JP4607309B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
記録装置
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置に関し、特に、ノズルからインクを吐出するインクジェット記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタによる記録媒体上への画像形成において、インクの温度依存性を考慮し、インクをインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)より吐出されるのに用いる駆動信号のパルス幅を記録ヘッドの温度、あるいは環境温度によって異ならせることによりインク吐出量制御を行うプリンタが多い。この吐出量の制御によって、記録ヘッド温度や環境温度が変化しても、安定した画像形成が行えるようにインク吐出量がある一定の範囲内に収められる。
【0003】
従来より、記録ヘッドの駆動するための駆動信号パルスとして、分離された2つのパルス信号(ダブルパルス)を用いることが知られている。
【0004】
図7は典型的なダブルパルスの波形をあらわした図である。
【0005】
図7において、P1はプレヒートパルス幅、P2はオフタイム、P3はメインヒートパルス幅を示している。記録動作時は記録ヘッドに対してP1、P2、P3の順にパルスを与える。実際のパルス幅は、記録ヘッド内に設けられたDiセンサ(後述)からの出力値に基づいて決定している。各パルスの役割は次のようなものである。即ち、P1はプレヒートパルスと呼ばれ、主に記録ヘッドのインク吐出ノズル(以下、ノズルという)内のインク温度を上昇させ、メインヒートパルスによるインク滴の安定的な吐出に寄与するものである。プレヒートパルス印加時、そのパルス幅(P1)はプレ発泡現象が生じないように決められる必要がある。P2はオフタイムと呼ばれ、インク吐出量制御に用いられる。P3はメインヒートパルスと呼ばれ、各ノズル内に設けられたヒータ(電気熱変換体)上に発泡現象を発生させノズル吐出口よりインクを吐出させるために用いられる。
【0006】
さて、連続記録による記録ヘッドの温度上昇や、環境温度の変化によってもインクの吐出量が一定になるように、ヘッド温度に対して最適な駆動パルスを対応させることが必要である。ヘッド温度と最適な駆動パルスとの関係は従来より、テーブル形式で作成される。このテーブルはPWMテーブルと呼ばれる。
【0007】
図8はPWMテーブルの内容の一例を示す図である。
【0008】
実際の記録動作時には、記録ヘッド内に設けられ、その温度を測定する温度センサ(これは、Diセンサと呼ばれる)の値を読み込み、このテーブルから現在のヘッド温度に対応する最適駆動パルスを選択して記録ヘッドを駆動させる制御が実行される(これをPWM駆動(Pulse Width Modulation)という)。このように、PWM駆動を用いてインクの吐出量を制御する事で、ヘッド温度の上昇や、環境の変化によるインク吐出量の変化を少なくする事ができ、画像濃度の安定化を図っている。
【0009】
図9は各ノズルに印加されるパルスをあらわした図である。
【0010】
実際の記録に使用されインクの吐出を行うノズルには、図9(A)に示すように、ダブルパルスが印加される。インクジェットプリンタは記録ヘッドのノズル内のヒータを加熱することによりインクに熱を加え、インクを発泡させることによってインクを吐出させる。従って、記録時にはノズルに熱が加わる事になる。しかしながら、インク吐出を行わないノズルには熱が加えられないので、連続したインク吐出を行っているノズルとそうではないノズルとの間には温度勾配が生じる事になる。
【0011】
例えば、最近のインクジェットプリンタのように、千個以上のノズルがライン状に構成され、かつ記録ヘッドが記録用紙に対して相対的に動作する事なく記録が実行される場合(即ち、フルライン記録ヘッドが用いられて記録が実行される場合)は、同じノズルを連続して使用し続ける事になるので、より温度勾配が生じやすくなる。このような温度勾配が生じた場合、連続的に記録を行うと同一記録ヘッド内の温度勾配が記録画像の濃度ムラとなって表れ、記録品位を著しく落としてしまう可能性がある。
【0012】
この濃度ムラを防止する為に、従来より、図9(B)に示すように、インク吐出を行わないノズル(以下、非吐出ノズルという)については、プレヒートパルス(P1)だけを印加し、記録に使用しないノズルにも熱を加える事によって、同一記録ヘッド内に温度勾配が生じるのを極力防ぐようにしている。
【0013】
図10は記録媒体の搬送方向に沿って配された4つのフルライン記録ヘッドによって記録がなされる時の記録媒体の動作を表している図である。これら4つのフルライン記録ヘッドは夫々、イエロインク、マゼンタインク、シアンインク、ブランクインクを吐出する。
【0014】
図10に示されているように、4つのフルライン記録ヘッド1は記録用紙3の搬送ベルト4に対して垂直に固定される。また、記録用紙3は搬送ベルトの上流側(図10では給紙側A)から矢印C方向に搬送ベルト4によって下流側(図10では排紙側B)に搬送される。この時、記録用紙3が各記録ヘッド1の下を通過する時に、ノズル2からインクが吐出されカラー画像が形成される。
【0015】
図11は記録ヘッド周辺に備えられたインクジェットプリンタの構成要素を示す概略図である。
【0016】
図11に示されているように、記録ヘッド1内には、記録ヘッドの温度調整をするためのサブヒータ8とノズル近傍の温度が読み取れるように適切な個所(複数箇所)にDiセンサ9が設けられている。これらのセンサ出力は温度検出部6に入力され、その結果はサブヒータ8を駆動するためのサブヒータ駆動部7と記録ヘッド1を制御するための駆動信号制御部5にフィードバックされる。
【0017】
記録動作にあたり、記録に使用するノズルについてはインク吐出を行わせるための駆動信号制御部5から駆動パルスを記録ヘッド1に転送し、指定のノズルからインク吐出を行う事で画像の形成を行う。
【0018】
このような動作とともに、記録ヘッドの温度制御が実行される。
【0019】
図12は従来のインクジェットプリンタのヘッド温度制御処理を示すフローチャートである。
【0020】
まず、ステップS1では、記録動作待機中には記録ヘッド1内に取り付けられたDiセンサ9の値を温度検出部6で読み取り、次に、ステップS2では検出された温度(TD)が“A”(℃)以下であるかどうかを調べる。ここで、TD≦“A”(℃)であれば、処理はステップS3に進み、サブヒータ8を駆動し、記録ヘッドの温度が一定温度になるように保温するが、TD>“A”(℃)であれば、処理はステップS4に進んで、記録動作の開始を待ち合わせる。
【0021】
このような処理により、記録動作待機中には記録命令がいつ来ても画像濃度がある一定値以上になるように制御される。
【0022】
ステップS4において、記録動作開始の指示がなければ処理はステップS1に戻り温度監視を続けるが、記録動作開始の指示があれば処理はステップS5に進んで、サブヒータ8の駆動を停止する。
【0023】
ステップS6において記録動作が開始されると、処理はステップS7において記録ヘッド1の温度検出を行う。これは、ステップS1と同様にDiセンサ9の値を温度検出部6で読み取ることにより行う。
【0024】
次に、ステップS8では、ステップS7で検出された温度(TD)に基づいた最適な駆動パルスをPWMテーブルから選択し、駆動信号制御部5から選択された駆動パルスを記録ヘッド1に転送することで記録を行う(PWM制御)。さらに、ステップS9では、この記録動作時に記録に使用されない非吐出ノズルにはプレヒートパルス(P1)のみを印加する(プレパルス温度調整)。
【0025】
最後に、ステップS10では記録動作終了かどうかを調べ、動作続行であれば処理はステップS7に戻り、動作終了であれば、処理を終了する。なお、記録動作終了後、プリンタが記録動作待機へと移行するのであれば、再びステップS1〜S4の処理が実行される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、同一記録ヘッド内で、濃度ムラが生じないようにインク吐出を行わないノズルにもプレパルス温度調整としてプレヒートパルス(P1)を印加するので、すべてのノズルに何らかのパルスが印加される事になってしまう。従って、どんなに低いデューティの記録でも確実に記録ヘッド温度が上昇してしまう事になるという問題がある。
【0027】
また、PWM制御で制御可能な温度には限界があり、温度変化がPWM制御範囲を超えてしまうとインク吐出量制御を行う事ができなくなってしまい、画像濃度の安定化が図れなくなってしまうという問題もある。例えば、高速で連続記録が可能なインクジェットプリンタにおいて、1枚目の画像と1500枚目の画像と3000枚目の画像で濃度が異なってしまうという問題が生じてしまう。
【0028】
さらに、低いデューティの記録であればあるほど、この濃度差が人の目に分かりやすくなってしまう。
【0029】
このような問題に対処するために、不必要な温度上昇を抑えるためプレパルス温度調整を行わないということも考えられるが、この場合、同一記録ヘッド内で温度勾配が生じた場合、濃度ムラとなって画像品位低下が生じてしまう。
【0030】
図13はプレパルス温度調整を行わずに低デューティの記録を行った場合の記録ヘッドの温度変化を示す図である。
【0031】
特に、低温環境において記録を行った場合、図13に示すように、待機時にサブヒートによって維持していた記録ヘッドの温度が記録動作が継続するにつれて下降してしまい、結果的に記録濃度が低下し、画像品位が劣化する。図13からも分かるように、PWM駆動で制御できる温度の範囲は決まっているので、低温までインク吐出量を制御しようとすると高温になった時に制御できる範囲が小さくなってしまう恐れも生じる。
【0032】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、装置を複雑化する事なく、連続記録を行った時の同一記録ヘッド内に発生する濃度ムラを防止し、かつ低温環境でも画像濃度が低下しないよう記録ヘッド温度を制御する事で画像濃度の安定化を図る事が可能な記録装置を提供することを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の記録装置は以下のような構成からなる。
【0034】
即ち、夫々に電気熱変換体を含む複数のノズルを有し、前記電気熱変換体にプレヒートパルス信号とメインヒートパルス信号とで構成される駆動信号を入力することにより前記電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用してノズル内に気泡を発生させ、前記ノズルからインク液滴を吐出する記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドの前記電気熱変換体に対し画像データに応じた前記駆動信号を入力することにより、記録媒体画像を記録する記録装置であって、前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出と、前記温度検出によって検出された温度に基づいて、前記液滴を吐出しない非吐出ノズルに対応した前記電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない制御を行う制御とを有し、前記記録ヘッドにより前記記録媒体上に画像を記録する記録動作中に、前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が所定の温度以下であると判断した場合、前記非吐出ノズルに対応した電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない制御を行い、更に、前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない前記電気熱変換体に対応した前記非吐出ノズルの割合を前記温度検出部によって検出された温度が高くなるにつれて小さくなるように変化させる一方、前記温度検出部によって検出された温度が前記所定の温度以下でないと判断した場合、前記非吐出ノズルに対応した電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号及び前記メインヒートパルス信号を入力しないよう制御することを特徴とする記録装置を備える。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0044】
なお、本明細書において、「プリント」(以下においては「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚しうるように顕在化したものであるか否かを問わず、記録媒体上に液体を付与することによって広く画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も言うものとする。
【0045】
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられている紙のみならず、広く布、プラスチックフィルム、金属板等、記録ヘッドによって吐出されるインクを受容可能なものも言うものとする。
【0046】
さらに「インク」とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等の形成、または記録媒体の加工に供されうる液体を言うものとする。
【0047】
図1は、本発明の代表的な実施形態に従うインクジェット記録装置(以下、記録装置という)210の構造を説明するための斜視透視図である。
【0048】
記録装置210は、インクジェット記録方式に従ってインクを吐出して記録を行うインクジェットヘッド(以下、記録ヘッドという)201〜204、及び常に安定したインク吐出を保証するための回復ユニット(不図示)を備えている。記録用紙205は、フィーダユニット207から、これら記録ヘッドによる印刷位置に供給され、この記録装置のメインユニット208に具備された搬送ユニット206によって搬送される。
【0049】
記録用紙205への画像の印刷は、記録用紙205を搬送しながら、記録用紙205の基準位置がブラック(K)のインクを吐出する記録ヘッド201の下に到達したときに、記録ヘッド201からブラックインクを吐出する。同様に、シアン(C)のインクを吐出する記録ヘッド202、マゼンタ(M)のインクを吐出する記録ヘッド203、イエロ(Y)のインクを吐出する記録ヘッド204の順に、それぞれ基準位置に記録用紙205が到達すると各色のインクを吐出してカラー画像を形成する。こうして画像が印刷された記録用紙205はスタッカトレイ211に排出されて堆積される。
【0050】
なお、図1ではイエロインク、マゼンタインク、シアンインク、ブランクインクの4つのヘッドの場合を示しているがこれらの他に、ライトマゼンタインク(LM)、ライトシアンインク(LC)の2つのヘッドを加えた6つ、更にそれ以上のヘッド数であっても良い。以下の説明においては4つのヘッドの場合で説明の都合上4つのヘッドで説明するがこれに限られるものではない。
【0051】
この実施形態における記録装置210は、更に搬送ユニット206、記録ヘッド201〜204にインクを供給するためのインクカートリッジ(不図示)、記録ヘッド201〜204へのインク供給や回復動作のためのポンプユニット(不図示)、記録装置210全体を制御する制御基板(不図示)等を有している。またフロントドア209は、インクカートリッジの交換用の開閉扉である。
【0052】
なお、記録ヘッド201〜204には夫々、ヘッド内の温度を検出する温度センサ(Diセンサ)と記録ヘッド保温用のサブヒータが設けられている。
【0053】
図1から明らかであるように、この記録ヘッドは記録用紙の幅に相当する記録幅をもっているフルライン記録ヘッドであるが本発明は記録媒体の搬送方向に往復走査するキャリッジに搭載されるシリアルタイプの記録ヘッドでも良い。
【0054】
図2はインクジェット記録方式に従ってインクを吐出して記録を行う記録ヘッド201〜204の構造を説明するための模式図である。
【0055】
図2に示すように、各ノズル106には、それぞれに対応した電気熱変換体104(ヒータ)が設けられており、後述するヘッド駆動回路705(図3)によりヒータ104に所定の電気的エネルギーを印加することにより、そのヒータ104の熱によりノズル内のインクに気泡が発生し、その吐出口102からインク液滴が吐出される。なお、ヒータ104はシリコン基板101の上に半導体製造プロセスと同様の手法で形成されている。103は各ノズル106を構成するノズル隔壁であり、105は各ノズル106にインクを供給するための共通液室、107は天板である。
【0056】
図3は記録装置210の制御構成を示すブロック図である。
【0057】
図3において、700はメインコントローラで、メモリ701に記憶された制御プログラムに従って記録装置210全体の制御を行っている。メモリ701は、これ以外に、後述する基本画像等の各種画像データを記憶している。702は記録ヘッドの回復機構等を駆動するためのモータ、703は記録用紙の搬送を行う用紙送り用モータ(LFモータ)で、これらモータはメインコントローラ700の指示に基づいてそれぞれ対応するモータドライバ702D,703Dにより駆動されている。704Y〜704Kのそれぞれは、イエロ成分のイメージデータ、マゼンタ成分のイメージデータ、シアン成分のイメージデータ及び黒成分のイメージデータを記憶するイメージメモリである。これらイメージメモリへのデータの書込み、及びこれらイメージメモリからのデータの読み出しは、イメージデータコントローラ707の制御の下に実行される。ヘッド駆動回路705は、メインコントローラ700の指示の下にイメージデータコントローラ707から送られてくるイメージデータに基づいて、各色のイメージデータに応じて対応する記録ヘッドを駆動して印刷を行っている。
【0058】
この実施形態の記録装置210は、イメージデータコントローラ707の機能を使用して、その指定された記録媒体上の位置に対応するイメージメモリ704のアドレスに、その指示された画像のそれぞれの色に対応するイメージデータをビットマップ展開する。こうしてY,M,C,Kの4色分のイメージデータをイメージメモリ704に展開すると、メインコントローラ700は記録用紙を搬送するためのLFモータ703を回転駆動して記録用紙の搬送を開始する。この記録用紙の搬送に同期して、イメージデータコントローラ707がイメージメモリ704から、対応する色のイメージデータを順次読み出し、ヘッド駆動回路705を経由して、それぞれ対応する色のインクを吐出する記録ヘッド201〜204に伝送する。こうして記録ヘッド201〜204のそれぞれは、その伝送されたイメージデータに従ってインクを吐出してカラー画像の印刷を行う。
【0059】
なお、メモリ701には従来例で説明したPWMテーブルが格納され、ヘッド駆動回路705には従来例で説明した温度検出部とサブヒータ駆動部とが内蔵され、Diセンサからの出力結果に基づいて温度検出とサブヒータの駆動制御を実行する。
【0060】
次に、以上の構成の記録装置を用いた記録ヘッドの温度制御を含む記録制御について図4〜図6を参照して説明する。
【0061】
図4は記録ヘッドの温度制御処理を示すフローチャートである。
【0062】
図4において、従来例の図12において既に説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付してその説明は省略する。
【0063】
記録動作待機時には従来例のステップS1〜S4と同様の処理が実行される。即ち、記録ヘッド201〜204内の温度が一定値以上の温度になるように記録ヘッド201〜204内に設けられたDiセンサの出力値を監視しながら、ヘッド駆動部705から記録ヘッド201〜204内に設けられたサブヒータ(不図示)にパルスを送りサブヒートを行う。これによって、記録ヘッドの温度が“A”℃より高くなるように保持される。
【0064】
これによって低温環境下でも安定した画像が形成されるようになる。従って、記録動作の待機時には、記録ヘッドの温度は常に“A”℃より高くなっており、低温環境で記録命令を受信した場合でも速やかにある一定値以上の濃度での記録を行う事ができる。このような理由で、この温度(“A”℃)は画像濃度が規定値以上になるような温度に設定されている。
【0065】
さて、記録命令を受信して記録を開始するときにも、従来例のステップS5〜S6と同様にサブヒートを停止して記録を開示する。このとき、さらに、従来例のステップS7〜S8と同様に、Diセンサからの出力に基づいて、記録ヘッド201〜204内の温度を検出し、ヘッド駆動回路705はPWM駆動制御を実行する。このとき、ヘッド駆動回路705からインク吐出を行うノズルに対して印加されるパルスは、Diセンサによって検出された記録ヘッド温度に対応した波形をPWMテーブルから選択され、記録ヘッドに供給される。
【0066】
次に、ステップS8aでは、検出された記録ヘッドの温度(TD)が“A”℃以下であるかどうかを調べる。ここで、TD≦A℃である場合、処理はステップS9に進み(図4の経路▲1▼)、インク吐出をしない吐出ノズルには、インク吐出を行うノズルに使用される駆動パルスのうちのプレヒートパルス(P1)だけをヘッド駆動回路705から供給する。この場合、記録ヘッドに対しては、従来例の図9で説明したようなパルス信号が夫々、インクを吐出するノズルと非吐出ノズルとに対して印加される。従って、すべてのノズルに対して、少なくとも1つ以上のパルスがヘッド駆動回路705から供給される事になる。
【0067】
これによって、低温環境下において低デューティで記録を行っても、記録動作待機時の温度“A”℃から記録ヘッド温度が下がり続ける事はなく、画像濃度低下を防止する事ができる。
【0068】
これに対して、TD>A℃である場合(最初にはTD≦A℃であったものの、連続記録を行った結果記録ヘッド温度がA℃より高くなった場合も含む)、処理はステップS8bに進み、非吐出ノズルに対するプレヒートパルス(P1)の印加をOFFにして、その後、処理はステップS10に進む(図4の経路▲2▼)。この場合、記録ヘッドに対しては図4に示すようなパルス信号が印加される。
【0069】
図5はTD>A℃である場合の記録ヘッドに印加されるパルス信号を示す図である。
【0070】
図5において、(A)はインク吐出を行うノズルに対して印加されるパルスを示し、(B)は非吐出ノズルに印加されるパルス(実際にはパルスはない)を表している。即ち、この場合は、インク吐出に使用するノズルに対してのみパルスが印加される事になる。これにより低デューティで連続記録を行っても、図6に示すように、PWM制御範囲を超えて記録ヘッドの温度が上昇し続ける事はなくなる。
【0071】
図6はこの実施形態に従う温度制御を行って低デューティの記録を行った場合の記録ヘッドの温度変化を示す図である。
【0072】
図6に示されているように、この実施形態に従えば、一定範囲の温度を維持して記録をする事ができ画像の安定化を図る事ができる。
【0073】
以上述べた通りこの実施形態に従えば、インク吐出を行わないノズルに印加するパルスを記録ヘッド温度によって制御するので、特に低温環境での低デューティ記録時の画像濃度低下や連続記録でのヘッド温度上昇を極力抑えることができる。
【0074】
なお、高デューティ記録の場合は、低温環境でも記録ヘッド温度が下がる事はなく比較的早く温度が上昇し一定になってしまうので、連続記録を行っても、例えば、1枚目の記録媒体と3000枚目の記録媒体の記録濃度が極端に変化する事はない。また、非吐出ノズルに印加するパルスは、記録動作に使用するパルス(プレヒートパルス)を流用するので、特に制御が複雑になる事なく、記録ヘッドの温度制御をすることができるという利点もある。
【0075】
なお以上説明した実施形態では、記録動作時に一定値以下の温度で非吐出ノズルにプレヒートパルス(P1)だけを印加して記録ヘッドの温度の低下を防止したが、P1で十分ヘッド温度が一定値以上に維持する事ができる場合、このパルスはP1以下でもよい。しかし、低温環境での記録において記録ヘッドの温度が下がり続けないようにする必要があるので、環境温度によって、非吐出ノズルに印加するプレヒートパルス(P1)のパルス幅を1/4倍、1/2倍、……と変調するテーブルを作成し、このテーブルを参照して環境温度に対応したパルス幅のP1を用いて記録ヘッドを駆動しても良い。このテーブルでは温度が高くなるにつれてP1のパルス幅を小さくなるようにパルス幅と環境温度との関係を作成する。
【0076】
さらに以上説明した実施形態では、記録動作時に一定値以下の温度で非吐出ノズルにプレヒートパルス(P1)だけを印加して記録ヘッド温度の低下を防止したが、P1で十分ヘッド温度が一定値以上に維持する事ができる場合、非吐出ノズル全てにP1のパルスを印加せず、非吐出ノズルのある割合(x%)のものだけにP1を印加するようにしても良い。しかしながら、低温環境での記録動作において記録ヘッドの温度が下がり続けないようにするために、環境温度に従ってパルスP1を印加する非吐出ノズルの割合を変化させる関係を示すテーブルを作成し、このテーブルを参照して環境温度に対応した割合で非吐出ノズルをパルスP1によって駆動させても良い。このテーブルは温度が高くなるにつれてパルスP1を印加する非吐出ノズルの割合を小さくする関係を表すようにする。
【0077】
さて、以上の実施形態においては、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
【0078】
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0079】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0080】
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0081】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0082】
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0083】
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0084】
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0085】
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
【0086】
以上説明した実施の形態においては、インクが液体であることを前提として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0087】
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は適用可能である。このような場合インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明においては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0088】
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0089】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0090】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0091】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、夫々に電気熱変換体を含む複数の記録要素を備え、ダブルパルスによって駆動制御される記録ヘッドの温度を測定し、その測定温度を検出し、その検出された記録ヘッドの温度に基づいて、複数の記録要素の内、記録に用いない記録要素に対してプレパルスを印加するように制御するので、同一記録ヘッド内に記録動作によって発生する温度むらが小さくなり、記録される画像濃度の変化が少なくなるという効果がある。
【0093】
これにより、例えば、低温環境での低デューティの記録時や低デューティの連続記録時にも記録ヘッドの温度が一定に保持され、また、良好な記録を行うことができる。
【0094】
さらに、このような温度制御をプレパルスの印加により行うので、元々の記録動作に必要な機構をそのまま流用することができ、装置を特に複雑化する事がないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態に従うインクジェット記録装置210の構造を説明するための斜視透視図である。
【図2】インクジェット記録方式に従ってインクを吐出して記録を行う記録ヘッドの構造を説明するための模式図である。
【図3】記録装置210の制御構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示すインクジェット記録装置における記録ヘッドの温度制御処理を示すフローチャートである。
【図5】TD>A℃である場合の記録ヘッドに印加されるパルス信号を示す図である。
【図6】この実施形態に従う温度制御を行って低デューティの記録を行った場合の記録ヘッドの温度変化を示す図である。
【図7】典型的なダブルパルスの波形をあらわした図である。
【図8】PWMテーブルの内容の一例を示す図である。
【図9】各ノズルに印加されるパルスをあらわした図である。
【図10】記録媒体の搬送方向に沿って配された4つのフルライン記録ヘッドによって記録がなされる時の記録媒体の動作を表している図である。
【図11】記録ヘッド周辺に備えられたインクジェットプリンタの構成要素を示す概略図である。
【図12】従来のインクジェットプリンタの記録時におけるヘッド温度制御処理を示すフローチャートである。
【図13】プレパルス温度調整を行わない時の記録ヘッドの温度変化を示す図である。
【符号の説明】
8 サブヒータ
9 Diセンサ
201〜204 記録ヘッド
205 記録用紙
206 搬送ユニット
705 ヘッド駆動回路

Claims (1)

  1. 夫々に電気熱変換体を含む複数のノズルを有し、前記電気熱変換体にプレヒートパルス信号とメインヒートパルス信号とで構成される駆動信号を入力することにより前記電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用してノズル内に気泡を発生させ、前記ノズルからインク液滴を吐出する記録ヘッドを有し、前記記録ヘッドの前記電気熱変換体に対し画像データに応じた前記駆動信号を入力することにより、記録媒体画像を記録する記録装置であって、
    前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出と、
    前記温度検出によって検出された温度に基づいて、前記液滴を吐出しない非吐出ノズルに対応した前記電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない制御を行う制御とを有し、
    前記記録ヘッドにより前記記録媒体上に画像を記録する記録動作中に、
    前記制御部は、前記温度検出部によって検出された温度が所定の温度以下であると判断した場合、前記非吐出ノズルに対応した電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない制御を行い、更に、前記プレヒートパルス信号を入力し、前記メインヒートパルス信号を入力しない前記電気熱変換体に対応した前記非吐出ノズルの割合を前記温度検出部によって検出された温度が高くなるにつれて小さくなるように変化させる一方、
    前記温度検出部によって検出された温度が前記所定の温度以下でないと判断した場合、前記非吐出ノズルに対応した電気熱変換体に前記プレヒートパルス信号及び前記メインヒートパルス信号を入力しないよう制御することを特徴とする記録装置。
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