JP2529892Y2 - 射出成形機のエジェクタ装置 - Google Patents

射出成形機のエジェクタ装置

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JP2529892Y2
JP2529892Y2 JP1990047829U JP4782990U JP2529892Y2 JP 2529892 Y2 JP2529892 Y2 JP 2529892Y2 JP 1990047829 U JP1990047829 U JP 1990047829U JP 4782990 U JP4782990 U JP 4782990U JP 2529892 Y2 JP2529892 Y2 JP 2529892Y2
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浩司 久保田
悠記 櫛部
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機の成形品を金型から押し出す射出
成形機のエジェクタ装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の成形品の押出機構は、一般的に複数の押出ピン
を押出プレートに螺着し、押出プレートを前進させて押
出ピンにより移動金型に付着している成形品を押し出し
ていた。射出成形機は多数の金型を交換しながら使用し
て多種の成形品を成形するものであり、それぞれの金型
は形状や大きさにより必要とする押出ピンが定められて
いる。従って金型を交換する都度作業員が必要な押出ピ
ンを押出プレートに取り付けたり、不要な押出ピンを取
り外したりしていた。このように従来方式は押出ピンの
交換のために生産性が低下すると共に、金型の自動交換
を不可能にしていた。
このような欠点を除去するために工夫された従来技術
が、特開昭62−270311号公報に記載されている。これは
第3図及び第4図に示す如く、押出ピンの取り付け、取
り外し作業をなくして、金型交換の迅速化を図ったもの
である。この第3図及び第4図に示すものは、移動ダイ
11と、移動ダイ11の背面にあって同移動ダイに取り付け
た押出シリンダ18により進退する押出プレート17と、同
押出プレート17に取り付けられ、かつピストンロッド26
に対してロック機能を有する複数のシリンダ22と、金型
内にあってシリンダのピストンロッド26によりプレート
を介して押出されることにより成形品を押し出すピン14
とからなっている。
さて第3図の状態のとき、シリンダ22には後退側油室
29に圧油等が送られ、ピストン27は後退限(左限)にあ
る。この状態で図示しない設定器により複数のシリンダ
22のうち、選択された、即ち現在使用している金型に対
し必要とするシリンダ22(第3図において中央の2本)
のブレーキ室30へ図示しない電磁弁を介して圧油等を送
り、ブレーキメタル31をピストンロッド26から離してブ
レーキを解放する。
その後ブレーキの解放された(即ち、選択された)シ
リンダ22の前進側油室へ図示しない電磁弁を介して圧油
等を送り、ピストン27を前進限まで前進(右進)させ、
続いてこのシリンダ22のブレーキ室30へ圧油等の加圧を
停止することによりピストン26をロックする。従って選
択されたシリンダ22のピストンロッド26は前進限でロッ
クされ、選択されなかったピストンロッド26は後退限で
ロックされたことになる。
この状態で押出プレート17を押出シリンダ18により前
進(右進)させ、プレート15を前進させることにより、
同プレート15を介してピン14をスプリング16に抗して前
進させれば、成形品は押し出される。成形品の押出後、
選択されたシリンダ22の後退側油室29に圧油等を送って
ピストンロッド26を後退させれば、ピン14とプレート15
とはスプリング16により後退し、また押出プレート17を
押出シリンダ18により後退させれば、第3図の状態に戻
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のエジェクタロッドは、全部油圧シリンダの
ピストンロッドで構成されたエジェクタロッドとなって
いるため、ロッドの数の多い場合は配管が交錯していて
組立が難しく、コスト高となる欠点があった。しかもピ
ストンロッドのためエジェクタロッドの形状、材質が自
由に選べない問題もあり、万一エジェクタロッドが折れ
たり、不具合が生じた時等には油圧シリンダ毎交換しな
ければならなかった。また油圧シリンダや配管が混み合
っているので、保守、点検が困難であった。
本考案はエジェクタロッドをブロック単位に選別使用
するエジェクタ装置を提供し、前記従来の課題を解決し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、可動型盤の背面にエジェクタ板と
その進退機構を設け、可動型盤に貫通した孔を通して前
記エジェクタ板に取付けたエジェクタロッドが金型内に
ある板を押し、同金型内に植え込まれたエジェクタピン
により金型から成形品を押し出す射出成形機のエジェク
タ装置において、可動型盤に向かって移動するエジェク
タ板上の複数のエジェクタロッドを複数のブロックに分
け、このブロック毎にエジェクタロッドの進退機構を前
記エジェクタ板に配設した構成を備え、これを課題解決
のための手段とするものである。
(作用) 射出成形機が大型の時に長尺物の金型を使う時には、
例えば上下又は左右の2ブロック分のエジェクタロッド
が有効に働くように操作し、縦横とも大きな金型の時は
4ブロック分のエジェクタロッドを全部使用する。従っ
て油圧シリンダの数が少なくてよく、組立、点検、保守
に充分な空間が確保できると共に、エジェクタロッドの
形状、材質に自由度が有る。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1
図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図は可動型
盤の金型取付側の反対側からみたエジェクタ装置の正面
図、第2図は第1図のA〜A断面図である(但しエジェ
クタロッドの貫通部の要所を選んで断面をとってあ
る)。
図において41は可動型盤で、金型台42と金型43がボル
ト(図示せず)により取付けられており、同金型台42と
金型43で囲まれた空間にはエジェクタプレート44が配設
され、かつ同エジェクタプレート44の片面には複数のエ
ジェクタピン45が植え込まれ、同ピン45は金型43の貫通
孔に通されている。またエジェクタプレート44とエジェ
クタピン45は複数のばね46により第2図の左方に押され
ており、エジェクタロッド56が作用していない間は、エ
ジェクタプレート44は金型台42に接し、エジェクタピン
45の先端は金型43の表面と同一面になるようになってい
る。またエジェクタロッド板47が可動型盤41に向かい合
って設けられており、同ロッド板47は油圧シリンダ48に
より、第1図に示す可動型盤41に固定された4本のガイ
ドバー51により案内されて可動型盤41に向かって移動す
るようになっている。油圧シリンダ48のロッド50の先端
は、取付金具49とボルト(図示せず)により可動型盤41
に固定され、シリンダ48側はエジェクタロッド板47にボ
ルト57で固定されている。
またエジェクタロッド板47には両端にねじを設けた支
え棒54が植え込まれており、同支え棒54の別の端に油圧
シリンダ55が指示されてナットで固定されている。油圧
シリンダ55のロッドにはエジェクタブロック板52,52´,
53,53´が取付けられており、同エジェクタブロック板5
2と52´は同形状で、互に対称の形に取付けられてい
る。またエジェクタブロック板53,53´も同様である。
更にエジェクタブロック板52,52´,53,53´には、それ
ぞれ複数(第1図の例では6本)のエジェクタロッド56
が取付けられている。
ここで1つのエジェクタブロック板53を例として作用
を説明すると、同ブロック板53が油圧シリンダ55のピス
トンロッドにより押し出されるとエジェクタロッド板47
に密着する。そしてこの位置ではエジェクタロッド56の
有効長さは充分であり、エジェクタロッド板47が可動型
盤41の方向に移動すれば、エジェクタロッド56は可動型
盤41の貫通孔59を通り、更に金型台42の貫通孔60を通っ
てエジェクタプレート44を押し、エジェクタピン45が成
形品(図示せず)を押して金型43より取り外すことがで
きる。エジェクタロッド板47が右方に押し出された状態
は、第2図中の2点鎖線で示してある。一方油圧シリン
ダ55がピストンロッドを押し出さない時(第2図上半分
に示すエジェクタブロック板52に示す)には、エジェク
タロッド板47が油圧シリンダ48により右方に押出されて
も、エジェクタロッド56は金型台42及びエジェクタプレ
ート44には届かない。58はエジェクタロッド板47のスト
ッパーで、可動型盤41の中心を対称に2個設けられてい
る。
なお、第1図及び第2図では長尺物の金型を水平に可
動型盤41に取付けた場合であり、前記説明のエジェクタ
ブロック板53,53´は右に距離n移動し、これに取付け
たエジェクタロッド56も右に移動する。射出成形機の稼
働中においては、射出、冷却の工程を終了し、可動型盤
41が完全に開き切った位置で、油圧シリンダ48がエジェ
クタロッド板47を押し出し、エジェクタ機構は第2図の
2点鎖線で示した位置まで、距離mを移動し、成形品を
金型から押し出す。次に油圧シリンダ48がピストンロッ
ド50を介してエジェクタロッド板47を引き戻すと、エジ
ェクタ機構は元の位置に戻り、次の成形工程の進行に備
える。なお、以上の実施例ではブロックを4個に分けた
場合を説明したが、4個に限定するものではなく、複数
であれば同一の効果が得られる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は構成されているの
で、大型の金型(長尺物、縦横寸法の大きな物)に対し
て2ブロック、4ブロック等のエジェクタロッドのブロ
ック単位の選定ができ、型替えの時のエジェクタロッド
の切替えが簡単に、かつ容易に短時間にできる等の効果
がある。また大型の金型に対する大型のエジェクタロッ
ド選定作業にも労力を要しない。更に比較的簡単な構造
で機能品も少ないため低価格で提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るエジェクタ装置の正面
図、第2図は第1図のA〜A断面図、第3図は従来のエ
ジェクタ装置の側断面図、第4図は第3図の要部の拡大
図である。 図の主要部分の説明 41……可動型盤 43……金型 44……エジェクタプレート 45……エジェクタピン 47……エジェクタ板 52,52´,53,53´……エジェクタブロック板 56……エジェクタロッド
フロントページの続き (72)考案者 櫛部 悠記 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60 番地の1 中菱エンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭62−270311(JP,A) 特開 昭55−22947(JP,A) 特開 昭60−222219(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動型盤の背面にエジェクタ板とその進退
    機構を設け、可動型盤に貫通した孔を通して前記エジェ
    クタ板に取付けたエジェクタロッドが金型内にある板を
    押し、同金型内に植え込まれたエジェクタピンにより金
    型から成形品を押し出す射出成形機のエジェクタ装置に
    おいて、可動型盤に向かって移動するエジェクタ板上の
    複数のエジェクタロッドを複数のブロックに分け、この
    ブロック毎にエジェクタロッドの進退機構を前記エジェ
    クタ板に配設したことを特徴とする射出成形機のエジェ
    クタ装置。
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JP2016083680A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 東芝機械株式会社 開閉装置及び成形装置

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