JPH10175053A - ダイカスト機 - Google Patents

ダイカスト機

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JPH10175053A
JPH10175053A JP9276468A JP27646897A JPH10175053A JP H10175053 A JPH10175053 A JP H10175053A JP 9276468 A JP9276468 A JP 9276468A JP 27646897 A JP27646897 A JP 27646897A JP H10175053 A JPH10175053 A JP H10175053A
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die
casting
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die casting
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Guido Soell
ズール ギド
Wolfgang Fussnegger
フスネツガー ヴオルフガング
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/26Mechanisms or devices for locking or opening dies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/20Opening, closing or clamping
    • B29C33/202Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割可能なダイカスト型を有するダイカスト
機において、マシン構造の弾性起因の限界を越えて、操
作確実に大形ダイカスト品をダイカストする。 【解決手段】 本発明にもとづき、ダイカスト型のため
の保持力を型に組込んだ引張アンカなどによってダイカ
スト工具の内部に保持される力束回路で伝達する。引張
アンカは、ダイカスト工具の閉鎖状態では、上記ダイカ
スト工具に達し且つダイカスト工具の型分割面を越えて
延びてに引張に剛にクランプされ、開放のため、ダイカ
スト工具の型部分の少なくとも1つから分離できる。溶
湯の流動路の限定のため、鋳型に注形材料を供給する複
数の鋳込みシリンダが、、鋳型に分布させて設けてあ
り、上記鋳込みシリンダを介して、複数の箇所から同時
に、鋳型に充填できる。各種のダイカスト工具にダイカ
スト機を適合させるため、鋳込みシリンダは、その位置
に関して、型半部の分割面に平行に可動に保持され、当
該の調整位置に固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、W.Bo
vensmannの論文“精密且つ大容積のダイカスト
部材のための新時代のダイカスト機”、Giesser
ei−Praxis誌,No.7/1966,p115
〜119から公知と云える如き、請求項1のプレアンブ
ルに記載のダイカスト機から出発する。
【0002】
【従来の技術】1966年の上記文献には、ダイカスト
のみが言及、詳述されているが、もちろん、他の同種の
注形法も対象となる。これに関連して、排気鋳型におけ
るダイカスト、チキソ鋳造およびチキソ成形を挙げる。
この場合、一般に、工作物寸法に適合した金属量を開閉
自在の金属製成形工具に導入し、型に流動可能な軽金属
を充填し、高圧の作用によって成形し、次いで、取扱い
可能になるまで上記圧力の作用によって工作物を固化さ
せ、型から取出す形式の原成形法が対象となる。この場
合、この定義に含まれるすべての成形法は、概念“ダイ
カスト”によって把握される。これに関連して、例え
ば、ATZ誌およびMTZ誌の1996年の特別号の
B.Wendigerの論文“自動車工業における軽金
属”、A.Mundiの論文“チキソ鋳造ー将来の変形
技術”またはG.Springeの論文“自動車工業に
おけるアルミニウム製インサートの将来”を挙げる。
【0003】公知のダイカスト機は、原理的に横形プレ
スと同様に、2つの対向する垂直な固定プレート、即
ち、位置不動の固定プレートおよびストローク運動され
る固定プレートを有するよう構成される。可動の固定プ
レートは、4つの案内支柱によって、位置不動に保持さ
れた固定プレートに平行に案内される。固定プレートの
相互に向き合う側には、それぞれ、垂直な型分割面に沿
って分割されるダイカスト工具の部分が固定される。こ
の配置は、直立の注形位置にもとづき、必要である。型
には、重力方向へ上昇するよう充填が行われる。
【0004】注形および以降の固化の間に、−既述の如
く−ダイカスト工具の部分を相互に引離そうとする高圧
が溶湯に加えられる。この拡開力の大きさは、圧力の高
さおよびダイカスト工具の金属で濡らされる面の投影面
の高さから生ずる。工具部分が−急激ではなくても−開
いて、縁に鋳造バリを生ずることのないよう、明らかに
より大きい力でダイカスト工具を閉鎖は状態に保持しな
ければならない。必要な閉鎖力は、案内支柱および固定
プレートを介してダイカスト工具の部分に伝達される。
この場合、可動の固定プレートには、案内支柱を介して
位置不動の固定プレートに剛に結合された横方向外板に
支持される液圧シリンダが閉鎖方向へ作用する。
【0005】公知のダイカスト機の場合、鋳造品の操作
確実な鋳造可能な寸法には、固定プレートの弾性によっ
て当然の限界が課せられる。一方では、案内支柱を介し
て位置不動の固定プレートの縁に作用する閉鎖力の負荷
によって、他方では、本質的に上記固定プレートの中心
に作用するダイカスト工具の圧力の負荷によって、フッ
クの法則にもとづき、固定プレートおよび固定プレート
によって支持されたダイカスト工具の僅かであるが不可
避の変形が誘起される。ダイカスト工具の寸法の増大と
ともに、有効な力が、線形寸法の二乗で増加するのみな
らず、たわみも、線形寸法の三乗で増加する。案内支柱
の間の内法間隔が10%増加し且つ鋳造品の辺長さが1
0%増加すると、他の条件を同一として、現れる力は約
21%だけ増加し、たわみは、−100%の力において
−約33%だけ増加し、121%の力においてほぼ上記
増加量の和だけ、即ち、約54%だけ増加する。ダイカ
スト機の線形寸法が20%増大すると、他の条件を同一
として、たわみは、ほぼ2倍となる。たわみは、固定プ
レートの適切な補強方策によって補償できるが、この方
策の効果は部分的に過ぎない。なぜならば、自然法則、
即ち、この場合、フックの法則は、構造的法則によって
は無効とされないからである。常に、余分なたわみが残
存し、何れにせよ、たわみの程度が許容できるか否かが
問題となる。案内支柱の間のスパンが所定値を越える
と、補償方策も、固定プレートのたわみを妥当な範囲に
保持するのに役立なくなる。ダイカスト機の少なくとも
上記寸法において、−構造材料の弾性に起因して−工作
物寸法の当然の限界に達する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、鋳造
品寸法の提示の弾性起因の限界を越えて、操作確実に、
ダイカスト操作後のダイカスト機および型部分の弾性変
形が極く僅かで許容できる状態において、ダイカスト品
を注形できるよう、プレアンブルにもとづき依拠したダ
イカスト機を改良することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、−プレアン
ブルにもとづき依拠したダイカスト機から出発して−本
発明にもとづき、請求項1の特徴記載部分に開示の特徴
によって解決される。上記特徴にもとづき、固定プレー
トが閉鎖力によって負荷されないよう、ダイカスト型の
部分を統合する力束回路をダイカスト工具内で短絡す
る。固定プレートの剛性は、固定プレートに固定された
型部分に剛性的に完全に役立つ。型に組込まれダイカス
ト型を統合する引張アンカは、その位置およびその相互
間隔に関して、各ダイカスト品に個々に適合させること
ができ、かくして、相互間の曲げ長さは最適な短い数値
を取る。特に、−大半の事例に認められ如く−ダイカス
ト品が窓状開口、フレームパネルなどの開放箇所を有す
る場合に、ダイカスト品の輪郭内に1つまたは複数の引
張アンカを設置することもできる。
【0008】本発明は、従来は処理不可能な大きいダイ
カスト品の操作確実な製造に関して利点を与えるのみな
らず、従来の寸法のダイカスト機にも有利に使用でき
る。なぜならば、この種のダイカスト機は、より容易
に、従って、より安価に構成できるからである。
【0009】大きいダイカスト型内の溶湯の流動路を、
小さい滴に飛散した溶湯が過度に冷却されることなく通
過し得る区間に制限できるよう、本発明の合目的的な実
施例にもとづき、鋳型に鋳造材料を供給するための複数
の鋳込みシリンダを鋳型に分布させて設け、上記シリン
ダを介して複数の箇所から同時に鋳型に溶湯を充填でき
る。
【0010】本発明の別の合目的的な実施例を従属請求
項に開示した。更に、図示の複数の実施例を参照して、
以下に、本発明を詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、図1または図2を参照し
て、ダイカスト工具を設けたダイカスト機の構造を説明
する。説明は、部分的に、図3,5,6または図8の構
造にも当てはまる。ダイカスト機−図1にダイカスト機
の輪郭を破線1で示した−は、水平にも配置できるが、
図1,3,5または8とは異なり、概ね図2に示した如
く垂直に配置した位置不動の固定プレート9,9´を含
む。図1の実施例の場合、位置不動の固定プレート9に
は、3つのダイカスト型2,3,4の位置不動の型部分
7,7´または7″が固定されている。図2に示した実
施例の場合、位置不動の固定プレート9´には、大きい
標準ダイカスト型2´の位置不動の型部分が固定されて
いる。図1の実施例および図2の実施例は、何れも、固
定プレートに分布させて設けてあり鋳型に鋳造材料を供
給する複数の鋳込みシリンダ14,14´,14″(図
1の場合);17,17´,17″(図2の場合)を有
する。溶湯は、上記鋳込みシリンダを介して、複数の箇
所から同時に鋳型に充填でき、かくして、工作物寸法が
大きいにも拘わらず、短い充填・流動路が得られる。複
数の型部分範囲に対応して、複数の移行箇所20がダイ
カスト型に設けてある。工作物の位置与件および寸法条
件に適合するよう、鋳込みシリンダは、固定プレート
9,9´に平行な長穴19内を走行でき、当該の所要位
置に調整して固定できる。
【0012】位置不動の固定プレート9,9´に対向し
て、案内支柱に沿って平行に走行でき、対応する駆動装
置(図示してない)を備えた可動の固定プレート10が
設けてある。可動の固定プレートは、図1の実施例の3
つのダイカスト型2,3,4の可動の型部分8,8´,
8″を担持する。図2には、可動の固定プレートは図示
してない。可動の固定プレート10の後には、別個に駆
動、案内されれエゼクタプレート11が設けてあり、細
いエゼクタピン12は、上記エゼクタプレートから固定
プレート10および可動の型部分8,8´8″を介して
工作物まで突出する。このようなエゼクタプレートおよ
びエゼクタピンは、必要に応じて、不動の型部分の側に
設けることもできる。
【0013】3つのダイカスト型を有する図1のダイカ
スト機の実施例の場合、3つの鋳造品5,5´,5″を
同時に注形できる。さて、図1の実施例の特殊性は、上
記の3つの鋳造品は、−以下に述べる如く−別個の各鋳
造品として注形されるのではなく、挿入部材6,6´に
よって統合注形されて単一の大きい鋳造品に統合され
る。挿入部材6,6´は、同一材料からなる鋳造部材で
あるか、鋼板またはアルミニウム板からなる引抜部材で
ある。図2の場合、更に1工程だけ進行している。この
場合、大きい鋳造品18、例えば、車体の完全な側壁部
分が単一工作物として注形される。側壁部分は、双方の
ドア開口部と、車体の隣接の支持部材に対する接続部分
または結節要素とを含む。側壁部分には、上下に、フロ
アシルおよびルーフシルが設けてある。運転席ドア開口
部は、前方に関して、ウインドシールドガラスのサイド
ビームおよび運転席ドアの当接支柱、即ち、いわゆる、
Aピラーによって限定される。粗車体の製造時、複雑で
あるが鋳造技術的に簡単に作製できる形状のこの内側の
構造部材に、引抜金属板からなる外板(好ましくは、軽
金属板)が溶接され、かくして、車体の外部パネル形状
に対応する外殻を有し表面形状に関して高度の光学的要
求に答える中空体からなる安定な側壁構造が生ずる。
【0014】冒頭に述べた如く、このように大きいダイ
カスト工作物を単一の工作物として製造することは、極
めて難しい。充填時および工作物固化時に、高圧の溶湯
から型部分7/8,7´/8´,7″/8″に作用する
拡開力を操作確実に克服できるよう、相互に分離できる
型部分は、注形前且つ注形中、負荷できるよう相互に直
接に形状結合されており、かくして、ダイカスト型内に
存在する力束回路に保持力を伝達できる。この考え方
は、大きい工作物のためのダイカスト機のみならず、従
来可能な工作物のためのダイカスト機にも適用できる。
しかも、このようなダイカスト機は、容易に且つ安価に
構成できる。
【0015】型半部の直接的な形状結合のために、1群
の実施例(図2,5,6または8)の場合、ダイカスト
型に達し且つダイカスト型の型分割面を越えて延び、ダ
イカスト型内部に存在する力束回路内で保持力を伝達す
る引張アンカ15,27,27´,27″がダイカスト
型に組込んである。引張アンカは、図5,6,8に示し
た実施例の場合、頭部を介して位置不動の型部分にクラ
ンプされ、ダイカスト型の閉鎖状態では、対向する可動
の型部分に引張に剛に、しかも、分離可能にクランプさ
れる。この場合、分離可能なクランプ状態は、多様に構
成される。ダイカスト型の別の実施例(図1または3)
の場合、ダイカスト型には、別種のロック部材16,1
6´が設置してある。
【0016】図1または3の実施例の場合、ロック部材
16,16´は、中実材料から加工され位置不動の型部
分の外面に設置された横断面が台形の保持バーを含む。
この保持バーは、ダイカスト型2,3,4,4´の全ロ
ック側に沿って延びる。この保持バーは、−半部の−あ
りほぞ形状にもとづき、ありほぞバー23と呼ばれる。
対向する可動の型部分には、横断面をありほぞバーに関
して鏡像対称に形成し上方へ向くフランクを摺動方向に
対してくさび状に傾斜させた複数のありつぎツメ24が
設けてある。双方の部材、即ち、ありほぞバー23およ
び一連のありつぎツメ24を介して、摺動板21(図4
に内面を詳細に示した)を摺動させる。上記摺動板は、
連続のバーによってありほぞバーを下方から囲み、あり
つぎツメ24の幅よりも大きい内法相互間隔を有しあり
つぎツメに適合された対向ツメ25を上面に有する。摺
動板21は、液圧的または空気圧的に負荷されるロック
シリンダ22によって、2つの終端位置の間で往復摺動
される。ロックシリンダ22のハウジングは、位置不動
に保持されている。図3に示した開放位置では、ありつ
ぎツメ24は、対向ツメ25の間の中間スペースを介し
て露出され、従って、上部の型部分は、下部の型部分か
ら自由に引離すことができる。図3の左側の対向終端位
置、即ち、閉鎖位置では、型側のありつぎツメ24は、
対向ツメ25によって上方から係止され、摺動板21の
対応する摺動力および摺動方向に対する接触フランクの
傾斜にもとづき、大きい予応力で固定される。かくし
て、ダイカスト型は、大きい力で統合され、この場合、
鋳型の内圧に対抗する力線が、ダイカスト型内に保持さ
れる。
【0017】図2の実施例の場合、ダイカスト型2´の
双方の型半部の形状結合による統合のため、複数の引張
アンカ15(破線で示した)が分布させて設けてある。
上記引張アンカは、ダイカスト型内に工作物18の外輪
郭のまわりに配置されるのみならず、工作物の開放範囲
内、例えば、ドアの開口部内にも配置される。僅かな相
互間隔で分布させて配置した多数の引張アンカにもとづ
き、引張アンカの間の型部分の曲げ区間は短いので、ダ
イカスト型は、その寸法に拘わらず、溶湯の高い圧力に
抗して確実に閉鎖状態に保持される。この場合、対応す
る型部分における引張アンカの分離可能な端部のクラン
プ態様は図示してない。図9の態様のロックリングによ
るクランプが合目的的と思われる。しかしながら、この
場合、多数の引張アンカまたはロックリングを不規則に
配置したことにもとづき、必要なすべてのロックリング
について中央の回転駆動装置を設けるのが合目的的であ
る。例えば、すべてのロックリングは、その外周面を鎖
車として構成でき、あるいは、駆動チェーンによって相
互に駆動結合できる。この場合、駆動チェーンの1つに
作用する唯一つのロックシリンダによって、すべてのロ
ックリングを同時に回転でき、かくして、すべての引張
アンカを同時にクランプできまたは再び分離できる。
【0018】図5の実施例の場合、引張アンカ27の上
端のクランプのため、ダイカスト型の可動の型部分に
は、引張アンカの対向する周面に再びぶつかるよう引張
アンカの軸線方向へ延びる対応するスリットまたは長穴
内を摺動できる細いロックくさび28によってロックを
行う。ロックくさびは、下面で、上部の型部分の圧力負
荷される案内面に支持され、他方、くさびおよび引張ア
ンカの対応する長穴の上部境界面は、摺動方向に対して
傾斜している。ロックシリンダ22から加えられる所定
の力によって引張アンカ内にくさび28を導入すること
によって、所定の予応力で引張アンカをロックでき、か
くして、引張アンカの上記予応力によってダイカスト型
を統合できる。
【0019】図6,7の実施例の場合も、ダイカスト型
26´の型半部の形状結合による直接的なクランプのた
めに、引張アンカ27´が設けてある。可動の型部分に
引張アンカの自由端を分離可能にクランプするため、引
張アンカの突出端の範囲には、引張アンカのほぼ直角な
横断面を残して2つの対向するノツチが加工してある。
引張アンカ27´は、直角な横断面の長辺がバー29の
摺動方向に平行となるような周面位置において空転しな
いようダイカスト型に組込んである。ノツチの少なくと
も上面は、引張アンカの軸線に垂直に配置してあり、従
って、直角な横断面は、ノツチの間で、引張アンカのシ
ャフトの横断面に対応する直角にカットされた“ヘッ
ド”に移行する。上記“ヘッド”の下部境界面は、ロッ
クバー29の摺動方向に対してくさび状に傾斜されてい
る(但し図示してない)。引張アンカの“ヘッド”に
は、各引張ヘッドについて鍵穴類似の開口を有するロッ
クバー29が背面から係合し、この場合、上記開口の丸
い部分は、引張アンカの“ヘッド”を無接触で通過さ
せ、他方、上記部分に続く細い長方形部分は、背面から
“ヘッド”に形状結合する。ロックバーの上面は、長方
形開口部分の両側において、同じく、摺動方向に対して
くさび状に傾斜するよう構成されている。かくして、ロ
ックシリンダ22によって大きい力でロックバーが引張
アンカ27´の方向へ摺動される場合、ヘッド下面の対
応する傾斜と共働して、大きい予応力でヘッドを把持で
きる。もちろん、ロックバーは、上部の型部分の案内面
に負荷可能に支持され、従って、予応力およびダイカス
ト時に現れる拡開力は、上記案内面を介して上部の型部
分に伝達できる。
【0020】図8に示した如く、ダイカスト型26″の
型部分の形状結合による直接的なクランプのために引張
アンカ27″が設けてある。この場合、上部の型部分の
自由端の分離可能な固定は、各ロックバー30によって
実現される。図示の実施例の場合、上記ロックバーは、
半径方向へ突出するレバーおよび上記レバーに樞着した
ロッドを介してロックシリンダ22によって約90°だ
け往復旋回させることができる。ロックバーは、所定の
周面セクションの内面に、ネジ状パタンを備えており、
他方、上記周面セクションの中間の周面セクションの内
面は、平滑に且つ引張アンカ27″のシャフト部分の周
面輪郭に対応して構成されている。同様に、引張アンカ
の端部も、所定の周面セクションに、適合する雄ネジの
パタンを備えており、中間の周面セクションは、雄ネジ
の内径に対応して平滑に構成してある。ロックリングの
下面は、大きいナツトとして、固定の予応力および運転
力を可動の型部分に導くための案内面に支持される。ダ
イカスト型の開閉時、ロックリングは、空転しないよう
組込まれた引張アンカに対して、リングおよび引張アン
カのパタン範囲が交互に配置され、従って、引張アンカ
の自由端がロックリングを無接触で通過できるような周
面位置に旋回される。双方の型半部を統合閉鎖する場
合、ロックリングを引張アンカに対して約90°だけロ
ック位置に回転し、かくして、リング側およびボルト側
のネジ状パタンを相互に係合させ、予応力によってロッ
クリングをその案内面に当接させる。この場合、溶湯側
の型部分に作用する拡開力は、ダイカスト型内に存在す
る力束回路に型部分の間で吸収でき、従って、上記力
が、ダイカスト型外にあるダイカスト機の構造部材に負
荷されることはない。
【0021】図示の実施例に関して、各種の運動論的変
更例について言及する。1つには、すべての実施例にお
いて、もちろん、引張アンカの固定端を可動の型部分に
設け、ロック部材を位置不動の型部分に設けることがで
きる。更に、図8,9の引張アンカ・ロックの場合、ロ
ックリングを関連の型部分に不動に組込み、引張アンカ
を関連の型部分に回転自在に支持し、対応する回転駆動
装置を上記型部分に装備することができる。ロックリン
グまたは引張アンカの回転駆動は、−図2の実施例に関
連して説明した如く−ロック部材のすべてのグループま
たはより大きいグループについて、巻掛ドライブを介し
て駆動チェーンによって中央のロックシリンダから行う
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同時に充填できる複数のダイカスト型を設けた
ダイカスト機の部分横断面図である。
【図2】複数の供給箇所から充填できる鋳型を有するダ
イカスト機内の大きい鋳造品の図面である。
【図3】ダイカスト機に設置され摺動板で型半部をロッ
クするダイカスト型の別の実施例の側面図である。
【図4】ダイカスト機に設置され摺動板で型半部をロッ
クするダイカスト型の別の実施例の摺動板のみの斜視図
である。
【図5】可動の型半部に−この実施例の場合−摺動自在
のくさびによってロックされる引張アンカによって型半
部を相互に確保するダイカスト型の別の実施例の側面図
である。
【図6】鍵穴類似の開口を有する摺動バーによって引張
アンカをロックする形式の図5と類似のダイカスト型の
別の実施例の側面図である。
【図7】図6のダイカスト型の部分平面図である。
【図8】バヨネット蓋の態様で引張アンカをロックする
形式の図5と類似のダイカスト型の別の実施例の側面図
である。
【図9】引張アンカ上端および図8の引張アンカのロッ
クリングの詳細斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイカスト機 2,2´ ダイカスト型、 3 ダイカスト型 4,4´ ダイカスト型 5,5´,5″ 鋳造品 6,6´ 挿入部材 7,7´,7″ 位置不動の型部分 8,8´,8″ 可動の型部分 9,9´ 位置不動の固定プレート 10 可動の固定プレート 11 エゼクタプレート 12 エゼクタピン 13 案内支柱 14,14´,14″ 鋳込みシリンダ 15 引張アンカ 16,16´ ロック部材 17,17´,17″ 鋳込みシリンダ 18 鋳造品 19 14;17の変位路のための長穴 20 オーバフロー箇所 21 摺動板 22 ロックシリンダ 23 ありつぎバー 24 ありつぎツメ 25 21の対向ツメ 26,26´,26″ ダイカスト型 27,27´,27″ 引張アンカ 28 ロックくさび 29 ロックバー 30 ロックリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594080404 Epplestrasse 225,70546 Stuttgart,BRD (72)発明者 ヴオルフガング フスネツガー ドイツ連邦共和国 72074 チュービンゲ ン ケーテ−コルヴイツツ−シユトラーセ 12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割可能なダイカスト工具と、ダイカス
    ト工具を開閉する装置と、鋳造操作中に、圧力を受ける
    溶湯の側方から溶湯に作用する拡開力に抗して、相互に
    分離可能な型部分押圧統合する装置とを有するダイカス
    ト機において、拡開力に抗する保持力をダイカスト工具
    (2,2´,26,26´,26″)の内部に保持され
    る力束回路に伝達し、ダイカスト工具(2,2´,2
    6,26´,26″)の相互に分離可能な型部分をクラ
    ンプし、直接的に対向する、開閉自在な形状結合クラン
    プ機構を特徴とするダイカスト機。
  2. 【請求項2】 クランプ機構が、ダイカスト工具(2,
    2´,26,26´,26″)に組込まれた引張アンカ
    (27,27´,27″)から形成され、引張アンカ
    (27,27´,27″)が、ダイカスト工具(2,2
    ´,26,26´,26″)の閉鎖状態では、上記ダイ
    カスト工具に達し且つダイカスト工具(2,2´,2
    6,26´,26″)の型分割面を越えて延びてに引張
    に剛にクランプされ、開放のため、ダイカスト工具
    (2,2´,26,26´,26″)の型部分の少なく
    とも1つから分離できることを特徴とする請求項1のダ
    イカスト機。
  3. 【請求項3】 クランプ機構が、ダイカスト工具(2,
    2´,26,26´,26″)の外側のロック部材(1
    6,16´)から形成され、上記ロック部材が、ダイカ
    スト工具(2,2´,26,26´,26″)の閉鎖状
    態では、ダイカスト工具(2,2´,26,26´,2
    6″)の型分割面を被い、双方の型部分に引張に剛にク
    ランプされ、開放のため、ダイカスト工具(2,2´,
    26,26´,26″)の型部分の少なくとも1つから
    分離できることを特徴とする請求項1のダイカスト機。
  4. 【請求項4】 複数の鋳込みシリンダ(14,14´,
    14″,17,17´,17″)が、鋳型に注形材料を
    供給するため、鋳型に分布させて設けてあり、上記鋳込
    みシリンダを介して、複数の箇所から同時に、鋳型に充
    填できることを特徴とする請求項1のダイカスト機。
  5. 【請求項5】 複数のダイカスト工具(2,3,4)
    が、ダイカスト機(1)に並置してあり、複数のダイカ
    スト工具(2,3,4)の鋳型に同時に充填できるよ
    う、各ダイカスト工具には、それぞれ、当該の鋳型に注
    形材料を供給する独立の鋳込みシリンダ(14,14
    ´,14″)が配してあることを特徴とする請求項1の
    ダイカスト機。
  6. 【請求項6】 複数の鋳込みシリンダ(14,14´,
    14″,17,17´,17″)が、その位置に関し
    て、分割可能なダイカスト工具(2,2´,26,26
    ´,26″)またはダイカスト工具(2,3,4)の型
    半部の分割面に平行に、それぞれ、変位方向(19)へ
    可動に保持され、当該の調整位置に固定できることを特
    徴とする請求項4または5のダイカスト機。
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