JP6329860B2 - 消色装置、消色システム、及びプログラム - Google Patents

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Description

この明細書に記載の実施形態は、ユーザが指定した処理内容を用紙から判別して種々の処理を行えるようにした消色装置に関する。
従来、画像消色装置で消色を行う場合、その時の処理方法は、例えば消色のみの動作を行う、又は消色及びスキャンの両方を行う、などにつき、ユーザが入力部の操作で選択していた(特許文献1参照)。
特開2013−082200号公報
しかしながら、この場合、ユーザが用紙の選別を事前に行って使用する給紙トレイを用紙毎に区別したり、所望する処理毎に異なる時期に行ったり、又は全て消色及びスキャンの処理を行って後で用紙を選別する、等が必要となる。
実施形態は、画像消色装置においてユーザが用紙毎に消色に関する処理を指定できるようにすることを目的とする。
実施形態の消色装置は、識別情報が配置されたシートを積載する積載部と、シート上の画像を消色する消色部と、シートを積載部から消色部まで搬送する搬送路と、シート上の識別情報を読み取る識別情報読取部と、識別情報読取部の読取結果に基づいてシート毎に消色処理の遂行の有無を判定して消色部の動作を制御する制御部と、を有する。
実施形態のシステム構成例を示す図である。 実施形態の消色装置の構成図である。 実施形態の消色装置、クライアントPC、及びプリンタのブロック図である。 実施形態の用紙とチェック用枠の配置例を説明する図である。 用紙の構成の他の一例を示す図である。 実施形態の消色装置の動作フローチャートである。 他の実施形態の消色装置の構成図である。
実施形態は、シートに識別情報を印刷する印刷装置と、シートを積載する積載部、シート上の画像を消色する消色部、シートを積載部から消色部まで搬送する搬送路、シート上の識別情報を読み取る識別情報読取部、識別情報読取部の読取結果に基づいてシート毎に消色処理の遂行の有無を判定して消色部の動作を制御する制御部、を有する消色装置と、を備える消色システムが開示される。
ここで、実施形態のシートは、識別情報として、印刷面の所定位置に、マーキングを記入するための枠が設けられる。印刷装置は、この枠をシート上に印刷する。消色装置は、シート上の識別情報、言い換えると枠内のマーキングの有無に基づいて、遂行する処理を決定する。具体的には、枠内のマーキングの有無により、消色だけを行うのか、消色のみならずスキャンやデータ保管等を行うのか、などの動作判別を行うようにする。
以下、実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のシステム構成図である。消色システムは、システム構成として例えば、消色装置100、クライアントPC(Personal Computer)101、印刷装置としてのプリンタ102を有する。また、システムの各コンポーネントは、ネットワーク103を介して互いに接続されている。
クライアントPC101は、ネットワーク103を介して消色装置100やプリンタ102と通信を行い、消色装置100やプリンタ102に対して、消色や印刷など各種の処理を行うように指示を出力する。また、クライアントPC101は、ネットワーク103を介して消色装置100やプリンタ102に対して、後述する各種の設定を行うことができる。これらの指示や設定については、消色装置100やプリンタ102と通信するためのソフトウエア(ドライバ)をクライアントPC101にインストールし、かかるドライバの各種画面(図示せず)を通じて入力操作する。
プリンタ102は、詳細を後述するチェック用の枠を用紙(シート)上に印刷するためのものである。したがって、本実施形態では、クライアントPC101で設定できる内容の内、使用する用紙のサイズ、用紙の余白領域の位置(座標)、上記枠が配置される位置などは、消色装置100及びプリンタ102間で共有されることが好ましい。
本実施形態では、消色装置100を使用するため、用紙上の各種画像(印刷データ)が消色可能な色材で印刷されることを想定している。他方、チェック用の枠は、用紙を繰り返し再利用する観点からは、むしろ消色できない色材で印刷されることが好ましい。
したがって、以下は、プリンタ102は、非消色の色材と消色用の色材の両方を使用できるタイプの装置であり、かつ、プリンタ102で非消色の色材でチェック用の枠を予め用紙に印刷し、その後、プリンタ102で消色用の色材で各種画像(印刷データ)を印刷する場合について説明する。
図2は、消色装置の構成図である。消色装置100は、プリンタ102で識別情報及び各種画像が形成された用紙(記録媒体)の画像を消色し、用紙の再利用を可能とする。消色装置100は、給紙部10、第1の搬送路11、第2の搬送路12、第1の読取部13A、第2の読取部13B、消色部15、搬送ローラ16、経路変更部(切替部)17、第1の排紙部19、第2の排紙部20を有する。
給紙部10は、用紙Pを消色装置100の内部へ給紙する。給紙部10は、給紙トレイ22及びピックアップローラ18を有する。給紙トレイ22は、用紙Pを積載する。ピックアップローラ18は、給紙トレイ10 から用紙Pを1枚ずつ取り出し、第1の搬送路11へ送り出す。
本実施形態では、用紙Pは、再利用しようとするものの他に、廃棄しようとするものも含まれ得る。すなわち、本実施形態では、一つの給紙トレイ22内に、様々な処理目的となる用紙Pを順不同に混在させて積載することができる。
第1の搬送路11、第2の搬送路12は、複数の搬送ローラ16を有し、搬送ローラ16は駆動ローラと従動ローラの対で構成される。第1の搬送路11は、一対の第1の読取部13A、及び第2の読取部13Bを有する。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは二次元CCDスキャナを有する。第1の読取部13Aは、給紙部10から搬送されてくる用紙Pの片面を読み取り、第2の読取部13Bは第1の読取部13Aの読み取る面の反対側の面を読み取る。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像は、記憶部であるRAM(Random Access Memory)203に保存される。第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像の保存先は、RAM203に限らず、不図示のHDD(Hard disk drive)等の他の記憶媒体であってもよい。
第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像は、消色装置100のRAM203への保存に限らず、クライアントPC101のRAM302やプリンタ102のRAM402に保存するようにしてもよい。また、使用者を個人認証するため、ログイン、ログアウト機能を備える消色装置100であるとき、消色装置100のログアウト時に、消色装置100のRAM203に保存された画像のデータをクライアントPC101のRAM302あるいはプリンタ102のRAM402に送信し、保存するようにしてもよい。
第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、用紙Pが使用可能か否か、用紙Pの印字が消色されたか否かを判断するために、表面を読み取る。さらに、本実施形態では、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、用紙Pに対して遂行すべき処理(消色やスキャン等をするか否か)を判別するために、用紙Pの所定箇所に配置された枠の画像を読み取る。
ここで、実施形態の用紙Pの構成について説明する。図4は、実施形態の用紙の構成の一例を示す図である。図示のように、実施形態の用紙Pは、印刷面の左上側に、ユーザがチェックマークを記入するための枠1001が配置される。本実施形態では、枠1001として、第1の枠1001aと第2の枠1001bの2つの枠が配置される。
従って、ユーザによるチェックマークの記入態様としては、
(1)いずれの枠にもチェックマークが記入されない場合
(2)第1の枠1001aのみにチェックマークが記入される場合
(3)第2の枠1001bのみにチェックマークが記入される場合
(4)第1の枠1001aと第2の枠1001bの両方にチェックマークが記入される場合、
の4種類に分けられる。
本実施形態では、上記(1)、(2)、(3)、(4)の各用紙について、相互に異なる処理を消色装置100に遂行させることができる。いずれの場合にどのような処理を行うかは、消色装置100あるいはクライアントPC101で任意に設定可能であるが、以下は、
(1)または(4)の用紙に対しては、事前の読み取り処理を遂行せずに無条件に消色処理を行い、再利用可否判定を行った後、いずれかの排紙部(19又は20)に搬送する。
(2)の用紙に対しては、消色処理を行わずに廃棄処理を遂行する。
(3)の用紙に対しては、消色処理及び事前・事後の読み取り処理を遂行する。
と設定したものと仮定して説明する。
図4では、ユーザが第2の枠1001b内に「×」のチェックマークを記載した状態を示している。このチェックマークは、枠1001(1001a、1001b)内への記入であって、読み取り部(13A、13B)がチェックが有ることを読み取れる(識別できる)ものであればよい。
従って、チェックマークは、「×」以外のマーク(例えば「○」や「●」など)でもよいし、どのような筆記具で記入してもかまわない。但し、用紙Pを消色して再利用することを考慮すれば、消色装置100で消色可能な色剤(インク)を内蔵したペンを用いてチェックマークを記入することが好ましい。
図4の例では枠1001(1001a、1001b)を用紙Pの左上側に配置する設定としているが、これに限られない。すなわち、枠1001(1001a、1001b)を配置する位置は、クライアントPC101で設定することができる。但し、印刷データの各種画像(文字や図表など)の印刷位置と重複しないように、余白領域の範囲内に設定することが望ましい。図5では、他の配置例として、用紙Pの上側の余白領域1003の右側、あるいは下側の余白領域1004内にチェック用の枠1001(1001a、1001b)の位置を設定した場合を示す。この他、用紙Pの左側または右側の余白領域に枠1001配置することもできる。
なお、余白領域に枠1001を配置する場合であっても、例えば、ページ番号、ヘッダやフッタなどが印刷される領域とは異なる領域に枠1001を配置することが望ましい。図5の例では、用紙下側に印刷されるページ番号(「−1−」)や用紙上側に印刷されるヘッダ文字(「○○用資料」)と重複しない位置に枠1001を配置した例である。
再び図2に戻って、消色装置100の構成を説明する。
第1の搬送路11は、給紙部10から、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ接続される。第2の搬送路12は、第1の搬送路11の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bの下流の分岐点から分岐し、第1の搬送路11の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bの上流の合流点で合流する。分岐点には経路変更部17が配置される。
第2の搬送路12は、搬送路中に消色部15を有する。消色部15は、ローラ対21、及びヒータ205を有する。ローラ対21はヒータ205により加熱される。ヒータ205により加熱されたローラ対21を介して、用紙Pに一定以上の温度や熱を加えることにより、消色可能な画像形成材料を用いて形成された用紙Pの画像を加熱し、色材を無色化する。消色部15はローラ対21で画像消色をすることにより、用紙Pの両面の画像消色を可能とする。
消色装置100では、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる読み取りを複数回行うことができる。すなわち、消色装置100は、図示のように円環状の搬送路を有しており、用紙Pを給紙部10から第1の搬送路11を通じて第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで用紙両面の読み取りを行い、続いて消色部15で消色させた後に第2の搬送路12を通じて再び第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで用紙両面の読み取りを行うことができる。
第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、消色前の1回目の読み取りで、用紙Pがしわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等により使用不可能であるか否かを判定するため、及び、用紙Pの枠1001(1001aまたは1001b)にチェックマークの記入があるか否かを判定するために、読み取った画像を電子化して、記憶部に保存する。さらに、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bは、用紙が再利用可能か否か(すなわち、再利用可能な水準に消色されたか否か)を判定するため、消色後に2回目の読み取りを遂行する。
排紙部23は、第1の排紙部19及び第2の排紙部20を有する。各種処理を施した用紙Pは、第1の排紙部19または第2の排紙部20のいずれかに排紙される。本実施形態では、排紙部19及び20の一方に再利用可能な用紙Pが排紙され、他方に再利用不可で廃棄用紙Pが排紙される。ユーザは、消色装置100本体側での設定操作により、或いはクライアントPC101の操作により、第1の排紙部19または第2の排紙部20のいずれを再利用可能な用紙Pを排紙できるよう選択できる。以下は、再利用可能と判定された用紙Pが第1の排紙部19に、再利用出来ないと判定された用紙Pが第2の排紙部20に送られる設定である場合について説明する。
図3は、消色装置100、及びクライアントPC101、及びプリンタ102のブロック図である。消色装置100の制御部であるCPU(Central Processing Unit)200は、システムバス201を介してROM(Read Only Memory)202、RAM203、第1の読取部13A、第2の読取部13BのCCDセンサ204、消色部15のヒータ205、外部からのデータの入力、外部へのデータの出力をするインターフェース(I/F)206が接続される。CPU200は、システムバス201を介して接続されたI/F206によってクライアントPC101やプリンタ102と通信する。
また、CPU200は、経路変更部17を制御する経路変更部駆動制御部207、及び搬送ローラを駆動する用紙搬送モータ209を制御する用紙搬送モータ駆動制御部208、及び操作部210、及び表示部211が接続される。
ROM202には、CPU200を動作させるためのプログラム、再利用可否の指針とするため用紙の印字率、画像が消色されたか否かを判断するための濃度閾値、枠1001(1001a、1001b)にチェックマークの記入があるか否かを判断するための用紙内での枠の位置、などが格納される。また、1回目の画像読取でしわの深さなどを判定する場合は、しわの深さなどを判定するために利用する濃度閾値が格納される。
RAM203は、用紙Pの画像読取時に得られる画像を格納する。CCDセンサ204は、一列のラインセンサとして配置されており、用紙Pの濃淡を検出する。ヒータ205は、IHヒータなどを用い、消色部15を用紙Pが通過する間にローラ対21を介して、用紙Pに熱を加えて色材を無色化する。
操作部210はタッチパネル式の表示部211と各種キーを有し、例えば消去装置本体の上部に配置される。操作キーは、例えばテンキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部211は、消色装置100の各種の処理モードを含む設定情報や動作ステータス、ログ情報、あるいはユーザへのメッセージを表示する。ユーザは、操作部210を介して、消色の開始や停止(中断)、初期設定状態を変更するための設定、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像や消色装置100での処理履歴情報などのデータを保存(保管)するための保存先の設定、その他各種の設定を行うことができる。
CPU200は、経路変更部駆動制御部207を制御することにより、経路変更部17を駆動して、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送するよう振り分けたり、第1の搬送路11から第1の排紙部19、第2の排紙部20へ用紙Pを搬送するよう振り分けたりする。また、CPU200は、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる1回目(画像消色前)に読み取った画像から、用紙Pの枠1001、すなわち第1の枠1001a、第2の枠1001bの各々にチェックマークの記入があるか否かを判定する。さらに、CPU200は、画像消色後に消色が正常に施されたか否か、すなわち用紙Pが再利用可能であるか否かを判別する。
クライアントPC101は、CPU300、ROM301、RAM302、操作部303、表示部304、及びI/F305を有する。クライアントPC101の制御部であるCPU300は、システムバス306を介して、ROM301、RAM302、操作部303、表示部304、及びI/F305と接続する。また、クライアントPC101のRAM302に、消色装置100の第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで読み取った画像を保存するようにしてもよい。
プリンタ102は、CPU400、ROM401、RAM402、I/F403、表示部405、操作部406、画像形成部407を有する。プリンタ102の制御部であるCPU400は、システムバス404を介して、ROM401、RAM402、I/F403、表示部405、操作部406、画像形成部407と接続する。
図6は、実施形態の消色装置100の動作フローチャートである。以下は、予めユーザが消色可能なインクのペンで枠1001(第1の枠1001a、第2の枠1001b)にチェックマークを記入した用紙P、あるいは記入しなかった用紙Pが給紙部10に混在して積載されている場合を仮定して説明する。
ユーザが消色装置100の操作部210或いはユーザPC101の操作部303を操作して消色処理開始の指示を入力すると、CPU200は、給紙動作のために、用紙搬送モータ駆動制御部208及び各部に制御信号を出力する。これにより、給紙部10が作動して給紙トレイ22に積載された複数の用紙のうちの上側の1枚の用紙Pが、第1の搬送路11に送り出される(ACT101)。
給紙部10より第1の搬送路11に送り出された用紙Pは、続いてスキャナ(第1の読取部13A、第2の読取部13B)で画像が読み取られ(消色前の1回目の読み取り)る。当該読み取られた画像は、CPU200の処理のためにRAM203に保存され、ユーザの設定がある場合には当該設定先(例えば、図示しないUSBメモリやネットワーク上のサーバなど)にも保存される。
CPU200は、当該読み取られた画像から、第1の枠1001a及び第2の枠1001b内のチェックマークの読み取り及び位置の識別を行うことで、各枠にチェックマークがあるか否かを判定する(ACT102、ACT103)。ここで、チェックマークの読み取りは、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bでデータを読み取る処理の一環として行われる。また、チェックマークがあるか否かの判定は、給紙トレイ22に積載された用紙Pの表裏及び上下の状態に関わらず読み取ることができるように、予め設定された上下(或いは左右)いずれかの余白領域内の定義された位置(図5参照)にチェックマークが有るか否かで、判別を行う。
この判別の結果、第1の枠1001aにのみマーキングがされている場合(ACT103、第1)、CPU200は、何らかの瑕疵が有り再利用できない用紙であるとみなして、再利用可否の判断を行うことなく、消色処理も2回目の画像読み取りも行わずに、廃棄用トレー(この例では第2の排紙部20)に排出するように各部を制御する(ACT106、ACT109)。したがって、この場合、用紙Pは、第2の搬送路12を経由することなく、第1の搬送路11から第2の排紙部20に搬送されるように制御される。なお、設定や用紙の状況等により、第2の搬送路12を経由する制御としてもよいが、この場合でも消色部15による消色処理や第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる再度(2回目)の画像読み取りの処理はされない。
第2の枠1001bにのみマーキングがされている場合(ACT103、第2)、CPU200は、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bにより読み取られた画像から、用紙Pがしわやステイプル、折れ、消色不可能なメモ書き等により使用不可能かを判定し(ACT105)、使用不可能である場合には消色処理を行わないものとして(ACT105、No)、上述した廃棄のルーチンに推移する(ACT106、ACT109)。
他方、使用可能の場合(ACT105、Yes)、CPU200は、用紙Pを第2の搬送路12に搬送し、消色部15で消色処理を行うように各部を制御する(ACT107)。続いて、CPU200は、用紙Pを第1の搬送路11に搬送して第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる再度(2回目)の画像読み取りを行うように各部を制御し、読み取られた画像から用紙Pの再使用可否を判断する(ACT108)。そして、CPU200は、再使用可能と判断した場合には当該用紙Pを再利用トレー(この例では第1の排紙部19)に排出し、他方、再使用不可と判断した場合には当該用紙Pを廃棄用トレー(第2の排紙部20)に排出するように各部を制御する(ACT109)。
第1の枠1001a及び第2の枠1001bのいずれにもマーキングが無い場合(ACT102、No)又は両方の枠にマーキングが有る場合(ACT103、両方)、CPU200は、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bによる消色前(1回目)の読み取り画像に関わらず、無条件に消色部15で消色処理を行うように各部を制御し(ACT104、ACT107)、上述と同様に、用紙Pの再使用可否を判断し(ACT108)、該判断結果に応じて用紙Pをいずれかの排紙部(19又は20)に排出する処理を行う(ACT109)。
このような構成とした本実施形態では、ユーザが指定した処理内容を用紙から判別して種々の処理を行うことが可能となる。
より具体的には、本実施形態では、用紙に配置された枠にチェックマークを記入する或いは未記入とし、チェックマークの記入又は未記入の用紙を混在した状態で一つの給紙部(トレイ)に積載した場合でも、遂行すべき処理内容を自動で判断して消色や分別、データ保管等の、当該用紙の性質やユーザの目的に合致した処理を行うことが可能な消色装置及びシステムが提供される。
したがって、本実施形態によれば、消色のみの動作を行う、又は消色及びスキャンの両方を行う、などの具体的処理内容を、ユーザが入力部の操作で選択する必要がない。また、ユーザが用紙の選別を行って、所望する処理毎に異なる時期に消色装置を使用したり、消色装置で全て消色及びスキャンの処理を行って後で用紙を選別したり、給紙トレイが複数ある場合にユーザが用紙の選別を事前に行い、使用する給紙トレイを用紙毎に区別する、といった煩わしさが発生せず、ユーザの便宜性が向上する。
さらに、本実施形態によれば、消色のみの選択を行うように設定及びチェックマークを記入することで、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bで消去前の用紙の画像を読み取らなくなるので、データの保管先の記憶容量を節約することも出来るようになる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、読取部(13A、13B)が用紙P上の識別情報を含む全ての画像を読み取る構成としたが、これに限られず、用紙上の識別情報(チェックマーク)を専用のセンサで読み取る構成とすることもできる。以下、第2実施形態について図を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については説明を省略する。
図7は、第2実施形態の消色装置の構成図であり、図2と比較してセンサ13C及びセンサ13Dが追加されている。すなわち、第2実施形態では、用紙上の識別情報(第1の枠1001a及び第2の枠1001b及びチェックマーク)を、専用のセンサ13C及び13Dで読み取る構成になっている。
センサ13C及びセンサ13Dは、例えばCCDセンサであり、CPU200により制御される。また、センサ13C及びセンサ13Dは、第1の搬送路11における読取部(13A、13B)の前段(上流)側に配置され、用紙Pの両面を読み取るように対向して配置される。
これらセンサ13C,13Dは、用紙上の識別情報(第1の枠1001a、第2の枠1001b及び枠内チェックマーク)に対応する位置の画像を読み取れば足りるので、用紙の搬送方向幅全面を読み取る必要はない。したがって、センサ13C,13Dは、第1の読取部13A及び第2の読取部13Bよりも小型のセンサを使用することができる。センサ13C,13Dで読み取られた第1の枠1001a、第2の枠1001bの画像は、RAM203に保存される。
かかる構成の消色装置は、基本的には図6で上述したフローチャートに則して動作する。以下、第1実施形態と異なる処理について説明する。
ACT101の給紙処理で第1の搬送路11に送り出された用紙Pは、続いてセンサ13C及びセンサ13Dで第1の枠1001a及び第2の枠1001bが読み取られた後に、第1の読取部13A、第2の読取部13Bで表裏両面の文字や図表などの各種印刷画像が読み取られる。読み取られた第1の枠1001a及び第2の枠1001bの画像、及び各種印刷画像は、それぞれ別個のデータとしてRAM203に保存される。CPU200は、センサ13C及びセンサ13Dで読み取られた画像から、第1の枠1001a及び第2の枠1001b内のチェックマークの読み取り及び位置の識別を行うことで、各枠にチェックマークがあるか否かを判定する(ACT102、ACT103)。以降の処理及び動作は第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態の消色装置によれば、ユーザが指定した処理内容を用紙から判別して種々の処理を行うことが可能となり、第1実施形態と同様の効果が得られる。加えて、第2実施形態では、センサ13C及び13Dが読取部(13A、13B)の前段(上流)側に配置されることにより、用紙Pに対して遂行すべき処理内容がより早い段階で判別可能となり、用紙Pの搬送や搬送路切り替えの処理の迅速化、多数の用紙を連続処理する場合の効率化などが期待される。
なお、装置の小型化等の観点から、センサ13C及び13Dのいずれか一方を設けない構成とすることも可能である。この場合には、第1の枠1001a及び第2の枠1001bが配置された用紙Pの面を当該センサで読み取れるように、各用紙の裏表状態を統一して給紙部10に積載するようにすればよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
P 用紙
1001 枠
1001a 第1の枠
1001b 第2の枠
100 消色装置
101 クライアントPC
102 プリンタ(印刷装置)
103 ネットワーク
200 CPU、10 給紙部、11 第1の搬送路、12 第2の搬送路
13A、13B 読取部
13C、13D センサ
15 消色部、16 搬送ローラ、17 経路変更部、19 第1の排紙部、20 第2の排紙部

Claims (6)

  1. 消色処理の要否、消色処理前のスキャン処理の要否、および消色処理後のスキャン処理の要否を示す識別情報が配置されたシートを積載する積載部と、
    前記シート上の画像を消色する消色部と、
    前記シートを前記積載部から前記消色部まで搬送する搬送路と、
    前記シート上の画像を読み取る画像読取部と、
    前記シート上の前記識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記識別情報読取部の読取結果に基づいて、前記消色部を用いた消色処理、消色処理前の前記画像読取部を用いたスキャン処理、および消色処理後の前記画像読取部を用いたスキャン処理を行う制御部と、
    を有する消色装置。
  2. 前記画像読取部は、前記識別情報読取部を兼ねることを特徴とする請求項に記載の消色装置。
  3. 前記識別情報読取部は、前記識別情報として所定の記号がユーザにより入力されるための入力欄の有無、および、前記所定の記号の有無を読み取ることを特徴とする請求項1または2に記載の消色装置。
  4. 前記制御部は、前記識別情報読取部が前記入力欄を複数読み取った場合、前記複数の入力欄のうち、いずれかの入力欄に、前記所定の記号が入力されているかを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の消色装置。
  5. 消色処理の要否、消色処理前のスキャン処理の要否、および消色処理後のスキャン処理の要否を示す識別情報をユーザが記入すべき位置を示す入力欄をシートに印刷する印刷装置と、
    前記シートを積載する積載部と、前記シート上の画像を消色する消色部と、前記シートを前記積載部から前記消色部まで搬送する搬送路と、前記シート上の画像を読み取る画像読取部と、前記シート上の前記識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記識別情報読取部の読取結果に基づいて、前記消色部を用いた消色処理、消色処理前の前記画像読取部を用いたスキャン処理、および消色処理後の前記画像読取部を用いたスキャン処理を行う制御部と、を有する消色装置と、
    を備える消色システム。
  6. 消色処理の要否、消色処理前のスキャン処理の要否、および消色処理後のスキャン処理の要否を示すユーザにより記入された識別情報が配置されたシートを積載する積載部と、前記シート上の画像を消色する消色部と、前記シートを前記積載部から前記消色部まで搬送する搬送路と、前記シート上の画像を読み取る画像読取部と、前記シート上の前記識別情報を読み取る識別情報読取部と、を有する消色装置で実行されるプログラムであって、
    前記識別情報読取部の読取結果に基づいて、前記消色部を用いた消色処理、消色処理前の前記画像読取部を用いたスキャン処理、および消色処理後の前記画像読取部を用いたスキャン処理を行うためのプログラム。
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