JP2000355135A - カッティングプリンタ - Google Patents

カッティングプリンタ

Info

Publication number
JP2000355135A
JP2000355135A JP11169962A JP16996299A JP2000355135A JP 2000355135 A JP2000355135 A JP 2000355135A JP 11169962 A JP11169962 A JP 11169962A JP 16996299 A JP16996299 A JP 16996299A JP 2000355135 A JP2000355135 A JP 2000355135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
printing
suction
control unit
printing medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11169962A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Shimizu
久夫 清水
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Sanyo Electric Co Ltd, Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11169962A priority Critical patent/JP2000355135A/ja
Publication of JP2000355135A publication Critical patent/JP2000355135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被印刷物をセットし易く、かつ被印刷物を切
断後に搬送し易いカッティングプリンタを提供する。 【解決手段】 被印刷物11が載置される載置部23を
搬送する搬送手段25と被印刷物11を印刷する印刷ヘ
ッド14a〜14dと、印刷された被印刷物11を所定
の形状に切断するカッタ15と、吸引手段29とを備
え、少なくとも切断時に於て、被印刷物11は吸引手段
29により吸引され、載置部23上に保持されつつ、搬
送手段25により搬送される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカッティングプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は例えば特開平6−
183081号公報に示されている。この公報による
と、使用者により、紙が載置部上に載置される。そし
て、アームが載置部の上方に設けられ、紙の縦方向に移
動可能に構成されている。印刷ヘッドとカッタがアーム
に設けられ、紙の横方向に移動可能に構成されている。
【0003】印刷ヘッドは、紙の横方向および縦方向に
移動しながら、紙に所定の印刷をさせる。その後、カッ
タは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙を所
定の形状に切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の装置
では、使用者が載置部に紙を1枚ずつセット(並べて、
位置決めする)する手間がかかる第1の欠点がある。こ
の欠点を解消するために図6の断面図に示す様に、本発
明者は、印刷ヘッド101とカッタ102を保持するキ
ャリッジ(図示せず)を設け、キャリッジを紙103の
横方向に移動させる。そして、紙103を縦方向へ移動
させるための送り機構104を設けた。
【0005】しかし、カッタ102の刃105が紙10
3を所定の形状に切断すると、紙103の腰(強度)が
弱くなり、紙103が浮き上がって(図6のA部を参
照)、紙詰りする第2の欠点がある。故に、本発明はこ
の様な従来の欠点を考慮して、被印刷物(紙等)をセッ
トし易く、かつ、被印刷物を切断中およびその前後に於
て被印刷物を搬送し易いカッティングプリンタを提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、被印刷物が載置される載置
部を搬送する搬送手段と、前記被印刷物を印刷する印刷
ヘッドと、印刷された前記被印刷物を所定の形状に切断
するカッタと、吸引手段とを備え、少なくとも前記切断
時に於て、前記被印刷物は前記吸引手段により吸引さ
れ、前記載置部上に保持されつつ、前記搬送手段により
搬送される構成とする。
【0007】請求項2の本発明では、前記載置部は複数
の孔が形成されたベルトで構成され前記吸引手段は前記
孔を介して前記被印刷物を吸引する。
【0008】請求項3の本発明では、前記吸引手段は、
少なくとも吸引ダクトとファンとから構成され、前記吸
引ダクトは前記載置部の下方に設けられ、前記被印刷物
は、回転する前記ファンにより生ずる負圧空気にて吸引
される。
【0009】請求項4の本発明では、少なくとも前記印
刷時に於て、前記吸引手段は、前記被印刷物の吸引動作
を停止する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るカッティングプリンタ1を、図1ないし図4に従い説
明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2
はカッティングプリンタ1の要部斜視図、図3はカッテ
ィングプリンタ1の要部断面図、図4はカッティングプ
リンタ1のブロック図である。
【0011】これらの図に於て、本体2は例えば、左側
体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成さ
れている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に
形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3お
よび右側体4を固定する様に構成されている。下体6
は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成され
ている。
【0012】排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に
形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられて
いる。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状
に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられ
ている。
【0013】キャリッジ9は例えばプラスチックから成
り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッ
ジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸
受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3
および右側体4に固定されている。
【0014】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、歯車
(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けられて
いる。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ(図示
せず)の軸が挿入され固定されている。
【0015】キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルト
に固定され、キャリッジモータが回転する事により、キ
ャリッジ9は主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)に
移動する。この様に、キャリッジ9と、軸10と、駆動
ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により、キャリ
ッジ送り機構12が構成されている。
【0016】容器13は例えば箱状に形成され、キャリ
ッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せ
ず)は容器13内に配置されている。4個のインクタン
クには各々、例えば、黒色インクと、イエローインク
と、マジェンタインクと、シアンインクが充填されてい
る。
【0017】印刷ヘッド14a、14b、14c、14
dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互い
に離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14d
は、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する
方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成
されている。各オリフィスの途中の側壁には各々、圧電
素子(図示せず)が設けられ、各オリフィスの先端は絞
られ、64個のオリフィス毎に各入口部(合計4個)が
設けられている。4個の入口部は各々、チューブを介し
て、黒色インクタンクと、イエローインクタンクと、マ
ジェンタインクタンクと、シアンインクタンクに接続さ
れている。
【0018】印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の
下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成
されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各
オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被
印刷物11上に吐出される様に構成されている。
【0019】カッタ15は例えば、ホルダ16と刃17
とから構成される。軸(図示せず)は例えば刃17と一
体的に形成され、軸はホルダ16に形成された孔に回転
自在に挿入されている。この構成により、刃17は回転
自在に設けられ、刃先が切取線に沿う様に設けられてい
る。
【0020】シャフト(図示せず)は長尺に設けられ、
シャフトの両端は各々、左側体3および右側体4に設け
られた軸受けに挿入されている。アーム(図示せず)の
1端近傍に孔が形成され、上記孔にシャフトが挿入され
固定されている。アームの他端近傍はホルダ16を保持
する様に構成されている。
【0021】アームの他端近傍と、上体5との間にバネ
が設けられ、アームは常時、上方向へ力が加えられる様
に構成されている。アームの他端近傍の下方はソレノイ
ド(図示せず)に接続されている。これらのシャフト
と、アームと、バネと、ソレノイド等により、カッタ移
動機構18が構成されている。
【0022】この構成により、カッタ移動機構18のソ
レノイドに所定の電圧が印加される(オンする)と、ソ
レノイドがアームの他端近傍を下方に引張り、アームの
他端近傍に固定されたホルダ16が下方に移動し、刃1
7は下方(図3のB1方向)に移動(ダウン)する。ま
た、ソレノイドへの電圧が印加されないと(オフする)
バネがアームの他端近傍を上方に引張り、ホルダ16が
上方に移動し、刃17は上方(図3のB2方向)に移動
(アップ)する。この様に、カッタ移動機構18に所定
の電圧を印加し、刃17を下方に移動しキャリッジ9を
移動させる事により、カッタ15は被印刷物11を切断
する。
【0023】駆動ローラ19は長尺の円柱状に形成さ
れ、下体6の適所に設けられた開口部20の下方に設け
られている。駆動ローラ19に設けられた軸(図示せ
ず)は第1歯車(図示せず)の孔に挿入され、固定され
ている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せず)の
孔に挿入され、固定されている。第1歯車と第2歯車は
噛合う様に配置されている。
【0024】対向ローラ21は長尺の円柱状に形成さ
れ、開口部20の上方に設けられている。テンションロ
ーラ22は長尺の円柱状に形成され、駆動ローラ19と
離れて配置されている。対向ローラ21に設けられた軸
(図示せず)の両端は各々、左側体3および右側体4の
軸受け(図示せず)に軸支されている。
【0025】載置部23は例えばベルトから成り、幅広
に形成され、かつループ状に形成されている。載置部2
3は、複数の孔(貫通孔)24が例えば行列状に並んで
形成されている。被印刷物11が載置部23上に載置さ
れる様に構成されている。
【0026】載置部23の内面は、各々、駆動ローラ1
9の外面と、テンションローラ22の外面に当接してい
る。載置部23に適切な張力が加わる様に、テンション
ローラ22の位置は調節可能に構成されている。これら
の駆動ローラ19と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モ
ータと、対向ローラ21と、テンションローラ22と載
置部23等により、搬送手段25は構成されている。
【0027】搬送手段25に設けられた搬送モータに所
定の電圧が印加される(オンする)と、駆動ローラ19
が回転し、載置部23が移動(回転)する。その結果、
載置部23と対向ローラ21とに挟まれた被印刷物11
は搬送され、前進する。また搬送モータへの通電を停止
すると、被印刷物11の前進は停止する。
【0028】吸引ダクト26は例えば、平面から見ると
略額縁状に、側面から見ると略逆台形状に形成されてい
る。吸引ダクト26は、印刷ヘッド14a〜14dおよ
びカッタ15の刃17の下の載置部23に対して、下方
に位置すべく配置され、かつ載置部23に近接して設け
られている。
【0029】ファン27は例えば扇風機のファンに類似
した形状をしており、吸引ダクト26の下方の適所に設
けられている。ファン27に近接する様に、吸引ダクト
26の側面に開口部28が形成されている。ファンモー
タ(図示せず)の軸は、ファン27に形成された軸受け
に挿入され、固定されている。
【0030】これらの吸引ダクト26と、ファン27
と、ファンモータ等により、吸引手段29が構成されて
いる。吸引手段29のファンモータに所定の電圧が印加
される(オンする)と、ファン27が回転し、吸引ダク
ト26内で空気が負圧となり、空気が開口部28を介し
て、吸引ダクトの外部へ吐出される。
【0031】上記の様に、吸引ダクト26内が負圧とな
るので、被印刷物11の上方の空気は、載置部23に設
けられた複数の孔24を介して、吸引ダクト26内に吸
引される。この様に、吸引ダクト26内で生ずる負圧空
気により、被印刷物11は載置部23上に密着して保持
(吸引)される。即ち、吸引手段29は、孔24を介し
て、被印刷物11を吸引する。
【0032】次に、主に図4のブロック図に従い、カッ
ティングプリンタ1の電気的構成を説明する。制御部3
0は例えば、マイクロコンピュータ等から成る。紙セン
サ31は印刷ヘッド14a〜14dの後方に配置され、
被印刷物11の先端を検知するものである。操作部32
は例えば印刷キーと切断キー等が設けられている。使用
者が印刷キーを押すと、印刷命令信号が制御部30へ入
力される。使用者が切断キーを押すと、切断命令信号が
制御部30へ入力される。
【0033】メモリ33は、例えば、印刷データとカッ
トデータを記憶するRAM等から成る。パソコン34は
インターフェース35を介して、制御部30に接続され
ている。CD−ROM36は必要に応じて、パソコン3
4に装着されている。制御部30は、上記紙センサ31
と、操作部32と、メモリ33と、インターフェース3
5と、キャリッジ送り機構12と、搬送手段25と、印
刷ヘッド14a、14b、14c、14dと、カッタ移
動機構18と、吸引手段29に各々、接続されている。
以上の部品により、カッティングプリンタ1が構成され
ている。
【0034】次に図1ないし図5に従い、このカッティ
ングプリンタ1の動作を説明する。図5は、カッティン
グプリンタ1の主要動作を示すフローチャートである。
これらの図に於て、使用者は最初に、例えば、給紙皿8
上に、複数の被印刷物11を収容する。
【0035】次に、使用者はカッティングプリンタ1に
設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に図
示せず)に挿入すると、動作が始まる。使用者は、操作
部32に設けられた印刷キーおよび切断キーを押したと
する。制御部30は印刷ヘッド14a〜14dをして、
印刷動作をさせる(図5のS1を参照)。
【0036】即ち、制御部30は、搬送手段25の搬送
モータを通電させ、被印刷物11を前進させる。紙セン
サ31が被印刷物11の先端を検知し、被印刷物11は
更に前進する。この時、カッタ15の刃17は上方に位
置している。
【0037】被印刷物11が所定の位置(ホームポジシ
ョン)まで前進すると、制御部30は搬送モータの通電
を停止する。制御部30は、キャリッジ送り機構12に
設けられたキャリッジモータを通電させ、キャリッジ9
を走査方向の左端から右端へ移動させる。
【0038】制御部30は、各印刷ヘッド14a〜14
dに設けられた圧電素子に対し電圧を印加し、例えば1
440dpiの高解像度にて、インク液を適宜吐出さ
せ、1行目の印刷を行う。次に制御部30は、印刷ヘッ
ド14a〜14dに設けられた各オリフィスが被印刷物
11の第2行目の上方に位置するまで、搬送モータを通
電させた後に、通電を停止させる。
【0039】制御部30は、キャリッジモータを通電さ
せ、キャリッジ9を走査方向の右端から左端へ移動させ
る。制御部26は、各圧電素子に対し電圧を印加し、イ
ンク液を適宜吐出させ、2行目の印刷を行う。
【0040】この様な動作を繰り返して、制御部30は
印刷ヘッド14a〜14dをして、被印刷物11上に印
刷データに従う所定の印刷を行い、印刷動作を終了す
る。
【0041】次に制御部30は、搬送手段25をして、
ホームポジションに戻らせる。即ち制御部30は搬送モ
ータを逆方向電圧に通電させ、上述の印刷動作開始直前
までの位置(ホームポジション)に、被印刷物11に戻
す(図5のS2)。これは、印刷した位置と、これから
カットする位置を一致させるための動作である。
【0042】そして制御部30はパソコン34よりカッ
トデータを読込む(図5のS3)。カットデータとは、
カッタ15の刃15をアップさせるか又はダウンさせる
かを指示する信号と、座標とから成る。場合によって
は、パソコン34からメモリ33へ、カットデータを一
度記憶させ、制御部30は該記憶されたカットデータを
読込んでも良い。また、印刷が終了する迄にカットデー
タを読込んでも良い。
【0043】次に制御部30は、吸引手段29を駆動さ
せる(図5のS4)。即ち、制御部30は、吸引手段2
9に設けられたファンモータに所定の電圧を印加させ
る。その結果、ファン27が回転し、吸気ダクト26内
で空気が負圧となる。それ故に被印刷物11が吸引さ
れ、載置部23上に保持される。
【0044】そして制御部30は、カッタ15がアップ
されているか否かを判定する(図5のS5)。上述の説
明では、カッタ15はアップされているので、制御部3
0はS5を肯定する。
【0045】制御部30は、読込んだカットデータに従
って、キャリッジ9および搬送手段25を動作させる
(図5のS6)。そして制御部30は、カッタ15の刃
17の現在位置が、読込んだカットデータに於ける、カ
ッタダウン位置か否かを判定する(図5のS7)。
【0046】制御部30は、S7を否定すれば、S6と
S7の動作を繰り返す。そして、刃17の現在位置がカ
ッタダウン位置に到達した場合、制御部30はS7を肯
定する。
【0047】そして制御部30は、ソレノイドを通電さ
せ、カッタ15をダウン(図3のB1方向)させ、刃1
7を被印刷物11内へ切り込ませる(図5のS8)。制
御部30は、刃17を切り込ませた状態に於て、カット
データに従い、キャリッジ9および搬送手段25を動作
させる(図5のS9)。
【0048】次に制御部30は、刃17の現在位置が、
カットデータに於けるカッタアップ位置か否かを判定す
る(図5のS10)。もしも制御部30は、S10を否
定すれば、S9とS10の動作を繰り返す。
【0049】上述の動作により、制御部30は、被印刷
物に対し、所定の形状の1部を切断する。そして制御部
30は、S10を肯定すると、ソレノイドの通電を停止
させカッタ15をアップ(図3のB2方向)させ、刃1
7を被印刷物11からアップさせる(図5のS11)。
【0050】次に、制御部30はカットデータが終了か
否かを判定する(図5のS12)。もしも、カットデー
タが終了していなければ、制御部26は、S12を否定
し、S6からS12までの動作を繰り返す。
【0051】この様にして、制御部30は被印刷物11
に対し、所定の形状にて切断する。この時、制御部26
は、カットデータを終了したと判定し(図5のS1
1)、吸引手段29のファンモータへの通電を停止し
(図5のS13)、印刷動作および切断動作を終了す
る。
【0052】また制御部30はS5を否定した時は、カ
ッタ15をアップさせ(S14)、S6の直前に進め
る。
【0053】次に制御部30は、搬送モータを通電さ
せ、搬送手段25により、被印刷物11は更に前進し、
排紙皿7へ収容され、一連の動作を終了する。
【0054】この様に、少なくとも切断時に於て、望し
くは切断時およびその前後の時点に於て、被印刷物11
は吸引手段29により吸引される。その結果、被印刷物
11は載置部23上に保持されつつ、搬送手段25によ
り搬送される。
【0055】故に、上記搬送時に於て、被印刷物11は
載置部23上に密着するので、従来の様に、搬送中に、
被印刷物11の1部が浮き上がる事を防止できる。その
結果被印刷物11を切断中に、および切断後に搬送し易
くなり、従来の紙詰りを防止する事ができる。
【0056】また、カッティングプリンタ1では、切断
時及びその前後に於て、被印刷物11を搬送する搬送手
段25を設けた。この搬送手段25により、給紙皿8に
複数枚の被印刷物11が有っても、自動的に被印刷物1
1を搬送し、印刷、切断し、また搬送する。従って、従
来の様に、使用者が載置部に被印刷物を1枚ずつセット
する手間が要らない利点がある。
【0057】この様に、切断時に於て、カッタ15の刃
17は被印刷物11に切り込んでおり、この時、搬送手
段25は被印刷物11を前進させようとする。故に、刃
17が被印刷物11の前進移動への抵抗になるので、上
記の吸引動作が必要である。
【0058】ところが、上述の印刷時に於て(図5のS
1)、印刷ヘッド14a〜14dは例えば非接触型のも
のであり、被印刷物11の前進への抵抗は殆んどない。
それ故に、印刷時に於て、制御部30は吸引手段29に
よる吸引動作を停止する。その結果、電力消費量が低減
し、省エネ対策となる。
【0059】
【発明の効果】上述の様に請求項1の本発明では、被印
刷物が載置される載置部を搬送する搬送手段と、被印刷
物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された被印刷物を所定
の形状に切断するカッタと、吸引手段とを備え、少なく
とも切断時に於て、被印刷物は吸引手段により吸引さ
れ、載置部上に保持されつつ、搬送手段により搬送され
る構成とする。
【0060】上記構成により、上記搬送時に於て、被印
刷物は載置部上に密着するので、従来の様に、搬送中
に、被印刷物の1部が浮き上がる事を防止できる。その
結果、被印刷物を切断中に、および切断後に搬送し易く
なり、従来の紙詰りを防止する事ができる。
【0061】請求項2の本発明では、載置部は複数の孔
が形成されたベルトで構成され、吸引手段は前記孔を介
して被印刷物を吸引するものである。この様に、吸引手
段は孔を介して被印刷物を吸引するので、被印刷物は載
置部上に確実に密着する。
【0062】請求項3の本発明では、吸引手段は、少な
くとも吸引ダクトとファンとから構成され、吸引ダクト
は載置部の下方に設けられ、被印刷物は、回転する前記
ファンにより生ずる負圧空気にて吸引される。この様
に、吸引ダクト内は負圧となるので、被印刷物の上方の
空気は、載置部に設けられた複数の孔を介して、吸引ダ
クト内に吸引される。その結果、上記負圧空気により、
被印刷物は載置部上に確実に密着し、正確に搬送され、
紙詰りを防止する事が出来る。
【0063】請求項4の本発明では、少なくとも印刷時
に於て、吸引手段は、被印刷物の吸引動作を停止する。
上記印刷時に於て、印刷ヘッドによる、被印刷物の前進
への抵抗は殆んどない。故に印刷時に於て、制御部は吸
引手段による吸引動作を停止する事により、電力消費量
が低減し、省エネ対策となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリン
タ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部斜視図であ
る。
【図3】上記カッティングプリンタ1の要部断面図であ
る。
【図4】上記カッティングプリンタ1のブロック図であ
る。
【図5】上記カッティングプリンタ1の主要動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】本発明の比較例を示すカッティングプリンタの
要部断面図である。
【符号の説明】
11 被印刷物 14a、14b、14c、14d 印刷ヘッド 15 カッタ 23 載置部 25 搬送手段 29 吸引手段
フロントページの続き (72)発明者 山口 慎一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AE02 AF04 AF14 AF51 AF53 LA07 LA17 LA24 LA35 LB01 LB34 3F049 AA02 DA05 DB01 FB05 FC00 LA07 LA15 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷物が載置される載置部を搬送する
    搬送手段と、前記被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印
    刷された前記被印刷物を所定の形状に切断するカッタ
    と、吸引手段とを備え、少なくとも前記切断時に於て、
    前記被印刷物は前記吸引手段により吸引され、前記載置
    部上に保持されつつ、前記搬送手段により搬送される構
    成とした事を特徴とするカッティングプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記載置部は複数の孔が形成されたベル
    トで構成され、前記吸引手段は前記孔を介して前記被印
    刷物を吸引する事を特徴とする請求項1のカッティング
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記吸引手段は、少なくとも吸引ダクト
    とファンとから構成され、前記吸引ダクトは前記載置部
    の下方に設けられ、前記被印刷物は、回転する前記ファ
    ンにより生ずる負圧空気にて吸引される事を特徴とする
    請求項1のカッティングプリンタ。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記印刷時に於て、前記吸引
    手段は、前記被印刷物の吸引動作を停止する事を特徴と
    する請求項1のカッティングプリンタ。
JP11169962A 1999-06-16 1999-06-16 カッティングプリンタ Pending JP2000355135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11169962A JP2000355135A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 カッティングプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11169962A JP2000355135A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 カッティングプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000355135A true JP2000355135A (ja) 2000-12-26

Family

ID=15896064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11169962A Pending JP2000355135A (ja) 1999-06-16 1999-06-16 カッティングプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000355135A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649960B2 (ja) カッティングプロッタ
JP3251113B2 (ja) 画像記録装置
JP2000355135A (ja) カッティングプリンタ
JP3639460B2 (ja) カッティングプリンタ
JP2001001587A (ja) カッティングプリンタ
JP3643730B2 (ja) カッティングプリンタ
JP3639463B2 (ja) カッティングプリンタ
JP2001150750A (ja) カッティングプリンタ
US20040075727A1 (en) Printer apparatus and method
JPH07171975A (ja) 画像記録装置
JP2000355134A (ja) カッティングプリンタ
JP3233762B2 (ja) 画像記録装置
JP3937146B2 (ja) 記録媒体の供給制御方法及び記録装置
JP3463917B2 (ja) 印刷装置
JP2004181842A (ja) ロール紙を用いた記録装置および記録手段
JP2018008396A (ja) 搬送機構、および画像形成装置
JP2002019094A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP2023050221A (ja) 印刷装置
JP2001150751A (ja) カッティングプリンタ
JP3800024B2 (ja) 記録装置
JP2001010133A (ja) カッティングプリンタ
JP3915882B2 (ja) 記録媒体の供給装置、供給方法及び記録装置
JP2001240290A (ja) 排紙装置
JP2002293467A (ja) 記録媒体の案内部材及びその案内部材を備えた記録装置
JP2001219617A (ja) インクジェット記録装置