JPS62270311A - 射出成形機の成形品押出機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の属する技術分野］ 本発明は射出成形機の成形品を金型から押し出す機構に
関する。

［従来技術］ 押出機構は一般的に複数の押出ピンを押出プレートに螺
着し、押出プレートを前進させ押出ピンにより移動金型
に付着している成形品を押し出していた。射出成形機は
多数の金型を交換しながら使用して多種の成形品を成形
するものであり、それぞれの金型は形状や大きさにより
必要とする押出ピンが定められている。従って金型を交
換する都度作業者が必要な押出ピンを押出プレートに取
り付けたり不要な押出ピンを取り外していた。

このように従来方式は押出ピン交換のため生産性を低く
すると共に金型の自動交換を不可能にしていた。

［発［す１の目的］ 本発明はこのような欠点を除去したものでその目的は、
押出ピンの取り付は取り外し作業をなくすことにより金
型交換の迅速化を計りもって生産性を高くすると共に、
金型交換の無人化を可能にした射出成形機の成形品を押
出機構を提供することにある。

［発明の要点］ 本発明における射出成形機の成形品押出機構は、移動ダ
イと、移動ダイの背面にあって移動ダイに取り付けた押
出シリンダにより進退する押出プレートと、押出プレー
トに取り付けられかつピストンロッドに対してロック機
能を有する複数のシリンダと、金型内にあってシリンダ
のピストンロッドによりプレートを介して押圧されるこ
とにより成形品を押し出すピンとからなることを特徴に
している。

［発明の実施例］ 以下本発明の第１発明における一実施例を示した第１図
ないし第３図について説明する。固定プレート１２を介
して固着された移動金型１３は右方の固定金型（図示せ
ず）との対向面に、キャビティ（図示せず）を形成しキ
ャビティへ樹脂を射出することにより成形品（図示せず
）を成形する。金型１３内には成形品を押し出すため左
右方向に移動可能なピン１４が一例として３本設けてあ
り、ピン１４は図において左側がプレート１５に固着さ
れておリブレート１５はスプリング１６により常時左方
へ押圧されている。

移動ダイ１１の図において左側即ち背面には押出プレー
ト１７が配置されており、押出プレート１７は移動ダイ
１１に固着した押出シリンダ１８により前後進させられ
る。移動ダイ１１には一例として第２図に示すように多
数の穴２１が貫通しており、穴２１の位置と同位置にシ
リンダ２２が押出プレート１７に取り付けられている。

穴２１はシリンダ２２のピストンロッドの貫通する穴で
あって、固定プレート１２と移動金型１３とには第１図
に示すように、ピン１４を押すプレート１５の対応する
部分にのみ穴２１に連通ずる穴が３２としてあけである
。

シリンダ２２の細部を第３図により説明する。

シリンダ２２は図において左端に設けた取付材２３が押
出ブレー）１７に固着した駒２４に、ピン２５を介して
連結することにより押出プレート１７に取り付けられて
いる。シリンダ２２内にはピストンロッド２６を有する
ピストン２７が摺動自在に挿入され、前進側油室２８と
後退側油室２９そしてブレーキ室３０が設けてあり、ブ
レーキ室３０内のブレーキメタル３１はこれに油圧或い
は空圧をかけるとピストンロッド２６から離れブレーキ
を解放する。そして油圧等がないときはピストンロッド
２６をロックする。

次に前述した実施例の動作を説明する。第１図の状態の
ときシリンダ２２は後退側油室２９に圧油等が送られピ
ストン２７は後退限（左限）にある。この状態で不図示
の設定器により複数のシリンダ２２のうち選択された即
ち現在使用している金型に対し必要とするシリンダ２２
（第１図において中央の２本）のブレーキ室３０へ不図
示の電磁弁を介し℃圧油等を送り、ブレーキメタル３１
をピストンロッド２６から敲しブレーキを解放する。

この後ブレーキの解放された（即ち選択された）シリン
ダ２２の前進側油室へ不図示の′７ｒＬ磁弁を介して圧
油等を送りピストン２７を前進限まで前ａ（右進）させ
、続いてこのシリンダ２２のブレーキ室３０への圧油等
の加圧を停止することによりピストン２６をロックする
。従って選択されたシリンダ２２のピストンロッド２６
は前進限でロックされ１選択されなかったピストンロッ
ド２６は後退限でロックされたことになる。

この状態で押出プレート１７を押出シリンダ１８により
前進（右進）させてプレー）１５も前進させ、プレート
１５を介してピン１４をスプリング１６に抗して前進さ
せれば成形品は押し出される。成形品の押出後選択され
たシリンダ２２の後退側油室２９に圧油等を送ってピス
トンロッド２６を後退させれば、ピン１４とプレート１
５とはスプリング１６により後退しまた押出プレート１
７を押出シリンダ１８により後退させればｓ１図の状態
に戻る。

第４図は本発明における第２発明の一実施例を示し、第
１発明の第１図に対し、各シリンダ２２の近傍に近接ス
インチ５１を設はピストン２７が一定位置にきたことを
検出するようにしたこと以外は同一であり５移動ダイ１
１に対する穴２１の配置ならびにシリンダ２２の細部は
第２図および第３図に示した通りである。

第４図の動作を説明する。全てのシリンダ２２のブレー
キ室３０へ圧油等を送りブレーキを解放する。なおこの
ときピストンロッド２６が後退していることは先の説明
と同様である。この状態で押出プレート１７を押出シリ
ンダ１８により前進させると共に全てのシリンダ２２の
前進側油室２８に圧油等を送ってピストンロッド２６を
前進させる。

前進が進むと固定プレート１２と移動金型１３とに穴３
２のおいていない部分に対応する移動ダイ１１の穴２１
に挿入されたピストンロッド２６の右端は、固定プレー
ト１２に接して停止し上記以外のピストンロッド２６は
前進を続ける。

このようにして前進したピストンｚ７を近接スイッチ５
１により検出して第１発明における選択されたシリンダ
２２を確認する。検出した側のシリンダ２２のブレーキ
室３０への圧油等の流入を停止することによりピストン
ロッド２６をロックする。この状態でピストンロッド２
６が押出プレート１７によりさらに前進すれば成形品は
ビン１４により押し出される。この第２発明は第１発明
におけるシリンダ２２の設定器が不要になる利点を有す
る。

［発明の効果］ 本発明における射出成形機の成形品押出機構は以上説明
したように、移動ダイにあけた押出用穴の全てにシリン
ダを配置し、−勇名金型には成形品を押し出すに必要な
部分にのみ前記シリンダの延長線上に穴を設はシリンダ
のピストンロッドにより押圧されるプレートを介してビ
ンを配置した。そして成形品押出時はビンに対向するシ
リンダのみを自動的に選択してそのピストンロッドによ
りビンを押し出すようにした。このため従来における金
型交換時押出ビンを押出プレートに取り付けたり取り外
す手間がなくなって生産性を高くすると共に、金型交換
の無人化が可能になる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明の一実施例の断面図、第４図は第２発
明の一実施例の断面図、第２図および第３図は両発明に
共通し第２図は移動ダイにあけた穴の配首図、第４図は
シリンダの拡大断面図である。 １１・・・移動ダイ、１２・・・固定プレート、１３・
・・移動金型、１４・・・ビン、１５・・・プレート、
１７・・・押出プレート、１８・・・押出シリンダ、２
１・・・穴。 ２２・・・シリンダ、２６・・・ピストンロッド、５１
・・・近接スイッチ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）移動ダイと、同移動ダイの背面にあって同移動ダイ
   に取り付けた押出シリンダにより進退する押出プレート
   と、同押出プレートに取り付けられかつピストンロッド
   に対してロック機能を有する複数のシリンダと、金型内
   にあって前記シリンダのピストンロッドによりプレート
   を介して押圧されることにより成形品を押し出すピンと
   からなる射出成形機の成形品押出機構。 ２）移動ダイと、同移動ダイの背面にあって同移動ダイ
   に取り付けた押出シリンダにより進退する押出プレート
   と、同押出プレートに取り付けられかつピストンロッド
   に対してロック機能を有する複数のシリンダと、金型内
   にあって前記シリンダのピストンロッドによりプレート
   を介して押圧されることにより成形品を押し出すピンと
   、前記シリンダのそれぞれの近傍に設けた近接スイッチ
   とからなる射出成形機の成形品押出機構。