JPH11254772A - 連続紙の切断方法および装置 - Google Patents

連続紙の切断方法および装置

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JPH11254772A
JPH11254772A JP6487298A JP6487298A JPH11254772A JP H11254772 A JPH11254772 A JP H11254772A JP 6487298 A JP6487298 A JP 6487298A JP 6487298 A JP6487298 A JP 6487298A JP H11254772 A JPH11254772 A JP H11254772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷速度あるいは印刷画質が良好で、余白の
ない印字紙を得ることが可能な連続紙の切断方法および
装置を提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンタは、印刷画質よ
りも印刷速度を優先して切断する速度優先方式と、印刷
速度よりも印刷画質を優先して切断する画質優先方式と
を選択可能な選択手段を備える。速度優先方式において
は、印字後のロール紙から印字前の余白紙ならびに印字
済の印字紙を切断するとき印字を一時中断するので、印
刷速度を向上することができ、印刷工数を低減すること
ができる。また、画質優先方式においては、印字後のロ
ール紙から印字前の余白紙を切断する前に印字後のロー
ル紙を逆送するため、印字の途中で切断を行わないの
で、印刷画像を向上することができ、高品位画像の印字
紙を得ることができる。従って、ロール紙の使用量を増
大することなく、余白のない印字紙を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続紙の切断方法
および装置に関し、特に印字後の連続紙を複数枚に切断
する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロール紙等の連続紙に印字を
行い、印字後のロール紙から印字済の印字紙を切断する
紙切断機能を備えたプリンタが知られている。
【0003】上記の紙切断機能を備えた従来のプリンタ
においては、ロール紙を搬送し、このロール紙に印字
し、さらに印字後のロール紙を搬送した後、印字後のロ
ール紙から印字済の印字紙を切断するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のプリンタにおいては、切断後の印字紙が紙搬送方
向の先端部に印字前の余白箇所を有しているので、以下
のような問題があった。
【0005】(1) 切断後の印字紙の余白箇所の面積が大
きい場合、ロール紙の使用量が増大し、印刷コストが増
大する。
【0006】(2) 写真画像を印刷する場合、切断後の印
字紙の余白箇所は不必要であるが、しかし、切断後の印
字紙から上記の余白箇所を切断するのは手間がかかり、
印刷工数が増大する。
【0007】本発明は、上記の(1) および(2) の問題を
解決するためになされたものであり、ロール紙の使用量
を増大することなく、余白のない印字紙を得ることが可
能な連続紙の切断方法および装置を提供することを目的
とする。
【0008】本発明の他の目的は、ロール紙の使用量を
増大することなく、印刷速度あるいは印刷画質を向上す
ることが可能な連続紙の切断方法および装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
連続紙の切断方法によると、連続紙を搬送し、この連続
紙に印字し、印字を一時中断し、印字前の余白紙と印字
済の印字紙との境界部を切断し、境界部を切断した連続
紙をさらに搬送し、一時中断した印字を再開して境界部
を切断した連続紙にさらに印字し、さらに印字を一時中
断し、さらに印字した連続紙から印字済の印字紙を切断
する。したがって、印字後の連続紙から印字前の余白紙
を切断することができるので、余白のない印字紙を得る
ことができる。さらに、印字を一時中断して印字後の連
続紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印字紙を切断
するので、連続紙の搬送方向は順方向のみである。した
がって、ロール紙の使用量を増大することなく、印刷速
度を向上することができる。
【0010】本発明の請求項2、4または6記載の連続
紙の切断装置によると、ケースと、このケース内に連続
紙を搬送する紙搬送部と、ケース内に搬送された連続紙
に印字を行う印字部と、印字後の連続紙から印字前の余
白紙ならびに印字済の印字紙を切断する切断部とを備え
る。このため、印字後の連続紙から印字前の余白紙なら
びに印字済の印字紙を切断する紙切断機能を損なうこと
なく、プリンタ本体の体格を小型化することができる。
したがって、あらゆる用途に手軽に利便性よく適用する
ことが可能である。
【0011】本発明の請求項3記載の連続紙の切断方法
によると、連続紙を搬送し、この連続紙に印字し、最初
の印字分を印字した後、最初の印字分を印字した連続紙
を逆送し、印字前の余白紙と印字済の印字紙との境界部
を切断し、境界部を切断した連続紙を順送し、境界部を
切断した連続紙にさらに次の印字分を印字し、次の印字
分を印字した後、さらに印字した連続紙から印字済の印
字紙を切断する。したがって、印字後の連続紙から印字
前の余白紙を切断することができるので、余白のない印
字紙を得ることができる。さらに、最初の印字分を印字
した連続紙を逆送してこの連続紙から印字前の余白紙を
切断するので、印字工程を中断しない。したがって、ロ
ール紙の使用量を増大することなく、印刷画質を向上す
ることができる。
【0012】本発明の請求項5記載の連続紙の切断方法
によると、連続紙を搬送し、この連続紙に印字し、印刷
画質よりも印刷速度を優先して切断する速度優先方式
と、印刷速度よりも印刷画質を優先して切断する画質優
先方式とを選択する。
【0013】速度優先方式を選択した場合、印字を一時
中断し、印字前の余白紙と印字済の印字紙との境界部を
切断し、境界部を切断した連続紙をさらに搬送し、境界
部を切断した連続紙にさらに印字し、さらに印字を一時
中断し、さらに印字した連続紙から印字済の印字紙を切
断する。このため、速度優先方式においては、印字後の
ロール紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印字紙を
切断するとき印字を一時中断するので、印刷画質は連続
性の点で比較的劣る。しかし、印刷速度を向上すること
ができ、印刷工数を低減することができる。
【0014】また、画質優先方式を選択した場合、最初
の印字分を印字した後、最初の印字分を印字した連続紙
を逆送し、印字前の余白紙と印字済の印字紙との境界部
を切断し、境界部を切断した連続紙を順送し、境界部を
切断した連続紙にさらに印字し、次の印字分を印字した
後、さらに印字した連続紙から印字済の印字紙を切断す
る。このため、画像優先方式においては、印字後のロー
ル紙から印字前の余白紙を切断する前に印字後のロール
紙を逆送するので、印刷速度は比較的劣る。しかし、印
字の途中で切断を行わないので、印刷画像を向上するこ
とができ、高品位画像の印字紙を得ることができる。
【0015】したがって、目的や用途に応じて速度優先
方式と画質優先方式とを選択することにより、ロール紙
の使用量を増大することなく、あらゆる用途に適合した
印字紙を得ることができる。
【0016】本発明の請求項7記載の連続紙の切断装置
によると、印刷画質よりも印刷速度を優先して切断する
速度優先方式と、印刷速度よりも印刷画質を優先して切
断する画質優先方式とを選択可能な選択手段を備えるの
で、目的や用途に応じて、印字後の連続紙から印字前の
余白紙ならびに印字済の印字紙を切断することができ
る。したがって、あらゆる用途にさらに利便性よく適用
することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0018】(第1実施例)本発明をL判あるいはパノ
ラマサイズ等の写真画像を印刷するインクジェットプリ
ンタに適用した一実施例を図2に示す。
【0019】図2に示すように、本実施例によるインク
ジェットプリンタ100においては、例えば樹脂等から
なるケースとしての上ケース1および下ケース2の外部
の後方に連続紙としてのロール紙10が配置される。上
ケース1の後端部1bと下ケース2の後端部2bとで、
ロール紙10を上ケース1ならびに下ケース2の内部に
供給するための給紙口3が形成される。また、上ケース
1の前端部1aと下ケース2の前端部2aとで、開口部
が形成され、前端部1aと前端部2aと後述する余白紙
受箱50の前端部50aとで、上ケース1ならびに下ケ
ース2の外部に後述する切断後の印字紙を排出するため
の排出口4が形成される。前端部1aは排出口4の上端
を構成しており、前端部2aは前端部1aと水平方向に
ほぼ同位置に位置している。
【0020】下ケース2の内部の給紙口3の近傍には、
ロール紙10を上ケース1ならびに下ケース2の内部に
搬送するための紙搬送部20が設けられる。紙搬送部2
0は、図示しない駆動モータにより駆動される搬送ロー
ラ21と、搬送ローラ21に接触して摩擦によりロール
紙10を搬送する従動ローラ22とを有している。搬送
ローラ21と従動ローラ22とは、ゴム等の滑り難い材
料からなる。搬送ローラ21と従動ローラ22とが回転
することにより、ロール紙10を図2に示す矢印X方向
に搬送することが可能である。
【0021】一方、紙搬送部20の前方側には、ロール
紙10に印字等を行い、写真画像を形成するためのイン
クジェット方式による印字部30が紙搬送部20に隣接
して配置される。この印字部30は上ケース1により覆
われている。印字部30は、公知のインクジェット方式
により印字を行うものであり、図示しないステップモー
タにより駆動されるキャリッジ31を有している。キャ
リッジ31には、紙搬送部20から搬送されたロール紙
10と対向するようにインクジェットヘッド32が配置
される。インクジェットヘッド32は、キャリッジ31
により図2の紙面と直行する方向に移動され、印字部3
0に搬送されてきたロール紙10にインク液を噴射して
印字を行うことが可能である。
【0022】また、印字部30の前方側には、印字部3
0で印字されたロール紙から印字前の余白紙ならびに印
字済の印字紙を切断する切断部40が設けられる。切断
部40は固定刃41と可動刃42とを有しており、固定
刃41は印字後のロール紙よりも下方側、すなわち下ケ
ース2側に配置され、可動刃42は印字後のロール紙よ
りも上方側、すなわち上ケース1側に配置される。可動
刃42の図示しない駆動装置は、紙搬送部20の駆動モ
ータおよび印字部30のステップモータと同調してお
り、印字部30がロール紙に印字を行っていないロール
紙の停止時、あるいは印字部30がロール紙に印字を行
う印字間のいずれかに作動可能である。可動刃42が図
2に示す状態から下方に駆動されると、固定刃41と可
動刃42とが印字後のロール紙を挟込むことにより、印
字後のロール紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印
字紙を切断することが可能である。
【0023】さらに、切断部40の前方側には、下ケー
ス2の前端部2aに近接して余白紙受箱50が設置され
る。余白紙受箱50は、切断部40により印字後のロー
ル紙から切断された余白紙を収容するためのものであっ
て、透明樹脂等の透明材料からなる。余白紙受箱50の
前端部50aは、上ケース1の前端部1aと水平方向に
ほぼ同位置に位置しており、排出口4の下端を構成して
いる。また、余白紙受箱50の前端部50aと対向する
後端部50bは、固定刃41の前方側に位置している。
余白紙受箱50は透明であるので、外部から排出口4を
通じて余白紙受箱50の内部を視認することが可能であ
る。
【0024】さらにまた、排出口4の近傍であって、余
白紙受箱50の図2に示す矢印Z方向上方、すなわち重
力鉛直方向上方には紙排出部60が配置される。紙排出
部60は、図示しない駆動モータにより駆動される排出
ローラ61と、排出ローラ61に接触して摩擦により切
断後の余白紙および切断後の印字紙を排出する拍車ロー
ラ62とを有している。排出ローラ61はゴム等の滑り
難い材料からなり、拍車ローラ62は手裏剣形の薄ステ
ンレス鋼を樹脂モールド形成した材料からなる。排出ロ
ーラ61と拍車ローラ62とは、図2の紙面と直行する
方向に複数個設けられている。
【0025】上記の構成のインクジェットプリンタ10
0においては、印刷画質よりも印刷速度を優先して切断
する速度優先方式と、印刷速度よりも印刷画質を優先し
て切断する画質優先方式とを選択可能な選択手段を備え
ている。この選択手段は、上ケース1あるいは下ケース
2の外部に設けられる図示しない選択スイッチを有して
いる。
【0026】次に、速度優先方式を選択した場合のイン
クジェットプリンタ100の作動について、図1
(A)、および図3〜図7を用いて説明する。
【0027】(1) 図3に示すように、紙搬送部20によ
り矢印X方向にロール紙10が搬送され、ロール紙10
が印字部30のインクジェットヘッド32を通過する
と、インクジェットヘッド32がキャリッジ31により
図3に示す矢印Y方向に移動され、ロール紙10の表面
にインク液を噴射して印字を行う。このとき、インクジ
ェットヘッド32がロール紙10の矢印Y方向の幅より
も大きく移動されてロール紙10の両側に空打ちするこ
とにより、ロール紙10の矢印Y方向の幅いっぱいに印
字を行うことができる。一方、印字後のロール紙は先端
部に印字前の余白箇所が形成される。以上により、図4
に示すように、印字後のロール紙10aは、印字前の余
白紙11と印字済の印字紙12とを有する。
【0028】(2) 図5に示すように、印字後のロール紙
10aがさらに矢印X方向に搬送され、印字前の余白紙
11と印字済の印字紙12との境界部が切断部40に達
すると、図1(A)に示すa部分において、印字部30
がロール紙10aに印字を行うのを一時中断し、可動刃
42が駆動され、固定刃41と可動刃42とがロール紙
10aを挟込むことにより、ロール紙10aから印字前
の余白紙11を切断する。
【0029】(3) 図6に示すように、印字前の余白紙が
切断されたロール紙10bがさらに矢印X方向に搬送さ
れると、印字前の余白紙は、図2に示す余白紙受箱50
の上に落下して余白紙受箱50の内部に収容される。こ
のときロール紙10bは、印字済の印字紙12と次の印
字前の余白紙13と次の印字済の印字紙14とを有す
る。
【0030】(4) 図7に示すように、ロール紙10bが
さらに矢印X方向に搬送され、印字済の印字紙12と次
の印字前の余白紙11bとの境界部が切断部40に達す
ると、図1(A)に示すb部分において印字を一時中断
し、切断部40によりロール紙10bから印字済の印字
紙12が切断される。
【0031】(5) 印字済の印字紙は、図2に示すよう
に、排出口4から上ケース1ならびに下ケース2の外部
に排出される。また、印字済の印字紙が切断されたロー
ル紙は、さらに搬送されると、印字が一時中断され、次
の印字前の余白紙と次の印字済の印字紙との境界部で切
断され、切断された余白紙は図1に示す余白紙受箱50
の上に落下して余白紙受箱50の内部に収容される。
【0032】(6) 以上のように、印字を一時中断して印
字後のロール紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印
字紙が切断され、切断後の余白紙は図2に示す余白紙受
箱50の上に落下して余白紙受箱50の内部に収容さ
れ、切断後の印字紙は図2に示す排出口4から上ケース
1ならびに下ケース2の外部に排出される。
【0033】(7) 最後の印字が終了したとき、印字後の
ロール紙は搬送され、最後に印字された印字紙が印字後
のロールから切断され、切断された印字紙が排出口から
外部に排出されて印刷が終了する。
【0034】上記の速度優先方式においては、印字後の
ロール紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印字紙を
切断するとき、印字を一時中断するので、印刷画質は連
続性の点で比較的劣る。しかし、印刷速度を向上するこ
とができ、印刷工数を低減することができる。
【0035】次に、画質優先方式を選択した場合のイン
クジェットプリンタ100の作動について、図1
(B)、および図3〜図7を用いて説明する。
【0036】(1) 図3に示すように、紙搬送部20によ
り矢印X方向にロール紙10が搬送され、ロール紙10
が印字部30のインクジェットヘッド32を通過する
と、インクジェットヘッド32がキャリッジ31により
図3に示す矢印Y方向に移動され、ロール紙10の表面
にインク液を噴射して印字を行う。このとき、インクジ
ェットヘッド32がロール紙10の矢印Y方向の幅より
も大きく移動されてロール紙10の両側に空打ちするこ
とにより、ロール紙10の矢印Y方向の幅いっぱいに印
字を行うことができる。一方、印字後のロール紙は先端
部に印字前の余白箇所が形成される。以上により、図4
に示すように、印字後のロール紙10aは、印字前の余
白紙11と印字済の印字紙12とを有する。
【0037】(2) 図4に示すロール紙10aがさらに矢
印X方向に搬送され、最初の印字分が印字されて印字が
完了すると、ロール紙10aは図5に示す反矢印X方向
に逆送され、図1(B)に示すa部分において、図5に
示すように、印字前の余白紙11と印字済の印字紙12
との境界部が切断部40に達したとき、可動刃42が駆
動され、固定刃41と可動刃42とがロール紙10aを
挟込むことにより、ロール紙10aから印字前の余白紙
11を切断する。
【0038】(3) 図6に示すように、印字前の余白紙が
切断されたロール紙10bが矢印X方向に順送される
と、印字前の余白紙は、図2に示す余白紙受箱50の上
に落下して余白紙受箱50の内部に収容される。このと
きロール紙10bは、印字済の印字紙12と次の印字前
の余白紙13と次の印字済の印字紙14とを有する。
【0039】(4) 図7に示すように、ロール紙10bが
矢印X方向に順送され、印字済の印字紙12と次の印字
前の余白紙11bとの境界部が切断部40に達すると、
図1(B)に示すb部分において、切断部40によりロ
ール紙10bから印字済の印字紙12が切断される。
【0040】(5) 印字済の印字紙は、図2に示すよう
に、排出口4から上ケース1ならびに下ケース2の外部
に排出される。また、印字済の印字紙が切断されたロー
ル紙は、順送されて次の印字分が印字されて印字が完了
すると逆送され、次の印字前の余白紙と次の印字済の印
字紙との境界部で切断され、切断された余白紙は図1に
示す余白紙受箱50の上に落下して余白紙受箱50の内
部に収容される。
【0041】(6) 以上のように、印字後のロール紙は順
送と逆送とを繰返し、印字後のロール紙から印字前の余
白紙ならびに印字済の印字紙が切断され、切断後の余白
紙は図2に示す余白紙受箱50の上に落下して余白紙受
箱50の内部に収容され、切断後の印字紙は図2に示す
排出口4から上ケース1ならびに下ケース2の外部に排
出される。
【0042】(7) 最後の印字が終了したとき、印字後の
ロール紙は順送され、最後に印字された印字紙が印字後
のロールから切断され、切断された印字紙が排出口から
外部に排出されて印刷が終了する。
【0043】上記の画像優先方式においては、印字後の
ロール紙から印字前の余白紙を切断する前に印字後のロ
ール紙を逆送するので、印刷速度は比較的劣る。しか
し、印字の途中で切断を行わないので、印刷画像を向上
することができ、高品位画像の印字紙を得ることができ
る。
【0044】本実施例においては、切断後の余白紙は余
白紙受箱50の上に落下して余白紙受箱50の内部に収
容され、切断後の印字紙は排出口4から上ケース1なら
びに下ケース2の外部に排出される。このため、余白の
ない印字紙を得ることができる。さらに、切断後の印字
紙と切断後の余白紙とを分別する手間を省くことができ
るので、印刷工数を低減することができる。さらにま
た、目的や用途に応じて速度優先方式と画質優先方式と
を選択することにより、ロール紙の使用量を増大するこ
となく、あらゆる用途に適合した印字紙を得ることがで
きる。
【0045】本実施例では、速度優先方式と画質優先方
式とを選択可能な選択手段を備えたインクジェットプリ
ンタ100について説明したが、本発明においては、速
度優先方式と画質優先方式とのいずれか一方のみを備え
たインクジェットプリンタに適用してもよい。
【0046】また本実施例では、インクジェットヘッド
を用いた写真画像を印刷するインクジェットプリンタに
適用した場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れることなく、写真画像以外の図形や文字を印刷するプ
リンタに適用することは可能であり、また、ドットイン
パクト方式等の種々の印字ヘッドを用いたプリンタに適
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)は速度
優先方式のタイムチャートであり、(B)は画質優先方
式のタイムチャートである。
【図2】本発明をインクジェットプリンタに適用した一
実施例を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)はロー
ル紙の模式的平面図であり、(B)はインクジェットプ
リンタの模式的断面図である。
【図4】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)はロー
ル紙の模式的平面図であり、(B)はインクジェットプ
リンタの模式的断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)はロー
ル紙の模式的平面図であり、(B)はインクジェットプ
リンタの模式的断面図である。
【図6】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)はロー
ル紙の模式的平面図であり、(B)はインクジェットプ
リンタの模式的断面図である。
【図7】本発明の一実施例によるインクジェットプリン
タの作動を説明するためのものであって、(A)はロー
ル紙の模式的平面図であり、(B)はインクジェットプ
リンタの模式的断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース(ケース) 1a 前端部 2 下ケース(ケース) 2a 前端部 3 給紙口 4 排出口 10 ロール紙(連続紙) 11 余白紙 12 印字紙 13 余白紙 14 印字紙 20 紙搬送部 30 印字部 31 キャリッジ 32 インクジェットヘッド 40 切断部 50 余白紙受箱 60 紙排出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字後の連続紙を複数枚に切断する方法
    であって、 連続紙を搬送し、前記連続紙に印字する工程と、 前記印字する工程を一時中断し、印字前の余白紙と印字
    済の印字紙との境界部を切断する工程と、 前記境界部を切断した連続紙をさらに搬送し、前記一時
    中断した印字を再開して前記境界部を切断した連続紙に
    さらに印字する工程と、 前記さらに印字する工程を一時中断し、さらに印字した
    連続紙から印字済の印字紙を切断する工程と、 を含むことを特徴とする連続紙の切断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連続紙の切断方法を実
    施するための装置であって、 ケースと、 前記ケース内に連続紙を搬送する紙搬送部と、 前記ケース内に搬送された連続紙に印字を行う印字部
    と、 印字後の連続紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印
    字紙を切断する切断部と、 を備えることを特徴とする連続紙の切断装置。
  3. 【請求項3】 印字後の連続紙を複数枚に切断する方法
    であって、 連続紙を搬送し、前記連続紙に印字する工程と、 最初の印字分を印字した後、最初の印字分を印字した連
    続紙を逆送し、印字前の余白紙と印字済の印字紙との境
    界部を切断する工程と、 前記境界部を切断した連続紙を順送し、前記境界部を切
    断した連続紙にさらに次の印字分を印字する工程と、 次の印字分を印字した後、さらに印字した連続紙から印
    字済の印字紙を切断する工程と、 を含むことを特徴とする連続紙の切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の連続紙の切断方法を実
    施するための装置であって、 ケースと、 前記ケース内に連続紙を搬送する紙搬送部と、 前記ケース内に搬送された連続紙に印字を行う印字部
    と、 印字後の連続紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印
    字紙を切断する切断部と、 を備えることを特徴とする連続紙の切断装置。
  5. 【請求項5】 印字後の連続紙を複数枚に切断する方法
    であって、 連続紙を搬送し、前記連続紙に印字する工程と、 印刷画質よりも印刷速度を優先して切断する速度優先方
    式と、印刷速度よりも印刷画質を優先して切断する画質
    優先方式とを選択する工程とを含み、 前記速度優先方式を選択した場合、前記印字する工程を
    一時中断し、印字前の余白紙と印字済の印字紙との境界
    部を切断し、前記境界部を切断した連続紙をさらに搬送
    し、前記境界部を切断した連続紙にさらに印字し、さら
    に印字を一時中断し、さらに印字した連続紙から印字済
    の印字紙を切断し、 前記画質優先方式を選択した場合、最初の印字分を印字
    した後、最初の印字分を印字した連続紙を逆送し、印字
    前の余白紙と印字済の印字紙との境界部を切断し、前記
    境界部を切断した連続紙を順送し、前記境界部を切断し
    た連続紙にさらに印字し、次の印字分を印字した後、さ
    らに印字した連続紙から印字済の印字紙を切断すること
    を特徴とする連続紙の切断方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の連続紙の切断方法を実
    施するための装置であって、 ケースと、 前記ケース内に連続紙を搬送する紙搬送部と、 前記ケース内に搬送された連続紙に印字を行う印字部
    と、 印字後の連続紙から印字前の余白紙ならびに印字済の印
    字紙を切断する切断部と、 を備えることを特徴とする連続紙の切断装置。
  7. 【請求項7】 印刷画質よりも印刷速度を優先して切断
    する速度優先方式と、印刷速度よりも印刷画質を優先し
    て切断する画質優先方式とを選択可能な選択手段を備え
    ることを特徴とする請求項6記載の連続紙の切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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