JP2001150751A - カッティングプリンタ - Google Patents

カッティングプリンタ

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JP2001150751A
JP2001150751A JP34055699A JP34055699A JP2001150751A JP 2001150751 A JP2001150751 A JP 2001150751A JP 34055699 A JP34055699 A JP 34055699A JP 34055699 A JP34055699 A JP 34055699A JP 2001150751 A JP2001150751 A JP 2001150751A
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JP
Japan
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cutter
printing
cutting
scanning direction
range
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Pending
Application number
JP34055699A
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English (en)
Inventor
Kenji Mita
謙二 三田
Hisao Shimizu
久夫 清水
Yukio Morimoto
幸夫 森本
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
Hidemi Doi
秀美 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間が早い、かつ、正確な切断ができる
カッティングプリンタを提供する。 【解決手段】 被印刷物を印刷する印刷ヘッド25と、
印刷された被印刷物を切断するカッタ17と、被印刷物
を副走査方向に搬送する搬送手段と、カッタ17を主走
査方向に移動させる第1送り手段14と、カッタ17を
副走査方向に移動させる第2送り手段20と、印刷ヘッ
ド25を主走査方向に移動させる第3送り手段23とを
設る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカッティングプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置は例えば、本出
願人により特願平11−243357号にて出願されて
いる。上記装置では、印刷ヘッドと、印刷ヘッドを主走
査方向に移動させる第1送り手段と、カッタと、カッタ
を主走査方向に移動させる第2送り手段と、被印刷物を
副走査方向に搬送する搬送手段とが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、印刷ヘ
ッドが被印刷物の先頭部分から印刷を開始し、主走査方
向に移動しながら1行分を印刷すると、被印刷物を所定
量だけ前方に搬送し、次の1行分を印刷し、1頁分の印
刷を終了していた。そして、搬送手段により、被印刷物
を巻き戻し(後方に搬送し)、元の位置に戻し、カッタ
により、先頭部分から切断していた。
【0004】この様に、巻き戻し動作が必要であり、処
理時間が長くかかる第1の欠点が有る。また、長尺の被
印刷物の場合は、巻き戻した時に、被印刷物の先頭部分
が、元の位置からずれる。そのため、所定の形状を正確
に切断できない第2の欠点が有る。故に、本発明はこの
様な従来の欠点を考慮して、処理時間が早い、かつ、正
確な切断ができるカッティングプリンタを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、被印刷物を印刷する印刷ヘ
ッドと、印刷された前記被印刷物を切断するカッタと、
前記被印刷物を副走査方向に搬送する搬送手段と、前記
カッタを主走査方向に移動させる第1送り手段と、前記
カッタを副走査方向に移動させる第2送り手段と、前記
印刷ヘッドを主走査方向に移動させる第3送り手段とを
設ける。
【0006】請求項2の本発明では、前記印刷ヘッドは
前記被印刷物を第1範囲で印刷し、前記カッタは前記被
印刷物を前記第1範囲で切断し、前記搬送手段は前記被
印刷物を所定量だけ搬送し、前記印刷ヘッドは前記被印
刷物を第2範囲で印刷し、前記カッタは前記被印刷物を
前記第2範囲で切断する。
【0007】請求項3の本発明では、前記切断時と前記
印刷時との間の各搬送時に於て、前記搬送手段は同一方
向にて、前記被印刷物を搬送する。
【0008】請求項4の本発明では、前記第1範囲およ
び前記第2範囲は、前記印刷ヘッドが印刷する1行分の
整数倍である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るカッティングプリンタ1を、図1ないし図3に従い説
明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2
はカッティングプリンタ1の要部断面図、図3はカッテ
ィングプリンタ1に用いられるカッタの断面図である。
【0010】これらの図に於て、本体2は例えば、左側
体3と、支持体4と、右側体5と、載置体6等から構成
されている。左側体3は載置体6の左側面に固定され、
支持体4は載置体6の右側面に固定されている。右側体
5は支持体4に固定されている。
【0011】排紙皿(図示せず)は例えば上方が開放し
た略凹状に形成され、載置体6の前面側に、着脱自在に
取付けられている。給紙皿7も同様に、例えば上方が開
放した略凹状に形成され、載置体6の後面側に、着脱自
在に取付けられている。
【0012】シャフト8は給紙皿7の上方に設けられ、
給紙ローラ9はシャフト8に固定されている。シャフト
8が回転すると、給紙ローラ9も回転し、給紙皿7の底
面に載置された被印刷物10の内、1枚のものが、給紙
ローラ9の外面とガイド11との間を通り、前方に進む
様に構成されている。
【0013】第1キャリッジ12は例えばプラスチック
から成り、その中央部に孔が形成され、第1ガイド13
は上記孔に挿入されている。第1ガイド13の両端は、
各々左側体3と支持体4に固定されている。
【0014】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、第1ガイド13と略平行に位置する様に設けら
れ、歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設
けられている。歯車に形成された孔に、第1キャリッジ
モータ(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0015】第1キャリッジ12の後面側の適所は駆動
ベルトに固定され、第1キャリッジモータが回転する事
により、第1キャリッジ12は主走査方向(A1A2方
向)に移動する。この様に、第1キャリッジ12と、第
1ガイド13と、駆動ベルトと、歯車と、第1キャリッ
ジモータ等により、第1送り手段14が構成されてい
る。第1送り手段14は、カッタ(後述)を主走査方向
(A1A2方向)へ移動させる。
【0016】第2ガイド15は例えば、上方が開放した
略円筒状に形成されている。平面から見れば、第2ガイ
ド15は第1キャリッジ12に略直角に位置する様に、
第1キャリッジ12に固定されている。
【0017】第2キャリッジ16は、上部が略直方体状
に形成され、下部が略円柱状に形成されている。上部の
表面側は平歯車が形成され、下部は第2ガイド15の内
周に挿入され、案内されている。
【0018】第2キャリッジ16の前方側は、円筒状に
形成され、カッタ17は、上記円筒の内周に挿入され、
固定されている。モータ18は、第1キャリッジ12の
平坦部に固定され、モータ18の軸は歯車19の孔に挿
入され、固定されている。歯車19は、第2キャリッジ
16の上部に形成された平歯車に噛合う様に設けられて
いる。
【0019】これらの第2ガイド15と、第2キャリッ
ジ16と、モータ18と、歯車19等により、第2送り
手段20が構成されている。モータ18に正電位の電圧
を印加する事により、モータ18の軸および歯車19は
時計回りに回転し、歯車19に噛合う第2キャリッジ1
6はB1方向へ進み、第2キャリッジ16に固定された
カッタ17はB1方向へ進む。
【0020】また、モータ18に負電位の電圧を印加す
る事により、モータ18の軸および歯車19は反時計回
りに回転し、歯車19に噛合う第2キャリッジ16はB
2方向へ進み、第2キャリッジ16に固定されたカッタ
17はB2方向へ進む。
【0021】この様に、第2送り手段20は、カッタ1
7を副走査方向(B1B2方向)に移動させる。また、
カッタ17は、第2キャリッジ16と第2ガイド15を
介して、第1キャリッジ12に固定されている。故に、
第1キャリッジモータを通電すると、第1キャリッジ1
2が主走査方向(A1A2方向)に移動し、カッタ17
が主走査方向に移動する。即ち、第1キャリッジ12等
から成る第1送り手段14は、カッタ17を主走査方向
に移動させる。
【0022】第3キャリッジ21は例えばプラスチック
から成り、上方が開放した略凹状に形成されている。第
3キャリッジ21の後方側には、軸受けが形成され、第
3ガイド22は上記軸受けに挿入されている。第3ガイ
ド22の両端は各々、左側体3および右側体5に固定さ
れている。
【0023】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、第3ガイド22と略平行に位置する様に設けら
れ、歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設
けられている。歯車に形成された孔に、第3キャリッジ
モータ(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0024】第3キャリッジ21の後面側の適所は駆動
ベルトに固定され、第3キャリッジモータが回転する事
により、第3キャリッジ21は主走査方向(A1A2方
向)に移動する。この様にして、第3キャリッジ21
と、第3ガイド22と、駆動ベルトと、歯車と、第3キ
ャリッジモータ等により第3送り手段23が構成されて
いる。
【0025】容器24は例えば箱状に形成され、第3キ
ャリッジ21に固定されている。4個のインクタンク
(図示せず)は容器24内に配置されている。4個のイ
ンクタンクには各々、例えば、黒色インクと、イエロー
インクと、マジェンタインクとアンインクが充填されて
いる。
【0026】印刷ヘッド25は、例えば4個の直方体状
のものから構成され、主走査方向(A1A2方向)に、
互いに離れて位置している。各印刷ヘッド25は、例え
ば各々副走査方向(B1B2方向)に沿って64個のオ
リフィス(図示せず)が形成されている。
【0027】印刷ヘッド25は、容器24の下部に固定
され、第3キャリッジ21の底面には開口部が形成され
ている。印刷ヘッド25に設けられた各オリフィスか
ら、インクは適宜、上部開口部を通り、被切断物(例え
ば紙等)10上に吐出される様に構成されている。
【0028】カッタ17に於て、上ホルダ26は上部に
フランジ部27を備えた略円筒状に形成されている(図
3を参照)。下ホルダ28は上方に開放した凹状に形成
され、下部に孔29が形成され、上ホルダ26にネジ止
めされている。
【0029】中ホルダ30は略円筒状に形成され、Oリ
ング31により上ホルダ26の内面とシールされ、上ホ
ルダ26にネジ止めされている。これらの上ホルダ26
と中ホルダ30と下ホルダ28により、ホルダ17aが
構成されている。押圧ピン32はスプリングピン33に
より、中ホルダ30の内面に固定されている。
【0030】マグネット34は押圧ピン32の底面に当
接して配置され、ピポットベアリング35はマグネット
34の底面に当接して配置されている。軸部36は、上
端が鋭角に形成され、下端に刃部37が形成されてい
る。軸部36の上端はピポットベアリング35に挿着さ
れている。
【0031】上ホルダ26の下端近傍には、孔部38が
形成されている。ベアリング39は孔部38内に固定さ
れている。軸部36の下端近傍はベアリング39に挿着
されている。刃部37は下ホルダ28の孔29を貫通
し、下ホルダ28の底面から所定の距離だけ突出してい
る。
【0032】この様に、軸部36は、上端がピポットベ
アリング35に挿着され、下端近傍がベアリング39に
挿着される事により、円周方向(C1C2方向)に自在
に回転する様に構成されている。その結果、刃部37の
刃先は被印刷物10の切取線に沿って前進し、切断する
様に構成されている。また、中ホルダ30を上ホルダ2
6に対し適切な量だけネジ回す事により、刃部37の突
出量を簡単に調整できる。
【0033】また、カッタ移動機構(図示せず)は、カ
ッタ17と、第2キャリッジ16との間に設けられてい
る。カッタ移動機構は例えば、固定部と、可動部と、バ
ネとソレノイド等(共に図示せず)から構成されてい
る。固定部は第2キャリッジ16に固定され、可動部は
カッタ17を固定し、ソレノイドは可動部に取付けられ
ている。
【0034】ソレノイドに所定の電圧が印加される(オ
ンする)と、ソレノイドが可動体を引張り、可動体に固
定されたカッタ17は下方に移動し、刃部37は下方
(図3のD1方向)に移動(ダウン)する。
【0035】また、ソレノイドへの電圧が印加されない
(オフする)と、バネが可動体を上方に引張り、刃部3
7は上方(図3のD2方向)へ移動(アップ)する。こ
の様に、カッタ移動機構に所定の電圧を印加し、刃部3
7を下方に移動し、第1送り手段14および第2送り手
段20にてカッタ17を移動させる事により、カッタ1
7は被印刷物10を切断する。
【0036】図2に示す様に、送紙ローラ40は長尺の
円柱状に形成され、載置体6の適所に設けられた開口部
41の下方に配置されている。送紙ローラ40に設けら
れた軸は第1歯車(図示せず)の孔に挿入され固定され
ている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せず)の
孔に挿入され固定されている。第1歯車と第2歯車は噛
合う様に配置されている。
【0037】対向ローラ42は長尺の円柱状に形成さ
れ、開口部41の上方に設けられている。これらの送紙
ローラ40と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モータ
と、対向ローラ42等により、搬送手段43が構成され
ている。そして、搬送モータが回転する事により、送紙
ローラ40が回転し、搬送手段43は被印刷物10を副
走査方向(B1B2方向)に搬送する。以上の部品によ
り、カッティングプリンタ1は構成されている。
【0038】次に、再び図1ないし図3に従いカッティ
ングプリンタ1の動作を説明する。これらの図に於て、
使用者は最初に、例えば給紙皿7上に、複数の被印刷物
10を収容する。
【0039】そして、使用者は、カッティングプリンタ
1に設けられた電源プラグを、室内の電源コンセント
(共に図示せず)に挿入する。次に、使用者は、操作部
に設けられた電源スイッチ(共に図示せず)を押すと、
動作が開始する。
【0040】カッティングプリンタ1に設けられた制御
部(例えばマイクロコンピュータ等から成るが図示せ
ず)は、シャフト8を所定角度まで回転させ、かつ搬送
手段43の搬送モータを通電させる。それにより、給紙
皿7上に位置する1枚の被印刷物10は、給紙ローラに
より給紙され、搬送手段43により、B2方向へ送紙さ
れる。
【0041】そして、紙センサ(図示せず)が被印刷物
10の先端を検知し、被印刷物10は更に前進する。こ
の時、カッタ17の刃部37は上方(D2方向)に位置
している。被印刷物10が所定の位置(ホームポジショ
ン)まで前進すると、制御部は搬送モータの通電を停止
する。そして、制御部は、パソコン(図示せず)より印
刷データを取り込む。
【0042】次に制御部は、印刷ヘッド25をして、被
印刷物10に対し、第1範囲(例えば第1行目)で印刷
させる。即ち制御部は第3送り手段23に設けられた第
3キャリッジモータを通電させ、第3キャリッジ21を
主走査方向(A1A2方向)の左端から右端へ移動させ
る。
【0043】制御部は、印刷ヘッド25に設けられた各
圧電素子に対し、適宜、電圧を印加し、64個のオリフ
ィスから、インク滴を適宜吐出させる。この様に、上記
例では、上記第1範囲は、1行分の長さ(即ち、副走査
方向B1B2に並ぶ印刷ヘッド25に設けられた64個
のオリフィスの整列した長さに相当する)である。ま
た、第1範囲は、上記1行分の整数倍でも良い。
【0044】次に制御部は、カッタ17をして、被印刷
物10に対し、上記第1範囲に於て所定の形状に切断さ
せる。即ち制御部は、パソコンよりカットデータを読込
む。カットデータとは、カッタ17の刃部37をアップ
させるか又はダウンさせるかを指示する信号と、座標と
から成る。
【0045】この様に制御部は、読込んだカットデータ
に従い、刃部37の現在位置が、上記カットデータに於
ける、カッタダウンの位置か否かを判定する。制御部は
上記判定を肯定した場合、制御部はカッタ移動機構に設
けられたソレノイドを通電させる。その結果、カッタ1
7は下方(D1方向)にダウンし、刃部37は被印刷物
10内へ切り込む。
【0046】そして制御部は、刃部37を切り込ませた
状態にて、カットデータに従い、第1送り手段14およ
び第2送り手段20を動作させる。即ちカッタ17は切
り込んだ状態にて、第1送り手段14により、主走査方
向(A1A2)へ移動し、第2送り手段20により、副
走査方向(B1B2)へ移動する。
【0047】その結果、カッタ17の刃部37は、被印
刷物10に対し、第1範囲に於て、所定の形状に切断す
る。この切断を終わると、制御部は、カットデータに於
て、カッタダウンの位置か否かの判定を否定する。この
判定により、制御部はソレノイドへの通電を停止させ、
カッタ17をアップさせ(D2方向に移動させ)、刃部
37を被印刷物10からアップさせる。
【0048】次に制御部は搬送手段43をして、被印刷
物10を所定量だけ搬送させる。即ち制御部は、搬送手
段43の搬送モータを通電させ、被印刷物10を所定量
(例えば1行分)だけ搬送させる。この時、印刷ヘッド
25の下に位置する被印刷物10は全白である。
【0049】そして制御部は、印刷ヘッド25をして、
被印刷物10に対し、第2範囲(例えば第2行目)で印
刷させる。即ち制御部は、上記第1範囲に於ける印刷動
作と同様の動作をさせる。第2範囲とは、1行分の長さ
であるが、1行分の整数倍でも良い。
【0050】次に制御部は、カッタ17をして、被印刷
物10に対し、上記第2範囲に於て所定の形状に切断さ
せる。即ち制御部は、上記第1範囲に於ける切断動作と
同様の動作をさせる。
【0051】そして制御部は、搬送手段43の搬送モー
タを通電させ、被印刷物10を所定量(例えば1行分)
だけ搬送させる。この時、印刷ヘッド25の下に位置す
る被印刷物10は全白である。
【0052】次に制御部は、印刷ヘッド25をして、被
印刷物10に対し、第N範囲(例えばN行目)で印刷さ
せる。そして制御部は、カッタ17をして、被印刷物1
0に対し、第N範囲に於て、所定の形状にて切断させ
る。その後に制御部は、搬送手段43をして、被印刷物
10を所定量(例えば1行分)だけ搬送させる。
【0053】制御部は、上述の様に、例えば1行分の印
刷をさせ、その行分だけ切断し、1行分だけ送紙する動
作を繰り返す。その結果、被印刷物10は、所定の印刷
が行われ、所定の形状に切断される。
【0054】また、切断時と印刷時との間の各搬送時に
於て、搬送手段43は同一方向(例えば副走査方向のB
2方向へ)にて、被印刷物10を搬送する。
【0055】次に制御部は、搬送手段43の搬送モータ
を通電させる。その結果、被印刷物10は、載置体6上
を前進し(B2方向へ)、排紙皿を介して排紙される。
この様に、カッティングプリンタ1では、給紙と、印刷
と、切断と、搬送と、排紙の全ての段階に於て、被印刷
物10は副走査方向をB2方向のみに移動する。その結
果、従来の様に、巻き戻し動作がなくなり、処理時間が
早くなる。
【0056】
【発明の効果】上述の様に、請求項1の本発明では、被
印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された前記被印刷
物を切断するカッタと、前記被印刷物を副走査方向に搬
送する搬送手段と、前記カッタを主走査方向に移動させ
る第1送り手段と、前記カッタを副走査方向に移動させ
る第2送り手段と、前記印刷ヘッドを主走査方向に移動
させる第3送り手段とを設けるものとする。上記構成に
より、印刷と切断を続けて行う事により、被印刷物の搬
送方向を一定方向とする事ができる。故に、従来の巻き
戻し動作が不要となり、処理時間(印刷と切断と搬送に
要する時間)が早くなる。
【0057】請求項2の本発明では、前記印刷ヘッドは
前記被印刷物を第1範囲で印刷し、前記カッタは前記被
印刷物を前記第1範囲で切断し、前記搬送手段は前記被
印刷物を所定量だけ搬送し、前記印刷ヘッドは前記被印
刷物を第2範囲で印刷し、前記カッタは前記被印刷物を
前記第2範囲で切断する構成とする。この様に、所定範
囲の印刷をし、所定範囲の切断をし、所定範囲だけ被印
刷物を搬送する動作を繰り返す。その結果、被印刷物を
副走査方向に移動させながら上記処理を行う事ができる
ので、従来の巻き戻し動作が不要となる。その結果、従
来の様に、巻き戻した時に、先頭部分が元の位置からず
れる事により、所定の形状を正確に切断できない欠点を
防止できる。
【0058】請求項3の本発明では、前記切断時と前記
印刷時との間の各搬送時に於て、前記搬送手段は同一方
向にて、前記被印刷物を搬送する構成とする。この様
に、切断時と印刷時との間の各搬送時に於て、搬送方向
を同一にするので、巻き戻し動作が不要となる。その結
果、処理時間が早くなり、正確な切断を行なえる。
【0059】請求項4の本発明では、前記第1範囲およ
び前記第2範囲は、前記印刷ヘッドが印刷する1行分の
整数倍であるものとする。この様に、印刷する第1範囲
を1行分の整数倍とし、かつ、切断する第2範囲を1行
分の整数倍とする事により、印刷データおよびカットデ
ータの処理がスムーズとなり、全体としての処理時間が
早くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリン
タ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部断面図であ
る。
【図3】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッ
タ17の断面図である。
【符号の説明】
10 被印刷物 14 第1送り手段 17 カッタ 20 第2送り手段 25 印刷ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 久夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森本 幸夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山口 慎一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 土肥 秀美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB15 AF51 LA03 LA07 LA24 LC16 LC22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷
    された前記被印刷物を切断するカッタと、前記被印刷物
    を副走査方向に搬送する搬送手段と、前記カッタを主走
    査方向に移動させる第1送り手段と、前記カッタを副走
    査方向に移動させる第2送り手段と、前記印刷ヘッドを
    主走査方向に移動させる第3送り手段とを設けた事を特
    徴とするカッティングプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印刷ヘッドは前記被印刷物を第1範
    囲で印刷し、前記カッタは前記被印刷物を前記第1範囲
    で切断し、前記搬送手段は前記被印刷物を所定量だけ搬
    送し、前記印刷ヘッドは前記被印刷物を第2範囲で印刷
    し、前記カッタは前記被印刷物を前記第2範囲で切断す
    る事を特徴とする請求項1のカッティングプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記切断時と前記印刷時との間の各搬送
    時に於て、前記搬送手段は同一方向にて、前記被印刷物
    を搬送する事を特徴とする請求項2のカッティングプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記第1範囲および前記第2範囲は、前
    記印刷ヘッドが印刷する1行分の整数倍である事を特徴
    とする請求項2のカッティングプリンタ。
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