JP2015136931A - 消去装置 - Google Patents

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雄一 秋山
Yuichi Akiyama
雄一 秋山
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Abstract

【課題】
印刷済みの用紙の操作者が希望する所定の箇所を消去することが可能な利便性の高い消去装置を提供することにある
【解決手段】
給紙された記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送される前記記録媒体の画像を消去する消去部と、指定された消去する領域を記憶する消去記憶部と、この消去領域記憶部に記憶する消去領域に基づいて、前記記録媒体の所定の領域を消去するよう前記消去部を制御する制御部と、を有する消去装置。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、用紙上に印字した画像を消去する消去処理に関する。
熱により用紙に消去処理を施し、用紙上に印字した画像を消去する消去装置が知られている。この消去装置には、消去前に画像を記憶するために画像読取を行う読取部と、用紙に熱を加えて画像を消去する消去部と、画像消去後に消去が正常に施されたか否かを判別するために前述の読取部で再度画像読取を行うものが知られている。しかしながら、このよう消去装置を用いると用紙の内容を全て消去してしまう。
特開2010−113337公報
本発明の実施の形態が解決しようとする課題は、操作者が希望する、用紙の所定の箇所を消去することが可能な消去装置を提供することにある。
そこで上記課題を達成するため、本発明の実施形態では次のような手段を講じている。給紙された記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送される前記記録媒体の画像を消去する消去部と、指定された消去する領域を記憶する消去記憶部と、この消去領域記憶部に記憶する消去領域に基づいて、前記記録媒体の所定の領域を消去するよう前記消去部を制御する制御部と、を有する消去装置である。
実施例1における消去装置の断面図。 実施例1と実施例2における消去装置のブロック図。 実施例1における部分消去ジョブのフローチャート。 実施例1におけるHDDの形式記憶エリアの説明図。 実施例2における消去装置の断面図。 実施例2におけるサーマルヘッドの概略図。 実施例2におけるHDDの形式記憶エリアの説明図。 実施例2におけるRAMの部分消去ファイルの説明図。 実施例2における消去する用紙Pの説明図。 実施例2における部分消去ジョブのフローチャート。
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、消去装置の断面図である。消去装置100は、画像形成装置で画像形成された用紙(記録媒体)Pの画像を消去し、用紙Pの再利用を可能とする。消去装置100は、給紙部10、第1の搬送路11、第2の搬送路12、第1の読取部13、第2の読取部14、消去部15、搬送ローラ16、第1の経路変更部17、第2の経路変更部30、排紙部23を有する。
給紙部10は、消去装置100の内部へ用紙Pを給紙する。再利用する用紙Pは、例えば、消去可能な記録材料で画像形成された用紙である。尚、用紙はA3、A4、B5等、様々なサイズであってよい。給紙部10は、給紙トレイ22及びピックアップローラ18を有する。給紙トレイ10は、消去を行う用紙Pを積載する。ピックアップローラ18は、給紙トレイ10 から用紙Pを1枚ずつ取り出し、第1の搬送路11へ送り出す。
第1の搬送路11、第2の搬送路12は複数の搬送ローラ16を有する。搬送ローラ16は駆動ローラと従動ローラの対で構成される。
第1の搬送路11には第1の読取部13と第2の読取部14が設けられる。第1の読取部13及び第2の読取部14は二次元CCDスキャナを有する。この2つの読取部は、第1の搬送路11を挟んで設けられる。このような構成により、第1の読取部13は搬送される用紙の片面を読み取り、第2の読取部14は第1の読取部13の読み取る面の反対側の面を読み取る。第1の読取部13及び第2の読取部14で読み取った画像は、HDD213に記憶する。
換言するなら、第1の読取部13及び第2の読取部14による用紙Pの読み取りは2回行われる。1回目の読取で第1の読取部13及び第2の読取部14は、読み取った画像を電子化して、HDD213に保存する。そしてHDD213に保存した画像の消色領域を確認する。用紙Pの画像を消去後の2回目の読取で、第1の読取部13及び第2の読取部14は、用紙Pが再利用可能か否かを判定する。
第1の読取部13及び第2の読取部14は、二次元CCDスキャナに限定されず、CMOSセンサであっても良い。
排紙部23は第1の排紙部19及び第2の排紙部20を有する。用紙Pは、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ排紙される。操作者は第1の排紙部19または第2の排紙部20のいずれかに用紙Pを排紙できるよう選択可能としても良い。本実施の形態では第1の排紙部19に再利用可能な用紙が搬送され、第2の排紙部20には汚れなどの理由から再利用不可能な用紙が搬送される。
第1の搬送路11は、給紙部10から、第1の排紙部19または第2の排紙部20へ接続される。第2の搬送路12は、第1の搬送路11の第1の読取部13及び第2の読取部14の下流側の分岐点から分岐し、第1の搬送路11の第1の読取部13及び第2の読取部14の上流側の合流点で合流する。分岐点には第1の経路変更部17が配置される。また、第1の搬送路11は、第1の経路変更部17を介して搬送された用紙Pを、第1の排紙部19又は第2の排紙部20へ排紙するための分岐点である第2の経路変更部30を有する。
第2の搬送路12の搬送路中に消去部15が配置される。消去部15は、ローラ対21、及びヒータ205を有する。ヒータ205はローラ対21を介して間接的に用紙Pに一定以上の温度や熱を加える。これにより、消去可能な画像形成材料を用いて形成された用紙Pの画像を加熱し、色材を無色化する。
なお、消去装置100は、消去可能トナーや消去可能インク等の消去可能な色材により画像を形成された用紙Pに対し、画像の色を消す消去処理を施すが、消去可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消去剤を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消去剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消去可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消去温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれるため、消去する。
図2は消去装置100のブロック図である。システムバス201を介して、CPU(Central Processing Unit)200、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、第1の読取部13、第2の読取部14のCCDセンサ204、消去部15のヒータ205、外部からのデータの入力、外部へのデータの出力をするインターフェース(I/F)206、第1の経路変更部17を制御する第1の経路変更駆動部207、第2の経路変更部30を制御する第2の経路変更駆動部208、搬送ローラ16を駆動する用紙搬送モータ210を制御する用紙搬送モータ制御駆動部209、操作部211、表示部212、HDD213が接続される。また、CPU200とROM202、RAM203は制御部を形成する。また、第1の搬送路11と第2の搬送路12と搬送ローラ16と用紙搬送モータ210と用紙搬送モータ制御駆動部209とが搬送部に相当する。
ROM202には、CPU200を動作させるためのプログラムを記憶する。また、用紙Pの画像の印字率の閾値と用紙Pの画像の濃度の閾値とを記憶する(基準記憶部)。制御部はこの2つの閾値をもとに、消去が正常に施されたか否かを判定する。換言するなら、用紙Pが再利用可能であるか否かを判別する。
RAM203には、プログラムによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。また、このRAM203には、部分消去フラグエリアが形成される。この部分消去フラグエリアは用紙Pへ消去処理を行う場合、用紙Pの全てを消去したのか、操作者が指定した領域を消去するか(以下部分消去)を行ったのかの判定に用いる。本実施の形態では、この部分消去フラグエリアには0又は1のどちらか一つを記憶する。0が記憶される場合は、用紙Pの全ての領域を消去したものとし、1が記憶される場合は部分消去したものとする。加えて、第1の読取部13及び第2の読取部14によって読取られた用紙Pの用紙サイズを記憶する用紙サイズ記憶エリア(記録媒体記憶部)も設ける。
CCDセンサ204は、一列のラインセンサとして配置されており、用紙Pの濃淡を検出する。ヒータ205はIHヒータを用いる。消去部15を用紙Pが通過する間にローラ対21を介して、用紙Pに間接的にIHヒータからの熱を加えて色材を無色化する。
操作部211は各種キーを有し、表示部212は、消去装置100の各種の処理モードを表示する。操作部211は、各種操作を入力する入力部である。表示部212はタッチパネル式でもよく、操作部をかねても良い。
制御部は、第1の経路変更駆動部207を制御することにより、第1の経路変更部17を駆動して、第1の搬送路11から第2の搬送路12へ用紙Pを搬送するよう振り分ける。また、同じく制御部は第2の経路変更駆動部を制御することにより、第1の搬送路11から搬送された用紙Pを、第1の排紙部19又は第2の排紙部20へ搬送するよう振り分ける。
HDD213には、少なくとも、CCDセンサ204で1回目に読取った画像を記憶する読取画像記憶エリアと、2回目に読み取った画像を記憶する再判定記憶エリアと、操作者によって指定された消去する領域パターンを記憶する形式記憶エリアを有する。この形式記憶エリアには、図4(a)に示すように、点線や破線などで囲まれた領域のパターン(文字又は図形情報)を記憶する。また、図4(b)のような用紙フォーマットを記憶する。この用紙フォーマット中には消去する領域が記憶されている(HDD213の形式記憶エリアが消去記憶部に相当する)。そして、制御部はパターンマッチングを行い、読取画像記憶エリアに記憶する画像から、形式記憶エリアに記憶するパターンを検索し、消去する領域を特定する。
以上のような構成を備える消去装置100において、制御部は、予め設定されているプログラムに基づいて、図3に示す部分消去ジョブを実行する。このとき、用紙Pの第1の読取部13側で読取られる面に、消去領域と文字データが記載されており、第2の読取部14側で読取られる面は白紙であるとする。そして、給紙部10に用紙Pがセットされているものとする。また、第1の経路変更部17は第1の搬送路11と第2の搬送路12とを接続しているものとする。
まず、Act1にて制御部は給紙部10にセットされた用紙Pを給紙し、第1の搬送路11へ搬送する(ACT2)。そして第1の搬送路11内に設けられた第1の読取部13と第2の読取部14が用紙Pの両面を読取り、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶する(ACT3)。
続いて、制御部はHDD213の読取画像記憶エリアに記憶した用紙Pの画像データ中に、HDD213の形式記憶エリアに記憶する領域のパターンがあるか、パターンマッチングを行う(換言するなら、部分消去の指示があったかの判定を行う)(ACT4)。
HDD213の読取画像記憶エリアに記憶した用紙Pの画像データ中に、形式記憶エリアに記憶する領域のパターンがない場合(ACT4のNo)、制御部はヒータ205を起動し、所定の温度まで上昇させる(ACT5)。その後、制御部は用紙搬送モータ制御駆動部209を制御することにより、用紙搬送モータ210を駆動し、第2の搬送路12の消去部15へ用紙Pを搬送する(ACT6)。そして制御部は消去部15を制御して用紙P全体の消去処理を行い、再度第1の読取部13と第2の読取部14が消去後の用紙Pを読み取る(ACT10)。
一方、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶した用紙Pの画像データ中に、HDD213の形式記憶エリアに記憶する領域のパターンがある場合(ACT4のYes)、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶した画像データから、読取った用紙Pの用紙サイズを求め、RAM203の用紙サイズ記憶エリアに記憶する(ACT7)。続いて、制御部はRAM203の部分消去フラグエリアの値を0から1にセットする。そして、制御部はRAM203の用紙サイズ記憶エリアに記憶する用紙サイズと、用紙Pの画像データの消去が指定された領域と、用紙Pの現在位置(用紙Pの後端が第2の読取部14を通過した直後の位置)とから、用紙Pの消去を開始する位置へ用紙Pを搬送するための搬送ローラ16の回転量を算出する。加えて、この開始位置から消去を終了する位置まで用紙Pを搬送するための搬送ローラ16の回転量も算出する。この値はRAM203に記憶する。そして、この算出した値に従って、用紙Pの消去を開始する位置にヒータ205にセットされるように、制御部は用紙搬送モータ制御駆動部209によって用紙搬送モータ210を制御し、搬送ローラ16の回転量を調整する(ACT8)。
そして、制御部はヒータ205を起動し、搬送ローラ16を所定量回転させ、部分的な消去処理を行う。その後、所定時間ヒータ205を所定時間起動させたのち、所定の冷却期間をおいて、制御部は第1の搬送路11へ用紙Pを搬送する(ACT9)。
用紙Pを第1の搬送路11に搬送した後、制御部は第1の読取部13と第2の読取部14を使用して、用紙Pの読取処理を再び行う。読み取った画像はHDD213の再判定記憶エリアに記憶する(ACT10)。
そして、制御部はRAM203の部分消去フラグエリアの値を読出し0がセットされているか1がセットされているか確認する。換言するなら、消去処理が部分消去か否かを制御部は判定する。そして、RAM203の部分消去フラグエリアに0がセットされているなら、HDD213の再判定記憶エリアに記憶する画像データ全体に対して、ROM202に記憶する用紙の印字率の閾値と濃度の閾値とを参照し、用紙Pが再利用可能かの判断を行う。一方、RAM203の部分消去フラグエリアに1がセットされているなら、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶されている画像データから、部分消去した領域を割り出して、HDD213の再判定記憶エリアに記憶する画像データの部分消去した領域を特定する。そして、特定した部分消去した領域に対して、ROM202に記憶する用紙の印字率の閾値と濃度の閾値とを参照し、用紙Pが再利用可能かの判断を行う(ACT11)。
再利用可能であると判断するなら(ACT11のYes)、第1の経路変更駆動部207と第2の経路変更駆動部208を制御して用紙Pを第1の排紙部19へ排紙する(ACT12)。一方、再利用不可能であると判断するなら(ACT11のNo)、第1の経路変更駆動部207と第2の経路変更駆動部208を制御して、第2の排紙部20へ排紙する(ACT13)。
以上により、実施例1では、用紙Pの全領域を消去するだけでなく、所定の領域を消去することが可能になる。これによって、例えば、アンケート用紙や病院などで使用する問診表を消去可能なトナーで印刷し、所定の領域を消去することにより、何度もアンケート用紙を再利用することがきる。そして、必要に応じてアンケート用紙や問診表に記載された内容全てを消去装置によって消去できるので、利便性やセキュリティの高い消去装置を提供することが可能となる。また、会議や打合せなどで配布する紙媒体で印字された資料などに関しても、修正したい記載や打合せの場に出したくないデータ等があった場合、消去したい領域を囲むことにより、当該箇所を素早く消すことが可能となる。これによって資料のウィークポイントを消すことが可能となる。
続いて、第2の実施例について説明を行う。
実施例2では消去部15のヒータ205にサーマルヘッド500を用いる。図5に示すように、消去部15内のローラの近傍にサーマルヘッド500が設けられる。図5に関して、消去装置100の他の構成は実施例1と同様であるので省略する。図6にサーマルヘッド500の概略図を示す。サーマルヘッド500は図6に示すように、複数の発熱体510を有する。サーマルヘッド500の発熱体510は一ラインに配置されている。この複数の発熱体510は制御部が個々で起動可能である。それぞれの発熱体510には制御部が個別に制御するためのIDがそれぞれに割り振られている(本実施の形態では便宜上99個の発熱体510がありそれぞれに図に示すような1〜99のIDが割り振られているものとする)。そしてこのサーマルヘッド500は最大用紙サイズをカバーしている。この発熱体510は用紙Pの長手方向に直行する形で消去部15に設けられる。
また、この形式記憶エリアには図7(a)に示すように、点線や破線などで囲まれた領域のパターン(文字又は図形情報)を記憶する。さらに図7(b)のように用紙フォーマット中を記憶する。制御部はサーマルヘッド500の個々の発熱体510を制御することにより、この図7(b)に示すような用紙フォーマットにおいても、領域ごとの消去が可能とする。これにより、例えばHDD213の形式記憶エリアには図7(b)のように、用紙上に点在する様々な消去領域を作成することが可能となる。
また、図8に示すようにRAM203に新たに部分消去ファイル300を記憶する。部分消去ファイル300は搬送ローラ16にて用紙Pを搬送する量(搬送ローラ16の回転数)を記憶する回転数エリアとこの搬送量に対応して起動する発熱体510のID記憶する発熱体510エリアとからなる。これは例えば、図9に示すような用紙を消去する場合、部分消去ファイル300は用紙Pを搬送量に対応して、当該搬送時に起動する発熱体510を記憶している。
以上のような構成を備える消去装置100において、制御部は、予め設定されているプログラムに基づいて、図10に示す部分消去ジョブを実行する。図9に示すような、既に消去領域が用紙Pに記載されているものとする。この用紙Pは既に給紙部10に配置済みであるとする。他の条件は実施例1と同様である。なお、ACT1からACT6までの処理は実施例1と同様であるので省略する。
ACT4にて、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶した用紙Pの画像データ中に、HDD213の形式記憶エリアに記憶するパターンがある場合(ACT4のYes)、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶した画像データから、読取った用紙Pの用紙サイズを求め、RAM203の用紙サイズ記憶エリアに記憶する(ACT57)。
続いて、制御部はRAM203の部分消去フラグエリアの値を0から1にセットする。続いて、制御部はHDD213の読取画像記憶エリアに記憶した用紙Pの画像データと、HDD213の形式記憶エリアに記憶するパターンとを比較して、消去する領域を確認する。制御部はRAM203の用紙サイズ記憶エリアに記憶する用紙サイズと、確認した消去領域と、用紙Pの現在位置(用紙Pの後端が第2の読取部14を通過した直後の位置)から、先頭の消去領域の消去開始位置まで用紙Pを搬送するための搬送ローラ16の回転量を算出する。加えて先頭の消去開始位置から各消去領域又は非消去領域を用紙Pが移動するための搬送ローラ16の回転量と、対応するサーマルヘッド500の発熱体510をRAM203に新たに部分消去ファイル300に記憶する(ACT58)。
続いて、RAM203に記憶した搬送ローラ16の回転量に従って、制御部は用紙搬送モータ制御駆動部209によって用紙搬送モータ210を制御し、搬送ローラ16を所定量回転させる(ACT59)。
そして、制御部はRAM203の部分消去ファイル300に記憶する情報に従ってサーマルヘッド500の発熱体510を起動又は停止させ、搬送ローラ16を駆動させ、用紙Pの消去処理を行う(ACT60)。
消去処理後、用紙Pは第1の搬送路11に搬送され、制御部は第1の読取部13と第2の読取部14を使用して、用紙Pの読取処理を再び行う。読み取った画像はHDD213の再判定記憶エリアに記憶する(ACT61)。
そして、制御部はRAM203の部分消去フラグエリアの値を読出し0がセットされているか1がセットされているか確認する。換言するなら、消去処理が部分消去か否かを制御部は判定する。そして、RAM203の部分消去フラグエリアに0がセットされているなら、HDD213の再判定記憶エリアに記憶する画像データ全体に対して、ROM202に記憶する用紙の印字率の閾値と濃度の閾値を参照し、用紙Pが再利用可能かの判断を行う。一方、RAM203の部分消去フラグエリアに1がセットされているなら、HDD213の読取画像記憶エリアに記憶されている画像データから、部分消去した領域を割り出して、HDD213の再判定記憶エリアに記憶する画像データの部分消去した領域を特定する。そして、特定した部分消去した領域に対して、ROM202に記憶する用紙の印字率の閾値と濃度の閾値を参照し、用紙Pが再利用可能かの判断を行う(ACT62)。
再利用可能であると判断するなら(ACT62のYes)、用紙Pを第1の排紙部19へ排紙し(ACT63)再利用不可能であると判断するなら(ACT62のNo)、第2の排紙部20へ排紙する(ACT64)。
以上により本実施の形態では、サーマルヘッド500を用いることにより、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。また、様々な用紙Pに設けられた様々な形状の消去領域を柔軟に消去することが可能となる。例えば図7(b)に示すような様々なフォーマットを再利用可能となるので、より環境に配慮した運用が可能となる。
なお、本実施の形態では、HDD213に読取画像記憶エリア、再判定記憶エリア、形式記憶エリア、ROM202には、用紙Pが再利用可否の指針とするため用紙の印字率、画像が消去されたか否かを判断するための濃度閾値などが記憶されるが、これらの情報は一つの記憶部にまとめて記憶してもよいし、複数の記憶部にわけて記憶してもよい。
なお、搬送ローラ16の回転量算出時に用いる用紙Pの現在位置を求める方法として、例えば赤外線センサを設けて、用紙の先端又は後端をセンシングするなどの方法も当然に考えられる。
また、本実施の形態では、消去記憶部の一例として、形式記憶エリアに記憶される図形や書式フォーマットを一例に挙げたが、消去記憶部はこれに限定されない。例えば、図1又は図10に示すACT3にて用紙を読取ると、用紙搬送モータ制御駆動部209を制御して、用紙搬送モータ210を一旦停止する。そして、表示部212(例えばタッチパネル)に読取った画像を表示する。そして、操作者は消色したい領域をタッチパネルの操作によって選択する。そして、この選択された領域に基づいて、制御部は消去を行うようにしてもよい。このとき、操作者が指定した領域(座標情報)をRAMやHDDなどの記憶部に記憶する。この座標情報を記憶したエリアが消去記憶部に相当する。
さらに、外部端末などから遠隔で部分消去する指示を行った場合、外部端末から指定された消去する領域の情報を記憶する記憶部が、消去記憶部に相当する。また、用紙に対して左半分、下半分のように領域をして消去を行う場合、用紙に対してどの領域を消去するかを記憶する記憶部が消去記憶部に相当する。
なお、本実施の形態では消去処理の一例として画像の色を消す記述をしたが、画像の方法はこれで限定されてない。すなわち、本実施の形態に記載の画像消去装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像の消す装置でもよい。或いは、画像消去装置は、シート上の画像を除去(消去)する装置であっても良い。画像消去装置は、シートを再利用可能にするために、シート上の画像を見えなくする構成であれば良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
13 第1の読取部
14 第2の読取部
15 消去部
100 消去装置

Claims (5)

  1. 給紙された記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部で搬送される前記記録媒体の画像を消去する消去部と、
    指定された消去する領域を記憶する消去記憶部と、
    この消去領域記憶部に記憶する消去領域に基づいて、前記記録媒体の所定の領域を消去するよう前記消去部を制御する制御部と、
    を有する消去装置。
  2. 前記記録媒体の少なくとも用紙サイズに関する情報を記憶する記録媒体記憶部と、
    前記制御部は、前記消去記憶部と前記記録媒体記憶部とに記憶する情報に基づいて、前記記録媒体を前記消去部へ搬送する前記搬送部を制御する請求項1に記載の消去装置。
  3. 前記搬送部で搬送される前記記録媒体の画像を読取る読取部と、
    前記制御部は、読取った画像中に前記消去記憶部に記憶する領域があるかを検知し、所定領域が前記画像中にあると検知した場合、前記記録媒体の所定の領域を消去するように前記消去部を制御する請求項2に記載の消去装置。
  4. 消去した前記記録媒体を破棄するか再利用するかの判断基準を記憶する基準記憶部と、
    前記制御部は、前記記録媒体の消去後に前記読取部によって前記記録媒体を再度読取り、前記消去部にて所定領域の消去が行われたかを検知し、所定領域の消去が行われたと検知した場合、再度読取った前記記録媒体の画像情報のうち、所定領域内に対して前記基準記憶部に記憶する判断基準に基づいて前記記録媒体の再利用の要否の判定を行う請求項3に記載の消去装置。
  5. 前記消去部はサーマルヘッドを有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の消去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018017828A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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