JP2007001180A - 印字装置及び印字方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続して印字した画像を各画像のシート毎に切断する際に、切断のために印字したマークを各シートに残すことなく、各画像毎のシートに自動で切断することができる印字装置を提供する。
【解決手段】副走査モータ15によって搬送される記録紙100に画像を印字するとともに、自動カット位置基準を印字するためのプリントヘッド12と、自動カット位置基準を検出するための検出センサと、記録紙を切断するカッタとを有し、一の記録紙に複数の画像を連続印字するときには、副走査モータは印字した各画像のシートとシートの間に切断用領域を設けるように記録紙を搬送し、プリントヘッドで切断用領域内に自動カット位置基準を印字し、一の印字媒体に複数の画像を連続印字した後、検出センサが検出した自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置でカッタにより記録紙を各画像のシート毎に切断する。
【選択図】図2
【解決手段】副走査モータ15によって搬送される記録紙100に画像を印字するとともに、自動カット位置基準を印字するためのプリントヘッド12と、自動カット位置基準を検出するための検出センサと、記録紙を切断するカッタとを有し、一の記録紙に複数の画像を連続印字するときには、副走査モータは印字した各画像のシートとシートの間に切断用領域を設けるように記録紙を搬送し、プリントヘッドで切断用領域内に自動カット位置基準を印字し、一の印字媒体に複数の画像を連続印字した後、検出センサが検出した自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置でカッタにより記録紙を各画像のシート毎に切断する。
【選択図】図2
Description
本発明は、一の記録紙に複数の画像を連続印字した後、記録紙を各画像のシート毎に切断する印字装置及び印字方法に関する。
近年、コンピュータの出力装置の一つとしてインクジェットプリンタが家庭においても、業務においても広く使われるようになってきている。特に最近では、ポスター印刷などの大判印刷の分野においてインクジェットプリンタが活用されることが多くなっている。
通常の大判プリンタにおいては、出力した印刷物を格納するためのスタッカと呼ばれる排紙保持機構が用意されているが、格納できる枚数は限られているのが現状である。終夜運転をする場合など、一枚ずつカットして出力していては、スタッカに格納できる枚数を超えてしまうこともある。このため、ロール紙を用いて複数の画像を連続して印字し、プリンタのスタンド部に取り付けられた巻取り装置と呼ばれる用紙巻取り機構部を用いて出力された印刷物を巻き取ることが多い。終夜運転のみならず、何枚も同じ画像を出力する数焼きのような場合にも、巻取り装置を使用して印字する場合が多い。
巻取り装置を使用する場合には、まず記録紙の先端部を巻取り装置の紙管部に取り付ける。印字が行われた記録紙がプリンタから徐々に排出されてきたときに、巻取りモータを回転させることにより紙管部が回転し、徐々に印刷物が紙管部に巻き取られていく。巻き取りの際には、記録紙に一定以上のたるみが生じると、巻取り装置に用意された光センサの光が遮蔽され、これにより巻取り装置の巻取りモータが回転し、記録紙を巻き取る仕組みになっている。
画像が印字されたシートとシートの間には、切り取り線の印刷を行い、印字終了後、この切り取り線に合わせて、手動で各シート毎にカットを行っている。
しかしながら、シート毎に手動でカットを行う場合、特にシートのサイズが大判になると、取り扱いが難しく、用紙に皺を生じさせてしまったり、扱いの途中で印字された画像を傷つけてしまったりするなどの問題が発生していた。
特開2001−268310号公報では、巻取り装置によって巻き取られた印刷物を自動的に切断できるように、基準となるマークを印字して、その基準マークを読み取り、その箇所を切断するという提案がなされている。しかしながら、この発明の場合、基準マークのところでカットしたとしても、基準マークの一部がシートの端部に残されたままとなってしまう。
これを回避するために基準マークが残らないように、印字した画像と画像の間に余白部を設け、余白部にバーコードを印刷し、そのバーコードを挟んで幅方向に伸びる2本の切断線で切断する方法も提案されている。しかしながら、たとえばカット精度の問題もあって、カット位置が多少ずれた場合には基準マークが残ってしまう。
また、近年では印刷物の周辺部に余白部を設けない、フチ無し印字が行われることが多くなった。このような場合には、用紙サイズの境界まで印字が行われているために、基準マークが正しく検知できない場合がある。
図8は、印字した画像とシートとの関係の一例を示す図である。記録紙に印字される画像は、図8(a)に示すように用紙サイズに合わせた画像だけでなく、同図(b)に示すように用紙に占める画像の割合が大幅に小さいような場合もある。このような場合、単に用紙サイズにあわせてシートとシートの境界部分でカットしたとしても、さらに印字された画像に合わせて手動で用紙の先端部と後端部の余白をカットする手間が生じてしまう。あるいは画像のサイズにかかわらず、ユーザが任意のサイズのシートにカットしたい場合も、同様に手動でのカットが必要になってしまう。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、連続して印字した画像を各画像のシート毎に切断する際に、切断のために印字したマークを各シートに残すことなく、各画像毎のシートに自動で切断することができる印字装置及び印字方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、更に、印字された画像のシートを任意のサイズに自動で切断することができる印字装置及び印字方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、更に、印字された画像のシートを任意のサイズに自動で切断することができる印字装置及び印字方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明にかかる印字装置は、印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される印字媒体に画像を印字するための印字手段と、自動カット位置基準を記録するための自動カット位置基準記録手段と、前記印字媒体に記録された前記自動カット位置基準を検出するための基準位置検出手段と、前記印字媒体を切断する切断手段とを有し、一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字するときには、前記搬送手段は印字した各画像毎のシートとシートの間に切断用領域を設けるように前記印字媒体を搬送し、前記自動カット位置基準記録手段は前記切断用領域内に前記自動カット位置基準を記録し、一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字した後、前記印字媒体を各画像のシート毎に切断するときには、前記切断手段は前記基準位置検出手段が検出した前記自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置で前記印字媒体を切断することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項2記載の発明にかかる印字装置は、請求項1記載の印字装置において、前記自動カット位置基準記録手段は、前記印字手段によって一の画像の印字が行われた後に、前記切断用領域を設けるために前記搬送手段によって更に第一所定量だけ前記印字媒体が搬送された後に、前記印字媒体に前記自動カット位置基準を記録することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項3記載の発明にかかる印字装置は、請求項1又は2記載の印字装置において、前記搬送手段は、前記印字媒体に前記自動カット位置基準が記録された後に、前記切断用領域を設けるために更に第二所定量だけ前記印字媒体を搬送することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項4記載の発明にかかる印字装置は、請求項請求項2又は3記載の印字装置において、前記切断手段は、前記基準位置検出手段が前記自動カット位置基準を検出した後、前記搬送手段が前記第一所定量に利用者が設定する第三所定量を加算した長さだけ前記印字媒体を戻した位置で、前記印字媒体を切断することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項5記載の発明にかかる印字装置は、請求項4記載の印字装置において、前の画像が印字されたシートの後端が切断された後、前記搬送手段は前記第一所定量、前記第二所定量、並びに利用者が設定する前記第三所定量及び利用者が設定する第四所定量を加算した量だけ前記印字媒体を搬送し、前記切断手段はこの搬送された位置で、次の画像が印字されたシートの前端を切断することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項6記載の発明にかかる印字装置は、請求項4又は5記載の印字装置において、前記第三所定量は、利用者によって設定された前記シートの後端から切断する位置までの長さであることを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項7記載の発明にかかる印字装置は、請求項5又は6記載の印字装置において、前記第四所定量は、利用者によって設定された前記シートの先端から切断する位置までの長さであることを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項8記載の発明にかかる印字装置は、請求項5乃至7の何れかに記載の印字装置において、操作部からの操作あるいは外部のコンピュータから設定することを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項9記載の発明にかかる印字装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の印字装置において、前記印字媒体はロール状に巻かれたものであり、さらに画像が印字された後の前記印字媒体を巻き取るための巻取り装置を備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項10記載の発明にかかる印字装置は、請求項1乃至9の何れかに記載の印字装置において、前記自動カット位置基準記録手段は、前記印字手段を用いて前記自動カット位置基準を前記印字媒体に印字するものであることを特徴とする。
上記の目的を達成するための請求項11記載の発明にかかる印字方法は、一の印字媒体に複数の画像を連続印字するときに、隣り合う画像のシートとシートとの間に設けた切断用領域に自動カット位置基準を記録する自動カット位置基準記録工程を備え、一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字した後、前記印字媒体を各画像のシート毎に切断するときに、前記自動カット位置基準を検出する基準位置検出工程と、前記基準位置検出工程で検出した前記自動カット位置基準から前記印字媒体の搬送方向において所定距離だけ離れた位置で前記印字媒体を切断する切断工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る印字装置によれば、複数の画像が連続して印字された印字媒体を各画像毎に一枚のシートに切断するときに、自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置で印字媒体を切断することにより、各シート毎に切断するときの目印となる自動カット位置基準の跡を残すとことなく、自動的に切断することができる。
また、利用者が第三所定量及び第四所定量のうち少なくとも一方を設定することにより、印字された各画像のシートを任意のサイズに切断することができる。また、第三所定量及び第四所定量がともに0であるときには、予め設定されたシートサイズに切断される。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態であるインクジェットプリンタ(印字装置)の概略側面図、図2はそのインクジェットプリンタの概略構成図、図3は本実施形態のインクジェットプリンタの検出センサとカーターとの位置関係を示す概略図である。なお、図2では、図を簡略化するために、カッター(切断手段)と自動カット位置基準を検出する検出センサ(自動カット位置基準検出手段)及び光センサは省略している。
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、図1乃至図3に示すように、プリンタ部10と印字後の記録紙(印字媒体)を巻き取る巻取り装置30と、印字動作を制御する制御部50とを備えている。
プリンタ部10は、記録紙を保持するためのプラテン11と、プラテン11上に載置された記録紙100に印字を行うプリントヘッド12と、プリントヘッド12を搭載したキャリッジ13と、キャリッジ13を往復運動させるための主走査モータ14と、記録紙100の搬送をおこなうための副走査モータ(搬送手段)15と、記録紙100をカットするためにプリントヘッド12に設けられたカッタ17と、記録紙100に記録された自動カット位置基準を検出する検出センサ16とを備えている。
巻取り装置30は、印字後の記録紙100を巻き取る紙管部31と、紙管部31を回転駆動するための巻取りモータ32と、記録紙100の弛みを検出する光センサ33とを備えている。巻取り装置30を使用するときには、予め記録紙100の先端部を巻取り装置30の紙管部31に取り付ける。印字が行われた記録紙100がプリンタ部10から徐々に排出されてきたときに、巻取りモータ32を回転させることにより紙管部31が回転し、徐々に印字された記録紙100が紙管部31に巻き取られる。巻き取りの際には、記録紙100に一定以上の弛みが生じると、巻取り装置30に配置された光センサ33の光が記録紙100によって遮蔽され、これにより巻取り装置30の巻取りモータ32が回転し、記録紙100を巻き取る。
制御部50は、マイクロコンピュータを備え、検出センサ16や光センサ33等からの信号に基づき、プリンタ部10における印字処理や切断処理、及び巻取り装置30の巻取り処理等、本装置の全体を制御するものである。
本実施形態の装置に接続されている、図示しない外部コンピュータ等から印字指示を受けると、インクジェトプリンタ1は印字動作を開始する。主走査モータ14を駆動することにより、キャリッジ13は記録紙100上を往復運動する。キャリッジ13に搭載されたプリントヘッド12は、往復運動をしながら記録紙100上にインク滴を吐出する。主走査モータ14の動作と同期させて副走査モータ15を間欠的に回転させ、記録紙100を搬送することにより、記録紙100上に画像を印字する。
また、複数の画像を連続して印字する際には、各画像のシートとシートの間に切断用領域を設け、この切断用領域に自動カット位置基準のマークを印字する。画像が連続印字された記録紙100を各画像のシート毎にカットするときには、まず、印字した記録紙を巻取り装置30から外しプリンタ部10にセットする。次に、自動カット位置基準のマークを基にしてカッタ17により各画像毎のシートに切断する。
次に、本実施形態であるインクジェトプリンタの印字動作について説明する。図4は、本実施形態であるインクジェトプリンタの印字動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS1で、使用者は印刷設定を行なう。ロール状に巻かれた記録紙(以下、単にロール紙とも称する。)に印字する場合であって巻取り装置30を使わないときには、印刷設定された用紙サイズ(シートサイズ)に合わせて一枚一枚カットを行う。しかしながら、巻取り装置30を用いて印字を行う場合には、通常カット無しで印字するように設定する。ここでは、カット無し印字に設定する。
また、巻取り装置30を用いたカット無し印字を選択した場合、「切り取り線を印刷する」、「自動カット位置基準線を印刷する」などの選択を行う。従来のように手動でカットをする場合には、「切り取り線を印刷する」に設定する。本実施形態においては、「自動カット位置基準線を印刷する」に設定する。その他、印字する画像の用紙サイズ、印字モード、フチ無し印字などの設定を行う。また、必要に応じて下記で説明する第三所定量及び第四所定量の設定も行う。上述した各種の印刷設定が終了すると、ステップS2に移行する。ステップS2では、巻取り装置30を用いてロール紙100に対して画像の印字を行う。一の画像の印字処理が終了すると、ステップS3に移行する。
ステップS3では、一の画像を印字した後、第一所定量分紙送りを行う。図5は、ロール紙を各画像毎のシートに切断する場合の切断位置を説明するための図である。第一所定量とは、図5に示すように印刷設定で行った用紙サイズの後端から自動カット位置基準X0までの長さD1である。
フチ無し印字のような場合、用紙サイズ一杯まで画像が形成されていることが多い。このために用紙サイズの後端の部分に自動カット位置基準を印字してしまうと、画像と自動カット位置基準とを判別することができなくなってしまう。フチ無し印字をしない場合でも、カットする線上に自動カット位置基準を印字してしまうと、自動カット位置基準がある程度の線幅を持っているために、各画像のシート毎にカットしたときに、カットされたシート上に自動カット位置基準のために印字した線が一部残ってしまう。これらを防ぐために第一所定量を設けておく。例えば、自動カット位置基準の線幅が約2mmの場合、第一所定量は少なくとも1mmより大きい値とする。次に、ステップS4に移行する。
ステップS4では、自動カット位置基準X0を印字する。本実施形態では、自動カット位置基準X0の印字には、通常の画像を印字するプリントヘッド12を用いる。自動カット位置基準X0を印字するにあたって、必ずしもプリントヘッド12を用いる必要はなく、他の専用の手段を用いるようにしてもよい。
自動カット位置基準X0として、図5に示すように、記録紙100の右側余白部の端部に短い線を印字する。この場合、検出センサ16で読み取ることができるように、ある程度の線幅を持っていることが必要になる。なお、図5において、点線部は印字の際に指定したシート100nの端を示す。また、図5において、110は印字された画像を示す。
自動カット位置基準を検出する検出センサ16は、図5に示すように記録紙の右側余白部の自動カット位置基準が印字される位置に対応する位置に配置され、余白部に印字された自動カット位置基準X0を検出する。検出センサ16は記録紙100の搬送経路の途中に設けても構わないし、キャリッジ13に搭載しても構わない。検出センサ16をキャリッジ13に搭載して検出を行う場合には、自動カット位置基準の位置までキャリッジ13を移動する。
ステップS4で自動カット位置基準X0を印字すると、ステップS5に移行する。ステップS5では、第二所定量だけ記録紙100を搬送する。第二所定量とは、図5に示すように自動カット位置基準X0から、次の印字のための用紙サイズの先端までの長さD2である。この第二所定量を設ける目的は、各画像110のシート100n毎にカットしたときに自動カット位置基準が印刷物であるシートに残らないように、カット位置までの間に余白部を設けるためである。また、後にカットを行う場合、切取られる部分(本発明の切断用領域D0)は、本実施形態においては第一所定量と第二所定量を加えた長さになる。印字装置の仕様上の問題点であるが、このカットしろの幅がある程度ないと、上手にカットできない場合がある。一例として、第二所定量は、シートがA0サイズのときには、少なくとも約50mmに設定する。この第二所定量の値は、カッタの構造により異なる。例えば、紙の自重でプラテン上に記録紙を載置してカットする方式の場合、ある程度記録紙を送り出しておかないと、記録紙がプラテン上から浮き上がり、綺麗にカットすることができない。一方、プラテン上の記録紙が浮き上がらないように、記録紙を吸引しながらカットする方式の場合、第二所定量の値は、自重でプラテン上に記録紙を載置する方式に比べて、小さくすることができる。
次に、ステップS6に移行して、所定枚数、或いはロール紙一本分の印字が終了したか否かを判断する。印字する画像が残っていれば、ステップS2に戻り、上述したステップS2〜S5の処理を繰り返す。なお、通常、ロール紙一本が終わるまで印字を続ける。一方、印字する画像が残っていなければ、本処理を終了する。
次に、ロール紙への印字が終了して巻取り装置30に巻き取られたロール紙を各画像のシートごとにカットする処理について説明する。図6は、画像が連続印字されたロール紙を各画像のシート毎にカットするときの処理手順を示すフローチャートである。ステップS11では、巻取り装置30によって巻き取られた印字済みのロール紙100を、各画像のシート毎に切断のためにプリンタ部10に装着する。ステップS12では、操作部からの操作により、あるいは本インクジェットプリンタ1に接続された外部コンピュータからの操作により、カット設定を行なう。ここでは、自動カットモードに設定されたとする。これにより、ステップ13に移行する。
ステップS13では、副走査モータ15により記録紙100を搬送しながら、検出センサ16により自動カット位置基準X0の検出を行う。検出センサ16には反射型のフォトセンサを用いる。また、検出センサ16とカッタ17の紙送り方向における関係は、本実施形態では、図3に示すように検出センサ16の方が紙送り方向において上流側に配置されており、検出センサ16とカッタ17とは、Δx離れているものとする。なお、検出センサ16とカッタ17とは、同じ位置に設けるようにしてもよい。この場合にはΔx=0となる。
検出センサ16が自動カット位置基準X0を検出すると、副走査モータ15は下記に示す巻き戻し量だけ巻き戻す(ステップS14)。
巻戻し量=第一所定量+第三所定量−Δx
なお、印刷設定で行った用紙サイズの通りにロール紙をカットする場合には、第三所定量は0である。また、この巻戻し量の値がマイナスになる場合には、その絶対値分だけ紙送りを行う。なお、巻戻し量の値がマイナスになる場合は、カット位置が検出センサ16とカッタ17の間に位置するので、絶対値分だけ記録紙を送りだしてから切断することにより、所定のカット位置で切断することができる。
巻戻し量=第一所定量+第三所定量−Δx
なお、印刷設定で行った用紙サイズの通りにロール紙をカットする場合には、第三所定量は0である。また、この巻戻し量の値がマイナスになる場合には、その絶対値分だけ紙送りを行う。なお、巻戻し量の値がマイナスになる場合は、カット位置が検出センサ16とカッタ17の間に位置するので、絶対値分だけ記録紙を送りだしてから切断することにより、所定のカット位置で切断することができる。
図7は、本実施形態において任意のサイズのシートにカットするときのカット位置を説明するための図、図8は印字した画像とシートとの関係の一例を示す図であり、(a)は用紙サイズに合せた画像が印字されている場合を示し、(b)は用紙に対して印字される画像が大幅に小さい場合を示す図である。第三所定量とは、図7に示すように印刷設定で設定された用紙サイズの後端から実際に切取る位置までの長さD3である。画像サイズが、図8(b)に示すように、設定した用紙サイズよりも大幅に小さい場合、あるいは、カット位置を任意に設定したい場合には、操作部からの操作あるいは本インクジェットプリンタに接続された外部コンピュータからの操作により、この長さD3を設定する。
次に、ステップS15に移行して、上記の巻戻した位置(或いは、紙送りした位置)においてカッタ17により記録紙100をカットする。これによりシートの後端がカットされる。ステップS16では、第一所定量+第二所定量+第三所定量+第四所定量だけ記録紙100を搬送する。第四所定量とは、印刷設定で設定された用紙サイズの先端から実際に切取る位置までの長さD4である。印刷設定で行った用紙サイズの通りにロール紙をカットする場合には、第3所定量および第四所定量は0である。
ステップS17では、ステップS16での搬送を終えた位置において記録紙100をカットする。これによりシート間の余分な部分がカットされると同時に、シートの先端がカットされる。
ステップS18では、巻取り装置30に巻かれた所定の枚数分のカットが終了したか否かを判断する。カットする画像のシートが残っている場合には、ステップS13に移行して、上述したステップS13〜S17の処理を繰り返す。一方、ステップS18の判断で、所定枚数のカットが終了したと判断すれば、本切断処理を終了する。
上記の本実施形態によれば、ロール紙に対して連続して画像を印字するときに、印字された画像のシートとシートとの間に切断用領域を設け、この切断用領域に自動カット位置基準を記録し、印字した各画像のシート毎にロール紙を切断するときには、シートとシートの間に記録した自動カット位置基準を検出し、この自動カット位置基準から所定量だけ離れた位置でシート毎の切断を行なうので、切断したシートに自動カット位置基準の線が残ることはない。またしたがって、カッタのカット精度が低く、カット位置が多少ずれても、自動カット位置基準の線がシートに残ることはない。さらに、フチ無し印字を行うときにも、自動カット位置基準の線は、画像が形成されない切断用領域に印字されるので、自動カット位置基準を容易に検出することかできる。
上記の本実施形態によれば、ロール紙を切断するときに、利用者が印刷設定で第三所定量と第四所定量を設定することにより、各画像を任意の大きさのシートサイズに切断することができる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、印字装置がインクジェットプリンタである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば印字装置は、シリアルプリンタ、ラインプリンタ、レーザープリンタなどであってもよい。
また、上記の実施形態では、印字媒体がロール状に巻かれた記録紙である場合について説明したが、印字媒体は、シート状にカットされたカット紙であってもよい。例えば、A0サイズの記録紙に、複数のA4サイズ用の画像を連続して印字した後に、各画像のシート(A4サイズ)毎にカットするようにしてもよい。また、印字媒体は、紙に限定されるものではなく、樹脂製のものや布製のものであってもよい。
また、上記の実施形態では、第三所定量及び第四所定量を設定する場合について説明したが、第三所定量及び第四所定量は何れか一方だけを設定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、自動カット位置基準を切断用領域の右側部に印字する場合について説明したが、自動カット位置基準は切断用領域の左側部、或いは中央部に印字するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の印字装置によれば、複数の画像が連続して印字された印字媒体を各画像毎に一枚のシートに切断するときに、自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置で印字媒体を切断することにより、各シート毎に切断するときの目印となる自動カット位置基準の跡を残すとことなく、自動的に切断することができる。したがって、本発明は、インクジェットプリンタ等に適用することができる。
1:インクジェットプリンタ
10:プリンタ部
11:プラテン
12:プリントヘッド
13:キャリッジ
14:主走査モータ
15:副走査モータ
16:検出センサ
17:カッタ
30:巻取り装置
31:紙管部
32:巻取りモータ
33:光センサ
50:制御部(制御手段)
100:記録紙(印字媒体)
10:プリンタ部
11:プラテン
12:プリントヘッド
13:キャリッジ
14:主走査モータ
15:副走査モータ
16:検出センサ
17:カッタ
30:巻取り装置
31:紙管部
32:巻取りモータ
33:光センサ
50:制御部(制御手段)
100:記録紙(印字媒体)
Claims (11)
- 印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される印字媒体に画像を印字するための印字手段と、自動カット位置基準を記録するための自動カット位置基準記録手段と、前記印字媒体に記録された前記自動カット位置基準を検出するための基準位置検出手段と、前記印字媒体を切断する切断手段とを有し、
一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字するときには、前記搬送手段は印字した各画像毎のシートとシートの間に切断用領域を設けるように前記印字媒体を搬送し、前記自動カット位置基準記録手段は前記切断用領域内に前記自動カット位置基準を記録し、一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字した後、前記印字媒体を各画像のシート毎に切断するときには、前記切断手段は前記基準位置検出手段が検出した前記自動カット位置基準から搬送方向において所定距離だけ離れた位置で前記印字媒体を切断することを特徴とする印字装置。 - 前記自動カット位置基準記録手段は、前記印字手段によって一の画像の印字が行われた後に、前記切断用領域を設けるために前記搬送手段によって更に第一所定量だけ前記印字媒体が搬送された後に、前記印字媒体に前記自動カット位置基準を記録することを特徴とする請求項1記載の印字装置。
- 前記搬送手段は、前記印字媒体に前記自動カット位置基準が記録された後に、前記切断用領域を設けるために更に第二所定量だけ前記印字媒体を搬送することを特徴とする請求項1又は2記載の印字装置。
- 前記切断手段は、前記基準位置検出手段が前記自動カット位置基準を検出した後、前記搬送手段が前記第一所定量に利用者が設定する第三所定量を加算した長さだけ前記印字媒体を戻した位置で、前記印字媒体を切断することを特徴とする請求項2又は3記載の印字装置。
- 前の画像が印字されたシートの後端が切断された後、前記搬送手段は前記第一所定量、前記第二所定量、並びに利用者が設定する前記第三所定量及び利用者が設定する第四所定量を加算した量だけ前記印字媒体を搬送し、前記切断手段はこの搬送された位置で、次の画像が印字されたシートの前端を切断することを特徴とする請求項4記載の印字装置。
- 前記第三所定量は、利用者によって設定された前記シートの後端から切断する位置までの長さであることを特徴とする請求項4又は5記載の印字装置。
- 前記第四所定量は、利用者によって設定された前記シートの先端から切断する位置までの長さであることを特徴とする請求項5又は6記載の印字装置。
- 前記第三所定量および前記第四所定量は、操作部からの操作あるいは外部のコンピュータから設定することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の印字装置。
- 前記印字媒体はロール状に巻かれたものであり、さらに画像が印字された後の前記印字媒体を巻き取るための巻取り装置を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の印字装置。
- 前記自動カット位置基準記録手段は、前記印字手段を用いて前記自動カット位置基準を前記印字媒体に印字するものであることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の印字装置。
- 一の印字媒体に複数の画像を連続印字するときに、隣り合う画像のシートとシートとの間に設けた切断用領域に自動カット位置基準を記録する自動カット位置基準記録工程を備え、
一の印字媒体に複数の前記画像を連続印字した後、前記印字媒体を各画像のシート毎に切断するときに、前記自動カット位置基準を検出する基準位置検出工程と、前記基準位置検出工程で検出した前記自動カット位置基準から前記印字媒体の搬送方向において所定距離だけ離れた位置で前記印字媒体を切断する切断工程と、を備えることを特徴とする印字方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005185067A JP2007001180A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 印字装置及び印字方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005185067A JP2007001180A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 印字装置及び印字方法 |
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ID=37687201
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JP2005185067A Withdrawn JP2007001180A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 印字装置及び印字方法 |
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JP (1) | JP2007001180A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011177940A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Canon Inc | プリント装置 |
CN102481793A (zh) * | 2009-09-01 | 2012-05-30 | 株式会社御牧工程 | 切割装置及其切割方法 |
JP2018202754A (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、情報処理装置及びプログラム |
-
2005
- 2005-06-24 JP JP2005185067A patent/JP2007001180A/ja not_active Withdrawn
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JP2011177940A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Canon Inc | プリント装置 |
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