JP2001239676A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2001239676A
JP2001239676A JP2000053878A JP2000053878A JP2001239676A JP 2001239676 A JP2001239676 A JP 2001239676A JP 2000053878 A JP2000053878 A JP 2000053878A JP 2000053878 A JP2000053878 A JP 2000053878A JP 2001239676 A JP2001239676 A JP 2001239676A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジを交換して利用するよう
な運用が図れる記録装置において、インクエンド情報を
即座に認識できるようにすること。 【解決手段】 インク消費量演算手段77によって演算
された情報が、インクカートリッジのインク残量カウン
タ80を書き換えるように構成されている。また、イン
クカートリッジからサブタンクへのインクの補給がなさ
れた時に計時を開始する計時手段82が備えられてお
り、所定の時間が経過後にもかかわらずサブタンクへの
インクの補給が不十分な場合には、メインタンクがイン
クエンド状態であると推測し、インク残量カウンタ80
のデータをインクエンドに相当するデータに書き替え
る。このデータは書込み読出し手段81を介してカート
リッジに搭載された記憶素子27に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に書き換え
可能な記憶手段を備えたインクカートリッジを用いるイ
ンクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷デー
タに対応した駆動信号を記録ヘッド内のアクチェータに
供給し、記録ヘッドよりインク滴を吐出させることで、
記録媒体上にインクドットの集合として印刷が実行され
る。そして、記録ヘッドにはインクを貯留したインクカ
ートリッジより連続的にインクが供給されるように構成
されている。
【0003】また、前記した記録装置に用いられるイン
クカートリッジに、電気的に書き換え可能な記憶手段を
具備させて、カートリッジを記録装置に装填した場合に
おいて、各種の情報を書き込みまたは読み出しがなされ
るように構成したものが提案されている。
【0004】前記したようなインクカートリッジを用い
た場合には、当該インクカートリッジのインク残量もし
くはインク使用量などの情報を前記記憶手段に書き込む
ことができるため、例えばインクカートリッジを交換し
て使用する場合、あるいは他の記録装置にも共用しよう
とする場合においては、個々にインク残量等の情報を把
握することが可能となり、前記したような運用を図る上
で好都合となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなインクカートリッジを交換して用いようとする場
合、また他の記録装置にも共用しようとする場合におい
ては、インク容量がエンド状態となったインクカートリ
ッジも混在する可能性があり、したがって、場合によっ
てはインクエンド状態のカートリッジを誤って装填して
印刷動作を実行させようとする問題が発生する。
【0006】特に、後述する実施の形態に示したような
格別な機能を持たせた記録装置においては、インクカー
トリッジを装填した場合において、当該カートリッジが
インクエンド状態であるか否かの検証に時間を要する場
合がある。
【0007】そして、インクエンド状態であると検証さ
れた場合には、他のカートリッジを再び装填させて印刷
を実行させることとなるが、この場合においてもカート
リッジの装填後にある程度のイニシャライズ動作が必要
であることから、結局印刷動作の開始に遅れが生ずると
いう問題を抱えている。
【0008】本発明は、前記したような問題点に着目し
てなされたものであり、インクカートリッジを交互に交
換して印刷を実行することができる記録装置、あるいは
インクカートリッジを他の記録装置にも共用しようとす
る場合において発生する前記したような問題点を解消す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、印刷データに基づいてインク滴を吐出させること
で記録媒体に印刷を行なうインクジェット式記録ヘッド
と、前記記録ヘッドに供給するインクを貯留し、電気的
に書き換え可能な記憶手段を備えたインクカートリッジ
を着脱可能に装填するカートリッジホルダと、前記カー
トリッジホルダに装填された状態の前記インクカートリ
ッジの記憶手段に対して情報の書き込みおよび読み出し
を行なう書き込み読み出し手段とを具備したインクジェ
ット式記録装置であって、前記書き込み読み出し手段
は、装填されたインクカートリッジのインク残量、もし
くはインク使用量の情報を前記記憶手段に書き込むと共
に、前記インクカートリッジのインクエンド状態を検出
した時点で、インクエンド情報を前記記憶手段に書き込
むように構成される。
【0010】この場合、好ましくはインクカートリッジ
のインク残量、もしくはインク使用量の情報を、少なく
とも印字データに基づく記録ヘッドからのインク滴の吐
出数、フラッシング動作による記録ヘッドからのインク
滴の吐出数、および記録ヘッドからインクを吸引排出さ
せるクリーニング操作の動作毎に、それぞれ係数を乗じ
た演算結果から得るようになされる。
【0011】そして、前記した構成を実施する上での1
つの好ましい形態は、キャリッジ上に前記記録ヘッドと
共にサブタンクが搭載され、前記インクカートリッジか
らサブタンクにインクが補給されると共にサブタンクよ
り記録ヘッドにインクを供給するように構成され、且つ
前記インクカートリッジのインクエンド状態を検出する
インクエンド検出手段が、インクカートリッジからサブ
タンクに対するインクの補給時間が所定の時間を経過し
ても、サブタンクに対するインクの補給量が不十分な場
合において、インクエンド状態であると判定するように
なされる。
【0012】さらに、好ましい実施の形態によると、前
記サブタンク内に貯留されたインク消費量を演算するイ
ンク消費量演算手段と、前記インク消費量演算手段によ
り演算されたインクの消費量が所定の値に達した場合
に、インクカートリッジからサブタンクに対してインク
を補給すべく開弁制御されるインク補給バルブと、前記
インク補給バルブの開弁によりサブタンク内に所定の量
までインクが補給されたことを検出した場合に検出出力
に基づいて前記インク補給バルブを閉弁制御するインク
量検出手段と、前記インク補給バルブの開弁時から計時
を開始する計時手段とがさらに具備され、前記インクエ
ンド検出手段は、計時手段により予め定められた時間を
計時したにもかかわらず前記インク量検出手段による検
出出力が得られない場合において、インクエンド状態で
あると判定するように構成される。
【0013】この場合、前記サブタンク内に所定の量ま
でインクが補給されたことを検出するインク量検出手段
は、好ましくはサブタンク内に収容されてサブタンクに
補給されたインクによって浮上するフロート部材と、フ
ロート部材の浮上位置にしたがって電気的な出力を発生
する出力発生手段により構成される。
【0014】また、インクカートリッジのインクエンド
状態を検出するインクエンド検出手段は、インクカート
リッジ内のインク量の減少を物理的に検出するようにし
た構成も採用することができる。
【0015】一方、前記書き込み読み出し手段は、好ま
しくはインクエンド情報をインクエンドフラグとして前
記記憶手段に書き込むように構成される。また、前記イ
ンクカートリッジのインクエンド状態を検出した時点に
おいて、インクカートリッジのインク残量、もしくはイ
ンク使用量の情報を、当該インクカートリッジのインク
エンドの状態に相当するインク残量の値、もしくはイン
クエンドの状態に相当するインク使用量の値に書き換え
ることによって、インクエンド情報とするように構成さ
せることもできる。
【0016】この場合、インクの消費により、前記イン
クカートリッジのインクエンドの状態に相当するインク
残量の値、もしくはインクエンドの状態に相当するイン
ク使用量の値に近付いた場合には、インクエンドの状態
に相当する前記値への歩進が停止されるように構成させ
ることが望ましい。
【0017】さらに、好ましい実施の形態によると、前
記インクカートリッジからサブタンクに至るインク補給
路が、可撓性のインク補給チューブにより構成される。
また、前記インクカートリッジは、その外郭が気密状態
に形成され、内部にインクを封入した可撓性素材により
形成されたインクパックが収納されると共に、インクカ
ートリッジの外郭構成部材とインクパックとで形成され
る空間内に、空気加圧ポンプにより生成される空気圧が
印加され、空気圧の作用によりインクカートリッジから
サブタンクに対してインクを補給するように構成され
る。
【0018】以上のように構成されたインクジェット式
記録装置によると、装填されたインクカートリッジのイ
ンクエンド状態を検出した時点で、インクエンド情報を
当該インクカートリッジに具備された記憶手段に書き込
むように構成したので、当該カートリッジを取り外し、
誤って再び装填した場合等においては、インクエンド情
報を即座に読み出すことができる。
【0019】この場合、カートリッジのインクエンド状
態を検出する手段として、カートリッジ内のインク量の
減少を物理的に検出するようにした構成を採用すること
ができるが、この場合においては機構的なバラツキ等の
影響を受けるために、カートリッジ内に相当のインク量
が残された状態でインクエンドのサインを出すような運
用をせざるを得ない。
【0020】そこで、インクカートリッジからサブタン
クに対するインクの補給時間が所定の時間を経過して
も、サブタンクに対するインクの補給量が不十分な場合
において、カートリッジがインクエンド状態であると判
定する手段を利用することにより、インクカートリッジ
内のインクがほぼ皆無となる状態まで使いきることがで
きる。
【0021】そして、そのインクエンド情報がインクカ
ートリッジに具備された記憶手段に書き込まれるので、
このインクエンド状態のカートリッジを再び用いようと
する場合には、前記したような所定の時間を要するイン
クエンドの検証を経ることなく、即座にカートリッジが
インクエンド状態であることを認識することが可能とな
る。
【0022】この場合のインクエンド情報としては、前
記記憶手段に対して単独の情報、すなわちインクエンド
フラグとして持たせるようにすることができる。しかし
ながら、インクカートリッジのインク残量、もしくはイ
ンク使用量の情報を、当該インクカートリッジのインク
エンドの状態に相当するインク残量の値、もしくはイン
クエンドの状態に相当するインク使用量の値に書き換え
る操作を実行することで、記憶手段に対して実質的にイ
ンクエンドの情報としてのデータを書き込むことができ
る。このような操作を実行させる場合には、前記したイ
ンクエンドフラグによる管理を省略させることが可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す好ましい実施の形態
に基づいて説明する。まず、図1はインクジェット式記
録装置の全体構成を上面図によって示したものである。
図1において符号1はキャリッジであり、このキャリッ
ジ1はキャリッジモータ2によって駆動されるタイミン
グベルト3を介し、走査ガイド部材4に案内されて紙送
り部材5の長手方向、すなわち記録用紙の幅方向である
主走査方向に往復移動されるように構成されている。そ
して、図1には示されていないが、キャリッジ1の紙送
り部材5に対向する面には、後述するインクジェット式
記録ヘッド6が搭載されている。
【0024】また、キャリッジ1には前記記録ヘッドに
インクを供給するためのサブタンク7a〜7dが搭載さ
れている。このサブタンク7a〜7dは、この実施の形
態においては、その内部において各インクを一時的に貯
留するために、それぞれのインク(例えばブラックイン
ク、イエロー、シアン、マゼンタの各カラーインク)に
対応して4個具備されている。
【0025】そして、このサブタンク7a〜7dに対し
て、カートリッジホルダ8に装填された各インクカート
リッジ(以下、これをメインタンクとも言う)9a〜9
dから、インク補給路を構成する可撓性のインク補給チ
ューブ10,10,……をそれぞれ介して、ブラックイ
ンクおよび各カラーインクが補給されるように構成され
ている。
【0026】一方、前記キャリッジ1の移動経路上にお
ける非印字領域(ホームポジョン)には、記録ヘッドの
ノズル形成面を封止することができるキャッピング手段
11が配置されており、さらにこのキャッピング手段1
1の上面には、前記記録ヘッドのノズル形成面に密着し
て封止し得るゴム等の弾性素材により形成されたキャッ
プ部材11aが配置されている。そして、キャリッジ1
がホームポジョンに移動したときに、前記キャップ部材
11aによって、記録ヘッドのノズル形成面が封止する
ことができるように構成されている。
【0027】このキャップ部材11aは、記録装置の休
止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止し、
ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。ま
た、このキャップ部材11aには、後述する吸引ポンプ
(チューブポンプ)におけるチューブの一端が接続さ
れ、吸引ポンプによる負圧を記録ヘッドに作用させて、
記録ヘッドからインクを吸引排出させるクリーニング動
作が実行されるように構成されている。
【0028】そして、キャッピング手段11に隣接した
印字領域側には、ゴム等の弾性素材を短冊状に形成した
ワイピング部材12が配置されていて、必要に応じて記
録ヘッドのノズル形成面を払拭して清掃することができ
るようにも構成されている。
【0029】次に図2は、図1に示した記録装置に搭載
されたインク補給システムの構成を模式的に示したもの
であり、このインク補給システムについて、同一符号で
示した図1と共に説明する。図1および図2において、
符号21は空気加圧ポンプを示しており、この空気加圧
ポンプ21により加圧された空気は、圧力調整弁22に
供給され、さらに圧力検出器23を介して前記した各メ
インタンク9a〜9d(図2においては代表して符号9
として示しており、以下において代表して単に符号9と
して説明する場合もある。)にそれぞれ供給されるよう
に構成されている。
【0030】この場合、前記圧力検出器23から各メイ
ンタンク9に対して空気流路が分岐され、カートリッジ
ホルダ8に装填された状態の各メインタンクに対して、
それぞれ加圧空気が印加されるように構成されている。
【0031】前記圧力調整弁22は、空気加圧ポンプ2
1によって加圧された空気圧が、何らかの障害により過
度の状態に達した時に、圧力を開放して各メインタンク
9a〜9dに加わる空気圧が所定の範囲に維持できる機
能を有している。
【0032】さらに、前記圧力検出器23は、空気加圧
ポンプ21によって加圧された空気圧を検知し、空気加
圧ポンプ21の駆動を制御するように機能する。すなわ
ち、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が所
定の圧力に達したことを検出した場合には、空気加圧ポ
ンプ21の駆動を停止させると共に、圧力検出器23に
よって空気圧が定められた圧力以下となったことを検出
した場合には、空気加圧ポンプ21を駆動させるように
制御し、この繰り返しによって前記した各メインタンク
9a〜9dに加わる空気圧が所定の範囲に維持されるよ
うに機能する。
【0033】前記メインタンク9は、その概略構成が図
2に示されたように、その外郭を構成するケースが気密
状態に形成されており、その内部にはインクを封入した
可撓性素材により形成されたインクパック24が収納さ
れている。そして、メインタンク9とインクパック24
とで形成される空間が圧力室25を構成しており、この
圧力室25内に、圧力検出器23を介した加圧空気が供
給されるように構成されている。
【0034】この構成により、各メインタンク9a〜9
dに収納された各インクパック24は、それぞれ加圧空
気による加圧を受け、各メインタンク9a〜9dから各
サブタンク7a〜7dに対して所定の圧力によるインク
流が発生されるようになされる。
【0035】なお、インクカートリッジとしての前記メ
インタンク9には、図3にも示されたようにそのケース
の一部にメインタンク9に関する情報を記録することが
できる電気的に書き換え可能な記憶手段を構成する記憶
素子27が配置されており、この記憶素子27には、後
述するように当該メインタンクにおけるインク残量、も
しくはインク使用量の情報、また必要に応じてインクエ
ンド情報としてのインクエンドフラグが書き込まれる。
そして図2に示されたように、この記憶素子27に対し
て情報を書き込みまたは読み出しするための端子28が
メインタンク9の一部に配置されており、メインタンク
9を記録装置に装填した場合において、記録装置側と電
気的に接続されて前記したメインタンクのインク残量等
に関する情報の授受がなされるように構成されている。
【0036】また、前記メインタンク9内には、図3に
も示されたようにメインタンク9に貯留されたインク量
が所定の値以下となったことを検出するインク残量検出
手段を構成する検出スイッチ29を具備させる場合もあ
る。この場合、前記したインクパック24の一面は、例
えば両面接着シート24aによって、メインタンク9を
構成するケースの内面に貼り付けられ、またインクパッ
ク24の他面には作動板24bが同様に貼り付けられて
た構成とされる。この構成により、インクパック24に
封入されたインクの量が少なくなった場合において、イ
ンクパック24の収縮に伴い、前記作動板24bの一部
が前記検出スイッチ29を例えばオン状態とするように
作用する。
【0037】図2に示されたように前記スイッチ29の
オン・オフ情報が導出される端子30がメインタンク9
の一部に配置されており、メインタンク9を記録装置に
装填した場合において、記録装置側と電気的に接続でき
るように構成される。
【0038】一方、前記各メインタンク9a〜9dにお
いて加圧されたインクは、それぞれ各インク補給バルブ
26,26……および各インク補給チューブ10,1
0,……を介して、キャリッジ1に搭載された各サブタ
ンク7a〜7d(図2においては代表して符号7として
示しており、以下において代表して単に符号7として説
明する場合もある。)に供給されるように構成されてい
る。
【0039】図2に示すサブタンク7の構成についての
詳細な説明は後述するが、その基本構成は、内部にフロ
ート部材31が配置されており、そのフロート部材31
の一部には永久磁石32が取り付けられている。そし
て、ホール素子に代表される磁電変換素子33a,33
bが基板34に装着されて、サブタンク7の側壁に添接
されている。
【0040】この構成により、フロート部材31に配置
された永久磁石32と、フロート部材の浮上位置にした
がった前記永久磁石32による磁力線量に応じて、前記
ホール素子33a,33bにより電気的出力が発生され
る出力発生手段が構成されており、前記フロート部材3
1を含めてサブタンク内のインク量検出手段を構成して
いる。
【0041】この実施の形態においては、前記したイン
ク量検出手段は各メインタンク9から各サブタンク7に
対してインクが補給されて、サブタンク内のインク量が
所定の容量(ほぼ満タン状態)に達した状態を検知する
ように利用されており、この場合において前記したホー
ル素子33a,33bの電気的出力に基づいて前記イン
ク補給バルブ26が閉弁されるように構成されている。
【0042】一方、この実施の形態においては、後述す
るようにサブタンク内のインク消費量を演算するインク
消費量演算手段が備えられており、この演算手段により
サブタンク内のインク消費が進んだと判定された場合に
は、前記インク補給バルブ26を開弁制御するように構
成されている。これにより、メインタンク9内で加圧さ
れているインクは、インクの消費が進んだそれぞれのサ
ブタンク7内に個別に送出される。
【0043】そして、当該サブタンク7内におけるイン
ク量が所定の容量に達した場合には、前記したとおりフ
ロート部材を含むインク量検出手段からの出力に基づい
て、前記インク補給バルブ26が閉弁される。このよう
な繰り返しにより、メインタンクからサブタンクに対し
て断続的にインクが補給されるように作用し、各サブタ
ンクには常に一定の範囲のインクが貯留されるようにな
される。
【0044】また、図2に示されたように各サブタンク
7からは、バルブ35およびこれに接続されたチューブ
36を介して記録ヘッド6に対してインクが供給される
ように構成されており、記録ヘッド6の図示せぬアクチ
ェータに供給される印刷データに基づいて、記録ヘッド
6のノズル形成面に形成されたノズル開口6aより、イ
ンク滴が吐出されるように作用する。なお、図2におい
て符号11は、前記したキャッピング手段を示してお
り、このキャッピング手段11に接続されたチューブは
後述する吸引ポンプ(チューブポンプ)に接続されてい
る。
【0045】次に図4および図5は、前記したサブタン
クの実施の形態を示したものであり、図4はサブタンク
の一部の構成を割愛し、これを一面方向から視た斜視図
で示しており、また図5は同方向から視た透視図で示し
ている。なお、図4および図5において、既に説明した
各部に相当する部分は、同一符号で示されている。
【0046】サブタンク7は、ほぼ直方体状に形成さ
れ、且つ全体が偏平状になされている。このサブタンク
7の外郭は、一側壁41aとこれに連なる周側壁41b
とが一体に形成された箱状部材41により構成されてお
り、この箱状部材41の開口周縁には、例えば透明な樹
脂素材によるフィルム状部材42(図5参照)が熱溶着
手段により密着状態に取り付けられ、箱状部材41とフ
ィルム状部材42とにより囲まれた内部に、インク貯留
空間43が形成されている。
【0047】そして、箱状部材41を構成する前記一側
壁41aからインク貯留空間43に向かって突出する支
持軸44が箱状部材41と一体に形成されており、フロ
ート部材31は、この支持軸44を回動中心として、イ
ンク貯留空間43内において重力方向に可動できるよう
に配置されている。
【0048】なお、この実施の形態においては、前記支
持軸44はインク貯留空間43における水平方向の端部
近傍に配置されており、前記フロート部材31は、前記
支持軸44を回動中心として可動される支持腕部材45
の可動自由端側に一体に形成されている。
【0049】そして、図5に示されたように前記支持腕
部材45の自由端側に、前記した永久磁石32が取り付
けられており、この永久磁石32は、支持腕部材45が
ほぼ水平状態となされた時に、インク貯留空間43にお
ける水平方向の他端部近傍に位置するよう、すなわちサ
ブタンク7の側壁に添接された基板34に装着されたホ
ール素子33a,33bに最も接近されるように構成さ
れている。
【0050】一方、前記サブタンク7には、その重力方
向の低部、すなわちこの実施の形態においては周側壁4
1bの底部にインク補給口46が形成されており、この
インク補給口46に接続された前記チューブ10を介し
てメインタンク9よりインク貯留空間43内に、インク
が補給されるように構成されている。
【0051】サブタンク7におけるインク補給口46
が、前記したとおり重力方向の低部に形成されることに
より、メインタンクからのインクは、インク貯留空間4
3の底部から補給され、したがって、インクの補給に際
してインク貯留空間43内においてインクの泡立ちが発
生しないように配慮されている。
【0052】さらに、前記サブタンク7内には、フロー
ト部材31および支持腕部材45の移動領域を避けた部
分にキャリッジの移動に伴いサブタンク内のインクの波
打ちの発生程度を低減させる複数条のリブ部材47が配
置されている。なお、この実施の形態においては、各リ
ブ部材47はサブタンク7を構成する箱状部材41の一
側壁41aからインク貯留空間43に向かってそれぞれ
突出するように、一側壁41aをベースとして一体に成
形されている。
【0053】このリブ部材47の存在により、前記した
とおりサブタンク内のインクの波打ちの発生程度を低減
させることができ、これにより、ホール素子によるサブ
タンク7内のインクの貯留量の検出精度を向上させるこ
とができる。
【0054】また、サブタンク7内には、図5に示され
たようにインク補給口46に近接してインク導出口48
が形成されている。そして、このインク導出口48を覆
うように、五角形(ホームベース状)を形成する異物ト
ラップ用のフィルタ部材49が配置されており、したが
って、サブタンク7内に貯留されたインクは、このフィ
ルタ部材49を介してインク導出口48に導かれるよう
になされる。
【0055】前記インク導出口48より導出されるイン
クは、側壁41aの裏面側を経由してサブタンク7の下
底部に配置された前記バルブ35に至るように構成され
ている。そして、バルブ35を介したインクは同様に側
壁41aの裏面側を経由して記録ヘッド6に接続される
チューブ36の接続口53に導かれるように構成されて
いる。
【0056】一方、サブタンク7の上半部には、図4お
よび図5に示されたようにインク貯留空間43に導通す
る導通溝61が傾斜状態に形成されており、この導通溝
61の上端部、すなわちサブタンク7の重力方向の高部
には、サブタンク7の側壁41aの裏面に貫通する大気
連通口62が形成されている。なお、この大気連通口6
2はその裏面において、大気を通過させると共にインク
の通過を阻止する撥水膜によって閉塞されている。
【0057】なお、図5に示されたように前記サブタン
ク7の側壁にはホール素子33a,33bの位置決めを
行う凹部41cが形成され、この位置決めのための凹部
41cを形成することによって、サブタンク7の側壁部
はより薄肉状態とされ、前記フロート部材31に取り付
けられた永久磁石32の移動軌跡とホール素子33a,
33bとの距離が、より接近できるように構成されてい
る。
【0058】これにより、ホール素子33a,33bに
よる永久磁石32の磁力線の検出感度を向上させると共
に、サブタンク7内のインク量に応じたフロート部材3
1の重力方向への移動によるインク量検出精度も向上さ
せることができる。
【0059】また、サブタンク7の一部には貫通穴67
が形成されている。したがって、各サブタンク7の貫通
穴67を貫通する1本の支持軸(図示せず)を利用する
ことによって、各サブタンクを並列状態に配列すること
ができ、これによりサブタンクユニットが構成できるよ
うになされている。
【0060】図6は、前記した構成の記録装置に搭載さ
れ、カートリッジのインクエンド判定手段を構成する制
御回路の一例を示している。なお図6においては、すで
に説明した各部に相当する部分を同一符号で示してお
り、したがって重複する説明は省略する。また、図6に
示されたようにキャッピング手段6には前記した吸引ポ
ンプ15が接続されており、この吸引ポンプ15の排出
側は廃液タンク16に接続されている。
【0061】図6において、符号70は印刷制御手段で
あり、この印刷制御手段70はホストコンピュータから
の印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、
このデータに基づいてヘッド駆動手段71により駆動信
号を発生させて、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド
6からインクを吐出させる機能を備えている。ヘッド駆
動手段71は、印刷データに基づく駆動信号の他に、フ
ラッシング制御手段72からのフラッシング指令信号を
受けてフラッシング操作のための駆動信号を記録ヘッド
6に出力するようにも構成されている。
【0062】符号73はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段73はクリーニング指令検知
手段74からの制御信号を受けて、ポンプ駆動手段75
を制御し、吸引ポンプ15を駆動させる機能を備えてい
る。そして、記録装置の操作パネル等に配置されたクリ
ーニング指令スイッチ76を操作することにより、前記
クリーニング指令検知手段74が動作し、マニュアルに
よるクリーニング操作が実行されるように構成されてい
る。
【0063】また、クリーニング制御手段73は印刷制
御手段70より制御信号を受けるようにも構成されてお
り、これにより同様にポンプ駆動手段75を制御して、
吸引ポンプ15を駆動させるクリーニング操作機能を備
えている。
【0064】一方、前記印刷制御手段70、フラッシン
グ制御手段72、およびクリーニング制御手段73より
それぞれインク消費量演算手段77に対して制御信号が
供給されるように構成されている。このインク消費量演
算手段77はサブタンク7内に貯留されたインク消費量
を演算する機能を有しており、印刷データに基づく印刷
制御手段70によりなされる記録ヘッドからのインク滴
の吐出数、フラッシング制御手段72よりなされるフラ
ッシング動作による記録ヘッドからのインク滴の吐出
数、またクリーニング制御手段73によりなされる記録
ヘッドからインクを吸引排出させるクリーニング操作が
実行される毎に、それぞれのデータがインク消費量演算
手段77に供給されるようになされる。
【0065】そして、これらのデータを受けたインク消
費量演算手段77は、印刷の実行による記録ヘッドから
のインク滴の吐出数、フラッシング動作による記録ヘッ
ドからのインク滴の吐出数、またクリーニング操作の実
行毎のインクの排出処理に基づいて、それぞれ係数設定
手段78にアクセスして、それぞれに対応する係数を乗
算させることによりサブタンク7におけるインクの消費
量を演算する。
【0066】このようにして演算されたサブタンク7に
おけるインクの消費量は、サブタンクのインク消費カウ
ンタ79に送られて、カウントアップ(加算)するよう
に作用する。そして、当該カウントアップ値が所定の数
値に達した場合には、サブタンク7内のインク量が低減
した状態であり、したがって、インク補給バルブ26が
開弁制御されてメインタンクからサブタンクに対してイ
ンクを補給するように作用する。
【0067】このインクの補給によって、サブタンク7
内のインク容量が所定の値(ほぼ満タン状態)になった
ことが、前記ホール素子33a,33bによる電気的出
力によって検出されると、前記したとおりインク補給バ
ルブ26が閉弁制御され、これと同時にサブタンクのイ
ンク消費カウンタ79は、その計数値がリセットされる
ようになされる。
【0068】一方、前記サブタンクのインク消費カウン
タ79よりメインタンクの残量カウンタ80に対してサ
ブタンクにおけるインク消費量の情報が転送されるよう
に構成されている。また、メインタンクの残量カウンタ
80には、装填されたメインタンクに搭載された前記記
憶素子27に格納されたメインタンクのインク残量に関
するデータが、書き込み読み出し手段81を介して予め
セットされている。
【0069】そして、リセットされる直前におけるサブ
タンクのインク消費カウンタ79による計数値が、前記
メインタンクの残量カウンタ80に送られて、メインタ
ンクのインク残量を示す計数値から、サブタンクのイン
ク消費カウンタ79による計数値が減算されるように構
成されている。これにより、メインタンクの残量カウン
タ80はインクの消費に応じて減算され、その数値デー
タは書き込み読み出し手段81を介してメインタンクに
搭載された前記記憶素子27に書き込まれる。
【0070】なお、前記メインタンクの残量カウンタ8
0は、インク残量に応じた数値データを扱う代わりに、
メインタンクのインク使用量としての数値データを扱う
ようにしても同様に機能する。
【0071】一方、前記サブタンクのインク消費カウン
タ79より、インク補給バルブ26を開弁制御させるた
めに送出される制御信号は、計時手段82に供給される
ように構成されている。計時手段82はインク補給バル
ブ26の開弁動作と同時に計時を開始する。そして、サ
ブタンク7がほぼ満タン状態になされた時に発生する前
記ホール素子33a,33bによる出力を受けるように
構成されている。
【0072】ここで、前記計時手段82はインク補給バ
ルブ26を開弁制御させるために送出される制御信号を
受けて計時を開始し、所定時間が経過したにもかかわら
ず、サブタンク7がほぼ満タン状態になされた時に発生
する前記ホール素子33a,33bによる出力が到来し
ない場合において、メインタンクがインクエンド状態で
あることを示すメッセージ等を表示手段83に表示させ
るように構成されている。
【0073】すなわち、前記した記録装置においては、
メインタンクの圧力室内に加圧空気が供給され、この加
圧空気によって各メインタンクから各サブタンクに対し
てインクを補給するように構成されており、したがっ
て、サブタンクに対するインクの補給開始からほぼ満タ
ン状態になされる時間は、設計上において判明してお
り、この時間を大きく超えた状態においても、サブタン
クに対するインクの補給が不十分な場合においては、メ
インタンクがインクエンド状態であると推定することが
できる。
【0074】このようにしてメインタンクがインクエン
ド状態であることが検出された場合には、前記したよう
にメインタンクがインクエンド状態であることを示すメ
ッセージ等を表示手段83に表示させると共に、記録装
置の印刷動作を停止させるように制御される。これによ
り、サブタンク内のインクまで空状態にする問題を回避
することができ、記録ヘッドのインク供給路に気泡が入
り込むのを効果的に阻止させることができる。さらに、
メインタンクにおけるインクは、ほぼ空状態となるまで
使いきることができ、ランニングコストや廃棄されるイ
ンクカートリッジ内の残留インクの処理等の負担を軽減
することができる。
【0075】そして、計時手段82からはインクエンド
情報がメインタンクの残量カウンタ80に送られ、この
残量カウンタ80を経由してインクエンド状態を示すイ
ンクエンドフラグを、書き込み読み出し手段81を介し
てメインタンクに搭載された前記記憶素子27に書き込
むことができる。これにより、当該メインタンクを再び
記録装置に装填した場合には、前記インクエンドフラグ
を読み出すことによって、メインタンクがインクエンド
状態であることを即座に認識することができる。
【0076】この場合、インクエンド情報として前記し
たようなインクエンドフラグを利用することなく、次の
ような制御手段を採用することで、実質的にメインタン
クのインクエンド情報をメインタンクに搭載された前記
記憶素子27に書き込むことができる。
【0077】すなわち、計時手段82よりインクエンド
情報が残量カウンタ80に送られた時点において、残量
カウンタ80においてはメインタンクのインク残量、も
しくはインク使用量の情報を、当該メインタンクのイン
クエンドの状態に相当するインク残量の値(例えば
“0”の数値情報)、もしくはインクエンドの状態に相
当するインク使用量の値(例えばメインタンクのインク
容量が100ccであるならば、“100”の数値情
報)に書き換える操作を実行する。そして、書き換えら
れた値を書き込み読み出し手段81を介してメインタン
クに搭載された前記記憶素子27に書き込むようになさ
れる。
【0078】この結果、当該メインタンクを再び記録装
置に装填した場合には、メインタンクのインク残量値が
“0”であることを読み出すことができ、これにより装
填されたメインタンクはインクエンド状態であることを
即座に認識することができる。また、前記残量カウンタ
80がインク使用量の情報を扱う場合においては、イン
ク使用量の値を読み出した場合において、その使用量が
前記したように“100”に達していれば、装填された
メインタンクはインクエンド状態であることを即座に認
識することができる。
【0079】なお、インク消費量演算手段77の機能を
利用して、残量カウンタ80における数値データを歩進
制御する前記した実施の形態によると、インク消費量演
算手段77によるインク消費量の測定誤差により、正真
なインクエンド状態ではない場合においても、前記した
インク残量値が“0”に達する場合が有り得る。また正
真なインクエンド状態ではない場合においても、同様に
インク使用量の値が、メインタンクのインク容量である
“100”に達する場合も有り得る。
【0080】したがって、このような状態における数値
データを、そのままメインタンクに搭載された記憶素子
27に書き込む制御がなされた場合には、当該メインタ
ンクが正真なインクエンド状態とならない場合であって
も、データ上ではインクエンド状態と認識されるという
問題が発生する。
【0081】このような問題を解決するためには、図6
に示された残量カウンタ80においては、インクの消費
により、インクエンドの状態に相当するインク残量の
値、例えば“0”に近付いた場合には、インクエンドの
状態に相当する前記値への歩進が停止されるように制御
することが望ましい。そして、計時手段82よりインク
エンドの情報が到来した時に、インクエンドの状態に相
当するインク残量の値、すなわち“0”に書き換えるよ
うに構成することで、インクの残量がほぼ空状態となさ
れた状態で、正確にインクエンド情報をメインタンクに
搭載された記憶素子27に書き込むことができる。
【0082】同様に、残量カウンタ80においてインク
使用量の情報を扱う場合には、残量カウンタ80におい
ては、インクの消費によりインクエンドの状態に相当す
るインク使用量の値に近付いた場合、例えば前記したよ
うに“100”に近付いた場合には、インクエンドの状
態に相当する前記値への歩進が、例えば“99”で停止
させるように制御される。そして、計時手段82よりイ
ンクエンドの情報が到来した時に、インクエンドの状態
に相当するインク使用量の値、すなわち“100”に書
き換えるように構成することで、インクの残量がほぼ空
状態となされた状態で、正確にインクエンド情報をメイ
ンタンクに搭載された記憶素子27に書き込むことがで
きる。
【0083】ところで、前記した構成によるメインタン
クのインクエンド検出手段によると、例えばメインタン
クからサブタンクに至るインクの補給経路や、加圧空気
の供給経路に何らかの障害が発生した場合には、誤って
メインタンクがインクエンド状態であると認識する可能
性がある。図7に示した制御ルーチンは、このような問
題を回避できるように構成されている。以下この制御ル
ーチンを示すフローチャートに基づいて、図6に示す制
御回路と共にその作用を説明する。
【0084】メインタンクのインクエンド状態を検出す
るには、まずステップS11に示されたように、印刷等
に使用したインク量をサブタンク内インク消費カウンタ
に加算する操作が実行される。これは、図6に示された
インク消費量演算手段によって演算されたサブタンク内
のインクの消費量を、サブタンクのインク消費カウンタ
79に送り、そのインク消費量を加算させるようになさ
れる。そして、ステップS12においてサブタンク内イ
ンク消費カウンタが所定値(A)以上であるか否かが検
証される。
【0085】これは、図6に示されたサブタンクのイン
ク消費カウンタ79の計数値が、所定の値(A)を超え
ているか否かを検証するものであり、所定の値(A)を
超えていない(No)と判定された場合には、サブタン
ク内のインク容量に余裕があるということになる。した
がって、前記所定の値(A)を超えるまで、リターンさ
れて前記ステップS11とステップS12のルーチンが
繰り返される。
【0086】そして、前記ステップS12において、サ
ブタンクのインク消費カウンタ79の数値が、所定の値
(A)を超えたと判定された場合には、ステップS13
に移り、サブタンクへのインク補給動作が開始される。
これは、前記インク補給バルブ26が開弁制御されるこ
とによってなされる。続いてステップS14においてサ
ブタンクへのインク補給が完了したか否かの検証がなさ
れる。これは、前記したとおり、ホール素子33a,3
3bによる出力が利用される。
【0087】このステップS14による検証と並行し
て、ステップS18においてサブタンクへのインク補給
動作が開始された時より所定時間が経過したか否かの検
証も開始される。これは図6に示された計時手段82に
よってなされる。そして、所定時間の経過以前にサブタ
ンクへのインク補給が完了した(Yes)と判定される
と、ステップS15においてインク補給動作を停止する
制御がなされる。これは前記したとおり、インク補給バ
ルブ26を閉弁制御することによりなされる。
【0088】そして、ステップS16においてサブタン
ク内インク消費カウンタ79をリセットさせる操作が実
行され、これに続くステップS17において、インクカ
ートリッジのインク残量カウンタ80から前記(A)を
減算する操作がなされる。
【0089】これにより、サブタンクに対してインクを
補給した1回分のインク量が減算され、その減算結果
(換言すればメインタンクのインク残量)がインクカー
トリッジのインク残量カウンタ80にセットされる。
【0090】一方、前記ステップS14において、サブ
タンクへのインク補給が完了せず(No)に、しかもス
テップS18において所定時間が経過したと判定された
場合には、メインタンクが空状態となったことが推定さ
れる。そこで、ステップS19においてサブタンクへの
インクの補給動作を停止させる操作が実行される。
【0091】続いて、ステップS20においてカートリ
ッジのインク残量カウンタ80は所定値以下であるか否
かを判定する操作がなされる。ここで、インクカートリ
ッジのインク残量カウンタ80が所定値以下に達してい
ない状態(Noの状態)、換言すれば、カートリッジ内
にインクが相当に残されている状態にもかかわらず、前
記したようにサブタンクへのインクの補給が所定時間内
に完了しない場合は、例えばインクの補給経路または加
圧空気の供給経路等に何らかのトラブルが発生している
と見なすことができ、この場合には表示手段83にエラ
ー表示を行なうようになされる。
【0092】また、前記ステップS20においてカート
リッジのインク残量カウンタ80が所定値以下に達した
(Yes)と判定された場合には、インクカートリッジ
が間違いなくエンド状態になったと判定するようになさ
れ、この場合には表示手段83にインクエンドを示す表
示を行なうようになされる。すなわち、前記したステッ
プS20による判定手段を備えることにより、メインタ
ンクのインクエンド状態を正しく認識することができ
る。
【0093】以上説明した実施の形態においては、イン
クカートリッジにおけるインク残量の情報をインクカー
トリッジとしてのメインタンクを構成するケースの一部
に配置した記憶素子27から読み出し、この情報からサ
ブタンクのインク消費量を減算させて、当該インクカー
トリッジのインク残量情報として利用するようにしてい
る。しかしながら、インクカートリッジにおけるインク
残量情報を把握する手段としては、例えば図2および図
3に示したようにインクカートリッジ内に配置された検
出スイッチ29を利用することができる。
【0094】この場合、図7に示すステップS20にお
いて、前記検出スイッチ29によるカートリッジのイン
ク残量の情報が利用され、エラー状態か真正のインクエ
ンド状態かを判定する情報として利用される。
【0095】また、以上説明した実施の形態においては
インクカートリッジの圧力室に加圧空気を導入してサブ
タンクにインクを補給するように構成されているが、本
発明はこのような形態の記録装置以外にも利用すること
ができる。例えばサブタンク内が負圧となるように吸引
してインクを補給するような記録装置、あるいはインク
カートリッジとサブタンクとの間に水頭差を持たせてイ
ンクカートリッジ側からサブタンクに対してインク流を
発生させる記録装置においては、カートリッジのインク
残量検出手段として、図8乃至図10に示すような物理
的な検出手段を利用することができる。
【0096】まず、図8はインクカートリッジ9のケー
スを透明樹脂で成形し、このケースの下側部付近を挟む
ようにして光源86および光感知センサ87を配置した
構成を示している。図8(a)に示すようにカートリッ
ジ9内にインクが多量に収容されている場合には、前記
光源86からの投射光が遮断されるため、センサ87は
投射光を感知することができない。また、図8(b)に
示すようにカートリッジ9内のインクが所定値よりも減
少した場合には、透明樹脂で成形されたケースを介して
光源86からの投射光をセンサ87が感知することがで
き、インク残量が所定値よりも少ないことが判定され
る。
【0097】また、図9は同じくインクカートリッジ9
のケースを透明樹脂で成形し、その下底部と側壁部との
間の隅角部にプリズム部85を形成した構成とされてい
る。すなわち、光源86からプリズム部85への入射角
と、プリズム部85からセンサ87に至る出射角は、そ
れぞれθ(=45度)の角度となるように構成されてい
る。そして、カートリッジ9内のインクと、ケースを構
成する樹脂との屈曲率により決定される全反射の臨界角
と、空気とケースを構成する樹脂との屈曲率により決定
される全反射の臨界角の相違によりインクカートリッジ
内のインク残量を検出するようになされる。
【0098】さらに、図10はインクカートリッジ9の
ケースの下底面の近傍にインクの貯留空間に向かって一
対の電極端子90a,90bが埋設した構成とされてお
り、一方の電極端子90aに対して定電圧源91から所
定の電圧が印加されるように構成されている。また、他
方の電極端子90bには基準電位(アース)との間に抵
抗素子92が接続されており、この抵抗素子92に生ず
る電位を検出する電圧検出器93が前記他方の電極端子
90bに接続されている。
【0099】この構成により、インクカートリッジ内に
おけるインクが、前記一対の電極端子90a,90bを
導通させる程度以上の容量のインクがインクカートリッ
ジ内に残されている場合においては、電圧検出器93に
おいて所定以上の電圧値が検出される。また、インクカ
ートリッジ内におけるインク残量がエンド状態に近い場
合においては、前記電圧検出器93における電圧値は遥
かに低下する。したがってこの構成を利用することによ
って、インクカートリッジ内のインク残量を検出するこ
とが可能となる。
【0100】以上説明した図8乃至図10に示されたイ
ンクカートリッジのインク残量検出手段を、前記した図
7におけるステップS20におけるカートリッジの残量
カウンタの数値に置き換えて利用することで、インクカ
ートリッジのインクエンド検出手段としての信頼性を確
保することができる。
【0101】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるインクジェット式記録装置によると、インクカー
トリッジのインクエンド状態を検出した時点で、インク
エンド情報をインクカートリッジに搭載された記憶手段
に書き込むように構成されているので、インクカートリ
ッジを交換して用いようとする場合、また他の記録装置
にも共用しようとするような運用を図る場合において、
装填されたカートリッジがインクエンド状態であるか否
かを即座に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット式記録装置の
全体構成を示した平面図である。
【図2】メインタンクから記録ヘッドに至るインク供給
システムを示した模式図である。
【図3】図2に示されたインクカートリッジの構成を示
した断面図である。
【図4】サブタンクの一部の構成を割愛し、これを一面
方向から視た状態の斜視図である。
【図5】同じくサブタンクを一面方向から視た状態の透
視図である。
【図6】図1に示されたインクジェット式記録装置に搭
載された制御回路の構成を示したブロック図である。
【図7】図6に示す制御回路によってなされるカートリ
ッジのインクエンド状態を検出する動作ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図8】図7に示すインクエンド状態を検出する動作ル
ーチンにおいて利用し得る物理的なインク残量検出手段
の第1の例を示した模式図である。
【図9】同じくインク残量検出手段の第2の例を示した
模式図である。
【図10】同じくインク残量検出手段の第3の例を示し
た模式図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録ヘッド 7(7a,7b,7c,7d) サブタンク 8 カートリッジホルダ 9(9a,9b,9c,9d) メインタンク(インク
カートリッジ) 10 可撓性チューブ(イン
ク補給路) 11 キャッピング手段 12 ワイピング手段 15 吸引ポンプ 21 空気加圧ポンプ 22 圧力調整弁 23 圧力検出器 24 インクパック 24b 作動板 25 圧力室 26 インク補給バルブ 27 記憶素子 29 検出スイッチ 31 フロート部材 32 永久磁石 33(33a,33b) ホール素子 70 印刷制御手段 71 ヘッド駆動手段 72 フラッシング制御手段 73 クリーニング制御手段 74 クリーニング指令検知
手段 75 ポンプ駆動手段 77 インク消費量演算手段 78 係数設定手段 79 サブタンクのインク消
費カウンタ 80 メインタンクの残量カ
ウンタ 81 書き込み読み出し手段 82 計時手段 83 表示手段 85 プリズム部 86 光源 87 光感知センサ 90a,90b 電極端子 91 定電圧源 93 電圧検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA29 EB07 EB15 EB20 EB21 EB25 EB29 EB34 EB38 EB49 EB51 EB53 EB56 EC15 EC18 EC19 EC26 EC28 EC32 EC64 EC67 FA10 JA10 JA13 JB04 KA08 KB23 KB37 KC02 KC14 KC30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに基づいてインク滴を吐出さ
    せることで記録媒体に印刷を行なうインクジェット式記
    録ヘッドと、前記記録ヘッドに供給するインクを貯留
    し、電気的に書き換え可能な記憶手段を備えたインクカ
    ートリッジを着脱可能に装填するカートリッジホルダ
    と、前記カートリッジホルダに装填された状態の前記イ
    ンクカートリッジの記憶手段に対して情報の書き込みお
    よび読み出しを行なう書き込み読み出し手段とを具備し
    たインクジェット式記録装置であって、 前記書き込み読み出し手段は、装填されたインクカート
    リッジのインク残量、もしくはインク使用量の情報を前
    記記憶手段に書き込むと共に、前記インクカートリッジ
    のインクエンド状態を検出した時点で、インクエンド情
    報を前記記憶手段に書き込むように構成したインクジェ
    ット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクカートリッジのインク残量、
    もしくはインク使用量の情報を、少なくとも印字データ
    に基づく記録ヘッドからのインク滴の吐出数、フラッシ
    ング動作による記録ヘッドからのインク滴の吐出数、お
    よび記録ヘッドからインクを吸引排出させるクリーニン
    グ操作の動作毎に、それぞれ係数を乗じた演算結果から
    得るようになされた請求項1に記載のインクジェット式
    記録装置。
  3. 【請求項3】 キャリッジ上に前記記録ヘッドと共にサ
    ブタンクが搭載され、前記インクカートリッジからサブ
    タンクにインクが補給されると共にサブタンクより記録
    ヘッドにインクを供給するように構成され、且つ前記イ
    ンクカートリッジのインクエンド状態を検出するインク
    エンド検出手段が、インクカートリッジからサブタンク
    に対するインクの補給時間が所定の時間を経過しても、
    サブタンクに対するインクの補給量が不十分な場合にお
    いて、インクエンド状態であると判定するようになされ
    た請求項1または請求項2に記載のインクジェット式記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記サブタンク内に貯留されたインク消
    費量を演算するインク消費量演算手段と、前記インク消
    費量演算手段により演算されたインクの消費量が所定の
    値に達した場合に、インクカートリッジからサブタンク
    に対してインクを補給すべく開弁制御されるインク補給
    バルブと、前記インク補給バルブの開弁によりサブタン
    ク内に所定の量までインクが補給されたことを検出した
    場合に検出出力に基づいて前記インク補給バルブを閉弁
    制御するインク量検出手段と、前記インク補給バルブの
    開弁時から計時を開始する計時手段とがさらに具備さ
    れ、前記インクエンド検出手段は、計時手段により予め
    定められた時間を計時したにもかかわらず前記インク量
    検出手段による検出出力が得られない場合において、イ
    ンクエンド状態であると判定するようになされた請求項
    3に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記サブタンク内に所定の量までインク
    が補給されたことを検出するインク量検出手段が、サブ
    タンク内に収容されてサブタンクに補給されたインクに
    よって浮上するフロート部材と、フロート部材の浮上位
    置にしたがって電気的な出力を発生する出力発生手段に
    より構成されてなる請求項4に記載のインクジェット式
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクカートリッジのインクエンド
    状態を検出するインクエンド検出手段は、インクカート
    リッジ内のインク量の減少を物理的に検出するように構
    成した請求項1または請求項2に記載のインクジェット
    式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記書き込み読み出し手段は、インクエ
    ンド情報をインクエンドフラグとして前記記憶手段に書
    き込むように構成した請求項1乃至請求項6のいずれか
    に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インクカートリッジのインクエンド
    状態を検出した時点において、インクカートリッジのイ
    ンク残量、もしくはインク使用量の情報を、当該インク
    カートリッジのインクエンドの状態に相当するインク残
    量の値、もしくはインクエンドの状態に相当するインク
    使用量の値に書き換えることによって、インクエンド情
    報とするように構成した請求項1乃至請求項6のいずれ
    かに記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 インクの消費により、前記インクカート
    リッジのインクエンドの状態に相当するインク残量の
    値、もしくはインクエンドの状態に相当するインク使用
    量の値に近付いた場合には、インクエンドの状態に相当
    する前記値への歩進が停止されるように構成した請求項
    8に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクカートリッジからサブタン
    クに至るインク補給路が、可撓性のインク補給チューブ
    により構成されている請求項3乃至請求項9のいずれか
    に記載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記インクカートリッジは、その外郭
    が気密状態に形成され、内部にインクを封入した可撓性
    素材により形成されたインクパックが収納されると共
    に、インクカートリッジの外郭構成部材とインクパック
    とで形成される空間内に、空気加圧ポンプにより生成さ
    れる空気圧が印加され、空気圧の作用によりインクカー
    トリッジからサブタンクに対してインクを補給するよう
    に構成された請求項3乃至請求項10のいずれかに記載
    のインクジェット式記録装置。
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