JP2005178093A - プリンタ、記録紙情報読み取り方法、記録紙残量検出方法及び記録紙ロール - Google Patents

プリンタ、記録紙情報読み取り方法、記録紙残量検出方法及び記録紙ロール Download PDF

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Abstract

【課題】 記録紙情報を精度よく読み取る。
【解決手段】 長尺の記録紙11は、巻芯に巻き付けられて、記録紙ロールとしてプリンタに装填される。記録紙11の裏面には、記録紙情報51が、プリント可能範囲の全範囲に渡ってシート1枚分の長さに応じた間隔で点在した複数箇所に記録されている。記録紙情報51は、記録紙の種類、記録紙の感度、製造日等を示す情報である。この記録紙情報51は、記録紙11の側端縁を検出する端部検出センサ37によって読み取られる。記録紙情報51は記録紙11の裏面に印刷されているので、巻芯の端面に印刷した場合のように偏心による誤読がなく、読み取り精度が向上する。また、複数箇所に記録されているので、情報読み取りの安全性も担保される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、長尺の記録紙が巻き取られた記録紙ロール、この記録紙ロールから記録紙情報を読み取る記録紙情報読み取り方法及び記録紙残量検出方法、及び記録紙ロールが装填されるプリンタに関するものである。
巻芯に長尺の記録紙をロール状に巻き付けた記録紙ロールが装填され、この記録紙ロールから記録紙を引き出して画像をプリントするプリンタが知られている。記録紙ロールには、記録紙の製造日や記録紙の種類(普通紙及びシール紙の識別情報など)など記録紙に関連する各種の記録紙情報が記録されている。記録紙の種類に応じてプリント処理のモードを切り替えるなど、記録紙情報を利用することは、プリンタにとって有益な場合が多い。そこで、プリンタの中には、この読み取る読み取り機構が設けられたものがある(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1記載のプリンタでは、巻芯の端面に、例えば、バーコードの形態で記録紙情報が予め印刷された記録紙ロールを使用し、バーコードリーダによってその記録紙情報を読み取っている。
また、記録紙ロールを使用するプリンタの多くは、プリント時点における記録紙の残量をディスプレイなどに表示して、ユーザーに通知できるようにしており、こうしたプリンタには、記録紙の残量を検出する各種の残量検出機構が設けられている(例えば、下記特許文献2〜7)。
特開2001−187662号公報 特開平5−51157号公報 特開平5−318860号公報 特開平5−18851号公報 特開平6−42862号公報 特開平6−115787号公報 実開平5−58386号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のプリンタのように、巻芯の端面に印刷された記録紙情報を読み取る場合には、巻芯の汚れ、印刷濃度のバラツキ、印刷ズレ、巻芯の偏心回転などの原因により、読み取り精度が悪く誤読トラブルが多いという問題があった。特に、印刷濃度のバラツキや、印刷ズレなどがある場合には、何度読み取りを試行しても情報を読み取ることができない。
また、上記特許文献2〜6記載の残量検出方法は、いずれも記録紙に検出機構を接触させて残量を検出する方法であるため、記録紙に傷が付きやすいという問題があった。特許文献7記載の方法は、ロールの端面に光を照射してその反射光に応じて残量を検出する光学方式であり、これによれば、記録紙に傷が付く心配はない。しかし、この光学方式は、記録紙として、例えば、カラー感熱記録紙など、感光性を有する記録紙を使用した場合には、感光の懸念があった。
本発明の目的は、記録紙ロールに予め記録された記録紙情報の読み取り精度を向上することである。
また、本発明の別の目的は、記録紙に傷を付けることなく、しかも、感光性記録紙を感光させることなく記録紙残量を検出することである。
本発明のプリンタは、長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙ロールが装填され、この記録紙ロールから前記記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタにおいて、前記長尺の記録紙の裏面には、記録紙の種類情報又はその残量情報を含む記録紙情報が、プリント可能範囲の全範囲に渡って記録紙の搬送方向に沿って所定間隔を空けて点在する複数箇所に予め記録されており、記録紙の搬送路付近に前記記録紙情報を読み取る読み取り装置が設けられていることを特徴とする。
なお、前記読み取り装置は、記録紙の側端縁を検出するイメージセンサによって兼用されることが好ましい。
なお、前記残量情報は、シート1枚分の長さに応じた間隔で複数箇所に記録されており、各箇所の残量情報は、各々の位置に応じた未記録分の残量を表すことが好ましい。
なお、前記長尺の記録紙の裏面には、プリント可能範囲の終端を示すエンドマークが記録されており、このエンドマークを前記読み取り装置によって読み取ることが好ましい。
また、本発明の記録紙情報読み取り方法は、長尺の記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタに用いられ、前記記録紙ロールに記録された記録紙情報を読み取る記録紙情報読み取り方法において、前記長尺の記録紙の裏面に、記録紙の種類情報を含む記録紙情報を、プリント可能範囲の全範囲に渡って記録紙の搬送方向に沿って所定間隔で点在する複数の箇所に予め記録し、これらの記録紙情報を、記録紙の搬送路付近に設けられた読み取り装置によって読み取ることを特徴とする。
なお、前記記録紙情報の読み取りは、搬送中の記録紙の側端縁を検出する端部検出用に設けられたイメージセンサによって行われることが好ましい。
また、本発明の記録紙残量検出方法は、長尺の記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタに用いられ、前記記録紙の残量を検出する記録紙残量検出方法において、前記長尺の記録紙の裏面に、プリント可能範囲の全範囲に渡って前記記録紙の搬送方向に沿ってシート1枚分の長さに応じた間隔を空けて点在する複数の箇所に、各々の位置に応じた未記録の記録紙残量を表す複数の残量情報を予め記録し、これらの残量情報を、記録紙の搬送路付近に設けられた読み取り装置によって読み取って未記録分の記録紙の残量を検出することを特徴とする。
なお、前記残量情報の読み取りは、搬送中の記録紙の側端縁を検出する端部検出用に設けられたイメージセンサによって行われることが好ましい。
また、本発明の記録紙ロールは、長尺の記録紙を巻芯にロール状に巻き付けた記録紙ロールにおいて、前記記録紙の裏面には、記録紙の種類情報を含む記録紙情報が、機械的に読み取り可能な形態で所定間隔で印刷されていることを特徴とする。
また、本発明の別の記録紙ロールは、長尺の記録紙を巻芯にロール状に巻き付けた記録紙ロールにおいて、前記記録紙の裏面には、未記録の記録紙の残量情報が、機械的に読み取り可能な形態で所定間隔で印刷されていることを特徴とする。
本発明は、長尺の記録紙の裏面に、記録紙の種類情報を含む記録紙情報又は残量情報を、プリント可能範囲の全範囲に渡って記録紙の搬送方向に沿って所定間隔で点在する複数の箇所に予め記録し、これを搬送路付近に設けられた読み取り装置で、読み取るようにしたから、記録紙情報の読み取り精度を向上することができるとともに、記録紙に傷を付けることなく、しかも、感光性記録紙を感光させることなく記録紙残量を検出することができる。
また、前記読み取り装置を、記録紙の側端縁を検出するイメージセンサによって兼用すれば、各情報毎にセンサを設ける必要がなくなり、コストダウンが可能となる。
図1に示すカラー感熱プリンタ10には、長尺の記録紙11を巻芯12aに巻き付けてロール形態にした記録紙ロール12が装填される。記録紙11は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、発光波長のピークが約420nmの青紫色の可視光であるイエロー定着光が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、発光波長のピークが約365nmの近紫外線であるマゼンタ定着光が照射されたときに発色能力が消失する。
給紙ローラ13は、記録紙ロール12と当接して、記録紙ロール12を回転させることにより、該ロール12から記録紙11の先端を、搬送路に引き出す。給紙ローラ13の下流側には、キャプスタンローラ14とピンチローラ15とからなる搬送ローラ16が配置されている。搬送ローラ16は、記録紙11をニップした状態で送り方向と戻し方向とに搬送する。搬送路は、図示しないガイド部材によって構成されており、記録紙11は、このガイド部材に進路を案内されながら搬送される。
給紙ローラ13及び搬送ローラ16は、搬送モータ17により正逆両方向に回転駆動される。搬送モータ17は、モータドライバ18を介してコントローラ21により回転速度及び回転量が制御される。搬送モータ17としては、例えば、与えられたパルス数に応じて回転量が決定するステッピングモータが使用されており、コントローラ21は、搬送モータ17へ与える駆動パルスをカウントすることによって、記録開始位置、カット位置などの記録紙11の位置及びその搬送量を特定する。
搬送ローラ16の下流側には、サーマルヘッド22が配置されている。サーマルヘッド22は、周知のように、多数の発熱素子を主走査方向に配列した発熱素子アレイ22aを備えており、この発熱素子アレイ22aを記録紙11に圧接させた状態で、各発熱素子を発熱させ記録紙11に画像データの階調値に応じた熱エネルギーを与える。発熱素子アレイ22aは、記録紙11の規定幅より僅かに長く形成されており、こうすることで、記録紙11の幅が規定幅よりも多少広くても、記録紙11の側端縁まで印画できるようにしている。このサーマルヘッド22は、コントローラ21から送られる画像データに基づいてヘッドドライバ24によって駆動される。
サーマルヘッド22と対向する位置には、記録紙11を裏面から支持するプラテンローラ23が配置されている。プラテンローラ23は、記録紙11の搬送に応じて従動回転し、記録紙11と発熱素子アレイ22aとの接触状態を安定させる。
このサーマルヘッド22による熱記録は、記録エリアをサーマルヘッド22を通過させた後、記録紙11を戻し方向に搬送しながら行われる。この印画時には、後述する端部検出センサ37を動作させて、記録紙11の両側端縁を検出して、発熱素子アレイ22aの駆動範囲が特定される。
サーマルヘッド22の送り方向下流側には、光定着器26が配置されている。光定着器26は、イエロー用定着ランプ27,マゼンタ用定着ランプ28,リフレクタからなる。イエロー用定着ランプ27は、前記イエロー定着光を放射し、マゼンタ用定着ランプ28は、前記マゼンタ定着光を放射する。各定着ランプ27,28としては、例えば、蛍光ランプが使用される。コントローラ21は、ランプドライバ31を介して各定着ランプ27,28の点灯を制御する。
イエロー画像の光定着は、イエロー画像の熱記録が終了した後、イエロー用定着ランプ27を点灯させ、記録エリアを熱記録時とは逆に送り方向に搬送しながら行われる。その後、記録エリアを戻し方向に搬送させながらマゼンタ画像の熱記録を行った後、マゼンタ用定着ランプ28を点灯させ、記録エリアを送り方向に搬送しながらマゼンタの光定着が行われる。
光定着器26の下流側には、カッタ32が配置されている。カッタ32は、熱記録及び定着が終了した記録紙11の記録済み部分を1枚のシートに切断する。切断されたシートは排紙口からプリンタ外へ排紙される。カッタ32は、コントローラ21に接続されたカッタドライバ33を介してカッタモータ34によって駆動される。記録紙11の未記録部分は、記録紙ロール12へ巻き戻される。
サーマルヘッド22と、光定着器26との間には、先端検出センサ36が設けられている。先端検出センサ36は、記録紙11の先端を検出して、記録紙11が給紙されたことを検出する。先端検出センサ36は、例えば、フォトセンサが使用される。先端検出センサ36から出力されたアナログ信号は、A/Dコンバータ38によってデジタル信号に変換されてコントローラ21へ入力される。コントローラ21は、先端検出センサ36からの信号により記録紙11の先端位置を検出して、その検出位置を基準位置として搬送モータ17のパルス数をカウントすることにより記録紙11の位置を制御する。
先端検出センサ36の下流側には、搬送路付近に、記録紙11の側端縁を検出する端部検出センサ37が設けられている。この端部検出センサ37は、サーマルヘッド22による熱記録中に動作して、記録紙11の側端位置をコントローラ21に知らせる。この端部検出センサ37としては、例えば、CCDイメージセンサが使用される。端部検出センサ37は、センサドライバ39によって駆動される。端部検出センサ37が出力するアナログ信号は、A/Dコンバータ41によってデジタル信号に変換されてコントローラ21へ入力される。入力された情報は、メモリ40に記憶される。端部検出センサ37は、主走査方向に延びており、その長さが記録紙11の幅よりも長い(図3参照)。
図2に示すように、端部検出センサ37は、複数のCCD素子42が配列された受光部37aと、センサ光を発光する発光部37bとからなる。センサ光の光源としては、例えば、LEDが使用される。受光部37aと発光部37bとは、CCD素子42とLEDとがそれぞれケースに取り付けられることによって一体化されている。端部検出センサ37は、その受光部37a及び発光部37bが記録紙11の裏面と対面するように配置されており、発光部37bからセンサ光を発して、記録紙11の裏面で反射した反射光を受光部37aが受光する。記録紙11の側端縁よりも内側に位置するCCD素子42には、反射光が入射するが、外側に位置するCCD素子42には、反射光は入射しない。コントローラ21は、各CCD素子42からの出力レベルに基づいて、記録紙11の側端縁の位置を特定し、その位置に応じて、記録紙11の幅いっぱいに印画が行われるようにサーマルヘッド22を制御する。また、記録紙11の端縁から外れる発熱素子については発熱を停止させることで、当該発熱素子に与えるダメージを軽減する。
図3に示すように、この記録紙11の裏面には、記録紙情報51と、記録紙11の残量情報52と、エンドマーク53とが、記録紙11の製造時に予め印刷されている。これらの情報は、端部検出センサ37によって読み取られる。端部検出センサ37は、情報を読み取る情報読み取りモードと、記録紙11の側端を検出する端部検出モードの2つの動作モードを備えており、これらの動作モードは、コントローラ21によって切り替えられる。動作モードは、初期状態においては情報読み取りモードに設定されており、コントローラ21は、印画開始時に端部検出モードに切り替える。
記録紙情報51には、例えば、記録紙11の種類を表す種類情報、記録紙11の感度を表す感度情報、製造日、仕向先コードなどが含まれる。プリンタ10は、この記録紙情報を読み取り、それに応じた適切な処理を実行する。記録紙11の種類としては、通常のプリントに用いられる普通紙の他に、いわゆるプリクラ用のシール紙などがあり、種類情報は、これらを識別するための情報である。感度情報は、記録紙11の発色能力や定着感度を表す情報であり、プリンタ10は、この感度情報を読み取り、それに応じてサーマルヘッド22の発熱エネルギー及び光定着器26の発光強度等を調節する。製造日は、給紙された記録紙11が使用期限内のものかどうかを判定するために利用される。仕向先コードは、国内や国外といった出荷先を表すコードである。国外向けの場合、記録紙11の規定幅が国内向けのものと異なるので、プリンタ10は、仕向先コードに応じて、規定幅を適宜変更する。
記録紙情報51は、例えば、バーコードが使用され、同じ情報が、1シート分の長さLsの間隔を空けて点在する複数箇所に印刷される。この記録紙情報51は、長尺の記録紙11のうち、プリントに使用することが可能なプリント可能範囲の全範囲に渡って設けられている。各記録紙情報51は、機械的に読み取りが可能なように、1シート分のエリアの所定の箇所に配置される。図上二点鎖線は、1枚のプリントに使用される1シートの大きさを示すために便宜上付したもので、実際に印刷されるものではない。
端部検出センサ37は、1シート分の記録紙11が通過するときに、そこに印刷された記録紙情報51を読み取る。読み取られた記録紙情報51は、メモリ40に書き込まれる。コントローラ21は、その情報に基づいて適宜処理を選択する。本発明では、記録紙11の裏面に記録紙情報51が印刷されているので、従来の巻芯の端面に印刷した場合のように、偏心回転による誤読が発生する心配がない。
また、所定の間隔を空けて複数箇所に同じ情報が印刷されているので、例え1箇所の記録紙情報51が、汚れや位置ズレなどの原因で、読み取り不能であった場合でも、別の箇所の記録紙情報51を読み取ることができる。このため、情報読み取りの安全性が担保される。すなわち、1箇所にのみ記録された情報を読み取る場合には、その箇所で誤読や読み取りエラーが発生した場合には、ロール1巻分の記録紙11全体に影響が及ぶが、複数箇所に情報を記録することで、その影響が最小限に抑えられる。なお、本例では、記録紙情報51を長さLsの間隔で複数箇所に印刷した例で示しているが、1シート内の複数箇所に設けてもよい。また、各シート毎に設けなくてもよく、複数シート毎に設けてもよい。その場合、1シート内の1箇所に設けてもよいし複数箇所に設けてもよい。
残量情報52は、1シート分の長さLsの間隔を空けた複数箇所に設けられる。残量情報52は、記録紙情報51と同様に、1シート分の長さLsの間隔を空けて点在する複数箇所に印刷され、長尺の記録紙11のうち、プリントに使用することが可能なプリント可能範囲の全範囲に渡って設けられる。残量情報52は、各箇所に印刷される複数の残量マーク52aからなる。各残量マーク52aは、記録紙情報51と同様に、機械的に読み取りが可能なように、1シート内の所定の箇所に配置される。なお、この残量マーク52aについても、記録紙情報51と同様に、1シート内の1箇所に設けてもよいし複数の箇所に設けてもよい。
各残量マーク52aは、例えば、矩形状のマークであり、それぞれの位置に応じてその長さが異なる。各残量マーク52aの長さLmは、各々の位置からプリント可能範囲の終端までの長さを表している。長尺の記録紙11のうち、最初に引き出される一端を前端側として、巻芯12aに巻き付けられる一端を後端側とすると、最も前端側の残量マーク52aは、その長さLmが一番長く、後端側に向かうにつれて、徐々に短くなり、最も後端側で一番短くなる。この長さは、記録紙ロール12が使用されていく過程においては、最初に引き出される前端側から順次使用されていくので、記録紙11の未記録分の残量を表す。例えば、記録紙ロール12一巻のプリント可能枚数が例えば、100枚とすると、最も前端側の残量マーク52aは、残量が100枚であることを示し、最も後端側の残量マーク52aは、残量が1枚であることを示す。
端部検出センサ37は、給紙時にこれらの残量マーク52aを読み取り、その大きさに応じて残量を検出する。このように、光学式のセンサによって残量を検出するので、記録紙11に傷が付く心配はない。また、従来の光学式の残量検出機構のように記録紙ロール12の端面に光を照射するのではなく、記録紙11の裏面の支持体に向けて光を照射するため、感熱発色層が感光してしまうこともない。また、残量情報52は、複数箇所に設けられた複数の残量マーク52aからなるので、記録紙情報51と同様に、情報の安全性が担保される。
なお、本例では、残量情報を、その位置に応じて大きさが変化する複数のマークから構成しているが、マーク以外でもよく、例えば、各位置に応じた残量を示す数字やバーコードで構成してもよい。
エンドマーク53は、プリントが可能なプリント可能範囲の終端を示すマークであり、例えば、略円形状である。このエンドマーク53を検出すると、コントローラ21は、記録紙ロール12を使い切ったと判断して、プリント処理を中断する。このエンドマーク53も、前記記録紙情報51及び残量情報52と同様に、端部検出センサ37によって読み取られる。
なお、本例では、残量情報52とは別にエンドマーク53を設けた例で説明しているが、残量情報52として、残量がゼロであることを示すゼロマークを含めれば、このゼロマークをエンドマーク53の代わりとして使用することもできる。
このように、記録紙情報51,残量情報52,エンドマーク53をすべて記録紙11の裏面に印刷し、これらを端部検出センサ37によって読み取るようにしたので、各情報毎に読み取りセンサを設ける必要がなくなり、部品コストが抑えられる。
以下、上記構成による作用について図4のフローチャートを参照しながら説明する。プリント指示がなされる。端部検出センサ37の動作モードが初期化されて、情報読み取りモードに設定される。記録紙11が記録紙ロール12から引き出されて、搬送路に給紙される。記録紙11が1シート分、サーマルヘッド22及び端部検出センサ37を通過するまで送り方向に搬送される。この際に、端部検出センサ37によって、記録紙情報51、残量情報52が読み取られるとともに、エンドマーク53の有無が調べられる。端部検出センサ37によって記録紙11の裏面に印刷された情報を読み取るので精度良く読み取りを行うことができる。また、記録紙情報51や残量情報52は、複数箇所に印刷されているので、例え1回のプリント処理時に誤読が発生したり読み取り不能が発生した場合でも、次回のプリント処理においては、別の箇所の情報が読み取られるので、修正が可能である。
コントローラ21は、読み取った記録紙情報51に基づいて各種の設定を行うとともに、読み取った残量情報52をプリンタ10の表示パネル等に表示して、残量をユーザーに知らせる。また、エンドマーク53が検出された場合には、プリント処理を中断して、引き出した記録紙11を記録紙ロール12に巻き戻して終了する。
エンドマーク53が検出されない場合には、コントローラ21は、端部検出センサ37の動作モードを情報読み取りモードから、端部検出モードに切り替える。そして、記録紙11を戻し方向に搬送しながらプリント処理が開始される。コントローラ21は、端部検出センサ37によって記録紙11の側端縁を検出しながら、サーマルヘッド22を駆動する。プリント処理が終了後、画像が記録された記録済み部分は、カッタ32によってシートに切断されて、プリンタ外へ排紙される。
上記実施形態では、カラー感熱プリンタを例に説明したが、本発明は、記録紙ロールを使用するプリンタであればよく、カラー感熱プリンタに限らず、例えば、熱転写型プリンタ,インクジェットプリンタ,レーザープリンタなどに適用することもできる。
カラー感熱プリンタの概略構成図である。 端部検出センサの説明図である。 記録紙の裏面に印刷された情報の説明図である。 記録紙情報の読み取り及び残量検出の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 カラー感熱プリンタ
11 カラー感熱記録紙
22 サーマルヘッド
37 端部検出センサ
51 記録紙情報
52 残量情報
53 エンドマーク

Claims (10)

  1. 長尺の記録紙をロール状に巻いた記録紙ロールが装填され、この記録紙ロールから前記記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタにおいて、
    前記長尺の記録紙の裏面には、記録紙の種類情報又はその残量情報を含む記録紙情報が、プリント可能範囲の全範囲に渡って記録紙の搬送方向に沿って所定間隔を空けて点在する複数箇所に予め記録されており、記録紙の搬送路付近に前記記録紙情報を読み取る読み取り装置が設けられていることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記読み取り装置は、記録紙の側端縁を検出するイメージセンサによって兼用されることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記残量情報は、シート1枚分の長さに応じた間隔で複数箇所に記録されており、各箇所の残量情報は、各々の位置に応じた未記録分の残量を表すことを特徴とする請求項1又は2記載のプリンタ。
  4. 前記長尺の記録紙の裏面には、プリント可能範囲の終端を示すエンドマークが記録されており、このエンドマークを前記読み取り装置によって読み取ることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のプリンタ。
  5. 長尺の記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタに用いられ、前記記録紙ロールに記録された記録紙情報を読み取る記録紙情報読み取り方法において、
    前記長尺の記録紙の裏面に、記録紙の種類情報を含む記録紙情報を、プリント可能範囲の全範囲に渡って記録紙の搬送方向に沿って所定間隔で点在する複数の箇所に予め記録し、これらの記録紙情報を、記録紙の搬送路付近に設けられた読み取り装置によって読み取ることを特徴とする記録紙情報読み取り方法。
  6. 前記記録紙情報の読み取りは、搬送中の記録紙の側端縁を検出する端部検出用に設けられたイメージセンサによって行われることを特徴とする請求項5記載の記録紙情報読み取り方法。
  7. 長尺の記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから記録紙を引き出して画像をプリントし、プリントした記録済み部分を1枚のシートに切断して排紙するプリンタに用いられ、前記記録紙の残量を検出する記録紙残量検出方法において、
    前記長尺の記録紙の裏面に、プリント可能範囲の全範囲に渡って前記記録紙の搬送方向に沿ってシート1枚分の長さに応じた間隔を空けて点在する複数の箇所に、各々の位置に応じた未記録の記録紙残量を表す複数の残量情報を予め記録し、これらの残量情報を、記録紙の搬送路付近に設けられた読み取り装置によって読み取って未記録分の記録紙の残量を検出することを特徴とする記録紙残量検出方法。
  8. 前記残量情報の読み取りは、搬送中の記録紙の側端縁を検出する端部検出用に設けられたイメージセンサによって行われることを特徴とする請求項7記載の記録紙残量検出方法。
  9. 長尺の記録紙を巻芯にロール状に巻き付けた記録紙ロールにおいて、
    前記記録紙の裏面には、記録紙の種類情報を含む記録紙情報が、機械的に読み取り可能な形態で所定間隔で印刷されていることを特徴とする記録紙ロール。
  10. 長尺の記録紙を巻芯にロール状に巻き付けた記録紙ロールにおいて、
    前記記録紙の裏面には、未記録の記録紙の残量情報が、機械的に読み取り可能な形態で所定間隔で印刷されていることを特徴とする記録紙ロール。
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