JPH11320854A

JPH11320854A - インクジェットプリンタ

Info

Publication number: JPH11320854A
Application number: JP13401698A
Authority: JP
Inventors: Chieko Tanaka; 千絵子田中; Kenji Mita; 謙二三田; Kazutsuka Yamauchi; 千束山内
Original assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Tokyo Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1998-05-15
Filing date: 1998-05-15
Publication date: 1999-11-24

Abstract

(57)【要約】【課題】高品位モードの場合は高品位紙を自動的に選
択し、普通印刷モードの場合は普通紙を自動的に選択す
るインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】高品位紙を給紙する第１駆動部８と、普
通紙を給紙する第２駆動部９と、インク液を適宜吐出す
るヘッド部１３と、印刷モードが入力される制御部２１
とを備え、印刷モードが第１モードである場合、制御部
２１は第１駆動部８を駆動させ高品位紙上に高品位印刷
を行わせ、印刷モードが第２モードである場合、制御部
２１は第２駆動部９を駆動させ普通紙上に普通印刷を行
わせ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のプリンタは例えば、特開
平５−１４７２０７号公報に示されている。この公報に
よると、普通紙を保持するトレイと、普通紙を給紙する
駆動ローラと、普通紙にインク液を吐出するヘッド部と
が設けられている。使用者が普通印刷モードスイッチを
押すと、普通印刷が行われる。そして、使用者が普通紙
の代りに高品位紙を置き、高品位モードスイッチを押す
と、高品位印刷が行われる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この様に手動操作であ
るため、使用者が普通紙をトレイに置いた状態で高品位
モードスイッチを誤って押す事がある。この時、普通紙
上に時間のかかる高密度の高品位印刷を行う事になり、
無駄な印刷時間を費やし、かつインクがにじみ印字品質
を損なう第１の欠点がある。また、使用者が高品位紙を
トレイに置いた状態で普通印刷モードスイッチを誤って
押す事がある。この時、高価な高品位紙上に普通印刷を
する事になり、経済的な無駄を生じる第２の欠点があ
る。

【０００４】故に、本発明はこの様な従来の欠点を考慮
し、高品位モードの場合は高品位紙を自動的に選択し、
普通印刷モードの場合は普通紙を自動的に選択するイン
クジェットプリンタを提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項１の本発明では、高品位紙を給紙する第１
駆動部と、普通紙を給紙する第２駆動部と、インク液を
適宜吐出するヘッド部と、印刷モードが入力される制御
部とを備え、印刷モードが第１モードである場合、制御
部は第１駆動部を駆動させ高品位紙上に高品位印刷を行
わせ、印刷モードが第２モードである場合、制御部は第
２駆動部を駆動させ普通紙上に普通印刷を行わせる。

【０００６】請求項２の本発明では、高品位印刷はヘッ
ドを単方向に移動して印刷するものであり、普通印刷は
ヘッドを双方向に移動して印刷するものである。

【０００７】請求項３の本発明では、高品位紙を保持す
る第１トレイと、普通紙を保持する第２トレイとを別々
に設ける。

【０００８】請求項４の本発明では、第１モード又は第
２モードは、使用者により選択されるものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るインクジェットプリンタを図１の概略構成図に従い説
明する。図１に於て、ケーシング１は例えば金属又はプ
ラスチックから成り、略箱状に形成されている。

【００１０】第１トレイ２は例えばプラスチックから成
り、上方が開放された略箱状に形成され、ケーシング１
の側面に形成された孔３の近傍に配置されている。高品
位紙（図示せず）は例えば光沢紙であり、普通紙の上面
に表面処理剤が付着されたものである。高品位紙は例え
ば、カラーの画像等のデータを印刷するのに適してい
る。高品位紙の特性は、インクがにじみにくい、速く乾
き易い、印刷されるカラーの色合いがコンピュータ（図
示せず）の指示通りになる等である。しかし高品位紙は
普通紙に比べて高価である。この様にして、高品位紙は
第１トレイ２内に保持されている。

【００１１】第２トレイ４は例えばプラスチックから成
り、上方が開放された略箱状に形成され、ケーシング１
の側面に形成された孔５の近傍に配置されている。普通
紙（図示せず）は表面処理剤が付着されていなく、高品
位紙に比べて安価である。普通紙は第２トレイ４内に保
持されている。この様に、第１トレイ２と第２トレイ４
は離れて別個に配置されている。

【００１２】案内板６は、一端が孔３の下方に位置し、
他端が斜め下方に位置する様に配置されている。案内板
７は、一端が孔５の下方に位置し、他端が略水平に延び
る様に配置されている。

【００１３】第１駆動部８は例えば駆動ローラ（図示）
およびそれに接続されたモータ（図示せず）からなり、
駆動ローラは案内板６上に配置されている。そして、高
品位紙は第１トレイ２および案内板６の上に配置され、
高品位紙の先端は駆動ローラと案内板６との間に挟まれ
ている。この様にして、第１駆動部８は高品位紙を給紙
する。

【００１４】第２駆動部９は例えば駆動ローラ（図示）
およびそれに接続されたモータ（図示せず）からなり、
駆動ローラは案内板７の上に配置されている。そして、
普通紙は第２トレイ４および案内板７の上に配置され、
普通紙の先端は駆動ローラと案内板７との間に挟まれて
いる。この様にして、第２駆動部９は普通紙を給紙す
る。

【００１５】案内板１０は案内板７の上方に配置され、
第１送紙ローラ１１は案内板１０の適所に配置され、ロ
ーラ１２は第１送紙ローラ１１の下方に配置されてい
る。第１送紙ローラ１１はモータ（図示せず）に接続さ
れ、電気的に駆動される。

【００１６】ヘッド部１３は下方にノズル部１４が設け
られ、ノズル部１４には複数のノズル（図示せず）が形
成され、ヘッド部１３はキャリッジ（図示せず）上に配
置され、ヘッド部１３は主走査方向に移動可能に構成さ
れている。この様に、ヘッド部１３はインク液を適宜吐
出するものである。

【００１７】案内板１５は案内板７の上方に配置されて
いる。第２送紙ローラ１６はモータ（図示せず）に接続
され、案内板１５の適所に配置されている。ローラ１７
は第２送紙ローラ１６の下方に位置し、高品位紙又は普
通紙はローラ１７と第２送紙ローラ１６との間に挟ま
れ、送紙される構成となっている。

【００１８】排紙トレイ１８はケーシング１の側面に配
置され、ローラ１９は排紙トレイ１８の上方に配置され
ている。以上の部品により、インクジェットプリンタ２
０が構成されている。

【００１９】次に、図２の電気ブロック図に従いインク
ジェットプリンタ２０の電気的構成を説明する。図２に
於て、制御部２１は例えば、マイクロコンピュータ等か
ら成る。高品位専用紙給紙モータ１（第１駆動部８）は
制御部２１の出力端子に接続されている。普通紙給紙モ
ータ２（第２駆動部９）は制御部２１の出力端子に接続
されている。印刷部（ヘッド部）１３は制御部２１の出
力端子に接続されている。

【００２０】ホストコンピュータ（例えばパーソナルコ
ンピュータ等からなる）２２はインクジェットプリンタ
２０に電気的接続され、プリンタ出力制御ドライバ（イ
ンクジェットプリンタ２０の動作を制御するものである
が、図示せず）を内蔵している。プリントスイッチ２３
と印字モードスイッチ２４は、ホストコンピュータ２２
のディスプレイの画面上に表示され、使用者がマウス等
のポインティングデバイスを操作して選択する事によ
り、オン又はオフ等の決定がなされる。この様にして、
プリントスイッチ２３と印字モードスイッチ２４は、プ
リンタ出力制御ドライバを介して、制御部２１の各入力
端子に接続されている。即ち、印刷モードは印字モード
スイッチ２４により、制御部２１に入力される。

【００２１】次に、インクジェットプリンタ２０の動作
を図１ないし図３に従い説明する。図３はフローチャー
トである。これらの図に於て、インクジェットプリンタ
２０の電源プラグを電源コンセントに挿入する事によ
り、動作が開始する。

【００２２】制御部２１は、プリントスイッチがオンか
を判定する（ステップＳ１）。使用者がプリントスイッ
チ２３を押せば、ステップＳ１は肯定される。プリント
スイッチ２３が押されなければ、ステップＳ１は否定さ
れ、待機状態となる。

【００２３】ステップＳ１が肯定されると、制御部２１
は、高品位モードかを判定する（Ｓ２）。使用者が印字
モードスイッチ２４を押していれば（オン）、Ｓ２は肯
定され、印刷モードが第１モード（高品位モード）であ
ると判定される。

【００２４】次に、制御部２１は第１駆動部８を駆動さ
せる（Ｓ３）。その結果、第１トレイ２内にあった高品
位紙の先端は、第１駆動部８の下を通過し、第１送紙ロ
ーラ１１とローラ１２との間を通過し、ノズル部１４の
下方に移動する。

【００２５】そして、制御部２１は高品位紙上に高品位
印刷を行わせる（Ｓ４）。即ち、制御部２１は、キャリ
ッジを走査方向の左端から右端へ移動させ、キャリッジ
上のヘッド部１３をして例えば１４４０ｄｐｉの高解像
度にて、インク液を適宜吐出させ、印刷を行なう。この
様にして、第１行目の印刷を終わると、第１送紙ローラ
１１が所定距離だけ駆動され、高品位紙が副走査方向に
所定量だけ進む。この時、ヘッド部１３は印刷しない
で、右端から左端へ移動する（待機時間）。

【００２６】そして、ヘッド部１３は第２行目の走査方
向の左端から右端へ移動し、インク液を適宜吐出し、第
２行目の印刷を行う。同様の動作を行い、第１行目から
第ｎ行目までの印刷を行い、第１頁目の印刷を完了す
る。また、印刷は各行共、走査方向の左端から右端まで
行う（単方向印刷）ので、各行の第１列が正確にそろい
例えば１４４０ｄｐｉ等の高密度にて、高品位印刷でき
る。そして第１モード（高品位モード）は、使用者が印
字モードスイッチ２４が押す等により、選択できる様に
構成されている。

【００２７】この様にして、第１頁目の高品位印刷（Ｓ
４）を終わると、制御部２１はＳ２を再び判定する。仮
に、使用者がホストコンピュータ２２に備わるディスプ
レイの画面上に於て、第２頁から第５頁を指定し、印字
モードスイッチ２４のオフを選択し、プリントスイッチ
２３をオンしていれば、Ｓ１は肯定される。

【００２８】そして、印字モードスイッチ２４がオフし
ているので、Ｓ２は否定され、印刷モードが第２モード
（普通印刷モード）であると判定される。この様に、第
２モードは、使用者が印字モードスイッチ２４をオフす
る等により、選択できる様に構成されている。

【００２９】次に、制御部２１は第２駆動部９を駆動さ
せる（Ｓ５）。その結果、第２トレイ４内にあった普通
紙の先端は、第２駆動部９の下を通過し、第１送紙ロー
ラ１１とローラ１２との間を通過し、ノズル部１４の下
方に移動する。

【００３０】そして、制御部２１は普通紙上に普通印刷
を行わせる（Ｓ６）。即ち、制御部２１は、ヘッド部１
３を走査方向の左端から右端へ移動させ、例えば３６０
ｄｐｉの低解像度にて、第２頁の第１行目を印刷させ
る。この様にして、第１行目の印刷をおわると、第１送
紙ローラ１１の駆動により、普通紙は副走査方向に所定
量だけ進む。

【００３１】次に、ヘッド部１３は第２行目の走査方向
の右端から左端へ移動し、第２行目の印刷を行う。この
様に同様の動作を行い、第１行目から第ｍ行目までの印
刷を行い、第２頁目の印刷を終了する。また、印刷は１
行目が走査方向の左端から右端へ、２行目が右端から左
端へ、３行目が左端から右端へ、ジグザグに行う（双方
向印刷）。その結果、双方向印刷は単方向印刷の様に、
待機時間（印刷せずにヘッド部１３が移動する時間）が
必要ないので、高速印刷ができ、無駄な印刷時間を費や
す事がない。

【００３２】この様にして、第２頁目の普通印刷（Ｓ
６）を終わると、制御部２１はＳ２を判定する。この
時、使用者はホストコンピュータ２２に於て、第２頁か
ら第５頁を指定しているので、Ｓ１とＳ２とＳ５とＳ６
を繰り返し、第３頁目の普通印刷を終わる。同様にし
て、第４頁目と第５頁目の普通印刷を終了する。

【００３３】

【発明の効果】上述の様に請求項１の本発明では、印刷
モードが第１モードである場合、制御部は第１駆動部を
駆動させ高品位紙上に高品位印刷を行わせる。そして、
印刷モードが第２モードである場合、制御部は第２駆動
部を駆動させ普通紙上に普通印刷を行わせる。この様
に、高品位印刷モードの場合は高品位紙を自動的に選択
し普通印刷モードの場合は普通紙を自動的に選択する。
その結果、印刷モードと紙種との組合せの間違いによ
り、インクがにじみ印字品質を損ない、無駄な印刷時間
を費やし、経済的な無駄を生じる、という従来の欠点を
解消できる。

【００３４】請求項２の本発明では、高品位印刷はヘッ
ドを単方向に移動して印刷するものであり、各行の第１
行目の位置を正確に維持でき、高解像度印刷（例えばカ
ラー画像の印刷等）が出来る。また、普通印刷はヘッド
を双方向に移動して印刷するものであり、複数行をジグ
ザグに移動するので、行から次の行に移る時に印刷しな
い待機時間が不要となり、高速印刷が得られる。

【００３５】請求項３の本発明では、高品位紙を保持す
る第１トレイと、普通紙を保持する第２トレイを別々に
設け、使用者により、高品位紙又は普通紙を選択する。
その結果、高品位紙と普通紙を１つのトレイに収納し、
紙種を自動的に判別する高価な装置が不要となり、製造
コストが安い。

【００３６】請求項４の本発明では、第１モード又は第
２モードは、使用者により選択できるので、使用者が第
１モード（高品位モード）を選択すると、高品位印刷モ
ードと高品位紙の供給が自動的に選択され、使い勝手が
良い。また、使用者が第２モード（普通印刷モード）を
選択すると、普通印刷モードと普通紙の供給が自動的に
選択され、使い勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリ
ンタの概略構成図である。

【図２】上記インクジェットプリンタの電気ブロック図
である。

【図３】上記インクジェットプリンタの動作を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

８第１駆動部９第２駆動部１３ヘッド部２１制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者山内千束鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地鳥取三洋電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】高品位紙を給紙する第１駆動部と、普通
紙を給紙する第２駆動部と、インク液を適宜吐出するヘ
ッド部と、印刷モードが入力される制御部とを備え、前
記印刷モードが第１モードである場合、前記制御部は前
記第１駆動部を駆動させ前記高品位紙上に高品位印刷を
行わせ、前記印刷モードが第２モードである場合、前記
制御部は前記第２駆動部を駆動させ前記普通紙上に普通
印刷を行わせる事を特徴とするインクジェットプリン
タ。
【請求項２】前記高品位印刷は前記ヘッドを単方向に
移動して印刷するものであり、前記普通印刷は前記ヘッ
ドを双方向に移動して印刷するものである事を特徴とす
る請求項１のインクジェットプリンタ。
【請求項３】前記高品位紙を保持する第１トレイと、
前記普通紙を保持する第２トレイとを別々に設けた事を
特徴とする請求項１のインクジェットプリンタ。
【請求項４】前記第１モード又は第２モードは、使用
者により選択されるものである事を特徴とする請求項１
のインクジェットプリンタ。