JP2004255725A - 画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セット - Google Patents
画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セット Download PDFInfo
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Abstract
【課題】貼着に際し、分割印刷用紙の相互の位置合わせを容易且つ精度良く行うことができる画像印刷方法、画像印刷装置等を提供することを課題とする。
【解決手段】重ね貼着代Cにより貼着することで規定サイズの印刷用紙となる複数枚の分割印刷用紙Pに、印刷画像Dを分割して印刷する画像印刷方法であって、重ね貼着代Cの重ね形態等を記憶する貼着代記憶工程と、印刷画像Dを、貼着代Cを加味しつつ分割し分割印刷画像D1,Daを作成する画像分割工程と、下重ね代C2を有する分割印刷用紙P2の分割印刷画像Daに、下重ね代C2側にはみ出して指標印刷画像Dbを付加する画像付加工程と、分割印刷画像D1,Daおよび指標印刷画像Dbに基づいて、分割印刷用紙P1,P2にそれぞれ印刷を行う印刷工程と、を備えたものである。
【選択図】 図7
【解決手段】重ね貼着代Cにより貼着することで規定サイズの印刷用紙となる複数枚の分割印刷用紙Pに、印刷画像Dを分割して印刷する画像印刷方法であって、重ね貼着代Cの重ね形態等を記憶する貼着代記憶工程と、印刷画像Dを、貼着代Cを加味しつつ分割し分割印刷画像D1,Daを作成する画像分割工程と、下重ね代C2を有する分割印刷用紙P2の分割印刷画像Daに、下重ね代C2側にはみ出して指標印刷画像Dbを付加する画像付加工程と、分割印刷画像D1,Daおよび指標印刷画像Dbに基づいて、分割印刷用紙P1,P2にそれぞれ印刷を行う印刷工程と、を備えたものである。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷対象物である剥離紙付きの印刷テープに、そのテープ幅より大きな印刷画像を印刷するテープ印刷装置が知られている。このテープ印刷装置は、ポスター等として使用する最終的な印刷画像を分割し、この分割画像を印刷テープに連続して印刷し且つこれを切断して、複数枚のテープ片を得るものである。この場合、切断して得られる各テープ片に対し、相互の糊代(重ね貼着代)考慮し分割画像を割り振るようにしている(例えば、特許文献1参照)。そして、分割画像を印刷した複数のテープ片を、その糊代部分で重なるように貼着することで、1枚のポスターが完成する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−157136号公報(図11、図12)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のテープ印刷装置による画像印刷方法では、テープ片の糊代部分は、印刷が為されていない空白部分となるため、先行して貼着したテープ片に次のテープ片を貼着するときに、空白部分(糊代部分)およびその周囲を位置決めの基準とせざるを得ない。このため、テープ片の相互の境界部分に印刷画像の画線が「密」に印刷されている場合には位置合わせし易いが、「疎」に印刷されている場合には位置合わせし難いものとなり、テープ片の相互間の位置合わせの容易さが、印刷画像により左右される問題があった。
【0005】
本発明は、貼着に際し、印刷画像の形態に拘らず、分割印刷用紙の相互の位置合わせを容易且つ精度良く行うことができる画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像印刷方法は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷方法であって、各分割印刷用紙における重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶工程と、印刷画像を、貼着代の記憶結果を加味しつつ複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割工程と、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加工程と、分割印刷画像および指標印刷画像に基づいて、複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷工程と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
同様に、本発明の画像印刷装置は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷装置であって、各分割印刷用紙における重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶手段と、印刷画像を、貼着代の記憶結果を加味しつつ複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割手段と、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加手段と、分割印刷画像および指標印刷画像に基づいて、複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、印刷画像を分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成し、これを複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷するため、印刷後に複数枚の分割印刷用紙をその重ね貼着代により相互に貼着することで、規定サイズの印刷用紙に印刷画像を印刷したものと同様のものを得ることができる。この場合、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して指標印刷画像を付加しているため、印刷後の複数枚の分割印刷用紙をその重ね貼着代により相互に貼着するときに、指標印刷画像を指標にして相互の位置決めを行うことができる。また、指標印刷画像は下重ね代側にはみ出しているため、複数枚の分割印刷用紙を相互に貼着したときに、指標印刷画像を重ね貼着代内に見えないように隠蔽することができる。なお、複数枚の分割印刷用紙は、印刷用紙を縦または横に複数分割(2分割以上)した形態のものであってもよい、印刷用紙を縦および横に複数分割(4分割以上)した形態のものであってもよい。
【0009】
この場合、指標印刷画像が、下重ね代に対する上重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像における、数ドット幅分の部分重複印刷画像であることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、部分重複印刷画像により、隣接する分割印刷画像の相互の画線を基準として位置合わせすることができ、両分割印刷画像の境界線に添う方向の画線の位置合わせを容易に且つ精度良く行うことができる。また、境界線に直交する方向において、両分割印刷画像が幾分離れて貼着されても、相互の画線の境界線上に下地(下重ね代)が細線として見えてしまうことがない。
【0011】
同様に、指標印刷画像が、下重ね代を有する分割印刷画像とその下重ね代との境界を指標する境界印刷画像であることが、好ましい。
【0012】
この場合、境界印刷画像が、境界に添う直線であること、或いは前記境界に添うと共に相互に離間した少なくとも2つの線分であることが、好ましい。
【0013】
同様に、境界印刷画像が、境界をマーキングするマークであること、或いは境界をマーキングすると共に相互に離間した少なくとも2つのマークであることが、好ましい。
【0014】
これらの構成によれば、境界印刷画像を指標として、隣接する分割印刷画像をその境界線に直交する方向(離接方向)において、簡単且つ精度良く位置合わせすることができる。
【0015】
この場合、指標印刷画像が、下重ね代に対する上重ね代を有する分割印刷用紙を示すための画像であることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、貼着対象となる分割印刷用紙を明確に示すことができるため、複数枚の分割印刷用紙を相互に貼着する貼着作業を容易に行うことができる。
【0017】
本発明のプログラムは、上記した画像印刷方法を、コンピュータに実現させるためのものである。
【0018】
また、本発明の記録媒体は、上記したプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0019】
この構成によれば、画像印刷方法の汎用性を高めることができる。
【0020】
本発明の印刷用紙セットは、上記した画像印刷方法に用いる複数枚の分割印刷用紙、または上記した画像印刷システムに用いる複数枚の分割印刷用紙から成ることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、印刷後の複数枚の分割印刷用紙を、重ね貼着代で相互に重ねて貼着すれば、規定サイズの印刷用紙と同寸法の印刷物を得ることができる。
【0022】
この場合、上重ね代を有する分割印刷用紙が、その上重ね代に粘着層とこれを保護する剥離紙とを有することが、好ましい。
【0023】
この構成によれば、剥離紙を剥がすことで、複数枚の分割印刷用紙を相互に簡単に貼着することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の画像印刷方法をパソコン(パーソナルコンピュータ)とこれに接続したプリンタとから成る画像印刷装置に適用した場合について説明する。この場合、画像印刷方法を実現させるためのプログラム(プリンタドライバ)は、外部記憶媒体(記録媒体)であるCD−ROM等により提供され、パソコンはCD−ROMからインストールしたプログラムに基づいて、プリンタを制御する。そして、ユーザは、専用の印刷用紙セット、すなわち重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズ(実施形態ではA4サイズ)の用紙となる複数枚(2枚)の分割印刷用紙を用いてこれに印刷を行い、最終的に貼り合わせて1つの画像を印刷したポスター等の印刷物を作成する。
【0025】
図1は、画像印刷装置1の外観図を表している。同図に示すように、画像印刷装置1は、一般的なパソコン10とこれにケーブル3を介して接続したプリンタ20とで構成されている。プリンタ20は、はがき等のA6サイズの印刷用紙に印刷を行うことを主眼とした小型のインクジェットプリンタで構成されている。なお、パソコン10とプリンタ20の制御情報の授受をケーブル3で行うようにしているが、無線通信手段等で行うようにしてもよい。
【0026】
図1および図2に示すように、プリンタ20は、印刷用紙Pを送る送り機構68を内蔵した下ケーシング部21と、印刷用紙Pに印刷を行う印刷機構55を内蔵した上ケーシング部22とで、横長略方形に形成されており、下ケーシング部21と上ケーシング部22との間隙に印刷用紙Pの走行路23が構成されている。走行路23は、印刷用紙Pの送り方向の前後に加え、右側方が開放されており、印刷領域(幅)に比して十分に広幅の印刷用紙Pを、供給できるようになっている。
【0027】
下ケーシング部21の左部前側には、電源スイッチ24および操作スイッチ25が設けられ、上ケーシング部22の左部後側には、上ケーシング部22の内部を開放する開放レバー26が設けられている。そして、開放レバー26を操作して、上ケーシング部22の内部を開放することにより、下ケーシング部21に装着されたインクカートリッジ58を着脱できるようになっている。また、下ケーシング部21には、印刷ヘッド51から吐出されたインクのうち、印刷用紙送り方向および幅方向から外れたインクを受ける廃液トレイ33が配設されており、印刷用紙Pの端部まで印刷する、いわゆる縁無し印刷を行い得るようになっている。
【0028】
廃液トレイ33は、トレイ本体34と、その中に敷き詰められたインク吸収体35と、トレイ本体34の右側側面に取り付けられた廃インク検出器36とを備え、廃インク検出器36は一対の電極により構成されている。一対の電極は、インク吸収体35の内部に差し込まれており、電極間抵抗により廃インクの吸収量を検出できるようになっている。すなわち、廃インクが全く吸収されていない状態では、電極間抵抗が無限大であり、廃インクが吸収されると電極間抵抗が減少していく。したがって、電極間抵抗が所定値以下となった場合は、パソコン10のディスプレイ表示やビープ音等により、ユーザに対して報知し、インク吸収体35の交換を促す。
【0029】
印刷機構55は、下向きの印刷ヘッド(インクジェットヘッド)51と、印刷ヘッド51を支持するキャリッジ52と、印刷ヘッド51の印刷位置に対峙するブリッジ状のプラテン53とを備えており、プラテン53は、印刷ヘッド51の走行路上に配設され往復動する印刷ヘッド51に対向して左右方向に延在している。印刷ヘッド51は、インクカートリッジ58からインクチューブ54を介してインクの供給を受けながら、左右方向に往復動を繰り返し、適宜インク滴を吐出して印刷を行う。すなわち、印刷ヘッド51の移動方向を主走査方向とし、印刷用紙Pの送り方向を副走査方向として印刷を行う。なお、印刷方法は、印刷ヘッド51の往復動で印刷を行う往復印刷、また印刷ヘッド51の往動のみで印刷を行い復動時には印刷を行わない一方向印刷のいずれであっても良い。
【0030】
キャリッジ52の基部は、無端のタイミングベルト56の一部に固定されており、タイミングベルト56は左側の駆動プーリと右側の従動プーリ(いずれも図示省略)との間に掛け渡されている。そして、駆動プーリには、減速ギヤ列を介してキャリッジモータ61(図3参照)が接続されており、キャリッジモータ61が正逆回転することにより、タイミングベルト56を介してキャリッジ52に搭載された印刷ヘッド51が、左右方向に往復動するようになっている。
【0031】
送り機構68は、プラテン53を挟んで送り方向の前後に配設した給紙ローラ63および排紙ローラ64とで構成されている。給紙ローラ63は、走行路に臨むように上ケーシング部22に設けた給紙駆動ローラ65と、これに対峙するように下ケーシング部21に設けた給紙従動ローラ66とから成るグリップローラで構成されている。同様に、排紙ローラ64は、走行路に臨むように下ケーシング部21に設けた排紙駆動ローラ67と、これに対峙するように上ケーシング部22に設けた排紙従動ローラ(図示省略)とから成るグリップローラで構成されている。
【0032】
給紙駆動ローラ65および排紙駆動ローラ67は、減速歯車列を介して単一の送りモータ62(図3参照)に接続されている。すなわち、給紙駆動ローラ65と排紙駆動ローラ67とは、同期して回転する。また、給紙ローラ63とプラテン53との間には、印刷用紙Pの先端を検出する先端検出センサ41(図3参照)が配設され、排紙ローラ64とプラテン53との間には、印刷用紙Pの尾端を検出する尾端検出センサ42(図3参照)が配設されている。そして、上記の印刷ヘッド51、キャリッジモータ61、送りモータ62、先端検出センサ41および尾端検出センサ42は、プリンタ制御部100(図3参照)に接続されている。
【0033】
送りモータ62が駆動し、先端検出センサ41が印刷用紙Pの先端を検出すると、数ステップ後に、キャリッジモータ61が駆動を開始し、続いて印刷ヘッド51が駆動を開始する。これにより、キャリッジモータ61により往復動する印刷ヘッド51(主走査)と、送りモータ62により先方に送られる印刷用紙P(副走査)により、印刷用紙Pに所望の印刷が行われる。印刷が完了するとキャリッジ52がホーム位置に停止し、尾端検出センサ42が印刷用紙Pの尾端を検出すると、数ステップ後に、送りモータ62が停止して、一連の印刷動作が終了する。
【0034】
ところで、印刷動作が停止または休止している場合は、印刷ヘッド51のノズル面が乾燥してインク滴が凝固することがあるため、印刷ヘッド51のメンテナンス(クリーニング、フラッシングおよびキャッピング)が行われる。このため、印刷動作が停止または休止の際には、印刷ヘッド51を印刷範囲から外れた位置に配設されたメンテナンスユニット75に臨ませる。メンテナンスユニット75は、印刷待機中において印刷ヘッド51のノズル面を封止するキャップ76と、ノズルからインクを吸引する廃インク回収ポンプ77とを備えており、これらキャップ76と廃インク回収ポンプ77とは、1つのモータで駆動される。
【0035】
クリーニングを行う場合は、キャップ76を印刷ヘッド51に密着させ、廃インク回収ポンプ77を駆動してインクの吸引を行う。また、フラッシングを行う場合は、印刷ヘッド51に対してキャップ76を離間させた状態にしておき、印刷ヘッド51からキャップ76に向かってインク滴を吐出する。さらに、保管時(装置非稼動時)には、キャップ76を印刷ヘッド51に密着させた状態とする(キャッピング)。このように、印刷ヘッド51のメンテナンスを行うことにより、ノズルの目詰まり等を防止している。なお、クリーニングにより吸引した廃インクおよびフラッシングにより吐出された廃インクはインクカートリッジ58内に形成された廃インク回収タンクに回収される。
【0036】
一方、パソコン10は、装置本体11に、ディスプレイ12、キーボード13およびマウス14等の周辺機器が接続され、ユーザはディスプレイ12を確認しながらキーボード13やマウス14を用いてデータ入力を行う。また、プリンタドライバ104(図3参照)がインストールされており、当該プリンタドライバ104によって提供される設定プログラム110に従ってユーザは種々の条件を入力する。そして、入力された条件に基づいて、プリンタ20を制御するための印刷制御データを生成する。
【0037】
次に、図3を参照して、プリンタ20およびパソコン10の制御構成について説明する。同図に示すように、本発明のプリンタ20は、プリンタインターフェース31を有し、パソコン10から送信された画像データD、印刷制御データおよび各種指令を入力すると共に、プリンタ20内部における処理状況等に関するデータをパソコン10に対して出力するデータ入出力部30と、先端検出センサ41および尾端検出センサ42を有し、各種検出を行う検出部40と、印刷ヘッド51を有し、印刷用紙Pに対して印刷を行う印刷部50と、キャリッジモータ61および送りモータ62を有し、主走査方向および副走査方向への相対移動、並びに印刷用紙Pの搬送を行う搬送部60と、ヘッドドライバ71、キャリッジモータドライバ72、送りモータドライバ73を有し、各部を駆動する駆動部70と、電源スイッチ24を有し、各部に電源を供給する電源部80と、各部と接続され、プリンタ20全体を制御する制御部100とによって構成されている。
【0038】
制御部100は、CPU110、ROM120、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)130、RAM140および入出力制御装置(IOC:Input Output Controller)150を備え、互いに内部バス160により接続されている。ROM120は、CPU110で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック121の他、パソコン10から送信される制御コマンドに対応する制御データ等を記憶する制御データブロック122を有している。また、CG−ROM130は、文字等のフォントデータを記憶しており、文字等を特定するコードデータが与えられたときに対応するフォントデータを出力する。
【0039】
RAM140は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック141の他、パソコン10から送信された印刷データ(画像データD)を記憶する印刷データブロック142と、パソコン10によって生成された印刷に関する種々の制御データを記憶する印刷制御データブロック143とを有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM140は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。
【0040】
入出力装置(IOC)150には、CPU110の機能を補うと共に各種周辺回路とのインターフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。これにより、IOC150は、パソコン10からの画像データDや印刷制御データなどをそのまま或いは加工して内部バス160に取り込むと共に、CPU110と連動して、CPU110から内部バス160に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して駆動部70に出力する。
【0041】
そして、CPU110は、上記の構成により、ROM120内の制御プログラムに従って、IOC150を介してプリンタ20内の各部から各種信号・データを入力し、CG−ROM130からのフォントデータ、RAM内の各種データを処理し、IOC150を介してインクジェットプリンタ20内の各部に、各種信号・データを出力することにより、パソコン10から送信された印刷制御データに従って、プリンタ20の印刷制御を行う。
【0042】
一方、パソコン10は、印刷データ(画像データD)や印刷制御データを出力すると共に、プリンタ20から送信されたプリンタ20内部における処理状況等に関するデータを入力するPCインターフェース101と、CPU、ROMおよびRAM等のメモリを有し、パソコン10全体を制御する中央制御部102と、ウィンドウズ(登録商標)等のOS103と、外部記憶媒体(記録媒体)であるCD−ROM15により提供されたプリンタ20を制御するためのプリンタドライバ104と、生成した画像データDを一時的に格納する印刷バッファ105と、ユーザからのデータ入力に応じた作業内容やパソコン10内の処理状況を表示するディスプレイ120との他、キーボード13およびマウス14等(図1参照)の周辺機器を備えている。
【0043】
また、プリンタドライバ104は、分割印刷に関する設定を行うための設定画面を実行する設定プログラム(ユーティリティ実行プログラム)110を有し、ユーザにより、この設定画面において分割印刷に関する条件の設定が行われることにより、分割印刷処理に関する印刷制御データを生成する。
【0044】
ここで、図4に示す2枚の分割印刷用紙P1,P2から成る上記の印刷用紙セットPSを用い、これに単一の画像を印刷する場合について説明する。印刷用紙セットPSは、重ね貼着代Cにより相互に貼着することによりA4(210mm×297mm)の印刷用紙となるものであり、重ね貼着代Cのうちの上重ね代C1を1の長辺に有する縦長の第1分割印刷用紙P1と、下重ね代C2を1の長辺に有する縦長の第2分割印刷用紙P2と、で構成されている。
【0045】
この場合、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2は、それぞれ115mm×297mmに形成され、重ね貼着代C1,C2は20mmに設定されている。第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2には、特に加工を施していないが、第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1には、貼着のための粘着剤Caが帯状(20mm幅)に塗布されている。また、この粘着剤Caを保護するためにこの部分に剥離紙Cb(20mm幅)が貼着されている。
【0046】
ここで、先ず分割印刷を行う場合の設定画面(ディスプレイ120に表示される)について、図5を参照して説明する。この設定画面は、プリンタドライバ104によって提供される設定プログラム110によって起動されるものである。設定画面は、基本的な内容を設定する基本画面120aと、分割印刷に関する条件を設定する分割印刷設定画面120bとによって構成され、画面上部のタブコントロールでいずれかの画面が選択できるようになっている。基本画面120aでは、印刷用紙Pのサイズ、用紙種類、余白設定などが設定可能であり、通常の印刷設定ユーティリティと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0047】
分割印刷設定画面120bでは、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2における重ね貼着代C1,C2の位置、その重ね寸法、並びにいずれの用紙を上側にして重ねるか(いずれの用紙に上重ね代C1を設定するか)の重ね形態に関する条件が設定可能となっている。
【0048】
<貼着代位置>では、縦長の第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2に対し、左右どちらの辺に重ね貼着代Cを設定するかがラジオボタン121で選択される。ここで、第1分割印刷用紙P1の長手方向の一辺には、上記のとおり粘着剤Caが帯状に塗布されている。したがって、「第1分割印刷用紙(右),第2分割印刷用紙(左)」が選択された場合は、第1分割印刷用紙P1が左側に配置され(図7参照)、「第1分割印刷用紙(左),第2分割印刷用紙(右)」が選択された場合は、第1分割印刷用紙P2が右側に配置されることとなる(図示省略)。
【0049】
また、<重ね寸法>では、帯状に設定される重ね貼着代Cの幅方向長さが、数値入力欄122に入力される。なお、数値入力欄122では、直接数値を入力するのではなく、黒三角アイコンにより、ミリ単位で数値を変動させることができる。ここで、本実施形態では、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2の重ね貼着代が、予め20〔mm〕に設定されている(重ね貼着代を20〔mm〕として、2枚の用紙を貼り合わせることでA4サイズの用紙を作成することができるようになっている)ため、数値入力欄122には、数値「20」が入力される。したがって、ここでは使用する用紙サイズ並びに貼り合わせ後の(ユーザが所望するサイズの)用紙サイズに基づいて、適切な値が入力される。
【0050】
また、<重ね形態>では、第1分割印刷用紙P1または第2分割印刷用紙P2のいずれが上側または下側となって重ね合わせるかがラジオボタン123で選択される。ここで、第1分割印刷用紙P1には、上記のとおり裏面に剥離紙Cbが付されているため、この場合は、「第1分割印刷用紙:上重ね代,第2分割印刷用紙:下重ね代」が選択される。また、いずれの用紙にも裏面に剥離紙が付されていない場合(加工されていない用紙を使用する場合)は、好みに応じて、「第1分割印刷用紙:上重ね代,第2分割印刷用紙:下重ね代」、または「第2分割印刷用紙:上重ね代,第1分割印刷用紙:下重ね代」のいずれかのラジオボタンが選択される。
【0051】
このように、分割印刷設定画面において、適宜条件を入力(選択)することで、ユーザの好み、また使用目的に応じた分割印刷を行うことができる。
【0052】
ここで、上記の設定に基づき、図6(a)に示すような画像データ(印刷画像)を、同図(b)に示すように分割して、図7(b)に示すように第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2に印刷し、同図(a)に示すA4の印刷物を作成する場合について、説明する。図8のフローチャートに示すように、先ずパソコン10のキーボード13操作による、データ入力に基づいて、A4の印刷物を前提とする画像データを作成する(S1)。次に、画像データを縦割りに2分割し、分割画像データを作成する(S2,S3)。
【0053】
ここで、第1分割印刷用紙P1用には、左側半部の分割画像データD1(分割印刷画像)を割り振る(S2)。一方、第2分割印刷用紙P2用には、右側半部の分割画像データDa(分割印刷画像)を割り振ると共に、左側半部の分割画像データD1、すなわち第1分割印刷用紙P1の分割画像データD1の右端の数ドット分の重複データDb(部分重複印刷画像)を付加する(S3)。すなわち、第1分割印刷用紙P1に対しては、左側半部の分割画像データD1に基づいて印刷が行われ、第2分割印刷用紙P2に対しては、右側半部の分割画像データDaとこれに続く数ドット分の重複データDb(Da+Db=D2)に基づいて印刷が行われる。
【0054】
このようにして、第1分割印刷用紙P1用および第2分割印刷用紙P2用の分割画像データD1,D2がそれぞれ作成されると(S2,S3)、これらは印刷バッファ105にそれぞれ格納される(S4)。ここで、ディスプレイ120上において、プリンタ20に第1分割印刷用紙P1をセットするように指示が表示され(S5)、プリンタ20に第1分割印刷用紙P1がセットされると、第1分割印刷用紙P1に上記の画像データD1に基づいて、分割印刷画像が印刷される(S6)。同様に、第1分割印刷用紙P1への印刷が完了すると、ディスプレイ120上において、第2分割印刷用紙P2のセットが指示され(S7)、第2分割印刷用紙P2がセットされると、第2分割印刷用紙P2に上記の画像データD2に基づいて、分割印刷画像および部分重複印刷画像が印刷される(S8)。
【0055】
このようにして、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2への印刷が完了したら、図7に示すように、第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2にその上側から第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1を貼着することで、A4の印刷物が作成される。この場合、第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2には、はみ出すようにして部分重複印刷画像が印刷されているため(図6(b)参照)、この部分重複印刷画像と第1分割印刷用紙P1の分割印刷画像の端部を重ねるように位置合わせることにより、簡単且つ精度良く貼着が行われ、分割印刷画像の境界部分の画線が違和感無く連続する。また、部分重複印刷画像は、第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1の下に隠蔽される。
【0056】
次に、図9ないし図11を参照して、他の実施形態について説明する。図9および図10の実施形態は、上記の部分重複印刷画像に代えて、両分割印刷画像の境界部分を積極的に指標する境界印刷画像Dcを印刷することにより、上記と同様に、両分割印刷用紙P1,P2の貼り合わせの位置決めを容易にするものである。また、境界印刷画像Dcは、いずれも第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2に印刷され、両分割印刷画像の境界を指標すると共に貼着後には第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1の下に隠蔽される。
【0057】
図9に示す第2実施形態に係る境界印刷画像Dcは、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添う直線で構成されている(同図(a))。第1分割印刷用紙P1は、その上重ね代C1をこの直線に位置合わせし、且つこの直線を隠すように貼着される。また、境界印刷画像Dcは、同図((b))に示すように、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添うと共に相互に離間した2つの線分であってもよい。なお、これら直線および各線分は細線とすることが好ましい。
【0058】
図10に示す第3実施形態に係る境界印刷画像Dcは、両分割印刷用紙P1,P2の境界をマーキングすると共に相互に離間した2つの三角や矢印等のマークで構成されている(同図(a))。第1分割印刷用紙P1は、その上重ね代C1をこのマークに位置合わせし、且つこの直線を隠すように貼着される。この場合、同図に示すように、「のりしろ」の文字を印刷してもよい。また、境界印刷画像Dcは、同図((b))に示すように、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添うようにこれをマーキングする帯状マークであってもよい。この場合には、下重ね代C2の全域に帯状マークを印刷するようにしてもよい。
【0059】
なお、第1実施形態の部分重複画像Dbと第2および3の境界印刷画像Dcとを、分割印刷設定画面120b(図5参照)においてユーザが選択できるようにしてもよい。また、境界印刷画像Dcをユーザが作成できるようにしても良い。これらの構成によれば、ユーザの好み、または使用用途に応じて、境界印刷画像Dcを設定・変更することができる。
【0060】
図11に示す第4実施形態では、分割印刷用紙P1〜P4を縦および横に4枚並べ、A3サイズの用紙を作成したものである。また、下重ね代C2L,C3U,C4L,C4Uには、貼着対象となる分割印刷用紙Pを示す用紙番号を印刷している。例えば、同図(a)に示すように、用紙番号を、配置位置が左上、右上、左下、右下となる順に▲1▼〜▲4▼とし、且つ上側および左側に配置される分割印刷用紙Pに上重ね代を設定する場合、同図(b)に示すように、境界印刷画像Dcおよび用紙番号Dnを印刷する。すなわち、分割印刷用紙P2には、その左側に分割印刷用紙P1に対する下重ね代C2Lを設定すると共に貼着対象となる用紙番号Dn▲1▼を印刷する。また、分割印刷用紙P3にはその上側(C3U)に、また分割印刷用紙P4にはその左側(C4L)および上側(C4U)に下重ね代C3U,C4L,C4Uを設定すると共に貼着対象となる用紙番号Dnを印刷する。
【0061】
このように、下重ね代C2L,C3U,C4L,C4Uに貼着対象となる用紙を特定する為の用紙番号Dnを印刷することにより、貼着対象となる分割印刷用紙Pが明確となるため、分割印刷用紙Pが多数となる場合でも、貼着対象を探す手間を省くことができる。なお、この場合、用紙番号Dnに代えて、左上、右上など貼着対象となる分割用紙の配置位置を示すようにしてもよい。
【0062】
また、各下重ね代に対応する上重ね代に粘着剤Daの塗布および剥離紙Dbを有する分割印刷用紙セットPSを用いる場合は、各分割印刷用紙Pの裏面に、予め用紙番号Dnが記載されていることが好ましい。また、この場合、用紙番号Dnは印刷順序と一致していることが好ましい。これらの構成によれば、各分割用紙の配置位置が明確となるため、より貼着を容易に行うことができる。
【0063】
また、印刷順序に従って、分割印刷用紙の裏面の一部に用紙番号(印刷順序番号)をナンバリング(印刷)できる構成としても良い。この構成によれば、裏面に剥離紙Dbを有していない(分割印刷のための加工が為されていない)同一仕様の用紙を4枚用いた場合でも、印刷面(表面)に影響を与えることなく各分割印刷用紙Pの配置位置を明確に示すことができる。
【0064】
なお、特に図示しないが、上記に示した例に限らず、印刷用紙セットPSを横並びまたは縦並びの3枚以上の分割印刷用紙としてもよいし、図11に示したA3サイズ以上の大きさの分割印刷用紙としてもよい。すなわち、分割の形態およびその数は任意である。
【0065】
【発明の効果】
本発明の画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットによれば、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に付加した指標印刷画像により、複数枚の分割印刷用紙の貼着に際し、相互の位置合わせを容易且つ精度良く行うことができる。また、指標印刷画像が下重ね代側にはみ出しているため、最終的に指標印刷画像を覆ってしまうことができる。したがって、画像印刷装置が印刷不能な大きさの印刷物であっても、これを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像印刷装置を模式的に表したシステム図である。
【図2】実施形態に係るプリンタの構造図である。
【図3】画像印刷装置の印刷制御系のブロック図である。
【図4】実施形態に係る印刷用紙セットの平面図である。
【図5】分割印刷設定画面を示す図である。
【図6】画像データと、これを分割した分割画像データを示す図である。
【図7】各分割印刷用紙に印刷を行った状態、並びにこれらを貼り合わせた状態を示す平面図である。
【図8】分割画像印刷のフローチャートである。
【図9】第2実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【図10】第3実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【図11】第4実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置
10 パソコン
20 プリンタ
33 廃液トレイ
51 印刷ヘッド
52 キャリッジ
53 プラテン
100 制御部
104 プリンタドライバ
C 重ね貼着代
C1 上重ね代
C2 下重ね代
Ca 粘着剤層
Cb 剥離紙層
D 画像データ
D1 第1分割画像データ
D2 第2分割画像データ
Db 部分重複データ
Dc 境界印刷画像
Dn 用紙番号
P 印刷用紙
P1 第1分割印刷用紙
P2 第2分割印刷用紙
PS 印刷用紙セット
【発明の属する技術分野】
本発明は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷対象物である剥離紙付きの印刷テープに、そのテープ幅より大きな印刷画像を印刷するテープ印刷装置が知られている。このテープ印刷装置は、ポスター等として使用する最終的な印刷画像を分割し、この分割画像を印刷テープに連続して印刷し且つこれを切断して、複数枚のテープ片を得るものである。この場合、切断して得られる各テープ片に対し、相互の糊代(重ね貼着代)考慮し分割画像を割り振るようにしている(例えば、特許文献1参照)。そして、分割画像を印刷した複数のテープ片を、その糊代部分で重なるように貼着することで、1枚のポスターが完成する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−157136号公報(図11、図12)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のテープ印刷装置による画像印刷方法では、テープ片の糊代部分は、印刷が為されていない空白部分となるため、先行して貼着したテープ片に次のテープ片を貼着するときに、空白部分(糊代部分)およびその周囲を位置決めの基準とせざるを得ない。このため、テープ片の相互の境界部分に印刷画像の画線が「密」に印刷されている場合には位置合わせし易いが、「疎」に印刷されている場合には位置合わせし難いものとなり、テープ片の相互間の位置合わせの容易さが、印刷画像により左右される問題があった。
【0005】
本発明は、貼着に際し、印刷画像の形態に拘らず、分割印刷用紙の相互の位置合わせを容易且つ精度良く行うことができる画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像印刷方法は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷方法であって、各分割印刷用紙における重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶工程と、印刷画像を、貼着代の記憶結果を加味しつつ複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割工程と、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加工程と、分割印刷画像および指標印刷画像に基づいて、複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷工程と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
同様に、本発明の画像印刷装置は、重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷装置であって、各分割印刷用紙における重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶手段と、印刷画像を、貼着代の記憶結果を加味しつつ複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割手段と、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加手段と、分割印刷画像および指標印刷画像に基づいて、複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、印刷画像を分割し各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成し、これを複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷するため、印刷後に複数枚の分割印刷用紙をその重ね貼着代により相互に貼着することで、規定サイズの印刷用紙に印刷画像を印刷したものと同様のものを得ることができる。この場合、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に、下重ね代側にはみ出して指標印刷画像を付加しているため、印刷後の複数枚の分割印刷用紙をその重ね貼着代により相互に貼着するときに、指標印刷画像を指標にして相互の位置決めを行うことができる。また、指標印刷画像は下重ね代側にはみ出しているため、複数枚の分割印刷用紙を相互に貼着したときに、指標印刷画像を重ね貼着代内に見えないように隠蔽することができる。なお、複数枚の分割印刷用紙は、印刷用紙を縦または横に複数分割(2分割以上)した形態のものであってもよい、印刷用紙を縦および横に複数分割(4分割以上)した形態のものであってもよい。
【0009】
この場合、指標印刷画像が、下重ね代に対する上重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像における、数ドット幅分の部分重複印刷画像であることが、好ましい。
【0010】
この構成によれば、部分重複印刷画像により、隣接する分割印刷画像の相互の画線を基準として位置合わせすることができ、両分割印刷画像の境界線に添う方向の画線の位置合わせを容易に且つ精度良く行うことができる。また、境界線に直交する方向において、両分割印刷画像が幾分離れて貼着されても、相互の画線の境界線上に下地(下重ね代)が細線として見えてしまうことがない。
【0011】
同様に、指標印刷画像が、下重ね代を有する分割印刷画像とその下重ね代との境界を指標する境界印刷画像であることが、好ましい。
【0012】
この場合、境界印刷画像が、境界に添う直線であること、或いは前記境界に添うと共に相互に離間した少なくとも2つの線分であることが、好ましい。
【0013】
同様に、境界印刷画像が、境界をマーキングするマークであること、或いは境界をマーキングすると共に相互に離間した少なくとも2つのマークであることが、好ましい。
【0014】
これらの構成によれば、境界印刷画像を指標として、隣接する分割印刷画像をその境界線に直交する方向(離接方向)において、簡単且つ精度良く位置合わせすることができる。
【0015】
この場合、指標印刷画像が、下重ね代に対する上重ね代を有する分割印刷用紙を示すための画像であることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、貼着対象となる分割印刷用紙を明確に示すことができるため、複数枚の分割印刷用紙を相互に貼着する貼着作業を容易に行うことができる。
【0017】
本発明のプログラムは、上記した画像印刷方法を、コンピュータに実現させるためのものである。
【0018】
また、本発明の記録媒体は、上記したプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0019】
この構成によれば、画像印刷方法の汎用性を高めることができる。
【0020】
本発明の印刷用紙セットは、上記した画像印刷方法に用いる複数枚の分割印刷用紙、または上記した画像印刷システムに用いる複数枚の分割印刷用紙から成ることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、印刷後の複数枚の分割印刷用紙を、重ね貼着代で相互に重ねて貼着すれば、規定サイズの印刷用紙と同寸法の印刷物を得ることができる。
【0022】
この場合、上重ね代を有する分割印刷用紙が、その上重ね代に粘着層とこれを保護する剥離紙とを有することが、好ましい。
【0023】
この構成によれば、剥離紙を剥がすことで、複数枚の分割印刷用紙を相互に簡単に貼着することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明の画像印刷方法をパソコン(パーソナルコンピュータ)とこれに接続したプリンタとから成る画像印刷装置に適用した場合について説明する。この場合、画像印刷方法を実現させるためのプログラム(プリンタドライバ)は、外部記憶媒体(記録媒体)であるCD−ROM等により提供され、パソコンはCD−ROMからインストールしたプログラムに基づいて、プリンタを制御する。そして、ユーザは、専用の印刷用紙セット、すなわち重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズ(実施形態ではA4サイズ)の用紙となる複数枚(2枚)の分割印刷用紙を用いてこれに印刷を行い、最終的に貼り合わせて1つの画像を印刷したポスター等の印刷物を作成する。
【0025】
図1は、画像印刷装置1の外観図を表している。同図に示すように、画像印刷装置1は、一般的なパソコン10とこれにケーブル3を介して接続したプリンタ20とで構成されている。プリンタ20は、はがき等のA6サイズの印刷用紙に印刷を行うことを主眼とした小型のインクジェットプリンタで構成されている。なお、パソコン10とプリンタ20の制御情報の授受をケーブル3で行うようにしているが、無線通信手段等で行うようにしてもよい。
【0026】
図1および図2に示すように、プリンタ20は、印刷用紙Pを送る送り機構68を内蔵した下ケーシング部21と、印刷用紙Pに印刷を行う印刷機構55を内蔵した上ケーシング部22とで、横長略方形に形成されており、下ケーシング部21と上ケーシング部22との間隙に印刷用紙Pの走行路23が構成されている。走行路23は、印刷用紙Pの送り方向の前後に加え、右側方が開放されており、印刷領域(幅)に比して十分に広幅の印刷用紙Pを、供給できるようになっている。
【0027】
下ケーシング部21の左部前側には、電源スイッチ24および操作スイッチ25が設けられ、上ケーシング部22の左部後側には、上ケーシング部22の内部を開放する開放レバー26が設けられている。そして、開放レバー26を操作して、上ケーシング部22の内部を開放することにより、下ケーシング部21に装着されたインクカートリッジ58を着脱できるようになっている。また、下ケーシング部21には、印刷ヘッド51から吐出されたインクのうち、印刷用紙送り方向および幅方向から外れたインクを受ける廃液トレイ33が配設されており、印刷用紙Pの端部まで印刷する、いわゆる縁無し印刷を行い得るようになっている。
【0028】
廃液トレイ33は、トレイ本体34と、その中に敷き詰められたインク吸収体35と、トレイ本体34の右側側面に取り付けられた廃インク検出器36とを備え、廃インク検出器36は一対の電極により構成されている。一対の電極は、インク吸収体35の内部に差し込まれており、電極間抵抗により廃インクの吸収量を検出できるようになっている。すなわち、廃インクが全く吸収されていない状態では、電極間抵抗が無限大であり、廃インクが吸収されると電極間抵抗が減少していく。したがって、電極間抵抗が所定値以下となった場合は、パソコン10のディスプレイ表示やビープ音等により、ユーザに対して報知し、インク吸収体35の交換を促す。
【0029】
印刷機構55は、下向きの印刷ヘッド(インクジェットヘッド)51と、印刷ヘッド51を支持するキャリッジ52と、印刷ヘッド51の印刷位置に対峙するブリッジ状のプラテン53とを備えており、プラテン53は、印刷ヘッド51の走行路上に配設され往復動する印刷ヘッド51に対向して左右方向に延在している。印刷ヘッド51は、インクカートリッジ58からインクチューブ54を介してインクの供給を受けながら、左右方向に往復動を繰り返し、適宜インク滴を吐出して印刷を行う。すなわち、印刷ヘッド51の移動方向を主走査方向とし、印刷用紙Pの送り方向を副走査方向として印刷を行う。なお、印刷方法は、印刷ヘッド51の往復動で印刷を行う往復印刷、また印刷ヘッド51の往動のみで印刷を行い復動時には印刷を行わない一方向印刷のいずれであっても良い。
【0030】
キャリッジ52の基部は、無端のタイミングベルト56の一部に固定されており、タイミングベルト56は左側の駆動プーリと右側の従動プーリ(いずれも図示省略)との間に掛け渡されている。そして、駆動プーリには、減速ギヤ列を介してキャリッジモータ61(図3参照)が接続されており、キャリッジモータ61が正逆回転することにより、タイミングベルト56を介してキャリッジ52に搭載された印刷ヘッド51が、左右方向に往復動するようになっている。
【0031】
送り機構68は、プラテン53を挟んで送り方向の前後に配設した給紙ローラ63および排紙ローラ64とで構成されている。給紙ローラ63は、走行路に臨むように上ケーシング部22に設けた給紙駆動ローラ65と、これに対峙するように下ケーシング部21に設けた給紙従動ローラ66とから成るグリップローラで構成されている。同様に、排紙ローラ64は、走行路に臨むように下ケーシング部21に設けた排紙駆動ローラ67と、これに対峙するように上ケーシング部22に設けた排紙従動ローラ(図示省略)とから成るグリップローラで構成されている。
【0032】
給紙駆動ローラ65および排紙駆動ローラ67は、減速歯車列を介して単一の送りモータ62(図3参照)に接続されている。すなわち、給紙駆動ローラ65と排紙駆動ローラ67とは、同期して回転する。また、給紙ローラ63とプラテン53との間には、印刷用紙Pの先端を検出する先端検出センサ41(図3参照)が配設され、排紙ローラ64とプラテン53との間には、印刷用紙Pの尾端を検出する尾端検出センサ42(図3参照)が配設されている。そして、上記の印刷ヘッド51、キャリッジモータ61、送りモータ62、先端検出センサ41および尾端検出センサ42は、プリンタ制御部100(図3参照)に接続されている。
【0033】
送りモータ62が駆動し、先端検出センサ41が印刷用紙Pの先端を検出すると、数ステップ後に、キャリッジモータ61が駆動を開始し、続いて印刷ヘッド51が駆動を開始する。これにより、キャリッジモータ61により往復動する印刷ヘッド51(主走査)と、送りモータ62により先方に送られる印刷用紙P(副走査)により、印刷用紙Pに所望の印刷が行われる。印刷が完了するとキャリッジ52がホーム位置に停止し、尾端検出センサ42が印刷用紙Pの尾端を検出すると、数ステップ後に、送りモータ62が停止して、一連の印刷動作が終了する。
【0034】
ところで、印刷動作が停止または休止している場合は、印刷ヘッド51のノズル面が乾燥してインク滴が凝固することがあるため、印刷ヘッド51のメンテナンス(クリーニング、フラッシングおよびキャッピング)が行われる。このため、印刷動作が停止または休止の際には、印刷ヘッド51を印刷範囲から外れた位置に配設されたメンテナンスユニット75に臨ませる。メンテナンスユニット75は、印刷待機中において印刷ヘッド51のノズル面を封止するキャップ76と、ノズルからインクを吸引する廃インク回収ポンプ77とを備えており、これらキャップ76と廃インク回収ポンプ77とは、1つのモータで駆動される。
【0035】
クリーニングを行う場合は、キャップ76を印刷ヘッド51に密着させ、廃インク回収ポンプ77を駆動してインクの吸引を行う。また、フラッシングを行う場合は、印刷ヘッド51に対してキャップ76を離間させた状態にしておき、印刷ヘッド51からキャップ76に向かってインク滴を吐出する。さらに、保管時(装置非稼動時)には、キャップ76を印刷ヘッド51に密着させた状態とする(キャッピング)。このように、印刷ヘッド51のメンテナンスを行うことにより、ノズルの目詰まり等を防止している。なお、クリーニングにより吸引した廃インクおよびフラッシングにより吐出された廃インクはインクカートリッジ58内に形成された廃インク回収タンクに回収される。
【0036】
一方、パソコン10は、装置本体11に、ディスプレイ12、キーボード13およびマウス14等の周辺機器が接続され、ユーザはディスプレイ12を確認しながらキーボード13やマウス14を用いてデータ入力を行う。また、プリンタドライバ104(図3参照)がインストールされており、当該プリンタドライバ104によって提供される設定プログラム110に従ってユーザは種々の条件を入力する。そして、入力された条件に基づいて、プリンタ20を制御するための印刷制御データを生成する。
【0037】
次に、図3を参照して、プリンタ20およびパソコン10の制御構成について説明する。同図に示すように、本発明のプリンタ20は、プリンタインターフェース31を有し、パソコン10から送信された画像データD、印刷制御データおよび各種指令を入力すると共に、プリンタ20内部における処理状況等に関するデータをパソコン10に対して出力するデータ入出力部30と、先端検出センサ41および尾端検出センサ42を有し、各種検出を行う検出部40と、印刷ヘッド51を有し、印刷用紙Pに対して印刷を行う印刷部50と、キャリッジモータ61および送りモータ62を有し、主走査方向および副走査方向への相対移動、並びに印刷用紙Pの搬送を行う搬送部60と、ヘッドドライバ71、キャリッジモータドライバ72、送りモータドライバ73を有し、各部を駆動する駆動部70と、電源スイッチ24を有し、各部に電源を供給する電源部80と、各部と接続され、プリンタ20全体を制御する制御部100とによって構成されている。
【0038】
制御部100は、CPU110、ROM120、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)130、RAM140および入出力制御装置(IOC:Input Output Controller)150を備え、互いに内部バス160により接続されている。ROM120は、CPU110で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック121の他、パソコン10から送信される制御コマンドに対応する制御データ等を記憶する制御データブロック122を有している。また、CG−ROM130は、文字等のフォントデータを記憶しており、文字等を特定するコードデータが与えられたときに対応するフォントデータを出力する。
【0039】
RAM140は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック141の他、パソコン10から送信された印刷データ(画像データD)を記憶する印刷データブロック142と、パソコン10によって生成された印刷に関する種々の制御データを記憶する印刷制御データブロック143とを有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM140は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。
【0040】
入出力装置(IOC)150には、CPU110の機能を補うと共に各種周辺回路とのインターフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。これにより、IOC150は、パソコン10からの画像データDや印刷制御データなどをそのまま或いは加工して内部バス160に取り込むと共に、CPU110と連動して、CPU110から内部バス160に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して駆動部70に出力する。
【0041】
そして、CPU110は、上記の構成により、ROM120内の制御プログラムに従って、IOC150を介してプリンタ20内の各部から各種信号・データを入力し、CG−ROM130からのフォントデータ、RAM内の各種データを処理し、IOC150を介してインクジェットプリンタ20内の各部に、各種信号・データを出力することにより、パソコン10から送信された印刷制御データに従って、プリンタ20の印刷制御を行う。
【0042】
一方、パソコン10は、印刷データ(画像データD)や印刷制御データを出力すると共に、プリンタ20から送信されたプリンタ20内部における処理状況等に関するデータを入力するPCインターフェース101と、CPU、ROMおよびRAM等のメモリを有し、パソコン10全体を制御する中央制御部102と、ウィンドウズ(登録商標)等のOS103と、外部記憶媒体(記録媒体)であるCD−ROM15により提供されたプリンタ20を制御するためのプリンタドライバ104と、生成した画像データDを一時的に格納する印刷バッファ105と、ユーザからのデータ入力に応じた作業内容やパソコン10内の処理状況を表示するディスプレイ120との他、キーボード13およびマウス14等(図1参照)の周辺機器を備えている。
【0043】
また、プリンタドライバ104は、分割印刷に関する設定を行うための設定画面を実行する設定プログラム(ユーティリティ実行プログラム)110を有し、ユーザにより、この設定画面において分割印刷に関する条件の設定が行われることにより、分割印刷処理に関する印刷制御データを生成する。
【0044】
ここで、図4に示す2枚の分割印刷用紙P1,P2から成る上記の印刷用紙セットPSを用い、これに単一の画像を印刷する場合について説明する。印刷用紙セットPSは、重ね貼着代Cにより相互に貼着することによりA4(210mm×297mm)の印刷用紙となるものであり、重ね貼着代Cのうちの上重ね代C1を1の長辺に有する縦長の第1分割印刷用紙P1と、下重ね代C2を1の長辺に有する縦長の第2分割印刷用紙P2と、で構成されている。
【0045】
この場合、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2は、それぞれ115mm×297mmに形成され、重ね貼着代C1,C2は20mmに設定されている。第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2には、特に加工を施していないが、第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1には、貼着のための粘着剤Caが帯状(20mm幅)に塗布されている。また、この粘着剤Caを保護するためにこの部分に剥離紙Cb(20mm幅)が貼着されている。
【0046】
ここで、先ず分割印刷を行う場合の設定画面(ディスプレイ120に表示される)について、図5を参照して説明する。この設定画面は、プリンタドライバ104によって提供される設定プログラム110によって起動されるものである。設定画面は、基本的な内容を設定する基本画面120aと、分割印刷に関する条件を設定する分割印刷設定画面120bとによって構成され、画面上部のタブコントロールでいずれかの画面が選択できるようになっている。基本画面120aでは、印刷用紙Pのサイズ、用紙種類、余白設定などが設定可能であり、通常の印刷設定ユーティリティと同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0047】
分割印刷設定画面120bでは、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2における重ね貼着代C1,C2の位置、その重ね寸法、並びにいずれの用紙を上側にして重ねるか(いずれの用紙に上重ね代C1を設定するか)の重ね形態に関する条件が設定可能となっている。
【0048】
<貼着代位置>では、縦長の第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2に対し、左右どちらの辺に重ね貼着代Cを設定するかがラジオボタン121で選択される。ここで、第1分割印刷用紙P1の長手方向の一辺には、上記のとおり粘着剤Caが帯状に塗布されている。したがって、「第1分割印刷用紙(右),第2分割印刷用紙(左)」が選択された場合は、第1分割印刷用紙P1が左側に配置され(図7参照)、「第1分割印刷用紙(左),第2分割印刷用紙(右)」が選択された場合は、第1分割印刷用紙P2が右側に配置されることとなる(図示省略)。
【0049】
また、<重ね寸法>では、帯状に設定される重ね貼着代Cの幅方向長さが、数値入力欄122に入力される。なお、数値入力欄122では、直接数値を入力するのではなく、黒三角アイコンにより、ミリ単位で数値を変動させることができる。ここで、本実施形態では、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2の重ね貼着代が、予め20〔mm〕に設定されている(重ね貼着代を20〔mm〕として、2枚の用紙を貼り合わせることでA4サイズの用紙を作成することができるようになっている)ため、数値入力欄122には、数値「20」が入力される。したがって、ここでは使用する用紙サイズ並びに貼り合わせ後の(ユーザが所望するサイズの)用紙サイズに基づいて、適切な値が入力される。
【0050】
また、<重ね形態>では、第1分割印刷用紙P1または第2分割印刷用紙P2のいずれが上側または下側となって重ね合わせるかがラジオボタン123で選択される。ここで、第1分割印刷用紙P1には、上記のとおり裏面に剥離紙Cbが付されているため、この場合は、「第1分割印刷用紙:上重ね代,第2分割印刷用紙:下重ね代」が選択される。また、いずれの用紙にも裏面に剥離紙が付されていない場合(加工されていない用紙を使用する場合)は、好みに応じて、「第1分割印刷用紙:上重ね代,第2分割印刷用紙:下重ね代」、または「第2分割印刷用紙:上重ね代,第1分割印刷用紙:下重ね代」のいずれかのラジオボタンが選択される。
【0051】
このように、分割印刷設定画面において、適宜条件を入力(選択)することで、ユーザの好み、また使用目的に応じた分割印刷を行うことができる。
【0052】
ここで、上記の設定に基づき、図6(a)に示すような画像データ(印刷画像)を、同図(b)に示すように分割して、図7(b)に示すように第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2に印刷し、同図(a)に示すA4の印刷物を作成する場合について、説明する。図8のフローチャートに示すように、先ずパソコン10のキーボード13操作による、データ入力に基づいて、A4の印刷物を前提とする画像データを作成する(S1)。次に、画像データを縦割りに2分割し、分割画像データを作成する(S2,S3)。
【0053】
ここで、第1分割印刷用紙P1用には、左側半部の分割画像データD1(分割印刷画像)を割り振る(S2)。一方、第2分割印刷用紙P2用には、右側半部の分割画像データDa(分割印刷画像)を割り振ると共に、左側半部の分割画像データD1、すなわち第1分割印刷用紙P1の分割画像データD1の右端の数ドット分の重複データDb(部分重複印刷画像)を付加する(S3)。すなわち、第1分割印刷用紙P1に対しては、左側半部の分割画像データD1に基づいて印刷が行われ、第2分割印刷用紙P2に対しては、右側半部の分割画像データDaとこれに続く数ドット分の重複データDb(Da+Db=D2)に基づいて印刷が行われる。
【0054】
このようにして、第1分割印刷用紙P1用および第2分割印刷用紙P2用の分割画像データD1,D2がそれぞれ作成されると(S2,S3)、これらは印刷バッファ105にそれぞれ格納される(S4)。ここで、ディスプレイ120上において、プリンタ20に第1分割印刷用紙P1をセットするように指示が表示され(S5)、プリンタ20に第1分割印刷用紙P1がセットされると、第1分割印刷用紙P1に上記の画像データD1に基づいて、分割印刷画像が印刷される(S6)。同様に、第1分割印刷用紙P1への印刷が完了すると、ディスプレイ120上において、第2分割印刷用紙P2のセットが指示され(S7)、第2分割印刷用紙P2がセットされると、第2分割印刷用紙P2に上記の画像データD2に基づいて、分割印刷画像および部分重複印刷画像が印刷される(S8)。
【0055】
このようにして、第1分割印刷用紙P1および第2分割印刷用紙P2への印刷が完了したら、図7に示すように、第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2にその上側から第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1を貼着することで、A4の印刷物が作成される。この場合、第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2には、はみ出すようにして部分重複印刷画像が印刷されているため(図6(b)参照)、この部分重複印刷画像と第1分割印刷用紙P1の分割印刷画像の端部を重ねるように位置合わせることにより、簡単且つ精度良く貼着が行われ、分割印刷画像の境界部分の画線が違和感無く連続する。また、部分重複印刷画像は、第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1の下に隠蔽される。
【0056】
次に、図9ないし図11を参照して、他の実施形態について説明する。図9および図10の実施形態は、上記の部分重複印刷画像に代えて、両分割印刷画像の境界部分を積極的に指標する境界印刷画像Dcを印刷することにより、上記と同様に、両分割印刷用紙P1,P2の貼り合わせの位置決めを容易にするものである。また、境界印刷画像Dcは、いずれも第2分割印刷用紙P2の下重ね代C2に印刷され、両分割印刷画像の境界を指標すると共に貼着後には第1分割印刷用紙P1の上重ね代C1の下に隠蔽される。
【0057】
図9に示す第2実施形態に係る境界印刷画像Dcは、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添う直線で構成されている(同図(a))。第1分割印刷用紙P1は、その上重ね代C1をこの直線に位置合わせし、且つこの直線を隠すように貼着される。また、境界印刷画像Dcは、同図((b))に示すように、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添うと共に相互に離間した2つの線分であってもよい。なお、これら直線および各線分は細線とすることが好ましい。
【0058】
図10に示す第3実施形態に係る境界印刷画像Dcは、両分割印刷用紙P1,P2の境界をマーキングすると共に相互に離間した2つの三角や矢印等のマークで構成されている(同図(a))。第1分割印刷用紙P1は、その上重ね代C1をこのマークに位置合わせし、且つこの直線を隠すように貼着される。この場合、同図に示すように、「のりしろ」の文字を印刷してもよい。また、境界印刷画像Dcは、同図((b))に示すように、両分割印刷用紙P1,P2の境界に添うようにこれをマーキングする帯状マークであってもよい。この場合には、下重ね代C2の全域に帯状マークを印刷するようにしてもよい。
【0059】
なお、第1実施形態の部分重複画像Dbと第2および3の境界印刷画像Dcとを、分割印刷設定画面120b(図5参照)においてユーザが選択できるようにしてもよい。また、境界印刷画像Dcをユーザが作成できるようにしても良い。これらの構成によれば、ユーザの好み、または使用用途に応じて、境界印刷画像Dcを設定・変更することができる。
【0060】
図11に示す第4実施形態では、分割印刷用紙P1〜P4を縦および横に4枚並べ、A3サイズの用紙を作成したものである。また、下重ね代C2L,C3U,C4L,C4Uには、貼着対象となる分割印刷用紙Pを示す用紙番号を印刷している。例えば、同図(a)に示すように、用紙番号を、配置位置が左上、右上、左下、右下となる順に▲1▼〜▲4▼とし、且つ上側および左側に配置される分割印刷用紙Pに上重ね代を設定する場合、同図(b)に示すように、境界印刷画像Dcおよび用紙番号Dnを印刷する。すなわち、分割印刷用紙P2には、その左側に分割印刷用紙P1に対する下重ね代C2Lを設定すると共に貼着対象となる用紙番号Dn▲1▼を印刷する。また、分割印刷用紙P3にはその上側(C3U)に、また分割印刷用紙P4にはその左側(C4L)および上側(C4U)に下重ね代C3U,C4L,C4Uを設定すると共に貼着対象となる用紙番号Dnを印刷する。
【0061】
このように、下重ね代C2L,C3U,C4L,C4Uに貼着対象となる用紙を特定する為の用紙番号Dnを印刷することにより、貼着対象となる分割印刷用紙Pが明確となるため、分割印刷用紙Pが多数となる場合でも、貼着対象を探す手間を省くことができる。なお、この場合、用紙番号Dnに代えて、左上、右上など貼着対象となる分割用紙の配置位置を示すようにしてもよい。
【0062】
また、各下重ね代に対応する上重ね代に粘着剤Daの塗布および剥離紙Dbを有する分割印刷用紙セットPSを用いる場合は、各分割印刷用紙Pの裏面に、予め用紙番号Dnが記載されていることが好ましい。また、この場合、用紙番号Dnは印刷順序と一致していることが好ましい。これらの構成によれば、各分割用紙の配置位置が明確となるため、より貼着を容易に行うことができる。
【0063】
また、印刷順序に従って、分割印刷用紙の裏面の一部に用紙番号(印刷順序番号)をナンバリング(印刷)できる構成としても良い。この構成によれば、裏面に剥離紙Dbを有していない(分割印刷のための加工が為されていない)同一仕様の用紙を4枚用いた場合でも、印刷面(表面)に影響を与えることなく各分割印刷用紙Pの配置位置を明確に示すことができる。
【0064】
なお、特に図示しないが、上記に示した例に限らず、印刷用紙セットPSを横並びまたは縦並びの3枚以上の分割印刷用紙としてもよいし、図11に示したA3サイズ以上の大きさの分割印刷用紙としてもよい。すなわち、分割の形態およびその数は任意である。
【0065】
【発明の効果】
本発明の画像印刷方法、これを実現させるためのプログラム、記録媒体、画像印刷装置および印刷用紙セットによれば、下重ね代を有する分割印刷用紙の分割印刷画像に付加した指標印刷画像により、複数枚の分割印刷用紙の貼着に際し、相互の位置合わせを容易且つ精度良く行うことができる。また、指標印刷画像が下重ね代側にはみ出しているため、最終的に指標印刷画像を覆ってしまうことができる。したがって、画像印刷装置が印刷不能な大きさの印刷物であっても、これを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像印刷装置を模式的に表したシステム図である。
【図2】実施形態に係るプリンタの構造図である。
【図3】画像印刷装置の印刷制御系のブロック図である。
【図4】実施形態に係る印刷用紙セットの平面図である。
【図5】分割印刷設定画面を示す図である。
【図6】画像データと、これを分割した分割画像データを示す図である。
【図7】各分割印刷用紙に印刷を行った状態、並びにこれらを貼り合わせた状態を示す平面図である。
【図8】分割画像印刷のフローチャートである。
【図9】第2実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【図10】第3実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【図11】第4実施形態に係る画像印刷方法により、各分割印刷用紙に印刷を行った状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置
10 パソコン
20 プリンタ
33 廃液トレイ
51 印刷ヘッド
52 キャリッジ
53 プラテン
100 制御部
104 プリンタドライバ
C 重ね貼着代
C1 上重ね代
C2 下重ね代
Ca 粘着剤層
Cb 剥離紙層
D 画像データ
D1 第1分割画像データ
D2 第2分割画像データ
Db 部分重複データ
Dc 境界印刷画像
Dn 用紙番号
P 印刷用紙
P1 第1分割印刷用紙
P2 第2分割印刷用紙
PS 印刷用紙セット
Claims (13)
- 重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、前記印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷方法であって、
前記各分割印刷用紙における前記重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶工程と、
前記印刷画像を、前記貼着代の記憶結果を加味しつつ前記複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し前記各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割工程と、
前記下重ね代を有する前記分割印刷用紙の前記分割印刷画像に、前記下重ね代側にはみ出して前記重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加工程と、
前記分割印刷画像および前記指標印刷画像に基づいて、前記複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷工程と、を備えたことを特徴とする画像印刷方法。 - 前記指標印刷画像が、前記下重ね代に対する前記上重ね代を有する前記分割印刷用紙の前記分割印刷画像における、数ドット幅分の部分重複印刷画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷方法。
- 前記指標印刷画像が、前記下重ね代を有する前記分割印刷画像とその下重ね代との境界を指標する境界印刷画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷方法。
- 前記境界印刷画像が、前記境界に添う直線であることを特徴とする請求項3に記載の画像印刷方法。
- 前記境界印刷画像が、前記境界に添うと共に相互に離間した少なくとも2つの線分であることを特徴とする請求項3に記載の画像印刷方法。
- 前記境界印刷画像が、前記境界をマーキングするマークであることを特徴とする請求項3に記載の画像印刷方法。
- 前記境界印刷画像が、前記境界をマーキングすると共に相互に離間した少なくとも2つのマークであることを特徴とする請求項3に記載の画像印刷方法。
- 前記指標印刷画像が、前記下重ね代に対する前記上重ね代を有する前記分割印刷用紙を示すための画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像印刷方法。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像印刷方法を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
- 請求項9に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 重ね貼着代により相互に貼着することで規定サイズの印刷用紙を構成する複数枚の分割印刷用紙に、前記印刷用紙に対応する印刷画像を分割して印刷する画像印刷装置であって、
前記各分割印刷用紙における前記重ね貼着代の位置、重ね寸法および上重ね代になるか下重ね代になるかの重ね形態を記憶する貼着代記憶手段と、
前記印刷画像を、前記貼着代の記憶結果を加味しつつ前記複数枚の分割印刷用紙に対応させて分割し前記各分割印刷用紙毎の分割印刷画像を作成する画像分割手段と、
前記下重ね代を有する前記分割印刷用紙の前記分割印刷画像に、前記下重ね代側にはみ出して前記重ね貼着代の指標を印刷するための指標印刷画像を付加する画像付加手段と、
前記分割印刷画像および前記指標印刷画像に基づいて、前記複数枚の分割印刷用紙にそれぞれ印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とする画像印刷装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像印刷方法に用いる前記複数枚の分割印刷用紙、または請求項11に記載の画像印刷装置に用いる前記複数枚の分割印刷用紙から成ることを特徴とする印刷用紙セット。
- 前記上重ね代を有する前記分割印刷用紙が、その上重ね代に粘着層とこれを保護する剥離紙とを有することを特徴とする請求項12に記載の印刷用紙セット。
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