JP2969304B2 - 射出成形装置の金型交換装置 - Google Patents

射出成形装置の金型交換装置

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JP2969304B2
JP2969304B2 JP3328389A JP32838991A JP2969304B2 JP 2969304 B2 JP2969304 B2 JP 2969304B2 JP 3328389 A JP3328389 A JP 3328389A JP 32838991 A JP32838991 A JP 32838991A JP 2969304 B2 JP2969304 B2 JP 2969304B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1756Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横型締型のダイカストマ
シンや射出成形機などの射出成形装置において、使用済
の金型を機外へ取出してその代りに次の金型を装着する
金型交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の金型交換装置としては、例えば
本出願人会社の1が提案して実公昭58−2536号公
報に開示されている装置が知られており、この金型交換
装置とこれを設けた横型締型の射出成形装置はおおむね
次のように構成されている。
【0003】すなわち、例えば横型締型ダイカストマシ
ンの場合、マシンベース上には、4隅をタイバーで連結
された固定盤と型締盤とが平面を対向させて立設されて
いてこれら固定盤と型締盤との間には、型締盤に固定さ
れた型締シリンダにより固定盤に対する遠近方向へ進退
する可動盤が、タイバーに摺動自在に支持されて設けら
れており、可動盤と固定盤とには、可動金型と固定金型
とがそれぞれ着脱自在に装着されている。そして可動金
型は、型締シリンダにより可動盤とともに移動して固定
金型に対し型締され、型締された両金型のキャビティに
射出された溶湯が固化することにより製品が得られる。
【0004】このように構成されたダイカストマシンに
付設される金型交換装置は、型締時の金型の下方に位置
して下側一対のタイバーに支持され型締方向と直交する
方向に延びる1個のローラテ−ブルを備えており、この
1個のローラテーブルには、軸方向をローラテーブルの
延設方向と直交させモータで駆動されて一斉に回転する
複数個のローラが、固定盤側と可動盤側とにそれぞれ1
列ずつ、ローラテーブルの上面から一部を露呈させてロ
ーラテーブルの延設方向に並列されている。なお、通常
の型開閉時には可動盤側のローラの上面と可動金型の下
面との間にわずかなすき間が設けられている。また、固
定盤の左右両側面には、ローラテーブルを型締方向に進
退させる油圧シリンダが固定されている。機外にはロー
ラテーブルに連続する架台が床上に固定されて設けられ
ており、この架台にもローラが設けられている。なお、
可動金型は一般的に大きくて重いので、可動金型を可動
盤に固定するクランプ装置の他に、可動金型の先端下面
を下から支えておくための可動金型受け装置を設けてい
る。
【0005】このように構成されていることにより、金
型を交換する場合には、使用済の固定金型と可動金型と
を連結板等で一体化したのち、固定盤,可動盤との固定
を解き、固定盤側に寄って停止しているローラテーブル
のローラ上に載置する。この場合、可動盤側金型受け装
置を、前記可動金型下面とローラ上面との間のすき間分
だけ下降させて可動金型をローラ上に下ろす。勿論、固
定金型の下面と固定盤側のローラの上面との間にも同様
のすき間を設けておいて、固定金型を可動金型と一緒に
ローラ上に下ろすこともできる。
【0006】そして、油圧シリンダによりローラテーブ
ルを固定盤から離れるように可動盤側へ少し移動させ、
モータを作動させると、ローラがいっせいに回転するの
で、金型はローラの転動により架台上に移動する。そこ
で、架台上の使用済金型を次の金型と交換し、先程とほ
ゞ逆順序で次の金型を装着する。なお前記公報には、架
台を機台の両側方に設けて次の金型をあらかじめ反対側
の架台上に準備し、使用済の金型を機外の架台上に排出
したあと直ちに次の金型を反対側の架台から機内へ供給
することが開示されている。
【0007】ところで、近年射出製品の複雑化により中
子を用いることが多くなり、横型締型の場合には、中子
を進退させるシリンダが金型の下方へ垂下されているこ
とが多いが、前記従来の金型交換装置においては、この
ような中子シリンダ付きの金型に対する考慮がなされて
おらず、これに対応するためにはローラテーブルを支持
している下側のタイバーやローラテーブルの連結部材を
金型交換のたびに取り外さなければならず、この作業は
ほとんど不可能であるという問題がある。
【0008】その他にこの金型交換装置においては、特
別に可動金型受け装置を設けておく必要があり、また、
金型をローラテーブル上に下ろすための昇降可能な可動
盤金型受け装置を作動させたり、クレーンを用いたりす
る必要があった。
【0009】そこで近年は前記の例におけるような1個
の幅の広いローラテーブルを、中子シリンダの通過が可
能なように別体にしたものが提案されているので、以
下、この装置について説明する。
【0010】この装置は、通常は固定盤に隣接するロー
ラテーブルと、可動盤から固定盤方向に離間して設けら
れているローラテーブルとの互いに別体に形成された2
個のローラテーブルからなる金型受け台を備えており、
固定盤側金型受け台はマシンベース等の機台側水平部材
上に機台の軸線方向へ摺動自在に設けられている。そし
て、可動盤側金型受け台は、マシンベース上を可動盤と
一体となって摺動する可動盤用のガイドシュー上に機台
の軸線方向へ摺動自在に設けられている。そして固定盤
側の金型受け台は、固定盤に支持されたシリンダで進退
駆動自在に設けられている。固定金型と可動金型とは、
固定盤と可動盤とに取付けられている状態でもその下面
がこれらローラテーブルからなる金型受け台の上面のロ
ーラに接している。
【0011】なお、固定金型の下面には、固定盤側金型
受け台のローラが入る溝が設けられており、また、固定
金型と可動金型とは、所定の幅を有するダイクランプ装
置によってそれぞれ固定盤と可動盤に着脱自在に取付け
られている。したがって金型交換時には、両方の金型を
固定盤と可動盤との金型取付け面からダイクランプ装置
の幅よりも幾分大きく離した状態にしたのち、固定盤側
と可動盤側の金型受け台のローラ上を移動させて外へ取
出す必要がある。
【0012】このように構成されていることにより、金
型の交換に際しては、固定盤に対する固定金型の固定
と、可動盤に対する可動金型の固定とを解いたのち、可
動盤を移動させて型開すると同時に、固定盤側のシリン
ダで固定盤側金型受け台を押出し、両方の金型を両方の
ダイクランプ装置と干渉しない位置まで移動させる。こ
のとき、可動盤の移動に伴い、可動盤側の金型受け台の
ローラは可動金型の下面を滑りながら横移動する。
【0013】このあと、中子シリンダ等が金型から垂下
されている場合は、金型取出側でかつ下側のタイバーを
抜くことにより、両金型を金型受け台のローラを転動さ
せながら機外へ取出すことができる。この場合、金型か
ら垂下されている中子シリンダ等は、その移動径路が空
間部となっておれば、金型の取出に支障がない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の金型
交換装置において、金型を交換する場合には、固定金型
と可動金型とのダイクランプ装置を解除して固定金型と
可動金型とを固定盤と可動盤から外したのち、可動盤を
型開方向に後退させ、固定盤に支持されたシリンダを前
進させて固定盤側金型受け台を可動盤側へ押出す。こう
することにより、固定盤側金型受け台のローラが溝に入
っている固定金型と、金型交換のために固定金型と一体
に連結した可動金型とは、前記シリンダの作動に伴って
可動盤側の所定の位置まで移動する。しかしながらこの
場合、可動盤側の金型受け台は、型開方向に後退する可
動盤と一体になっているので、この金型受け台はシリン
ダによる金型の押出量よりも大きく後退し、可動盤側の
金型受け台のローラは、可動金型の下面を滑りながら型
開方向に後退して可動金型の可動盤側端部近くで停止す
る。この場合、可動金型の下面を滑って回転方向とは直
角な横方向に移動するローラが損傷する可能性が大きい
という問題がある。
【0015】また、上記の場合、可動金型の下面から中
子用のシリンダが垂下されているものにおいては、金型
を金型受け台のローラ上で移動させてマシン外に取出す
場合に、中子シリンダが金型受け台と干渉しないように
しておく必要があるので、金型交換のために可動盤側の
金型受け台のローラを停止させる位置は、可動金型下面
の可動盤側端部近くになるようにして、可動金型下面の
固定金型側をかなり大きく明けるようにしておかなけれ
ばならないという問題がある。
【0016】さらに、正規の型締時において可動盤側金
型受け台のローラが接していた可動金型の下面位置と、
可動金型と可動盤とがともに違った量だけ後退した金型
交換時における可動盤側金型受け台のローラが接してい
る可動金型の下面位置との間の距離をかなり大きくとる
必要があるために、可動金型自体の型締,型開方向の幅
をかなり大きくする必要がある。この結果、可動金型の
容積や重量が必要以上に大きくなって無駄が生じるばか
りでなく、可動金型を可動盤に装着,支持しておく上で
大きな保持力が必要になるという不具合が生じるし、ま
た、重い金型を型締,型開時に動かさなければならない
ので、大きな駆動エネルギが必要になるという問題があ
る。勿論、このために金型を改造することは大変であ
る。
【0017】一方、前述したように、可動盤側金型受け
台のローラを、可動金型下面の可動盤側端部近くで停止
させなければならず、このためにリミットスイッチ等の
作動で可動盤を型開途中で停止させる必要があるが、こ
のようにリミットスイッチ等の作動で可動盤を型開途中
で停止させる場合には、リミットスイッチや、油圧切替
弁や型締シリンダ等の作動状態により、可動盤の停止位
置が必ずしも常に一定位置になるとは限らず、もし、可
動盤が所望の位置よりも後方まで後退し過ぎた場合は、
可動盤側金型受け台のローラが可動金型から外れてしま
うことになり、可動金型が落下するおそれがあってきわ
めて危険であるばかりでなく、金型や金型受け台の一部
が傷付いたり破損したりして部材の耐久性だ低下し、ま
た、これを修理したり正常な位置に戻したりする手間が
余分にかかることになって準備時間が延長し機械の稼働
率が低下するという問題がある。
【0018】このような欠点をなくすために、可動盤側
の金型受け台を可動盤側のガイドシュー上に摺動自在に
設けてこの金型受け台を金型交換時における可動盤後退
時に固定盤側へ移動させるためのシリンダを可動盤に装
着した装置を採用することが考えられるが、この場合、
金型を交換しようとして可動盤を型開方向に後退させる
ときに、固定盤側のシリンダを前進させて固定盤側金型
受け台を型開方向に押出すとともに、可動盤側のシリン
ダを前進させて可動盤側金型受け台を型締方向に押出し
可動盤を型開方向の途中で停止させたときに、可動盤側
金型受け台のローラを可動金型の可動盤側の下面端部付
近に位置させるようにしなければならない。
【0019】しかしながら、この場合は、可動盤側のシ
リンダによる可動盤側金型受け台の型締方向への移動
を、可動盤の型開方向への移動に逆方向で同調させなけ
ればならず、また、固定盤側のシリンダの操作による固
定盤側金型受け台と固定金型の移動に同調させて可動盤
側金型受け台を移動させる必要がある。しかし、この作
業は難しく面倒であるばかりでなく、一定位置を保持す
べき可動盤側金型受け台が移動することにより前記従来
例と同様に可動金型が可動盤側金型受け台のローラから
落下するおそれがあってきわめて危険であり、また、落
下により金型を損傷するという問題がある。さらにこの
ような危険性を無くすために、ローラを係合させる溝を
可動金型の可動盤側端部付近の下面に設けなければなら
ないので加工が面倒で製作費が嵩むという問題がある。
【0020】本発明は以上のような点に鑑みなされたも
ので、金型交換時に金型受け台と金型との相対位置が変
らないようにし、たとえば中子シリンダ付きの金型であ
っても、金型の交換を安全かつ容易に行うことを可能に
した射出成形装置の金型交換装置を提供することを目的
としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係る射出成形装置の金型交換装置は、
固定盤側金型受け台を、固定盤に隣接させて機台側水平
部材上に摺動自在に設けるとともに、この固定盤側金型
受け台とは別体に形成した可動盤側金型受け台を、固定
盤側金型受け台から所定間隔をおいて離間するように可
動盤に隣接させた状態で可動盤と一体のガイドシュー上
に摺動自在に設けている。そして、これら両方の金型受
け台を金型出入り側の下方において連結ロッドで着脱自
在に連結し、この連結ロッドの一端を一方の金型受け台
に固定し、他端を着脱部材を介して他方の金型受け台に
着脱自在に取付けている。また、両方の金型受け台の上
面に機台の軸線方向と直交する方向に並列する複数個の
ローラを設けている。
【0022】
【作用】本発明によれば、通常の型締,型開を行う鋳造
時には、固定盤側金型受け台と可動盤側金型受け台と
が、互いに所定間隔をおいて離間しそれぞれ固定盤と可
動盤とに隣接した状態でローラによって固定金型と可動
金型との下面を支持している。そして、固定盤側金型受
け台と可動盤側金型受け台とを互いに連結する連結ロッ
ドの一端は、一方の金型受け台との連結を断たれてい
る。このように金型受け台の連結ロッドを分離した状態
で型締,型開を行うようにした。
【0023】金型の交換に際しては、固定金型と可動金
型とを一体にしたのち固定金型と可動金型および固定盤
と可動盤との固定を解き、例えば、一端が固定盤側金型
受け台に固定された連結ロッドの他端を、着脱部材を介
して可動盤側金型受け台に装着する。次いで型開すると
同時に固定盤側に支持された駆動装置により固定盤側金
型受け台を所定位置まで押すと、これと連結ロッドで連
結された可動盤側の金型受け台も所定位置まで移動す
る。そこで、ローラを回転させると、両金型受け台上の
金型が機外へ取出される。
【0024】
【実施例】図1ないし図7は本発明に係る金型交換装置
を横型締型のダイカストマシンに実施した例を示し、図
1はこれを実施した横型締型ダイカストマシンの固定
盤,可動盤周辺の正面図、図2は図1のII−II断面図、
図3は図1のIII −III 断面図、図4は図1の紙背側か
ら見た金型取外し状態で示す固定盤,可動盤周辺の背面
図、図5は同じく図1の紙背側から見た型締状態で示す
固定盤,可動盤周辺の背面図、図6は連結ロッド着脱部
の拡大正面図、図7は図6の VII−VII 断面図である。
【0025】図において、マシンベース1の両端部に
は、固定盤2と図示しない型締盤とが平面を対向させて
立設されており、これらの4隅はタイバー3A〜3Dで
連結されている。タイバー3A〜3D上には、型締盤と
の間をトッグル機構で連結された可動盤4が、固定盤2
に対する遠近方向へ進退自在に支持されており、固定盤
2と可動盤4とには,例えば着脱自在な連結板5によっ
て一体的に連結され得る固定金型6と可動金型7とがそ
れぞれ別個にダイクランプ装置6a,7aによって着脱
自在に装着されている。図1,図4では固定金型6と可
動金型7とが交換のために固定盤2,可動盤4から取外
されて機外への取出位置へ移動した状態を示しており、
また、可動盤4が型開された状態を示している。さら
に、4個のタイバー3A〜3Dのうち金型取出側で下側
のタイバー3Cは周知の技術により可動盤4側へ抜かれ
るように構成されている。21は可動金型7の下面に垂
直に取付けられている中子用シリンダである。
【0026】機台側水平部材としての前記マシンベース
1に設けられたガイドプレート1a上には、長方形状に
形成されて固定盤2に隣接する固定盤側金型受け台8
が、機台の軸線方向へ進退自在に設けられており、ま
た、可動盤4はこれと一体的に設けられたガイドシュー
4aを介し機台側水平部としてのマシンベース1に、機
台の軸線方向へ進退自在に設けられている。また、長方
形状に形成されて可動盤4に隣接する可動盤側金型受け
台9は、ガイドシュー4aの上で軸線方向へ進退自在に
設けられている。9aは可動盤側金型受け台9用のガイ
ド棒であり、その一端は、可動盤4ないしはガイドシュ
ー4aに固定されている。そしてこれら両金型受け台
8,9の上端部には、回転自在な多数のローラ10が一
部を金型受け台8,9の上面から露呈させ機台の軸線方
向と直交する方向に並列して設けられており、これらの
ローラ10は、金型受け台8,9に固定されたモータ1
1により図示していないチェーンを介して回転駆動され
ている。
【0027】12は固定盤2の両側面にそれぞれ固定さ
れた駆動装置としての油圧シリンダであって、そのピス
トンロッド13の作用端は金型受け台8に固定されてお
り、油圧でピストンロッド13を進退させることによ
り、図5に示すように金型受け台8が固定盤2に隣接す
る位置と、図1,図4に示す固定盤2から離れた位置と
の間で進退するように構成されている。
【0028】このように構成された固定盤側金型受け台
8と可動盤側金型受け台9とは、本実施例の場合、2本
の連結ロッド14、15により着脱自在に設けられてい
る。このうち金型取出側の連結ロッド14は、金型受け
台8,9の下方であるマシンベース1の上端部とほゞ同
高位に設けられており、他の反金型取出側の連結ロッド
15はタイバー3Dの付近に設けられている。またこの
連結ロッド14は、一端を固定盤側金型受け台8の金型
取出側側面に固定されており、水平状に延びる連結ロッ
ド14の他端は、図6,図7に拡大して示すように、可
動盤側金型受け台9の金型取出側側面とその反対側の両
面とに着脱自在に装着されている。金型取出側の連結ロ
ッド14の取付位置をマシンベース1の位置のように低
い位置に配したのは、下側に中子シリンダ21を有する
金型6,7を、機外に容易に取出し得るようにしたため
である。
【0029】すなわち、可動盤側金型受け台9の側面に
は、断面L字状に形成された上下一対のガイド16がボ
ルト止めされており、その端部にプレート17を介して
支持されたエアシリンダ18のピストンロッド19の作
用端には、連結ロッド14の小径部14aと摺動自在に
係合する着脱部材としてのフォーク20が装着されてい
る。こうすることによりエアシリンダ18のピストンロ
ッド19をエア圧で進退させることにより、フォーク2
0が進退して可動盤側金型受け台9と連結ロッド14と
が連結されたり、連結を解かれたりするように構成され
ている。また、反対側の連結ロッド15は図2に示すよ
うに下側のタイバー3Dよりもわずかに低い位置に設け
られており、その構成は上記連結ロッド14と同構成で
あるから同部材には同符号を付してその説明を省略す
る。
【0030】以上のように構成された金型交換装置によ
る金型交換動作を説明する。鋳造時である通常の型締,
型開状態では、金型受け台8,9は、固定盤2と可動盤
4とにそれぞれ隣接しており、固定金型6と可動金型7
とはダイクランプ装置6a,7aによって固定盤2と可
動盤4とにそれぞれ固定して取付けられている。このと
き、固定金型6と可動金型7との下面は固定盤側金型受
け台8と可動盤側金型受け台9上の各ローラ10の上面
に接しており、型締時には図5に示す状態になってい
る。ただし、連結ロッド14,15の一端部は固定盤側
金型受け台8に固定されているが、他端部は可動盤側金
型受け台9と連結を断たれている。型開時は可動盤4,
可動金型7,ガイドシュー4a,および可動盤側金型受
け台9が図5の右方へ移動する。
【0031】そこで金型を交換する場合は先ず、固定金
型6と可動金型7とを連結板5やフックなどで一体化
し、金型6,7と固定盤2,可動盤4との固定を解いた
のち、エアシリンダ18のピストンロッド19をエア圧
で前進させ、フォーク20で連結ロッド14,15を把
持させて一体化する。
【0032】そして、型開を行いながら油圧シリンダ1
2のピストンロッド13を油圧で前進させると、金型
6,7を搭載し連結ロッド14,15で連結された金型
受け台8,9は、一体となって図1,図4に示す中央所
定位置まで移動する。この場合固定盤側金型受け台8は
マシンベース1のガイドプレート1a上を摺動し、可動
盤側金型受け台9は可動盤4のガイドシュー4aの上を
摺動する。勿論このとき金型6,7と金型受け台8,9
との相対位置は、全然変わらない。そして、金型6,7
が金型受け台8,9からずれて落下することはない。そ
して、金型6,7はダイクランプ装置6a,7aと干渉
しない位置まで移動する。そこで、中子シリンダ21の
邪魔にならないようにタイバー3Cを抜いたのち、モー
タ11を始動すると、ローラ10がいっせいに回転し、
金型6,7は一体となって図示しない架台上に押出され
る。
【0033】このあと、先程とは逆順序で次の金型を供
給し固定盤2と可動盤4とに装着する。すなわち、エア
シリンダ18によりフォーク20を前進させ、図4に示
すように両方の金型受け台8,9を連結ロッド14,1
5で一体にし、かつ可動盤4および金型受け台8,9を
図4に示すような位置に配置し、金型6,7がダイクラ
ンプ装置6a,7aと干渉しない状態にしておく。
【0034】この状態において、固定金型6と可動金型
7とを連結板5で一体化して金型受け台8,9の上に置
き、固定盤2と可動盤4との間の空間に移動させる。こ
のときの状態は図4に示すようになる。この状態で可動
盤4を型締方向に移動させるとともに、油圧シリンダ1
2を作動させて、両金型6,7を固定盤2側のダイクラ
ンプ装置6aと可動盤4側のダイクランプ装置7aとで
挟む。このとき固定盤側金型受け台8はマシンベース1
のガイドプレート1a上を摺動し、可動盤側金型受け台
9は可動盤4のガイドシュー4a上を摺動する。そこで
油圧シリンダ12のピストンロッド13を後退させる
が、この場合、金型6,7と金型受け台8,9との相対
位置が変わらず、金型6,7が金型受け台8,9からず
れることがなく、金型6,7が落下するおそれがない。
【0035】金型6,7の取出,供給に際しては、固定
盤側金型受け台8と可動盤側金型受け台9とが別体とな
っており、連結ロッド14が低い位置にあるので、金型
6,7から中子シリンダなどが垂下されていても、出し
入れを妨げることがない。また従来のように金型6,7
にローラ10と係合する溝を設ける必要がない。
【0036】なお、本実施例においては連結ロッド1
4,15を固定盤側金型受け台8側に固定した例を示し
たが、可動盤側金型受け台9側に固定してもよい。また
連結ロッド14,15が必要なときには、これを両方の
金型受け台8,9に連結し、必要でないときには、この
連結ロッドを両方の金型受け台8,9から外して別の場
所に保管するようにしてもよい。また、本実施例では連
結ロッド14,15を2本設けた例を示したが、1本で
もよいし、3本以上でもよい。さらに本実施例では本発
明を横型締型ダイカストマシンに実施した例を示した
が、プラスチック用などの射出成形機にも同様に実施す
ることができ、同様の効果が得られる。
【0037】また、前記実施例では、金型受け台8,9
移動用のシリンダ12を固定盤4と固定盤側金型受け台
9との間に設けた例を示したが、これは可動盤4と可動
盤側金型受け台8との間に設けるようにすることもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
によれば、射出成形装置の金型交換装置において、上面
に機台の軸線方向と直交する方向に並列する複数個のロ
ーラを備えた固定盤側金型受け台と可動盤側金型受け台
とを、固定盤と可動盤とにそれぞれ隣接させるように所
定間隔をおいて離間させて設け、機台水平部上と可動盤
と一体のガイドシュー上とに摺動自在に設け、一方の金
型受け台を、金型取付盤等に支持された駆動装置により
機台の軸線方向へ進退駆動させるとともに、両方の金型
受け台を連結ロッドで着脱自在に連結するように構成し
たので、以下に述べる優れた効果を奏する。 すなわち、
本発明によれば、連結ロッドで連結することによって両
方の金型受け台間の寸法を常に一定に保持することがで
き、金型交換時に金型と金型受け台との相対位置が変ら
ないようにすることができ、金型が金型受け台から落下
することもなく安全で迅速な金型交換を行うことができ
る。
【0039】また、金型受け台のローラが金型の下面を
摺動しないようになっているので、ローラ等が故障した
り磨耗したりしないし、また、金型の下面にローラが入
る溝を設ける必要もなく、金型下面の形状として凹凸等
を設けてはいけないなどの制約を受けることもない。さ
らに、別体に形成された両金型受け台とこれら両金型受
け台の下方位置に設けた連結ロッドとの間に所望の空間
部が形成されるので、近年、製品の形状が複雑になって
金型から中子シリンダ等が垂下されていても、金型の出
し入れを妨げることがなく、装置の機能が向上するとと
もに、余分な部材を取外す必要がなく、労力の軽減と準
備時間の短縮を図ることができる。また、金型受け台側
のローラを係合させる溝を金型に設ける必要がないの
で、加工費が節減され装置を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した横型締型ダイカストマシン
の固定盤,可動盤周辺の正面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図1のIII −III 断面図である。
【図4】 図1の紙背側から見た金型取外し状態で示す
固定盤,可動盤周辺の背面図である。
【図5】 図1の紙背側から見た型締状態で示す固定
盤,可動盤周辺の背面図である。
【図6】 連結ロッド着脱部の拡大正面図である。
【図7】 図6の VII−VII 断面図である。
【符号の説明】
1…マシンベース、1a…ガイドプレート、2…固定
盤、3A…タイバー、3B…タイバー、3C…タイバ
ー、3D…タイバー、4…可動盤、4a…ガイドシュ
ー、5…連結板、6…固定金型、6a…ダイクランプ装
置、7…可動金型、7a…ダイクランプ装置、8…固定
盤側金型受け台、9…可動盤側金型受け台、10…ロー
ラ、12…油圧シリンダ、14…連結ロッド、15…連
結ロッド、18…エアシリンダ、20…フォーク(着脱
部材)、21…中子用シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 政道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 真鍋 準治 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社 宇部機械製作所内 (72)発明者 武田 倫治 山口県宇部市大字小串字沖の山1980番地 宇部興産株式会社 宇部機械製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−2536(JP,A) 特開 昭61−31720(JP,A) 特開 昭62−56263(JP,A) 特開 平2−30509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 17/22 B29C 45/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤に隣接して機台水平部上で機台の
    軸線方向へ進退自在に設けられた固定盤側金型受け台
    と、 この固定盤側金型受け台とは別体に形成され可動盤に隣
    接するように機台の軸線方向に離間して配置されて前記
    可動盤と一体のガイドシュー上で機台の軸線方向へ進退
    自在に設けられた可動盤側金型受け台と、 これら両方の金型受け台間の金型出入り側の下方に着脱
    自在に取付けられた所定長さの連結ロッドと、 前記両方の金型受け台の上面に機台の軸線方向と直交す
    る方向に並列していて着脱自在に連結された固定,可動
    両金型を支承し金型交換時に両金型を移動させる複数個
    のローラとを設け、前記連結ロッドの一端を一方の金型受け台に固定し、他
    端を着脱部材を介して他方の金型受け台に着脱自在に取
    付け、 金型交換時に金型受け台と金型との相対位置が変
    らないように前記連結ロッドで両金型受け台を連結可能
    構成したことを特徴とする射出成形装置の金型交換装
    置。
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