JP2005059437A - インクジェット記録装置、インクジェット記録装置における回復装置および回復方法 - Google Patents

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【課題】 インクジェット記録ヘッドの吐出口形成面に付着した残留インクや塵埃等を確実に払拭することができ、良好なインク吐出動作を得ることができるインクジェット式記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 インクジェット記録ヘッドの回復手段を、吐出口形成面2に当接させる払拭部材23を吐出口形成面25に対して相対的に移動させる払拭部材移動手段30と、インクジェット記録ヘッド22の周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段35と、環境条件検出手段35による検出結果に基づき、払拭部材移動手段30による払拭部材23と吐出口形成面25との移動速度を制御する制御手段21,33,35とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、微小なインク滴を吐出するノズルを多数形成してなるインクジェット記録ヘッドのノズル形成面をクリーニングする回復手段を備えたインクジェット記録装置に関し、特に、記録ヘッドのノズルのインク吐出口形成面に付着しているインク滴や塵埃などをブレードにてクリーニングする回復手段の改善に関するものである。
インクジェット記録ヘッドは、熱エネルギーなどを用いてノズル内に圧力を発生させ、その圧力によってノズルのインク吐出口よりインク滴を吐出するよう構成されているため、ノズルのインク吐出口からインク溶媒が蒸発してインクの粘度が上昇したり、インクが固化したり、塵埃や紙粉が付着したりして記録不良が発生し易い。
そこで、インクジェット記録装置では、通常、非記録時に記録ヘッドのノズル開口を封止してインクの乾燥を防止するため、ノズルのインク吐出口をキャッピング手段によって覆う一方、ブレードと称する可撓性部材をインクジェット記録ヘッドの吐出口形成面に撓んだ状態で当接させ、吐出口形成面に対して相対移動させること(以下、ワイピングと称す)によって、正常な記録を妨げる吐出口形成面上の塵埃を除去させる回復方法を採っている。
可撓性部材であるブレードは、その先端が記録ヘッド1の吐出口形成面2より上方に一定の長さΔHだけ突出するように配置されており、ワイピング時には、図1に示すように、記録ヘッドにおけるノズルのインク吐出口形成面(以下、単に吐出口形成面と称す)2に当接し、一定の圧接力をもって吐出口形成面2に作用するようになっている。
このブレード3は、それ自身の弾性強度により、吐出口形成面2への当接時に吐出口形成面2に対する接触角θが決まり、その接触角と当接力を維持しながら、吐出口形成面2に対してある一定の速度(以下、ワイピング速度という)で、図1の3a〜3dに示すように相対移動することで、吐出口形成面2に付着したインクInを払拭する。
このブレード3によるインクの払拭性能(ワイピング性能)を適正に保つためには、このブレード3と吐出口形成面2との接触角度、当接力、及びワイピング速度はワイピング効果を左右するため、適正な値に設定する必要がある。
特開平6−71904号公報 特開平11−342620号公報
インクジェット記録装置では、多く場合に染料インクが用いられており、この染料インクは、記録装置の外部環境により粘度などの物性の変化が少ないため、ワイピングの性能についてはある程度のマージンを持たせることで、記録装置の外部環境の変化に対しても一定の性能で対応することができる。
しかし、環境の変化に対して、その物性が染料のそれと比較して無視できない程に変化するインクを用いる場合には、従来のワイピング方法では、吐出口形成面2上にインクの拭き残りが発生してしまい、結果的に記録不良となる問題が本出願人の検討により明らかとなった。
特に、粘度の温度依存性が大きい顔料インクにあっては、一般的に常温と言われる温度25℃程度の雰囲気では高粘度で表面張力が低いが、雰囲気などの環境が常温時から変化した場合には、粘度が大きく変化するため、それに伴い吐出口形成面上での顔料インクの流動性が大きく変化してしまい、一定の能力でのワイピングでは効果的に払拭できないことが明らかとなった。
つまり、顔料インクは、温度25℃の時に比べ、それより高温となったときにはインクの粘度が低下するため、25℃時に適する性能のワイピング動作を、25℃より高温状態において実行した場合には、吐出口形成面上の残留インクが増加することとなった。
また、温度25℃時より低温時においては、顔料インクの粘度が25℃時より大きくなり、この場合も温度25℃時に適する性能のワイピング動作を実行したとすると、吐出口形成面上の残留インクが増加することとなった。
こうした問題に対して、特許文献1では、ブレードを弾性力を有する部材と吸水性を有する部材とを一体化すると共に、ワイピング進行方向側に吸水性部材を配置する構成を採り、これによってワイピングによる記録ヘッドの吐出口形成面の拭き残りを減らす方法が提案されている。
また、特許文献2では、吐出口形成面に対するワイピングを2回行うことで、吐出口形成面に残留するインクを除去するための仕事量を増やし、残留インク量を減らす方法が提案されている。
このうち、前者については、ブレード自身の構成が複雑になるため従来よりもコストが掛かるという問題があり、また、後者については、ワイピング動作が複数回行われることにより、回復動作が長くなって記録中断時間が長くなるという問題が生じた。
本発明は、上記従来技術の問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、インクジェット記録ヘッドの吐出口形成面に付着した残留インクや塵埃等を確実に払拭することができ、良好なインク吐出動作を得ることができるインクジェット式記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採る。
すなわち、本発明は、インクジェット記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出させて記録動作を行うと共に、前記インクジェット記録ヘッドに形成されたノズルの吐出口形成面に付着したインクを所定の払拭部材を備えた回復手段によって払拭するインクジェット記録装置において、前記回復手段は、前記払拭部材を、前記吐出口形成面に当接させつつその吐出口形成面に対して相対的に移動させる払拭部材移動手段と、前記インクジェット記録ヘッド周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段と、前記環境条件検出手段による検出結果に基づき、前記払拭部材移動手段による前記払拭部材と前記吐出口形成面との移動速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記構成により、本発明に係るインクジェット記録装置では、インクジェット記録ヘッドの周辺の環境条件の変化によって、インクジェット記録ヘッドにおける吐出口形成面上のインクの流動性が変化した場合には、その変化に伴ない、払拭部材の移動速度を制御してインクの払拭速度を変化させる。より具体的には、一般的に常温と呼ばれる25℃程度よりも高温時の下では払拭速度を25℃時よりも高速にし、25℃程度よりも低温時の下では低速にする。
従って、本発明においては、環境条件の変化によるインクの物性、例えば粘度が変化した場合にも、適正な払拭速度で払拭動作を行うことが可能となり、常に、インクジェット記録ヘッドの吐出口形成面を吐出に適した状態に保つことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態の係るインクジェット記録装置、及びこれに適用するフルマルチ型インクジェット記録ヘッドについて説明する。
図2は、本実施形態によるインクジェット記録装置4の一部を透視して示す説明斜視図である。
図2において、インクジェット記録装置4は、主としてインクジェット記録ヘッド5〜8と、記録媒体としての記録用紙10を供給する供給ユニット10と、この供給ユニット10から繰り出された記録用紙10をインクジェット記録ヘッド5〜8との対向位置へと搬送するユニット11と、各インクジェット記録ヘッド5〜8におけるインクの吐出を安定化させるための回復装置と、装置全体を制御する制御装置とを有する構成となっている。
ここで、前記供給ユニット10は、ロール状の記録用紙10を保持しており、この記録用紙を前記搬送ユニット11がインクジェット記録ヘッド5〜8及びその後方へと連続的に搬送する。そして、各インクジェット記録ヘッド5〜8は、記録用紙の基準位置が下方に移動した際にそれぞれインクを吐出する。この実施形態では、ブラックのインクジェット記録ヘッド5、シアンのインクジェット記録ヘッド6、マゼンダのインクジェット記録ヘッド7、イエローのインクジェット記録ヘッド8が記録用紙搬送方向に沿って順次配設されており、記録媒体には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順でインクが吐出され、これによってカラー画像が形成されて行く。
なお、図中、12はインクジェット記録装置内に設けられているインクカートリッジ等において内部構造を露出させるための開閉扉である。
図3は本実施例に使用したインクジェット記録ヘッド5〜8の構造を説明するための模式図である。なお、各インクジェット記録ヘッドは同様の構造を有するものとなっているため、以下の説明においては、一つのインクジェット記録ヘッド5を例にとり説明する。
記録ヘッド5の各ノズル15には、それぞれ対応した発熱体14(ヒータ)が設けられており、ヘッド駆動回路によりヒータ14に所定のエネルギーが供給されることにより、ヒータ14が加熱しインク内に気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギー(圧力)によってインク吐出口15aからインク液滴を吐出する。なお、ヒータ14はシリコン基板17の上に半導体製造プロセスと同様の手法で形成される。19は各ノズル15を構成するノズル隔壁であり、18は各ノズル16にインクを供給するための共通液室であり13は天板である。
次に、上記各インクジェット記録ヘッドに対し、インクの吐出状態を適正に保つために実行される本実施形態における回復動作を図1を参照しつつ説明する。
本実施形態において、記録ヘッドに吐出不良が発生した場合には、不図示のクリーニングスイッチを押して回復指令を後述の制御装置に入力する。すると、記録ヘッド1は、周知の昇降機構によってブレード(払拭部材)3に対して昇降し、ブレード3の先端面が記録ヘッド1の吐出口形成面2よりも記録ヘッドの昇降方向に沿って上方に突出するような位置関係にセットされる。
次いで、記録枚数または記録ヘッドの各ノズルより吐出した数を、記録動作中に記録装置本体側の記憶媒体に記憶させて行き、記憶媒体に記憶された任意の数値を超えた場合に、記録ヘッドの吐出口形成面2に形成されたノズルからインクを吸引して吐出させる予備吐出動作を実行する。この予備吐出は、記録動作に寄与しない吐出動作を行うことによって増粘インクなどを排出させるものである。なお、この予備吐出動作は、記録動作中に自動的に実行される時もある。
このような、ノズルからインクを排出させる回復動作が実行されると、記録ヘッドの吐出口形成面に不要なインクが付着するため、この不要なインクを除去することが必要となる。そのため、本実施形態では、前記のようなインクを排出する回復動作が実行された場合には、付着したインクを排除するために行われた回復動作としての予備吐出動作に加え、さらなる回復動作として前記のブレード3を用いたインクの払拭動作(ワイピング動作)を実行する。
このワイピング動作では、移動した記録ヘッド1に対し、ブレード3が図1に示したような払拭方向へと移動する。この移動により、ブレード3はワイピングに適した接触角θで吐出口形成面2に当接し、この角度θを維持した状態で記録ヘッド1と接触して吐出口形成面2に付着している紙粉などの塵埃や増粘したインクなどを払拭する。
本実施形態では、ブレードが前述の予備吐出において吐出されたインクを受ける回復桶と一体に構成されており、ワイピング時にはこの回復桶を移動させる移動機構によって、回復桶と共に拭き方向に移動する。但し、ブレードを回復桶以外の部材に保持させ、その保持部材を所定の移動機構によって移動させるようにしても良い。
そして、本実施形態では、ワイピング動作を記録ヘッド周辺の雰囲気の温度を検出するようになっており、この雰囲気の温度によってブレード3の移動速度、つまり回復桶の移動速度を調整するようになっている。
具体的には、25℃時おいて良好にワイピングできるブレードの移動速度を通常速度モードとし、これより0.75倍程度の速度でブレードを移動させる低速度モードとし、通常速度モードより1.25倍程度の速度でブレードを移動させる高速度モードとしている。各モードにおけるブレードの移動速度は、例えば、通常モードを20mm/sec、低速モードを15mm/sec、高速モードは25mm/secとすることが好ましい。
このような3種類のモードを、インクジェット記録装置に具備された温・湿度検知手段によって切り換えることにより、外部環境の変化などによって記録ヘッド周辺の雰囲気の温度及び湿度が変化した場合にも、吐出口形成面2に付着したインクを適正に払拭することが可能となる。すなわち、雰囲気温度が常温にある場合には、通常モードを、雰囲気温度が高い場合には高速モードを、雰囲気温度が低い場合には低速モードをそれぞれ選択するようにする。また、雰囲気湿度が通常の湿度にある場合には、通常モードを、雰囲気湿度が高い場合には高速モードを、雰囲気湿度が低い場合には低速モードを選択するようにする。なお、実際には、温度と湿度の双方を勘案して、各種モードを選択する。
このように、本実施形態においては、記録ヘッドの環境条件である温度、湿度の変化に対応してブレードの速度を適宜変化させるようになっているため、いかなる環境条件においても良好なワイピング効果を期待することができる。
次に、上記回復動作などを実行可能とする本発明の実施形態に適用するインクジェット記録装置の概略構成を図4のブロック図に基づき説明する。
記録制御装置34は、内部にプログラムを読み込み制御を行う処理部CPU、処理部CPUが読み込む、図5に示すフローに対応するプログラムや図6に示すテーブルを記憶するメモリROMおよびデータなどを記憶するメモリRAMを備え、ホストからの記録データに基づいてメモリRAM上にビットマップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆動装置28により駆動信号を発生させて、記録ヘッド22からインク滴を吐出させる。ヘッド駆動装置28は、記録データに基づく駆動信号の他に、目詰まり解消やメニスカス調整のためにインク滴を吐出させる、いわゆる予備吐動作のための駆動信号を記録ヘッド22に出力するように構成されている。なお、図4では記録ヘッド22は1つしか示されていないが、他の三色も同様に構成され、同様の制御がなされる。
モータ駆動装置29は、記録制御装置34からの信号を受けて記録ヘッド22を記録ポジション(上昇位置)に移動させる一方、ワイピング時にはワイピング制御装置21の制御を受けて記録ヘッド22をワイピング可能な距離だけ下降させる。そして回復制御装置33がブレード移動装置30に信号を出力して、ブレード23を含む回復桶24を記録ヘッド22に対して図示する払拭方向に移動させ、吐出口形成面25の払拭動作を行う。
また、前記回復制御装置33は、環境条件検出装置35にて検出された環境条件が入力されており、この環境条件に従ってワイピング制御装置21を制御し、ブレード移動手段30によるブレード移動速度を制御するようになっている。なお、上記センサは温度の変化によりセンサ素子の抵抗値が変化し、その変化を電気信号として取り出している。
環境条件検出装置35は、ここでは、例えば記録ヘッド22の周囲の温度を検出する抵抗型温度センサ(温度検出装置)によって構成されており、ここで検出された温度情報が記録制御装置にに入力される。記録制御装置には、図6に示すように、検出された温度と払拭速度(ブレードの移動速度)との対応を表すテーブルが所定の記憶媒体(ROM等)に格納されており、環境条件検出装置35によって検出された温度情報が記録制御装置に入力されると、前記テーブルから対応する払拭速度を決定し、その払拭速度に従ってワイピング制御装置21によるブレード移動装置30の動作を制御する。
なお、図中、26は回復桶24に吐出されたインクをサブタンクへと供給するためのポンプ、27はこのポンプを駆動する駆動装置であり、このポンプ駆動装置は、前記回復制御装置33によって制御される。また、31は回復動作が実行されているか否かを検出する回復検知装置、32は電源スイッチが投入されたか否かを検出する電源スイッチ検出装置である。
このように構成したインクジェット記録装置における回復動作を図5示したフローチャートに基づいて説明する。
ホストコンピュータから記録制御装置34に記録ジョブが入力されると、記録制御装置34の処理部CPUは、前記記録ヘッドから吐出されたドットカウント値N(メモリRAM内に設けられる)と予め設定されたワイピング動作開始用のドットカウント値N1(メモリRAM内に設けられる)とを比較する(ステップS1,S2)。そして、前者のドットカウント値Nが後者のドットカウント値N1以上になると、前述のように、環境条件検出装置35にて検出した温度に基づき、前記テーブルを用いて払拭速度を決定し(ステップS3)、その払拭速度によりブレードを移動させ、記録ヘッド22における吐出口形成面22aの払拭動作を行う。
また、記録中ではなく、予備吐出などの後にワイピング動作が実行される時は、ドットカウント値はリセットされワイピング制御24は回復制御を介して温湿度検知装置から温湿度値を取得し、上記と同様にして払拭速度を決定する(ステップS3)。
なお、上記説明では、記録条件として温度を検出する場合を例に採り説明したが、記録条件として湿度を検出し、その湿度に応じた払拭速度でワイピング動作を行うようにしても良く、さらには、記録条件として温度と湿度の双方を検出し、温度と湿度の双方を勘案してワイピング動作速度を決定するようにしても良い。温度と湿度の双方を勘案してワイピング動作速度を決定する場合には、例えば、図6に示したテーブルを各湿度毎に設けておくようにすれば良い。
また、本発明は、フルライン型インクジェット記録ヘッドを用いる場合に限らず、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と交差する方向へと往復移動させつつ記録動作を行ういわゆるシリアルプリンタにも適用可能であり、本発明は特に実施形態に限定されるものではない。
インクジェット記録ヘッドに対するワイピング動作を示す説明図である。 インクジェット記録装置の一部を透視した斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録ヘッドの構成を模式的に示す模式図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるワイピング動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に適用する払拭速度と温度との対応を表すテーブルを示す説明図である。
符号の説明
1 インクジェット記録ヘッド
2 吐出口形成面
3 ブレード
4 残留インク
5 ブラックの記録ヘッド
6 シアンの記録ヘッド
7 マゼンダの記録ヘッド
8 イエローの記録ヘッド
9 ロール供給ユニット
10 記録用紙
14 ヒータ
15 吐出口
16 ノズル
17 シリコン基板
18 共通液室
19 ノズル隔壁
22 インクジェット記録ヘッド
23 ブレード
24 回復桶
25 吐出口形成面

Claims (10)

  1. インクジェット記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出させて記録動作を行うと共に、前記インクジェット記録ヘッドに形成されたノズルの吐出口形成面に付着したインクを所定の払拭部材を備えた回復手段によって払拭するインクジェット記録装置において、
    前記回復手段は、
    前記払拭部材を、前記吐出口形成面に当接させつつ前記吐出口形成面に対して相対的に移動させる払拭部材移動手段と、
    前記インクジェット記録ヘッド周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段と、
    前記環境条件検出手段による検出結果に基づき、前記払拭部材移動手段による前記払拭部材と前記吐出口形成面との移動速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記インクジェット記録ヘッド周辺の環境条件と、その環境条件に適した前記払拭部材の移動速度との対応を表すテーブルを有し、
    前記環境条件検出手段によって検出された環境条件を指定することによって、その環境条件に対応した払拭部材の移動速度を前記テーブルから読み出し、このテーブルから読み出された移動速度で払拭部材を移動させるよう前記払拭部材移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記環境条件検出手段は、前記インクジェット記録ヘッドの周辺の温度と湿度の少なくとも一方を環境条件として検出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記環境条件検出手段は、前記インクジェット記録ヘッドの周辺の温度を検出する抵抗変化型温度センサと、前記インクジェット記録ヘッドの周辺の湿度を検出する抵抗変化型湿度センサの少なくとも一方によって構成されることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクジェット記録ヘッドは、記録媒体の記録域の全幅に亘って複数のノズルが配列されたフルラインヘッドであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記インクジェット記録ヘッドは、ノズルからインクを吐出させるエネルギーとして熱エネルギーを発生させる熱エネルギー発生手段をノズル内に備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インクジェット記録ヘッドによって吐出されるインクは、顔料インクであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記インクジェット記録ヘッドによって吐出されるインクは、染料インクであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. インクジェット記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出させて記録動作を行うインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録ヘッドに形成されたノズルの吐出口形成面に付着したインクを所定の払拭部材によって払拭する回復装置であって、
    前記払拭部材を、前記吐出口形成面に当接させつつその吐出口形成面に対して相対的に移動させる払拭部材移動手段と、
    前記インクジェット記録ヘッド周辺の環境条件を検出する環境条件検出手段と、
    前記環境条件検出手段による検出結果に基づき、前記払拭部材移動手段による前記払拭部材と前記吐出口形成面との移動速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置における回復装置。
  10. インクジェット記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出させて記録動作を行うインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録ヘッドに形成されたノズルの吐出口形成面に付着したインクを所定の払拭部材によって払拭する回復方法であって、
    前記払拭部材を、前記吐出口形成面に当接させつつその吐出口形成面に対して相対的に移動させ、
    前記インクジェット記録ヘッド周辺の環境条件を検出し、
    検出された環境条件に基づき、前記払拭部材と前記吐出口形成面との移動速度を制御することを特徴とするインクジェット記録装置における回復方法。
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