JP3458068B2 - インクジェット記録用媒体 - Google Patents

インクジェット記録用媒体

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JP3458068B2 JP09584699A JP9584699A JP3458068B2 JP 3458068 B2 JP3458068 B2 JP 3458068B2 JP 09584699 A JP09584699 A JP 09584699A JP 9584699 A JP9584699 A JP 9584699A JP 3458068 B2 JP3458068 B2 JP 3458068B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用媒体に係り、特に、印字濃度、インク吸収性、画像保
存性等の画像記録品位および色安定性の改良技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水性インクにより記録用媒体に出力印字
するインクジェット記録方式は、高速、低騒音、カラー
化が容易などに加えて、画像が鮮明であるといった種々
の特長を有することから、近年普及が増大している。こ
のインクジェット記録方式の特長を有効に反映する記録
用媒体として、主にパルプを抄造してなる紙等の支持体
の表面に、水性インクを十分に吸収しながらも画像を鮮
明とする特性を持ったインク受容層が積層されたものが
提供されている。そのインク受容層は、一般に、シリカ
に代表される顔料をインク受容剤とし、この顔料をカル
ボキシル基変性PVA(ポリビニルアルコール)等のバ
インダー樹脂中に分散させた塗工液を、支持体の表面に
塗布することにより積層される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録方式として一般的なインクジェットプリンタは
近年さらに安価で供給されており、鮮やかな色彩が身近
なものとなるにしたがい色校正(例えば、製版段階での
試し刷り)等のプロフェッショナルユースに使用される
ことが多くなってきている。このような場合には、印字
濃度、インク吸収性(高速印字性)、画像保存性(耐光
性、耐水性、耐湿性等)等の画像記録品位はもちろんの
こと、色安定性に対する要求レベルが高くなる。したが
って、これらの特性に対する要求を十分満足すること
が、インクジェット記録用媒体の用途を拡大する上で必
須条件になっているのが現状である。すなわち、本発明
は上記印字濃度、インク吸収性、画像保存性等の画像記
録品位および色安定性といった諸特性がいずれも高レベ
ルで発揮されるインクジェット記録用媒体を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、支持体上
に、少なくとも顔料とバインダー樹脂とを含有するイン
ク受容層を塗工してなるインクジェット記録用媒体につ
いて種々の検討を重ねた結果、インク受容層に、色安定
性向上成分として特定の水溶性物質を含有させることに
より、印字濃度、インク吸収性、画像保存性(耐光性、
耐水性、耐湿性等)等の画像記録品位に優れ、かつ色安
定性の良好なインクジェット記録用媒体を得ることに成
功し、本発明の完成に至った。なお、本発明で言う色安
定性とは、目標とする記録直後の色のL、a、b
の値が時間経過によって変動しない、すなわち目標とす
る色のL、a、bの値に最短時間で到達する特性
のことであり、換言すると、記録直後の色と記録してか
らの時間経過後の色差ΔEが時間経過によって拡大しな
い特性と定義する。含有させる色安定性向上成分として
は、部分ケン化PVA、アセトアセチル基変性PVA、
カルボン酸変性したポリビニルアセタール樹脂および
第2級アルコールエトキシレート系界面活性剤のうちの
種以上であり、これら成分をさらに規定している点に
本発明の特徴がある。以下、本発明のインクジェット記
録用媒体の構成材料について詳述する。
【0005】(1)支持体 インク受容層が塗工される支持体としては、LBKP、
NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TM
P、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP
等の古紙パルプ等の木材パルプ、あるいは、ポリエチレ
ン繊維等の合成繊維パルプを主成分とし、これに、顔料
およびサイズ剤や定着剤、歩留り向上剤、紙力増強剤等
の通常抄紙に使用されている各種添加剤を1種以上必要
に応じて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイ
ヤ抄紙機等の製紙装置で製造された原紙が用いられる。
さらに、この原紙に澱粉、PVA、カゼイン、ゼラチン
等によりサイズプレスやアンカーコート層を施した紙、
写真印画紙に使用されるようなバライタ紙化を施したア
ート紙、コ−ト紙、キャストコ−ト紙等を用いることが
できる。
【0006】このような支持体にインク受容層を塗布す
るが、その前に、平滑性やインク受容層の塗工性の向上
あるいは印画紙の風合いに仕上げることなどを目的とし
て、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカレン
ダー等のカレンダー装置により支持体をさらに処理する
ことができる。
【0007】また、支持体上へのラミネート材料からの
アプローチとして、透気度が上がり過ぎないよう最初か
ら多孔質化したもの、あるいは極めて薄い膜でラミネー
トし加熱などによって多孔質化するよう加工されたポリ
オレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ナイロン、レーヨン、ポリウレタン等の合成樹脂
やこれらの樹脂からなるフィルム材を使用することもで
きる。
【0008】支持体の塗工面の平滑度に関しては、当該
インクジェット記録用媒体の意匠性を最大限に引き出す
ために、支持体の剛さを損なわない方法でなるべく高く
することが好ましい。具体的な平滑度の数値としては、
「J.TAPPI 紙パルプ試験方法No.5」に規定
される王研式平滑度試験方法での平滑度が、好ましくは
100秒以上、より好ましくは500秒以上、さらに好
ましくは1500秒以上である。また、支持体の剛さに
関しては、柔らか過ぎたり、逆に剛過ぎたりするとプリ
ンタへの給紙過程に問題が生じる恐れがある。したがっ
て具体的な剛さとしては、「J.TAPPI 紙パルプ
試験方法No.40」に規定されるガーレー法剛さ試験
方法での20℃、65%RHでの剛さが、縦方向で40
0〜3600mNの範囲、横方向で200〜1800m
Nの範囲にあることが好ましく、縦方向で800〜25
00mNの範囲、横方向で400〜1000mNの範囲
にあることが最も好ましい。
【0009】(2)インク受容層 A.顔料 本発明のインク受容層に含有される顔料としては、水に
不溶もしくは難溶性である一般周知の顔料が1種以上用
いられる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カル
シウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、
サチンホワイト、珪酸アルミウム、珪藻土、珪酸カル
シウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイ
ダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸
化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加
水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレ
ン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有
機顔料等が挙げられる。
【0010】インク受容層の主成分は、通常、白色顔料
で構成される。その白色顔料としては、インクジェット
インクの乾燥性や吸収性などに優れている観点から多孔
性無機顔料が好ましく、例えば、多孔性合成非晶質シリ
カ、多孔質炭酸マグネシウム、多孔質アルミナ等が挙げ
られる。また、印刷品質と保存性(室内保存性や直射日
光に対する耐光性)の双方を満足するものが好ましく、
それには、比表面積200〜600g/m程度の沈降
タイプおよびゲルタイプの多孔性非晶質シリカあるいは
多孔質アルミナが好適である。
【0011】B.バインダー樹脂 本発明のインク受容層に含有される主たるバインダー樹
脂としては、部分ケン化PVA、カルボン酸変性PV
A、シリル変性PVA等のPVA、酸化澱粉、エーテル
化澱粉等の澱粉誘導体、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、カ
ゼイン、ゼラチン、大豆蛋白等の中から、画像保存性等
を考慮して1種以上が使用される。これらの中では、部
分ケン化PVA、カルボン酸変性PVAが接着性、画像
保存性に優れることから好適である。これらPVAは、
他の原料との混和性の違いによって耐光性等の画像保存
性に影響を与えるため、ケン化度は、好ましくは90.
0〜78.0モル%、より好ましくは85.0〜73.
0モル%が良い。また、接着性を確保するために、重合
度は1100〜1800程度のものが好適である。
【0012】また、バインダー樹脂にあっては、耐水性
や耐湿性を向上させるために、耐光性を犠牲にしない範
囲で、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重
合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の
共役ジエン系共重合体エマルジョン、アクリル酸エステ
ルおよびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体
等のアクリル系重合体エマルジョン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体等のビニル系重合体エマルジョンあるいは
これらの各種重合体のカルボキシル基等の官能基含有単
量体による官能基変性重合体エマルジョン、メラミン樹
脂、尿素樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂
等の共重合樹脂系エマルジョンを、前述した部分ケン化
PVA等の主たるバインダー樹脂と併用することが好ま
しい。これら併用バインダー樹脂の中では、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂エマルジョンとポリウレタン樹
脂エマルジョンが、特に画像保存性(耐光性、耐水性、
耐湿性)の向上に有効であることから併用バインダー樹
脂としてより好適である。
【0013】インク受容層に含有させる顔料とバインダ
ー樹脂の配合は、インク受容層の強度、後述する光沢度
調整層の強度およびインク吸収性等の画像記録品位のバ
ランスが保たれる範囲で選択される。具体的には、顔
料:バインダー樹脂=3:7〜1:1、かつ主たるバイ
ンダー樹脂:併用するバインダー樹脂=55:45〜1
9:1が好ましく、顔料:バインダー樹脂=4:6〜
1:1、主たるバインダー樹脂:併用するバインダー樹
脂=3:1〜3:2がより好ましい。顔料が多すぎる
と、バインダー樹脂の接着力不足のため製造時にインク
受容層に破壊が生じたり、必要に応じて光沢度調整層を
積層した場合に該光沢度調整層に破壊が生じ、生産性低
下の原因となる。逆にバインダー樹脂が多すぎると、透
気度が上昇することによってインク吸収性等の画像記録
品位の低下を招く。
【0014】C.色安定性向上成分 本発明のインクジェット記録用媒体の最大の特徴は、前
述したように、インク受容層に、色安定性向上成分とし
て、部分ケン化PVA、アセトアセチル基変性PVA、
カルボン酸変性したポリビニルアセタール樹脂および
第2級アルコールエトキシレート系界面活性剤のうちの
種以上を含有させた点にある。なお、これらの色安定
性向上成分には、特定の分子量のポリエチレングリコー
ル誘導体をさらに加えてもよい。以下、これら色安定性
向上成分について詳述する。
【0015】C−1.部分ケン化PVA 部分ケン化PVAは、ケン化度が85.0〜73.0モ
ル%、好ましくは80.0〜78.0モル%、重合度が
300〜1500、好ましくは800〜1300のもの
を用いる。C−2.アセトアセチル基変性PVA アセトアセチル基変性PVAは、ケン化度が92.0〜
73.0モル%、好ましくは92.0〜78.0モル
%、重合度が300〜1500、好ましくは800〜1
300、アセトアセチル基変性度が6.5〜0.5モル
%、好ましくは4.0〜1.5モル%のものを用いる。
なお、アセトアセチル基変性度が0.5モル%未満でも
ケン化度が73.0〜85モル%であれば、上記部分ケ
ン化PVAに相当し色安定性は良好となる。また、ケン
化度が85.0モル%を超える部分ケン化PVAであっ
てもアセトアセチル基変性度が6.5〜0.5モル%で
あれば、色安定性が満足される。したがって、アセトア
セチル基変性PVAにおいては、ケン化度が85.0〜
73.0モル%で、かつアセトアセチル基変性度が6.
5〜0.5モル%のものが、良好な色安定性を得るため
の材料として最適である。C−3.カルボン酸変性したポリビニルアセタール樹脂 カルボン酸変性したポリビニルアセタール樹脂は、アセ
タール化度が10.0〜40.0モル%、好ましくは2
0.0〜30.0モル%、20%水溶液の粘度が300
0〜6000cps、好ましくは4000〜5000c
ps、残留水酸基が35.0〜65.0モル%、好まし
くは40.0〜55.0モル%のものを用いる。C−4.ポリエチレングリコール誘導体 ポリエチレングリコール誘導体は、分子量が200〜6
000、好ましくは200〜2000のものを用いる。C−5.第2級アルコールエトキシレート系界面活性剤 第2級アルコールエトキシレート系界面活性剤は、HL
B(親水親油バランス)値が8.0〜14.0、好まし
くは10.0〜12.0のものを用いる。
【0016】上記色安定性向上成分のうち、ポリエチレ
ングリコール誘導体と第2級アルコールエトキシレート
系界面活性剤にあっては、上記範囲を逸脱すると色安定
性に悪影響を与えるので好ましくない。また、部分ケン
化PVA、アセトアセチル基変性PVAおよびカルボン
酸変性したポリビニルアセタール樹脂にあっては、上記
範囲を逸脱すると色安定性ばかりでなく画像保存性(主
に耐光性)にも悪影響を与えるので好ましくない。これ
ら色安定性向上成分は、インク受容層に2種以上を含有
することが必要である
【0017】また、部分ケン化PVA、アセトアセチル
基変性PVAおよびカルボン酸変性したポリビニルアセ
タール樹脂に関しては、インク受容層を構成するバイン
ダー樹脂(特に主たるバインダー樹脂)として用いるこ
とが可能であり、換言すると、バインダー樹脂が色安定
性向上成分と共通成分であることを本発明の好適な形態
としている。これにより、用いる材料の種類の低減化が
図られる。そして、上記色安定性向上成分のインク受容
層中への含有量は、インク受容層の総固形分に対して
1.0〜25.0重量%、好ましくは3.0〜15.0
重量%が良い。なお、バインダー樹脂を色安定性向上成
分と共通成分とする場合には、支持体との接着性を確保
する観点から、部分ケン化PVAにおいては重合度が1
100〜1300、アセトアセチル基変性PVAにおい
ては重合度が1100〜1500、カルボン酸変性した
ポリビニルアセタール樹脂においては20%水溶液の粘
度が4000〜5000cpsが好ましい。バインダー
樹脂と色安定性向上成分とを共通成分とした場合には、
インク受容層中に20〜50重量%含有させて用いられ
る。
【0018】D.その他の添加剤 インク受容層には、その他の添加剤として、耐光性向上
用薬剤、染料・顔料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動
性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、
着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、防腐剤、耐水化剤、
硬膜剤等を、必要に応じて適宜配合することができる。
【0019】本発明では、インク受容層に添加すること
によって画像の光退色防止効果を奏する添加剤を、上記
耐光性向上用薬剤と定義する。この耐光性向上用薬剤と
しては、2価以上の水溶性金属塩、紫外線吸収剤、酸化
防止剤等が挙げられる。また、上記染料定着剤としては
カチオン性染料定着剤が好適に用いられ、このカチオン
性染料定着剤としては、ポリアミン樹脂系、第4級アン
モニウム塩樹脂系等の材料が挙げられる。これら耐光性
向上用薬剤とカチオン性染料定着剤には、相乗効果が考
えられる。そこで、インク受容層には、画像記録品位を
より向上させるために、耐光性向上用薬剤:カチオン性
染料定着剤を、好ましくは4:1〜1:1、より好まし
くは3:2〜1:1の固形分比率で併用し、さらに、顔
料+バインダー樹脂:その他の添加剤を、好ましくは1
9:1〜4:1、より好ましくは9:1〜4:1の固形
分比率で使用すると良い。
【0020】また、上記紫外線吸収剤および酸化防止剤
は、ポリオレフィン樹脂に混練するタイプの粉体より
も、多価カルボン酸と機能部位(紫外線吸収部位、酸化
防止機能部位)をエステル化させた液体タイプや、界面
活性剤とともに分散させた分散タイプが好ましい。
【0021】(3)光沢度調整層 本発明では、インク受容層の最表面に光沢度調整層を積
層させた構成を、付加価値を高めた好ましい一形態とし
ている。その光沢度調整層は、例えば高光沢度が求めら
れるメディアでは、60度鏡面光沢度試験方法による光
沢度が10以上であることが好ましい。光沢度調整層
は、例えば、上記インク受容層に使用されるバインダー
樹脂および顔料の混合材料を塗工液(光沢度調整層前駆
体塗工液)とし、これをインク受容層の表面に塗布する
ことにより積層される。バインダー樹脂としては水溶性
アクリル樹脂、顔料としてはコロイダルシリカあるいは
コロイダルアルミナが好適である。光沢度は、バインダ
ー樹脂の種類や顔料の混合比率によって中光沢あるいは
微光沢のメディアに対応させることが可能である。
【0022】光沢度調整層におけるバインダー樹脂と顔
料の配合比は、光沢性を十分に保持する観点から、顔料
に対してバインダー樹脂を5〜50重量%含有させるこ
とが好ましく、5〜30重量%であればより好ましい。
なお、光沢度調整層がインク受容層の機能を損なうこと
なく良好な光沢性を発揮する塗布量としては、3〜25
g/mが好ましく、5〜15g/mであればより好
ましい。
【0023】さて、本発明のインクジェット記録用媒体
におけるインク受容層は、上記顔料、バインダー樹脂お
よび色安定性向上成分を主体とし、必要に応じてその他
の添加剤が添加されて塗工液とされたものが支持体上に
塗布されて積層される。これら材料は、画像記録品位な
らびに支持体への密着性が十分となり、なおかつ断裁加
工時の粉落ち等の生産上の問題が回避されるといった諸
条件を満足する観点から、固形分比率が、顔料:40〜
60重量%、バインダー樹脂:20〜40重量%、その
他の添加剤:1〜40%を基準として配合されることが
好ましい。上記インク受容層および光沢度調整層は、少
なくとも1層ずつ積層されるが、いずれか一方が2層以
上積層されても良く、さらには2層ずつ、あるいは3層
ずつ積層されても良い。
【0024】次に、支持体の両面にインク受容層および
光沢度調整層を積層する方法について説明する。インク
受容層を構成する上記各材料を適宜な配合比で用意し、
これらを、水またはアルコール等の適当な溶媒中に溶解
もしくは分散させて調整し、インク受容層用塗工液を得
る。この塗工液を、ブレードコータ、ロールコータ、エ
アーナイフコータ、バーコータ、ロッドブレードコー
タ、サイズプレス等のコーティングマシンをオンマシン
あるいはオフマシンで適宜使用し、支持体上に塗布す
る。塗工液の塗布量としては、例えば、1層タイプでは
5〜30g/mが好ましく、5〜20g/mであれ
ばより好ましい。また、支持体上に第1インク受容層を
積層し、この上に第2インク受容層を積層して2層タイ
プとする場合には、第1インク受容層の塗布量は5〜3
0g/mが好ましく、5〜20g/mがより好まし
い。また、第2インク受容層の塗布量は5〜15g/m
が好ましく、5〜10g/mがより好ましい。かか
る範囲より少ないとインク吸収性や定着性を十分得るこ
とができない場合があり、逆に多いと粉落ち等の問題が
発生して生産性の低下やコストアップを招く。特に、第
2インク受容層の塗布量が15g/mを超えると、第
2インク受容層中をインクが通過することが困難にな
り、滲みを生じて画像の鮮明性が損なわれる場合があ
る。このように、積層するインク受容層の数によってイ
ンク受容層用塗工液の塗布量をコントロールすることが
好ましい。また、塗布後に、マシンカレンダー、TGカ
レンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の
カレンダーを用いて仕上げても良い。
【0025】なお、支持体上にインク受容層用塗工液を
塗布してインク受容層を塗工した段階(光沢度調整層を
積層する場合ではその前段階)における全体の透気度
は、光沢度調整層を塗工する場合であっても一定レベル
内に保持する必要がある。その透気度は、「J.TAP
PI 紙パルプ試験方法No.5」に規定される王研式
透気度試験方法での透気度が、好ましくは10〜500
0秒、より好ましくは10〜4000秒であり、10〜
3000秒であればさらに好ましい。透気度が5000
秒を超えるものは、最終メディアの透気度がこれ以下に
なることがないので、インク吸収性の低下を招くなど画
像記録品位の低下の原因となる可能性があるから好まし
くない。また、光沢度調整層を積層する場合にも、同層
の強度が低下して剥がれや破壊が生じたり、最終メディ
アのインク吸収性の低下を招いたりして画像記録品位の
低下の原因となるので、上記透気度の保持は必要であ
る。
【0026】次に、光沢度調整層をインク受容層上に積
層する方法は、例えば一般的に知られる鏡面ドラムキャ
スト法が挙げられる。しかしながら、本発明のインクジ
ェット記録用媒体を製造する上では、支持体上に積層し
たインク受容層上に光沢度調整層前駆体塗工液を塗布し
て塗工液層を積層し、この塗工液層上に、表面が平滑
で、塗工する光沢度調整層に応じて選択されたフィルム
(例えばポリオレフィン樹脂フィルム、4フッ化エチレ
ン樹脂フィルム、剥離性シリコン加工済樹脂フィルム
等)を重ね合わせて密着させ、塗工液層を乾燥させた後
に該フィルムを剥離することによって積層する方法がよ
り好適である。
【0027】インク受容層上への光沢度調整層の積層
は、インク受容層の塗工工程とオンマシンで同時に行っ
ても、光沢度調整層の塗工状態が劣悪になることがな
く、それに伴ったインク吸収性等の画像記録品位の低下
はみられない。また、光沢度調整層の積層をオフマシン
で行えば、媒体全体の透気度等の調整がより容易とな
り、画像記録品位をさらに綿密にコントロールすること
が可能である。
【0028】
【実施例】次に、本発明に基づく実施例および比較例を
示し、本発明の効果をより明らかにする。各実施例およ
び各比較例は、いずれも支持体を坪量90.0g/m
の上質紙とし、下記に示す配合の材料を水に溶解もしく
は分散させて塗工液を調整し、この塗工液を支持体の両
面に塗布し、乾燥させてインク受容層および光沢度調整
層をそれぞれ積層し、インクジェット記録用媒体とした
ものである。なお、配合比は乾燥固形分重量の比率、塗
布量は、断りのない限りインク受容層および光沢度調整
層とも10.0g/mとした。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】[インク受容層の材料] <実施例> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 アセトアセチル基変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセファイマーZ−320 5.0重量% (ケン化度92.0〜94.0%、重合度1400〜1500、アセトアセチル 基変性度4〜5モル%) ・色安定性向上成分 ポリビニルアセタール樹脂 積水化学工業社製:エスレックK KW−23 5.0重量% (アセタール化度27±3%、20%水溶液の粘度4000±2000cps、 残留水酸基51±3モル%) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0037】<実施例> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 アセトアセチル基変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセファイマーZ−320 5.0重量% (ケン化度92.0〜94.0%、重合度1400〜1500、アセトアセチル 基変性度4〜5モル%) ・色安定性向上成分 部分ケン化PVA クラレ社製:クラレポバールL−9−78 5.0重量% (ケン化度76.5〜79.0%、重合度900) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0038】
【0039】 <比較例1> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 部分ケン化PVA クラレ社製:クラレポバールPVA−117 10.0重量% (ケン化度98.0〜99.0%、重合度1700) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0040】 <比較例2> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 アセトアセチル基変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセファイマーZ−200 10.0重量% (ケン化度99.0%以上、重合度1100、アセトアセチル基変性度4〜 5モル%) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0041】 <比較例3> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 ポリビニルアセタール樹脂 積水化学工業社製:エスレックK KW−1 10.0重量% (アセタール化度9±3%、20%水溶液の粘度3000±2000cps、 残留水酸基69±3モル%) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0042】 <比較例4> ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 24.0重量% ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 ポリエチレングリコール誘導体 旭電化工業社製:アデカPEG PEG−20000 10.0重量% (分子量20000) ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0043】 <比較例5> ・バインダー樹脂 アセトアセチル基変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセファイマーZ−200 34.0重量% (ケン化度99.0%以上、重合度1100、アセトアセチル基変性度4〜 5モル%) ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 バインダー樹脂と兼用 ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0044】 <比較例6> ・バインダー樹脂 部分ケン化PVA クラレ社製:クラレポバールPVA−117 34.0重量% (ケン化度98.0〜99.0%、重合度1700) ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン 6.0重量% クラレ社製:パンフレックスOM−5500 ・色安定性向上成分 バインダー樹脂と兼用 ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0045】 <比較例7> ・バインダー樹脂 ポリビニルアセタール樹脂 積水化学工業社製:エスレックK KW−1 34.0重量% (アセタール化度9±3%、20%水溶液の粘度3000±2000cps、 残留水酸基69±3モル%) ・バインダー樹脂 エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン クラレ社製:パンフレックスOM−5500 6.0重量% ・色安定性向上成分 バインダー樹脂と兼用 ・白色顔料 シリカゲル 水澤化学社製:ミズカシルP78D 40.0重量% ・カチオン性染料定着剤 ポリアミン系染料定着剤 住友化学工業社製:スミレーズレジン1001 10.0重量% ・耐光性向上用薬剤 2価以上の水溶性金属塩 富田製薬社製:塩化マグネシウムS 10.0重量%
【0046】以上が実施例1〜および比較例1〜7の
インク受容層の材料であり、これら材料からなるインク
受容層上に塗工する光沢度調整層の材料は、全て共通と
した。その材料は次の通りである。 [光沢度調整層の材料] ・バインダー樹脂 マレイン酸変性PVA 日本合成化学社製:ゴーセナールT−350 10.0重量% ・白色顔料 コロイダルシリカ 日産化学工業社製:スノーテックスUP 45.0重量% 日産化学工業社製:スノーテックスXL 45.0重量%
【0047】上記実施例1〜および比較例1〜7のイ
ンクジェット記録用媒体に、市販のインクジェットプリ
ンタ(セイコーエプソン社製:PM−750C)を使用
してカラーパッチなどの評価対象物を印刷したところ、
いずれも良好な印字画像を得ることができた。かかる画
像を用いて、下記の方法で色安定性および画像保存性
(耐光性、耐水性、耐湿性等)の評価を行った。
【0048】(1)色安定性 カラーパッチ(ブラックOD値1.0あるいは0.6)
を印字した実施例1〜および比較例1〜7のインクジ
ェット記録用媒体を、温度:26℃、相対湿度:55%
に調温調湿した室内に放置し、色安定性の評価サンプル
とした。調温調湿下で、分光光度計(グレタグマクベス
社製:GRETAG SPM50)を用いて測定された
、a、bの値から求められる印字直後と印字2
4時間後、48時間後、72時間後の色差をΔEとし、
ΔEの値から色安定性を次のように評価した。 A:ΔEの値が3未満で48時間後にはほぼ一定値とな
る。 B:ΔEの値が3〜4で72時間後にはほぼ一定とな
る。 C:ΔEの値が4を超え、72時間後でも上昇傾向にあ
る。
【0049】なお、本発明では、印象として違う色に認
識されやすい濃灰色や淡灰色(ブラックでOD値が1.
0あるいは0.6)の24時間経過後のΔEが2以下、
48時間経過後のΔEが3以下でほぼ一定値となるもの
を、色安定性が良好であると定義する。そして、ΔEが
4を超え、72時間経過後でもΔEが拡大傾向にある場
合を色安定性が不良と定義する。
【0050】(2)耐光性 ・耐光性1(濃度残存率) キセノンウエザオメータ(ATLAS社製:Ci−50
00)を用い、ブラックパネル温度63℃、相対湿度5
0%、340nm紫外線照射強度0.35W/mの条
件で、30kJ/mの暴露試験を行った。次いで、分
光光度計(グレタグマクベス社製:GRETAG SP
M50)を用いてM(マゼンタ)の反射濃度を測定し、
濃度残存率に相当する耐光性を次のように評価した。 A:暴露後の濃度が暴露前の90%を超える。 B:暴露後の濃度が暴露前の80〜90%。 C:暴露後の濃度が暴露前の80%未満。
【0051】・耐光性2(光黄変性) キセノンウエザオメータ(ATLAS社製:Ci−50
00)を用い、ブラックパネル温度63℃、相対湿度5
0%、340nm紫外線照射強度0.35W/mの条
件で、30kJ/mの暴露試験をインクジェット記録
用媒体自身に対して行った。次いで、分光光度計(グレ
タグマクベス社製:GRETAG SPM50)を用い
て測定されたインクジェット記録用媒体自身のL、a
、bの値から求められる暴露前と暴露後の色差をΔ
Eとし、ΔEの値から光黄変の程度を次のように評価し
た。 A:ΔEの値が5未満。 B:ΔEの値が5〜10。 C:ΔEの値が10を超える。
【0052】・耐光性3(濃度残存率) 南向き・硝子窓越しにY(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、Bk(ブラック)のカラーパッチ
を約1ヶ月間放置した後、濃度残存率の平均値を測定し
次のように評価した。 A:放置後の濃度が放置前の90%を超える。 B:放置後の濃度が放置前の80〜90%。 C:放置後の濃度が放置前の80%未満。
【0053】・耐光性4 南向き・硝子窓越しにR(レッド)、G(グリーン)、
B(ブルー)のカラーパッチを約1ヶ月間放置した。次
いで、分光光度計(グレタグマクベス社製:GRETA
G SPM50)を用いて測定されたL、a、b
の値から求められる放置前と放置後の色差をΔEとし、
R、G、BそれぞれのΔEの平均値を次のように評価し
た。 A:ΔEの平均値が5未満。 B:ΔEの平均値が5〜10。 C:ΔEの平均値が10を超える。
【0054】(3)室内保存性 北向き窓から2m程度離れたオフィスの壁に、インクジ
ェット記録用媒体の印刷サンプル(ポートレート画像)
を貼り、これを6ヶ月間放置した後、目視により室内保
存性を次のように評価した。 A:初期と比べて色が変化したことが判らない。 B:初期と比べて色が変化したことが判る。
【0055】(4)クリヤファイル保存性 三菱鉛筆社製クリヤファイル(CL−A420)に、イ
ンクジェット記録用媒体を2cm程度はみ出すように収
納し、60℃の下で2週間保存した後、黄変の程度を初
期と放置後の色差ΔE(CIE Lによる)
で次のように評価した。 A:ΔEが2未満。 B:ΔEが2〜5。 C:ΔEが5を超える。
【0056】(5)インク吸収性 インクジェットプリンタでの混色ブリードおよび単色で
の滲み出しの程度を、目視により、純正光沢紙(セイコ
ーエプソン社製:スーパーファイン専用光沢紙(厚口)
フォトプリント紙)と比較し、次のように評価した。な
お、SCID画像の差とは、高精細カラーデジタル標準
画像データで、ISO/JIS−SCID(JIS X
9201−1995に準拠)のN1ポートレート画像も
しくはN3果物かご画像について比較したものである。 A:実用上全く問題なく優れている(純正光沢紙と同等
以上)。 B:実用上問題なく優れている(純正光沢紙より若干劣
るが、SCID画像での差は判らない)。 C:実用上劣っている(SCID画像での差もある)。
【0057】(6)画像耐水性 Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)、Bk(ブ
ラック)の文字を印刷し、印刷部分にスポイト1滴の水
を付着させ、これを自然乾燥させた後の状態を次のよう
に評価した。 A:染料の流れ出しがない。 B:染料の流れ出しがあるが判読可能。 C:判読不可能。
【0058】(7)画像耐湿性 Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)、Bk(ブ
ラック)のカラーパッチを印字したサンプルを40℃、
85%の高湿条件に3昼夜暴露し、カラーパッチの濃色
化と輪郭の滲み具合から画像耐湿性を次のように評価し
た。 A:実用上全く問題なく優れている(濃色化、輪郭滲み
が全くない)。 B:実用上問題なく優れている(若干程度の滲みがあ
る)。 C:実用上劣っている。
【0059】(8)インク受容層の耐水性 インク受容層に5mLの水を垂らし、その上を摩擦する
ことによって生じるインク受容層の壊れや剥がれ等を調
べ、次のように評価した。 A:優れている(インク受容層の壊れや剥がれ等が認め
られない)。 B:実用上問題なく優れている(インク受容層の剥がれ
が若干認められるが画像は保持されている)。 C:実用上問題がある(インク受容層が壊れ、根こそぎ
剥がれてしまう)。
【0060】(9)光沢度調整層の耐水性 光沢度調整層に5mLの水を垂らし、その上を摩擦する
ことによって生じる光沢度調整層の壊れや剥がれ等を調
べ、次のように評価した。 A:優れている(光沢度調整層の壊れや剥がれ等が認め
られない)。 B:実用上問題なく優れている(光沢度調整層の剥がれ
が若干認められる)。 C:実用上問題がある(光沢度調整層が壊れ、根こそぎ
剥がれてしまう)。
【0061】実施例1〜2および比較例1〜7の評価結
果を表に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【0064】表1によれば、実施例のインクジェット記
録用媒体は、全ての項目において概ねAの評価を得てい
ることから高いレベルを示し、画像記録品位および色安
定性に優れ実用上全く問題ないことが判る。一方比較
例のインクジェット記録用媒体は、特に色安定性が実施
例よりも劣ることが判る。したがって、本発明のインク
受容層に含有される色安定性向上成分がきわめて有効で
あることが立証された。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インク
受容層中に特定の色安定性向上成分を含有することか
ら、印字濃度、インク吸収性および画像保存性(耐光
性、耐水性、耐湿性等)等の画像記録品位に優れ、かつ
色安定性が良好なインクジェット記録用媒体としてきわ
めて有望であり、さらに、インク吸収性に優れることか
ら高速印字技術にも対応可能であるという効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 実 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (72)発明者 浅井 滋記 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (72)発明者 吉本 武史 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (72)発明者 岩本 清志 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (72)発明者 杉山 淳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 大西 弘幸 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 佐野 ゆかり 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−174995(JP,A) 特開 平9−86033(JP,A) 特開 平10−181184(JP,A) 特開 平10−211764(JP,A) 特開 平10−278410(JP,A) 特開 平10−119421(JP,A) 特開 平10−287037(JP,A) 特開 平2−208366(JP,A) 特開 平6−155895(JP,A) 特開 平9−164762(JP,A) 特開 平8−246393(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、少なくとも顔料とバインダ
    ー樹脂とを含有するインク受容層が塗工されてなるイン
    クジェット記録用媒体であって、 該インク受容層に、色安定性向上成分として、 ケン化度が85.0〜73.0モル%、重合度が300
    〜1500の部分ケン化PVA ケン化度が92.0〜73.0モル%、重合度が300
    〜1500、アセトアセチル基変性度が6.5〜0.5
    モル%のアセトアセチル基変性PVA、 アセタール化度が10.0〜40.0モル%、20%水
    溶液の粘度が3000〜6000cps、残留水酸基が
    35.0〜65.0モル%のカルボン酸変性したポリビ
    ニルアセタール樹脂、およびHLB値が8.0〜14.
    0の第2級アルコールエトキシレート系界面活性剤のう
    ちの2種以上 が含有されていることを特徴とするインク
    ジェット記録用媒体。
  2. 【請求項2】 上記顔料は、比表面積200〜600g
    /m の多孔性非晶質シリカまたは多孔質アルミナであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記
    録用媒体。
  3. 【請求項3】 上記インク受容層は、耐光性向上薬剤を
    含有することを特徴とする請求項1または2に記載のイ
    ンクジェット記録用媒体。
  4. 【請求項4】 上記バインダー樹脂が上記色安定性向上
    成分と共通成分であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のインクジェット記録用媒体。
  5. 【請求項5】 上記色安定性向上成分が上記インク受容
    層の総固形分に対して1.0〜25.0重量%含有され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のインクジェット記録用媒体。
  6. 【請求項6】 上記インク受容層の最表面に光沢度調整
    層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のインクジェット記録用媒体。
  7. 【請求項7】上記光沢度調整層は、10以上の60度鏡
    面光沢度を有することを特徴とする請求項に記載のイ
    ンクジェット記録用媒体。
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