JPH1148572A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1148572A
JPH1148572A JP9219881A JP21988197A JPH1148572A JP H1148572 A JPH1148572 A JP H1148572A JP 9219881 A JP9219881 A JP 9219881A JP 21988197 A JP21988197 A JP 21988197A JP H1148572 A JPH1148572 A JP H1148572A
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JP9219881A
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Michitaka Fukuda
道隆 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙サイズより大きい大画像を複数枚の用紙に
分割して印字した後、互いに貼り合わせて大サイズの用
紙を得る場合に、その作業負担を軽減し、より正確な張
り合わせ作業が行えるようにする。 【解決手段】画像サイズが記録媒体の印字幅を越える場
合に、画像を複数の画像に分割して、複数枚の分割用紙
70,74に別々に印字する。この際、複数枚の分割用
紙70,74のうち、分割用紙70の右側辺の余白部7
1と画像領域73の境界に切取線72を印字する。他方
の分割用紙74の左側辺の余白部76と画像領域77の
境界に糊代線75を印字する。また、糊代線75で区画
された余白部76には自動的に糊を塗布する。分割用紙
70の余白部71を切取線72に沿って切除したあと、
この切取線72を糊代線75に一致させるようにして、
両分割用紙を貼り合わせることにより、大画像を形成し
た大サイズの用紙が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙などの記録媒
体上に画像を形成するプリンタ、プロッタなどの画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータやワークステーショ
ンの出力装置の一つとして、例えばプリンタ、プロッタ
などの画像形成装置が知られている。これらの画像形成
装置は、当然のことながらその取り扱うことのできる記
録媒体の幅に制限があり、その最大サイズによって、例
えばA4プリンタ、A0プリンタ等と呼ばれている。
【0003】通常、ユーザはこれらの画像形成装置によ
り印字できる最大幅を意識して、この最大幅を超えない
サイズの画像データを取り扱っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばプロ
ッタを使用するユーザが大型ポスター等を作成する場
合、画像サイズの幅がそのプロッタで印字できる最大幅
を超えるような場合がある。このような場合、従来、画
像形成装置によっては、その大サイズの画像を複数に分
割して複数回の印字を行うことにより分割画像の印字を
行い、この印字された複数枚の用紙を幅方向に貼り合わ
せることができるものがある。
【0005】しかし、印字された複数枚の用紙を貼り合
わせる際に余白分の切除を行ったり、用紙の側辺部を重
ねて貼り合わせるという煩雑な作業を行う必要がある。
【0006】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたものであり、用紙サイズより大きい大画像を複
数枚の用紙に分割して印字した後、互いに貼り合わせて
大サイズの用紙を得る場合に、その作業負担を軽減し、
より正確な張り合わせ作業が行えるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置におい
て、画像サイズが記録媒体の印字幅を越える場合に、画
像を少なくとも当該記録媒体の印字幅以下の印字幅の複
数の画像に分割して、複数枚の記録媒体に別々に印字す
る手段と、前記複数枚の記録媒体のうち他の記録媒体の
側辺上に重ね合わせる側辺を有する記録媒体の当該側辺
の余白部と画像領域との境界に切取線を印字する手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】通常、記録媒体上に印字された画像(テキ
ストも含む)の領域と隣接する余白の領域は必ずしも明
確ではなく、このように切取線を印字することにより、
ユーザは、張り合わせ作業時に切除すべき部分を明確に
認識することができる。したがって、ユーザの作業負担
を軽減するとともに、より正確な張り合わせを可能にす
ることができる。
【0009】この画像形成装置において、さらに、前記
複数枚の記録媒体のうち前記切取線が印字された余白部
に側辺が重ね合わされる他の記録媒体の側辺の画像領域
と余白部との境界に糊代線を印字する手段を有してもよ
い。
【0010】これによって、上記余白部を切除した側辺
を他の記録媒体に重ね合わせる際に、その側辺を糊代線
に一致させるように合わせることにより、正確な位置合
わせが可能となる。また、手作業で糊を塗布する場合
に、糊代線の存在により塗布領域を明確化することがで
きる。
【0011】さらには、前記糊代線が印字される記録媒
体の当該余白部に糊を塗布する手段を有してもよい。こ
れによって、ユーザが手作業で糊を塗布する必要がなく
なる。
【0012】前記切り取り線を印字する手段に代えて、
前記切取線に沿って記録媒体を裁断する手段を設けても
よい。これによって、ユーザの手作業による余白部切除
の作業が不要になるとともに、極めて正確な用紙裁断が
行える。
【0013】画像サイズが記録媒体の印字幅を超える場
合に分割印字を行うか否かをユーザが選択する手段を設
けてもよい。これは、印字モードの一つとして、ユーザ
が操作部等から指示するためのものである。ユーザが分
割印字を行わないことを選択している場合には、画像サ
イズが記録媒体の印字幅を超えることが検出された場合
にエラーメッセージ等を発生してユーザに再選択の機械
を与えるようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よる画像形成装置の好適な実施の形態を説明する。
【0015】まず、図1に、本発明を適用した画像形成
装置の一例として、インクジェット記録方式のカラープ
ロッタ(以下、単にプロッタという)の外観構成を示
す。但し、本発明が適用される画像形成装置は、インク
ジェット記録方式に限定されるものではなく、また、プ
ロッタに限定されるものではない。少なくとも記録媒体
上に画像を形成する機能を有する画像形成装置であれば
足りる。
【0016】図1において、プロッタ1は、キャスタ2
a付きのスタンド2の上部に固定されている。プロッタ
1は、ユーザがその操作を行うための操作部3を備えて
おり、この操作部3に設置された各種のスイッチ等によ
り、紙種、オンライン/オフライン、コマンド、印字モ
ード等が入力指示される。矢印A方向から用紙挿入口4
に挿入された用紙は、操作部3からの入力指示に基づい
て、プロッタ1の内部に搬送され、外部のコンピュータ
等から与えられるデータに基づいて、カラー画像が用紙
上に印字される。記録済みの用紙は、プロッタ1の前面
上部の排出口から、矢印Aと逆方向に排出される。プロ
ッタ1は、その内部を覆うカバー5を備えている。
【0017】次に、図2にこのプロッタ1のハードウエ
ア構成を示すブロック図を示す。
【0018】このプロッタ600は、ユーザの指示を受
け付ける操作部611(図1の3に対応)と、用紙の
幅、先端等の検出を行う各種のセンサ612(後述する
紙幅センサ7を含む)と、画像データ処理部613とを
有する。画像データ処理部613は、ホストコンピュー
タ(単にホストともいう)601のような外部の画像情
報源から入出力(I/O)インタフェース603を介し
て受信した画像データの処理を行う。プロッタ600
は、また、この画像データ処理部613で得られた印字
データの記憶領域および後述するマイクロプロセッサの
動作プログラムおよび作業データ領域等を提供するメイ
ンメモリ615と、印字データに基づいて印字ヘッド6
等に対する印字制御を行う印字制御部617を有する。
プロッタ600は、さらに、用紙としてロール紙を使用
した場合にロール紙をその搬送方向と直交方向に裁断す
る裁断装置622と、その制御を行う裁断装置制御部6
21と、用紙の側辺部に糊を塗布するための糊タンク8
と、これを制御するソレノイド9とを有する。これらの
各要素は、マイクロプロセッサ(MPU)614により
統括制御される。
【0019】一般的に画像形成動作を実行するに際し、
用紙挿入および給紙、用紙幅(左右端の位置)の検出な
どの一連の用紙セット動作が行われる。これらの具体的
処理手段は公知であり、その詳細説明は省略する。
【0020】その後、プロッタ600は画像形成動作の
開始可能状態となる。画像形成動作に必要な設定、例え
ば、印字モードの設定や、印字枚数、余白の調整など
は、ホスト601から、あるいはプロッタ600の操作
部(図1の3、図6の611)からユーザにより入力指
定される。本実施の形態では、用紙分割印字を行うか否
かを定める分割印字モードの設定を行うことができる。
【0021】画像形成動作開始の要求があると、印字前
処理として、ホスト601からの画像データは I/O
インタフェース603を介してプロッタ600に取り込
まれる。この画像データは画像データ処理部613によ
り印字データに展開され、またその他、画像サイズの情
報もメインメモリ615内に取り込まれ、記憶される。
本明細書でいう「画像サイズ」は、用紙の余白部を除い
た画像領域自体のサイズであるが、使用する用紙サイズ
としてもよい。本実施の形態では、用紙分割印字を行う
場合には、切取線および/または糊代線を印字するため
に画像データを再生成する。
【0022】そこで、MPU614の制御のもと、所定
の画像形成位置で用紙上の帯状領域に対して印字動作が
行われ、帯幅に相当する一定量の用紙搬送後、新たに画
像形成位置に現われた用紙部分(帯状部分)に印字動作
が行われる。本実施の形態において、X方向について
は、用紙の左右端が検出されているので、そこから余白
を加味した位置に画像領域の端が一致するように画像形
成が行われる。また、用紙搬送方向であるY方向につい
ては、用紙の先端が検出されているので、そこから先端
余白を加味した位置に画像領域の先端が一致するように
画像形成が行われる。帯状部分の印字処理を繰り返して
画像が形成されていく。
【0023】印字動作が終了すると、MPU614の制
御のもと、用紙先端を検出した位置から指示された用紙
サイズに応じた位置まで用紙が搬送された後、裁断装置
制御部623を制御して、裁断装置624を搭載するキ
ャリッジ16を用紙の搬送方向と直交するX方向に走査
することにより裁断動作が行われる。
【0024】図3に、プロッタ600のキャリッジ回り
の構造の斜視図を示す。キャリッジ30は、モータのよ
うな駆動源(図示せず)によりロッド31に沿ってX方
向に移動可能に支持され、インクタンクを兼ねる印字ヘ
ッド6を着脱可能に保持する。図示の印字ヘッド6は、
一例として、黒のインクとカラー(YMC)のインクを
搭載した例を示している。キャリッジ30の下端部には
紙幅センサ7が設けられており、これにより用紙の側端
を検出することにより紙幅を求めることができる。ま
た、キャリッジ30の側端部には糊タンク8と、この糊
タンク8を必要時に上(u)方向または下(l)方向に
駆動するソレノイド9が設けられている。糊タンク8の
先端の糊塗布部(図示せず)は不使用時にキャップ10
で保護するようになっている。このキャップ10は、糊
タンク8の下端側部において回転可能に支持され、ソレ
ノイド9の下方への移動により開放し、上方への移動に
より閉鎖するようになっている。本実施の形態では、糊
タンク8内には液体の糊が充填されており、先端の糊塗
布部から滲み出すようになっている。あるいは、この代
わりに固形の糊をソレノイド9で押し出すような構成と
してもよい。
【0025】また、図示しないが、用紙としてロール紙
を使用した場合にロール紙をその搬送方向と直角に裁断
するために、キャリッジ30にはカッターを搭載する。
このカッターには任意の公知の構造のものを利用するこ
とができる。
【0026】さらに好ましくは、本出願人が特願平8−
188207号において先に提案したような用紙の搬送
方向(Y方向)に沿って用紙を裁断する裁断装置を備え
てもよい。これによって、後述する切取線における用紙
の自動裁断が可能になる。
【0027】図4に、本実施の形態における用紙分割印
字の印字処理の概要を表わしたフローチャートを示す。
このフローチャートに従う制御は、メインメモリ615
内に不揮発的に記憶された制御プログラムをMPU61
4が実行することにより行われる。
【0028】まず、紙幅センサ7を用いて、印字する用
紙の紙幅を検知する(S40)。次に、受信した画像デ
ータにより表わされる画像のX方向の幅が用紙サイズ
(のX方向の大きさ)よりも大きいか否かを調べる(S
41)。画像が用紙サイズに包含される場合には、通常
の印字処理を実行する(S46)。
【0029】画像が用紙サイズより大きい場合には、操
作部3等により分割印字モードが設定されているか否か
を調べる(S42)。分割印字モードが設定されていれ
ば、用紙分割処理を実行する(S43)。この用紙分割
印字処理の詳細については後述する。
【0030】ステップS42において分割印字モードが
設定されていないことが判明した場合には、操作部3の
表示部(図示せず)にその旨の警告を表示し、ユーザの
意思を確認する(S44)。ここでユーザが分割印字モ
ードを改めて選択した場合には、ステップS43へ移
り、用紙分割印字処理を行う。ユーザが分割印字モード
を選択しない場合には、通常印字処理(S46)により
用紙に含まれる画像部分のみの印字が行われる。
【0031】次に、図5および図6のフローチャートに
より、用紙分割印字処理の具体的な処理例を示す。
【0032】まず、分割印字枚数(Pa)を求める(S
50)。すなわち、何枚の用紙に分割印字するかを計算
する。具体的には、用紙サイズ(用紙の印字幅)をX
s、画像サイズのX方向の幅をXdとして、Xd/Xs
を計算し、商が整数であればその商がそのまま分割印字
枚数Paとなる。商が小数となった場合にはその整数部
+1が分割印字枚数Paとなる。
【0033】次に、各印字用紙に対するフラグを設定す
る(S51)。ここでのフラグには、「切取線印字フラ
グCi」と「糊代線印字および糊塗布フラグNp」の2
種類がある。例えば、Pa=3の場合、すなわち3枚の
用紙に分割印字する場合、1枚目対してはフラグCiの
みを立て、2枚目対してはフラグCiとフラグNpの両
方を立て、3枚目対してはフラグNpのみを立てる。一
般に、最初の分割用紙に対してはフラグCiのみを立
て、中間の分割用紙対してはフラグCiとフラグNpの
両方を立て、最後の分割用紙に対してはフラグNpのみ
を立てる。どの分割用紙に対してどのフラグが設定され
たかはメインメモリ615に一時的に記憶される。
【0034】そこで、現在の印字対象の分割用紙が何枚
目であるかを示す変数Pに1を初期設定し(S52)、
以下の処理に進む。
【0035】まず、P枚目に対するフラグCiを確認す
る(S52)。フラグCiが立っていなければ、フラグ
Npのみが立っていることが分かるので、糊代線を印字
できるように画面データを再生成する(S57)。前述
のように、最初の分割用紙および中間の分割用紙の場合
にはCi=1であり、最終の分割用紙の場合にのみCi
=0である。したがって、最後の分割用紙の場合のみス
テップS57へ進むことになる。
【0036】ステップS53でフラグCiが立っている
(Ci=1)ことが判明したら、次に、フラグNpを確
認する(S52)。ここで、フラグNpが立っているな
らば(Np=1)、この分割用紙は中間の分割用紙であ
ると判断し、糊代線および切取線の両方を印字できるよ
うに画像データを再生成する(S55)。フラグNpが
立っていなければ(Np=0)、この分割用紙は最初の
分割用紙であると判断し、切取線のみを印字できるよう
に画像データを再生成する(S56)。
【0037】このようにして画像データが再生成された
ら、画像データのX座標値の補正を行う(S58)。す
なわち、各座標のX座標値に対して、前述した用紙サイ
ズXsを用いて、X−(P−1)Xsの演算を施す。こ
れにより実質的に画像がX方向に用紙サイズ分シフトす
ることになる。そこで、修正されたX座標が0からXs
の範囲について印字動作を行う(S59)。
【0038】図6に移り、再度、P枚目についてのフラ
グNpを確認する(S60)。これは、P枚目について
の印字動作終了後にその分割用紙に糊の塗布を行うか否
かを判定するためのものである。フラグNp=0、すな
わち糊の塗布不要の場合にはステップS65へ飛ぶ。
【0039】フラグNp=1、すなわち糊の塗布要の場
合には、まず、糊を塗布する所定の位置にキャリッジ3
0を位置決めする(S61)。ついで、用紙をY方向の
用紙サイズ分だけ逆搬送する(S62)。そこで、ソレ
ノイド9をONし、キャップ10を開放するとともに、
用紙を搬送させながら糊の塗布を行う(S63)。この
塗布終了後、ソレノイド9をOFFし、キャップ10を
閉鎖する(S64)。
【0040】その後、用紙をその搬送方向と直交する方
向(X方向)に裁断(カット)する(S65)。
【0041】次に、変数Pの値を1増加させ(S6
6)、所定の枚数を超えたか、つまり枚数Paの分割用
紙をすべて印字したかを判定する(S67)。具体的に
はPa−Pの値が負になった時点で本処理を終了する。
そうでなければ、図5のステップS53に戻って、次の
分割用紙について上記の処理を繰り返す。
【0042】前述した特願平8−188207号におい
て開示されたたような、用紙の搬送方向(Y方向)に沿
って用紙を裁断する裁断装置を用いる場合には、その裁
断装置を切取線72の位置に合わせておき、前記ステッ
プS63の糊の塗布に並行して、用紙の搬送に伴い用紙
の切取線72に沿った用紙裁断を自動的に行うことがで
きる。この場合、切取線72の位置はMPU614が認
識しているので、切取線72を印字する必要はない。
【0043】図7により、Pa=2の場合、すなわち分
割用紙が2枚の場合について、分割印字結果の具体例を
説明する。図7(a)は1枚目の分割用紙70、図7
(b)は2枚目の分割用紙74をそれぞれ示し、図7
(c)は両分割用紙70,74を貼り合わせて大サイズ
の用紙を形成した状態を示している。
【0044】図7(a)に示した1枚目の分割用紙70
では、図の右側辺の余白部71と画像領域73との境界
に切取線72(図の例では破線)が印字されている。ユ
ーザは、この切取線72に沿って余白部71を切除する
ことができる。通常、余白部71と画像領域73との境
界は必ずしも明確ではないので、この切取線72の存在
によって正確な余白部の認識が可能となる。
【0045】図7(b)に示した2枚目(この例では最
終枚)の分割用紙74では、その左側辺の余白部76と
画像領域77との境界に糊代線75(図の例では破線)
が印字されている。また、この余白部76は糊が塗布さ
れる糊塗布部でもある。自動糊塗布を行わない場合に
は、糊代線75で明確化された余白部76に手作業でユ
ーザが糊の塗布を行ってもよい。
【0046】図7(a)の1枚目の分割用紙70の余白
部71が切除された分割用紙の側辺を、図7(b)の2
枚目の分割用紙74の糊代線75に一致させるようにし
て、分割用紙74の糊が塗布された余白部76に重ね合
わせることにより、図7(c)のように、大画像が印字
された大サイズの用紙が完成する。
【0047】図8は、Pa=3の場合、すなわち分割用
紙が3枚の場合について分割印字結果の具体例を示す。
図8(a)は1枚目の分割用紙80、図8(b)は2枚
目の分割用紙81、図8(c)は3枚目の分割用紙8
2、図8(d)はこれら3枚の分割用紙80,81,8
2,83を貼り合わせて大サイズの用紙を形成した状態
を示している。図7の場合と異なるのは、2枚目の分割
用紙81が中間の分割用紙となり、切除される余白部7
1と糊が塗布される余白部76の両方を有することであ
る。他は、図7の場合と同じであるので、詳細な説明は
省略する。
【0048】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形・
変更を行うことが可能である。例えば、フラグを用いて
フラグの種類ごとに処理を切り替えるようにしたが、与
えられた分割用紙が何枚目かを示す変数Pに応じて、そ
の分割用紙が最初か、中間か、最後かを判断し、この判
断結果に基づいて処理を切り替えて行うようにしてもよ
い。
【0049】また、切断線を設けた余白部と糊代線を設
けた余白部の関係を上記の説明と逆にすることも可能で
ある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、大画像の用紙分割印字
の際に、ユーザの手作業が軽減されるとともに、より正
確な張り合わせ作業を行うことが可能となる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一例であるインク
ジェット方式のカラープロッタの概略構成を示す斜視図
である。
【図2】図1に示したプロッタのハードウエア構成を示
すブロック図である。
【図3】図1に示したプロッタのキャリッジ回りの構造
を示す斜視図である。
【図4】本実施の形態における用紙分割印字の印字処理
の概要を表わしたフローチャートである。
【図5】本実施の形態における用紙分割印字の具体的な
処理例を示すフローチャートである。
【図6】図5の処理に続く処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…プロッタ、2…スタンド、2a…キャスタ、3…操
作部、4…用紙挿入口、5…カバー、6…印字ヘッド、
7…紙幅センサ、8…糊タンク、9…ソレノイド、10
…キャップ、30…キャリッジ、31…ロッド。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】本実施の形態における分割用紙が2枚の場合に
ついて分割印字結果の具体例を示す説明図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】本実施の形態における分割用紙が3枚の場合に
ついて分割印字結果の具体例を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/387 H04N 1/387

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に画像を形成する画像形成装置
    において、 画像サイズが記録媒体の印字幅を越える場合に、画像を
    少なくとも当該記録媒体の印字幅以下の印字幅の複数の
    画像に分割して、複数枚の記録媒体に別々に印字する手
    段と、 前記複数枚の記録媒体のうち他の記録媒体の側辺上に重
    ね合わせる側辺を有する記録媒体の当該側辺の余白部と
    画像領域との境界に切取線を印字する手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記複数枚の記録媒体のうち前記切取線が
    印字された余白部に側辺が重ね合わされる他の記録媒体
    の側辺の画像領域と余白部との境界に糊代線を印字する
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】前記糊代線が印字される記録媒体の当該余
    白部に糊を塗布する手段を有することを特徴とする請求
    項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記切り取り線を印字する手段に代えて、
    前記切取線に沿って記録媒体を裁断する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】画像サイズが記録媒体の印字幅を超える場
    合に分割印字を行うか否かをユーザが選択する手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP9219881A 1997-07-31 1997-07-31 画像形成装置 Pending JPH1148572A (ja)

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JP (1) JPH1148572A (ja)

Cited By (4)

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