JP4490255B2 - インクジェット記録用媒体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
かかる画像高精細化に対しては、印字密度を上げると同時にインクの吐出量をコントロールする方式や、低濃度インクを同一箇所に複数回印字し、その回数をコントロールする方式が開発されているが、いずれの場合も記録用媒体の単位面積あたりのインク吐出量は増加するため、記録用媒体は、従来よりも多量のインクを吸収する能力が必要となる傾向にある。そのためにはインク受容層の空隙率を増やさねばならず、無機微粒子の増量、すなわち、バインダー樹脂量の低減という方向で開発が進められている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術では、バインダー樹脂量を低減した場合に、充分なインク受容層の表面強度が得られないことが判明した。
また、特許文献4に記載の技術によるインクジェット記録用媒体は、バインダー樹脂の量を低減しても良好な表面強度は得られるものの、空隙率が大きい場合には、印刷時のインクにじみが生じやすいという点で、まだまだ改良の余地があることが判明した。
〔1〕 支持基材上に、アセト酢酸エステル基の含有量が0.1〜3モル%、かつ水酸基平均連鎖長が14以上であるAA化PVA系樹脂(A)、架橋剤(B)、無機微粒子(C)を含有する塗工液を塗工して形成されたインク受容層を有することを特徴とするインクジェット記録用媒体。
〔2〕 AA化PVA系樹脂(A)の水酸基平均連鎖長が25以上であることを特徴とする上記〔1〕に記載のインクジェット記録用媒体。
〔3〕 AA化PVA系樹脂(A)が、誘電率6〜28である溶媒の共存下でケン化してなるPVA系樹脂にジケテンを反応させて得られたものであることを特徴とする上記〔1〕または〔2〕に記載のインクジェット記録用媒体。
〔4〕 AA化PVA系樹脂(A)が、44〜74、74〜105、105〜177、177〜297、297〜500、500〜1680μmの各粒径別アセト酢酸エステル基含有量の最大値が、最小値の3倍以内であるAA化PVA系樹脂(A)であることを特徴とする上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のインクジェット記録用媒体。
〔5〕 架橋剤(B)が、多価金属化合物、ホウ素化合物、アミン化合物、またはヒドラジン化合物のいずれかであることを特徴とする上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のインクジェット記録用媒体。
〔6〕 無機微粒子(C)が、非晶質シリカ、気相法シリカ、コロイダルシリカ、気相法アルミナ、アルミナ水和物のいずれかであることを特徴とする上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のインクジェット記録用媒体。
〔7〕 インク受容層上に、さらに光沢層を設けてなることを特徴とする上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載のインクジェット記録用媒体。
〔8〕 支持基材上に、アセト酢酸エステル基の含有量が0.1〜3モル%、かつ水酸基平均連鎖長が14以上であるAA化PVA系樹脂(A)、架橋剤(B)、無機微粒子(C)を含有する塗工液を塗工し、インク受容層を形成することを特徴とする上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載のインクジェット記録用媒体の製造方法。
l(OH)={2(OH,OH)+(OH,OR)}/(OH,OR)
(ただし、(OH,OR)、(OH,OH)の各吸収強度比は、いずれもモル分率で計算するものとする。)
かかる水酸基平均連鎖長およびその測定方法に関しては、ポバール(発行所:高分子刊行会、1981)およびMacromolecules,Vol.10,p532(1977)に詳述されている。
本発明で用いるAA化PVA系樹脂(A)は、PVAにアセト酢酸エステル基を導入したもので、かかるAA化PVA系樹脂(A)を得るには、PVA系樹脂とジケテンを反応させる方法、PVA系樹脂とアセト酢酸エステルを反応させてエステル交換する方法、酢酸ビニルとアセト酢酸ビニルの共重合体をケン化する方法等を挙げることができるが、製造工程が簡略で、品質の良いAA化PVA系樹脂(A)が得られることから、PVA系樹脂とジケテンを反応させる方法で製造するのが好ましく、かかる方法について説明するが、これに限定されるものではない。
また、ケン化を行うときの温度は、とくに制限されないが、通常10〜70℃が好ましく、20〜50℃がより好ましい。
上記の反応を実施する際の反応装置としては、加温可能で撹拌機の付いた装置であれば充分である。例えば、ニーダー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、その他各種ブレンダー、撹拌乾燥装置を用いることができる。
(i) 膨潤度=(X−Y)/Y≧1.0
(ii) 溶出率(%)=(Z/30)×100≧3.0
X:PVA系樹脂30gに270gの水を加えて、25℃で24時間放置した後 、真空度100mmHgの吸引で10分濾過して濾紙(No.2)上に残
存する吸水膨潤したPVA系樹脂の重量(g)
Y:上記吸水膨潤したPVA系樹脂を105℃で、乾燥し、恒量となった時の 重量(g)
Z:PVA系樹脂30gに270gの水を加えて、25℃で24時間放置した後 、真空度100mmHgの吸引で10分濾過して得られた濾液から、水及
び揮発成分を留去した時の不揮発成分の重量(g)
本発明のインクジェット記録用媒体のインク受容層に含有される架橋剤(B)としては、例えば、多価金属化合物、ホウ素化合物、アミン化合物、ヒドラジン化合物、シラン化合物、メチロール基含有化合物、アルデヒド基含有化合物、エポキシ化合物、チオール化合物、イソシアネート化合物、等が挙げられるが、特に、多価金属化合物、ホウ素化合物、アミン化合物、ヒドラジン化合物が好適である。
かかるジルコニウム原子を有する化合物としては、無機酸や有機酸の単塩および複塩、有機金属化合物、金属錯体、酸化化合物(ジルコニル化合物)などのいずれであってもよく、具体例としては、フッ化ジルコニウム、塩化ジルコニウム、臭化ジルコニウム、ジルコニウム酸、ジルコニウム酸塩、塩化ジルコニル(第一希元素化学社製「ジルコゾールZC」)、塩基性塩化ジルコニル(第一稀元素化学社製「ジルコゾールZC−2」)、硫酸ジルコニル、硝酸ジルコニル(第一希元素化学社製「ジルコゾールZN」)、炭酸ジルコニル、炭酸ジルコニウムアンモニウム(第一稀元素化学社製「ジルコゾールAC−7」)、炭酸ジルコニウムカリウム(第一稀元素化学社製「ジルコゾールZK−10」)、酢酸ジルコニル、ステアリン酸ジルコニル、オクチル酸ジルコニル、クエン酸ジルコニル、乳酸ジルコニル、シュウ酸ジルコニル、リン酸ジルコニル、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート(松本製薬工業社製「オルガチックスZC−150」)、ジルコニウムモノアセチルアセトネート(松本製薬工業社製「オルガチックスZC−540」)、ジルコニウムビスアセチルアセトネート(松本製薬工業社製「オルガチックスZC−550」)、ジルコニウムモノエチルアセトアセテート(松本製薬工業社製「オルガチックスZC−560」)、ジルコニウムアセテート(松本製薬工業社製「オルガチックスZC−115」)、などが挙げられる。
これらのジルコニウム原子を含む化合物の中でも、炭酸ジルコニウムアンモニウム、炭酸ジルコニウムカリウム、酢酸ジルコニル、塩基性塩化ジルコニル、酸塩化ジルコニル、硝酸ジルコニルなどのジルコニル化合物が好ましく、特に、塩基性塩化ジルコニル、硝酸ジルコニルが本願発明の目的を顕著に発揮できる点で好適に用いられる。
本発明のインクジェット記録用媒体のインク受容層に含有される無機微粒子(C)としては、特に限定されないが、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、非晶質シリカ、気相法シリカ、コロイダルシリカ、気相法アルミナ、アルミナ水和物、アルミナゾル、水酸化アルミニウム、ゼオライト、水酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、酸化セリウム、などが好ましく用いられ、これらを単独、または2種類以上組み合せて用いることができる。
特に、インクジェット記録用媒体がマット紙や光沢紙の場合には、インク吸収性が重要であるため、高い空隙率と大きい空孔サイズが得られる非晶質シリカが好適に用いられ、フォトライク光沢紙の場合には、インク吸収性とともに、光沢性や平滑性が重要視されるため、コロイダルシリカ、気相法シリカ、気相法アルミナ、アルミナ水和物のような無機超微粒子が好適に用いられる。
かかる塗工液中の総固形分は、特に限定されないが、塗工液全体の5〜60重量%(さらには10〜50重量%、特には10〜30重量%)であることが好ましく、かかる総固形分が5重量%未満では乾燥負荷が大きくなると共に、塗工層の厚みの均一性が低下する場合があり、逆に60重量%を超えると、塗工液が高粘度となり、高速での塗工が困難となり、作業性が低下することがあるため好ましくない。
塗工液の塗布量は、マット紙、光沢紙のインク受容層の場合には、乾燥後の厚みが3〜100μm、(さらには5〜80μm、特には10〜50μm)になるようにするのが好ましく、フォトライク光沢紙の場合には、乾燥後の厚みが1〜20μm、(さらには1〜10μm、特には1〜5μm)になるようにするのが好ましく、いずれの場合も、一層あるいは多層塗工によってインク受容層を形成することが可能である。
かかる光沢層における無機微粒子とバインダー樹脂との混合比率は、特に限定されるものではないが、一般的にはバインダー樹脂100重量部に対して、無機微粒子が重量固形分で0〜200重量部(さらには、2〜200重量部、特には5〜150重量部)であることが好ましい。
上記(3)の方法の場合、通常は、塗工層上にホウ酸あるいはホウ酸塩を含有する水性液を塗工するなどして、PVA系樹脂をゲル化処理しており、本発明のインクジェット記録用媒体においてもこの手法を用いることは可能であるが、本発明の場合、すでに塗工層中にPVA系樹脂とともに架橋剤(B)が含有されていることから、上述のようなホウ酸系化合物を含有するゲル化処理液を用いずとも、塗工層形成後に室温放置または赤外線等によって加熱することで容易にゲル状態を作り出すことが可能である。
また、上述の方法と同様にして塗工層をゲル化させた後、加熱鏡面と圧着させず、単に乾燥風を当てて乾燥させることにより、光沢性を付与することも可能である。
なお、例中、「部」、「%」とあるのは、断りのない限り重量基準を意味する。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール200部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で3時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が50%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度29.5%(ケン化溶媒の誘電率23.7)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して30ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに80℃で60分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、99.1モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、2300であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.8%であった。また、膨潤度は3.0であり、溶出率は6.7%であった。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール300部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で5時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が70%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度29.5%(ケン化溶媒の誘電率23.7)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して11ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに80℃で60分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、93.1モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、1800であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.7%であった。また、膨潤度は100であり、溶出率は52%であった。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール600部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で7時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が80%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度29.5%(ケン化溶媒の誘電率23.7)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して13ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに80℃で60分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、96.0モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、1200であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.7%であった。また、膨潤度は75であり、溶出率は32%であった。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール300部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で5時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が70%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度37.5%(ケン化溶媒の誘電率30.0)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して10ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに80℃で60分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、92.5モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、1800であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.7%であった。また、膨潤度は108であり、溶出率は54%であった。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール300部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で5時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が70%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度29.5%(ケン化溶媒の誘電率23.7)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して13ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに105℃で120分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、97.0モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、1800であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.8%であった。また、膨潤度は1.1であり、溶出率は3.4%であった。
還流冷却器、滴下漏斗、撹拌機を備えた反応缶に、酢酸ビニル1000部、メタノール200部、およびアゾビスイソブチロニトリル0.05モル%(対仕込み酢酸ビニル)を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら温度を上昇させ、沸点下で3時間重合を行った。酢酸ビニルの重合率が50%となった時点で、m−ジニトロベンゼンを添加して重合を終了し、続いて、メタノール蒸気を吹き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に除去し重合体のメタノール溶液(樹脂分41%)を得た。続いて、該溶液を酢酸メチル(誘電率7.03)で希釈して、濃度29.5%(ケン化溶媒の誘電率23.7)に調製してニーダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナトリウムを加えて中和した。これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中の酢酸ビニル単位1モルに対して11ミリモル加えてケン化し、析出物をろ別し、メタノールでよく洗浄して熱風乾燥機中で乾燥し、さらに80℃で60分熱処理してPVA系樹脂を得た。
得られたPVA系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニルの加水分解に要するアルカリ消費量で分析を行ったところ、93.0モル%であり、平均重合度は、JIS K6726に準じて分析を行ったところ、2300であり、酢酸ナトリウムの含有量は0.6%であった。また、膨潤度は95であり、溶出率は50%であった。
AA化PVA系樹脂(A1)4.3部を水200部に溶解させたものに、非晶質シリカ(C)〔トクヤマ社製「ファインシールX−45」、平均粒子径4.5μm〕28.7部を分散させながら徐々に加え、これにインク定着剤としてポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド〔日東紡社製「PAS−H−5L」、28%水溶液〕15.3部、および、架橋剤(B)として塩基性塩化ジルコニル〔第一稀元素化学工業社製「ジルコゾールZC−2」〕2.9部を加え、ホモジナイザー〔特殊機化工業社製「T.K.ROBOMICS」〕にて5000rpmで10分間撹拌し、固形分15%の塗工液を作製した。
かかる塗工液を、坪量64g/m2の上質紙にクリアランス75μmのアプリケーターで固形分換算で13g/m2となるように塗工し、その後、熱風乾燥機中105℃で10分間乾燥して、インク受容層を形成させてインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を得た。
得られたインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)に対して、以下の要領でインク受容層の表面強度と印刷時のインクにじみの評価を行った。結果を表1に示す。
得られたインクジェット記録用媒体の塗工表面にニチバン社製「セロハンテープ」(幅18mm)を塗工表面に貼り付け、その上からハンドローラー(重量2kg)を5往復させて荷重をかけ、これを島津製作所社製オートグラフ「AG−100」にて180度方向に剥離(テストスピード100mm/分)させ、その際の剥離強度(gf/mm)を測定した。
インクジェット記録用媒体にエプソン社製インクジェットプリンター「PM−950C」を用い、印字設定を「PM写真用紙・きれい」にして、黄色ベタ印字(2回)したその上に赤色ベタ印字(2回)し、さらにその上に青色でおよそ0.5mm巾の直線を印字し、印字直後の印字境界部分のにじみを目視観察して以下の通り評価した。
◎・・・ほとんどにじみが認められなかった
○・・・ごくわずかににじみが認められた
△・・・にじみが認められた
×・・・著しいにじみが認められた
実施例1において、AA化PVA系樹脂(A)として製造例2,3,5によるAA化PVA系樹脂(A2,A3,A5)を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、AA化PVA系樹脂(A)として製造例6,4によるAA化PVA系樹脂(A6,A4)を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、架橋剤(B)を用いなかった以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、AA化PVA系樹脂(A1)に替えて、シラノール変性PVA系樹脂(重合度1700、ケン化度99.0モル%、変性度0.2モル%)を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1で得られたインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)に、コロイダルシリカ(日産化学社製「スノーテックスST−UP」)100部、PVA系樹脂(未変性品、ケン化度99モル%、重合度1800)10部、ステアリン酸カルシウム1部、水456部からなる塗工液を、アプリケーターにて固形分重量が10g/m2となるように塗布し、熱風乾燥機中50℃で2.5分間乾燥した後、その塗工面に、ホウ砂の3%水溶液を塗布し、凝固処理を行った後、鏡面磨きされた軟鋼板(150mm×100mm)を100℃に加熱したものをのせ、500gの荷重をかけて1分間圧着して光沢層を形成した。
得られたインクジェット記録用媒体(光沢紙タイプ)に対して、以下の要領でインク受容層の強度と、実施例1と同様に印刷時のインクにじみの評価を行った。結果を表2に示す。
上記、鏡面軟鋼板を加熱圧着した後、かかる軟鋼板を引き剥がした際の光沢層およびインク受容層の状態を目視観察して、以下のように評価した。
◎・・・全く剥離が認められなかった
○・・・ごくわずかにインク受容層部分で剥離が認められた
△・・・インク受容層部分で部分的に剥離した
×・・・著しくインク受容層部分で剥離した
実施例6において、実施例1で得られたインクジェット記録用媒体(マットタイプ)に替えて、実施例2,3,5で得られたインクジェット記録用媒体(マットタイプ)を用いた以外は実施例4と同様にしてインクジェット記録用媒体(光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例6において、実施例1で得られたインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)に替えて、比較例1〜3,11で得られたインクジェット記録用媒体(マット紙タイプ)を用いた以外は実施例4と同様にしてインクジェット記録用媒体(光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表2に示す。
気相法シリカ(C)〔日本アエロジル社製「アエロジル300」、平均粒子径7nm〕150部を水500部中にホモジナイザー〔特殊機化工業社製「T.K.ROBOMICS」〕を用いて分散し、これにAA化PVA系樹脂(A1)20部を水480部に溶解させたものを徐々に添加、混合した。次いで、インク定着剤としてポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド〔日東紡社製「PAS−H−5L」、28%水溶液〕40部、および架橋剤(B)として塩基性塩化ジルコニルの10%水溶液〔第一稀元素化学工業社製「ジルコゾールZC−2」〕20部を添加し、さらにホモジナイザーにて撹拌し、塗工液とした。
かかる塗工液を、表面をコロナ放電処理したPETフィルム上に、クリアランス200μmのアプリケーターにて塗工し、一旦塗工膜面の温度を10℃まで冷却、ゲル化させた後、20℃、30℃、40℃、50℃の各温度の風を各々1分間ずつ吹き付けて乾燥し、受容層兼光沢層を形成させてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得た。
得られたインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)に対して、以下の要領でインク受容層兼光沢層の表面強度を評価し、実施例1と同様の要領で印刷時のインクにじみの評価を行った。結果を表3に示す。
得られたインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)のインク受容層兼光沢層の状態を目視観察し、10×10cm2当たりの、0.2mm以上の大きさのひび割れ個数をカウントし、以下のように評価した。
◎・・・3個以下
○・・・4〜10個
△・・・11〜19個
×・・・20個以上
実施例11において、AA化PVA系樹脂(A)として製造例2,3,5によるAA化PVA系樹脂(A2,A3,A5)を用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、架橋剤として塩基性塩化ジルコニルに替えてホウ砂水溶液(4%)を30部用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、架橋剤として塩基性塩化ジルコニルに替えてメタキシリレンジアミン〔三菱瓦斯化学社製「MXDA」〕を2部用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、架橋剤として塩基性塩化ジルコニルに替えてアジピン酸ジヒドラ
ジドを2部用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライ
ク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、気相法シリカに替えてコロイダルシリカ〔日産化学社製「スノーテックスPS−50」〕を用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、気相法シリカに替えて気相法アルミナ〔CABOT社製「CAB−O−SPERSE PG−003」〕を用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、AA化PVA系樹脂(A)として製造例6によるAA化PVA系樹脂(A6)を用いた以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例11において、架橋剤(B)を用いなかった以外は実施例11と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例16において、AA化PVA系樹脂(A1)に替えて、シラノール変性PVA系樹脂(重合度1700、ケン化度99.0モル%、変性度0.2モル%)を用いた以外は実施例16と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様に評価を行った。結果を表3に示す。
実施例16において、AA化PVA系樹脂(A1)に替えて、重合度3500、ケン化度88モル%の未変性PVAを用いた以外は実施例16と同様にしてインクジェット記録用媒体(フォトライク光沢紙タイプ)を得て、同様の評価を行った。結果を表3に示す。
Claims (8)
- 支持基材上に、アセト酢酸エステル基の含有量が0.1〜3モル%、かつ水酸基平均連鎖長が14以上であるアセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)、架橋剤(B)、無機微粒子(C)を含有するインク受容層が形成されてなることを特徴とするインクジェット記録用媒体。
- アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)の水酸基平均連鎖長が25以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用媒体。
- アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)が、誘電率6〜28である溶媒の共存下でケン化してなるポリビニルアルコール系樹脂にジケテンを反応させて得られたものであることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録用媒体。
- アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)が、44〜74、74〜105、105〜177、177〜297、297〜500、500〜1680μmの各粒径別アセト酢酸エステル基含有量の最大値が、最小値の3倍以内であるアセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のインクジェット記録用媒体。
- 架橋剤(B)が、多価金属化合物、ホウ素化合物、アミン化合物、またはヒドラジン化合物のいずれかであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のインクジェット記録用媒体。
- 無機微粒子(C)が、非晶質シリカ、気相法シリカ、コロイダルシリカ、気相法アルミナ、アルミナ水和物のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のインクジェット記録用媒体。
- インク受容層上に、さらに光沢層を設けてなることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のインクジェット記録用媒体。
- 支持基材上に、アセト酢酸エステル基の含有量が0.1〜3モル%、かつ水酸基平均連鎖長が14以上であるアセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)、架橋剤(B)、無機微粒子(C)を含有する塗工液を塗工し、インク受容層を形成することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のインクジェット記録用媒体の製造方法。
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