JP3501602B2 - 画像読取装置及び画像読み取り機能を有する情報処理装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像読み取り機能を有する情報処理装置

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JP3501602B2 JP31070696A JP31070696A JP3501602B2 JP 3501602 B2 JP3501602 B2 JP 3501602B2 JP 31070696 A JP31070696 A JP 31070696A JP 31070696 A JP31070696 A JP 31070696A JP 3501602 B2 JP3501602 B2 JP 3501602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置及び
画像読み取り機能を有する情報処理装置に関し、特に読
み取られた画像信号の補正を行う手段を有する画像読取
装置及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置等には、記録媒体(用
紙)に対する記録を行う機構の他に、記録媒体と同様に
搬送される原稿(用紙)の画像を読み取るための機構を
備えたものがある。この画像読み取り機能を備えた記録
装置として、記録装置のキャリッジに画像読み取り手段
(画像読み取りヘッド)を搭載し、プラテンに配した原
稿(用紙)の画像を読み取るものがある。
【0003】このような記録装置等の用紙搬送機構とキ
ャリッジ機構を利用して画像読み取りヘッドと画像読み
取り原稿を移動させることにより、原稿面を走査して画
像を読み取ることから、小型で安価に構成できるという
利点がある。このような画像読み取り装置は、例えば、
特開昭59−99860号公報、特開昭59−9986
4号公報、特開昭59−228464号公報などに開示
されている。また、画像読み取りヘッド(画像読み取り
手段)による読み取り出力と原稿の白黒の度合い(反射
濃度)との関係を補正する、所謂シェーディング歪みを
補正するために、記録装置内の画像読み取り位置に白色
の基準反射板が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置の
内部に白色の基準反射板を設ける構成にあっては、搬送
ローラ等に付着した紙粉や埃等が基準反射板に再付着し
て汚れるため、特に記録媒体へインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置の場合には白色の基準反射
板がインクミストにより汚れるため、画像読み取りヘッ
ドのシェーディング歪みを補正するという本来の機能を
果たすことが困難になってしまうことがある。
【0005】そこで、別途用意した白色基準反射シート
を用紙搬送路に挿入し、該白色基準反射シートの給紙側
(搬送方向後端側)を紙送りローラとピンチローラで狭
持するとともに排紙側(搬送方向前端側)を排紙ローラ
対あるいは排紙ローラと拍車とで狭持し、該白色基準反
射シートを読み取り原稿と同様に搬送して読み取りヘッ
ドで読み込むことにより、画像読み取りヘッドにより変
換されて出力される画像信号を補正するための画像読み
取りヘッドのシェーディング歪みの補正を行うことが提
案されている。
【0006】しかしながら、このようなシェーディング
歪みの補正方法では、記録時に通過する記録媒体(用
紙)の記録面に触れることにより排出ローラもしくは拍
車等に付着したインクが白色基準反射シートに再転写し
て白基準反射シートの反射濃度(白に近いほど反射濃度
の値は小さく、逆に黒に近いほど反射濃度の値は大き
い。)が変化し、結果として読み取り画像の品位が低下
することがあった。そのため、白基準反射シートを定期
的に交換あるいは清掃することにより反射濃度を変化さ
せる要因である汚れを除去する必要があった。更に、拍
車を用いた場合には、該拍車の先端係合部が鋭利である
ことから白色基準反射シートを先端係合部で傷付けたり
する可能性があった。
【0007】本発明はこのような技術的課題に鑑みて前
述のような白色基準部材による画像読み取り手段の変換
画像信号の補正を行う補正手段に関して改良を図ったも
のであり、本発明の目的は、白色基準部材の補正に用い
る白色面を汚すことがなく、読み取り手段の変換画像信
号の補正を正確に維持することができる画像読取装置及
び画像読み取り機能を有する情報処理装置を提供するこ
とにある。
【0008】他の本発明の目的は、白色基準反射部材を
原稿と同様の搬送経路内に案内して白色基準部材による
読み取り手段の変換画像信号の補正を行う場合に、白色
基準部材の補正に用いる白色面を汚すことがなく、該補
正を長期間にわたって正確に維持することができる画像
読取装置及び画像読み取り機能を有する情報処理装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した問題点
に鑑みてなされたものであり、請求項1に記載された発
明は、画像読み取り位置に配された原稿を読み取って画
像信号に変換する読取手段と、基準部材と、前記読取手
段により変換された画像信号の補正を行う補正手段と、
前記画像読み取り位置へ前記原稿を案内する搬送手段
と、前記画像読み取り位置から前記原稿を排出する排出
手段と、前記搬送手段により前記読み取り位置に案内さ
れた前記基準部材の、前記排出手段と当接しない領域を
前記読取手段によって読み取ることによって前記補正手
段の補正データを取得するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】請求項9に記載された発明は、原稿を読み
取る読取手段と記録媒体に記録を行う記録手段とを選択
的に装填可能な情報処理装置において、基準部材と、前
記読取手段により変換された画像信号の補正を行う補正
手段と、前記情報処理装置から前記記録媒体を排出する
排出手段と、前記基準部材の、前記排出手段と当接しな
い領域を前記読取手段によって読み取ることによって前
記補正手段の補正データを取得するように制御する制御
手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
《第1の実施の形態》以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係る画像読取装
置及び画像読み取り機能を有する記録装置又は該機能を
有する情報処理処理装置の一例として挙げるワードプロ
セッサ1の斜視図である。
【0012】図1において、2は表示器としてのLC
D、3は入力手段であるキーボード、4はシート部材で
あって、本装置が記録装置として用いられる場合には記
録紙や樹脂性シート等の記録媒体、本装置が読み取り装
置として用いられる場合には原稿、また、読み取りヘッ
ドによる変換画像信号の補正を行うシェディング補正を
行う場合には白基準反射シート400である。また、3
0はシート部材の左基準ガイドであり、記録紙、原稿あ
るいは白基準反射シートを挿入する場合には、前記ガイ
ドに沿わせて挿入することにより左右方向の位置決めを
行うよう構成されている。
【0013】図2は、前記ワードプロセッサ内に設けら
れた、画像読み取り機能を備えた記録装置を示す斜視図
である。図2において、5は後述の記録ヘッド6もしく
は読み取りヘッド200を搭載して主走査方向へ移動す
るためのキャリッジである。7は前記記録ヘッドと装置
本体側の制御部とを接続するためのフレキシブルケーブ
ルに電気的に接続されて、前記記録ヘッドと前記制御部
との電気的接続を行うための電気的接続部である。9は
キャリッジ5を走査案内するためのガイド軸であり、キ
ャリッジ5の軸受け11に挿通されている。13はキャ
リッジ5を走査させるためのタイミングベルトであり、
装置両側部に配置されたプーリ15A,15Bに張架さ
れている。ここで、一方のプーリ15Bにはキャリッジ
モータ17からの動力が伝達されるようになっており、
必要に応じて駆動力が伝達される。19はシート部材4
の記録面側を規制するとともに記録等に際してこれを搬
送するための搬送ローラであり、ステッピングモータで
ある紙送りモータ20からの駆動力を不図示のギア列を
介して、前記搬送ローラの一端に圧入したLFギア21
に伝達するものである。23は記録紙の送給経路途中に
配設されて、不図示のピンチローラバネにより記録紙を
前記搬送ローラに向けて押圧し、これを搬送するための
ピンチローラである。25は、拍車ホルダ27に回動可
能に軸支されるとともにガイドレール29に組み付けら
れた金属製の拍車であり、記録紙(シート部材)4の記
録面側の位置を規制し、前記記録ヘッドに構成されたイ
ンク吐出口と記録紙の記録面との距離を精度良く所定の
距離に保っている。なお、本実施例において排出側に搬
送手段として拍車を採用した理由は、本実施例で採用し
たインクジェット方式の記録においては、記録紙上に吐
出された乾燥前の液体インクと前記搬送手段とが当接
し、前記インクが搬送手段に付着、これが搬送と共に再
度シート部材4に転写してシート部4材を汚すという不
具合を最小限に抑えるためである。しかしながら、イン
クジェット記録後の記録紙4上のインクが定着している
位置に設けるならば、通常のローラ部材であってもよ
い。
【0014】31は、シート部材4を不図示の排出口へ
向けて排出するための排紙ローラであり、ABS樹脂と
エラストマとで一体に構成され、シート部材4を介して
拍車と対向する位置に計2本(うち1本は不図示)が配
設されるとともに、不図示の排紙ローラバネにより拍車
25方向へ付勢されている。また、排紙ローラ31と搬
送ローラ19とは紙送りモータ20にギア列を介して連
結されているが、紙送りモータ20の単位当たり搬送
量、すなわち1ステップ当たりの搬送量は、排紙ローラ
31の方が搬送ローラ19よりもやや大きくなるよう
(本実施例では1.9%)構成されている。そのため、
シート部材4が排紙ローラ31と搬送ローラ19との間
に位置する状態において、少なくともシート部材4の記
録範囲もしくは読み取り範囲では適度な張力が付与され
るので、効果的にシート部材4の撓みが防止でき、結果
として記録ヘッド6とシート部材4としての記録媒体、
あるいは読み取りヘッド200とシート部材4としての
原稿もしくは白基準反射シート400との間隔が高精度
に保持でき、常に良好な記録品位及び読み取り精度が得
られる。
【0015】また、35はフォトインタラプタを用いた
検出手段である紙センサであり、シート部材4が挿入さ
れるとシート部材挿入時のガイド部材である上ガイド3
7に回動自在に軸支されたセンサレバー39が回転し
て、前記センサレバーの一部として構成された遮蔽板に
より前記センサ35がシート部材の挿入を検知する。
【0016】41はホームポジションセンサであり、キ
ャリッジ5の通過を検知することにより、キャリッジ5
の位置を検出するものである。
【0017】また、ゴム等の弾性材料で構成されたキャ
ップ61は後述の記録ヘッドに構成されたインク吐出口
92を覆いってインクの乾燥・固着を防止すると共に、
インク吐出口92を覆った状態でポンプユニット63を
ポンプギア65に構成されたカムで制御することによ
り、キャップ61内に負圧を発生させて得られる吸引力
によりインクを強制排出させることでインク吐出口92
の目詰まりを解消することが可能である。
【0018】次に、本記録装置内のキャリッジ5に搭載
可能な記録ヘッドについて説明する。図3に示すように
記録ヘッド6には着脱自在なインクタンク8が搭載され
ており、記録によってインクが無くなった場合にはイン
クタンク8を交換するだけでインクの補給が可能であ
る。
【0019】本装置を記録装置として用いる場合の機能
は、前記キャリッジ5の往復移動に応じて記録ヘッド6
が記録信号に応じてインクを図2の下方向きに吐出する
ことにより、記録紙4にインクジェット記録を行なうも
のである。
【0020】図4は、インクジェット記録ヘッド6のイ
ンク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図
4において、シート部材4としての記録媒体(用紙)と
所定の隙間(例えば、約0.5mm〜2.0mm程度)
をおいて対面する吐出口面91には、所定のピッチで複
数の吐出口92が形成され、共通液室93と各吐出口9
2とを連通する各液路94の壁面に沿ってインク吐出用
のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗
体など)95が配設されている。
【0021】インクジェット記録ヘッド6は、吐出口9
2がキャリッジ5の走査(移動)方向と交叉する方向に
並ぶような位置関係で、該キャリッジ5に搭載されてい
る。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応
する電気熱変換体95を駆動(通電)して、液路94内
のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって
吐出口92からインクを吐出させる記録手段が構成され
ている。
【0022】このようなエネルギーを発生させる他のエ
ネルギー発生手段としては、ピエゾ素子などの電気機械
変換体を用いた記録方法、レーザ等の電磁波を照射して
発熱させ該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギ
ー発生手段を用いた記録方法などがある。
【0023】しかしながら、それらのインク吐出エネル
ギー発生方法の中でも、熱エネルギーによって液滴を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられている記録
ヘッドは、記録用の液体を吐出して吐出用液滴を形成す
るための液体吐出口を高密度に配列することができるた
め、高解像度の記録をすることが可能である。その中で
も電気熱変換体をエネルギー発生源として用いた記録ヘ
ッドは、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半導体
分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技
術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密
度実装化が容易で製造コストも安価なことから有利であ
る。
【0024】このような記録ユニットである記録ヘッド
カートリッジには、図3に示すモノクロ記録ヘッドカー
トリッジ6と、不図示のカラー記録ヘッドカートリッジ
の二種類が存在し、必要に応じて使い分けることが可能
である。さらに本装置をスキャナとして使用する場合に
は図5に示すような挿入された原稿を読み取ることので
きる読み取りユニットであるスキャナヘッドカートリッ
ジ200を、本装置のキャリッジ5上に搭載することが
可能である。以下、前記モノクロ記録ヘッドカートリッ
ジ6、カラー記録ヘッドカートリッジ、スキャナヘッド
カートリッジ200の3種類を総称する場合には単にヘ
ッドカートリッジと記す。
【0025】次に、上記3種類のヘッドカートリッジを
キャリッジ5に着脱可能に搭載するための構成を説明す
る。図2は、キャリッジ5にヘッドカートリッジを搭載
していないときの斜視図を示している。
【0026】7はフレキシブルケーブルのキャリッジ5
側の一端に設けられており、キャリッジ5にモノクロ記
録ヘッドカートリッジ6、カラー記録ヘッドカートリッ
ジ、スキャナヘッドカートリッジ200のいずれかを装
着した際に、各々のヘッド端子部56が当接するもの
で、これによりヘッドカートリッジとの電気的接続がな
される。
【0027】キャリッジ5のケーブル端子部7が位置し
ている面には2つのヘッドカートリッジ位置決め突起
(うち1つは不図示)が一体的に設けられている。キャ
リッジ5にヘッドカートリッジが装着された状態では、
ヘッドカートリッジ位置決め突起5aはヘッドカートリ
ッジ側の位置決め切り欠き57に、またもう一方のヘッ
ドカートリッジ位置決め突起はヘッドカートリッジ側の
位置決め穴58にそれぞれ嵌合し、ヘッドカートリッジ
のキャリッジ5に対する正確な位置決めがなされる。
【0028】さらに、キャリッジ5の、フレキシブルケ
ーブル端子部7と対向する位置には、不図示のコンタク
トバネが設けられ、その先端部には、樹脂で成形された
ヘッドガイド45が固着されている。すなわちヘッドガ
イド45は、キャリッジ5に弾性的に支持されている。
【0029】キャリッジ5にヘッドカートリッジが装着
された状態では、ヘッドガイド45は、ヘッドカートリ
ッジをフレキシブルケーブル端子部7側に付勢する事に
より、前記ケーブル端子部7とヘッド端子部の電気的接
続を実現している。
【0030】また、ヘッドガイド45は、ヘッドカート
リッジ交換の際には撓むことにより着脱を可能にし、か
つ装着されたヘッドカートリッジが上方へ外れてしまわ
ないように保持する作用を持っている。
【0031】このように構成されているため、ユーザが
ヘッドカートリッジを交換する際には、ヘッドカートリ
ッジのヘッド端子56側を、キャリッジ5のケーブル端
子部7に対向するように差し込み、次にヘッドカートリ
ッジの上面を下方に押すことにより、ヘッドガイド45
がたわみ、クリック感を伴ってヘッドカートリッジの装
着が完了し、その時点では電気的接続も完了している。
【0032】また、ヘッドカートリッジを外す際には、
ヘッドカートリッジに設けられたヘッドカートリッジ着
脱操作部51aを指で引き上げると、ヘッドガイド45
は撓み、ヘッドカートリッジをキャリッジ5から外すこ
とが可能になっている。
【0033】次に、単色の記録(通常は黒色)のみを行
うためのモノクロ記録ヘッドカートリッジ6について更
に詳細に説明する。図3において、記録手段であるモノ
クロ記録ヘッドカートリッジ6の下面には記録のための
インクを吐出するノズル部を持つ吐出口面91が形成さ
れている。プリンタ部よりヘッド端子部56を介してモ
ノクロ記録ヘッドカートリッジ6に電気信号が与えられ
ることにより、インクが吐出口面91に設けられた吐出
口92から図3において下向きに吐出され、記録が実行
される。
【0034】8はモノクロインクタンクであり、内部に
はインクが収容されている。モノクロインクタンク8は
これに一体的かつ弾性的に形成された、ラッチ部52a
によってモノクロ記録ヘッド6に着脱自在に固定されて
いる。またモノクロインクタンク8とモノクロ記録ヘッ
ド6は着脱可能なジョイント部によりインクの流路が形
成されている。
【0035】従って、記録によってインクが消費され、
モノクロインクタンク8内のインクが無くなった場合
は、ラッチ部52aを撓ませてモノクロインクタンク8
をモノクロ記録ヘッド6より外し、新しいモノクロイン
クタンク8を装着することにより記録を続けることがで
きる。
【0036】次に、カラー記録を行うための不図示のカ
ラー記録ヘッドがモノクロ記録ヘッドと異なる点のみに
ついて説明する。吐出口面91に該当する部分には、カ
ラーの記録を行うために、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色を吐出するための各々独立した4種
類の吐出口群92が設けられている。
【0037】よって、カラー記録ヘッドには、モノクロ
記録ヘッド用ブラックインクタンクよりも小型に構成さ
れたカラー記録ヘッド用ブラックインクタンクと、内部
で独立した3つの液室を有し、各々イエロー、マゼン
タ、シアンインクを収容したカラーインクタンクとの2
つのインクタンクがカラー記録ヘッドカートリッジに同
時に搭載可能であり、着脱可能な不図示のジョイント部
を介して、各々独立したインク流路を通じて前記吐出口
面に設けられたブラック、イエロー、マゼンタ、シアン
のノズル群につながっている。なおカラー記録ヘッドと
モノクロインクヘッドとは交換可能なことからも分かる
ように両者の外形寸法はほぼ同等であり、従ってモノク
ロ記録ヘッド用のブラックインクタンクの大きさは、カ
ラー記録ヘッドのカラーインクタンクとブラックインク
タンクとを合わせた大きさとほぼ等しいことになる。
【0038】また、カラー記録ヘッド用ブラックインク
タンク及びカラーインクタンクは、モノクロ記録ヘッド
と同様、各々に設けられたラッチ部により、カラー記録
ヘッドカートリッジに着脱可能なように構成されてい
る。
【0039】以上説明したように、カラー記録ヘッドカ
ートリッジをプリンタ部に装着することによりカラー記
録が可能になると共に、ブラックインクが無くなった場
合にはブラックインクタンクのみの交換、イエロー、マ
ゼンタ、シアンのいずれか、あるいは全部が無くなった
ときにはカラーインクタンクのみを交換することが可能
である。
【0040】次に、図5にスキャナヘッド200の概略
断面図及び斜視図を示す。図5(A)において、206
は原稿面209の照明用の照明手段であるLEDであ
り、LED206から発せられたLED光207はLE
D開口部211を通って原稿面209を照らし、原稿面
209の画像光208はセンサ開口部212に設けられ
たフィールドレンズ204を通過しミラー203により
光路を直角に曲げられ、結像用レンズ201を通過し、
光学センサ202上に結像する。
【0041】センサ開口部212の中心は、モノクロ記
録ヘッド6やカラー記録ヘッドのインク吐出口92の中
心よりも、本実施の形態では4mm程度ずれて形成され
ている。
【0042】LED206及びセンサ202は配線20
5により外部に引き出されヘッド端子部56と電気的に
接続されている。ヘッド端子部56には電極が形成され
ており、キャリッジ5の電極と圧接により接触し、信号
を本体側制御回路へ導くことができる。
【0043】スキャナヘッド200は、図5(B)に示
すように、外観形状は記録ヘッド6にインクタンク8が
装着された形状とほぼ同じで、記録ヘッド6と同様にキ
ャリッジ5へ、外装の一部である爪部210のラッチに
よって装着することができる。また、外すときはヘッド
カートリッジ着脱操作部200aを持ち上げると爪部2
10のラッチが外れて簡単に取り外すことができる。
【0044】次に、本実施の形態の記録動作に関連する
事項を電気回路のブロック図とソフトウェアのフローチ
ャートを用いて説明する。
【0045】図6は本実施の形態に関するワードプロセ
ッサ1の電気回路構成を表わすブロック図である。同図
において、501は主制御をなすコントローラであり、
502はある手順を実行する例えばマイクロコンピュー
タ形態の制御手段であるCPU、503はテキストデー
タや画像データを展開したりする領域や作業用の領域な
どを設けたRAM、504は前記手順に対応したプログ
ラムやその他フォントデータなどの固定データを格納し
たROM、505はCPU502の実行サイクルを作り
出したりプリンタ部による記録動作の際必要なタイミン
グを作り出したりするタイマ、506はCPU502か
らの信号と周辺装置を結ぶインターフェース部である。
【0046】また、507はプリンタ部のコントローラ
であり、508は記録ヘッド6の有無、種類、記録ヘッ
ド6の温度を検出するセンサの出力値、インクタンク8
内のインクの有無を検出するセンサの出力等の記録ヘッ
ドの情報を検出するヘッド検出部、509は記録ヘッド
6の記録データを蓄えるためのラインバッファ、510
は記録ヘッド6に記録信号や電力などを送出するヘッド
ドライバ、511a、bはそれぞれキャリッジモータ1
7、紙送りモータ20、を駆動するのに必要な信号や電
力などを送出するモータドライバ、512はホームポジ
ションセンサ41、紙センサ35、排紙センサ521等
のセンサの出力を検出するセンサ検出部である。
【0047】さらに、404は例えばFDD、RAMカ
ードなどの外部記憶装置、405は例えば他の情報処理
装置と通信を行なったり、内部のバスに直接接続して周
辺機器を制御したりするための外部インターフェイスで
ある。なお、図6のブロック図には含まれていないが、
他に上記の電気回路に電力を供給するための電源部があ
る。
【0048】次に、読み取り機能使用時の基本的な動作
の概略説明を行う。なお詳しい制御についてはフローチ
ャートを用いて後で説明する。
【0049】まず、メニュー画面でスキャナモードを選
択し、スキャナヘッド200をキャリッジ5へ装着する
と、モード切換手段であるCPU502はスキャナドラ
イバ部525を介して配線基板の記録ヘッドカートリッ
ジ/スキャナヘッドカートリッジ認識信号を読みとり、
スキャナモード(画像読み取りモード)に入る。
【0050】CPU502は動作中のアプリケーション
或いはキーボード部3や外部インターフェース405な
どよりスキャナ読み取り信号が入力されると後述の読み
取りメニューに入り、記録紙と同様にして原稿を手差し
により挿入すると、読み取り原稿を紙送りモータ20の
駆動により所定の位置まで搬送し、LED206を点灯
した後、キャリッジモータ17を駆動しながら、スキャ
ナドライバ部513を介して画像信号を読み取る。
【0051】ここで、スキャナヘッド200の原稿読み
取りモードによって、キャリッジモータ17の駆動スピ
ードは変えることができる。モードは読み取り解像度と
各読み取り値の階調の組み合わせであり、スキャナヘッ
ド200のセンサ202の解像度は、主走査方向360
dpi、副走査方向360dpiであり、64階調の出
力が得られるので、例えば主走査方向360dpi、副
走査方向360dpiで64階調での読み取りから、主
走査方向90dpi、副走査方向90dpiで2階調で
の読み取りができる。また、主走査方向の解像度を20
0dpiとして読み取り、FAXとの整合性を考慮した
モードもある。
【0052】主走査方向360dpi、副走査方向36
0dpiで64階調の読み取りのようにデータ量の多い
モードでは、データ処理や転送に時間がかかるため、キ
ャリッジ駆動スピードを遅くし、主走査方向90dp
i、副走査方向90dpiで2階調の読み取りではキャ
リッジ駆動スピードを早くできる。一行の読み取りが終
了すると、紙送りモータ20により一行分搬送され、次
行の読み取りを行う。このような動作を原稿が終了する
まで行う。
【0053】以下に、記録動作等制御シーケンスの概略
を図7のフローチャートを用いて説明する。図7は記録
ヘッド6、インクタンク8あるいはスキャナヘッド(読
み取りヘッド)200を交換する際の制御を示すフロー
チャートである。
【0054】ステップS11において記録ヘッド6、イ
ンクタンク8あるいはスキャナヘッド200の交換を行
なうためのキー入力により割り込みが掛かったか否かを
判断する。次にステップS12で、選択したメニューに
そぐわないヘッドが搭載されていか否かを判断し、さら
にステップS13でインクタンク内にインクがあるかど
うかを判断する。ステップS11で交換の入力があった
とき、またはステップS12で不適正なヘッドが搭載さ
れているとき、あるいはステップS13でインクが無い
と判断されたときには、ステップS14でキャリッジモ
ータ17を駆動しキャリッジ5の交換を行うための規定
の交換ポジションに移動させる。そして、ステップS1
7で交換が確認されたら、ステップS16でキャップ6
1によるキャッピングを解除するために退避させて、ス
テップS17でキャリッジ5をホームポジションまで戻
す。続いて、ステップS18でキャリッジ5上に搭載さ
れているデバイスを検出し、記録ヘッド6である場合に
はステップS19に進み、ステップS19でポンプユニ
ット63によって記録ヘッド6のインク吐出口92より
インクを吸引する。この処理を行うことにより記録ヘッ
ド6あるいはインクタンク8の交換時には、インク流路
途中に混入して記録ヘッド6あるいはインクタンク8の
吐出不良の原因となる空気や塵等の微細な障害物を記録
ヘッド6の外に吸い出すことができ、吐出不良の発生を
未然に防ぐことができる。
【0055】次に、図8は記録処理を説明するフローチ
ャートである。まずステップS61において記録を実行
するコマンド、例えば紙送りコマンドや記録すべきデー
タの受信の有無をチェックする。記録命令がある場合に
はステップS62へ進み、ない場合には本処理を終了す
る。ステップS62では検出手段であるCPU502
が、キャリッジ5に記録ヘッド6が装着されているかど
うかチェックする。装着されていればステップS63に
進み、装着されていなければステップS64に進む。
【0056】ステップS64では警告手段であるCPU
502が表示器上にエラーメッセージを表示したりブザ
ーを鳴らして警告したりする。ステップS63では記録
開始のための処理を行なう。具体的には、記録ヘッド6
内のヒーターによる記録ヘッド6の温度調整を行なった
り、記録ヘッド6の記録領域外への吐出による吐出調整
を行なったり、キャリッジモータ17の正逆走査時のズ
レ量をホームポジションセンサによって計測し、双方向
記録時のズレ補正を行なったりする。
【0057】次に、ステップS65に進み、記録紙の給
紙状態のチェックを行なう。紙センサ41により記録紙
の挿入が検知された場合には、2秒間のウエイトの後、
記録紙先端が排紙センサ521に確実に届くまで紙送り
モータ20を正方向に駆動し、排紙センサ521が記録
紙先端の到達を確認した場合には次の記録動作に備えス
テップS66に進む。一方、記録紙の挿入が検知されな
かった場合には、記録紙挿入不良とみなしてステップS
67に進んで逆方向、すなわち挿入側に排出し、エラー
メッセージを表示する。
【0058】ステップS66では所定行単位の記録を実
行する。具体的には、まず紙送りモータ20を正方向に
所定量駆動し、記録紙の上端余白を設定値通りに作成す
る。続いてキャリッジモータ17を駆動し、記録ヘッド
6からインクを吐出して記録を行ない、所定行の記録が
終了すると所定長だけの紙送りを行う。次いで、ステッ
プS68に進んでエラーのチェックを行ない、エラーが
あればステップS70に進み、エラーがなければステッ
プS69へ進む。エラーのチェックは、例えば紙下端の
検出、紙ジャムの検出、インクの有無の検出、各種モー
タの走査エラー等であり、検出されたエラー内容に従っ
て、表示器への警告等の処理が適宜行われる。ステップ
S69では記録終了を示すコマンド、例えば紙排出コマ
ンドの受信のチェックを行なう。記録終了であればステ
ップS71へ進み、記録終了でなければステップS66
に戻り記録を継続する。ステップS71では記録終了の
処理、具体的には記録紙の正方向排出や記録ヘッド6の
インク吐出口92をキャップ61で覆う動作であるキャ
ッピング等を行ない、本処理を終了する。
【0059】次に、本実施の形態に係る画像読み取り補
正として、補正手段であるCPU502による白基準及
び黒基準補正について説明を行う。
【0060】本実施例においては、黒基準補正について
は読み取りヘッドをホームポジション近傍のプラテン上
に位置させ、かつLEDを消灯させた状態で、黒色の樹
脂で構成されたプラテンの色を読み取ることにより行っ
ている。
【0061】一方、白基準補正は、専用の補正用の基準
部材である白基準シート400をユーザが挿入し、この
反射濃度を読み取ることにより行う。ここで白基準シー
ト400は、本実施例では反射濃度0.05を有する遮
光性の高いの白色PET製であり、その厚さは0.1m
m、大きさは一辺が148mmの正方形のシートであ
る。
【0062】次に、図9及び図10に拍車25の位置と
白基準シート400に対する読み取り位置との関係を示
す。図9において、直線aは白基準シート400を左基
準ガイド30に沿わせてA方向に挿入・搬送した場合
に、白基準シート400と拍車25とが当接する位置を
示したものである。また、それぞれの線に対し、左に
L、右にRの幅のハッチングした領域を有しているが、
これらは白基準シート400挿入時に該シートの左端が
左基準ガイド30から離れて挿入される可能性のある量
や、部品の寸法公差等に起因するズレ等を考慮した誤差
範囲である。つまり、拍車25と当接する可能性のある
領域である。
【0063】ここで、Lの幅の方がRの幅よりも広いの
は、本実施の形態におけるワードプロセッサの記録部に
設けた用紙ガイド30は、基準である左側のみに設け、
右側には設けていないためである。
【0064】また、白基準シート400に挿入の方向性
が無く、例えば、図10のように画像補正基準面をA〜
Dの矢印で示した4方向に挿入可能である場合には、拍
車25との当接する可能性のある領域(ハッチング領
域)が増え、逆に画像補正基準として使用可能な領域
(図中の無地領域)は減少する。
【0065】図11に、図10に示す白基準シート40
0をA方向に挿入して用いた際の白基準及び黒基準補正
処理のフローチャートを示す。まず、ステップS201
において、表示器に白基準補正モードの選択を要求する
メッセージ、例えば「最適な読み取り結果を得るため、
白基準補正を行って下さい。」等を表示し、ステップS
202にてスキャナの温度を原稿読み取り時とほぼ同等
の温度まで上昇させるためにLEDを30秒間点灯する
と同時に、ステップ203で白基準シート400の挿入
を待つ。白基準シート400の先端が側面模式図である
図12のの位置に突き当てられ、挿入が紙センサ35
で検知されると、ステップS204で紙センサ35の白
基準シート400の検知から2秒間のウエイトの後、ス
テップS205で、モータを142stepだけ回転させて
白基準シート400の先端が図12のの位置に来るま
で送る。ステップS206で読み取り実行命令がキー入
力等で行われると、ステップS207で白基準シート4
00の先端が確実に排紙センサ521に届くまで紙送り
モータ20を正方向に498step駆動し、白基準シート
400の先端が図12のの位置に届くまで送る。この
とき、図10に示す位置Eがスキャナに構成された12
8個の読み取り素子列の中央位置に到達したときには、
白基準シート400の先端が必ずしも排紙センサ521
に到達しているとは限らない。しかし、該シート400
上の位置Fが前記読み取り素子列の中央位置に到達した
ときには、部品公差等を考慮しても、白基準シート40
0の先端は確実に排紙センサ521に到達しているはず
である。そこで、ステップS208で排紙センサ521
が白基準シート400の先端の到達を確認した場合には
ステップS209に進み、一方、検知されなかった場合
には白基準シート400の挿入不良とみなしてステップ
S210に進み、白基準シート400を逆転排出すると
共にエラーメッセージを表示する。
【0066】ステップS209では、更にモータを14
2step正回転させ、白基準シート400の先端を図12
のの位置まで送り、図10に示す,,の領域が
読み取りヘッド200の読み取り素子の走査位置に来る
ようにする。
【0067】続いて白基準シート400の先端が確実に
排紙センサ521に届くと同時に、配設された2本の排
紙ローラ31のうち、搬送方向上流側に設けられた排紙
ローラの位置は図中の位置G、下流側に設けられたもう
一方の排紙ローラの位置は図中の位置Hであり、従って
白基準シート400は2本の排紙ローラにより確実に保
持されており、ヘッドとの間隔が精度良く保たれている
状態にある。よって、ステップS211において、図1
0に記載の,,の3カ所の領域にて白基準シート
400の読み取りを実行する。ここで前記領域,,
の1辺の長さは、スキャナ200に構成された読み取
り素子列の長さよりも十分に長くなっている。なお、白
基準シート400の挿入方向が限定されている場合に
は、その限定されている方向のみについて当接可能領域
を回避すれば良く、必ずしも本実施例の考え方に限定さ
れるものではない。この実施の形態については後で詳述
する。
【0068】ステップS211では、具体的には、読み
取りは前記3カ所の領域それぞれにおいて各100回の
読み取り、すなわち各々の素子につき合計300個のデ
ータを蓄積する。ここで1回の読み取りで得られる白基
準の読み取りの結果の一例を図13に示す。図13にお
いて、横軸は、スキャナ上にシート部材4の搬送方向に
向けて一直線上に設けた128個の読み取り素子の番号
を示しており、また縦軸は読み取り出力を示している。
ここで、読み取り出力は反射濃度が低いほど大きな値を
示すよう構成されている。一方、図14は本発明を実施
しなかった場合の白基準シート400の読み取り結果で
あり、矢印で示したA,B,Cの3カ所で出力値が低下
しているのは、拍車に付着したインクが白基準シートに
転写し、反射濃度が局部的に高くなったためである。
【0069】そこで、次に白基準シート400に付着し
た埃やインク等に起因する誤差や、読み取りの繰り返し
誤差を最小に抑えるためのデータ処理をステップS21
2にて行う。ここで本実施の形態における前記データ処
理は、各素子毎に蓄積した300のデータのうち、反射
濃度の数値が小さい方のデータ100個の平均値を白基
準の数値として用いるものである。数値の大きいデータ
のみをカットしたのは、図14からも明らかなように、
白基準シート400に付着して本来の反射濃度を変化さ
せるゴミ等の物質は、白基準シート400を十分に白色
度の高い材料で構成してあるために白基準シート400
よりも反射濃度の高い物しか考えられないからである。
しかしながら、本処理は必ずしも前記内容に限定される
ものでは無く、例えば本実施の形態のように白基準シー
ト400の白色度が十分には高くなく、例えばグレーの
場合には反射濃度の低い方から数えて51番目から15
0番目までのデータの平均値を用いる等の処理を行えば
良い。
【0070】次に、前記処理後のデータがあらかじめ設
定された数値の範囲内に入っているかどうかをステップ
S213にて比較する。これは、挿入された白基準シー
ト400が補正を行うに最適であるとして推奨されたシ
ートと異なる場合や、白基準シート400の汚れが激し
い場合にユーザにその旨の注意を促すためである。ここ
で、前述のあらかじめ設定された数値は、スキャナヘッ
ド200間の特性差を考慮し、スキャナヘッド200毎
に最適化されたデータを記憶保持させておくことが好ま
しい。この比較結果が前記数値の範囲内と判定されれ
ば、S214にて紙送りモータを1000step逆回転さ
せて、白基準シート400を逆転排出して次のステップ
に進むことにより白基準レベル設定を終了する。一方、
範囲外と判定されれば、エラーとして白基準シート40
0を逆転排出した後、エラーメッセージとして「白基準
シートが汚れています。清掃の後再実行して下さい。」
等をステップS215にて表示する。
【0071】続いて、ステップS216からステップS
217では黒基準補正を行う。ステップS217の黒基
準補正はS216でLEDを消灯した状態で、キャリッ
ジをホームポジションに戻した後に前記データ処理を含
めた白基準補正と同様の処理を行うことにより黒基準補
正を行い、ステップS218で濃度調整を行い、ステッ
プS219でデータを記憶することで本処理を終了す
る。
【0072】次に、原稿の読み取り動作について図15
を用いて説明する。まず、ステップS81において読み
取りを実行するコマンド、例えば読み取り開始コマンド
の有無をチェックする。読み取り命令がある場合にはス
テップS82へ進み、ない場合には本処理を終了する。
ステップS82においては、キャリッジ5にスキャナヘ
ッド200が装着されているかどうかチェックする。装
着されていればステップS83に進み、装着されていな
ければステップS84に進む。
【0073】ステップS84では表示器にエラーメッセ
ージを表示したりブザーを鳴らして警告を行う。ステッ
プS83においては読み取り開始のためのスキャナヘッ
ドの読み取り動作の準備処理としてスキャナヘッド20
0内のLEDを30秒間点灯してスキャナヘッドの温度
を読み取り時に到達、安定するであろう温度まで上昇さ
せ、かつその温度で安定させることにより、温度変動に
伴う特性変化を最小限に抑える。続いて、キャリッジ移
動前準備処理としてステップS85でキャリッジモータ
17の正逆走査時のズレ量をホームポジションセンサに
よって計測し、双方向記録時のズレ補正を行なう。
【0074】次に、ステップS86に進み給紙のチェッ
クを行なう。紙センサ35により原稿の挿入が検知され
ると、ステップS88で2秒間のウエイトの後、ステッ
プS89で原稿の先端が排紙センサ521に到達するに
十分な量だけ紙送りモータ20を正方向に駆動し、ステ
ップS90で排紙センサ521がONした場合にはステ
ップS91に進み、OFFのままの場合にはステップS
92に進んでエラー表示を行う。次にステップS91で
は紙送りモータを逆回転させて記録紙を戻し、続いて記
録紙の上端余白が設定値通りになるように正回転させ
る。続いてステップS93に進み所定行の読み取りを実
行する。具体的には、キャリッジモータ17を駆動し、
スキャナヘッド200によって読み取りを行ない、所定
行の読み取りが終了するとステップS94で所定量紙を
送り、ステップS95へ進む。ステップS95において
エラーのチェックを行ない、エラーがあればステップS
96に進み、エラーがなければステップS97へ進む。
【0075】エラーのチェック内容としては、例えば紙
下端の検出、紙ジャムの検出、各種モータの走査エラー
等である。S97においては読み取り終了を示すコマン
ド、例えば紙排出コマンドの受信チェックを行い、読み
取り終了でなければステップS93に戻り、読み取りを
継続する。最後に終了処理としてステップS98で、紙
の排出、スキャナヘッド200のホームポジション移動
等を行ない読み取り処理を終了する。
【0076】《第2の実施の形態》図16に示す直線a
を通るような拍車配列の場合には、拍車の間隔は前記第
1の実施の形態と同じであるが、例えば180度回転さ
せて逆向きから挿入すると、拍車の軌跡は直線bのよう
になり互いに補間するよう当接する可能領域が分布す
る。この場合には、前記当接する可能性のある領域を回
避して補正を行うことは困難である。そこで、180度
回転させて白基準シート400を挿入する場合に、白基
準シート400の左端を左基準ガイドから所定量離して
挿入することにより、図17に示すようにより広い空白
領域が確保できる。このように拍車等による白基準シー
ト400等の補正用シート部材の特性変化要因の配置に
よっては、補正用シートの挿入基準位置を、記録紙ある
いは原稿等の挿入基準位置と異ならせることにより、読
み取り可能領域を広範囲に確保することが可能である。
なお、図17では白基準シート400左端を挿入基準ガ
イドから離すこととしたが、必ずしもこれに限定される
ものでは無く、例えば左基準ガイド30が図1の位置か
ら右方向へ移動することにより、左端挿入位置を変更し
ても良い。
【0077】《第3の実施の形態》本発明は、必ずしも
前記実施の形態のように画像読み取り機能を備えた記録
装置である必要は無く、例えば画像読み取り専用の装置
であっても良く、その場合には搬送ローラに付着した紙
粉等が前述のような補正用シート部材に付着すること、
あるいは用紙挿入ガイド等の摺動部材との摺動に起因す
る傷等で前記補正用シート部材の特性が変化することを
回避することで、良好な画像読み取り結果を得ることが
可能である。
【0078】図18は、このような画像読取装置の一例
であり、300は用紙搬送ローラにくびれ部301を設
けた用紙搬送ローラであり、原稿と搬送ローラ300と
の当接を回避することにより、白基準シート400との
当接による汚れを回避している。また、斜線で示した領
域は読み取り実行領域であり、用紙搬送ローラ300と
の当接領域と、原稿の読み取り面側に設けた排紙ローラ
302との当接領域とを回避した領域である。
【0079】なお、本実施の形態では用紙搬送ローラを
原稿の読み取り面側に配設された構成を持つ読取装置に
おいて説明を行ったが、必ずしもこれによらずとも良
く、例えば搬送ローラが読み取り面とは逆側に配設さ
れ、読み取り面側にはピンチローラが配設されている場
合には、ピンチローラにくびれ部を設けたり、ピンチロ
ーラの無い部分を通過する位置を読み取っても良い。
【0080】《第4の実施の形態》更に、図19から図
21を用いて本発明に係る他の実施の形態を示す。本態
様は、画像読み取り機能を備えた記録装置あるいは画像
読み取り専用装置であっても良いものであって、白色基
準反射シート400の装置への挿入方向が常に一定に保
たれていて、シート400の白基準補正領域が排出側ロ
ーラ部材に接触しないように管理されている場合に、最
適なシェーディング歪み(白基準及び黒基準のうちの少
なくとも白基準に対する変換出力のずれ)が簡易に行う
ことができるものである。本態様では、画像読み取りヘ
ッド200のシェーディング歪みを検出する場合は、挿
入された白色基準反射シート400は原稿の画像を読み
取っていく時の搬送方向と同じ方向に搬送され、白色基
準反射シート400が所定位置に搬送されたところで画
像読み取りヘッド200のシェーディング歪みの検出が
行われる。前記所定位置におけるシェーディング歪みの
検出が終了すると、白色基準反射シート400は、記録
媒体及び原稿の排出方向(図19中の右側へ向かう方
向)と反対の方向、即ち挿入口側に排出されるように構
成されている。
【0081】次に、図20のフローチャートを用いて、
本態様による記録装置の動作の一例を説明する。図20
において、先ず、ステップS301でシート部材4が挿
入されたか否かを紙センサ35で検出し、シート部材4
が挿入されればステップS302で該シート部材を所定
位置(例えば頭出し位置)まで搬送する。そして、ステ
ップS303で、インターフェース506を介して伝達
されるホスト装置よりのコマンドを待ち、コマンドが来
ればステップS304へ進んで記録指令か否かを判断す
る。
【0082】記録指令であれば、ステップS305へ進
んでシート部材4を矢印A方向に搬送しながら記録を実
行し、ステップS306で記録を終了すると、ステップ
S307へ進んでシート部材4を矢印A方向(搬送と同
じ方向)へ排紙する。上記ステップS304で記録指令
以外であれば、ステップS108へ進んで画像読み取り
指令か否かを判断する。
【0083】画像読み取り指令であれば、ステップS3
09へ進んでシート部材(原稿)4を矢印A方向に搬送
しながら画像読み取りを実行し、ステップS310で画
像読み取りを終了すると、ステップS311へ進んでシ
ート部材4を矢印A方向(搬送と同じ方向)へ排紙す
る。上記ステップS308で画像読み取り指令以外であ
れば、ステップS312へ進んで読み取り手段(読み取
りヘッド)200のシェーディング歪みの検出する旨の
指令であるか否かを判断する。
【0084】シェーディング歪みの検出指令であれば、
ステップS313へ進んで該読み取り手段(ヘッド)2
00のシェーディング歪みの検出を実行し、ステップS
314でシェーディング歪みの検出が終了したか否かを
判断する。シェーディング歪みの検出が終了していない
場合はステップS314のシェーディング歪みの検出を
更に続行する。画像読み取りヘッド200のシェーディ
ング歪みの検出が終了すると、ステップS315でシー
ト部材4(白色基準反射シート400)を図2中の矢印
Lと反対方向に排紙する。
【0085】図21は、前述の画像読み取りヘッド20
0のシェーディング歪みの検出を行う場合のシート部材
4(白色基準反射シート400)の搬送及び排出を説明
するためのシート部材搬送部の模式的縦断面図である。
図21において、白色基準反射シート400が矢印A方
向から挿入されシェーディング歪みの検出指令がある
と、該白色基準反射シート400は原稿と同じ方向に図
21に示す位置(所定位置)まで搬送される。そこで、
白色基準反射シート400の領域eを利用して画像読み
取り手段(ヘッド)200のシェーディング歪みの検出
を行う。
【0086】上記シェーディング歪みの検出が終了する
と、前記紙送りローラ19を逆方向に駆動することによ
り、前記白色基準反射シート400を記録媒体及び原稿
の排出方向(図21中の右向きの矢印A方向)と反対の
方向(左向き方向)に排出する。図21中に示す白色基
準反射シート400の領域dは、前記シェーディング歪
みの検出を行う際に、該白色基準反射シート400が拍
車25を通過する範囲を示す。
【0087】以上、説明したシェーディング歪みの検出
によれば、白色基準反射シート400をシート部材挿入
口から図21に示す位置まで矢印A方向に引き込んで
(搬送して)から画像読み取りヘッド200のシェーデ
ィング歪みの検出を行い、その後に白色基準反射シート
400を排出する場合には矢印A方向と反対の方向に搬
送して排出するので、白色基準反射シート400におけ
る拍車25を通過する領域は図21中に示す領域dの範
囲だけとなる。
【0088】そのため、白色基準反射シート400にお
けるシェーディング歪みの検出を行う領域e(図21)
は、前記拍車25に接触することがなくなり、拍車跡が
付くこともなくなる。したがって、シェーディング歪み
を検出する領域eの白色面は、前記拍車25が通過しな
いことから、該拍車による汚れや傷が生じることも無く
なり、正確で正しいシェーディング補正を行うことが可
能になる。また、白色基準反射シート400はシート部
材挿入口からシェーディング歪み検出位置へ向かう時に
は画像読み取り方向と同じ方向に搬送されるので、シー
ト部材の状態が画像読み取りの場合と同じ条件となり、
それによっても、正確で正しいシェーディング補正を行
うことが可能になる。
【0089】なお、以上の各実施の態様では、記録手段
(記録ヘッド)6がインクジェット記録手段である場合
を例に挙げて説明したが、本発明は、記録手段が電子写
真方式、ワイヤドット方式、感熱方式、熱転写方式、レ
ーザービーム方式等、他の方式の場合でも同様に適用で
き、同様の効果を奏し得るものである。
【0090】また、以上の各実施態様例では、記録ヘッ
ド及び読み取りヘッドを主走査方向に移動させるシリア
ル記録方式の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、
シート部材の全幅または一部をカバーする長さのライン
記録手段を用いて副走査のみで記録するライン記録方式
の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を
達成し得るものである。
【0091】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によると、
白色基準部材の補正に用いる白色面を汚すことがなく、
読み取り手段の変換画像信号の補正を正確に維持するこ
とができる画像読取装置及び画像読み取り機能を備えた
情報処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるワードプロセッサの斜視図
である。
【図2】実施の形態におけるヘッド装填部の斜視図であ
る。
【図3】実施の形態における記録ヘッドの斜視図であ
る。
【図4】図3の記録ヘッドのインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図5】実施の形態におけるスキャナヘッドの斜視図お
よび断面図である。
【図6】実施の形態におけるワードプロセッサの構成ブ
ロック図である。
【図7】実施の形態におけるヘッド交換処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】実施の形態における記録処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】実施の形態における拍車の位置と白基準シート
の読み取り位置との関係を示す図である。
【図10】実施の形態における拍車の位置と白基準シー
トの読み取り位置との関係を示す図である。
【図11】実施の形態における白基準補正処理及び黒基
準補正処理を示すフローチャートである。
【図12】白基準シートの送り位置を示すための模式図
である。
【図13】実施の形態における読取出力結果の一例を示
す図である。
【図14】実施の形態における読取出力結果の他の例を
示す図である。
【図15】実施の形態における読取処理を示すフローチ
ャートである。
【図16】実施の形態における拍車の位置と白基準シー
トの読み取り位置との関係を示す図である。
【図17】実施の形態における拍車の位置と白基準シー
トの読み取り位置との関係を示す図である。
【図18】実施の形態における画像読取装置の拍車の位
置と白基準シートの読み取り位置との関係を示す図であ
る。
【図19】記録装置の用紙搬送部の概略構成を示す模式
的縦断面図である。
【図20】実施の形態における他の動作手順を例示する
フローチャートである。
【図21】画像読み取り手段のシェーディング歪みの検
出を行う場合の用紙の搬送及び排出を示す用紙搬送部の
模式的縦断面図である。
【符号の説明】
4 記録用紙 5 キャリッジ 5a 位置決め突起 6 ヘッド 7 電気的接続部 8 インクタンク 9 ガイドシャフト 10 キャリッジモータ 11 軸受け 17 キャリッジモータ 19 搬送ローラ 20 紙送りモータ 25 拍車 27 拍車ホルダ 29 ガイドレール 30 白基準シート 31 排紙ローラ 35 紙センサ 39 センサレバー 45 ヘッドガイド 200 スキャナヘッド 300 用紙搬送ローラ 302 排紙ローラ 404 外部記憶装置 405 外部インターフェイス 501 コントローラ 502 CPU 503 RAM 504 ROM 505 タイマ 506 インターフェイス部 507 コントローラ 508 ヘッド検出部 509 ラインバッファ 510 ヘッドドライバ 511 モータドライバ 512 センサ検出部 525 スキャナドライバ部 526 スキャナ検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 B41J 2/01 B41J 3/44 H04N 1/401

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り位置に配された原稿を読み
    取って画像信号に変換する読取手段と、 基準部材と、 前記読取手段により変換された画像信号の補正を行う補
    正手段と、 前記画像読み取り位置へ前記原稿を案内する搬送手段
    と、 前記画像読み取り位置から前記原稿を排出する排出手段
    と、 前記搬送手段により前記読み取り位置に案内された前記
    基準部材の、前記排出手段と当接しない領域を前記読取
    手段によって読み取ることによって前記補正手段の補正
    データを取得するように制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記排出手段は拍車
    を有し、前記制御手段は、前記拍車と前記基準部材とが
    当接しない位置において、前記読取手段が前記基準部材
    を読み取るように制御することを特徴とする画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記排出手
    段と前記基準部材が当接しない位置の幅は、少なくとも
    前記読取手段の読取幅よりも広いことを特徴とする画像
    読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記基準部材の前記
    画像読み取り位置からの排出方向は、前記排出手段の設
    けられていない側へ向かう方向であることを特徴とする
    画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記制御手段は、前
    記補正手段が前記基準部材を前記読取手段により複数回
    読み取ったデータの平均値を用いて前記画像信号の補正
    を行うように制御することを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記読取手段は、前
    記搬送手段による前記原稿の搬送方向と直交する方向に
    走査することで前記原稿の読み取りを行うことを特徴と
    する画像読取装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記補正手段は、前
    記画像信号の歪みを補正することを特徴とする画像読取
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記補正手段は、前
    記読取手段のシェーディング補正を行うことを特徴とす
    る画像読取装置。
  9. 【請求項9】 原稿を読み取る読取手段と記録媒体に記
    録を行う記録手段とを選択的に装填可能な情報処理装置
    において、 基準部材と、 前記読取手段により変換された画像信号の補正を行う補
    正手段と、 前記情報処理装置から前記記録媒体を排出する排出手段
    と、 前記基準部材の、前記排出手段と当接しない領域を前記
    読取手段によって読み取ることによって前記補正手段の
    補正データを取得するように制御する制御手段と、を有
    することを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記排出手段は拍
    車を有し、前記制御手段は、前記拍車と前記基準部材と
    が当接しない位置において、前記読取手段が前記基準部
    材を読み取るように制御することを特徴とする情報処理
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、前記排
    出手段と前記基準部材とが当接しない位置の幅は、少な
    くとも前記読取手段の読取幅よりも広いことを特徴とす
    る情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記基準部材の前
    記情報処理装置からの排出方向は、前記排出手段の設け
    られていない側へ向かう方向であることを特徴とする情
    報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項9において、前記制御手段は、
    前記補正手段が前記基準部材を前記読取手段により複数
    回読み取ったデータの平均値を用いて前記画像信号の補
    正を行うように制御することを特徴とする情報処理装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項9において、前記補正手段は、
    前記画像信号の歪みを補正することを特徴とする情報処
    理装置。
  15. 【請求項15】 請求項9において、前記補正手段は、
    前記読取手段のシェーディング補正を行うことを特徴と
    する情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項9において、前記記録手段は、
    インクジェット記録方式による記録を行うことを特徴と
    する情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記記録手段
    は、電気熱変換体を備え、該電気熱変換体の発する熱エ
    ネルギーを用いてインクを吐出することを特徴とする情
    報処理装置。
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