JP2001010133A - カッティングプリンタ - Google Patents

カッティングプリンタ

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JP2001010133A
JP2001010133A JP11186028A JP18602899A JP2001010133A JP 2001010133 A JP2001010133 A JP 2001010133A JP 11186028 A JP11186028 A JP 11186028A JP 18602899 A JP18602899 A JP 18602899A JP 2001010133 A JP2001010133 A JP 2001010133A
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cut
cutting
data
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JP11186028A
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Hisao Shimizu
久夫 清水
Shinichi Yamaguchi
慎一 山口
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被印刷物をセットし易く、画像情報を容易に
入力でき、外形線を容易に切断できるカッティングプリ
ンタを提供する。 【解決手段】 被印刷物11を印刷する印刷ヘッド14
a〜14dと、印刷された被印刷物11を所定の形状に
切るカッタ15と、被印刷物11を搬送する搬送手段4
3とを備え、カッタ15は搬送方向に対し略定位置に維
持され、被印刷物11は搬送手段43により搬送されつ
つ、カッタ15により切られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカッティングプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置は例えば特開平
6−183081号公報に示されている。この公報によ
ると、使用者により、紙が載置部上に載置される。そし
て、アームが載置部の上方に設けられ、紙の縦方向に移
動可能に構成されている。印刷ヘッドとカッタがアーム
に設けられ、紙の横方向に移動可能に構成されている。
【0003】印刷ヘッドは、紙の横方向および縦方向に
移動しながら、紙に所定の印刷をさせる。その後、カッ
タは、紙の横方向および縦方向に移動しながら、紙を所
定の形状に切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の装置
では、使用者が載置部に紙を1枚ずつセット(並べて、
位置決めする)する手間がかかる第1の欠点がある。更
に上記装置では、パソコンから、画像情報とカットデー
タを得た後に、印刷および切断している。それ故所定の
形状を得るために、その都度、パソコンのキーボード等
に所定の入力操作が必要となり、手間がかかる第2の欠
点がある。
【0005】この欠点を解消するために、所定の画像情
報を持つCD−ROMをパソコンに接続させる事が考え
られるが、カットデータを持たないため、使用者は印刷
された被印刷物を、所定の外形線に沿って、はさみ等で
切断する手間がかかる第3の欠点がある。故に、本発明
はこの様な従来の欠点を考慮して、被印刷物を容易にセ
ットでき、画像情報を容易に入力でき、外形線を容易に
切断できるカッティングプリンタを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の本発明では、被印刷物を印刷する印刷ヘ
ッドと、印刷された前記被印刷物を所定の形状に切るカ
ッタと、前記被印刷物を搬送する搬送手段とを備え、前
記カッタは搬送方向に対し略定位置に維持され前記被印
刷物は前記搬送手段により搬送されつつ、前記カッタに
より切られる構成とした。
【0007】請求項2の本発明では、所定の画像情報と
カットデータが記憶される記憶部を設け、前記印刷ヘッ
ドは前記画像情報に従い、前記被印刷物を印刷し、前記
カッタは前記カットデータに従い、前記被印刷物を切
る。
【0008】請求項3の本発明では、前記カットデータ
は、前記画像情報の中で、所定の外形線データに従って
作成される。
【0009】請求項4の本発明では、前記カッタに刃部
を設け、前記刃部の高さを可変させる移動機構を設け、
前記刃部は前記外形線に従って、前記被印刷物を全部の
深さにて切込み、前記画像情報に含まれる特定データに
従って、前記被印刷物を中間の深さにて切込む。
【0010】請求項5の本発明では、前記特定データは
前記画像情報の中で、所定の形状を持つ折り曲げ線に従
って作成される。
【0011】請求項6の本発明では、前記画像情報と前
記カットデータは、ペーパークラフト用のものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図1ないし図7に従い、
本発明の実施の形態に係るカッティングプリンタ1を説
明する。図1はカッティングプリンタ1の斜視図、図2
はカッティングプリンタ1の要部断面図(フルカットの
状態)、図3はカッティングプリンタ1の要部断面図
(ハーフカットの状態)、図4はカッティングプリンタ
1に用いられるカッタの断面図、図5はカッティングプ
リンタ1に用いられる移動機構の正面図(カッタがアッ
プの位置)、図6は上記移動機構の正面図(カッタがダ
ウンの位置)、図7はカッティングプリンタ1のブロッ
ク図である。
【0013】これらの図に於て、本体2は例えば、左側
体3と、右側体4と、上体5と、下体6等とから構成さ
れている。左側体3と右側体4は、例えば、共に箱状に
形成されている。上体5は、離れて位置する左側体3お
よび右側体4を固定する様に構成されている。下体6
は、左側体3および右側体4を固定する様に、構成され
ている。
【0014】排紙皿7は例えば上方が開放した略凹状に
形成され、下体6の前面側に、着脱自在に取付けられて
いる。給紙皿8も同様に、例えば上方が開放した略凹状
に形成され、下体6の後面側に、着脱自在に取付けられ
ている。
【0015】キャリッジ9は例えばプラスチックから成
り、上方が開放した略凹状に形成されている。キャリッ
ジ9の後方側には、軸受けが形成され、軸10は上記軸
受けに挿入されている。軸10の両端は各々、左側体3
および右側体4に固定されている。キャリッジ9は被印
刷物11の上方に位置すべく配置されている。
【0016】駆動ベルト(図示せず)はループ状に形成
され、軸10と略平行に位置する様に設けられ、かつ、
歯車(図示せず)は駆動ベルトの内歯と噛合って設けら
れている。歯車に形成された孔に、キャリッジモータ
(図示せず)の軸が挿入され固定されている。
【0017】キャリッジ9の後面側の適所は駆動ベルト
に固定され、キャリッジモータが回転する事により、キ
ャリッジ9は主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)に
移動する。この様に、キャリッジ9と、軸10と、駆動
ベルトと、歯車と、キャリッジモータ等により、キャリ
ッジ送り機構12が構成されている。
【0018】容器13は例えば箱状に形成され、キャリ
ッジ9に固定されている。4個のインクタンク(図示せ
ず)は容器13内に配置されている。4個のインクタン
クには各々、例えば、黒色インクと、イエローインク
と、マジェンタインクと、シアンインクが充填されてい
る。
【0019】印刷ヘッド14a、14b、14c、14
dは、例えば直方体状のものであり主走査方向に、互い
に離れて位置している。各印刷ヘッド14a〜14d
は、例えば各々、副走査方向(軸10の長軸に直交する
方向)に沿って64個のオリフィス(図示せず)が形成
されている。各オリフィスの途中の側壁には各々、圧電
素子(図示せず)が設けられ、各オリフィスの先端は絞
られ、64個のオリフィス毎に各入口部(合計4個)が
設けられている。4個の入口部は各々、チューブを介し
て、黒色インクタンクと、イエローインクタンクと、マ
ジェンタインクタンクと、シアンインクタンクに接続さ
れている。
【0020】印刷ヘッド14a〜14dは、容器13の
下部に固定され、キャリッジ9の底面には開口部が形成
されている。印刷ヘッド14a〜14dに設けられた各
オリフィスから、インクは適宜、上部開口部を通り、被
印刷物11上に吐出される様に構成されている。
【0021】カッタ15に於て、上ホルダ16は上部に
フランジ部17を備えた略円筒状に形成されている(図
4を参照)。下ホルダ18は上方に開放した凹状に形成
され、下部に孔19が形成され、上ホルダ16にネジ止
めされている。
【0022】中ホルダ20は略円筒状に形成され、Oリ
ング21により上ホルダ16の内面とシールされ、上ホ
ルダ16にネジ止めされている。押圧ピン22はスプリ
ングピン23により、中ホルダ20の内面に固定されて
いる。
【0023】マグネット24は押圧ピン22の底面に当
接して配置され、ピポットベアリング25はマグネット
24の底面に当接して配置されている。軸部26は、上
端が鋭角に形成され、下端に刃部27が形成されてい
る。軸部26の上端はピポットベアリング25に挿着さ
れている。
【0024】上ホルダ16の下端近傍には、孔部28が
形成されている。ベアリング29は孔部28内に固定さ
れている。軸部29の下端近傍はベアリング29に挿着
されている。刃部27は下ホルダ18の孔19を貫通
し、下ホルダ18の底面から所定の距離だけ突出してい
る。これらの上ホルダ16と、中ホルダ20と、下ホル
ダ18により、ホルダ15aが構成されている。
【0025】この様に、軸部26は、上端がピポットベ
アリング25に挿着され、下端近傍がベアリング29に
挿着される事により、円周方向(C1C2方向)に自在
に回転する様に構成されている。その結果、刃部27の
刃先は被印刷物11の切取線に沿って前進し、切断する
様に構成されている。また、中ホルダ20を上ホルダ1
6に対し適切な量だけネジ回す事により、刃部27の突
出量を簡単に調整できる。
【0026】次に、図5に従い、移動機構30を説明す
る。図5に於て、固定台31はキャリッジ9(図5では
図示せず)に固定されている。ソレノイド32は固定台
31上に固定されている。ピン33はソレノイド32に
対し、上下方向(B1B2方向)に移動可能に設けられ
ている。
【0027】可動体34は左部35と、それにつながる
中央部36と、中央部36につながる右部37等から構
成されている。左部35は略コ字状に形成され、固定台
31に固定されたガイド38に案内されている。中央部
36は、介在部材を介して、ピン33に接続されてい
る。
【0028】右部37は、略L字状に形成され、カッタ
15のフランジ部17を保持している。右部37は固定
台31の適所に案内されている。バネ39は、右部37
に形成された突起部と、固定台31に形成された突起部
との間に設けられている。このバネ39により、可動体
34は常時、上方向(B2方向)へ力が加えられてい
る。
【0029】この構成にて、移動機構30のソレノイド
32に所定の電圧が印加される(オンする)と、ソレノ
イド32が可動体34を引張る。その結果、可動体34
に固定されたカッタ15は下方に移動し、刃部27は下
方(図5のB1方向)に移動(ダウン)する。
【0030】また、ソレノイド32への電圧が印加され
ないと(オフする)、バネ39が可動体34を上方に引
張り、刃部27は上方(図5のB2方向)へ移動(アッ
プ)する。この様に、移動機構30に所定の電圧を印加
し、刃部27を下方に移動し、キャリッジ9を移動させ
る事により、カッタ15は被印刷物11を切断する。
【0031】上述の様に、移動機構30は、ソレノイド
32と、ソレノイド32に接続された可動体34等を備
え、可動体34はカッタ15を保持している。そして、
ソレノイド32への印加電圧がない時、カッタ15の刃
部27は上方(アップ)に位置している(図5を参
照)。
【0032】ソレノイド32へ、比較的小さい第1印加
電圧が加わると、ソレノイド32は比較的小さい第1距
離だけ、可動体34を引張る、その結果、可動体34に
固定されたカッタ15は下方に移動し、刃部27は被印
刷物11の厚さに対して、中間の深さにて切込む(これ
をハーフカットと呼び、図3に示す)。
【0033】また、ソレノイド32へ、比較的大きい第
2印加電圧が加わると、ソレノイド32は、比較的大き
い第2距離だけ、可動体34を引張る、その結果、可動
体34に固定されたカッタ15は下方に移動し、刃部2
7は被印刷物11の厚さに対して、全部の深さにて切込
む(これをフルカットと呼び、図2に示す)。
【0034】この様に、ソレノイド32への印加電圧を
可変する事により、カッタ15の刃部27の高さが可変
される様に、移動機構30は構成されている。即ち、刃
部27による切込み深さ(ハーフカットやフルカットの
事)を可変にすべく、移動機構30は構成されている。
【0035】図2に示す様に、駆動ローラ40は長尺の
円柱状に形成され、下体6の適所に設けられた開口部4
1の下方に設けられている。駆動ローラ40に設けられ
た軸は第1歯車(共に図示せず)の孔に挿入され、固定
されている。搬送モータの軸は第2歯車(共に図示せ
ず)の孔に挿入され、固定されている。第1歯車と第2
歯車は噛合う様に配置されている。
【0036】対向ローラ42は長尺の円柱状に形成さ
れ、開口部41の上方に設けられている。これらの駆動
ローラ40と、第1歯車と、第2歯車と、搬送モータ
と、対向ローラ42等により、搬送手段43が構成され
ている。
【0037】この様に、搬送手段43の搬送モータが通
電されると、駆動ローラ40は回転する。カッタ15は
搬送方向(副走査方向)に対して略定位置に維持され、
被印刷物11は、搬送手段43により搬送されつつ、刃
部27により切られる。
【0038】次に、図2と図3と図5と図6に示す様
に、印刷ヘッド14a〜14dおよびカッタ15の下方
に位置する様に、略平坦な載置体44は、下体6の適所
に形成されている。載置体44は、被印刷物11を載置
するためのものである。
【0039】第1溝45は、カッタ15に設けられた刃
部27の下方に位置する様に、載置体44に形成されて
いる。例えば、下体6を金属板で構成し、第1溝45は
上方が開放した略凹状になる様に、曲げ加工又は絞り加
工等により、形成される。
【0040】この様に、第1溝45は、所定の幅を持ち
ながら、走査方向(軸10に沿う方向)に長尺なものと
して、形成されている。また、上述した様に、カッタ1
5を支持するキャリッジ9も走査方向に移動する。従っ
て、切断時には、カッタ15の刃部27は、第1溝45
の延在方向(即ち走査方向)に沿って、かつ、第1溝4
5の上空を移動する事になる。その結果、第1溝45
は、刃部27の逃げ(当接しないこと)となる。
【0041】また、望しくは、緩衝体46が設けられ
る。緩衝体46は、例えばゴム等の弾性体から成り、第
1溝45内に内接する様に、配置されている。緩衝体4
6は、第1溝45の延在方向に沿うべく、長尺に形成さ
れている。
【0042】第2溝47は、刃部27の下方に位置する
様に、上方が開放した略凹状になる様に、緩衝体46に
形成されている。この様に、第2溝は、所定の幅を持ち
ながら、走査方向に長尺なものとして、形成されてい
る。従って、切断時には、カッタ15の刃部27は、第
2溝47の延在方向に沿って、かつ、第2溝47の上空
を移動する。
【0043】その結果、第2溝47は、刃部27の逃げ
(当接しないこと)となる。また、緩衝体46の幅は、
カッタ15に設けられたホルダ15aの幅と同程度に形
成され、緩衝体46は、ホルダ15aに対向する位置に
配置されている。
【0044】この構成により、切断時に、カッタ15が
下方に移動(ダウン)した時、カッタ15のホルダ15
aの底面は、被印刷物11を介して、緩衝体46の表面
に当接する。その結果、緩衝体46が、当接した時の力
を緩衝する事により、当接時の騒音を低減する事が出来
る。
【0045】次に、主に図7のブロック図に従い、カッ
ティングプリンタ1の電気的構成を説明する。制御部4
8は例えば、マイクロコンピュータ等から成る。紙セン
サ49は印刷ヘッド14a〜14dの後方に配置され、
被印刷物11の先端を検知するものである。操作部50
は例えば電源スイッチ等が設けられている。使用者が電
源スイッチを押すと、印刷命令信号が制御部48へ入力
され、切断命令信号が制御部48へ入力される。
【0046】記憶部51は例えばRAM等から成る。パ
ソコン52はインタフェース53を介して、制御部48
に接続されている。CD−ROM54は画像情報(例え
ば図1に示した三角錐の展開図等であり、例えばペーパ
ークラフト用のものである)が記憶されており、パソコ
ン52に装着されている。
【0047】制御部48は、上記紙センサ49と、操作
部50と、記憶部51と、インターフェース53と、キ
ャリッジ送り機構12と、搬送手段43と、印刷ヘッド
14a、14b、14c、14dと、移動機構30に各
々、接続されている。以上の部品により、カッティング
プリンタ1が構成されている。
【0048】制御部48は、CD−ROM54に記憶さ
れた画像情報が入力されると、画像情報から、所定の形
状を持つ外形線55(図1を参照)に対応する外形線デ
ータを演算し、取得する。また制御部48は上記画像情
報から、所定の形状を持つ折り曲げ線56(図1を参
照)に対応する特定データを演算し、所得する。
【0049】制御部48は上記画像情報から、所定の形
状(例えば水玉模様等であるが、図1に図示せず)に対
応する画像データを演算し、取得する。この様に、制御
部48は、CD−ROM54に記憶された画像情報を、
外形線データと、特定データと、画像データに各々演算
し、それらのデータを記憶部51に記憶させる。
【0050】また制御部48は、上記外形線データを作
成(演算)し、カットデータ(カッタの刃部27をアッ
プさせるか又はダウンさせるかを指示する信号と、座標
とから成る)を取得し、カットデータを記憶部51に記
憶させる。
【0051】この様に、記憶部51は、カットデータ
と、印刷データ(詳しくは、外形線データと特定データ
と画像データから成る)が記憶されている。そして、印
刷ヘッド14a〜14dは印刷データに従い、被印刷物
11を印刷する。カッタ15はカットデータに従い、被
印刷物11を切断する。なお、上述の説明と異なり、カ
ットデータは、画像情報を基に演算(作成)されたもの
でなく、カットデータと画像情報(印刷データ)は独立
して、別々に、記憶部51に記憶されても良い。
【0052】次に、図1ないし図8に従い、カッティン
グプリンタ1の動作を説明する。図8はカッティングプ
リンタ1の主要動作を示すフローチャートである。これ
らの図に於て、使用者は最初に、例えば給紙皿8上に、
複数の被印刷物11を収容する。
【0053】そして使用者は、カッティングプリンタ1
に設けられた電源プラグを室内の電源コンセント(共に
図示せず)に挿入する。次に使用者は、操作部50に設
けられた電源スイッチを押すと、動作が開始する。
【0054】制御部48は、搬送手段43の搬送モータ
を通電させ、被印刷物11を搬送させる(前進させ
る)。紙センサ49が被印刷物11の先端を検知し、被
印刷物11は更に前進する。この時、カッタ15の刃部
27は上方(B2方向)に位置している。被印刷物11
が所定の位置(ホームポジション)まで前進すると、制
御部48は上記搬送モータの通電を停止する(図8のS
1)。
【0055】そして制御部48はパソコン52より印刷
データを取り込む(図8のS2)。また、パソコン52
よりメモリ51へ、印刷データを読込んだ後に、メモリ
51から、印刷データを取り込んでも良い。
【0056】次に制御部48は、1行をプリントする
(図8のS3)。即ち制御部48は、キャリッジ送り機
構12に設けられたキャリッジモータを通電させ、キャ
リッジ9を主走査方向(軸10の長軸に沿う方向)の左
端から右端へ移動させる。制御部48は、各印刷ヘッド
14a〜14dに設けられた各圧電素子に対し電圧を印
加し、例えば1440dpiの高解像度にて、インク液
を適宜吐出させ、1行目の印刷を行う。
【0057】そして制御部48は印刷データが終了した
か否かを判定する(図8のS4)。仮に、印刷データが
終了していなければ、制御部48は上記判定を否定す
る。次に制御部48は1行分だけ紙送りし(図8のS
5)、再び、1行分だけ印刷させる(図8のS3)。こ
の様に、上記動作(S3とS4とS5)を繰り返す事に
より、印刷データに従う所定の印刷を行わせ、印刷動作
を終了する。上述の様に、印刷時に於て、制御部48
は、搬送手段43をして、被印刷物11を搬送させる。
【0058】次に制御部48は、搬送手段43をして、
被印刷物11をホームポジションに戻らせる(図8のS
6)。即ち制御部48は、搬送手段43の搬送モータを
逆電圧に通電させ、上述の印刷動作開始直前(図8のS
1)までの位置(ホームポジション)に、被印刷物11
を戻す。これは、印刷した位置と、これから、カットす
る位置を一致させるための動作である。
【0059】そして、制御部48は記憶部51よりカッ
トデータを読込む(図8のS7)。カットデータとは、
カッタ15の刃部27をアップさせるか又はダウンさせ
るかを指示する信号と、座標とから成る。また、印刷が
終了する迄に、カットデータを読込んでも良い。そして
制御部48は、読込んだカットデータに従い、キャリッ
ジ9および搬送手段43を動作させる(図8のS8)。
【0060】次に制御部48は、カッタ15の刃部27
の現在位置が、読込んだカットデータに於ける、カッタ
ダウンの位置か否かを判定する(図8のS9)。制御部
48はS9を否定すれば、S8とS9の動作を繰り返
す。そして刃部27の現在位置がカッタダウンの位置に
到達した場合、制御部48はS9を肯定する。
【0061】そして制御部48は、カッタ15をダウン
させる(図8のS10)。即ち制御部48は、移動機構
30に設けられたソレノイド32に対し、例えば、比較
的小さい第1印加電圧を加える。その結果、カッタ15
は下方に移動し、刃部27は被印刷物11の厚さに対し
て、中間の深さにて切込む(ハーフカットであり、図3
を参照)。
【0062】次に、制御部48は、刃部27を中間の深
さに切り込ませた状態(ハーフカット)に於て、特定デ
ータに従い、キャリッジ9および搬送手段43を動作さ
せる(図8のS11)。この様にして、被印刷物11
は、ホルダ15aの底面と、緩衝体46の表面に挟まれ
ながら、搬送手段43により、紙送りされる。そして、
刃部27は被印刷物11の1部(図1に示した折り曲げ
線56)を切る。
【0063】そして制御部48は、刃部27の現在位置
が、特定データに於けるアップ位置か否かを判定する
(図8のS12)。もしも制御部48はS12を否定す
れば、S11とS12の動作を繰り返す。この様にし
て、制御部48は刃部27をして、被印刷物11を中間
の深さにて切込ませる(ハーフカット)。
【0064】この様にして、全ての折り曲げ線56に沿
って、ハーフカットを終了すると、制御部48はS12
を肯定する。そして制御部48は、ソレノイド部32へ
の通電を停止させ、カッタ15をアップさせ(図5のB
2方向)、刃部27を被印刷物11からアップさせる
(図8のS13)。
【0065】次に制御部48は、カットデータが終了か
否かを判定する(図8のS14)。上述の説明では、外
形線55を未だ切断していないので、制御部48はS1
4を否定し、S8の直前へ戻る。
【0066】そして制御部48は、上述のS8とS9と
S10の動作を行う。S10において、制御部48はソ
レノイド32に対し、比較的大きい第2印加電圧を加え
る。その結果、カッタ15は下方に移動し、刃部27は
被印刷物11の厚さに対し、全部の深さにて切込む(フ
ルカットであり、図2を参照)。
【0067】次に制御部48は、刃部27を全部の深さ
にて切込ませた状態(フルカット)において、カットデ
ータに従い、キャリッジ9および搬送手段43を動作さ
せる(図8のS11)。この様にして、被印刷物11
は、ホルダ15aの底面と、緩衝体46の表面に挟まれ
ながら、搬送手段43により、紙送りされる。そして、
刃部27は被印刷物11の1部を切断する(図1に示し
た外形線55)。
【0068】そして制御部48は、カッタアップ位置か
否かを判定する(図8のS12)。もしも、制御部48
はS12を否定すれば、S11とS12の動作を繰り返
す。この様にして、制御部48は刃部27をして、被印
刷物11を全部の深さにて、切込ませる(フルカッ
ト)。
【0069】この様にして、全ての外形線55に沿っ
て、フルカットを終了すると、制御部48はS12を肯
定する。そして制御部48は、カッタ15をアップさせ
る(図8のS13)。
【0070】次に制御部48は、カットデータが終了か
否かを判定する(図8のS14)。もしも、カットデー
タが終了していなければ、制御部48はS14を否定
し、S8の直前までの動作に戻る。
【0071】なお、上述の説明では、ハーフカットを行
い、カッタ15をアップさせ、フルカットを行う様に説
明した。しかし、カッタ15をダウンさせたまま、ハー
フカットおよびフルカットを連続して、行っても良い。
【0072】この様にして、制御部48は、S8からS
14までの動作を繰り返し、被印刷物11に対し、所定
の形状にて切る。そして、制御部48は、カットデータ
を終了したと判定し(図8のS14)、印刷動作および
切断動作を終了する。次に制御部48は、搬送手段43
に設けられた搬送モータを通電させる。その結果、駆動
ローラ40は回転し、被印刷物11は更に前進し、排紙
皿7へ収容され、一連の動作を終了する。
【0073】
【発明の効果】上述の様に請求項1の本発明では、被印
刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷された前記被印刷物
を所定の形状に切るカッタと、前記被印刷物を搬送する
搬送手段とを備え、前記カッタは搬送方向に対し略定位
置に維持され、前記被印刷物は前記搬送手段により搬送
されつつ、前記カッタにより切られる構成とした。この
様に、被印刷物を搬送する搬送手段を設け、被印刷物
は、搬送手段により搬送されつつ、カッタにより切断さ
れる構成とする。この搬送手段により、給紙皿に複数枚
の被印刷物が置かれても、被印刷物を自動的に搬送し、
印刷し、切断し、また、搬送する。故に、従来の様に、
使用者が載置面に被印刷物を1枚ずつセットする手間が
要らない。
【0074】請求項2の本発明では、所定の画像情報と
カットデータが記憶される記憶部を設け、前記印刷ヘッ
ドは前記画像情報に従い、前記被印刷物を印刷し、前記
カッタは前記カットデータに従い、前記被印刷物を切る
構成とした。この様に、記憶部に所定の画像情報とカッ
トデータが記憶されているので、従来の様に、パソコン
のキーボード等に所定の入力をする必要がなく、操作が
容易となる。また、予め、所定のカットデータが記憶さ
れ、そのカットデータに従い、カッタが被印刷物を自動
的に切るので、従来の様に、はさみ等で切り取る手間が
要らない。また画像情報において、外形線(切取線)
と、その他の線(折り曲げ線等)を自動的に区別して、
切断するので、従来の様に、使用者が上記2つの線を間
違って切断する事を防止できる。
【0075】請求項3の本発明では、前記カットデータ
は、前記画像情報の中で、所定の外形線データに従って
作成される構成とした。この様に、画像情報の中の外形
線データに従って、カットデータが作成されるので、カ
ットデータを別個に入力する手間が省け、利便性が向上
する。
【0076】請求項4の本発明では、前記カッタに刃部
を設け、前記刃部の高さを可変させる移動機構を設け、
前記刃部は前記外形線に従って、前記被印刷物を全部の
深さにて切込み、前記画像情報に含まれる特定データに
従って、前記被印刷物を中間の深さにて切込む構成とし
た。この様に、全部の深さで切込む動作と、中間の深さ
で切込む各動作において、刃部を常に被印刷物の中に入
れたまま切断できる。従って、従来の様に、カッタをア
ップ、ダウンさせる事により、カッタと被印刷物が衝突
する時の騒音を低下させる事ができる。また、画像情報
に含まれる特定データに従って、被印刷物を中間の深さ
に切込む事により、被印刷物を完全に切断しないで、切
れ目だけを設ける事ができる。
【0077】請求項5の本発明では、前記特定データは
前記画像情報の中で、所定の形状を持つ折り曲げ線に従
って作成される構成とした。この様に、特定データに従
って被印刷物を中間の深さに切込む事により、被印刷物
の折り曲げ線に切れ目を設ける事ができ、折り曲げ線に
沿って、容易に折り曲げる事ができる。
【0078】請求項6の本発明では、前記画像情報と前
記カットデータは、ペーパークラフト用のものである。
この構成により、CD−ROM等に記憶された画像情報
を入力するだけで、ペーパークラフトの印刷と切断を容
易に行う事ができ、初心者でも、ペーパークラフト作り
を楽しむ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカッティングプリン
タ1の斜視図である。
【図2】上記カッティングプリンタ1の要部断面図であ
る(フルカットの状態を示す)。
【図3】上記のカッティングプリンタ1の要部断面図で
ある(ハーフカットの状態を示す)。
【図4】上記カッティングプリンタ1に用いられるカッ
タ15の断面図である。
【図5】上記カッティングプリンタ1に用いられる移動
機構30の正面図(カッタ15が上方に位置している状
態を示す)である。
【図6】上記移動機構30の正面図(カッタ15が下方
に位置している状態を示す)である。
【図7】上記カッティングプリンタ1のブロック図であ
る。
【図8】上記カッティングプリンタ1の主要動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
11 被印刷物 14a、14b、14c、14d 印刷ヘッド 15 カッタ 43 搬送手段
フロントページの続き (72)発明者 山口 慎一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB12 AC07 AE02 AF04 AF20 AF51 LA04 LA14 LA17 LA26 LA29 LA38 LB06 LB24 LB37 LC02 LC12 LC18 LC19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷物を印刷する印刷ヘッドと、印刷
    された前記被印刷物を所定の形状に切るカッタと、前記
    被印刷物を搬送する搬送手段とを備え、前記カッタは搬
    送方向に対し略定位置に維持され、前記被印刷物は前記
    搬送手段により搬送されつつ、前記カッタにより切られ
    る構成とした事を特徴とするカッティングプリンタ。
  2. 【請求項2】 所定の画像情報とカットデータが記憶さ
    れる記憶部を設け、前記印刷ヘッドは前記画像情報に従
    い、前記被印刷物を印刷し、前記カッタは前記カットデ
    ータに従い、前記被印刷物を切る事を特徴とする請求項
    1のカッティングプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記カットデータは、前記画像情報の中
    で、所定の外形線データに従って作成される事を特徴と
    する請求項2のカッティングプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記カッタに刃部を設け、前記刃部の高
    さを可変させる移動機構を設け、前記刃部は前記外形線
    に従って、前記被印刷物を全部の深さにて切込み、前記
    画像情報に含まれる特定データに従って、前記被印刷物
    を中間の深さにて切込む事を特徴とする請求項3のカッ
    ティングプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記特定データは前記画像情報の中で、
    所定の形状を持つ折り曲げ線に従って作成される事を特
    徴とする請求項4のカッティングプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記画像情報と前記カットデータは、ペ
    ーパークラフト用のものである事を特徴とする請求項2
    のカッティングプリンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9969191B2 (en) 2015-11-16 2018-05-15 Seiko Epson Corporation Label die cutting machine, printing device, and label die cutting method

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