JPH04262849A - ダイカストマシン - Google Patents

ダイカストマシン

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JPH04262849A
JPH04262849A JP4253691A JP4253691A JPH04262849A JP H04262849 A JPH04262849 A JP H04262849A JP 4253691 A JP4253691 A JP 4253691A JP 4253691 A JP4253691 A JP 4253691A JP H04262849 A JPH04262849 A JP H04262849A
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JP
Japan
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movable
casting
mold
fixed
plate
Prior art date
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Application number
JP4253691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoaki Ueno
豊明 上野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04262849A publication Critical patent/JPH04262849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/03Injection moulding apparatus
    • B29C45/12Injection moulding apparatus using two or more fixed moulds, e.g. in tandem

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンにおい
て、固定・可動両金型を開閉したり型締したりする横型
締機構を有し成形サイクルを向上させたダイカストマシ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダイカストマシンは、4隅をタイ
バーで連結された一対の固定盤と、これら両固定盤の間
にあってタイバーで進退自在に支持された可動盤とを備
えており、片方の固定盤と可動盤とには固定金型と可動
金型とがそれぞれ装着されている。そして、油圧シリン
ダにより直接またはトグル機構を介して移動して固定金
型に対して型合わせされた可動金型は、さらに型締シリ
ンダにより直接またはトグル機構を介して型締され、金
型のキャビティ内へ溶湯を鋳込んで固化させることより
成形製品を得るようにしている。
【0003】ところが、上記のような従来の成形機にお
いては、両固定盤と可動盤との3個の盤が設けられてい
ることにより、成形機の全長が長くなって好ましくない
。このような観点から、例えば特開昭61−23845
6公報に開示されているように、固定盤を1個にしたも
のが本出願人によって提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの型締装置でも、成形サイクル時間は成形機の能力
によって決定されてしまい、短時間で多量の製品を成形
するには限度があった。この場合、単純に成形機の台数
を増せばよいが、設置スペースが増大し、鋳込ユニット
や給湯機、製品取り出し機等を成形機の台数分必要とす
るため、設備負担が増大する問題がある。更に、従来構
造の型締装置では固定盤の片面側のみを加圧する型締を
繰り返すことにより固定盤に歪が発生してしまう問題が
あったため、固定盤の寿命が短くなってしまう欠点もあ
った。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目し、単
一成形機でありながら給湯装置等の付帯設備を増すこと
なく製品成形サイクルを倍増できるとともに、固定盤の
歪の発生を大幅に低減させることができる構造としたダ
イカストマシンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るダイカストマシンは、固定盤に対向し
て配置された可動盤をタイバーを介して接離させ金型の
型締を行わせる横型締機構を備えたダイカストマシンに
おいて、前記固定盤を中央に挟んで対称に一対の可動盤
を設けるとともに、各可動盤には中央の固定盤に対して
の型締機構を設けてなり、前記固定盤の近傍には鋳込手
段、離型剤噴射手段および製品取り出し手段から構成さ
れる1つの設備セットを往復移動可能に配備したもので
ある。
【0007】
【作用】上記構成によれば、固定盤の両面に固定金型を
取り付け、固定盤の両側において可動盤が移動し型開閉
を行うようにしているので、可動盤をそれぞれ駆動する
ことにより1つのマシンで複数の製品を同時的に成形す
ることができる。したがって、製品サイクルを単一の成
形機により倍増させることができるようになっている。 しかも、単一の固定盤は両面から型締加圧されるので、
固定盤の歪が両面均等に生じ、異形に変形することが防
止される。また、給湯装置を固定設置し、鋳込装置は固
定盤の両面に装着される金型の間の短い距離を往復させ
るように設置すればよく、また離型剤噴射手段や製品取
り出し装置も同様に往復移動させるように設置でき、こ
れらの付帯設備セットは単一の設備で足りるため成形自
動化のための設備負担が少なくて済む利点が得られる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るダイカストマシンの具
体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1〜図6は実施例に係る横型締竪鋳込型
ダイカストマシンに実施した例を示している。
【0010】図2において、ダイカストマシン1は、全
体を符号2で示すフレームを備えており、このフレーム
2は、機台全長にわたる横長直方形状に枠組形成された
フレーム本体3と、その上端部に支架されて連結部材4
,5,6で前後複数箇所を連結され断面コ字状に形成さ
れた左右一対のレール7とで一体形成されている。
【0011】このようなフレーム2の中央部には、正面
視をほぼ正方形状に形成された固定盤8が基板8aを介
して固定立設されており、その両面には一対の固定金型
9R、9Lが着脱自在に装着されている。
【0012】固定盤8の4隅にはタイバー孔が穿設され
ており、これらには機台の全長にわたって延びるタイバ
ー10が貫通挿入されて固定されている。このタイバー
10の固定は図示しないが、ボルトナット等により固定
盤8と強固に固定するようにしておく。
【0013】このようにフレーム2に固定立設されター
バー10が挿通固定された固定盤8に対面して、その左
右両側には一対の可動盤16R、16Lが設けられてい
る。この可動盤16R、16Lは、後述する支持機構に
よりフレーム2のレール7に摺動移動可能に装着され、
前記固定盤8に対して接離移動できるように進退自在に
支持されて立設している。また、可動盤16R、16L
の固定盤8への対向面には、それぞれ可動金型20R、
20Lが固定金型9R、9Lと対向して装着されている
。そして各可動盤16R、16Lの4隅にはタイバー孔
16aが穿設され、これに前記各タイバー10を貫通さ
せている。
【0014】このような可動盤16R、16Lにおいて
、図3および図4に左方の可動盤16Lに代表して示す
ように、可動盤16Lの外面の幅方向中央部には、同期
して回転する上下一対のモータ17が、後述する左右の
ボールねじ装置21のケース30を一体に連結している
連結板30aに固定されている。18は各モータ17の
モータ軸に軸着されたスプロッケットであり、19は各
モータ17に装着されてその回転を制動する制動装置と
しての断接自在なクラッチ内蔵型ブレーキである。
【0015】前記各タイバー10には、ボールねじ用の
ネジ部10aがそれぞれ設けられており、各ねじ部10
aの可動盤16Lからの突出部には、このねじ部10a
を含み全体を符号21で示す回転−直線運動伝達機構と
してのボールねじ装置が装着されている。ボールねじ装
置21は、図5に詳細に示すように、ねじ部10aと、
そのねじ溝と転動自在に係合する複数個のボール22と
、これらのボール22を球面孔で保持する円筒状のボー
ルホルダ23とを備えており、ボールホルダ23の周面
には、長い円筒状のボスを有するスプロケット24が嵌
着されてボルト25によりボールホルダ23と一体化さ
れている。そして、このスプロケット24と前記モータ
17のスプロケット18との間には、アイドラ26で緊
張された上下2条のチェーン27,28が張架されてお
り、上下のモータ17およびこれと一体のボールホルダ
23が同期して回転することにより4個のスプロケット
24が同期して回転し、ボール22とねじ部10aのね
じ溝との係合により、4個のボールホルダ23が回転し
ながら同期してタイバー10上を進退するように構成さ
れている。各スプロケット24のボス部外周面には、連
結板30aで左右に一体化されたケース30が、それぞ
れ軸受31、32、33とスラスト軸受34を介し嵌装
されてスプロケット24を回転自在に軸支しており、さ
らにケース30の端面には、円筒状に形成されたホルダ
35がボルト36で固定されている。37はボールホル
ダ23に隣接してタイバー10に摺動自在に嵌装された
輪板状のディスクであって、ホルダ35の内フランジに
より一方への移動を規制されており、このディスク37
とケース30との間の空間部内には、環状に形成された
ばねホルダ38がホルダ35側に内装して介装されてい
る。そして、ばねホルダ38の端面に穿設された複数個
のばね孔内には、ディスク37を弾発してボールホルダ
23との間に図に符号tで示す例えば1mmのすき間を
形成させる圧縮コイルばね39が介装されている。
【0016】一方、前記可動盤16Lの4隅には、各ボ
ールねじ装置21と対応するシリンダ孔16bがタイバ
ー10と同心状に設けられていて、その開口端は蓋体4
1で閉塞されており、シリンダ孔16b内には、全体を
符号41で示す型締シリンダが、可動盤16Lとねじ装
置21のボールホルダ23側とを連結して設けられてい
る。すなわち、型締シリンダ41はシリンダ孔16bの
底部に嵌着された鍔付き円筒状のシリンダブッシュ42
と、その外周面に摺動自在に嵌装されてシリンダ孔16
bおよび蓋体40の内周面に摺動自在に嵌合されたピス
トン43とで形成されており、シリンダ孔16b内には
、ピストン43のフランジによりヘッドエンド室44と
ロッドエンド室45とが隔成されて図示しない油圧装置
に接続されている。そして、ピストン43の後面の一部
からは押圧用のロッド34aが複数個突設されていて、
蓋体40に設けた孔を摺動自在に貫通しており、このロ
ッド43aの先端面は、ディスク37の前側に設けた孔
37aの底面に密着されている。また、ピストン43と
前記ディスク37との間は、蓋体40のボルト孔を貫通
するボルト46で連結されており、ピストン43が油圧
で作動していない状態において、ボールねじ装置21が
進退すると、ボルト46等で連結された可動盤16Lが
進退して可動金型20Lが固定金型9Lに対して型開、
型合せされる。また、型合せされてボールねじ装置21
がブレーキ19の作用で静止している状態において、シ
リンダ41のヘッドエンド室44へ送油すると、まずピ
ストン43が後方へ移動し、ロッド43aを介してディ
スク37がボールホルダ23に押付けられたのち、可動
盤16Lがわずかに前方へ移動して型締が行われるよう
に構成されている。型締に際してはディスク37により
圧縮コイルばね39が圧縮されてすき間tがなくなり、
ディスク37が型締半力でボールホルダ23に圧送され
る。
【0017】ここで前記フレーム2に対する可動盤16
R、16Lの支持機構について、図4、図6、図7によ
り左方可動盤16Lを代表して説明する。フレーム2の
左右のレール7には、長尺のプレート50が内側に溶着
されており、このプレート50には、全体を符号51で
示すリニヤガイドが装着されている。このリニヤガイド
51は、断面ほぼ正方形の長尺バー状に形成されてプレ
ート50の溝に嵌合固着され、無端状のボール溝52a
を上下に有するレール52と、上下のボール溝52a内
にほぼ密接して転動自在に並列された複数個のボール5
3と、コ字状に形成されてその無端状のボール溝54a
でボール53を回転自在に保持する複数個(本実施例で
は片側3個)のベアリング54と、ベアリング54の両
端面に固定されたカバー55とで形成されており、3個
のベアリング54は、側面に固着された横長長方形のプ
レート56で連結されている。一方、可動盤16Lの左
右下端面には、後半部を断面逆U字状に形成され前半部
を断面長方形状に形成された平面視短冊形のシュー57
が、逆U字状部を前記プレート56と係合させて固定さ
れており、係合部のピン孔にストッパ58で廻り止めさ
れて挿入されたピン59には、球体60が、球面をプレ
ート56の球状凹孔と係合させて回転自在に嵌装されて
いる。すなわち可動盤16Lと一体のシュー57は、ピ
ン59を中心にして揺動自在に形成されている。そして
シュー57の前側端部付近の断面長方形に設けられた複
数個のばね孔には、このばね孔の径よりの小径の頭部を
有するボルト61が挿入されてそのねじ部をプレート5
6のねじ孔に螺入させており、ボルト61の頭部とばね
孔の底面でもあるばね端着座面との間には、鋳込時にシ
ュー57の前端側が若干持上げられたときに圧縮される
圧縮コイルばね62が介装されている。このように構成
されていることにより、常時はリニヤガイド51のボー
ル53をボール溝内で転動させることにより、可動盤1
6Lが円滑に進退するとともに、型締後に鋳込したとき
の可動金型20Lに加わる大きな鋳込圧力の作用で可動
盤16Lが歪んだ場合、シュー57が圧縮コイルばね6
2を圧縮しながら図4の反時計方向に揺動して歪みが吸
収され、歪みがリニヤガイド51に及ばない。
【0018】さらに、可動盤16Lの対角位置に設けら
れた一対のロッド孔16cには、押出シリンダ63のピ
ストンロッド64が作用端をナット65で固定されてい
て、そのシリンダ部には、押出プレート66が両シリン
ダ63を連結して固定されており、この押出プレート6
6には、可動盤16Lのピン孔を貫通する複数個の押出
ピン67が、先端部を可動金型20Lのピン孔に進退自
在に係入されて基端部を固定されており、押出シリンダ
63に送油してそのシリンダ部を前進させることにより
、押出ピン67が前進して、可動金型20Lのキャビテ
ィ内で固化した製品が押出されるように構成されている
【0019】上述のような可動盤16Lの駆動機構や型
締機構は固定盤8を挟んで反対側に設けられた可動盤1
6Rにおいても同様に構成されており、固定盤8の両側
において同時にあるいは単独で作動可能になっている。 なお、図中69は上段の両タイバー10を先端部におい
て連結する連結板である。
【0020】上記のように構成された型締装置を有する
ダイカストマシンでは、固定盤8を中央にしてその両面
に装着される金型を通じて鋳込を行うが、この鋳込手段
は単一のユニットで構成され、左右の固定金型9R、9
L間にわたって移動する鋳込装置を備えている。これを
図1により説明する。
【0021】ダイカストマシンの下部にはピット70が
形成されており、このピット70内には型締方向に沿う
レール72が敷設されており、これには鋳込装置74が
横行移動可能に取り付けられている。鋳込装置74の横
行移動のためスクリュウロッドあるいはシリンダロッド
等の駆動ロッド76が連結され、鋳込装置74を任意に
位置移動させることができるようになっている。また、
この鋳込装置74は鋳込ノズル78が上下駆動できるよ
うに構成され、型締された金型への鋳込に際して上方に
突出させ、鋳込作業をなし、鋳込完了後は下降移動して
型開きに支障がないようになっている。また、ダイカス
トマシンの一端側には給湯機80が設置されており、前
記鋳込装置74が移動して給湯機80の前に達したとき
に給湯できるようにしている。このため、給湯機80は
炉本体82の先端に下向き給湯ノズル84を設け、鋳込
装置74が到達してそのノズル78と接続して給湯する
ように構成されている。
【0022】このようにして給湯を受けた鋳込装置74
は注湯対象の金型9R、20Rあるいは9L、20Lの
下部まで移動され、鋳込ノズル78を上昇して金型の注
湯口に接続されるようになっている。鋳込装置74の移
動に際して固定盤や可動盤にの下部にアーチ状の切り欠
きを形成し、移動の障害にならないようにしておく。
【0023】また、固定盤8の側部には成形製品の取り
出し装置86を設置しており、この装置86も鋳込装置
74のレール72と平行に敷設されたレール88を介し
て横行移動できるように構成されている。この取り出し
装置86は図示しないがロボットアームを備え、離型処
理している金型側に適宜移動して成形品を取り出すこと
ができるのである。
【0024】更に、ダイカストマシンの上方側には離型
剤噴射手段90が設置されている。これはマシン上方に
おいて3軸方向に駆動可能に取り付けられており、下端
にスプレーノズル92を設けたもので、成形品の取り出
し後にキャビティ内面に離型剤を噴射塗布するようにな
っている。
【0025】以上のように構成されたダイカストマシン
の動作を説明する。図示の型開状態で左右の可動盤16
R、16Lを交互に駆動操作対象とし、これらに付帯し
ている上下のモータ17を同期させて始動すると、チェ
ーン27、28でモータ17と駆動連結されたボールね
じ21の4個のスプロケット24が同期して回転し、こ
れと一体のボールホルダ23が回転するので、ボールね
じ装置21は、ボール22をタイバー10のねじ溝内で
転動させながら移動し、このとき型締シリンダ41が静
止していることにより、ボルト46でボールねじ装置2
1と連結された可動盤16R、16Lが固定盤8方向へ
移動する。このとき圧縮コイルばね39は伸びていてす
き間tが形成されたままである。可動盤16R、16L
の移動に際しては、ボールねじ装置21を設けたことに
加え、可動盤16R、16Lと一体のシュー57とフレ
ーム2のレール7との間に左右一体のリニヤガイド51
が設けられていて、そのボール53がボール溝52a内
で転動するので、可動盤16R、16Lが円滑に移動す
る。また、従来のナットに相当するタイバー10保持部
であるボールねじ21が常に可動盤16R、16Lから
離れずに追従するので、可動盤16R、16Lの平行度
が保持されるとともに、タイバーガイドを必要としない
【0026】可動盤16R、16Lの移動により可動金
型20R、20Lが固定金型9R、9Lに接触して型合
せが行われるか、あるいは型合せの直前まで移動すると
、モータ17が停止してその回転はブレーキ19によっ
て制動され、ボールねじ装置21が停止するとともに、
ケース30は移動できないようになる。この状態で型締
シリンダ41のヘッドエンド室44へ送油されるので、
最初はピストン43がボールねじ装置21方向へ移動し
てロッド43aでディスク37を後方に押す。このとき
、圧縮コイルばね39を圧縮し、ディスク37がボール
ホルダ23に接触してからは可動盤16R、16Lが固
定盤8方向へわずかに移動して固定金型9R、9Lに対
する型締が行われる。この場合も、ボールねじ装置21
の精度が高いこととボールねじ装置21が可動盤16R
、16Lに近接していることとにより、可動金型20R
、20Lの平行度が保持され、型締精度が良好になって
金型9R、20Rおよび9L、20Lのすき間からばり
が噴き出したりすることがない。なお、型締反力により
ディスク37とボールホルダ23とが圧接されて摩擦力
が発生するので、ブレーキ19の作用とあいまって、ボ
ールホルダ23やボールねじ装置21が押されてもタイ
バー10上で回動するということがない。
【0027】このようにして固定盤8の両側で型締が可
能となっているが、これは左右交互に行われるようにな
っており、型締された金型に対して鋳込作業が行われる
とともに、鋳込作業が行われていない側の金型では製品
取り出しおよび離型剤のスプレー噴射をなすような成形
サイクルをとるようにしている。まず、右方の金型9R
、20Rの型締を行っている場合、この金型9R、20
Rに対しての鋳込作業を行う。これはマシン下部に設備
されている鋳込装置74により行われるが、鋳込開始に
先立って当該鋳込装置74を給湯機80の前に移動して
おき、給湯ノズル84に鋳込ノズル78を接続して給湯
を受けておく。このような準備作業が整った鋳込装置7
4を型締された金型9R、20Rの下部位置まで移動さ
せ、鋳込ノズル78を上昇して注湯口に接続するのであ
る。この状態で鋳込シリンダのプランジャチップを前進
させると、溶湯が両金型9R、20Rのキャビティ内に
鋳込され、これが固化して製品が得られる。
【0028】製品が固化したのち、型締シリンダ41の
ロッドエンド室45に送油すると、可動盤16R、16
Lが固定盤8から離れる方向へわずかに移動して型開が
行われるが、この場合、圧縮コイルばね39の弾発力が
型開力として作用するので、型離れがよい。型開後はブ
レーキ19を解除したのち、上下のモータ17を逆方向
へ同期回転させると、ボールねじ21の作用でこれと可
動盤16R、16Lとがタイバー10上を移動して可動
金型20R、20Lは固定金型9R、9Lに対して大き
く型開され、キャビティ内の製品は、可動金型20R、
20L側に保持されたままになっている。そこで、押出
シリンダ63のロッドエンド側へ送油すると、そのシリ
ンダ部が前進してこれと一体の押出プレート66が前進
し、押出ピン67がキャビティ内の製品を押出すので、
これを受けて機外へ取出すことにより鋳込作業が終了す
る。
【0029】一方、先行して型締がなされ鋳込が完了し
ている左方の金型9L、20Lでは成形品の取り出し作
業を並行して行うようになっており、この左方金型9L
、20Lでは製品取り出し装置86および離型剤噴射手
段90をその近傍に移動させている。そして製品が離型
されると製品取り出し装置86が駆動され、そのアーム
等で製品を把持あるいは側方に押出し、マシンから取り
出す作業が最初に行われる。そして、この取り出し作業
が完了した後、離型剤噴射手段90のスプレーノズル9
2が下降し、キャビティに離型剤を噴射して次の鋳込み
作業の準備を完了する。
【0030】右方の金型9R、20Rへの鋳込が完了し
た鋳込装置74は、給湯機80側に即座に移動させて給
湯を受けておき、次の鋳込作業に備えて待機させておく
。そして、右方の金型9R、20Rでの製品固化、製品
取り出し、離型剤噴射の作業中において、左方の可動盤
16Lを駆動して金型9L、20Lの型締を行わせ、鋳
込装置74をその下部まで移動させ、同様に鋳込作業を
行わせ、右方で製品の取り出し作業中に成形作業を行わ
せるのである。
【0031】なお、鋳込時における溶湯の圧力により可
動盤16R、16Lの中央部が上下両端部よりわずかに
多く押されて歪み、可動盤16R、16Lのフレーム2
による支持部にその応力が作用するが、本ダイカストマ
シンにおいては、この歪みによる応力がシュー57に作
用してこれが球体60を回動させかつ圧力コイルばね6
2を圧縮しながらピン58を中心にして揺動するので、
歪みが吸収されてリニヤガイド51に及ぶことがない。
【0032】また、通常は4個のピストン43を同期し
て駆動する場合に同一圧力で駆動するが、これらのうち
の1個または2個のピストン43に作用される圧力を適
宜変えて可動盤16R、16Lや可動金型20R、20
Lに作用する型締力を部分的に変えて、金型の1箇所か
らばりが噴き出すのを防止することもできる。
【0033】更に、本実施例では駆動装置の運動を可動
盤に伝達する回転−直線運動伝達機構としてボールねじ
装置21を例示したが、ねじ軸とこれと噛合うナットか
らなる通常のねじ装置や、ラックとピニオンとからなる
伝達機構でもよい。さらに、上記ボールねじ装置や通常
のねじ装置の場合、回転駆動する側は、ねじ軸側にして
もよいし、ボールホルダやナット側にしてもよい。この
場合、可動盤16R、16Lの移動のための動力発生装
置を設けてその移動に合せねじ軸とボールホルダやナッ
トとを相対的に回動させてもよい。
【0034】また、本実施例においては、本発明を横型
締竪鋳込型のダイカストマシンに実施した例を示したが
、竪型締型のダイカストマシンにも同様に実施すること
ができ、同様の作用効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば、ダイカストマシンにおいて、固定盤に対向し
て配置された可動盤をタイバーを介して接離させ金型の
型締を行わせる横型締機構を備えたダイカストマシンに
おいて、前記固定盤を中央に挟んで対称に一対の可動盤
を設けるとともに、各可動盤には中央の固定盤に対して
の型締機構を設けてなり、前記固定盤の近傍には鋳込手
段、離型剤噴射手段および製品取り出し手段から構成さ
れる1つの設備セットを往復移動可能に配備したので、
単一成形機でありながら給湯機からなる成形自動化設備
を増すことなく製品成形サイクルを倍増できるとともに
、固定盤の歪の発生を大幅に低減させることができると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る横型締竪鋳込型ダイカス
トマシンの全体構成を示す概略側面図である。
【図2】実施例のダイカストマシン本体の側面図である
【図3】図2の端面図である。
【図4】左方可動盤側を示すの図3のA−A線断面図で
ある。
【図5】左方可動盤におけるボールねじ装置および型締
シリンダ部の断面図である。
【図6】図4のB−B線から見た半部断面図である。
【図7】リニアガイドの正面図である。
【符号の説明】
8                固定盤9R、9L
        固定金型 10              タイバー10a  
          ねじ部11          
    ナット16R、16L    可動盤 17              モータ20R、20
L    可動金型 21              ボールねじ装置22
              ボール23      
        ボールホルダ24         
     スプロケット27,28        チ
ェーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定盤に対向して配置された可動盤を
    タイバーを介して接離させ金型の型締を行わせる横型締
    機構を備えたダイカストマシンにおいて、前記固定盤を
    中央に挟んで対称に一対の可動盤を設けるとともに、各
    可動盤には中央の固定盤に対しての型締機構を設けてな
    り、前記固定盤の近傍には鋳込手段、離型剤噴射手段お
    よび製品取り出し手段から構成される1つの設備セット
    を往復移動可能に配備したことを特徴とする成形機用型
    締装置。
JP4253691A 1991-02-14 1991-02-14 ダイカストマシン Pending JPH04262849A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179331A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Kochi Univ Of Technology ダイカスト装置及びダイカスト方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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