JPH11342623A - 液体タンクおよび画像形成装置 - Google Patents

液体タンクおよび画像形成装置

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JPH11342623A
JPH11342623A JP15033798A JP15033798A JPH11342623A JP H11342623 A JPH11342623 A JP H11342623A JP 15033798 A JP15033798 A JP 15033798A JP 15033798 A JP15033798 A JP 15033798A JP H11342623 A JPH11342623 A JP H11342623A
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JP
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liquid
ink
tank
liquid tank
data
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JP15033798A
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English (en)
Inventor
Osamu Shikame
修 鹿目
Makoto Yomo
誠 四方
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像形成装置では、液体の内容量や種
類などの液体や液体タンクに関するデータを把握するこ
とが困難であった。 【解決手段】 インクおよび/またはプリント媒体に吐
出されるインクのプリント性を調整するための処理液か
らなる液体を用いてプリント媒体にプリントを行う画像
形成装置に対して液体を補給するための交換可能な液体
タンク11であって、この液体タンク11内の液体の種
類や量、あるいは使用開始からの経過時間などに関する
データの記憶が可能な光メモリおよび/または磁気メモ
リなどの記憶部38を具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を貯溜する液
体タンクおよびこの液体タンクから補給される液体を用
いてプリント媒体にプリントを行う画像形成装置に関
し、特にインクジェットプリント装置に応用して好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのプリン
タや複写機として、インク滴をプリント媒体に吐出する
ことによってプリントを行うインクジェットプリンタが
普及してきている。このようなインクジェットプリンタ
は、安価でフルカラーのプリントが可能であるため、そ
の需要はますます大きくなっている。そして、高画質化
の一環として、階調画像の忠実な再現の要求が高まって
きている。例えば、X線フィルムやCTスキャン画像の
ような医療用画像では、モノクロ画像で通常、4096
階調程度が必要であるとされている。
【0003】一般に、インクジェットプリンタなどのイ
ンクドットによる階調画像のプリント方法としては、液
体吐出ヘッドに印加する電圧またはパルス幅などを変化
させることにより、プリント媒体に付着するインクドッ
トの径を変えるアナログ変調法や、インクドットの径を
変えずにドットマトリックス中に打ち込むドット数を変
えることにより階調プリントを行うデジタル変調法, ア
ナログ変調法とデジタル変調法とを組み合わせ、ドット
マトリッタス中のドット数およびドット径を変化させる
デジタル−アナログ変調法などが知られている。
【0004】しかしながら、インクドットの径を変化さ
せるアナログ変調法においては、インクドットの径が安
定しないといった点や、さらには、プリント可能な最小
ドットの大きさに限界があるといった問題があり、その
結果、特にハイライト部(低インク濃度部)における階
調特性に改善すべき点を有する。また、ドットマトリッ
クスを用いるデジタル変調法においては、例えば256
階調を表現しようとした場合、16×16マトリックス
が必要となり、その結果、実質的な解像度が低下して高
解像度の画像を得ることが困難になるといった問題が生
ずる。
【0005】そこで、安定した画像を得るためにインク
ドットの径を変化させるアナログ変調を用いず、また、
解像度の実質的低下を避けるため、誤差拡散などの2値
化処理を行なって階調画像を出力するのが一般的であ
る。しかしながら、このような方法では、上述した医療
画像のように4096階調もの階調を表現することは到
底不可能である。
【0006】そこで、異なる濃度を有する複数種類のイ
ンクを組み合わせて多階調画像の記録を行うインクジェ
ットプリンタが提案されている。このような濃度の異な
るインクを複数回に亙って重ねてプリントすることによ
り、インクの種類数よりも遙に多い階調を表現すること
が可能となる。このような異なる濃度を持ったインクを
用いるインクジェットプリンタでは、通常、インクは1
種類ごとにカートリッジに収納され、このカートリッジ
を交換することによってインクの補充を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した医療用画像な
どは、パーソナルコンピュータの出力画像と異なり、プ
リント媒体のほぼ全面に亙ってプリントすることが多
く、複数種類のインクを重ねて記録するため、インクの
消費量が桁違いに多くなる傾向を持つ。このため、イン
クカートリッジの交換を極めて頻繁に行わなければなら
なくなるという問題があった。
【0008】このようなことから、容量の大きなインク
タンクを設け、インク供給チューブを介してインクをイ
ンクジェットプリンタに供給する方法が用いられている
ものの、この方法では、インクジェットプリンタ内にイ
ンクタンクを搭載する場合が多く、インクタンク内のイ
ンクの残量を正確に把握することが困難であるという問
題があった。
【0009】また、インクタンク内のインクの残量検知
を行わず、インクタンクをインクジェットプリンタから
取り外すと、プリンタ本体側でインクタンク内のインク
残量を初期値に戻し、新たに搭載されるインクタンク内
のインクをいわゆる満タン状態にあると見なす方法も知
られているが、この方法の場合には、インクタンク内の
インクの残量を目視によって確認する際にインクタンク
の交換時期をオペレータが誤ってしまうおそれがあっ
た。
【0010】しかも、同一色相であっても濃度が異なる
インクを多種類用いるような場合には、インクタンクの
交換時に異なる濃度のインクを貯溜したインクタンクを
誤って間違った箇所に搭載してしまい、正規の画像をプ
リントすることができなくなってしまうおそれもあっ
た。
【0011】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、液体および液体
タンクの内の少なくとも1つに関するデータ、例えば液
体の内容量や種類などを把握することが可能な液体タン
クを提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、上述したような液
体タンクから補給される液体を用いてプリント媒体にプ
リントを行う画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の形態
は、液体を用いてプリント媒体にプリントを行う画像形
成装置に対して液体を補給するための交換可能な液体タ
ンクであって、データの記憶が可能な光メモリおよび/
または磁気メモリを具えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明によると、光メモリおよび/または
磁気メモリに液体の種類や量などに関するデータおよび
液体タンクの使用履歴などに関するデータが書き込まれ
ており、このデータに基づいてプリント媒体に対するプ
リントを行う。
【0015】本発明による第2の形態は、データの記憶
が可能な記憶手段を有する交換可能な液体タンクの載置
部を具え、前記液体タンクから補給される液体を用いて
プリント媒体にプリントを行う画像形成装置であって、
前記記憶手段に対して前記データの書き込み・再生が可
能な書き込み・再生手段と、この書き込み・再生手段に
よって再生された前記データに基づいてプリントの可否
を判断する判断手段とを具えたことを特徴とする。
【0016】本発明によると、記憶手段に記憶されたデ
ータに基づいてプリント媒体に対するプリントの可否を
判断手段が判断する。また、プリント作業などに伴って
記憶手段に対するデータの更新を書き込み・再生手段に
よって行う。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による液体タ
ンクにおいて、光メモリがデータの改ざんが不可能な追
記型のものであってもよい。
【0018】また、データは、液体および液体タンクの
内の少なくとも1つに関するものであってもよく、この
場合、液体に関するデータは、液体タンク内の液体の量
であり、液体タンクに関するデータは、その使用履歴で
あることが好ましい。
【0019】本発明の第2の形態による画像形成装置に
おいて、液体タンクの重量を検出する重量検出手段をさ
らに具え、判断手段は、この重量検出手段によって検出
された液体タンクの重量と記憶手段に記憶されたデータ
とに基づいてプリント媒体に対するプリントの可否を判
断するものであってもよい。
【0020】また、載置部に設けられて記憶手段の表面
を払拭する払拭手段をさらに具えるようにしてもよい。
【0021】さらに、判断手段は、所定位置にある書き
込み・再生手段が再生する記憶手段からのデータに基づ
いて載置部に対する液体タンクの搭載位置の良否を判定
するものであってもよい。
【0022】本発明の第1の形態による液体タンクおよ
び第2の形態による画像形成装置において、液体は、イ
ンクおよび/またはプリント媒体に吐出されるインクの
プリント性を調整するための処理液であってもよい。
【0023】
【実施例】本発明による液体タンクをインクジェットプ
リンタに応用した一実施例について、図1〜図7を参照
しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例
に限らず、これらをさらに組み合わせたり、同様な課題
を内包する他の分野の技術にも応用することができる。
【0024】本実施例におけるインクジェットプリンタ
の概略構造を図1に示し、そのインク供給系の部分の外
観および概略構造を図2および図3にそれぞれ示す。す
なわち、本実施例のインクジェットプリンタは、フルラ
インタイプのカラープリンタであり、黄色インク, マゼ
ンタ色インク, シアン色インク, 黒色インクをそれぞれ
蓄えた4つのインクタンク11Y, 11M, 11C, 1
1B(以下、これらをまとめてインクタンク11と記述
する)と、接続配管12を介してこれらインクタンク1
1にそれぞれ接続する4つのサブタンク13Y, 13
M, 13C, 13B(以下、これらをまとめてサブタン
ク13と記述する)と、それぞれインク供給管14を介
してこれらサブタンク13に接続する4つのインクジェ
ットヘッド15Y, 15M, 15C, 15B(以下、こ
れらをまとめてインクジェットヘッド15と記述する)
とを具え、各インクタンク11は、接続配管12に対し
て交換可能に連結されるが、インク供給系の詳細につい
ては後述する。
【0025】制御装置16に接続するヘッドドライバ1
7によって図示しない各発熱抵抗体に対する通電のオン
/オフがそれぞれ切り換えられるインクジェットヘッド
15は、インクを吐出する吐出口が一端側にそれぞれ形
成された複数のインク通路と、これらインク通路にそれ
ぞれ配置されてインク吐出口からインクを吐出するため
の吐出エネルギ発生部と、インク通路の他端側に連通す
る共通インク室とを具え(これらは何れも図示せず)、
上述した発熱抵抗体が吐出エネルギ発生部に設けられ、
上述したインク供給管がこの共通インク室に連通したも
のであり、従来から周知のものを採用することができ
る。これらインクジェットヘッド15は、無端の搬送用
ベルト18を挟んでプラテン19と対向するように、搬
送用ベルト18の搬送方向に沿って所定間隔で配列して
いる。そして、制御装置16によって作動が制御される
回復処理のためのヘッド移動手段20により、プラテン
19との対向方向に昇降し得るようになっている。各イ
ンクジェットヘッド15の側方には、プリント媒体とし
てのプリント用紙21に対するプリント作業に先立ち、
インクジェットヘッド15の図示しないインク通路内に
介在する古いインクを図示しない吐出口から吐出してイ
ンクジェットヘッド15の回復処理を行うためのヘッド
キャップ22がインクジェットヘッド15の配列間隔に
対して半ピッチずらした状態で配置され、制御装置16
によって作動が制御されるキャップ移動手段23によ
り、それぞれインクジェットヘッド15の直下に移動
し、各吐出口から吐出される廃インクを受けるようにな
っている。
【0026】プリント用紙21を搬送する搬送用ベルト
18は、ベルト駆動モータ24に連結された駆動ローラ
25に巻き掛けられ、制御装置16に接続するモータド
ライバ26によってその作動が切り換えられる。また、
搬送用ベルト18の上流側には、この搬送用ベルト18
を帯電することにより、プリント用紙21を搬送用ベル
ト18に密着させるための帯電器27が設けられてお
り、この帯電器27は、制御装置16に接続する帯電器
ドライバ28によって、その通電のオン/オフが切り換
えられる。搬送用ベルト18の上にプリント用紙21を
供給するための一対の給紙ローラ29には、これら一対
の給紙ローラ29を駆動回転させるための給紙用モータ
30が連結され、この給紙用モータ30は、制御装置1
6に接続するモータドライバ31によって作動が切り換
えられる。
【0027】従って、プリント用紙21に対するプリン
ト作業に先立ち、インクジェットヘッド15がプラテン
19から離れるように上昇し、次いでヘッドキャップ2
2がこれらインクジェットヘッド15の直下に移動して
インクジェットヘッド15の回復処理を行った後、ヘッ
ドキャップ22を元の待機位置へ移動させ、さらにイン
クジェットヘッド15をプリント位置までプラテン19
側に移動する。そして、帯電器27を作動させると同時
に搬送用ベルト18を駆動し、さらに給紙ローラ29に
よってプリント用紙21を搬送用ベルト18上に載置
し、各インクジェットヘッド15によって所定の色画像
がプリント用紙21にプリントされる。
【0028】インクタンク11が交換可能に搭載される
タンク載置部32には、インクタンク11を正しくタン
ク載置部32に搭載するための位置決めストッパ33が
設けられており、この位置決めストッパ33に突き当た
るように各インクタンク11がタンク載置部32に挿入
される。また、このタンク載置部32には、各インクタ
ンク11の重量を検出するためのロードセル34がそれ
ぞれ設けられており、これらロードセル34からの検出
信号は、制御装置16に出力されるようになっている。
【0029】図2, 図3および各インクタンク11の外
観を表す図4に示すように、接続配管12の途中には、
インクタンク11内に貯溜されたインクをサブタンク1
3内に移送するためシリンジポンプ35Y, 35M, 3
5C, 35B(以下、これらをまとめてシリンジポンプ
35と記述する)がそれぞれ設けられており、それぞれ
サブタンク13内のインクの残量が所定以下になった場
合、各シリンジポンプ35が作動して所定量のインクが
インクタンク11からサブタンク13内へ移送されるよ
うになっている。
【0030】接続配管12の先端には針36が装着され
ており、これがインクタンク11の上端のゴム状弾性体
などで形成した封止部材37を突き破ってインクタンク
11内に差し込まれ、この針36の先端部分からインク
タンク11内のインクが吸引されるようになっている。
従って、インクタンク11の交換時には使用済みのイン
クタンク11から接続配管12の針36を抜き外す必要
がある。
【0031】各種データを記憶する記憶部38は、イン
クタンク11の上面に接合されており、本実施例では、
記憶部38として光メモリを採用した。すなわち、幅が
1cmで長さが4cmで厚さが0. 4mmのポリカーボネート
基板に12μm 間隔でトラッキング用溝を形成し、その
上に日本化薬株式会社製のIR−820−Pを0. 3μ
m の厚みで塗布し、さらにその上に厚さが0. 3mmの黒
色ポリカーボネート基板を接着してカード化したものを
インクタンク11の上面に接合し、これを記憶部38と
して用いている。この記憶部38には、インクの種類や
濃度などの物性値および充填量(本実施例では500ミ
リリットル)とその充填日時などの初期値を半導体レー
ザを用いて書き込んでおく。
【0032】インクジェットプリンタのタンク載置部3
2の上方には、インクタンク11の記憶部38に対して
データの書き込みおよびデータの読み取りを行うための
書き込み・再生ヘッド39が図3中、左右方向に移動自
在に組み込まれている。また、記憶部38の両側には、
一対の案内レール40が記憶部38に沿ってこれと平行
にインクタンク11の上面に設置されており、記憶部3
8の表面から案内レール40の上面までの高さが本実施
例では1. 0±0. 05mmの精度に保持され、記憶部3
8に対して上述した案内レール40に沿って移動する書
き込み・再生ヘッド39の位置精度を確保している。
【0033】このようなインクジェットプリンタの作動
手順について、図5のフローチャートを用いて説明す
る。すなわち、インクジェットプリンタの電源がオンに
投入されると、まずS1のステップにてタンク載置部3
2にインクタンク11があるか否かを判定するが、これ
は各タンク載置部32のロードセル34からの検出信号
にらって判断することができる。タンク載置部32にイ
ンクタンク11が搭載されていないと判断した場合に
は、S2のステップに移行してタンク載置部32にイン
クタンク11を搭載するべく警告を出力するが、これ
は、例えばインクジェットプリンタに設けられた所定の
LEDを点滅させたり、ブザーを吹鳴したり、液晶ディ
スプレイに警告文字を表示したりして行う。
【0034】S1のステップにてタンク載置部32にイ
ンクタンク11が搭載されていると判断した場合には、
S3のステップに移行して書き込み・再生ヘッド39を
案内レール40に沿って移動させ、記憶部38に記憶さ
れたデータを取り込み、S4のステップにてインクタン
ク11に記憶されたインクの充填日時と現時点の日時と
の差を取り、これが一定期間以上経過しているか否かを
判定する。そして、インクタンク11にインクを充填し
てから相当期間が経過していると判断した場合には、S
5のステップに移行して前述のような手段で警告を出力
する。これは、インクを充填してから保証期間を越えて
保存されたインクタンク11は、インクタンク11の壁
などから水分が蒸発して濃度が変わったりする可能性が
あるため、良好な画像を得られないおそれがあることか
ら、医療用画像を形成する場合には、このようなインク
を用いないようにすることが必要となるからである。
【0035】書き込み・再生ヘッド39がそのホームポ
ジションに位置したまま記憶部38のデータを再生し、
インクジェットプリンタ内のメモリに取り込む。そし
て、所定の種類のインクタンク11が所定のタンク載置
部32に載置されているか否かをS1のステップにて判
定し、所定のタンク載置部32に正規のインクタンク1
1が載置されていないと判断した場合、S2のステップ
にてこれを正規のインクタンク11と交換するように警
告を出力する。これは、例えばインクジェットプリンタ
に設けられた所定のLEDを点滅させたり、ブザーを吹
鳴したり、液晶ディスプレイに警告文字を表示したりし
て行う。
【0036】次に、S3のステップにて書き込み・再生
ヘッド39を案内レール40に沿って移動させ、記憶部
38に記憶されたデータを取り込み、S4のステップに
てインクタンク11に記憶されたインクの充填日時と現
時点の日時との差を取り、これが一定期間以上経過して
いるか否かを判定する。そして、インクタンク11にイ
ンクを充填してから相当期間が経過していると判断した
場合には、S5のステップに移行して前述のような手段
で警告を出力する。これは、インクを充填してから保証
期間を越えて保存されたインクタンク11は、インクタ
ンク11の壁などから水分が蒸発して濃度が変わったり
する可能性があるため、良好な画像を得られないおそれ
があることから、医療用画像を形成する場合には、この
ようなインクを用いないようにすることが必要となるか
らである。
【0037】S4のステップにてインクタンク11内の
インクがこれを充填してから一定期間経過していない、
すなわち蒸発などによる濃度変化を起こしていないと判
断した場合には、S6のステップに移行し、インクをサ
ブタンク13に所定量補給したか否かを判定する。本実
施例では、逆止め弁を有するシリンジポンプ35の1回
当たりの供給量が5ミリリットルであるので、例えば1
00回(500ミリリットル相当)のインク補給が行わ
れたか否かをS6のステップで判定し、インクタンク1
1内のインクを所定量補給した、つまりインクタンク1
1を交換すべきであると判断したならば、S7のステッ
プに移行して前述のような手段で警告を出力する。
【0038】S6のステップにてインクタンク11内の
インクを所定量補給していない、つまりインクタンク1
1内にまだインクが充分残っていると判断した場合に
は、S8のステップに移行し、タンク載置部32に搭載
されているインクタンク11が正規、つまりタンク載置
部32に対して正確に位置決めされており、しかも所定
の色相や濃度のインクを貯溜したインクタンク11であ
るか否かを判定する。タンク載置部32に対するインク
タンク11が正確に位置決めされているか否かは、書き
込み・再生ヘッド39は、案内レール40を基準として
記憶部38、すなわち光メモリの0番トラックを探して
初期化を行う。この時、0番トラックの位置と書き込み
・再生ヘッド39のホームポジションのずれを書き込み
・再生ヘッド39の送り量から計算し、所定の位置から
例えば1mm以上ずれていた場合には正確に位置決めされ
ていないと判断してホームポジションに戻り、インクタ
ンク11がタンク載置部32に再挿入されるまで待つ。
インクタンク11がタンク載置部32に対して正しく位
置決めされていなかったり、これがそのインクタンク載
置部32に対応した所定のインクタンク11ではないと
判断した場合には、S9のステップに移行して前述のよ
うな手段で警告を出力する。
【0039】また、S8のステップにてインクタンク1
1がタンク載置部32に対して正しく位置決めされ、し
かもこれがそのインクタンク載置部32に対応した所定
のインクタンク11であると判断した場合には、S10
のステップに移行してすべてのタンク載置部32に正規
のインクタンク11が載置されたことを示すインクタン
クスタンバイ信号を出力した後、S11のステップにて
サブタンク13内のインク残量が所定量以下であるか否
かを判定する。
【0040】ここで、サブタンク13内のインク残量が
所定量以下であると判断した場合には、S12のステッ
プに移行してシリンジポンプ35を1回だけ駆動し、こ
れに伴って供給回数を1回だけ増加させ、S13のステ
ップにて記憶部38に記憶された供給回数を更新した
後、S14のステップにてインクをサブタンク13に所
定量補給したか否かをS7のステップと同じようにして
判定し、インクタンク11内のインクを所定量補給して
いない、つまりインクタンク11内にまだインクが充分
残っていると判断した場合には、S15のステップに移
行し、サブタンク13内のインクが満タン状態にあるか
否かを判定する。
【0041】サブタンク13内のインクが満タン状態と
なっていないと判断した場合には、S12のステップに
戻って再度シリンジポンプ35を1回だけ駆動し、S1
3〜S15のステップを繰り返してサブタンク13内が
満タンとなるまでインクを供給する。このようにして、
サブタンク13内がインクで満タン状態となったと判断
した場合には、S16のステップに移行してプリント作
業を実行するか否かを判定し、プリント作業を行う必要
がある場合にはS17のステップに移行してプリント作
業を行う。なお、インクタンク11内のインクを所定量
補給した、つまりインクタンク11を交換すべきである
と判断したならば、S7のステップに戻って前述のよう
な手段で警告を出力する。
【0042】また、S16のステップにてプリント作業
を行う必要がないと判断した場合には、S1のステップ
に戻ってタンク載置部32にインクタンク11があるか
否かを判定する。同様に、S11のステップにてサブタ
ンク13内のインク残量が所定量よりも多いと判断した
場合には、プリント作業が可能であるのでS16のステ
ップに移行し、プリント作業を実行するか否かを判定す
る。
【0043】本実施例のインクジェットプリンタを用
い、実際に使用途中のインクタンク11をインクの供給
が40回の時に取り出して、60℃の恒温槽に3ケ月保
存した後、これを再度インクジェットプリンタに搭載し
た。その結果、インクタンク11の総重量が以前のデー
タよりも5g程少なかったため、警告表示がなされてそ
のままプリント作業を行うことができなかった。また、
同様に、使用途中のインクタンク11をインクの供給が
70回の時に取り出し、注射器を用いて20gのインク
を注入したところ、インクタンクの総重量が以前のデー
タよりも多くなったため、警告表示が出力されてそのま
まプリント作業を行うことができず、本発明のシステム
が有効に機能することを確認できた。
【0044】なお、本実施例では各インクタンク11の
容量をすべて同一にしたが、プリント媒体に形成される
画像によっては、特定のインクのみを多量に使用する場
合も考えられるので、これに応じて容量の異なるインク
タンク11を適宜採用することを可能であり、また、色
相や濃度の異なるインクをさらに多種類用いる場合であ
っても、インクタンク11の数およびデータのパラメー
タ数を変えることによって対応可能である。さらに、イ
ンクタンク11の重量変化に基づいて制御を行うように
してもよい。
【0045】このような本発明の他の実施例によるイン
ク供給系の概念を図6に示すが、先の実施例と同一機能
の部材には、これと同一符号を記すに止め、重複する説
明は省略するものとする。すなわち、本実施例における
インク供給系は、6種類のインクタンク11を用いてお
り、インクジェットプリンタの書き込み・再生ヘッド3
9(図3参照)の側方に図示しない払拭部材、例えば東
レ株式会社製のトレシーを設け、タンク載置部32に対
するインクタンク11の交換時に記憶部が払拭されるよ
うに配慮している。このため、本実施例における記憶部
38の表面を高硬度のアクリル樹脂で被覆している。つ
まり、幅が1cmで長さが4cmで厚さが0. 4mmのアクリ
ル基板に12μm 間隔でトラッキング用溝を形成し、そ
の上に日本化薬株式会社製のIR−820−Pを0. 3
μm の厚みで塗布し、さらにその上に厚さが0. 3mmの
黒色アクリル基板を接着してカード化したものをインク
タンク11の上面に接合し、これを記憶部38として用
いた。
【0046】本実施例における制御手順を表す図7に示
すように、インクジェットプリンタの電源がオンに投入
されると、まずT1のステップにてタンク載置部32に
搭載されているインクタンク11がタンク載置部32に
対して正確に位置決めされているか否かを判定し、イン
クタンク11がタンク載置部32に対して正しく位置決
めされていないと判断した場合には、T2のステップに
移行してタンク載置部32にインクタンク11が正確に
位置決めされるべく警告を出力するが、これは、例えば
インクジェットプリンタに設けられた所定のLEDを点
滅させたり、ブザーを吹鳴したり、液晶ディスプレイに
警告文字を表示したりして行う。
【0047】T1のステップにてタンク載置部32にイ
ンクタンク11が正確に位置決めされていると判断した
場合には、T3のステップに移行して書き込み・再生ヘ
ッド39を案内レール40に沿って移動させ、記憶部3
8に記憶されたデータを取り込み、T4のステップにて
インクタンク11に記憶されたインクの充填日時と現時
点の日時との差を取り、これが一定期間以上経過してい
るか否かを判定する。そして、インクタンク11にイン
クを充填してから相当期間が経過していると判断した場
合には、T5のステップに移行して前述のような手段で
警告を出力する。
【0048】T4のステップにてインクタンク11内の
インクがこれを充填してから一定期間経過していない、
すなわち蒸発などによる濃度変化を起こしていないと判
断した場合には、T6のステップに移行し、ロードセル
34によって検出されるインクタンク11の重量と記憶
部38に記憶されたインクタンク11の重量とを比較
し、例えば記憶部38に記憶されたインクタンク11の
初期重量に対してロードセル34によって検出されるイ
ンクタンク11の重量がその2%未満であるか否かを判
定する。そして、ロードセル34によって検出されるイ
ンクタンク11の重量が記憶部38に記憶されたインク
タンク11の重量の2%未満である、すなわちインクタ
ンク11を交換すべきであると判断したならば、T7の
ステップに移行して前述のような手段で警告を出力す
る。
【0049】T6のステップにてロードセル34によっ
て検出されるインクタンク11の重量が記憶部38に記
憶されたインクタンク11の初期重量の2%以上であ
る、すなわちインクタンク11内にまだインクが充分残
っていると判断した場合には、T8のステップに移行
し、タンク載置部32に搭載されているインクタンク1
1が所定の色相や濃度のインクを貯溜したインクタンク
11であるか否かを判定する。このインクタンク11が
タンク載置部32に対応した所定のインクタンク11で
はないと判断した場合には、T9のステップに移行して
前述のような手段で警告を出力する。
【0050】また、T8のステップにてインクタンク1
1がタンク載置部32に対応した所定のインクタンク1
1であると判断した場合には、T10のステップに移行
してすべてのタンク載置部32に正規のインクタンク1
1が載置されたことを示すインクタンクスタンバイ信号
を出力した後、T11のステップにてサブタンク13内
のインク残量が所定量以下であるか否かを判定する。
【0051】ここで、サブタンク13内のインク残量が
所定量以下であると判断した場合には、T12のステッ
プに移行してシリンジポンプ35を1回だけ駆動し、さ
らにT13のステップにてインクタンク11の重量を再
びロードセル34によって検出し、このインクタンク1
1の重量が記憶部38に記憶されたインクタンク11の
初期重量の2%未満であるか否かをT14のステップに
て判定する。ここで、インクタンク11内にまだインク
が充分残っていると判断した場合には、T15のステッ
プに移行し、サブタンク13内のインクが満タン状態に
あるか否かを判定する。
【0052】サブタンク13内のインクが満タン状態と
なっていないと判断した場合には、T12のステップに
戻って再度シリンジポンプ35を1回だけ駆動し、T1
3〜T15のステップを繰り返してサブタンク13内が
満タンとなるまでインクを供給する。このようにして、
サブタンク13内がインクで満タン状態となったと判断
した場合には、T16のステップに移行してプリント作
業を実行するか否かを判定し、プリント作業を行う必要
がある場合にはT17のステップに移行してプリント作
業を行う。なお、T14のステップにてインクタンク1
1内のインクを所定量補給した、つまりインクタンク1
1を交換すべきであると判断したならば、T7のステッ
プに戻って前述のような手段で警告を出力する。
【0053】本実施例のインクジェットプリンタを用
い、実際に使用途中のインクタンク11をインクの供給
量が120gの時に取り出し、60℃の恒温槽に3ケ月
保存した後、再度インクジェットプリンタに搭載した。
その結果、インクタンクの総重量が以前のデータよりも
7g程度少なかったため、警告表示が出力されてそのま
まプリント作業を行うことができなかった。また、使用
済みのインクタンク11取り出し、インク充填装置を用
いて600gの同一インクを充填し、記憶部に充填回数
が1、および充填の日付と総重量とを追記し、インクジ
ェットプリンタのタンク載置部32に搭載して再使用し
たところ、何ら問題なくプリント作業を行えることが確
認できた。
【0054】なお、本発明は、液体の吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生す
る手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光など)を具
え、この熱エネルギーにより液体の状態変化を生起させ
るインクジェット方式の画像形成装置において優れた効
果をもたらすものである。かかる方式によれば、プリン
トの高密度化および高精細化が達成できるからである。
【0055】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書や、同第474
0796号明細書に開示されている基本的な原理を用い
て行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマ
ンド型およびコンティニュアス型の何れにも適用可能で
あるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体が保持
されているシートや流路に対応して配置される電気熱変
換体に、プリント情報に対応した核沸騰を越える急速な
温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加する
ことにより熱エネルギを発生させ、液体吐出ヘッドの熱
作用面に膜沸騰を生じさせ、結果的にこの駆動信号に一
対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長および収縮により、吐出口を介して
液体を吐出させ、少なくとも1つの液滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書や、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れたプリントを行うこ
とができる。
【0056】この画像形成装置に用いられる液体吐出ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口と液路と電気熱変換体との組合せ構成(電
気熱変換体が液路に沿って配置された直線状液流路また
は電気熱変換体が液路を挟んで吐出口と正対する直角液
流路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されてい
る構成を開示する米国特許第4558333号明細書
や、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も
本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変
換体に対し、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部
とする構成を開示する特開昭59−123670号公報
や、熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応
させる構成を開示した特開昭59−138461号公報
に基いた構成としても、本発明の効果は有効である。す
なわち、液体吐出ヘッドの形態がどのようなものであっ
ても、本発明によればプリントを確実に効率良く行うこ
とができるようになるからである。
【0057】さらに、プリント媒体の搬送方向に対して
交差する方向に走査移動するキャリッジに対して一体的
に固定された液体吐出ヘッド、あるいはキャリッジに対
して交換可能に装着されることでキャリッジとの電気的
な接続や装置本体からの液体の供給が可能となる交換自
在のチップタイプの液体吐出ヘッド、あるいは液体吐出
ヘッド自体に一体的に液体を貯えるタンクが設けられた
ヘッドカートリッジを用いた場合にも、本発明は有効で
ある。
【0058】本発明の画像形成装置の構成として、液体
吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にするための回
復手段や、予備的な補助手段などを付加することは本発
明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。
これらを具体的に挙げれば、液体吐出ヘッドに対するキ
ャッピング手段や、クリーニング手段, 加圧あるいは吸
引手段, 電気熱変換体やこれとは別の加熱素子あるいは
これらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段、
プリントとは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0059】また、プリント媒体の種類やプリントモー
ドに応じてインクのプリント性を調整するための処理液
(プリント性向上液)を専用の液体吐出ヘッドからプリ
ント媒体に吐出することも有効である。
【0060】なお、本発明にかかる画像形成装置の形態
としては、コンピュータなどの情報処理機器の画像出力
端末として用いられるものの他、リーダなどと組合せた
複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置や捺染装置の形態を採るものなどであっても良く、プ
リント媒体としては、シート状あるいは長尺の紙や布
帛、あるいは板状をなす木材や石材, 樹脂, ガラス, 金
属などの他に、3次元立体構造物などを挙げることがで
きる。
【0061】
【発明の効果】本発明の液体タンクによると、データの
記憶が可能な光メモリおよび/または磁気メモリを設け
たので、液体の種類や液体タンクの使用履歴などを正確
に把握することができる。
【0062】光メモリが追記形の場合には、使用済みの
液体タンクを回収して新たな液体を回収工場で補充し、
対応したデータを追記することによって再利用可能な液
体タンクとすることもでき、省資源化も可能になるとい
うメリットがある。
【0063】データが液体や液体タンクに関するもので
ある場合には、液体の種類や液体タンクの使用履歴など
を正確に把握することができる。特に、液体に関するデ
ータが液体タンク内の液体の量である場合には、種類の
異なる液体タンクを誤って異なる載置部に挿入するよう
な事故を未然に防止することができ、液体タンクに関す
るデータが時間の経過である場合には、経時的に濃度が
変わってしまった液体の使用を防止することが可能とな
る。
【0064】一方、本発明の画像形成装置によると、液
体タンクに設けられた記憶手段に対してデータの書き込
み・再生が可能な書き込み・再生手段と、この書き込み
・再生手段によって再生されたデータに基づいてプリン
トの可否を判断する判断手段とを設けたので、記憶手段
に記憶されたデータを逐次更新することが可能となり、
安定した高画質プリントが可能となった。
【0065】液体タンクの重量を検出する重量検出手段
を設け、判断手段がこの重量検出手段によって検出され
た液体タンクの重量と記憶手段に記憶されたデータとに
基づいてプリント媒体に対するプリントの可否を判断す
るようにした場合には、種類の異なる液体タンクを誤っ
て異なる載置部に挿入するような事故を未然に防止する
ことができ、プリント途中での液体タンクの抜き差しを
行った場合でも液体タンクの履歴と総重量のデータとを
比較することで、経時的に濃度が変わってしまった液体
の使用を防止することが可能となり、安定した高画質プ
リントが可能となった。
【0066】記憶手段の表面を払拭する払拭手段を載置
部に設けた場合には、汚れやすい環境で保管された液体
タンクでも正確にデータを再生することが可能となり、
信頼性を向上させることができる。
【0067】判断手段が所定位置にある書き込み・再生
手段が再生する記憶手段からのデータに基づいて載置部
に対する液体タンクの搭載位置の良否を判定するように
した場合には、液体タンクが載置部に対して斜めに挿入
されたりして、重量測定値の誤差が大きくなったり、イ
ンク供給用の針がうまく刺さらなかったりすることを防
止できるようになり、信頼性を一段と向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置をインクジェットプ
リンタに応用した一実施例の概念図である。
【図2】図1に示した実施例に組み込まれるインク供給
系の外観を表す概念図である。
【図3】図2に示したインク供給系の部分の概略構造を
表す模式図である。
【図4】図2に示したインク供給系に組み込まれるイン
クタンクの外観を表す概念図である。
【図5】図1に示した実施例の作業手順を表すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の他の実施例におけるインク供給系の外
観を表す概念図である。
【図7】図6に示した実施例の作業手順を表すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
11, 11Y, 11M, 11C, 11B インクタンク 12 接続配管 13, 13Y, 13M, 13C, 13B サブタンク 14 インク供給管 15, 15Y, 15M, 15C, 15B インクジェッ
トヘッド 16 制御装置 17 ヘッドドライバ 18 搬送用ベルト 19 プラテン 20 ヘッド移動手段 21 プリント用紙 22 ヘッドキャップ 23 キャップ移動手段 24 ベルト駆動モータ 25 駆動ローラ 26 モータドライバ 27 帯電器 28 帯電器ドライバ 29 給紙ローラ 30 給紙用モータ 31 モータドライバ 32 タンク載置部 33 位置決めストッパ 34 ロードセル 35, 35Y, 35M, 35C, 35B シリンジポン
プ 36 針 37 封止部材 38 記憶部 39 書き込み・再生ヘッド 40 案内レール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を用いてプリント媒体にプリントを
    行う画像形成装置に対して液体を補給するための交換可
    能な液体タンクであって、 データの記憶が可能な光メモリおよび/または磁気メモ
    リを具えたことを特徴とする液体タンク。
  2. 【請求項2】 前記光メモリは追記型であることを特徴
    とする請求項1に記載の液体タンク。
  3. 【請求項3】 前記データは、液体および液体タンクの
    内の少なくとも1つに関するものであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の液体タンク。
  4. 【請求項4】 液体に関する前記データは、前記液体タ
    ンク内の液体の量であり、前記液体タンクに関する前記
    データは、その使用履歴であることを特徴とする請求項
    3に記載の液体タンク。
  5. 【請求項5】 液体は、インクおよび/またはプリント
    媒体に吐出されるインクのプリント性を調整するための
    処理液であることを特徴とする請求項1から請求項4の
    何れかに記載の液体タンク。
  6. 【請求項6】 データの記憶が可能な記憶手段を有する
    交換可能な液体タンクの載置部を具え、前記液体タンク
    から補給される液体を用いてプリント媒体にプリントを
    行う画像形成装置であって、 前記記憶手段に対して前記データの書き込み・再生が可
    能な書き込み・再生手段と、 この書き込み・再生手段によって再生された前記データ
    に基づいてプリントの可否を判断する判断手段とを具え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記液体タンクの重量を検出する重量検
    出手段をさらに具え、前記判断手段は、この重量検出手
    段によって検出された前記液体タンクの重量と前記記憶
    手段に記憶された前記データとに基づいてプリント媒体
    に対するプリントの可否を判断することを特徴とする請
    求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記載置部に設けられて前記記憶手段の
    表面を払拭する払拭手段をさらに具えたことを特徴とす
    る請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記判断手段は、所定位置にある前記書
    き込み・再生手段が再生する前記記憶手段からのデータ
    に基づいて前記載置部に対する前記液体タンクの搭載位
    置の良否を判定することを特徴とする請求項6から請求
    項8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 液体は、インクおよび/またはプリン
    ト媒体に吐出されるインクのプリント性を調整するため
    の処理液であることを特徴とする請求項6から請求項9
    の何れかに記載の画像形成装置。
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