0034】以下、CPU41によるLEDの発光量の
調整動作について説明する。なお、LEDおよび受光セ
ンサの取付位置の調整は上記した実施形態の場合と同様
の作業で行える。CPU41は、ドライバ42に対して
適当なデューティ(例えば、デューティ50%)のパル
ス信号を入力する。ドライバ42では、CPU41から
入力されたパルス信号のデューティに応じた電流をLE
Dに供給し、該LEDを発光させる。さらに、CPU4
1はインクキャリッジ15の移動を制御し、受光センサ
がマーキング部材16a、16bからの反射光を受光さ
せたときの受光部32の出力信号のレベルを獲得し、マ
ーキング部材16aからの反射光を受光させているとき
の出力信号のレベルと、マーキング部材16bからの反
射光を受光させているときの出力信号のレベルとの間
に、インクが無いと判断する閾値が存在するかどうかを
判定する。CPU41は、これら2つのレベル間に閾値
が存在しなければドライバ42に入力するパルス信号の
デューティを変化させて上記処理を繰り返し、上記2つ
のレベル間に閾値が存在するとドライバ42に入力する
パルス信号のデューティをこのときのデューティに決定
する。
【0035】このように、CPU41にLEDの発光量
を調整する機能を持たせれば、LEDの発光量の調整を
作業者が行わなくてもよい。また、上記LEDの発光量
の調整が適当なタイミング(例えば、特定のスイッチが
操作された時)で行われるようにしておけば、装置本体
の使用にともなうLEDや受光センサの経時変化に対応
させて、LEDの発光量の調整が行える。したがって、
LEDや受光センサの経時変化によるインク残量の検出
精度の低下も防止できる。
【0036】次に、インクキャリッジ15にセットされ
ているインクタンク20におけるインク残量の検出処理
について説明する。この処理は、上述した印字処理を実
行するとき等に行われる。図9にインク残量等を検出す
る処理の概念を示す。ここでは、インクキャリッジ15
にセットされている、ブラックのインクタンク20Bに
おけるインク残量を検出する動作を説明する。CPU4
1はインクキャリッジ15を移動させて、LEDがリフ
ァレンス部16のマーキング部材16aを照射する位置
を検出し、この位置を基準位置としてインクキャリッジ
15を図中に示すP方向に所定量だけ移動させる。ここ
で、該所定量はマーキング部材16aとインクキャリッ
ジ15にセットされているブラックのインクタンク20
Bにおけるタンク検出部22との距離(図中に示すX
B)である。したがって、CPU41が上記基準位置か
ら所定量だけインクキャリッジ15を移動させると、L
EDが該インクキャリッジ15にセットされているブラ
ックのインクタンク20Bのタンク検出部22を照射す
る。CPU41は、受光部32の出力信号のレベルを検
出して、インクキャリッジ15にブラックのインクタン
ク20Bがセットされているかどうかを検知し、セット
されていなければその旨の報知を行う。
【0037】一方、セットされていれば、インクキャリ
ッジ15をQ方向に移動させながらタンク情報検出部2
3に形成されているバーコードを読み取り、読み取った
バーコードの情報を用いて適正なインクタンク20Bが
セットされているかどうかを検知する。CPU41は適
正でないインクタンク20がセットされていれば、その
旨の報知を行う。
【0038】CPU41はインクキャリッジ15に適正
なインクタンク20がセットされていれば、さらにイン
クキャリッジ15をQ方向に移動させてLEDが該イン
クキャリッジ15にセットされているブラックのインク
タンク20Bの残量検出部24を照射しているときの受
光部32の出力信号を取り込み、この出力信号のレベル
が予め設定されているブラックのインクに対する閾値以
下であるかどうかを判定し、閾値以下であればブラック
のインクが無い旨の報知を行い、閾値以下でなければイ
ンクタンク20Y、20M、20Cについて上記検知を
行う。
【0039】インクタンク20Y、20M、20Cに対
する上記検知処理では、CPU41は上記基準位置から
インクキャリッジ15を移動させる方向や移動量が異な
らせるだけで、基本的には受光センサに各インクタンク
20Y、20M、20Cのタンク検出部22、タンク情
報検出部23および残量検出部24からの反射光を受光
させているときの、受光部32の出力信号のレベルを獲
得して、上記判定を行う。
【0040】このように、上記検知処理ではインクタン
ク20がセットされるインクキャリッジ15に形成した
リファレンス部16を利用して基準位置を検出し、この
基準位置を用いてインクタンク20に形成されているタ
ンク検出部22、タンク情報検出部23および残量検出
部24がLEDに照射される位置にインクキャリッジ1
5を移動させているので、基準位置からのインクキャリ
ッジ15の移動量が短い。したがって、CPU41によ
るインクキャリッジ15の移動量に含まれる誤差が抑え
られ、検出精度の低下を防止することができる。
【0041】さらに、CPU41に上記基準位置を利用
してインクキャリッジ15をホームポジションに移動さ
せる機能を設けてもよい。具体的には、上記基準位置か
らホームポジションまでの距離を設定しておき、インク
キャリッジ15をホームポジションに移動させるときに
は、CPU41が基準位置からこの距離だけインクキャ
リッジ15を移動させる構成とすればよい。このように
すれば、ホームポジションセンサが不要となり、装置本
体の製造コストを一層抑えることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イン
クタンクをセットするインクキャリッジに2種類のマー
キング部材を配置したので、装置本体の組み立て時にお
ける発光部および受光部の取付位置や、発光量等の調整
作業の手間が大幅に低減され、簡単に行える。したがっ
て、装置本体の製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるインクジェットプリ
ンタの外観を示す図である。
【図2】この発明の実施形態であるインクジェットプリ
ンタの印字部の構成を示す概略図である。
【図3】ブラックのインクタンクの外観を示す図であ
る。
【図4】フルカラー用のインクタンクの外観を示す図で
ある。
【図5】インクキャリッジの外観を示す図である。
【図6】この実施形態のインクジェットプリンタの発光
部と受光部と取付状態を説明する図である。
【図7】この実施形態のインクジェットプリンタの発光
部と受光部との回路を示す図である。
【図8】別の実施形態のインクジェットプリンタの発光
部と受光部との回路を示す図である。
【図9】インク残量等を検出する動作の概念を示す図で
ある。
【符号の説明】
1−インクジェットプリンタ 15−インクキャリッジ 16−リファレンス部 16a、16b−マーキング部材 20B−ブラックのインクタンク 20F−フルカラーのインクタンク 20Y−イエロのインクタンク 20M−マゼンダのインクタンク 20C−シアンのインクタンク 21−凹部 22−タンク検出部 23−タンク情報検出部 24−残量検出部 31−発光部 32−受光部 41−CPU 42−ドライバ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−323993(JP,A) 特開 平8−114488(JP,A) 特開 平7−60990(JP,A) 特開 平10−230616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクがセットされたインクキャ
    リッジを往復動させながら、上記インクタンク内のイン
    クを用紙に吹きつけるタイミングを制御し、用紙上に文
    字や画像を印字する印字制御部と、 上記インクキャリッジにセットされている上記インクタ
    ンクの特定の位置を照射する発光部と、 上記インクタンクの特定の位置からの反射光を受光する
    受光部と、 上記受光部の受光量を獲得し、該受光量から上記インク
    タンク内におけるインクの有無を検知する検知部と、を
    備えたインクジェットプリンタにおいて、 上記インクキャリッジには、このインクキャリッジにセ
    ットされた上記インクタンクの特定の位置と同じ高さ
    で、且つ同じ面に、2種類のマーキング部材が往復動す
    る方向に並べて取り付けられており、 一方のマーキング部材は上記発光部から照射された光の
    反射率が黒色のインクと同じであり、他方のマーキング
    部材は上記発光部から照射された光の反射率が略0であ
    り、 さらに、上記発光部が一方のマーキング部材を照射した
    ときにおける上記受光部の受光量と、上記発光部が他方
    のマーキング部材を照射したときにおける上記受光部の
    受光量と、の間にインクが無いと判断する閾値が存在す
    るように、上記発光部の発光量を調整する発光量調整部
    を備えた インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 上記発光量調整部は、上記発光部に供給
    される電流を変化させる可変抵抗である請求項に記載
    のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 上記検知部は、上記受光部が上記一方の
    マーキング部材からの反射光を受光したときの上記イン
    クキャリッジの位置を基準にして、上記受光部における
    上記インクタンクの特定の位置からの反射光の受光量を
    獲得する請求項1または2に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 上記印字制御部は、上記受光部が上記一
    方のマーキング部材からの反射光を受光したときの上記
    インクキャリッジの位置を基準にして、上記インクキャ
    リッジをホームポジションへ移動させる機能を有する請
    求項1〜のいずれかに記載のインクジェットプリン
    タ。
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