JP4694761B2 - 樹脂組成物水溶液およびその用途 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール(以下、AA化PVAと略記する)を含む樹脂組成物水溶液及びその用途に関し、更に詳しくは安定性に優れた該樹脂組成物水溶液及び該樹脂組成物水溶液を用いた感熱記録用媒体、インクジェット記録用媒体、接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ポリビニルアルコール系樹脂は、分散剤、接着剤、糊剤、フィルム、紙加工剤等に利用されており、かかるポリビニルアルコール系樹脂にアセト酢酸エステル基を導入したAA化PVAも接着剤や紙加工剤用途等において多用されている。
そして、かかるAA化PVAは、通常は架橋剤と併用されて、その架橋反応により耐水性等の特性を発揮しているのが現状である。
かかる架橋剤としては、各種のものが提案されており、中でもアミン系の架橋剤は比較的入手が容易で、尿素やヘキサメチレンジアミン等のアミン系化合物(例えば、特許文献1参照。)やアルキレンジアミン(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭58−204040号公報
【特許文献2】
特開平3−243643号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者が上記の各特許文献に記載の架橋剤について、詳細に検討を行ったところ、架橋剤を添加後の水溶液の安定性に問題があることが判明した。
すなわち、40℃程度の状態で放置すると0.5時間程度で増粘して、2〜3時間後にはゲル化して、紙のコーティング剤や接着剤等の用途には不適当であることが判明した。
その上、上記のような架橋剤では、AA化PVAに架橋剤を添加して、100℃以上という比較的高温で充分な時間をかけて架橋反応を行わせると耐水性に優れた皮膜が得られるものの、100℃以下の低い温度で数分間の架橋反応を行っただけでは、充分な耐水性が得られない場合があることも判明し、耐水性の向上も望まれるところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は、かかる事情に鑑みて鋭意検討した結果、AA化PVA(A)、下記一般式(1)で表される水溶性アミノ基含有化合物(B)、酢酸(C)および/または酢酸ナトリウム(D)を含み、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール(A)と下記一般式(1)で表わされるアミノ基含有化合物(B)の含有割合(A/B)が100/0.1〜100/30であり、pHが7.5〜8.3に調整されてなる樹脂組成物水溶液が上記の目的に合致することを見出して本発明を完成するに至った。
R−〔CH2―NH2〕2 ・・・(1)
(ここで、Rは芳香環、脂環、複素環から選ばれる環式化合物の水素を除いた残基を表す)
また、本発明においては、上記の一般式(1)で表されるアルキルアミノ基含有化合物(B)がメタキシレンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンまたはノルボルナンジアミンのいずれかであることが特に好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
本発明に用いるAA化PVA(A)は、後述するようにポリビニルアルコールにジケテンを反応させたり、ポリビニルアルコールとアセト酢酸エステルを反応させてエステル交換したりして、ポリビニルアルコールにアセト酢酸エステル基を導入させたもので、かかるポリビニルアルコールとしては、一般的にはポリ酢酸ビニルの低級アルコール溶液をアルカリや酸などのケン化触媒によってケン化したケン化物又はその誘導体が用いられ、更には酢酸ビニルと共重合性を有する単量体と酢酸ビニルとの共重合体のケン化物等を用いることもできる。
【0007】
かかる単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類、ビニレンカーボネート類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキルエステル等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチルアリルビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなどのポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等が挙げられる。
【0008】
かかるAA化PVA(A)の原料となるポリビニルアルコールは、特に限定されないが、ケン化度は70モル%以上(さらには75モル%以上、特には80モル%以上)が好ましく、かかるケン化度が70モル%未満では、水溶性が乏しくなるため好ましくない。
また、該ポリビニルアルコールの平均重合度(JIS K6726に準拠)も特に限定されないが、100〜5000(さらには200〜4500、特には300〜4000)が好ましく、かかる平均重合度が100未満では、充分な耐水性が得られず、逆に5000を越えると水溶液の粘度が高くなりすぎて作業性や紙基材への浸透性等が低下して好ましくない。
【0009】
AA化PVA(A)を得るには、上記の如きポリビニルアルコールとジケテンを反応させる方法、ポリビニルアルコールとアセト酢酸エステルを反応させエステル交換する方法、酢酸ビニルとアセト酢酸ビニルを共重合させる方法等を挙げることができるが、製造工程が簡略で、品質の良いAA化PVAが得られる点から、ポリビニルアルコール(粉末)とジケテンを反応させる方法で製造するのが好ましい。ポリビニルアルコールとジケテンを反応させる方法としては、ポリビニルアルコールとガス状或いは液状のジケテンを直接反応させても良いし、有機酸をポリビニルアルコールに予め吸着吸蔵せしめた後、不活性ガス雰囲気下で液状またはガス状のジケテンを噴霧、反応するか、またはポリビニルアルコールに有機酸と液状ジケテンの混合物を噴霧、反応する等の方法が用いられる。
【0010】
上記の反応を実施する際の反応装置としては、加温可能で撹拌機の付いた装置であれば十分である。例えば、ニーダー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、その他各種ブレンダー、撹拌乾燥装置を用いることができる
【0011】
かくして得られたAA化PVA(A)中のアセト酢酸エステル基の含有量は、0.1〜40モル%(さらには0.3〜30モル%、特には0.5〜20モル%)が好ましく、かかる含有量が0.1モル%未満では、充分な耐水性が得られず、逆に40モル%を越えると水溶性が低下したり、水溶液の保存安定性が低下したりして好ましくない。
【0012】
本発明に用いられるアミノ基含有化合物(B)は、下記の一般式で表されるもので、該一般式において、Rは芳香環、脂環、複素環から選ばれる環式化合物の水素を除いた残基をそれぞれ表すものである。
R−〔CH 2 ―NH 2 〕 2 ・・・(1)
【0013】
かかるアルキルアミノ基含有化合物(B)としては、水溶性のものであり、中でもメタキシリレンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ノルボルナンジアミンのいずれかを用いることが特に好ましい。
【0014】
本発明の樹脂組成物水溶液は、上記のAA化PVA(A)、アミノ基含有化合物(B)および酢酸(C)、さらには酢酸ナトリウム(D)を含むものである。
ここで、上記の(A)〜(C)、さらには(A)〜(D)の含有割合について、AA化PVA(A)とアミノ基含有化合物(B)の含有割合(A/B)が100/0.1〜100/30(さらには100/0.3〜100/25、特には100/0.5〜100/20)(重量比)であり、かかる含有割合が100/0.1を越えるときは充分な耐水性が得られず、逆に100/30未満では架橋剤と混合後の安定性が低下して好ましくない。
【0015】
また、酢酸(C)の含有量については、得られる樹脂組成物水溶液の20℃でのpHが7.5〜8.3の範囲になるように含有させればよい。すなわち、上記の(A)および(B)を含有する水溶液は、通常pH9〜11程度のアルカリ性を示しているため、かかる酢酸(C)によりpHを上記の範囲に調整することが好ましく、調整されるpHの範囲がpH6未満では、得られるフィルムの耐水性が低下する傾向にあり、逆にpH9を超えると水溶液の流動性が低下して好ましくない。
【0016】
さらに、酢酸ナトリウム(D)を含有させる場合には、酢酸(C)に対して、0.1〜10倍モル(さらには0.2〜5.0倍モル、特には0.3〜1.0倍モル)とすることが好ましく、かかる含有量が0.1倍モル未満ではフィルムの耐水性が低下する傾向にあり、逆に10倍モルを超えると水溶液の流動性が低下して好ましくない。
【0017】
なお、本発明の樹脂組成物水溶液中のAA化PVA(A)の含有量(樹脂分)は、1〜35重量%(さらには1〜15重量%、特には4〜10重量%)が好ましく、かかる含有量が1重量%未満では水溶液の乾燥時に多大な時間とエネルギーを要することがあり、逆に35重量%を超えると水に対する溶解性が低下して好ましくない。
【0018】
かくして、AA化PVA(A)、上記一般式(1)で表されるアミノ基含有化合物(B)、酢酸(C)、さらには酢酸ナトリウム(D)を含む樹脂組成物水溶液が得られるのであるが、かかる樹脂組成物水溶液は、溶液安定性に優れ、耐水性も良好で、分散剤、接着剤、糊剤、乳化剤、フィルム、繊維、紙加工剤、各種コーティング用途等に有用であり、特に感熱記録用媒体、インクジェット記録用媒体、接着剤用途に有用で、かかる用途について、さらに説明するが、これらの用途に限定されるものではない。
【0019】
まず、感熱記録用媒体について説明する。
かかる感熱記録用媒体は、基材上に▲1▼感熱発色層および▲2▼保護層が設けられたもので、本発明では上記の樹脂組成物水溶液をこれらの層のいずれか一方或いは両方に適用するのである。すなわち、上記の樹脂組成物水溶液の塗工層が、基材に直接および/または他の層を介して積層されて感熱記録用媒体となるのである。
【0020】
以下、これらの各層について詳細に説明する。
▲1▼感熱発色層に適用する場合は、上記の樹脂組成物水溶液にさらに発色性物質と顕色剤を配合した後、基材に塗工すればよい。このときの発色性物質および顕色剤の配合量は、樹脂組成物水溶液中のAA化PVA(A)に対して、10〜200重量%が適当である。該水溶液の固形分濃度は作業性を考慮して10〜40重量%の範囲から選ばれる。
【0021】
上記の発色性物質の例としては、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド[クリスタルバイオレットラクトン]、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−クロロフタリド、3−ジメチルアミノー6−メトキシフルオラン、7−アセトアミノ−3−ジエチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、3−ジエチルアミノ5,7−ジメチルフルオラン、3,6−ビス−β−メトキシエトキシフルオラン、3,6−ビス−β−シアノエトキシフルオラン等のトリフェニルメタン系染料のロイコ体が挙げられる。
【0022】
また、顕色剤としては、前記発色性物質と加熱時に反応して発色せしめるもので、常温以上、好ましくは70℃以上で液化もしくは気化するもの、例えばフェノール、p−メチルフェノール、p−ターシャリーブチルフェノール、p−フェニルフェノール、α−ナフトール、β−ナフトール、4,4’−イソプロピリデンジフェノール[ビスフェノールA]、4,4’−セカンダリーブチリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−(1−メチルーn−ヘキシリデン)ジフェノール、4,4’−イソプロピリデンジカテコール、4,4’−ベンジリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、フェニルー4−ヒドロキシベンゾエート、サリチル酸、3−フェニルサリチル酸、5−メチルサリチル酸、3,5−ジ−ターシャリーブチルサリチル酸、1−オキシ−2−ナフトエ酸、m−オキシ安息香酸、4−オキシフタル酸、没食子酸などが挙げられるが、発色性物質、顕色剤ともにこれらに限定されるわけではない。
【0023】
得られた水溶液または分散液を基材に塗工するにあたっては、ロールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター法、バーコーター法、ツーロールサイズプレス法、ゲートロール法等の公知の任意の方法が採用される。該水溶液の塗工量は、乾燥重量で0.1〜20g/m2(さらには0.5〜15g/m2、特には1〜10g/m2)程度とすることが好ましい。
【0024】
次に、▲2▼保護層について説明する。
▲2▼保護層とは、上記発色性物質、顕色剤、バインダー(例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン類、ラテックス類等)より構成された感熱発色層の上に形成(塗工)される層のことで、上記の樹脂組成物水溶液を塗工して薄膜状層を形成させればよい。
【0025】
該塗工に際しては、上記の樹脂組成物水溶液、さらには必要により下記の顔料や各種助剤を混合攪拌して得られた塗工液を用いればよく、このときの塗工量は、AA化PVA(A)の乾燥重量で、0.5〜10g/m2程度になるようにすることが好ましい。塗工後は風乾あるいは軽度の加熱処理を行うことによって目的とする塗工層が形成される。
かかる顔料としては、例えば炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、タルク、カオリン、クレー等の無機顔料、ナイロン樹脂フィラー、尿素・ホルマリン樹脂フィラー、デンプン粒子等の有機顔料が挙げられ、助剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パラフィンワックス等の滑剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、蛍光染料、剥離剤、酸化防止剤などが挙げられる。
【0026】
該塗工にあたっては、ロールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター法、バーコーター法、ツーロールサイズプレス法、ゲートロール法等の公知の任意の手段で実施可能である。
【0027】
なお、上記の感熱記録用媒体に用いられる基材としては特に制限はなく、紙(マニラボール、白ボール、ライナー等の板紙、一般上質紙、中質紙、グラビア用紙等の印刷用紙、上・中・下級紙、新聞用紙、剥離紙、カーボン紙、ノンカーボン紙、グラシン紙、合成紙など)や、プラスチックフィルム(ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム及びこれらの積層体等)などを使用することができる。
【0028】
また、得られる感熱記録用媒体としては、基材/アンダーコート層/感熱発色層/保護層、基材/アンダーコート層/感熱発色層、基材/感熱発色層/保護層或いは基材/感熱発色層等の層構成とすることが可能である。なお、かかるアンダーコート層とは、記録感度や記録画質の向上を目的として設けられるもので、焼成クレー等の吸油性顔料とポリビニルアルコール等のバインダー樹脂を主成分とする層である。
【0029】
次に、インクジェット記録用媒体について説明する。
インクジェット記録用媒体については、基材上に▲1▼インク受容(理)層および▲2▼保護層が設けられたもので、本発明では上記の樹脂組成物水溶液をこれらの層のいずれか一方或いは両方に適用することができる。すなわち、上記の樹脂組成物水溶液の塗工層が、基材に直接および/または他の層を介して積層されてインクジェット記録用媒体となるのである。
【0030】
以下、これらの各層について詳細に説明する。
▲1▼インク受容層に適用する場合は、上記の樹脂組成物水溶液に、さらに必要に応じて顔料とインク定着剤を配合した水分散液を得た後、該水分散液を基材に塗工すればよい。このときの顔料の配合量は、樹脂組成物水溶液中のAA化PVA(A)に対して10〜200重量%が適当である。また、該水分散液の固形分濃度は作業性を考慮して3〜20重量%が適当である。
【0031】
上記の顔料の例としては、乾式法シリカ、湿式法シリカ、ゾルゲル法シリカ、コロイダルシリカなどの合成非晶質シリカ、あるいはアルミナ微粒子などが挙げられる。
【0032】
また、インク定着剤としては、インクジェットインク中の染料分子のスルホン酸基、カルボン酸基などのアニオン性官能基とイオン結合して水に不溶の化合物となりうるもので、Al、Ca、Mgなどの多価金属イオン、塩化ベンザルコニウムなどのカチオン性界面活性剤、あるいはカチオン性ポリマーであるポリエチレンイミン塩、ジメチルアミンエピハロヒドリン縮合体、ポリビニルアミン塩、ポリアリルアミン塩、ポリジメチルアミノエチルメタクリレート四級塩、ポリジアリルジメチルアンモニウム塩、ジアリルアミンアクリルアミド共重合体塩、カチオン変性PVA等のカチオン性化合物が挙げられる。
【0033】
該水分散液を基材に塗工するにあたっては、ロールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター法、バーコーター法、ツーロールサイズプレス法、ゲートロール法、カーテンコーター法等の公知の任意の方法が採用される。該水分散液の基材への塗工量は乾燥重量で0.1〜40g/m2、特に好ましくは0.5〜20g/m2程度になるようにするのが適当である。塗工後は加熱乾燥により揮発成分を除くことで、目的とする塗工層が形成される。
【0034】
次に、▲2▼保護層について説明する。
▲2▼保護層とは、顔料、バインダー(例えばポリビニルアルコール、デンプン類、ゼラチン類、ポリビニルピロリドン等)、インク定着剤などから構成されたインク受容層の上に形成(塗工)される層のことで、上記の樹脂組成物水溶液を塗工して薄膜状層を形成させればよい。
【0035】
該塗工に際しては、上記の樹脂組成物水溶液、さらには必要により下記の顔料や各種助剤等を混合攪拌して得られた塗工液を用いればよく、このときの塗工量は、AA化PVA(A)の乾燥重量で、0.5〜10g/m2程度になるようにすることが好ましい、塗工後は加熱乾燥により揮発成分を除くことで、目的とする塗工層が形成される。
顔料としては、例えばコロイダルシリカ、気相法シリカなどの微粒子状シリカ、あるいは微粒子状アルミナなどが挙げられ、助剤としては、例えば界面活性剤、紫外線吸収剤、蛍光染料などが挙げられる。
【0036】
該塗工にあたっては、ロールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター法、バーコーター法、ツーロールサイズプレス法、ゲートロール法等の公知の任意の手段で実施可能である。
【0037】
なお、上記のインクジェット記録用媒体に用いられる基材としては、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロース、ポリカーボネート、ポリイミド、セロファン、セルロイド等の樹脂のフィルム、シート、上質紙、中質紙、(セミ)グラシン紙、光沢紙、(樹脂)コート紙、合成紙等の紙類を挙げることができ、さらには、布、木材、金属等のフィルム、シートなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0038】
次に、接着剤について説明する。
接着剤用途においては、本発明の樹脂組成物水溶液をそのまま用いるか、あるいは酢酸ビニル系エマルジョン、ウレタン系エマルジョン、アクリル系エマルジョン等のエマルジョンと混合した後、かかる水溶液あるいはエマルジョン混合液を被着体に塗布して接着すればよい。かかる被着体としては、木材、紙、ガラス、アルミ箔、プラスチック、偏光板における偏光板フィルムと保護層、不織布、繊維板等が挙げられる。また、該水溶液を無機物(石膏、フェライト、セラミックスなど)の粉体に混合してバインダーとして用いることも可能で、さらには各種建材のバインダーとして使用することもできる。
【0039】
上記の接着剤用途においては、特に該水溶液中のAA化PVA(A)濃度を1〜30重量%にすることが好ましく、また、無機物粉体のバインダーに用いるときには、該粉体に対してAA化PVA(A)濃度を0.1〜10重量%となるようにすることが好ましい。
【0040】
接着後、必要に応じて、30〜160℃の熱処理を3秒から数十時間行い、接着力や耐水性を向上させる場合がある。
【0041】
また、上記の接着剤には必要に応じて、他のポリビニルアルコール系樹脂や澱粉などの水溶性高分子や多価金属やイソシアネートやアミノ樹脂、アルデヒド化合物などの架橋剤、可塑剤、造膜助剤、炭酸カルシウムやクレー、酸化チタンなど顔料、防虫剤、消泡剤(あるいは発泡剤)、防錆剤等、充填剤、アルコール類、レシチンやラノリンなどの防腐剤などを配合することも可能である。
【0042】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
なお、例中「%」、「部」とあるのは特に断りのない限り重量基準である。
【0043】
実施例1
ケン化度99モル%、平均重合度1200、アセト酢酸エステル基5モル%含有AA化PVA(A)100部、メタキシリレンジアミン(B)5部、酢酸(C)3.7部および水963部からなる本発明の樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは7.5)を調製した。
【0044】
上記で得られた樹脂組成物水溶液の粘度安定性と該水溶液から得られる皮膜の耐水性を以下の要領で評価した。
(粘度安定性)
得られた樹脂組成物水溶液を40℃雰囲気中で24時間放置後、ブルックフィールド粘度計により粘度測定(20℃)を行った。また、上記の放置前にも粘度を測定しておき、放置後の粘度/放置前の粘度の比を調べた。
【0045】
(耐水性)
得られた樹脂組成物水溶液をPETフィルム上に流して、23℃、50%RHの条件下で48時間放置後、70℃で5分間加熱処理を行って樹脂組成物のフィルムを作製し、かかるフィルムを80℃の熱水に1時間浸漬させてフィルムの溶出率(%)を測定した。なお、溶出率(%)の算出にあたっては、熱水浸漬前後のフィルムの重量(いずれもg)を求めて、{(浸漬前のフィルム重量−浸漬後のフィルム重量)/浸漬前のフィルム重量}×100により算出した。
【0046】
実施例2
実施例1において、酢酸(C)の含有量を3.5部とした以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.3)を調製して、同様に評価をした。
【0047】
実施例3
実施例1において、酢酸(C)の含有量を4.4部とし、さらに酢酸ナトリウム(D)を3部加えて樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.0)を調製して、同様に評価を行った。
【0048】
実施例4
実施例2において、酢酸ナトリウム(D)の含有量を10.5部とした以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.3)を調製して、同様に評価を行った。
【0049】
実施例5
実施例3において、酢酸(C)の含有量を4.4部とし、さらに酢酸ナトリウム(D)の含有量を2部とした以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは7.5)を調製して、同様に評価を行った。
【0050】
実施例6
実施例3において、AA化PVA(A)として、ケン化度95モル%、平均重合度1700、アセト酢酸エステル基3モル%含有AA化PVAを用い、さらに酢酸ナトリウム(D)の含有量を3部とした以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは7.9)を得て、同様に評価を行った。
【0051】
実施例7
実施例3において、メタキシリレンジアミン(B)に変えて、ノルボルナンジアミン(B)を用いた以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.0)を得て、同様に評価を行った。
【0052】
実施例8
実施例3において、メタキシリレンジアミン(B)の含有量を3部とした以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.3)を得て、同様に評価を行った。
【0053】
実施例9
実施例7において、ノルボルナンジアミン(B)の含有量を10部に変えた以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.0)を得て、同様に評価を行った。
【0054】
実施例10
実施例3において、メタキシリレンジアミン(B)に変えて、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン(B)を8部用いた以外は同様に樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは8.3)を得て、同様に評価を行った。
【0055】
実施例11
実施例1で得られた樹脂組成物水溶液を40℃で24時間放置した後、該水溶液を用いて、下記の要領で感熱記録用媒体を作製した。
まず、下記の水溶液(a〜c液)を用意した。
[a液]
クリスタルバイオレットラクトン 10部
ポリビニルアルコール(ケン化度98モル%、平均重合度1100)の5%水
溶液 15部
水 15部
【0056】
[b液]
ビスフェノールA 50部
ポリビニルアルコール(ケン化度98モル%、平均重合度1100)の5%水
溶液 50部
水 75部
【0057】
[c液]
上記の樹脂組成物水溶液 100部
カオリンクレー 5部
【0058】
上記のa液、b液を別々にサンドグラインダーで平均粒子径2μ程度になるまで粉砕し、その後a液、b液、炭酸カルシウム50部及びa液で使ったものと同一のポリビニルアルコール系樹脂の15%水溶液250部を混合して発色液を得た。
【0059】
次いで、該発色液を坪量50g/m2の上質紙(基材)の上に乾燥後の塗工量が8g/m2になる様にして塗工し、乾燥させて発色層を形成した後、該層の上にバーコーターを用いてc液を乾燥後の塗工量が5g/m2になる様に塗工し、60℃で乾燥して感熱記録紙を得た。
なお、上記の塗工液の作製及び塗工時においては、増粘等の現象は見られず、特に問題なく作業性は良好であった。
【0060】
得られた感熱記録紙の耐水性を以下の要領で評価した結果、印字濃度比は0.92で、良好な耐水性を示した。
熱傾斜試験機(東洋精機社製)によって120℃、2kg/cm2、5秒の条件下に印字発色させ、印字発色濃度をマクベス濃度計(マクベス社製『RD−100R型』、アンバーフィルター使用)にて測定し、さらにこの発色させた感熱記録紙を20℃の水に24時間浸漬させた後、自然乾燥させて印字部の発色濃度を同様に測定し、浸漬前の印字濃度に対する浸漬後の印字濃度の比を算出して、耐水性の指標とした。
【0061】
実施例12
実施例3で得られた樹脂組成物水溶液を用いて、実施例11と同様に感熱記録用媒体を作製して、同様に評価を行った結果、作業性は良好で、印字濃度比も0.94で、良好な耐水性を示した。
【0062】
実施例13
実施例1で得られた樹脂組成物水溶液を40℃で24時間放置した後、該水溶液を用いて、下記の要領でインクジェット記録用媒体を作製した。
まず、下記の水溶液(d液)を用意した。
[d液]
上記の樹脂組成物水溶液 400部
非晶質シリカ〔トクヤマ社製『ファインシール』〕 40部
ポリアミン系染料定着剤〔住友化学社製『スミレーズレジン1001』〕40部
【0063】
上記のd液をホモナイザーにて、5000rpmで5分間攪拌して塗工液を調製した。
次いで、該塗工液を坪量75g/m2の上質紙(基材)の上に乾燥後の塗工量が10g/m2になる様にして塗工し、105℃で乾燥させてインクジェット記録用紙を得た。
なお、上記の塗工液の作製及び塗工時においては、増粘等の現象は見られず、特に問題なく作業性は良好であった。
【0064】
得られたインクジェット記録用紙の耐水性を以下の要領で評価した。
かかるインクジェット記録用紙にインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製『PM−770C』)で、印字後に、記録用紙を20℃、65%RH雰囲気中で5分間放置後、印字面に水滴を垂らし、その上を指で擦った場合の印字部の状況を目視観察して、以下のように評価した結果、印字面の壊れや剥がれが全く認められず、良好な耐水性を示した。
【0065】
実施例14
実施例3で得られた樹脂組成物水溶液を用いて、実施例13と同様にインクジェット記録用媒体を作製して、同様に評価した結果、作業性は良好で、印字面の壊れや剥がれが全く認められず、良好な耐水性を示した。
【0066】
実施例15
実施例1で得られた樹脂組成物水溶液を40℃で24時間放置した後、該水もの)を白ラワン単板に78g/m2の割合で塗布、10kgの荷重をかけ40℃で24時間、60℃で6時間の乾燥を行った後、沸騰水に1時間浸漬したが、接着面が剥がれることはなく、良好な耐水性を示した。
【0067】
比較例1
実施例1において、メタキシリレンジアミン(B)に変えて、グリオキザールを1部用い、かつ酢酸(C)を添加せずに樹脂組成物水溶液(20℃でのpHは4.5)を調製して、同様に評価を行った。
【0068】
実施例1〜10および比較例1の評価結果を表1に示す。
【0069】
【0070】
【発明の効果】
本発明の樹脂組成物水溶液は、AA化PVA(A)、アミノ基含有化合物(B)および酢酸(C)、さらには酢酸ナトリウム(D)を含有しているため、粘度安定性に優れ、かかる樹脂組成物水溶液から得られるフィルムの耐水性も良好で、分散剤、接着剤、糊剤、乳化剤、フィルム、繊維、紙加工剤、各種コーティング等の用途に有用であり、特に感熱記録用媒体、インクジェット記録用媒体、接着剤等の用途に有用である。
Claims (6)
- アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール(A)、下記一般式(1)で表される水溶性アミノ基含有化合物(B)および酢酸(C)を含み、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルアルコール(A)と下記一般式(1)で表わされるアミノ基含有化合物(B)の含有割合(A/B)が100/0.1〜100/30であり、pHが7.5〜8.3に調整されてなることを特徴とする樹脂組成物水溶液。
R−〔CH2―NH2〕2 ・・・(1)
(ここで、Rは芳香環、脂環から選ばれる環式化合物の水素を除いた残基を表す) - さらに、酢酸ナトリウム(D)を含むことを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物水溶液。
- 上記一般式(1)で表されるアミノ基含有化合物(B)がメタキシリレンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンまたはノルボルナンジアミンのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物水溶液。
- 感熱発色層および/または保護層が請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物水溶液を用いてなることを特徴とする感熱記録用媒体。
- インク受理層および/または保護層が請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物水溶液を用いてなることを特徴とするインクジェット記録用媒体。
- 請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物水溶液を用いてなることを特徴とする接着剤。
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