JP2005324351A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】机上においてスペースを取らず、スペースを有効活用することができかつ用紙の無駄を省くプリンタを提供すること。
【解決手段】机上において用いるプリンタ100は、筐体103が壁状の縦型形状であり、前記筐体103がパーティションとして机上を空間的に分割する。また、印刷済みの用紙を給紙する給紙トレイ104と、給紙トレイ104によって給紙された用紙の余白部分を抽出する余白抽出部158と、余白抽出部158によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する印刷開始位置決定部159と、リプリント用の印刷情報を生成する印刷指令生成部154とを備える。
【選択図】 図11
【解決手段】机上において用いるプリンタ100は、筐体103が壁状の縦型形状であり、前記筐体103がパーティションとして机上を空間的に分割する。また、印刷済みの用紙を給紙する給紙トレイ104と、給紙トレイ104によって給紙された用紙の余白部分を抽出する余白抽出部158と、余白抽出部158によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する印刷開始位置決定部159と、リプリント用の印刷情報を生成する印刷指令生成部154とを備える。
【選択図】 図11
Description
この発明は、机上において用いるプリンタに関する。
通常、オフィスや学校ではプリンタは数名で共用となるが、各個人にそれぞれインクジェットプリンタのようなパーソナルプリンタが配置されることも多い。パーソナルプリンタを用いれば、仕事中に共用のプリンタまで、排紙した書類を取りにいく手間が省けるし、機密性の高いあるいは個人的な書類を他人に見られ難いという利点がある(たとえば特許文献1参照。)。
しかしながら、従来のパーソナルプリンタは、机上のスペースに対して筐体が割合に大きい上、頻繁に用いるものでもないため、使用していないときはその存在が邪魔になることが多い。特に、坪単価の高い賃貸オフィスや、ソーホーなどのスモールオフィスにとっては大きな問題である。その一方、プリンタを机の下に設置した場合、排紙した書類を取り出し難い上、プリント用紙のセットが困難になる。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、机上においてスペースを有効活用することができるプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるプリンタは、筐体が壁状の縦型形状であり、前記筐体がパーティションとして机上を空間的に分割するとともに、印刷済みの用紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙の余白部分を抽出する余白抽出手段と、前記余白抽出手段によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する印刷開始位置決定手段と、前記印刷開始位置決定手段によって決定された印刷開始位置に基づいて、前記用紙に印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、印刷済みの用紙の余白部分を抽出し、抽出された余白部分に別の情報あるいは既に印刷されている情報に関連する情報を印刷することができる。このため、別の用紙に印刷しなくても済み、印刷済みの用紙の余白部分を効率的に活用することができるので紙資源の有効利用ができる。また、パーティションとして機能するので、略連続する机上をプリンタで区切ってユーザのパーソナルスペースを構築でき、机上のスペースを取らない。
また、この発明にかかるプリンタは、筐体が壁状の縦型形状であり、前記筐体がパーティションとして机上を空間的に分割するとともに、印刷済みの用紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙の印刷情報と、新たな印刷指令にかかる印刷情報とを比較して、異なる部分を抽出する比較抽出手段と、前記比較抽出手段によって抽出された異なる部分に基づいて、リプリント用の印刷情報を生成する印刷情報生成手段と、前記印刷情報生成手段によって生成された印刷情報に基づいて、前記用紙に印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、既に印刷した印刷情報と新しい印刷指令にかかる印刷情報とを比較して異なる部分を抽出し、この部分に基づいて印刷情報を生成することで、既に印刷した用紙上にリプリントすることができる。換言すれば、既に印刷した印刷情報については印刷されない。たとえば、記入欄、図表、マーク、チェックボックスなどの既印刷部分が印刷された用紙にさらに文字やチェックなどの追加部分を印刷する場合、当該既印刷部分については新しい印刷指令にも含まれているため、当該部分は前記比較抽出手段により抽出されず、新たに追加された追加部分のみが印刷の対象となる。このため、別の用紙に印刷しなくても済むので、紙資源の有効利用ができる。また、パーティションとして機能するので、略連続する机上をプリンタで区切ってユーザのパーソナルスペースを構築でき、机上のスペースを取らない。
また、この発明にかかるプリンタは、上記発明において、前記記憶手段が、可搬記憶媒体であることを特徴とする。
このように、記憶手段を可搬記憶媒体に記憶させておけば、別のプリンタにおいてもリプリント処理が可能である。
また、この発明にかかるプリンタは、前記発明において、前記給紙手段を、前記筐体の上部に設けたことを特徴とする。
このように、印刷済みの用紙を立てて前記給紙手段に挿入することができ、容易にかつ確実に給紙をすることができる。
また、この発明にかかるプリンタは、上記発明において、前記給紙手段を、異なる用紙サイズごとに備えたことを特徴とする。
異なるサイズの用紙を用いることができれば、印刷目的に応じて用紙を選択できる。たとえば一般書類の印刷には通常の用紙でよいが、メールアドレスや電話番号などのメモ程度のものであれば、小さい用紙が好適である。
また、この発明にかかるプリンタは、上記発明において、前記筐体の両面または片面をメモボードとしたことを特徴とする。
壁状の縦型プリンタによりパーティションを構成した場合、その面をメモボードとして用いれば便利であるし、別途メモボードを用意しなくてもよい。
また、この発明にかかるプリンタは、上記発明において、前記筐体の両面または片面をホワイトボードとしたことを特徴とする。
壁状の縦型プリンタによりパーティションを構成した場合、その面をホワイトボードとして用いれば便利であるし、別途ホワイトボードを用意しなくてもよい。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のものが含まれる。
図1および図2は、この発明の実施例にかかるプリンタを示す斜視図である。このプリンタ100は、壁状縦型のプリンタでありかつ略連続する机上スペースを2つに分割するパーティションとして機能する。すなわち、従来のプリンタが机上で邪魔になることが多いため、このプリンタ100は、縦型にして机上のプリンタの占有領域を小さくするとともに、パーティションとして用いることでユーザのパーソナルスペースを確保している。また、このプリンタ100は、高さ50cm、幅60cm、厚さ7cm程度である。なお、プリンタ100の寸法は、これに限定されず、必要に応じて寸法を設定すればよい。
また、プリンタ100の両面は、内部に薄い軟質材が入った布張り面(メモボード)1を有する。このメモボード1により、ユーザはメモ2などを押しピンで貼り付けることができる。また、机上のメモボード用のスペースを省略できる。また、当該メモボード1は、コルク面、フックを取り付けられるパンチングや凹凸面、付箋紙が貼れる平滑面などであってもよい。
また、図示は省略するが、メモボードの代わりにホワイトボードを備えていてもよい。その場合、一方の面をメモボードとし、他方の面をホワイトボードとすることもできる。また、片面を、メモボードとホワイトボードで(たとえば半分ずつ)共有するようにしてもよい。また、これらのメモボードおよびホワイトボードは、プリンタ100の本体から着脱可能であり、ユーザの用途に応じて付け替えて利用することができる。
また、当該プリンタ100は、下部両側の排紙口7から用紙を排紙できる。具体的な構成は後述するが、プリンタ100の両側にいるユーザは、自分のワークスペース側から用紙Pを取ることができる。また、各ユーザ側に自己の用紙Pが排紙されることで、印刷内容が隣りのユーザに知られにくい。また、プリンタ100の上部には、給紙トレイ104a,104bが設けられている。この給紙トレイ104a,104bには大小異なるサイズの用紙P1,P2(P2はたとえばカット紙の給紙カートリッジあるいはロール紙のカートリッジである)がストックされる。
図3は、具体的な当該プリンタ100の使用状態を示す説明図である。このように、連続する机上DのユーザU同士の境に当該プリンタ100を配置する。これにより、パーティション機能をもったプリンタ100により、連続する机上Dが分割され、ユーザUごとにパーソナルスペースが形成される。つぎに、当該プリンタ100は、両側に排紙できるため、両側のユーザUは用紙Pを容易に取ることができる。また、パーティションにより区切られておりかつ両側に用紙Pが排紙されるので、隣りのユーザUに自分の印刷内容を見られ難い。
図4および図5は、図1〜図3に示したプリンタを示す構成図である。当該プリンタ100は、大小異なるサイズの用紙P1,P2を給紙する給紙パス101,102を2つ有する。また、当該プリンタ100は、筐体103上部に開口しかつ用紙Pをストックする給紙トレイ104と、給紙トレイ104の下部に配置されたオートシートフィーダ(ASF)ローラ105と、ASFローラ105に続くガイド部106と、一対の用紙送りローラ107,107と、この用紙送りローラ107,107の間に配置されかつ各給紙パス101,102で共用でかつインクを吐出させて印刷動作をおこなう印刷ヘッド108と、その下方に設けたガイド部109と、排紙方向を選択するフラップ110とを有する。
ASFローラ105の対向面には用紙押え111が設けられている。ASFローラ105はASFモータ112により駆動され、一対の用紙送りローラ107,107は用紙送りモータ113により駆動される。フラップ110は排紙方向制御モータ114により駆動される。なお、ASFローラ105、用紙送りローラ107,107および排紙方向制御モータ114の配置および個数などは、プリンタ100の大きさなどにより決まるので当該実施例に限定されるものではない。
前記印刷ヘッド108は、オンデマンド型のインクジェット式であり、ノズル内部のインクを局部的に加熱し発生する気泡圧によりインクを吐出する方法、ノズル内のインクを圧電素子で加圧してインクを吐出する方法などの任意の方式を採用できる。また、印刷ヘッド108は、図示しないキャリッジに保持されかつ黒色および複数色のインクカートリッジを有する。
既述したように、前記給紙パス101,102は大小異なるサイズの用紙Pごとに2つ並列に設けられ、各給紙パス101,102は、各サイズ用の給紙トレイ104a,104b、ASFローラ105a,105bおよび用紙送りローラ107a,107bを有する。すなわち、この給紙トレイ104は筐体103上部に設けた2つの給紙トレイ104a,104bに異なるサイズの用紙P1,P2をそれぞれストックしておき、印刷時にユーザが用紙P1,P2を選択できるようになっている。
具体的には図5に示すように、A4サイズなどの一般的な書類用の用紙P1の給紙パス101と、一般的書類用の用紙P1よりも小さい(たとえば、少なくとも半分以下)、ロール紙や、A7、B6、ハガキ、写真サイズなどの用紙P2の給紙パス102とが形成され、必要に応じて印刷する用紙Pのサイズを選択する。たとえば、A4サイズの用紙P1は通常の書類作成に用いるが、それより小さいサイズの用紙P2は、メモ程度の情報を出力するのに好適である。
このため、小さいサイズの用紙P2は、大きいサイズの用紙P1の半分以下であるのが好ましい。たとえば、小さいサイズの用紙P2は、他人に渡すための連絡事項を印刷したり、インターネットのURL、電子メールアドレス、住所または居所、電話番号、FAX番号、簡単な地図などを印刷するのに好適である。そして、小さいサイズの用紙P2に印刷した場合、図1および図2に示すように、その用紙P2をプリンタ100の両面に貼り付けることができる。
また、両方の大小の用紙P1,P2は同一の印刷ヘッド108により印刷される。図5に示すように、印刷ヘッド108を有するキャリッジ115は、給紙パス101,102の方向に対して直角な方向に設けられたガイド軸116により、左右移動可能となる。移動方式は、ヘッド移動モータと、その回転を前記ガイド軸に平行に配置するとともにその一部をキャリッジ115に固定してあるタイミングベルトと、によりおこなう(図示省略)。このほか、ボールネジのナット部にキャリッジ115を固定し、ネジをモータにより回転制御するようにしてもよい(図示省略)。このように、印刷ヘッド108の移動範囲を2つの用紙の給紙パス101,102に渡り設ければ、一つのヘッドで2つの用紙P1,P2に印刷できる(印刷範囲W)。また、大小の用紙P1,P2に対して同時に印刷をおこなうこともできる。
また、用紙選択をおこなうフラップ110は、プリンタ100の下部両側に設けた排紙口7内に位置し、フラップ110が回転することで第1排紙方向および第2排紙方向を選択する。すなわち、このフラップ110は板状体を長手方向に湾曲させて断面が円弧形状となりかつその板状体の長手方向中央に回転軸が形成されるとともに回転軸端部に排紙方向制御モータ114が取り付けられる。
また、このフラップ110は、図4の実線で示した位置と点線で示した位置との間で回転し排紙方向を選択する。いずれの場合もフラップ110の端部がガイド部109の下端近傍に位置して用紙Pのガイドをスムーズにおこない、その形状に略沿って用紙Pを湾曲させつつ所定方向に排紙するようになる。かかる構成のフラップ110によれば、簡単に構成でき、かつ揺動することで排紙方向を容易に切り換えることができる。
当該プリンタ100では、その各部を統轄制御するため、CPU(Central Processing Unit)121、ROM(Read Only Memory)122、主記憶装置として働くRAM(Random Access Memory)123とがバスを介して接続され、コンピュータ構成の制御機構であるプリンタコントローラ120を構成する。
ユーザのコンピュータCから送られてきた印刷命令データは、インタフェース装置124からバスを介して、プリンタコントローラ120に伝えられる。プリンタコントローラ120は、前記印刷ヘッド108を制御するとともに、印刷動作時の用紙送りにかかる用紙送りローラ107,107や、給紙トレイ104から用紙を給紙パス101,102内に送り込むためのASFモータ112の駆動制御などをおこなう。また、プリンタコントローラ120は、排紙方向を選択制御する排紙方向制御モータ114を駆動制御する。
図6は、このプリンタの動作を示すフローチャートである。このプリンタ100では、あらかじめ前記2つの異なるサイズの給紙トレイ104a,104bに2つの異なる用紙P1,P2をストックしておく。つぎに、ユーザは自分のコンピュータCから所望の書類の印刷命令をおこなう(ステップS1)。このとき、図示しないコンピュータCの印刷画面には、所定の用紙P(給紙トレイ104a,104b)を選択するボタンが表示され、ユーザはその画面において印刷する用紙Pを選択する(ステップS2)。続いて、印刷命令をコンピュータCからプリンタ100に送信する。
一方、プリンタ100では、当該プリンタ100を使用するユーザ情報に基づき自動的に排紙方向を選択する(ステップS3)。具体的には、プリンタ100が印刷命令を出しているコンピュータCを認識しているので、当該情報に基づいて排紙方向を選択する。排紙方向が選択されたら、その排紙方向に用紙を排紙できるように前記フラップ110が回転する。そして、この状態で印刷を実行する(ステップS4)。
たとえば、ユーザがA4の用紙P1を選択した場合、プリンタ100のA4用紙側の第1の給紙パス101のASFローラ105a、用紙送りローラ107aが駆動制御される。また、印刷ヘッド108の印刷領域W1が第1の給紙パス101を含んだ領域のみとなる。一方、ユーザがロール紙P2を選択した場合、プリンタ100のロール紙側の第2の給紙パス102のASFローラ104b、用紙送りローラ107bが駆動制御される。
また、印刷ヘッド108の印刷領域W2が第2の給紙パス102を含んだ領域のみとなる。また、ユーザがA4の用紙P1とロール紙P2との両方を選択した場合、第1の給紙パス101および第2の給紙パス102の両方のASFローラ104a,104b、用紙送りローラ107a,107bが駆動制御される。また、印刷ヘッド108の印刷領域W3は第1の給紙パス101および第2の給紙パス102を含んだ領域となる。
給紙パス101,102に沿って送られた用紙P1,P2は、印刷ヘッド108により所定内容を印刷され、プリンタ下部のガイド部109から下に移動する。フラップ110は、このガイド部109から降りてくる用紙P1,P2を第1排紙方向にガイドして排紙する。一方、図4の点線で示した方向にフラップ110が向いている場合、ガイド部109から降りてくる用紙P1,P2は、第2排紙方向にガイドされ、排紙される。なお、ロール紙P2の場合のみ、図示しないカッターにより切断された状態で排紙される。
図7は、このプリンタの処理部を示す構成図である。このプリンタ100のプリンタコントローラ120は、印刷した複数の印刷情報を記憶する記憶部151と、記憶してある複数の印刷情報から印刷指令にかかる印刷情報と同じ情報を有する印刷情報を選択する選択部152と、選択した印刷情報と印刷指令にかかる印刷情報とを比較し、印刷する部分を抽出する比較抽出部153と、抽出された印刷情報に基づき印刷情報を生成する印刷指令生成部154とを有する。前記印刷情報は、コンピュータCからの印刷指令にかかる印刷内容を示す。
前記記憶部151は、ユーザから印刷指令があった場合、その印刷情報を全て記憶しておく。すなわち、複数の印刷情報をユーザごとにRAMなどのメモリに記憶しておく。当該記憶部151には、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリカード(登録商標)、SDカード(登録商標)などのリムーバル記憶媒体を用いてもよい。その場合は、別のプリンタ100においても、以下のリプリント処理を実行できる。
図8は、このプリンタの動作を示すフローチャートである。図9−1〜図9−3は、印刷情報の一例を示す説明図である。ステップS1では、選択部152は、記憶部151に記憶されている複数の印刷情報と新たな印刷命令にかかる印刷情報とを比較して、記憶部151の中から当該印刷指令にかかる印刷情報と同じ情報を有する印刷情報を検索して選択する。たとえば、図9−1に示すように、新しい印刷情報160にかかる記入欄161と同じ記入欄161を有する印刷情報162を選択する。すなわち、同じ印刷情報(記入欄161)を有する印刷情報を選択する。なお、ユーザはコンピュータの画面上で選択された印刷情報を確認できる(図示省略)。また、選択部152による選択方法は、たとえば、印刷情報160にかかるファイル名と同じファイル名(または印刷情報160にかかるファイル名を含むファイル名)を有する印刷情報162を選択する。
ステップS2では、比較抽出部153は、前記選択した印刷情報162と、新しい印刷指令にかかる印刷情報160とを比較して異なる部分を抽出する。異なる部分は、たとえば、図9−2に示すような記入欄161中の文字163であり、この比較抽出部153は、図9−3に示すように当該文字163を抽出する。ステップS3では、印刷指令生成部154は、前記比較抽出部153により抽出した部分である文字163に基づいてリプリント用の印刷情報164を生成する。すなわち、図9−3に示すように、記入欄161中の文字163についてのみ印刷するため、新しくリプリント用の印刷情報164を生成する。ステップS4では、ユーザがプリンタ100に既にセットした印刷済みの用紙にリプリントする。
図10は、リプリントの概念を簡単に示す説明図である。たとえば、ユーザが、既に印刷済みの用紙Pをプリンタ100にセットする。この状態で印刷すると、当該記入欄161に文字163が印刷される。記入欄161が重なって印刷されることはない。
図11は、別の実施例にかかるプリンタを示す構成図である。このプリンタは、給紙パス101,102の印刷ヘッド108より上流に設けたスキャナ部157と、用紙Pの印刷内容をビットマップ形式などの画像情報として取得する画像取得部155と、この画像情報から余白部分を抽出する余白抽出部158と、余白抽出部158によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する印刷開始位置決定部159と、画像取得部155によって取得された画像を印刷情報に変換する画像処理部156と、印刷情報に基づいて印刷情報を生成する印刷指令生成部154とを有する。
ここで、余白抽出部158は、たとえば、用紙Pを所定の領域ごとに分割し、それぞれの領域における黒ドット数を計数する。そして、計数された黒ドット数が所定数以下の場合に、当該領域を余白領域と判断する。
また、印刷開始位置決定部159は、余白抽出部158によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する。これによって、印刷開始位置決定部159によって決定された印刷開始位置に基づいて、印刷をすることができる。
図12−1〜図12−3は、印刷情報の一例を示す説明図である。図12−1〜図12−3において、印刷済みの用紙170において、171は印刷されている領域(印刷領域)を示しており、172は余白抽出部158によって抽出された余白領域を示している。すなわち、図12−1では、用紙の上側が印刷領域171で、下側が余白領域172であることを示しており、図12−2では、用紙の左側が印刷領域171で、右側が余白領域172であることを示しており、図12−3では、用紙の下側が印刷領域171で、上側が余白領域172であることを示している。
ここで、印刷開始位置決定部159は、余白領域172を矩形領域とした場合の、その矩形の左上の頂点を印刷開始位置に決定する。図12−1〜図12−3において、印刷開始位置は、いずれも余白領域172を矩形領域とした場合の、その矩形の左上の頂点173である。
図13は、このプリンタの動作を示すフローチャートである。まず、既に印刷されている用紙Pをプリンタ100の給紙トレイに入れ、当該用紙Pを給紙する。そして、スキャナ部157により用紙をスキャンし、画像取得部155により当該用紙Pの印刷内容、すなわち画像データを取得する(ステップS1)。
つぎに、ステップS1において取得された画像データに基づいて余白部分を抽出する(ステップS2)。そして、抽出の結果、所定の面積以上の余白があったか否かを判断する(ステップS3)。ここで、所定の面積以上の余白があった場合(ステップS3:Yes)は、印刷開始位置を決定する(ステップS4)。
さらに、画像処理部156によって当該画像データを画像処理して印刷情報に変換し(ステップS5)、リプリント用印刷情報の生成をおこなう(ステップS6)。ここで、生成されたリプリント用印刷情報が上記抽出された余白部分(領域)に印刷することが可能か否かを判断する(ステップS7)。ここで、印刷することが可能な場合(ステップS7:Yes)は、リプリントを実行し(ステップS8)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS3において、給紙された用紙に所定の面積以上の余白がなかった場合(ステップS3:No)、または所定の面積以上の余白はあったが、生成されたリプリント用印刷情報を印刷するための面積が存在しない場合(ステップS7:No)は、いずれもエラー通知がなされ(ステップS9)、一連の処理を終了する。ステップS9におけるエラー通知としては、たとえば、『この用紙には余白部分はありません』、『この用紙では余白部分が足りません』などのメッセージが含まれる。
このように、印刷済みの用紙の余白部分を抽出し、抽出された余白部分に別の情報あるいは既に印刷されている情報に関連する情報を印刷することができる。このため、別の用紙に印刷しなくても済み、印刷済みの用紙の余白部分を効率的に活用することができるので紙資源の有効利用ができる。
以上のプリンタ100は、パーティションとして機能するので、略連続する机上をプリンタで区切ってユーザのパーソナルスペースを構築でき、机上のスペースを取らない。また、印刷を実行しているユーザ側に排紙するので、印刷した用紙を取り易くかつ反対側のユーザに内容が知られ難い。
また、上記リプリント機能は、パーソナルユースに適したパーティション型のプリンタに好適である。すなわち、ユーザは、一度印刷した書類の内容を見ながらあるいはその用紙にメモした内容を、パーソナルコンピュータの画面上で当該記入欄に入力し、その内容を再度同じ用紙に印刷できる。このため、用紙の無駄を省くことができる。
100 プリンタ、101,102 給紙パス、103 筐体、104 給紙トレイ、108 印刷ヘッド、110 フラップ、151 記憶部、152 選択部、153 比較抽出部、154 印刷指令生成部、155 画像取得部、156 画像処理部、158 余白抽出部、159 印刷開始位置決定部
Claims (8)
- 筐体が壁状の縦型形状であり、前記筐体がパーティションとして机上を空間的に分割するとともに、
印刷済みの用紙を給紙する給紙手段と、
前記給紙手段によって給紙された用紙の余白部分を抽出する余白抽出手段と、
前記余白抽出手段によって抽出された余白部分に基づいて、印刷開始位置を決定する印刷開始位置決定手段と、
前記印刷開始位置決定手段によって決定された印刷開始位置に基づいて、前記用紙に印刷する印刷手段と、
を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 筐体が壁状の縦型形状であり、前記筐体がパーティションとして机上を空間的に分割するとともに、
印刷済みの用紙を給紙する給紙手段と、
前記給紙手段によって給紙された用紙の印刷情報と、新たな印刷指令にかかる印刷情報とを比較して、異なる部分を抽出する比較抽出手段と、
前記比較抽出手段によって抽出された異なる部分に基づいて、リプリント用の印刷情報を生成する印刷情報生成手段と、
前記印刷情報生成手段によって生成された印刷情報に基づいて、前記用紙に印刷する印刷手段と、
を備えたことを特徴とするプリンタ。 - さらに、以前に印刷した複数の印刷情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の印刷情報から、新しい印刷指令にかかる印刷情報と同じ情報を有する印刷情報を選択する選択手段と、
前記比較抽出手段は、前記選択した印刷情報と新たな印刷指令にかかる印刷情報とを比較して、異なる部分を抽出することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。 - 前記記憶手段は、可搬記憶媒体であることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
- 前記給紙手段を、前記筐体の上部に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のプリンタ。
- 前記給紙手段を、異なる用紙サイズごとに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のプリンタ。
- 前記筐体の両面または片面をメモボードとしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のプリンタ。
- 前記筐体の両面または片面をホワイトボードとしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のプリンタ。
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-
2004
- 2004-05-12 JP JP2004142343A patent/JP2005324351A/ja not_active Withdrawn
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