JP3228930B2 - ダイカスト機 - Google Patents

ダイカスト機

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JP3228930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良されたダイカスト機(ダイカストマシ
ン)に関する。
左側及び右側のプラテンを備えたフレームを有する従
来のダイカスト機では、プラテンは、左側及び右側のプ
ラテンの対向コーナ間に連結された4本のタイバーによ
り支持されている。一方の面上にダイを備えた移動プラ
テンは、1つの固定プラテンの面上で対向ダイに近づく
方向又は離れる方向に移動できるように前記タイバー上
に取り付けられている。
右側プラテンと左側プラテンとの間に4本のタイバー
を使用すると、全ての隣接タイバー間に90゜以下の間隔
が残るに過ぎず、この間隔内で、プラテンの面上でのダ
イの交換又は射出後の鋳造製品の取出しが行われ且つダ
イが開放される。また、4本のタイバーの存在は、プラ
テンの後方に取り付けられた中子板(コアプレート)又
は突出し板(エジェクタプレート)の調節又は取外しに
利用できる空間を制限する。
既存のダイカスト機に使用されているタイバーには、
射出用ダイのクランプ(型締め)中に、20/1,000〜40/
1,000インチ(約0.5〜1mm)程の比較的大きな撓みが生
じる。タイバーが20/1,000〜40/1,000インチ(約0.5〜1
mm)以上伸長するとダイカスト機のフレームに捩り力が
生じ、プラテン間に少なくとも4本のタイバーが使用さ
れていない場合には、クランプ中に、前記捩り力によっ
てダイ面に不整合が生じる。
従来のダイカスト機では、ダイを近接させるのに流体
開閉シリンダを使用すること、及び射出の直前及び射出
中にダイを一体クランプするのにトグル構造又は第2流
体機構を使用することが知られている。前記開閉機構及
びクランプ機構はダイカスト機の長手方向軸線上に直接
配置されてはおらず、ダイの直後以外でこのような閉鎖
力を加えると、ダイカスト機のフレームに捩り力が生
じ、該捩り力により、クランプ中及びダイカスト液の射
出中にダイの不整合が生じる。
従来のダイカスト機では、ダイ内への金属の射出は、
ダイの側部を通して最も頻繁に行われている。液体金属
は、通常、該液体金属が射出されるダイの側部より高い
(又は低い)位置にある溶解ポット内に貯蔵される。溶
解ポットから射出ノズルまで移動するとき、射出流体は
90゜回転しなければならず、このため鋳造液に乱流が生
じ、該乱流により鋳造製品の仕上げが粗悪になる。
冷却サイクルの時間を短縮させるには、湯口(ゲー
ト)内の金属が凝固するやいなや、金型(モールド)の
大きな入口湯道部分からできる限り多量の液体金属を取
り出すのが好ましい。大きな入口湯道部分からの液体金
属の確実な取出しは、ダイ内への金属の射出がダイの側
部を通して行われる場合には、最低限、重力によって補
助されるに過ぎない。
本発明のダイカスト機は、既存のダイカスト機につい
ての上記問題を改善すべく設計されている。
ここに説明するダイカスト機は、斜めに配置された2
本の連結ロッドにより固定連結された左側プラテン及び
固定右側プラテンからなる新規な中実フレームを有して
いる。連結ロッド上で案内される移動プラテンは、右側
の固定プラテンに近づく方向又は離れる方向に駆動され
る。移動プラテンと右側プラテンとの係合面は、斜めに
配置された連結ロッド間の平面内で前記プラテンの面上
に配置されたダイを支持している。
左右のプラテンと2本の連結ロッド間の平面に配置さ
れたダイとを連結するのに、斜めに配置された2本の比
較的伸び難い連結ロッドを使用すると、力と釣合い力と
が整合するためダイカスト機に捩りが生じる可能性を低
下できる。これは、使用される連結ロッドが従来使用さ
れているタイバーに比べて非常に強いため、本発明のダ
イカスト機では、小さな伸びによっては殆ど捩りが生じ
ないことによる。
実質的に伸びない2本の連結ロッドをフレーム部材と
して使用することにより、機械の作業者に、鋳造製品の
取出し又は移動プラテン及び右側プラテン上のダイの取
付け、修理及び調節のための180゜の連結ロッド間角度
を与えることができる。前述の慣用的なダイカスト機で
は、作業者は、それぞれのタイロッド間に鋳造製品の取
出し又はダイの取り付け、修理又は調節のために約90゜
の角度が得られるに過ぎない。
大形鋳造製品用の従来のダイカスト機においては、両
ダイを接触させる1つの流体機構を使用すること、及び
トグル構造又は第2流体機構を用いて両ダイを一体クラ
ンプすることが知られている。従来のダイカスト機で
は、両ダイを接触させる機構及びクランプ圧力を加える
機構は、両方共、機械の長手方向中心線に沿って適用さ
れてはいない。本発明のダイカスト機の他の特徴は、ダ
イを開閉させるための開閉流体機構の使用、及び射出中
に両ダイを一体にクランプするためのクランプ流体機構
を使用していることにある。開閉流体機構及び流体クラ
ンプ機構の両方共、ダイカスト機(該機械の長手方向中
心線は、前記連結ロッドを通る機械の端部と端部とを通
る傾斜平面により二分されている)の長手方向中心線に
沿って取り付けられている。
比較的伸び難い連結ロッドを使用し且つ開閉力及びク
ランプ力をダイカスト機の長手方向中心線を通る共通平
面内に維持することにより、捩り力が生じる可能性が低
減される。
本発明では、鋳造流体(ダイカスト流体)の射出は、
慣用的なダイカスト機において中央のダイに射出する構
成とは異なり、固定右側プラテンに取り付けられた右側
ダイの底部から行われる。ダイの底部から鋳造流体を射
出すると、湯口内の液体金属が凝固した後、大形の入口
湯道からの鋳造流体の除去を重力により補助することを
可能にし、射出サイクル時間を短縮できる。射出ユニッ
トのノズルは、右側ダイの底部に45゜の角度で入る。金
属ポット(この中に鋳造流体が保持される)内の鋳造流
体は、ダイに到達前で、溶解ポットを出た後、45゜の旋
回を必要とするに過ぎない。慣用的な構造では、鋳造流
体は90゜旋回しなければならず、このため乱流を引き起
こすだけでなく、本発明の射出機構を用いて得られる光
沢のある外観は得られない。乱流がないことに加え、金
属ポットとダイとの間の45゜連結の使用により、金属ポ
ットを、固定右側プラテンに近接させて配置することが
でき、且つダイがダイカスト流体中にガスを捕捉する可
能性を低下できる。
本発明のダイカスト機の射出装置に使用される右側ダ
イは、傾斜面(すなわちダイの底部に対して45゜の角度
をなす面)を備えた底部を有している。この傾斜面は、
射出ノズルを受け入れるための射出座(injection sea
t)を有している。射出ノズルは、射出ノズルと座とが
共通軸線をもつように傾斜角度をなして移動できる射出
ユニットにより支持されている。右側ダイの鋳造面(ダ
イカスト面)は、該鋳造面から射出ノズル座の内側まで
延びている開口を有している。右側ダイの鋳造面内の開
口は、左側ダイの面から延びたノーズすなわち突出部を
受け入れるようになっている(このノーズすなわち突出
部は、射出のためにダイがクランプされるときに、右側
ダイ内の空間内に延入する)。右側ダイのノーズすなわ
ち突出部は、射出ノズル座とダイ内の湯道との間の射出
流体入口の一方の壁部分を形成する働きをする。また、
パーティングラインを横切って右側ダイ内の空間内に延
入している左側ダイのノーズすなわち突出部は、左側ダ
イが引き出されるときに、左側ダイから中空スプルーを
除去する働きをする。左側ダイからスプルーを除去する
と、次の射出のためにダイを閉じる前に射出座まで下降
する右側ダイ内の空間を無くすことができる。
本発明の他の特徴を述べると、本発明の改良形ダイカ
スト機は、基部を備えた中実フレームと、基部の一端に
取り付けられた固定右側プラテンと、基部の反対側端部
の左側プラテンとを有しており、固定右側プラテン及び
左側プラテンは、これらの固定右側プラテン及び左側プ
ラテンの対向コーナ又は対向側部に斜めに取り付けられ
た比較的伸び難い2本の連結ロッドにより連結されてい
る。移動プラテンは、固定プラテンに近づく方向及び離
れる方向に移動できるように、摺動板上に取り付けられ
且つ連結ロッドにより案内される。
移動プラテンは、それぞれのピストンを備えた2つの
シリンダにより2段階に閉鎖及び開放される。開閉流体
シリンダと呼ばれる1つのシリンダ及びピストンは、移
動プラテン及び該移動プラテンの面に取り付けられたダ
イを移動させて右側固定プラテンの面上に取り付けられ
たダイと接触させるのに用いられる。第2流体シリンダ
及びピストンはクランプ機構と呼ばれ、射出中に両ダイ
を一体にクランプするのに使用され且つひとたび射出が
終了して鋳造製品が凝固したならばクランピングからダ
イを解放する。
クランプシリンダは左側プラテンの一体部分であり、
左側プラテンは、右側プラテンと2本のタイバーと共に
中実フレームを形成している。クランプピストンはクラ
ンプシリンダと同様な形状を有しているけれども、クラ
ンプシリンダ内に嵌合できるようにするためより小さな
直径を有している。開閉シリンダは、機械の長手方向中
心線に沿って移動プラテンの後部に固定される。開閉シ
リンダのピストンは、クランプピストンの中央部に永久
的に取り付けられている。開閉シリンダのピストンは、
開閉シリンダの開閉サイクル中は移動しないけれども、
移動プラテンに取り付けられた開閉シリンダは、ダイカ
スト機の長手方向中心線に沿って開閉シリンダのピスト
ンに対して長手方向に前後に移動する。
開閉シリンダ及び移動プラテンがパーティングライン
(型割線)に近づくとき、開閉シリンダの後部とクラン
プピストンの前部との間に間隙が存在する。クランプピ
ストンが開閉シリンダをクランプできるようにするた
め、クランプピストンの開放位置の直前の位置で機械の
中心線に対して垂直に配置されたピストンに取り付けら
れたロック板が、ダイカスト機の中心線に向かって移動
され且つクランプピストンの前面と開閉シリンダの後端
部との間に介在される。
ロック板は、クランピングシーケンス中に、クランプ
ピストンの前面と開閉シリンダの後面との間に介在さ
れ、これにより、移動プラテン及びこのダイが、固定右
側プラテンに取り付けられた固定ダイに対し、射出中の
あらゆる鋳ばりを防止する充分な力でクランプされる。
射出後、ロック板からクランプピストンが引き出され、
ロック板は開閉シリンダを越えて機械の中心線から離れ
る方向に垂直に除去され、且つ開閉シリンダはダイカス
ト機の左側に向かって移動されて、移動プラテンに取り
付けられたダイと、固定右側プラテンに取り付けられた
ダイとの間に間隙を形成して鋳造製品を取り出す。
本発明の改良形ダイカスト機は新規な射出装置を有し
ており、該射出装置では、慣用的な機械では金型の中央
側部から射出を行うのとは異なり、金型の底部から射出
を行う。金型の底部から材料を射出することにより、重
力により、キャビティに通じる湯口が凝固する直後に大
きな入口湯道から亜鉛を取り出すことの補助を行わせる
ことができる。本発明の射出ユニットは、右側ダイの底
部の傾斜面内に或る傾斜角度(例えば45゜)で嵌入され
る射出ノズル内に終端する射出ユニットで構成されてい
る。この射出ノズルは、慣用的な90゜旋回後ではなく、
45゜の角度でダイに入るため、射出流体がダイに入ると
きに、射出流体中に殆ど乱流が生じない。射出流体を保
持するためのミニポット又は他の容器は射出ノズルに隣
接して保持され、射出流体はダイに到達するまでの短い
距離を有する。このため、射出時間が短縮され且つ射出
流体中に空気が捕捉される可能性が低減される。
本発明の一実施例は、2本の連結ロッドと、2つの側
方プラテンと、移動プラテンと、該移動プラテンの連結
ロッド孔と、移動プラテン駆動装置と、2つのダイとを
備えたフレームを有するダイカスト機において、一方の
側方プラテンが2本の連結ロッドに連結されており、他
方の側方プラテンが2本の連結ロッドの反対側の端部に
連結されており、移動プラテンが、移動プラテン駆動装
置によりそれぞれの側方プラテンに近づく方向又は離れ
る方向に移動されるように、前記2本の連結ロッドによ
り案内され、一方のダイが移動プラテンの一方の面に取
り付けられ且つ他方のダイが一方の側方プラテンの内側
面に取り付けられており、前記全てのプラテンがダイカ
スト機の中心線に対して直角な平行平面内に配置されて
おり、2本の連結ロッド、移動プラテン駆動装置及びダ
イが、ダイカスト機の長手方向中心線を通る共通平面内
にあることを特徴とするダイカスト機に関する。
他の実施例では、本発明は、少なくとも3本の連結ロ
ッドと、2つの側方プラテンと、移動プラテンとからな
るフレームを有するダイカスト機において、 一方の側方プラテンが連結ロッドに連結されており、
他方の側方プラテンが連結ロッドの反対側の端部に連結
されており、 移動プラテンが、それぞれの側方プラテンに近づく方
向又は離れる方向に移動できるように連結ロッドにより
案内され、 連結ロッドが、ダイカスト機の長手方向中心線に対し
て互いに等角度に配置されていることを特徴とするダイ
カスト機に関する。
本発明の他の実施例は、2本の連結ロッドと、2つの
側方プラテンと、移動プラテンとからなるダイカスト機
用フレームにおいて、 一方の側方プラテンが2本の連結ロッドの一端に連結
されており、他方の側方プラテンが2本の連結ロッドの
反対側の端部に連結されており、 移動プラテンが、それぞれの側方プラテンに近づく方
向又は離れる方向に移動できるように、連結ロッドによ
り案内され、 前記全てのプラテンがダイカスト機の中心線に対して
直角な平行平面内に配置されており、連結ロッドが、ダ
イカスト機の長手方向中心線を通る平面内にあることを
特徴とするダイカスト機用フレームに関する。
本発明の更に別の実施例は、一方の面にダイが取り付
けられた固定プラテンと、一方の面にダイが取り付けら
れた移動プラテンと、パーティングラインとを有してお
り、該パーティングライン上で、鋳造流体の射出の直前
に両ダイが閉じられるダイカスト機のダイを閉鎖、クラ
ンプ及び開放するための駆動手段において、 移動プラテンを移動してパーティングラインに近接さ
せる開閉駆動手段と、クランプシリンダと、クランプピ
ストンと、クランプピストンと開閉駆動手段とを連結す
る手段と、クランプピストンを付勢して両ダイを一体に
クランプする手段と、クランプピストンの除勢後にクラ
ンプピストンと開閉駆動手段とを離脱させる手段とを有
していることを特徴とする駆動手段に関する。
本発明の他の実施例は、ダイカスト流体容器と、射出
ノズルと、ダイカスト流体制御装置とを有するダイカス
ト機用射出ユニットにおいて、射出ユニットは、射出ノ
ズルが固定ダイの底部に挿入されるように、ダイカスト
機に対して配置されていることを特徴とする射出ユニッ
トに関する。
本発明の他の特徴は、2つの側方プラテンと、少なく
とも2本の連結ロッドと、移動プラテンと、該移動プラ
テンの孔とを有しており、一方の側方プラテンが連結ロ
ッドに連結されており、他方の側方プラテンが連結ロッ
ドの反対側の端部に連結されており、移動プラテンが連
結ロッドにより案内されるダイカスト機に使用する改良
形移動プラテンにおいて、前記移動プラテンが、該移動
プラテンと一体の円筒状移動プラテンガイドを有してお
り、該移動プラテンガイドが、連結ロッドにより案内さ
れる移動プラテンの前記孔と共通の軸線を有しているこ
とを特徴とする改良形移動プラテンに関する。
本発明の他の特徴は、パーティングライン上で閉じる
ダイを備えた2つの移動プラテン、又はダイを備えた1
つの固定プラテン及びダイを備え且つリニア速度変位ト
ランスデューサからなる1つの移動プラテンを有するダ
イカスト機用の改良形制御装置において、前記リニア速
度変位トランスデューサの1つのエレメントが一方のプ
ラテンに取り付けられており、前記リニア速度変位トラ
ンスデューサの第2エレメントが他方のプラテンに取り
付けられており、前記リニア速度変位トランスデューサ
は、前記プラテン及びダイが完全クランプ位置にあると
きにのみ、射出開始の命令を出すことを特徴とする改良
形制御装置に関する。
また、本発明は、ダイカスト面と、底面と、傾斜面
と、ノズル座とを有するダイカスト機に使用するダイに
おいて、前記底面が、ノズル座を備えた傾斜面を有して
おり、前記ダイカスト面が、ノズル座まで貫通して延び
た開口を備えていることを特徴とするダイに関する。
他の実施例において本発明は、2つの固定プラテン
と、移動プラテンと、該移動プラテンを開閉する開閉手
段と、シリンダ及びピストンを備えたクランプ機構と、
クランプピストンと開閉手段とを連結及び離脱させる手
段とを有しており、一方のダイが一方の固定プラテンに
連結されており、他方のダイが移動プラテンに連結され
ており、移動プラテンの後部に連結された構造部材を更
に有しているダイカスト機のダイを閉鎖、クランプ及び
開放する方法において、固定プラテン上のダイと接触す
るように移動プラテン上のダイを移動させるべく開閉手
段を閉じ、クランプピストンが閉じられているときにク
ランプピストンと構造部材との間を連結すべく連結手段
を閉じ、両ダイをクランプすべくクランプピストンを閉
じ、鋳造中にクランプシリンダを閉鎖状態に維持し、鋳
造が完了すると閉鎖ピストンを開放し、クランプピスト
ンと開閉手段との間の連結を解除し、開閉手段を開く工
程からなることを特徴とする方法に関する。
本発明の他の特徴は、固定プラテンと、該固定プラテ
ンに連結されたダイと、ダイの底部の射出ノズル受入れ
手段と、ダイカスト流体をダイ内に射出する射出ユニッ
トとを有しており、射出ユニットが外側フレーム部材
と、内側フレーム部材と、該内側フレーム部材を、外側
フレームに対して傾斜角度をなしてダイカスト機の底部
に近づく方向又は離れる方向に移動させる手段と、ミニ
ポットと、内側フレーム部材に取り付けられた射出ノズ
ルとを有するダイカスト機にダイカスト流体を射出する
方法において、固定プラテンにダイを固定し、幾つかの
所定位置のうちの1つの位置で外側フレームを固定プラ
テンに連結し、射出ノズルが射出ノズル受入れ手段内に
座合するまで、ダイの底部に向かって斜め上方に、内側
フレーム、ミニポット及び射出ユニットを移動させる工
程を有していることを特徴とする方法に関する。
図面において、 第1図は、本発明のダイカスト機の機械基部を示す斜
視図である。
第2図は、斜めに配置された第1及び第2連結ロッド
を備えた中実フレームダイカスト機の前方斜視図であ
り、射出装置を取り外した状態を示すものである。
第3図は、第2図の中実フレームダイカスト機の前方
斜視図であり、ロック板機構を取り付けた状態を示すも
のである。
第4図は、第1図の機械基部上に取り付けられた中実
フレームダイカスト機の左側端面図である。
第5図は、中実フレームダイカスト機の固定右側プレ
ナムに一体連結された、中実フレームダイカスト機の射
出装置を示す斜視図である。
第6図は、射出ノズル支持体、射出ノズル、及び左側
ダイ及び右側ダイの底中央部を通る断面図である。
第7図は、移動プラテン及びダイが開放位置にあると
ころを示す中実フレームダイカスト機の概略平面図であ
る。
第8図は、移動プラテン及びダイが、開閉シリンダに
よりパーティングラインに近接した位置まで移動された
状態を示す中実フレームダイカスト機の概略平面図であ
る。
第9図は、移動プラテン及びダイが、射出のためのク
ランプ位置にあるところを示す中実フレームダイカスト
機の概略平面図である。
第10図は、バヨネット形構造が、クランプピストンと
開閉シリンダとの係合又は離脱に使用されるところを示
す中実フレームダイカスト機の概略平面図である。
第11図は、第10図の1−1線に沿う断面図であり、バ
ヨネット係合−離脱構造の詳細を示すものである。
第1図に示すダイカスト機の基部を参照すると、機械
の基部1の前部には、前方の垂直側方部材4、5及び前
方の垂直内側部材6、7により支持された下方の水平部
材2及び上方の水平部材3が設けられている。機械の基
部1の後部(図示せず)も第1図に示す機械の基部1の
前部と同一であり、ダイカスト機の前部及び後部は、右
側で水平部材9により互いに固定されている。第4図に
示すように、機械の左側は、左側の垂直側方部材10、11
により支持されている。これらの垂直側方部材10、11
は、左側の水平側方部材12、13により結合されている。
第1図を参照すると、下方の中間横部材(中間クロスメ
ンバ)14、15が前方の水平部材2とこれに対応する後方
の水平部材23との間に配置され且つ該水平部材2、23を
連結している。前方下方の水平部材2及びこれに対応す
る後方の水平部材23は足16、17、18、19上に載置されて
おり、これらの足は床に固定される。ダイカスト機の基
部1の上には、摺動板20及び21が設けられている。より
詳細には、前方上方の水平部材3及びこれに対応する後
方上方の水平部材24は、それぞれ、これらの水平部材
3、24の頂部に取り付けられた前方の摺動板20及び後方
の摺動板21を有している。機械の基部1の左側頂部にお
いて、前方上方の水平部材3及びこれに対応する後方上
方の水平部材24の頂部には横方向の水平板22が固定され
ている。一方、ダイカスト機25の移動プラテン45の基部
には、2つの摺動体20aが設けられており、各摺動体20a
は、摺動板20,21によって受けられている。第2図及び
第3図には一方の摺動体20aだけを示す。
第2図には、機械の基部1又は他の適当な基部の上に
取り付けられるダイカスト機25が示されている。ダイカ
スト機25は、固定右側プラテン26と、これに対向する左
側プラテン27とを有している。固定右側プラテン26は、
該プラテン26のフーチング(基礎)28、29及び摺動板2
0、21の右側端部近くの対応する孔内に固定されるボル
トにより機械の基部1に固定できる。左側プラテン27
は、第4図に最も良く示す左側プラテン支持部材30上に
取り付けられている。左側プラテン支持部材30の基部
は、基部支持板31の頂部に溶接されており、該基部支持
板31は横方向の水平板22にボルト止めされている。第4
図に示すように、左側プラテン支持部材30は、左側プラ
テン27のシリンダ32の下に配置されている。シリンダ32
は、左側プラテン支持部材30の開口34に挿通され且つ緊
締されるボルト(図示せず)により、左側プラテン支持
部材30に固定されている。ボルトが嵌入される開口34は
円形ではなく、機械の長手方向中心線の方向に僅かに長
くなっている。これにより、ダイのクランプ時に生じる
ことがある連結ロッドのあらゆる伸長に適合させるべ
く、左側プラテン支持部材30に対して左側プラテン27を
千分の数インチだけ移動させることができる。
固定右側プラテン26及び左側プラテン27は、第1連結
ロッド35及び第2連結ロッド36により堅固に相互連結さ
れ、これによって中実フレームが構成されている。第1
連結ロッド35及び第2連結ロッド36の端部37は、固定右
側プラテン26及び左側プラテン27の孔38を通して嵌合さ
れており、且つ緊締具39により固定右側プラテン26及び
左側プラテン27に固定されている。第3図に示すよう
に、左側プラテン27の内側面にはロック板フレーム40が
連結されている。クランプ機構と一体化され且つ第7
図、第8図及び第9図に概略的に示されているロック板
の作動については後述する。固定右側プラテン26と左側
プラテン27との間で、連結ロッド35、36には移動プラテ
ン45が取り付けられている。移動プラテン45は第1及び
第2移動プラテンガイド46、47を有しており、これらの
移動プラテンガイド46、47は、移動プラテン45と一体で
あり且つ移動プラテン45の中心がダイカスト機25の長手
方向中心線に沿って移動するように、移動プラテン45を
整合状態に維持する。移動プラテン45の右側面48上には
ダイ100が取り付けられており、該ダイ100は、固定右側
プラテン26の左側面に取り付けられた対向ダイ101と協
働する。
第5図に示すように、射出ユニット50は、前後の外側
フレーム部材51、52を有している。該外側フレーム部材
51、52の左側底部は、基部の近くが横方向のフレーム部
材55に固定されており、該フレーム部材55は機械の基部
1の右側に固定されている。前後の外側フレーム部材5
1、52の左側頂部は、これらの頂部近くが上方の板56に
固定されており、該上方の板56は固定右側プラテン26の
後部に固定されている。前後の外側フレーム部材51、52
は、2つの位置のうちの一方の位置に固定できる。選択
される位置は、ダイのサイズに基づいて定める。射出ユ
ニットフレーム又は内側可動フレーム60は、45゜の傾斜
で固定右側プラテン26に近づく方向又は離れる方向に移
動でき、これにより、射出ノズルが、固定右側プラテン
26の孔を通って、該プラテン26に取り付けられた右側ダ
イ101の基部の傾斜面と係合する。
射出ユニット50の内側可動フレーム60は前後の内側フ
レーム部材61、62からなり、該フレーム部材61、62は、
前後の外側フレーム部材51、52内で、該フレーム部材5
1、52に対して平行に整合している。互いに平行な前後
の内側フレーム部材61、62は、該フレーム部材61、62の
基部と頂部との間の距離の約1/3の位置で前後の両内側
フレーム部材61、62に対して水平に固定された水平基板
63により平行に維持されている。前後の外側フレーム部
材61、62の頂部は、水平な上方の内側フレーム部材64に
より連結されている。前後の両内側フレーム部材61、62
の外側には、傾斜した長い直方体ガイド65、66が45゜の
角度をなして連結されている。これらの長い直方体ガイ
ド65、66は、前後の外側フレーム部材51、52の側面を貫
通した長い矩形孔67、68を通って配置されている。長い
直方体ガイド65、66は、これらが前後の外側フレーム部
材51、52の長い孔67、68内で45゜の角度をなして上下に
移動するときに、内側フレーム部材60を、固定右側プラ
テン26に近づく方向又は離れる方向に、45゜傾斜して移
動させる。
前方の外側フレーム部材51の外側面と一体のフランジ
71、72が、長い直方体ガイド65を受け入れる長い矩形孔
67の端部で外方に配置されている。直方体ガイド65は、
該ガイド65の長手方向中心線に沿って該ガイド65の両端
部から延びている軸73、74を有している。前方の外側フ
レーム部材51の側面から外方に延びている両フランジ7
1、72は、直方体ガイド65、66の軸73、74を受け入れる
ためのそれぞれの孔74、75を有している。後方の外側フ
レーム部材52は、前方の外側フレーム部材51に関連して
説明し且つ示したフランジ及び孔と同じ構造を有してい
る。軸73、74はねじ端部76、77を有しており、両軸73、
74にはロックナット78、79がそれぞれ螺合している。ね
じ端部76、77及びロックナット78、79はロック手段を構
成する。
前述のように、水平基板63は、前後の両内側フレーム
部材61、62の内側面間で水平方向に固定されている。ピ
ストンシリンダ80がピストンシリンダ支持体81上に取り
付けられており、該ピストンシリンダ支持体81は、前後
の外側フレーム部材51、52の前方下部の間で、下方の横
方向フレーム部材82上に取り付けられている。ピストン
シリンダ80には射出ユニットピストンであるピストン84
が配置されており、該ピストン84のピストンロッド85が
水平基板63の底部に一体連結されている。ピストンシリ
ンダ80及びピストンロッド84が水平基板63の底部に対し
て45゜の角度に配置されており、これにより、水平基板
63と、該基板63に連結された前後の内側フレーム部材6
1、62及び長い直方体ガイド65、66とが、固定右側プラ
テン26に対して45゜の角度をなして上方又は下方に移動
する。
水平基板63の頂部には、加熱された液体金属を収容す
るダイカスト流体容器又はミニポット90が取り付けられ
ている。このミニポット90は、射出ユニット50のフレー
ムに好ましくない加熱又は歪みを与えないようにするた
め、確実に断熱されている。ミニポット90からは、該ミ
ニポット90と一体の射出ノズル支持体95が45゜の角度を
なして上方に延びている。加熱液体金属を射出流体とし
ない場合には、ミニポット90を他の流体容器に代えるこ
とができる。射出ノズル支持体95の頂部からは、同じく
45゜の角度をなして射出ノズル96が延びている。湯道97
が、射出ノズル96及び射出ノズル支持体95の中心を通っ
て、射出ノズル支持体95の底部まで延びており、該底部
で、湯道97が弁を介してミニポット90内の金属97に連結
されている。
ミニポット90と射出ノズル96との間の弁構造及び初期
冷却後にスプルーから液体金属を取り出す連続工程は、
Perrella及びThompsonの1982年2月2日付カナダ国特許
第1,117,270号において説明されている。しかしなが
ら、右側ダイの底部で45゜の角度をなして射出ノズルを
導く概念は、過剰金属を、該金属中に乱流を生じさせる
ことなく、重力の補助により、より速く取り出すことを
可能にする。なぜならば、金属は、金型に入る前に90゜
旋回する必要がなく、最終的にミニポット90が固定右側
プラテン26及びダイに非常に接近するときに、鋳造流体
中に乱流が生じることがなく且つより均一な加熱がなさ
れるからである。
第6図には、左側ダイ100と、パーティングライン102
で左側ダイ100と合致する固定右側ダイ101との下半部が
示されている。鋳造の開始前に、固定右側プラテン26に
固定された固定右側ダイ101の底部と接触するまで、射
出ノズル96が45゜の角度で挿入される。射出ノズル96の
端部は球形の形状を有している。固定右側ダイ101はダ
イの底部に対して45゜の角度に配置された傾斜面又はノ
ズル受入れ面103を有しており、該ノズル受入れ面103
は、射出ノズル96の球形端部を受け入れることができる
凹状の形状をもつ射出ノズル受入れ手段又はノズル座10
4を備えている。射出の開始前の段取り時に、固定右側
ダイ101が固定右側プラテン26に固定される。ミニポッ
ト90、射出ノズル支持体95及び射出ノズル96を支持する
内側可動フレーム60は、射出ノズル96の球形端部がノズ
ル座104内に確実に座合するまで、ピストンシリンダ80
により上昇される。ひとたび射出ノズル96がノズル座10
4内に確実に座合されたならば、内側可動フレーム60の
ロックナット78、79を緊締して、長い直方体ガイド65、
66を前後の外側フレーム部材51、52にロックし、これに
より、固定右側ダイ101の射出ノズル座104内に射出ノズ
ル96がロックされる。
第6図に示すように、固定右側ダイ101は開口105を有
している。左側ダイ100はノーズ状突出部106を有してお
り、該突出部106は、ダイ100、101を閉じたときにパー
ティングライン102を横切って配置される。突出部106の
底部は、射出が行われるときに、ダイカスト流体により
完全に包囲される。突出部106の頂部108は入口109の底
部を形成しており、ここで、鋳造流体が、射出ノズル96
内の開口110から、左側ダイ100の湯道111及びキャビテ
ィ112へと流れる。キャビティ112は右側ダイ101の面内
に設けられたものが示されているけれども、該キャビテ
ィ112は、左側ダイ100及び右側ダイ101の両方の面内に
形成することもできる。軸113、114は、それぞれ、左側
ダイ100及び右側ダイ101内でのインサートの側面を示す
ものである。必ずインサート113、114がそうであるとは
限らないが、射出ノズル96の位置決め及び緊締時に最も
調節を要するダイ100、101の部分はインサート112、113
の領域内にある。作動時に、射出流体は、湯口内の金属
が凝固するやいなや、入口109から取り出される。射出
流体を取り出すと、射出流体入口110から入口109及び湯
道111を通って延びた中空スプルーが残される。また、
このスプルーは左側ダイ100の突出部106を包囲してお
り、このため、各射出後に左側ダイ100が右側ダイ101か
ら取り出されるときに、スプルーの湯道及び鋳造製品が
左側ダイ100と共に取り出される。従って、左側ダイ100
(該左側ダイからスプルー、湯道及び鋳造製品が取り出
される)が戻る前に、右側ダイ101の射出ノズル領域内
の開口105がきれいな状態に残される。
第7図を参照して図面の上方から説明すると、連結ロ
ッド35が左側プラテン27と固定右側プラテン26とを連結
している。図面の下方を参照すると、連結ロッド36が左
側プラテン27の底部と固定右側プラテン26の底部とを連
結している。連結ロッド35、36上には、移動プラテン45
及び移動プラテンガイド46、47が固定右側プラテン26に
近づく方向又は離れる方向に移動できるように取り付け
られている。左側プラテン27には大きなクランプシリン
ダ32が一体化されている。この大きなクランプシリンダ
は、クランプシリンダヘッド120により閉鎖されたクラ
ンプシリンダ32の左側に円筒状の形状を有している。ク
ランプシリンダ32内には、該クランプシリンダ32と実質
的に同じ形状をもつ非常に短いクランプピストン121が
配置されている。クランプピストン121は、クランプシ
リンダ32の内径と実質的に同じ直径をもつピストンヘッ
ド122と、これより僅かに小さい直径をもつ短ピストン
部分123とからなる。クランプピストン121の中央部分は
開放していて、移動プラテン45の左側に固定された開閉
シリンダ124を受け入れるようになっている。
第7図に示すように、移動プラテン45ができる限り左
側に移動されると、開閉シリンダ124の左側端部がクラ
ンプピストン123の内部に嵌入される。クランプピスト
ン121には、開閉ピストンロッド125及びピストンヘッド
126が永久固定されている。開閉シリンダ124及び開閉ピ
ストン126は開閉駆動手段を構成し、1,000psi(約70kg/
cm2)で作動し、且つ第7図に示すように、移動プラテ
ン45及び左側ダイ100を、固定右側プラテン26に固定さ
れた右側ダイ101と実質的に接触するまで移動させるの
に使用される。クランプピストン部分123の直前にロッ
ク板135、136が設けられている。ロック板135、136は流
体シリンダ139、140のロッド137、138に取り付けられて
いる。流体シリンダ139、140は支持板(図示せず)を介
して左側プラテン27に取り付けられている。ロック板13
5、136はダイカスト機25の長手方向中心線に対して垂直
方向に移動でき、第7図にはロック板135、136が開放位
置にあるところが示されている。移動プラテン45には突
出しシリンダ142、143及び中子シリンダ144が取り付け
られており、これらは移動プラテン45と一緒に移動す
る。ロック板135、136、ロッド137、138、及び流体シリ
ンダ139、140で、クランプピストン121と開閉手段とを
連結及び離脱させる連結手段を構成する。また、移動プ
ラテン駆動装置127は、クランプシリンダ32、クランプ
ピストン121、開閉シリンダ124、開閉ピストン126、開
閉ピストンロッド125、及びクランプピストン121と開閉
シリンダ124とを係合させ又は離脱させる手段とで構成
されている。
第8図には、開閉シリンダ124、該開閉シリンダ124が
取り付けられた移動プラテン45及び左側ダイ100が、固
定右側プラテン26に取り付けられた右側ダイ101に非常
に近接された状態が示されている。開閉シリンダ124の
左側は、丁度ロック板135、136を通り過ぎたところまで
移動されており、ロック板135、136がダイカスト機25の
長手方向中心線及び開閉ピストンロッド125に向かって
移動できるようにする空間を残している。
第9図には、ロック板135、136が、流体シリンダ13
9、140により、開閉シリンダ124間でダイカスト機25の
長手方向中心線に向かって移動された状態が示されてい
る。ロック板135、136がクランプピストン121と開閉シ
リンダ124との間に導入された後、クランプシリンダヘ
ッド120とクランプピストンヘッド122との間の空間内に
流体が供給され、これにより、金属を射出できる所要の
型締めトン数で、左側ダイ100が右側ダイ101に対してク
ランプされる。クランプ力は、クランプピストン121、
ロック板135、136、開閉シリンダ124、移動プラテン45
及び左側ダイ100を介して加えられる。ひとたび両ダイ1
00、101が閉じられると、中子シリンダ144が付勢されて
中子ロッドがダイ内に挿入される。射出後は、クランプ
ピストン121が第8図に示す位置に戻され、且つロック
板の流体シリンダ139、140によりロック板135、136が第
8図に示す位置に移動される。流体シリンダ139、140及
び該シリンダに懸架されたロック板135、136は、クラン
プシリンダ121によりクランプ圧力が加えられている間
に、非常に僅かな距離だけ横方向に自由に移動できる。
クランプ圧力を除去すると、ロック板の流体シリンダ13
9、140が、ばね(図示せず)により機械の左側に向かっ
て横方向に戻される。クランプ圧力を除去し且つロック
板135、136を引き出した後は、移動プラテン45及び左側
ダイ100は、実質的に第8図に示す位置を占める。クラ
ンプシリンダ121からクランプ圧力を除去した直後、開
閉シリンダ124の左側に流体圧力が加えられ、これによ
り開閉シリンダ124が左側プラテン27の方向に移動され
て第7図に示す位置を占める。開閉シリンダ124、移動
プラテン45及び左側ダイ100が左方に移動する間、突出
しシリンダ143が付勢されて、突出しロッド(図示せ
ず)により鋳造製品を右側ダイ101から突き出す。
第10図には、移動プラテン45及びダイ100、101に作用
するクランプ圧力を加え、維持し且つ除去するため、ク
ランプピストン121及び開閉シリンダ124の連結及び連結
解除を行う別の構造が示されている。移動プラテン45に
連結されている側の端部とは反対側の開閉シリンダ124
の端部には、外溝151及び歯152を備えたバヨネット150
が連結されている。クランプピストン121の前部には、
バヨネット150の歯152より僅かに大きい溝155を備えた
バヨネットリング154が連結されている。バヨネット150
の歯152がバヨネットリング154の溝155と整合すると、
開閉シリンダ124が開放され、且つバヨネット150及び開
閉シリンダ124がクランプピストン121の中央開放部分内
に移動する。開閉シリンダ124がこの位置にあるとき、
両ダイ100、101が開放される。バヨネットリング154の
周囲の一部にはギア歯156が設けられている。左側プラ
テン27には、ギアモータ157及び駆動ギア158が取り付け
られている。バヨネットリング154の周囲のギア歯156に
連結されたギアモータ157及び駆動ギア158は、所望時に
バヨネットリング154を回転させるように設計されてい
る。
射出のために両ダイ100、101をクランプするには、次
のシーケンスが行われる。開閉シリンダ124を付勢し
て、移動プラテン45及びダイ100を、両ダイ100、101が
最終的にクランプされるパーティングラインに近接する
まで駆動する。バヨネット150を備えた開閉シリンダ124
の端部は、クランプピストン121に連結されたバヨネッ
トリング154を離れる。ギアモータ157を付勢して駆動ギ
ア158を回転させると、該駆動ギア158によりバヨネット
リング154のギア歯156が回転され、これにより、バヨネ
ットリング154がバヨネット150の歯152と整合するよう
に、バヨネットリング154が回転される。クランプシリ
ンダ32を付勢すると、バヨネットリング154の歯159及び
バヨネット150の歯152が係合され、クランプピストン12
1及びバヨネットリング154が、バヨネット150、開閉シ
リンダ124、移動プラテン45及びダイ100を移動させ、左
側ダイ100を、固定右側プラテン26の右側ダイ101にクラ
ンプして、鋳造流体を射出する準備がなされる。射出後
は、クランプシリンダ32を除勢し且つクランプピストン
121を付勢して、クランプピストン121をクランプシリン
ダ32の後方に戻す。ギアモータ157を付勢して、バヨネ
ットリング154の周囲のギア歯156に連結された駆動ギア
158を回転させる。バヨネットリング154は、該リング15
4の歯159がバヨネット150の溝151に対向するまで回転さ
れる。次に、開閉シリンダ124を付勢して、該シリンダ1
24の一部を、クランプピストン121の開放内部に移動さ
せ、鋳造製品を突き出す。
第11図は、第10図の1−1線に沿う断面図であり、バ
ヨネットリング154の溝155と整合したバヨネット150の
歯152を示すものである。バヨネット150の歯152がバヨ
ネットリング154の溝155と整合した状態で、開閉シリン
ダ124の左側端部がクランプシリンダ121の開放中央部分
内に移動される。クランピングシーケンスにおいては、
開閉シリンダ124がクランプピストン121の開放中央部分
から出る方向に移動され、バヨネットリング154の歯159
とバヨネット150の歯152とが整合するように、バヨネッ
トリング154がギアモータ157によって45゜だけ回転され
る。クランプシリンダ32が付勢されると、両ダイ100、1
01が一体化され射出の準備がなされるまで、クランプピ
ストン121及びバヨネットリング154が、バヨネット150
及び開閉シリンダ124を固定右側プラテン26の方向に駆
動する。
主移動プラテンにはリニア速度変位トランスデューサ
の1つのエレメントが取り付けられ、リニア速度変位ト
ランスデューサの第2エレメントが左側プラテン27に取
り付けられている。両エレメントが整合すると、完全な
クランピングが達成され、リニア速度変位トランスデュ
ーサが射出の開始を可能にする。ダイが完全には閉鎖さ
れない場合、又はリニア速度変位トランスデューサの2
つのエレメントが整合を達成しない何らかの他の理由が
ある場合には、射出は行われず、機械サイクルはダイカ
スト機のチェックが完了するまで停止される。
上記説明において、本件出願人は、ロック板135、136
及びバヨネット構造150、154を用い、移動プラテンにク
ランプ圧力を加えることを開示した。当業者には、ロッ
ク板135、136又はバヨネット構造150、154に代えて、他
の機械的手段又は流体手段を用いることが理解されよ
う。
以上、本発明を水平ダイカスト機に関連して説明した
が、当業者には、互いに180゜の角度で配置された第1
及び第2連結ロッドを用いて、ダイ、中子機構、突出し
機構及び鋳造製品へのアクセスを容易にした垂直ダイカ
スト機を製造できることが理解されよう。本発明のダイ
カスト機には、移動プラテンを閉鎖し且つ引っ込めるの
に慣用的な形式の流体機構又は機械的機構を使用でき
る。左側プラテンに許容される長手方向移動が僅かであ
るため、ダイのクランプ時の連結ロッドの伸長中に生じ
る捩り力を小さくできる。第1及び第2移動プラテンガ
イドは、クランプ中及び鋳造材料の射出中に金型を矩形
(スクウェア)に維持することを補助する。
本願では、固定右側プラテン、移動プラテン及び対向
する左側プラテンが垂直に配置されたフレーム及びダイ
カスト機について説明したが、当業者には、小さなダイ
カスト機に、固定右側プラテン、移動プラテン及び対向
する左側プラテンを水平に配置したフレーム及びダイカ
スト機を用いることができることが理解されよう。
本発明を比較的安価な2本の連結ロッドを備えたフレ
ームについて説明したが、3本の連結ロッドを用いたフ
レーム及びダイカスト機によっても、2本の連結ロッド
を備えたものと同じ利益が得られることが理解されよ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビッグラー ニコラス カナダ ケベック ジェイ0アール 1 エイチ0 モーリン ハイツ サンセッ ト ロード 93 (56)参考文献 特開 平1−171823(JP,A) 実開 平2−104214(JP,U) 実開 昭50−67119(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/26 B22D 17/12 B22D 17/20

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの実質的に伸びない連結ロッドと、該
    連結ロッドによって連結された2つの側方プラテンとを
    もつ中実フレームと、連結ロッド孔が形成された移動プ
    ラテンと、移動プラテン駆動装置と、2つのダイとを有
    し、 一方の側方プラテンは連結ロッドの一端に連結され、他
    方の側方プラテンは連結ロッドの他端に連結されてお
    り、前記実質的に伸びない連結ロッドは前記連結ロッド
    孔を貫通しており、前記移動プラテンはそれぞれの側方
    プラテンに近づく方向又は離れる方向に移動するために
    前記連結ロッドによって案内され、移動は前記移動プラ
    テン駆動装置によって行われ、一方のダイは前記移動プ
    ラテンの内側面に設けられ、また、他方のダイは一方の
    側方プラテンの内側面に設けられており、また、前記2
    つの実質的に伸びない連結ロッド、前記移動プラテン駆
    動装置の開閉シリンダ並びに開閉ピストンロッドの長手
    方向中心線、及び前記ダイの中心は、ダイカスト機の長
    手方向中心線を通る共通な平面内にあり、 更に、射出ユニットと、射出ノズルとを有しており、射
    出ノズルが、固定プラテン上に取り付けられたダイの底
    部内に挿入され且つ維持されており、 更に、前記射出ユニットのための外側フレーム部材と、
    移動可能な射出ユニットフレームと、射出ユニットピス
    トンとを有しており、射出ユニットフレームが、該射出
    ユニットフレーム内で、傾斜して上前方及び下後方に移
    動でき、射出ユニットピストンが、射出ユニット外側フ
    レーム部材において、固定プラテンに連結されたダイの
    底部に近づく方向又は離れる方向に移動するようになっ
    ているダイカスト機。
  2. 【請求項2】2つの実質的に伸びない連結ロッドと、該
    連結ロッドによって連結された2つの側方プラテンとを
    もつ中実フレームと、連結ロッド孔が形成された移動プ
    ラテンと、移動プラテン駆動装置と、2つのダイとを有
    し、 一方の側方プラテンは連結ロッドの一端に連結され、他
    方の側方プラテンは連結ロッドの他端に連結されてお
    り、前記実質的に伸びない連結ロッドは前記連結ロッド
    孔を貫通しており、前記移動プラテンはそれぞれの側方
    プラテンに近づく方向又は離れる方向に移動するために
    前記連結ロッドによって案内され、移動は前記移動プラ
    テン駆動装置によって行われ、一方のダイは前記移動プ
    ラテンの内側面に設けられ、また、他方のダイは一方の
    側方プラテンの内側面に設けられており、また、前記2
    つの実質的に伸びない連結ロッド、前記移動プラテン駆
    動装置の開閉シリンダ並びに開閉ピストンロッドの長手
    方向中心線、及び前記ダイの中心は、ダイカスト機の長
    手方向中心線を通る共通な平面内にあり、 前記移動プラテン駆動装置が、クランプシリンダと、該
    クランプシリンダ内に設けられたクランプピストンと、
    開閉シリンダと、開閉ピストンと、開閉ピストンロッド
    と、前記クランプピストンと開閉シリンダとを係合させ
    且つ離脱させる手段とを有しており、開閉シリンダが、
    ダイ支持面とは反対側の移動プラテンの側面に連結され
    ており、開閉ピストンロッドがクランプピストンに連結
    されており、開閉シリンダ及び移動プラテンが開閉ピス
    トンに対して移動可能であり、更に、ダイカストのため
    に前記両ダイをクランプするため、また、鋳造金属の射
    出が完了し且つ圧力がクランプピストンから除去された
    後に、クランプピストンと開閉シリンダとを離脱させる
    ための、前記クランプピストンと開閉シリンダとを係合
    させる手段とを有するダイカスト機。
  3. 【請求項3】前記一方の側方プラテンが固定されてお
    り、両側方プラテンが互いに平行に維持された状態で、
    他方の側方プラテンが固定プラテンに近づく方向又は離
    れる方向に僅かに移動できることを特徴とする請求の範
    囲第1項又は第2項に記載のダイカスト機。
  4. 【請求項4】前記移動プラテンの基部に設けられた摺動
    体と、前記移動プラテンに設けられた前記摺動体を受け
    るための、前記移動プラテンの下方に設けられた機械の
    基部上の摺動板とを有しており、摺動板及び摺動体がダ
    イカスト機の長手方向軸線に対して平行に配置されてお
    り、移動プラテンが前記摺動体及び前記摺動板上に支持
    されていて、側方プラテンに近づく方向又は離れる方向
    に移動する、ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載
    のダイカスト機。
  5. 【請求項5】実質的に伸びない連結ロッドが、鋳造中
    に、0.254mm以上伸びないことを特徴とする請求の範囲
    第1項又は第2項に記載のダイカスト機。
  6. 【請求項6】実質的に伸びない連結ロッドが、鋳造中
    に、0.125mm以上伸びないことを特徴とする請求の範囲
    第1項又は第2項に記載のダイカスト機。
  7. 【請求項7】3つの実質的に伸びない連結ロッドと、該
    連結ロッドによって連結された2つの側方プラテンとを
    もつ中実フレームと、連結ロッド孔が形成された移動プ
    ラテンと、移動プラテン駆動装置と、2つのダイとを有
    し、 一方の側方プラテンは連結ロッドの一端に連結され、他
    方の側方プラテンは連結ロッドの他端に連結されてお
    り、前記実質的に伸びない連結ロッドは前記連結ロッド
    孔を貫通しており、前記移動プラテンはそれぞれの側方
    プラテンに近づく方向又は離れる方向に移動するために
    前記連結ロッドによって案内され、移動は前記移動プラ
    テン駆動装置によって行われ、一方のダイは移動プラテ
    ンの内側面に設けられ、また、他方のダイは一方の側方
    プラテンの内側面に設けられており、 前記3つの実質的に伸びない連結ロッドの長手方向中心
    軸線は、ダイカスト機の長手方向中心軸線に対して平行
    であり、かつ、ダイカスト機の長手方向中心軸線から等
    間隔で、互いに120゜の角度をなして間隔を隔てている
    ことを特徴とするダイカスト機。
  8. 【請求項8】前記一方の側方プラテンが固定されてお
    り、両側方プラテンが互いに平行に維持された状態で、
    他方の側方プラテンが固定プラテンに近づく方向又は離
    れる方向に僅かに移動できることを特徴とする請求の範
    囲第7項に記載のダイカスト機。
  9. 【請求項9】実質的に伸びない連結ロッドが、鋳造中
    に、0.254mm以上伸びないことを特徴とする請求の範囲
    第7項に記載のダイカスト機。
  10. 【請求項10】実質的に伸びない連結ロッドが、鋳造中
    に、0.125mm以上伸びないことを特徴とする請求の範囲
    第8項に記載のダイカスト機。
  11. 【請求項11】前記移動プラテン駆動装置が、前記一方
    のダイを前記他方のダイに近づけるように移動プラテン
    を移動させるための開閉駆動手段と、クランプシリンダ
    と、クランプピストンと、クランプピストンと開閉駆動
    手段とを連結するための手段と、前記ダイを一体にグラ
    ンプするためクランプピストンを付勢するための手段
    と、クランプピストンを除勢した後に、前記クランプピ
    ストンと開閉駆動手段とを離脱させるための手段とを有
    することを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記
    載のダイカスト機。
  12. 【請求項12】ダイを閉鎖、クランプ、及び開放するた
    めの移動プラテン駆動装置を有し、前記クランプピスト
    ンと開閉駆動手段とを係合及び離脱させる手段が、回転
    可能なバヨネットクラッチ構造からなり、該バヨネット
    クラッチ構造には、バヨネットの溝を有するバヨネット
    リングがクランプピストンに取り付けられており、バヨ
    ネットの歯が開閉駆動手段に取り付けられていることを
    特徴とする請求の範囲第11項に記載の駆動手段。
  13. 【請求項13】2つの固定プラテンと、移動プラテン
    と、該移動プラテンを開閉する開閉駆動手段と、シリン
    ダ及びクランプピストンを備えたクランプ機構と、クラ
    ンプピストンと開閉手段とを連結及び離脱させる連結手
    段とを有しており、一方のダイが一方の固定プラテンに
    連結されており、他方のダイが移動プラテンに連結され
    ており、移動プラテンの後部に連結された開閉シリンダ
    を更に有しているダイカスト機のダイを閉鎖、クランプ
    及び開放する方法であって、開閉駆動手段を閉じて固定
    プラテン上のダイと接触するように移動プラテン上のダ
    イを移動させ、クランプピストンが前進するときに、連
    結手段を閉じて、クランプピストンと開閉シリンダとの
    間を連結し、クランプピストンを前進させ両ダイをクラ
    ンプし、鋳造中にクランプシリンダを閉鎖状態に維持
    し、鋳造が完了するときクランプピストンを後退させ、
    クランプピストンと開閉駆動手段との間の連結手段を退
    避させ、開閉駆動手段を開く工程からなることを特徴と
    する方法。
  14. 【請求項14】前記連結手段がバヨネットクラッチを有
    しており、開閉駆動手段を閉じて、移動プラテン及び固
    定プラテンを一緒に移動させ、バヨネットクラッチを回
    転させて、クランプピストンと移動プラテンの後部の開
    閉シリンダとを係合させ、クランプピストンを閉じて両
    ダイをクランプし、クランプピストンを閉じてダイをク
    ランプし、鋳造中にクランプシリンダを閉鎖状態に維持
    し、鋳造が完了するときクランプシリンダを除勢してダ
    イからクランプ圧力を除去し、バヨネットクラッチを離
    脱させ、開閉駆動手段を開く工程とを有している、こと
    を特徴とする請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 【請求項15】射出ユニットの外側フレームと、内側フ
    レームと、ダイカスト流体容器と、射出ノズル支持体
    と、射出ノズルとを有するダイカスト機に使用する射出
    ユニットにおいて、前記内側フレームが外側フレームと
    ダイカスト機に対して傾斜して移動でき、前記ダイカス
    ト流体容器、射出ノズル支持体及び射出ノズルが内側フ
    レームに取り付けられていることを特徴とする射出ユニ
    ット。
  16. 【請求項16】前記ダイカスト機の固定ダイに隣接し且
    つ該固定ダイの下に配置され、前記内側フレーム、ダイ
    カスト流体容器及び射出ノズルは、射出ノズルが固定ダ
    イの底部に挿入されるように、傾斜して上方に移動でき
    ることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の射出ユニ
    ット。
  17. 【請求項17】ダイカスト面と、底面と、傾斜面と、ノ
    ズル座とを有するダイカスト機に使用するダイにおい
    て、前記底面が、ノズル座を備えた傾斜面を有してお
    り、前記ダイカスト面が、ノズル座まで貫通して延びた
    開口を備えていることを特徴とする、請求の範囲第16項
    の射出ユニットと共に使用するためのダイ。
  18. 【請求項18】前記傾斜面の傾斜角度が45゜であること
    を特徴とする、ダイカスト機に使用するための請求の範
    囲第17項に記載のダイ。
  19. 【請求項19】固定プラテンと、該固定プラテンに連結
    されたダイと、ダイの底部の射出ノズル受入れ手段と、
    ダイカスト流体をダイ内に射出する射出ユニットとを有
    しており、射出ユニットが外側フレーム部材と、内側フ
    レーム部材と、該内側フレーム部材を、外側フレームに
    対して傾斜角度をなしてダイの底部に近づく方向又は離
    れる方向に移動させる手段と、ミニホットと、内側フレ
    ーム部材に取り付けられた射出ノズルとを有するダイカ
    スト機にダイカスト流体を射出する方法において、固定
    プラテンにダイを固定し、幾つかの所定位置のうちの1
    つの位置で外側フレーム部材を固定プラテンに連結し、
    射出ノズルが射出ノズル受入れ手段内に座合するまで、
    ダイの底部に向かって斜め上方に、内側フレーム部材、
    ミニホット及び射出ユニットを移動させる工程を有して
    いることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】前記射出ユニットの外側フレーム部材に
    対して内側フレーム部材をロックするためのロック手段
    を備えたダイカスト機のダイの底部にダイカスト流体を
    射出し、射出工程中に射出座内に射出ノズルを維持すべ
    くロック手段を使用する工程を有していることを特徴と
    する請求の範囲第19項に記載の方法。
  21. 【請求項21】前記射出ユニットの内側フレーム部材が
    射出ユニットの外側フレーム部材内で移動する傾斜角度
    が45゜であることを特徴とする請求の範囲第20項に記載
    の方法。
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