JP3231245B2 - 光沢層を有する記録媒体 - Google Patents

光沢層を有する記録媒体

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JP3231245B2 JP23055296A JP23055296A JP3231245B2 JP 3231245 B2 JP3231245 B2 JP 3231245B2 JP 23055296 A JP23055296 A JP 23055296A JP 23055296 A JP23055296 A JP 23055296A JP 3231245 B2 JP3231245 B2 JP 3231245B2
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  • Paper (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、表面に光沢層を有する記録媒体に関する。
【0002】背景技術 インク組成物によって記録が行われる記録媒体におい
て、記録される画像に高級感、または写真類似の品質を
付与するために、その表面を平滑にする光沢層を設ける
ことが行われている。さらに、インクジェットプリンタ
ー、とりわけカラーインクジェットプリンターの普及に
伴い、容易に高解像度の画像が得られる様になったこと
から、インクジェット記録方法に好ましく用いられる光
沢層を有する記録媒体が求められている。
【0003】しかしながら、光沢層はその表面が平滑で
あるため、プリンターにおいて供給不良または搬送不良
を生ずる恐れがある。例えば、記録媒体の光沢層がプリ
ンターの給紙ローラに向けられて置かれた場合、給紙ロ
ーラが平滑な光沢層にうまく係合せず、空回りして記録
媒体を良好に搬送できなかったりすることが観察され
た。また、記録媒体の光沢層がプリンターの給紙トレイ
側に向けて置かれた場合であっても、光沢層が重ねられ
た記録媒体に吸着してしまい供給不良を起こすことが観
察された。
【0004】一方、従来知られた光沢層としては、シリ
カとバインダーとの混合物を、キャスト法などによって
基材表面に適用することによって製造されていた。例え
ば、特開平2−274587号公報には、合成シリカお
よびコロイダルシリカから主としてなる顔料と、水溶性
結着剤とから構成される光沢層が開示されており、また
特開平7−117335号公報には、平均粒子径300
nm以下のコロイド粒子を主成分とする光沢層が開示さ
れている。シリカを用いることで、良好な光沢を有する
光沢層が得られるとされている。
【0005】しかし、本発明者の知る限りでは、シリカ
の形状を考慮した光沢層は提案されていない。
【0006】
【発明の概要】本発明者は、今般、光沢層に球状シリカ
と非球状シリカとを混合して加えることで、その光沢性
を損なわずにプリンターにおける記録媒体の供給不良ま
たは搬送不良を防止できるとの知見を得た。本発明はか
かる知見に基づくものである。
【0007】よって、本発明は、良好な光沢性を有する
光沢層を有し、かつプリンターにおいて良好な給紙性お
よび搬送性を有する記録媒体の提供をその目的としてい
る。
【0008】そして、本発明による記録媒体は、基材
と、光沢層とを含んでなる記録媒体であって、該光沢層
が球状シリカおよび非球状シリカを含んでなるものであ
る。
【0009】
【発明の具体的説明】記録媒体 本発明による記録媒体はインク組成物を用いた記録方式
に用いられる。インク組成物を用いた記録方式とは、例
えば、インクジェット記録方式、ペン等による筆記具に
よる記録方式、その他各種の印字方式が挙げられる。ま
た、インク組成物は液体インクに限定されず、広く固体
状の着色剤、加熱溶融させて用いる着色剤をもここでは
含むものとする。特に本発明による記録媒体は、インク
ジェット記録方法に好ましく用いられる。
【0010】本発明による記録媒体は、その表面に光沢
層を有するものである。この光沢層は、基本的に球状シ
リカと、非球状シリカと、そしてバインダー成分とから
なる。
【0011】本発明による記録媒体の光沢層を球状シリ
カと非球状シリカとから構成することによって、光沢層
の良好な光沢を実現し、さらにプリンターにおける給紙
不良および搬送不良を有効に防止することができる。具
体的には、本発明による記録媒体は、その表面光沢度
(60度鏡面光沢)の値として35以上、好ましくは4
0以上を実現する。更に本発明の好ましい態様によれ
ば、光沢面同士の静止摩擦係数(JIS P8147に
よる)が0.8〜1.1の範囲にあるのが好ましい。
【0012】本発明による記録媒体によれば、例えば図
1に示されるようなプリンターの給紙トレイおよび給紙
構成において、光沢層面がトレイ側、給紙ローラ側のい
ずれに向けられる場合にあっても給紙不良が生じない。
図中で、記録媒体1は、記録媒体収納体であるトレイ2
に重ねて収納されている。トレイ2に収納された記録媒
体1は、トレイ2に設けられているはね板3によってト
レイ2より持ち上げられる。持ち上げられた記録媒体1
aに圧接部材としての給紙ローラ4が圧接され、給紙ロ
ーラ4の回転にともなって、一番上にある記録媒体1a
がトレイより引き出される。分離パッド(例えばウレタ
ン樹脂、発泡ウレタン、エーテル系ウレタンゴム、コル
クとゴムとの組み合せ、エラストマ等よりなる)5の上
を滑りながら給紙ローラ4の回転とともに記録媒体1a
は記録装置のある6の方向に供給されることとなる。光
沢層面がトレイ2側にある場合、記録媒体1aの光沢面
がその下にある記録媒体1の裏面に吸着して給紙不良を
生ずる恐れがある。さらに、トレイ2に収納された記録
媒体の最後の1枚は、光沢面がトレイ2に吸着して給紙
不良を生ずるおそれがある。しかし、本発明による記録
媒体にあってはそのような吸着を有効に防止できる。ま
た、光沢層面が給紙ローラ4側にある場合、給紙ローラ
4が空回りして給紙不良が生ずるおそれがあるが、本発
明による記録媒体にあっては給紙ローラ4に良好に係合
し、給紙ローラ4が空回りすることなく搬送される。ま
た、プリンター内の種々の転送ローラなどにも本発明に
よる記録媒体は良好に係合し、搬送されるとの利点を有
する。
【0013】本発明にあって、球状とはほぼ球状の粒子
の形状を意味し、例えば立方体や多面体形であっても本
発明にあってはほぼ球形とされてよく、好ましくは真球
を意味する。また、非球状とは好ましくは長さ/太さが
5以上の細長い粒子形状を意味するものとする。本発明
の好ましい態様によれば、非球状シリカは、ほぼ球状の
シリカが鎖状に結合した形態であるものが好ましい。こ
の場合、上記の長さとはこの鎖の長さを意味するものと
する。鎖状のコロイダルシリカとは、球状のシリカが数
珠状に連結した長鎖の構造を有するものをいい、さら
に、この長鎖は途中で分岐していてもよく、その場合長
さとは、連絡の最も長い部分の長さを意味するものとす
る。長鎖とは、少なくとも3個以上、好ましくは5個以
上、さらに好ましくは7個以上連結したものをいう。粒
子間の結合は、球状シリカの1次粒子を2価以上の金属
イオンを介在させることで凍結させたものであっても良
い。金属イオンとしては2価以上の金属イオンが好まし
く、例えばCa2-、Zn2-、Mg2-、Ba2+、Al3+
Ti4-などが挙げられ、特にCa2-が好ましい。さら
に、コロイダルシリカと他の無機粒子、例えばアルミ
ナ、セリア、チタニアなどの複合あるいは混合粒子であ
ってもよく、またこれらを介在させて連結させたもので
あっても良い。
【0014】なお、本発明において球状シリカおよび非
球状シリカはコロイダルシリカとして提供されるのが一
般的であるが、本発明による効果が得られる限りはその
最初の形態は限定されるものではない。
【0015】コロイダルシリカは、通常、無水珪酸(シ
リカ)の超微粒子を安定に水に分散させた、アニオン性
のコロイダル状分散液であり、例えば次のようにして製
造される。まず、ケイ酸ナトリウム水溶液を陽イオン交
換樹脂に通して、SiO2 /Na2 O比が60〜130
のゾルとする。次いで、これを60℃以上に加熱焼成し
て独立分散粒子まで成長させ、これにさらにイオン交換
樹脂層を通したゾルを添加することにより重合沈積させ
る。これによって、3nm〜200nmの平均粒子径に
まで成長し安定したゾルとしてコロイダルシリカを得る
ことができる。
【0016】また、本発明において市販のコロイダルシ
リカを利用することも可能であり、例えば、Du Po
nt社製Ludox、Monsanto社製Syto
n、Nalco社製Nalcoag、日産化学株式会社
製スノーテックスなどを利用することができる。
【0017】本発明において、球状シリカの大きさはそ
の直径で好ましくは20〜100nm程度、より好まし
くは40〜60nm程度である。また、非球状シリカの
大きさはその太さが好ましくは5〜40nm程度、より
好ましくは10〜20nm程度である。
【0018】本発明において、球状シリカおよび非球状
シリカの量は、光沢層中において、70〜95重量%程
度、より好ましくは85〜95重量%程度である。
【0019】更に、光沢層中の球状シリカと非球状シリ
カの混合比は、2:8〜9.5:0.5程度が好まし
く、より好ましくは5:5〜8:2程度である。
【0020】光沢層の厚さは種々の要件を勘案して適宜
決定されてよいが、後記する製造法にあってその塗布量
として7〜35g/m2 程度が好ましく、より好ましく
は9〜20g/m2 程度である。
【0021】本発明において光沢層を形成するバインダ
ーはその製造法などを勘案して適宜選択されてよいが、
例えばアクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合樹脂、ポリビニルアルコール
系樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド系樹
脂、酸化澱粉、ガゼイン、ポリエチレンオキサイド、ポ
リビニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン変性マ
レイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキド樹
脂、クマロン−インデン樹脂等の水溶性樹脂および水性
エマルジョン樹脂を挙げることができる。
【0022】また、本発明の好ましい態様によれば、光
沢層は、記録媒体の特性を改善するために種々の添加剤
を更に含むことができる。そのような添加剤の好ましい
具体例としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白
剤、耐水化剤、退色防止剤、帯電防止剤などが挙げられ
る。
【0023】本発明による記録媒体は、基材をベースに
形成される。本発明による記録媒体の基材としては、光
沢層または後記するインク受容層を支持でき、記録媒体
としての強度を有するものでれば特に限定されず、透明
性、不透明性いずれであってもい。不透明性基材として
は、布、木材、金属板、紙などが挙げられ、更に後記す
る透明性基材を不透明化処理したものを利用することも
できる。
【0024】本発明にあっては、紙を基材とするのが好
ましい。紙は、天然セルロース繊維を主体としてパルプ
原料からなるものが好ましく、その組成、製造方法は適
宜決定されてよいが、例えば湿式抄紙法により製造され
る紙が好ましく用いられる。具体的には、パルプ原料と
して針葉樹、広葉樹を単独もしくは適宜配合して作製さ
れるクラフトパルプ、サルファイトパルプ、セミケミカ
ルパルプ等の木材パルプが使用され、鮮明な印刷を得る
ために晒パルプが好ましい。また、故紙パルプ、パガ
ス、ケナフ、綿、麻、エスパルト、竹、ワラ等の非木材
パルプを使用することも可能である。
【0025】また、抄紙にあたり、内添薬品としてサイ
ズ剤、湿潤紙力剤、填料、表面紙力増強剤を適宜配合し
てよい。また、パルプ原料への内添用添加薬品としてデ
ンプン、変性デンプン、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、スチレン系樹脂等の内添紙力剤、
着色剤、硫酸バンドやポリアクリルアミド等の定着剤、
更に塗工薬品として後記する表面紙力増強剤以外にジア
ルデヒドデンプン、メラミン樹脂、ポリアミド系樹脂等
の耐水化剤、帯電防止剤、撥水剤、摩擦剤、表面サイズ
剤や顔料等を必要に応じて使用することができる。
【0026】本発明による記録媒体をインクジェット記
録方法に用いる場合、その透気度が60〜120秒/1
00cc程度に制御されるのが好ましい。このために、
紙基体の透気度は80秒/100cc以下、特に30〜
60秒/100ccであることが好ましい。このような
透気度を得るためには、上記のパルプ原料の叩解度を3
0〜50゜SRとした紙料とし、内添薬品としてサイズ
剤、湿潤紙力剤、填料等を紙料に適宜配合して抄紙する
のが好ましい。また、表面紙力増強剤を抄紙時にサイズ
プレス塗工により、または抄紙後に塗布することによっ
て透気度をコントロールすることも可能である。
【0027】また、紙基体のステキヒト・サイズ度は1
0〜100秒であることが好ましい。ステキヒト・サイ
ズ度が上記範囲にあることで、にじみの少ない、良好な
インク受容性が得られ、さらにインク受容層の良好な紙
基材への接着性が得られる。本発明において紙基材に適
用されるサイズ剤は特に限定されないが、例えばロジン
系(溶液タイプ、エマルジョンタイプ)、アルキルケテ
ンダイマー、アルケニル無水コハク酸、ワックス系、ス
チレン系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレンアクリル系
樹脂、スチレンマレイン酸系樹脂等が挙げられる。な
お、サイズ剤の添加量はパルプ100重量部に対して
0.1〜1.0重量部程度が好ましい。
【0028】また、本発明において紙基材に適用されて
よい湿潤紙力剤は、紙基材のステキヒト・サイズ度の向
上と共に耐水強度を付与する。その好ましい例として
は、メラミン樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂、尿素樹脂などが挙げられ、その使用量は、好ましく
はパルプ100重量部に対して0.01〜1.0重量部
程度である。
【0029】また、本発明において紙基材に適用されて
よい填料は、平滑性をコントロールしてインク受容層を
形成しやすくすると共に、不透明度を向上して隠蔽性に
寄与する。その好ましい例としては、カオリン、クレ
ー、タルク、二酸化チタン、炭酸カルシウムなどが挙げ
られ、その使用量は、パルプ100重量部に対して10
重量部以下が一般的であり、好ましくは0〜5重量部で
ある。
【0030】さらに、本発明において紙基材に適用され
てよい表面紙力増強剤は、紙基材の透気度、ステキヒト
・サイズ度の向上を図る。その好ましい例としては、酸
化デンプン、エステル化デンプン、ポリアクリルアミ
ド、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、SBR、
NBR、酸化ビニル系樹脂などを挙げることができる。
これらを抄紙機のサイズプレスまたはオフマシンコータ
ーにて塗工して使用する。塗布量は0.5〜2.5g/
2 程度が好ましい。
【0031】本発明による記録媒体の基材として透明基
材を選択する場合、その例としては例えばポリエステル
系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテート系樹脂、
アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン、セルロイド
等のフイルムもしくは板、およびガラス板等が挙げられ
る。本発明の好ましい態様によれば、基材が透明である
場合、ポリエステルフィルムが好ましく、特に好ましく
は片面または両面にコロナ処理が施されてなる二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムが、塗布ムラのな
い均一なコーティング性が得られ、またインク吸収層と
基材との良好な密着性が得られることから好ましい。さ
らに、ポリエチレンフィルム中に白色無機顔料を含有さ
せ、またはフィルム内部に微細な気泡を含有させること
で白色化させたものを基材として用いることも可能であ
る。
【0032】基材の厚さは適宜決定されてよいが、一般
的には50〜250μm程度が好ましく、より好ましく
は75〜200μm程度である。
【0033】本発明の好ましい態様によれば、本発明に
よる記録媒体は、基材と、光沢層との間にインク受容層
が設けられてもよい。このインク受容層は顔料および結
着剤を主成分として形成されてよい。顔料としては、例
えばシリカ、クレー、マイカ、膨潤性雲母、タルク、カ
オリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、
ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、酸化
亜鉛、リトポン、サチンホワイト等の顔料及び、有機ま
たは無機の着色顔料が挙げられる。また、結着剤として
は、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、ポリビニルアル
コール系樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド
系樹脂、酸化澱粉、カゼイン、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン
変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アル
キド樹脂、クマロン−インデン樹脂等の水溶性樹脂およ
び水性エマルジョン樹脂が挙げられる。
【0034】本発明におけるインク受容層の組成は、イ
ンク吸収性、インク乾燥性、記録画像の鮮明性などを考
慮して適宜決定されてよい。本発明の好ましい態様によ
れば、結着剤としてポリビニルアルコール系樹脂、水溶
性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドン等
の水溶性樹脂を用い、顔料としてシリカを用いた組合せ
が好ましい。この場合の配合割合は、樹脂:シリカ=
1:1〜1:15が好ましく、特に1:2〜1:10が
好適である。更に好ましい態様によれば、シリカの平均
粒径は1〜30μm(コールターカウンター法による体
積平均粒子径)程度が好ましく、特に5〜25μmがよ
り好ましい。
【0035】本発明による記録媒体のインク受容層に
は、記録媒体の特性を改善する他の成分が添加されてよ
い。例えば、インク受容層の耐水性の向上、インクの滲
み防止機能を付与するためにメラミンホルムアルデヒド
樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、アクリルアミド系樹
脂、グリオキザール、炭酸ジルコニウムアンモニウム等
の耐水化剤を添加してもよい。またインクジェット記録
用紙の生産性、記録特性、あるいは保存安定性をより高
めるための、分散剤、蛍光染料、pH調整剤、消泡剤、
湿潤剤、防腐剤などを加えてもよい。
【0036】インク受容層の好ましい例としては、例え
ば特開昭60−222281号公報記載のフッ素含有合
成無定型シリカを空隙形成材料として用いたインク受容
層が挙げられる。この公報記載のインク受容層は合成無
定型シリカ中のフッ素量を特定の範囲におくことで、に
じみを有効に制御することができる。
【0037】別のインク受理層の好ましい例としては特
開昭62−95285号公報記載のものが挙げられる。
この公報記載のインク受容層は顔料の一部に無定型シリ
カを用い、さらにキャスト塗被方法を用いて製造され
る。このインク受容層は平滑度が高く、ドット周辺がシ
ャープな印字が得られる。
【0038】また、他の好ましい例としては特開平1−
186372号公報に記載のインク受容層が挙げられ
る。このインク受容層は、分子量が1万〜50万のポリ
アクリルアミドと、合成非晶質シリカと、ポリビニルア
ルコールとを含んでなり、記録画像の保存性に優れる。
【0039】さらに、他のインク受容層の例としては特
開平2−276670号、特開平2−139275号、
および特開平6−297831号各公報に記載のものが
挙げられる。これら公報に記載のインク受容層は特定の
アルミナ水和物からなる多孔質層を設けて構成されてな
り、インクドットの真円性が高く、色素の定着性に優
れ、色濃度の高い印字が実現できるとされている。
【0040】記録媒体の製造 本発明による記録媒体は、好ましくは次のように製造さ
れる。
【0041】まず、球状シリカおよび非球状シリカの混
合物と、バインダーとからなる塗工液を用意する。球状
シリカおよび非球状シリカは、上記したコロイダルシリ
カの形態にあるものを用いて塗工液を調製するのが好ま
しい。
【0042】塗工液は、球状シリカおよび非球状シリカ
の混合物に、バインダーを加え、更に場合によって上記
の任意添加成分を加え混合することによって得ることが
できる。
【0043】次に、記録媒体の基材、または後記するイ
ンク受容層が設けられた基材を用意する。基材表面また
はインク受容層が設けられてなる場合そのインク受容層
表面に、上記の塗工液を適用し、光沢層とする。光沢層
を形成する方法は適宜選択されてよいが、本発明の好ま
しい態様によれば、後記するフィルムキャスト法と呼ば
れる方法によって形成されるのが好ましい。例えば、特
開昭63−151476号公報記載の方法によって形成
されるのが好ましい。この方法によれば、インク吸収性
に優れた記録媒体を製造することができる。
【0044】フィルムキャスト法にあっては、塗工液の
塗布の方法は基材表面またはインク受容層表面に塗工液
を均一に塗布可能なものであれば特に限定されないが、
例えばエアナイフコーティング法、ロッドバーコーティ
ング法、グラビアコーティング法、リバースロールコー
ティング法によって塗布されてよい。
【0045】フィルムキャスト法にあっては、次に、形
成された塗工液の層に表面が平滑なフィルム、好ましく
は樹脂フィルム、を重ね合わせる。フィルムは、塗工液
層が未乾燥の状態で重ね合わされる必要があり、できる
だけ塗布直後に重ね合わされるのが好ましい。重ね合わ
せは2本のロール(ニップロール)間を通して行われる
のが好ましい。重ね合わせの条件(例えば、圧力、温度
等)は光沢層の良好な光沢、更に種々の記録媒体の特性
を実現できる範囲で適宜決定されてよいが、ニップロー
ル圧力として3〜5kg/cm2 程度が好ましい。重ね
合わせるフィルムの好ましい例としては、高平滑度(ベ
ック平滑度5000秒以上)を有するポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリイミドなどの樹脂フ
ィルム、さらにこれら樹脂フィルムに剥離性シリコーン
加工を施した樹脂フィルムを好ましく使用することがで
きる。また、本発明の好ましい態様によれば、塗工液の
フィルムに対する接触角が90度以下の関係を満足する
塗工液およびフィルムを利用するのが好ましい。
【0046】フィルムを重ね合わせた後、塗工液層を乾
燥させる。その後、フィルムを剥離除去して、記録媒体
を得る。塗工液層の乾燥は、紙基体側から溶媒が揮発す
ることによって行われる。温度などの乾燥条件を制御す
ることが、良好な記録媒体の透気度、光沢層表面の平滑
性を実現する上で重要と考えられる。本発明の好ましい
態様によれば、乾燥は温度110〜150℃程度の空気
を、ノズル風速15m/分以上で30秒〜60秒間あて
ることで実施されるのが好ましい。また、樹脂フィルム
の剥離条件、例えば、角度、速度等、は、良好な光沢層
表面の光沢度、ベック平滑度、所望の摩擦係数を実現す
る範囲で適宜決定されてよい。
【0047】インク受容層が設けられる場合には、イン
ク受容層は、それを形成する材料を水または適当な溶媒
中に溶解もしくは分散させて調製した塗工液を、例えば
ロールコーティング法、ブレードコーティング法、エア
ナイフコーティング法、ロッドバーコーティング法、グ
ラビアコーティング法、コンマコーティング法、ダイコ
ーティング法などの方法を適宜使用して、基材上に頒布
して形成することができる。
【0048】インク受容層の乾燥後の塗布量としては、
5〜30g/m2 が好ましく、特に好ましくは10〜2
0g/m2 である。
【0049】
【実施例】本発明を以下の実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。
【0050】紙基材の製造 NBKP50重量%、LBKP50重量%よりなるパル
プ原料を叩解機により叩解度45゜SRに調製し、内添
薬品をパルプに対して下記の配合で添加した原料を得
た。これを長網抄紙機により抄紙し、その後下記塗工薬
品よりなる塗液をサイズプレスにて1.0g/m2 塗布
し、乾燥して、紙基材を作製した。
【0051】 内添薬品 クレー(金谷工業社製、特級クレー) 2.25重量% タルク(日本タルク社製、SWB) 2.25重量% メラミン樹脂(住友化学社製、スミレーズレジン607SY) 0.23重量% ロジンサイズ剤(荒川化学社製、サイズパインE) 0.5 重量% 硫酸バンド(日本軽金属社製) 2.7 重量% 塗工薬品 酸化デンプン(日本コーンスターチ社製、SK−20) 20重量部 ポリアクリルアミド(荒川化学社製、ポリヤセット305) 40重量部 並塩 0.5重量部 水 500重量部
【0052】記録媒体の製造 上記の紙基材の片面に、下記の組成からなるインク受容
層用塗工液を塗布し、その後乾燥して、乾燥塗布量15
g/m2 のインク受容層を設けた。
【0053】 インク受容層用塗工液 シリカ(商品名“カーブレックスBS304F” 塩野義製薬(株)製、平均粒径5.3μm) 150重量部 ポリビニルアルコール (商品名“ゴーセナールT−330” 日本合成化学(株)製、10%水溶液) 75重量部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613” 住友化学工業(株)製、固形分80%) 3.2重量部 水 650重量部
【0054】次に、インク受容層上に、球状シリカ(商
品名“スノーテックスXL”日産化学(株)製、固形分
20%)および非球状シリカ(商品名“スノーテックス
UP”日産化学(株)製、固形分20%)を下記の第1
表に示される量(重量部)と、ポリビニルアルコール
(商品名“ゴーセナールT−330”日本合成化学
(株)製、10%溶解品)50重量部とを含んでなる光
沢層用塗工液をマイクログラビアコーターにて塗布し、
その直後(塗工液層の固形分約18.3%)、厚さ25
μmのポリエステルフィルムを重ね合わせ、ニップロー
ル(圧力4kg/cm2 )を通過させた。その後、フロ
ーティングドライヤー(温度120℃)を通して乾燥さ
せ、ポリエステルフィルムを剥離除去して、乾燥塗布量
12g/m2 の光沢層を有する記録媒体を作製した。
【0055】また、比較例1および2として、コロイダ
ルシリカとして球状のもののみまたは非球状のもののみ
を250重量部用いて光沢層を形成した以外は上記と同
様にして得た記録媒体を製造した。
【0056】
【表1】
【0057】記録媒体の紙送り特性 インクジェット記録プリンターとして、MJ700V2
C(記録媒体の光沢面が給紙トレイ側に向けられて給紙
される)およびMJ800C(記録媒体の光沢面が給紙
ローラ側に向けられて給紙される)を用いた。このプリ
ンターに実施例1〜6および比較例1〜2の記録媒体を
給紙トレイに入れ、温度23℃、湿度55%の環境下に
おいて1000枚の記録紙の給紙を行い、その紙送り不
良の発生の有無を調べ、紙送り不良(%)=(紙送り不
良回数/1000)×100を求めた。その結果は、下
記の第2表に示されるとおりであり、表中、MJ700
V2CおよびMJ800Cを用いた場合をそれぞれ評価
(A)、(B)とし、紙送り不良率が1%未満を○、1
%以上5%以下を△、5%超過を×とした。
【0058】記録媒体の光沢度 実施例1〜6ならびに比較例1および2の記録媒体の表
面の光沢度を、JISZ8741として規定される測定
法に準じて、60度鏡面光沢度を測定した。その結果
は、下記の第2表に示されるとおりであった。
【0059】記録物の反射濃度 実施例1〜6ならびに比較例1および2の記録媒体を用
いて得られた印字物の黒ベタ(100duty )印字部の反射
濃度を、マクベス反射型濃度形(RD−917)によっ
て測定した。その結果は、下記の第2表に示されるとお
りであった。
【0060】記録媒体の静摩擦係数 実施例1〜6ならびに比較例1および2の記録媒体の光
沢面同士を重ね合わせ、光沢面同士の摩擦係数をJIS
P8147として規定される摩擦係数測定試験機(水
平方向)を用いて、20℃、65%の環境下で静摩擦係
数を測定した。試験片は、幅30mm、長さ150mm
とし、移動速度は100mm/分とした。その結果は、
下記の第2表に示されるとおりであった。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンターにおける、給紙トレイからの記録媒
体の供給態様の説明図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 1a トレイ 3 はね板 4 給紙ローラ 5 分離パット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D21H 19/38 B41J 3/04 101Y (72)発明者 岩 本 清 志 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (72)発明者 吉 澤 泉 一 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所 洋紙事業部内 (56)参考文献 特開 昭62−149475(JP,A) 特開 平4−201286(JP,A) 特開 平8−72388(JP,A) 特開 昭63−104878(JP,A) 特開 平2−274587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と、光沢層とを含んでなる記録媒体で
    あって、 該光沢層が該記録媒体の最表面に形成されてなり、該光
    沢層が球状シリカおよび非球状シリカを重量比2:8〜
    9.5:0.5の範囲で含んでなり、かつ光沢層中の球
    状シリカおよび非球状シリカの合計量が85〜95重量
    %である、記録媒体。
  2. 【請求項2】球状シリカまたは非球状シリカがコロイダ
    ルシリカ由来である、請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】非球状コロイダルシリカが、球状のシリカ
    が数珠状に連結して形成された長鎖の構造を有するもの
    である、請求項1または2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】基材と光沢層との間に、インク受容層が設
    けられてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の記
    録媒体。
  5. 【請求項5】光沢層の光沢度(60度鏡面光沢)が35
    以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録
    媒体。
  6. 【請求項6】光沢面同士の静止摩擦係数(JIS P8
    147による)が0.8〜1.1の範囲にある、請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録
    媒体の製造法であって、 球状シリカおよび非球状シリカと、バインダーとを含ん
    でなる塗工液を調製し、 該基材上またはインク受容層が設けられた基材のインク
    受容層上に、前記塗工液を塗布し、 塗布された塗工液層上に表面が平滑なフィルムを重ね合
    わせて密着させ、 塗工液層を乾燥させて光沢層とし、そして前記フィルム
    を光沢層から剥離除去することを含んでなる、方法。
  8. 【請求項8】表面が平滑なフィルムが樹脂フィルムであ
    る、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】塗工液のフィルムに対する接触角が90度
    以下の関係を満足する塗工液およびフィルムを用いる、
    請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】インク組成物により、請求項1〜6のい
    ずれか一項に記載の記録媒体に印字を行う工程を含んで
    なる、記録方法。
  11. 【請求項11】インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録媒体に付着さ
    せ、印字を行う工程を含んでなる、インクジェット記録
    方法。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載の記録方法
    によって記録が行われた、記録物。
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