JPH08224890A - インクジェットプリント装置およびヘッドの回復方法 - Google Patents

インクジェットプリント装置およびヘッドの回復方法

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JPH08224890A
JPH08224890A JP3273295A JP3273295A JPH08224890A JP H08224890 A JPH08224890 A JP H08224890A JP 3273295 A JP3273295 A JP 3273295A JP 3273295 A JP3273295 A JP 3273295A JP H08224890 A JPH08224890 A JP H08224890A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のヘッドに対する回復動作を無駄なく効
率良く行うことのできるインクジェットプリント装置、
およびヘッドの回復方法を提供すること。 【構成】 インクを吐出するためのヘッドを備えた複数
のカートリッジ21が選択的にまたは同時に装着可能な
インクジェットプリント装置において、電源106によ
ってバックアップされたタイマー104による計測時間
を備え、各カートリッジ21のそれぞれに関し、前回の
回復動作時点からの経過時間を個別に管理して不揮発性
メモリ107に格納して、その経過時間が所定の設定値
以上となったときに、対応するカートリッジ21のヘッ
ドに対して回復装置31が回復動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出するヘッ
ドの回復動作手段を備えたインクジェットプリント装
置、およびヘッドの回復方法に関するものである。
【0002】本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用
紙等、さらには金属等のプリント媒体を用いる機器すべ
てに適用可能である。具体的な適用機器としては、プリ
ンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や工業用生産
機器等を挙げることができる。
【0003】
【従来の技術】インクジェット記録装置には、インクが
空気に接する部分である吐出口やその近傍におけるイン
ク水分蒸発によるインク増粘を防止したり、増粘したイ
ンクや発生した気泡を取り除くことによって、インク吐
出を良好に保つための構成が種々備えられているのが一
般的である。
【0004】特に、近年の記録ヘッドにあっては、吐出
口およびこれに連通する液路等を極めて微細かつ高密度
に構成することができるようになったため、相対的にイ
ンク増粘および発生気泡による影響は大きくなる場合が
ある。
【0005】このため、これらのインクジェット記録装
置では、インク滴吐出を行わない非記録動作時等に記録
ヘッドの吐出口が設けられる面を密閉する(キャッピン
グ)ことにより、吐出口からインク水分蒸発を防ぐため
のキャッピング機構が設けられている。また、より一層
の安定なインク吐出を行うために、記録動作中などにお
いて定期的に、所定の位置で記録ヘッドの全吐出口から
あるいは所望の吐出口からインク吐出を行うことによ
り、特に記録に関与しない吐出口のインクを更新するた
めのいわゆる空吐出が行われている。または、記録開始
時や所望時間間隔ごと等に、吐出口およびその内部のイ
ンクを吸引することにより、増粘したインクおよび発生
気泡を排出するためのインク吸引やインク加圧が行われ
ている。
【0006】図4に従来のインクジェット記録装置の主
要部の構成を示す。
【0007】図4において、21はキャリッジ22に搭
載されるインクジェットカートリッジ(以下、単に「カ
ートリッジ」ともいう)であり、インクを噴射するノズ
ル部を有する記録ヘッド(以下、単に「ヘッド」ともい
う)と、インクを貯蔵するインクタンクと、供給路を有
するインク供給部とを一体に備えた構成となっている。
このカートリッジ21には、ブラックインク(Bkイン
ク)によるBkインク記録専用のカートリッジと、カラ
ーインクによるカラー記録専用のカートリッジとがあ
り、これらはキャリッジ22に交換可能に取り付けられ
て、選択的に使用に供される。キャリッジ22とカート
リッジ21は不図示のコンタクトパッドにより電気的に
接続されている。23は、カートリッジ21によるイン
ク吐出を制御するための制御部を構成する電気基板、2
4は、その電気基板23とキャリッジ22とを接続する
フレキシブルケーブルである。25は紙送りモータであ
り、この紙送りモータ25の駆動に応じて、記録紙Pは
ローラ26により、図中f方向に搬送される。27は、
ローラ26と協働して記録紙Pを平坦に規制して、カー
トリッジ21に対する記録面を形成するローラである。
28はキャリッジ22に連結されたキャリッジ駆動用の
ベルト、29はそのベルトを図中S方向に駆動するモー
タ、30はキャリッジ22のガイドレールである。キャ
リッジ22はモータ29の駆動に応じてガイドレール3
0に沿って図中S方向に移動し、記録面に対する記録を
行うことができる。
【0008】また31は、カートリッジ21のホーム位
置Hにおいてカートリッジ21と対向して、カートリッ
ジ21のヘッドに対して前述したような回復動作を行う
回復手段としての回復装置である。
【0009】また、キャリッジ22に搭載されるカート
リッジ21は、キャリッジ22と共に、記録紙Pに沿っ
て図4中S方向にモータ29によって駆動される。記録
紙Pは紙送りモータ25の駆動に応じて、ローラ27に
より図中f方向に搬送される。これにより、記録ヘッド
21による2次元走査が行われる。この時、ヘッドは制
御部の制御により、インク液滴を飛翔させて記録紙Pに
記録を行う。
【0010】前述のような回復動作をそれぞれ最適なタ
イミングで行って無駄なインク消費を極力避けるため
に、その動作時期、および動作条件等に関して種々の制
御方法も取られている。その中でも特に、記録装置本体
内に電池でバックアップされた消費電力の少ないタイマ
ーを設け、そのカウント値に基づいて動作時期を決定す
る方法(以下、「バックアップタイマー制御」という)
は有効である。特に、携帯型のインクジェット記録装置
にあっては電源供給が絶たれることが頻繁にあるため、
インク消費を抑えて小型の記録装置を構成するには、こ
のバックアップタイマー制御は必須のものとなってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バックアップタイマー制御においては、現時点において
本体装着されているカートリッジのヘッドに関してのみ
制御が可能であり、例えば、非使用カートリッジを専用
の保管箱に保存しながらBkインク記録用のモノクロカ
ートリッジ、カラーインク記録用のカラーカートリッジ
とを交換して使用する場合等のように、複数のカートリ
ッジを交換しながら使用するインクジェット記録装置で
は、本体装着以外のカートリッジに関してはバックアッ
プタイマー制御が不可能であった。そのため、カートリ
ッジの交換時には、常に回復動作を行ってインク吐出の
安定化させる必要があり、その分、インクを無駄に消費
してしまうという不具合があった。つまり、従来のバッ
クアップタイマー制御では、不必要な場合にも回復動作
を行ってしまうためにインクを無駄に消費し、インクタ
ンクの小型化の障害、ひいては記録装置のさらなる小型
化の障害となっていた。
【0012】本発明はこのような従来の問題を解消し、
複数のヘッドに対する回復動作を無駄なく効率良く行う
ことのできるインクジェットプリント装置、およびヘッ
ドの回復方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリント装置は、インクを吐出する複数のヘッドを用い
てプリント媒体にプリントを行い、また良好なプリント
を行うために前記ヘッドの回復動作を行う回復動作手段
を備えたインクジェットプリント装置において、前記複
数のヘッド毎に、前回の回復動作時点からの経過時間を
計測する計測手段と、前記計測手段のバックアップ用の
電源と、前記複数のヘッド毎に、前記経過時間が所定の
比較基準時間以上となったときに前記回復動作手段に回
復動作を行わせる制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
【0014】本発明のヘッドの回復方法は、インクを吐
出する複数のヘッドを用いてプリント媒体にプリントを
行い、また良好なプリントを行うために前記ヘッドの回
復動作を行う回復動作手段を備えたインクジェットプリ
ント装置におけるヘッドの回復方法であって、電源がバ
ックアップされた計測手段によって、前記複数のヘッド
毎に、前回の回復動作時点からの経過時間を計測し、前
記複数のヘッド毎に、前記経過時間が所定の比較基準時
間以上となったときに前記回復動作手段に回復動作を行
わせることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、複数のヘッドを選択的にまたは同時
に備えるインクジェットプリント装置において、各ヘッ
ドのそれぞれに対し、バックアップタイマー制御による
適正な回復動作を個別に行う。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
【0017】(第1の実施例)複数のカートリッジ交換
型 以下に本発明の第1の実施例として、カラーインクによ
るカラー記録を行うカラーカートリッジ、Bkインクに
よるモノクロ記録を行うブラックカートリッジの2種類
を交換して使用するようなインクジェット記録装置とし
ての適用例について説明する。なお、機械的な構成は、
前述した図4のと同様であるので説明は省略する。
【0018】図1に、本実施例のインクジェット記録装
置における制御系のブロック構成を示す。
【0019】図1において、制御部1はマイクロプロセ
ッサユニット(MPU)101と、後述する処理手順を
含む制御プログラムおよび各種パラメータが格納される
ROM102、記録データが一時格納されるRAM10
3、時間をカウントする計時部としてのタイマー10
4、入出力ポート105、タイマー104をバックアッ
プする電池からなる電源106、カウントされたタイマ
ー104のタイマー値を記憶する不揮発性メモリ107
とから構成されている。タイマー104は、電源106
によってバックアップされているため、記録装置の電源
のON、OFFに拘わらず、常に時間を計時することに
なる。また、このタイマー104は、後述するように所
定のタイミングでリセット、スタート(リセットアンド
スタート)され、その時点にて零にリセットされてから
の経過時間を計時する。
【0020】また、ホスト装置(不図示)からインター
フェース回路4を介して記録データが入力される。本実
施例のインクジェット記録装置は、ホスト装置だけでな
く操作パネル5を介して制御することもできる。さらに
また、各種センサー6により記録紙Pの有無、キャリッ
ジ22のホーム位置Hの検出、カートリッジの装着の有
無ななどの検出がなされる。各装置に対する電力の供給
は電源部9によって行われる。カートリッジのヘッドに
対する回復装置31は、カートリッジ21のヘッドに対
するキャップおよびヘッドが目詰まりを起こした時の自
動回復動作を行う。ここに自動回復動作とは、例えば、
ヘッドのインク吐出口としてのオリフィスの周囲を密閉
し、負圧によりインクの吸引回復を行うことにより、気
泡や塵埃を除去することをいうが、回復動作の内容はこ
れに限らない。また、カートリッジID検出装置7によ
って、カートリッジ識別用のカートリッジIDが読み取
られ、これを基にMPU101でヘッドの種別が判定さ
れる。また、ヘッドの識別手段としてのIDをヘッドが
有していてもよい。
【0021】図2および図3は、このような制御部1を
有するインクジェット記録装置におけるバックアップタ
イマー制御の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【0022】まず、図2をもとに電源ON時の処理手順
について説明する。
【0023】ステップS201で記録装置の電源がON
されると、ステップS202で装置本体の初期化動作が
行われる。この初期化動作には、メモリチェック、セン
サチェック、キャリッジの位置補正等の動作が含まれ
る。その後、ステップS203にて、タイマー104が
計測した時間(以下、「タイマー値t」という)を読み
取る。タイマー104は、記録装置の電源のON、OF
Fに拘わらず、バックアップ用の電源106によって常
時、時間を計測しており、タイマー値tは、前回リセッ
ト、スタートされた時点からの経過時間に相当する。
【0024】そして、ステップS204において、メモ
リ107に格納されているブラックカートリッジ用タイ
マーカウント値TBに、タイマー値tを加算して更新す
る(TB=TB+t)。同様に、ステップS205にお
いて、メモリ107に格納されているカラーカートリッ
ジ用タイマーカウント値TCに、タイマー値tを加算し
て更新する(TC=TC+t)。その後、ステップS2
06にてタイマー104をリセット、スタートさせる。
したがってタイマー104は、この時点で一旦タイマー
値tを零としてから、再び経過時間に相当するタイマー
値tを連続的に計測し始めることになる。
【0025】その後、ステップS207でカートリッジ
の装着の有無が判定される。カートリッジが無い場合は
警告等を表示しつつステップS207を繰り返し、カー
トリッジが有る場合は次のステップS204でカートリ
ッジの種別を判定する。カートリッジの種別に応じて処
理内容は以下のように分かれる。
【0026】(1)カートリッジがブラックカートリッ
ジの場合 まず、ステップS208において、不揮発性メモリ10
7内のブラックカートリッジ用タイマーカウント値TB
と、ROM102内に予め設定されているブラックカー
トリッジ用タイマー設定値SBとを比較し、TB≧SB
の場合は、ステップS210にてブラックカートリッジ
用の回復動作Bを行った後、ステップS207でTB=
0としてからステップS212に進む。一方、TB<S
Bの場合は、回復動作BおよびTBのリセットをせずに
ステップS212に進む。
【0027】ステップS212では、記録紙が給紙され
ることを待ち、給紙があったときは、まず、タイマー1
04のタイマー値tを読み取ってから(ステップS21
3)、ステップS214にて、そのカウント値tをメモ
リ107に格納されているブラックカートリッジ用タイ
マーカウント値TBに加算して更新し(TB=TB+
t)、さらに、ステップS215にて、そのカウント値
tをメモリ107に格納されているカラーカートリッジ
用タイマーカウント値TCに加算して更新する(TC=
TC+t)。その後、ステップS216にてタイマー1
04をリセット、スタートさせてから、ステップS20
7に戻る。なお、ステップS213からステップS21
6を実行するタイミングは、給紙のタイミングのみに特
定されず任意であり、例えば、一定時間毎、または記録
紙の排紙動作等のタイミングに合わせてもよい。
【0028】以上のような処理によって、ブラックカー
トリッジに対するバックアップタイマー制御によって、
回復動作Bが実行されることになる。
【0029】(2)カートリッジがカラーカートリッジ
の場合 まず、ステップS208からステップS217に進み、
不揮発性メモリ107内のカラーカートリッジ用タイマ
ーカウント値TCと、ROM102内に予め設定されて
いるカラーカートリッジ用タイマー設定値SCとを比較
し、TC≧SCの場合は、ステップS218にてカラー
カートリッジ用の回復動作Cを行った後、ステップS2
19でTC=0としてからステップS212に進む。一
方、TC<SCの場合は、回復動作CおよびTCのリセ
ットをせずにステップS212に進む。
【0030】以上のような処理によって、カラーカート
リッジに対するバックアップタイマー制御によって、回
復動作Cが実行されることになる。
【0031】次に、図3をもとにカートリッジ交換時の
処理手順について説明する。
【0032】まず、ステップS301で操作パネルから
カートリッジ交換の指示があると、ステップS302に
進にてキャリッジがカートリッジ交換位置に移動する。
次に、ステップS303でカートリッジの有無検出を
し、それが有る場合にはカートリッジ無しになるまで検
出を継続する。カートリッジが無くなった場合には、ス
テップS304にて再度カートリッジの有無検出を行
う。この時、カートリッジが無い場合にはカートリッジ
有りになるまで検出を継続する。そして、ステップS3
04にてカートリッジが検出された場合には、ステップ
S305に進み、装着されたカートリッジが新品である
か無いかを、操作パネルからの指示によって判断する。
本実施例では、操作パネルからの指示によって新品ヘッ
ドであることをMPUに指示したが、この方法に限ら
ず、カートリッジに情報の保持機能を持たせ(メモリ、
機械的突起等)、その情報もとに記録装置本体が自動的
に新品であるか否か判断するようにしても良い。カート
リッジが新品であることが指示されなかった場合は、そ
のままステップS205に進む。カートリッジが新品で
有ることが指示されていた場合には、ステップS306
にてカートリッジの種別を判定する。カートリッジが新
品のカラーカートリッジであった場合には、ステップS
307にてカウント値TCを設定値SCに設定し(TC
=SC)、その後に図2のステップS207に進む。一
方、カートリッジが新品のブラックカートリッジであっ
た場合には、ステップS308にてカウント値TBを設
定値SBに設定し(TC=SC)、その後に図2のステ
ップS207に進む。ステップS207以降は図2で説
明した処理を実行する。
【0033】このような処理を行うことにより、カート
リッジが新品なものと交換された時には、回復動作が実
施されてインクの吐出安定性が確保されることになり、
また保管箱等で保管されていた使用中カートリッジには
バックアップタイマー制御による適正な自動回復動作が
行われる。
【0034】以上のような処理によれば、カラーカート
リッジとブラックカートリッジを交換して使用する場合
にもそれぞれのカートリッジに関してバックアップタイ
マー制御による回復動作の実施が可能であり、過不足な
い回復動作が行えることになって、インクの無駄な消費
を防止できることになる。
【0035】特に、カラーカートリッジが複数色のイン
クを吐出可能なように構成されていて、ブラックカート
リッジとは構造が異なる場合には、回復動作のタイミン
グが大きく異なることがあるため、本実施例のようにカ
ートリッジの種別毎に回復動作のタイミングを最適に制
御することによって、信頼性の向上を図りながら、イン
クの消費を抑制することが可能となる。
【0036】(第2の実施例) 複数カートリッジ内蔵
型 以下に本発明の第2の実施例として、カラー記録を行う
ためのカラーカートリッジと、モノクロのブラック記録
を行うためのブラックカートリッジとの2種類を同時に
本体に装着して使用することが可能なインクジェット記
録装置(以下、「ツインカートリッジ記録装置」と称
す)への適用例について説明する。
【0037】図5は、ツインカートリッジ記録装置の主
要部の構成を示す斜視図である。カラー記録用カートリ
ッジ211とブラック記録用カートリッジ212はキャ
リッジ22に搭載されており、独立に交換可能に構成さ
れている。記録紙Pへの記録は、カートリッジ211、
212び両方を使用しても、片方だけを使用しても可能
である。23〜30までの構成は、前述した図4のイン
クジェット記録装置と同様である。31は回復装置であ
り、カートリッジ211,212のホーム位置Hにおい
てカートリッジと対向して回復動作を行う。回復装置3
1は、カラーカートリッジ211用の回復装置311と
ブラックカートリッジ用の回復装置312とを有してお
り、それぞれ独立に動作可能になっている。
【0038】図6および図7は、このようなツインカー
トリッジ記録装置に本発明を適用した場合のバックアッ
プタイマー制御による自動回復の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0039】まず、図6をもとに電源ON時の処理手順
について説明する。
【0040】ステップS601からステップS606の
処理は、前述した図2のステップS201からステップ
S206と同様である、 ステップS606からステッ
プS607に進み、不揮発性メモリ107内のカラーカ
ートリッジ用タイマーカウント値TCと、予めROM1
02内に設定されているカラーカートリッジ用タイマー
設定値SCとを比較し、TC≧SCのときは、ステップ
S608においてカラーカートリッジの有無の検出が行
われる。ステップS607にてTC<SCのとき、およ
びステップS608にてカラーカートリッジが無いとき
には、ステップS611に進む。ステップS608にて
カラーカートリッジが有る場合には、ステップS609
でカラーカートリッジ用の回復動作Cを行い、次のステ
ップS610でカウント値TCをリセットし(TC=
0)、その後にステップS611に進む。
【0041】ステップS611では、不揮発性メモリ1
07内のブラックカートリッジ用タイマーカウント値T
Bと、予めROM102内に設定されているブラックカ
ートリッジ用タイマー設定値SBとを比較し、TB≧S
Bのときは、ステップS612においてブラックカート
リッジの有無の検出が行われる。ステップS611にて
TC<SCのとき、およびステップS612にてブラッ
クカートリッジが無いときには、ステップS615に進
む。ステップS612にてブラックカートリッジが有る
場合には、ステップS613でブラックカートリッジ用
の回復動作Bを行い、次のステップS614でカウント
値TBをリセットし(TB=0)、その後にステップS
615に進む。
【0042】ステップS615からステップS619
は、前述した図2のステップS212からステップS2
16と同様である。ステップS619からはステップS
607に戻る。
【0043】以上のような処理によって、ツインカート
リッジ記録装置に搭載されているカラーカートリッジ、
およびブラックカートリッジに対し、バックアップタイ
マー制御による自動回復動作が実行される。
【0044】次に、図7をもとにカートリッジ交換時の
処理手順について説明する。
【0045】まず、ステップS701において、操作パ
ネルからカートリッジ交換の指示があると、ステップS
702にてキャリッジがカートリッジ交換位置に移動
し、ステップS703にてカートリッジ交換終了の指示
があるまで待機する。カートリッジ交換終了指示が有っ
た場合にはステップS704に進み、カラーカートリッ
ジが新品であるか否かを判定する。カラーカートリッジ
が新品であった場合には、ステップS705にてカウン
ト値TCを設定値SCに設定し(TC=SC)、一方、
それが新品で無い場合はそのままステップS706に進
む。カートリッジが新品であるか否かの判定方法は、前
述してた第1の実施例と同様に操作パネルからの指示、
あるいはヘッドに情報を持たせ、それをもとに記録装置
本体が自動的に判断するようにしても良い。
【0046】ステップS706においてはブラックカー
トリッジが新品であるか否かを判定し、新品であった場
合には、ステップS707にてカウント値TBを設定値
SBに設定し(TB=SB)、一方、それが新品で無い
場合は、そのまま図6のステップS607に進む。
【0047】このような処理を行うことにより、カート
リッジが新品なものと交換された時に回復動作が実施さ
れて、インクの吐出安定性が確保されることになり、ま
た保管箱で保管されていたり、本体で使用中の複数のカ
ートリッジに対しては、バックアップタイマー制御によ
る適正な自動回復動作が行われる。
【0048】以上のような処理によれば、カラーカート
リッジとブラックカートリッジとを併用する場合にも、
それぞれのカートリッジに関してバックアップタイマー
制御による自動回復動作が可能であり、過不足ない回復
動作を行うことができて、インクの無駄な消費を防止す
ることができる。
【0049】特に、ツインカートリッジ記録装置のよう
に、本体に複数の記録用カートリッジを内蔵して使用す
る場合には、元々のインク消費量が多い分、その消費量
の低減効果が著しい。
【0050】(第3の実施例)以下に本発明の第3の実
施例として、カラー記録を行うためのカラーインク吐出
用のカラーヘッドと、モノクロのブラック記録を行うた
めのブラックインク吐出用のブラックヘッドとの2種類
のヘッドを本体に持ち、それぞれのヘッドに接続される
インクタンクを交換しながら使用するインクジェット記
録装置(以下、「タンク交換式記録装置」と称す)への
適用例について説明する。
【0051】図8は、タンク交換式記録装置の主要部の
構成を示す斜視図である。記録ヘッド210は、カラー
記録用インクの吐出手段としてのカラーヘッドと、ブラ
ック記録用インクの吐出手段としてのブラックヘッドと
を有し、キャリッジ22に搭載されている。カラーイン
クの供給手段を有するカラーインクタンク211と、ブ
ラックインクの供給手段を有するブラックインクタンク
212は、記録ヘッド210に対して独立に交換可能に
構成されている。23〜31までの構成は、前述した図
5のツインキャリッジ記録装置と同様である。
【0052】このようなタンク交換式記録装置において
は、これまで説明してきたカートリッジの記録ヘッドに
対するバックアップタイマー制御による自動回復動作も
重要であるが、加えて、交換されるタンクにも配慮する
必要がある。それは以下の理由による。すなわち、使用
しないインクタンクを外して保管箱等に保管し、それを
使用時にだけヘッドに装着して使用する方法は、様々な
自動回復動作が用意されているインクジェット記録装置
においては、インクの無駄な消費を抑えるために有効な
手段である。しかし、ヘッドから外したインクタンクに
おいて、ヘッドとの接合部には時間経過と共に泡が発生
成長したり、インク分布が粗になったり、またインクが
増粘したりすることが知られており、そのようなインク
タンクを再度ヘッドに装着した場合には、回復動作が必
要なことがある。しかし、インクタンクの再装着の度に
回復動作を行っていると無駄にインクを消費し、インク
タンクを外してインクの節約をしている意味がない。そ
こで、再装着を前提としたインクタンクに関してもバッ
クアップタイマー制御による自動回復動作が必要とな
る。以下では、インクタンクに関してのみのバックアッ
プタイマー制御による自動回復動作の処理手順について
説明するが、ヘッドに関する制御を同時に行ってもよい
ことは勿論である。
【0053】図9および図10に、回復動作のための処
理のフローチャートを示す。
【0054】まず、図9をもとに電源ON時の処理手順
について説明する。
【0055】ステップS901からステップS906の
処理は、前述した図2のステップS201からステップ
S206と同様である、ステップS906からステップ
S907に進み、不揮発性メモリ107内のカラーカー
トリッジ用タイマーカウント値TCと、予めROM10
2内に設定されているカラーカートリッジ用タイマー設
定値SCとを比較し、TC≧SCのときは、ステップS
908においてカラーインクタンクの有無の検出が行わ
れる。ステップS907にてTC<SCのとき、および
ステップS908にてカラーインクタンクが無いときに
は、ステップS911に進む。ステップS908にてカ
ラーインクタンクが有る場合には、ステップS909で
カラーヘッドに対する回復動作Cを行い、次のステップ
S910でカウント値TCをリセットし(TC=0)、
その後にステップS911に進む。
【0056】ステップS911では、不揮発性メモリ1
07内のブラックカートリッジ用タイマーカウント値T
Bと、予めROM102内に設定されているブラックカ
ートリッジ用タイマー設定値SBとを比較し、TB≧S
Bのときは、ステップS912においてブラックインク
タンクの有無の検出が行われる。ステップS911にて
TC<SCのとき、およびステップS912にてブラッ
クインクタンクが無いときには、ステップS915に進
む。ステップS912にてブラックインクタンクが有る
場合には、ステップS913でブラックヘッドに対する
回復動作Bを行い、次のステップS914でカウント値
TBをリセットし(TB=0)、その後にステップS9
15に進む。
【0057】ステップS915からステップS919
は、前述した図2のステップS212からステップS2
16と同様である。ステップS919からはステップS
907に戻る。
【0058】以上のような処理によって、タンク交換式
記録装置に搭載されているカラーインクタンク、および
ブラックインクタンクに対して、バックアップタイマー
制御による自動回復動作が実行される。
【0059】次に、図10をもとにインクタンク交換時
の処理手順について説明する。
【0060】まず、ステップS1001において、操作
パネルからインクタンク交換の指示があると、ステップ
S1002にてキャリッジがインクタンク交換位置に移
動し、ステップS1003にてインクタンク交換終了の
指示があるまで待機する。インクタンク交換終了指示が
有った場合にはステップS1004に進み、カラーイン
クタンクが新品であるか否かを判定する。カラーインク
タンクが新品であった場合には、ステップS1005に
てカウント値TCを設定値SCに設定し(TC=S
C)、一方、それが新品で無い場合はそのままステップ
S1006に進む。インクタンクが新品であるか否かの
判定方法は、前述した第1の実施例と同様に操作パネル
からの指示、あるいはインクタンクに情報を持たせ、そ
れをもとに記録装置本体が自動的に判断するようにして
も良い。
【0061】ステップS1006においてはブラックイ
ンクタンクが新品であるか否かを判定し、新品であった
場合には、ステップS1007にてカウント値TBを設
定値SBに設定し(TB=SB)、一方、それが新品で
無い場合は、そのまま図9のステップS907に進む。
【0062】このような処理を行うことにより、インク
タンクが新品なものと交換された時に回復動作が実施さ
れて、インクの吐出安定性が確保されることになり、か
つ保管箱で保管されていたインクタンクに対してはバッ
クアップタイマー制御によって自動的に回復動作が行わ
れる。
【0063】以上のような処理によれば、カラーインク
タンクとブラックインクタンクとを併用する場合にも、
それぞれのインクタンクに関してバックアップタイマー
制御による自動回復動作が可能であり、過不足ない回復
動作を行うことができて、インクの無駄な消費を防止す
ることができる。
【0064】特に、タンク交換式記録装置のように、本
体に複数の記録用インクタンクを内蔵して使用する場合
には、元々のインク消費量が多い分、その消費量の低減
効果が著しい。
【0065】(その他の実施例)前述実施例において
は、カートリッジ、インクタンクが2種類の場合につい
て説明したが、1種類のものを使い回す場合、あるいは
3種類以上のものを使用する場合にも本発明では有効で
ある。
【0066】前述実施例においては、タイマーをリセッ
ト&スタートさせる処理が入っている場合について説明
したが、リセットを行わず計算によりタイマーカウント
値を決める方法でも良い。特に、パソコン、ワープロ等
既にタイマーを有している装置用のプリンタの場合には
プリンタに新たなタイマーを設ける必要がなく低価格
化、小型化が可能である。
【0067】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0068】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0069】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0070】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0071】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0072】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0073】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0074】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0075】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のヘッドを選択的にまたは同時に備えるインクジェ
ットプリント装置において、各ヘッドのそれぞれに対
し、バックアップタイマー制御による適正な回復動作を
個別に行うことにより、複数のヘッドに関しての回復動
作の適正化を図りつつ、無駄なインク消費を抑制し、廃
インクを減らすことにより信頼性を維持しつつ装置の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における制御部を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1実施例における回復動作の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施例における回復動作の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図4】従来のインクジェットプリント装置の斜視図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例のインクジェットプリン
ト装置の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例における回復動作の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例における回復動作の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例のインクジェットプリン
ト装置の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施例における回復動作の処理
を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例における回復動作の処
置を説明するためののフローチャートである。
【符号の説明】
101 マイクロプロセッサユニット 102 ROM 103 RAM 104 タイマー 105 入出力ポート 106 バックアップ用の電源 107 不揮発性メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海老沢 功 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する複数のヘッドを用いて
    プリント媒体にプリントを行い、また良好なプリントを
    行うために前記ヘッドの回復動作を行う回復動作手段を
    備えたインクジェットプリント装置において、 前記複数のヘッド毎に、前回の回復動作時点からの経過
    時間を計測する計測手段と、 前記計測手段のバックアップ用の電源と、 前記複数のヘッド毎に、前記経過時間が所定の比較基準
    時間以上となったときに前記回復動作手段に回復動作を
    行わせる制御手段とを備えてなることを特徴とするイン
    クジェットプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のヘッドは交換可能に備えられ
    るものであることを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェットプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のヘッドは同時に備えられるも
    のであり、 前記回復動作手段は、前記複数のヘッドのそれぞれに対
    応して複数備えられ、 前記制御手段は、前記複数のヘッド毎に、前記経過時間
    が所定の比較基準時間以上となったときに対応する前記
    回復動作手段に回復動作を行わせることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェットプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段は、時間を計測する計時部
    と、前記複数のヘッド毎に、前回の回復動作時点からの
    前記計時部の計測時間を記憶する記憶部と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のイン
    クジェットプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶部は、書き込み消去が可能な不
    揮発性メモリであることを特徴とする請求項4に記載の
    インクジェットプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッドは、該ヘッドに供給されるイ
    ンクを収容したインクタンクと共に交換可能なインクジ
    ェットカートリッジを成しており、 該インクジェットカートリッジが新規なものと交換され
    たとき前記回復動作手段に回復動作を行わせるインクジ
    ェットカートリッジ交換時の制御手段を備えたことを特
    徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェ
    ットプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のヘッドは、ブラックインクを
    収容したインクタンクと共に交換可能なブラック用のイ
    ンクジェットカートリッジと、複数色のインクを収容し
    たインクタンクと共に交換可能なカラー用のインクジェ
    ットカートリッジとを含むことを特徴とする請求項6に
    記載のインクジェットプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記ヘッドに供給されるインクを収容し
    た交換可能なインクタンクと、 前記インクタンクが新規なものと交換されたときに前記
    回復動作手段に回復動作を行わせる手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインク
    ジェットプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッドは、ヘッドの識別手段を有す
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の
    インクジェットプリント装置。
  10. 【請求項10】 前記ヘッドは、熱エネルギーを利用し
    てインクを吐出するヘッドであって、インクに与える熱
    エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えること
    を特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインク
    ジェットプリント装置。
  11. 【請求項11】 インクを吐出する複数のヘッドを用い
    てプリント媒体にプリントを行い、また良好なプリント
    を行うために前記ヘッドの回復動作を行う回復動作手段
    を備えたインクジェットプリント装置におけるヘッドの
    回復方法であって、 電源がバックアップされた計測手段によって、前記複数
    のヘッド毎に、前回の回復動作時点からの経過時間を計
    測し、 前記複数のヘッド毎に、前記経過時間が所定の比較基準
    時間以上となったときに前記回復動作手段に回復動作を
    行わせることを特徴とするヘッドの回復方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008062450A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Canon Inc インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の回復方法
JP2012140003A (ja) * 2010-12-30 2012-07-26 Toshiba Corp インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置のメンテナンス方法

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